JPH03164749A - カプセル化トナーの調製方法 - Google Patents

カプセル化トナーの調製方法

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JPH03164749A
JPH03164749A JP2264903A JP26490390A JPH03164749A JP H03164749 A JPH03164749 A JP H03164749A JP 2264903 A JP2264903 A JP 2264903A JP 26490390 A JP26490390 A JP 26490390A JP H03164749 A JPH03164749 A JP H03164749A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般にトナー組成物に関し、さらに詳細には、
カプセル化カラー熱定着性トナー組成物に関する。1つ
の実施態様においては、本発明は好ましくは界面重合に
よって調製された高分子シェル(外殻)を有するコアを
含むカプセル化トナー組成物に関する。本発明のもう1
つの実施態様はプレフォーム(予備成型)したポリマー
および/またはモノマーまたはモノマー混合物、フリー
ラジカル開始剤、および顔料または染料粒子を含有する
コアーを含み、乳化剤溶液中に分散させたこのコアがそ
の後高分子シェルでカプセル化され、フリーラジカル重
合によるコア重合中の昇温下に分散剤によって安定化さ
れているカプセル化トナー組成物に関する。
電子写真複写機およびプリンターでの使用に適するトナ
ーはブラック、レッド、グリーン、ブルー、ブラウン、
イエロー、パープル、シルバーおよびゴールドのような
広範なカラーを含み得る。
文書のある種の特徴を目立たせたい場合、1種以上のカ
ラートナーを典型的にはブラックトナーと組合せて使用
して、2種以上のカラーの像を形成させる。金色像も像
をシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックトナーに
より現像することによって生成できる。一般に、そのよ
うなトナーにおいては、低溶融温度を示して現像した像
の基本への低温および低圧、例えば、冷間圧着用途での
例えば約4.00 [) psi(281,2kg/f
f1)対しての約400 psi(28,1kg/ca
r)での低エネルギ一定着を行うことが有利である。ま
た、そのようなトナーにおいては、約5〜約35ミクロ
ン好ましくは約5〜約15ミクロンの平均粒径を有して
高解像力、低像ノイズ(像のちらつき)および高カラー
正確度を有する像を得ることが有利である。さらに、こ
れらの小直径トナーにおいては好ましくはGSD (幾
何標準偏差)1.5以下を有する極めて狭い粒度分布を
存して過大トナー粒子および極微細トナー粒子に伴う電
子写真現像および転写における難しさを回避することが
一般に望まれている。
これらおよび他の利点は本発明のカプセル化トナーおよ
び本発明方法によって得ることができる。
さらに詳細には、本発明のトナー粒子の利点はW、R,
ブレイス ケミカル社からダクザッド(Daxad、登
録商標)として入手できるもののような分散用成分の添
加によりコアモノマー重合中の昇温下でのトナー粒子の
安定化を促進することである。この安定化はトナー粒子
生成工程においてより少量の乳化剤の使用を可能にし、
従って、乳化剤の主機能は有機相の水性相への分散中に
生成したトナーの粒度を制御することであり、さらにま
た、分散剤をトナー粒子の安定化に使用できる。
さらに、使用する乳化剤の量を減することは約1ミクロ
ン以下の平均粒径を有する微細粒子をより少な(生成す
る結果となり、それによって、例えば、きれいな表面を
有するトナー粒子が得られる。
さらに、本発明のトナー粒子および方法においては、望
ましくない粒子凝集が特に昇温下において排除または最
小化され、さらにまた、ある種の分散剤の添加により熱
融合性コア(55°C以下のTg)および例えば、10
0°C以下のTgを有する熱融合性シェルとを有するト
ナー粒子が得られ、これらの粒子はフリーラジカル重合
後に独立した一次粒子として存在する。ポリビニルアル
コールのような乳化剤を使用する場合のコアモノマー重
合前の分散剤の添加は、主として、そのような乳化剤の
トナー粒子表面上へのグラフト化またはシェル混入を減
少させるものと考えられる、何故ならば、所望粒度を調
製するのに最小量の乳化剤しか必要としないからである
。ポリビニルアルコールのような乳化剤のシェル上また
はシェル中へのグラフト化を低減させることにより、シ
ェルの熱的性質が通常増大しないので、より低熱定着性
のトナーを得ることができる。また、本発明におけるよ
うな分散剤を幾つかの実施態様のトナー合成においてフ
リーラジカル重合前に添加することもとりわけその安定
化能力が有機相の水性相への負荷量を増大させそれによ
って増大したトナー生産量を可能にするので有利である
。コア重合前の分散剤の添加はまたトナーの摩擦帯電特
性にも望ましく影響し得、ある場合には、負帯電調節添
加剤として機能し得る。さらに、界面重合中の帯電調節
添加剤としての本発明の分散剤の添加は処理工程数を低
減し、さらにまた、本発明の分散剤は幾つかの実施態様
においてはシェル中に含有させ得るがポリビニルアルコ
ールにおける場合のようにはシェルを強化または補強し
ない。また、幾つかの実施態様においては、本発明のト
ナーおよび方法において使用する分散剤はトナーの定着
温度を増大させないかあるいは定着温度の最小の増大し
か生じさせない。
本発明のトナー組成物は電子写真法、電気記録法および
磁気写真法のような種々の公知の像形成およびプリンテ
ィング法において使用できる。特に、本発明のトナー組
成物は炭化ケイ素のような誘導性受入れ体を使用するイ
オノグラフ法における磁性および非磁性の両方の二成分
現像システムおよび一成分現像システムのようなゼログ
ラフ像形成およびプリンティング法において使用できる
Amorphous 5ilicon Carbide
 Electroreceptors”なる名称の米国
特許出願環198,359/88号を参照されたい、該
米国特許出願の記載はすべて参考として本明細書に引用
する。
〔従来技術〕
特許性調査報告においては、従来技術として次の各米国
特許が挙げられる:昇温下でのトナーシェルのフリーラ
ジカル重合を開示している、さらに詳細には、溶媒の不
存在下にコアモノマー開始剤、顔料粒子、第1シエルモ
ノマー、安定剤および水を混合し、その後、第2シエル
モノマーを添加して界面重合反応を行い、次いで、コア
モノマーのフリーラジカル重合を行うことを含むカプセ
ル化トナー組成物の調製に関する米国特許第4.727
.101号(例えば、アブストラクトの記載参照、該米
国特許の記載はすべて参考として本明細書に引用する)
;ラジカル重合によるある種の所望粒度の電子写真トナ
ーの調製方法に関する米国特許第4.777.104号
(例えば、第3欄、26〜41行参照、また、第6欄の
29行よりの着色剤に関する記載にも留意されたい);
例えば、グラフトコポリマーを含む非イオン性両親媒性
立体安定剤を不可逆的に結合している熱可塑性樹脂コア
を含む粒子を分散させた極性分散媒を含む安定な高分子
分散体に関する米国特許第4.524.199号(例え
ば、第2欄45行よりの記載参照、また第4欄57行よ
り第5欄に続く記載に留意されたい、該米国特許の記載
も参考として本明細書に引用する):ある種のガラス転
移温度のバインダー樹脂とビニルタイプのポリマーでコ
ーティングした着色剤とを含有するカプセル構造を有す
る加熱定着性現像剤に関する米国特許第4,533.6
17号(例えば、アブストラクトの記載参照、また第4
〜lO欄に留意されたい):冷間圧着性カプセルトナー
組成物の調製方法、特に、安定化用物質を含有する水性
相を用い、加水分解を加熱によって行い、さらに、界面
重合を用いてシェルを調製方法に関する米国特許第4,
725,522号(例えば、アブストラクトの記載参照
、また、第4〜8欄も参照されたい、該米国特許の記載
はすべて参考として本明細書に引用する);1〜loミ
クロンの粒度を有しかつ少なくとも40℃のガラス転移
温度を有するコポリマーを含む高分子シェルを含有する
静電トナー材料の調製に関する米国特許第3,876.
610号(例えば、アブストラクトの記載参照)、およ
び分散剤として適する添加化合物を開示している米国特
許第4,762,752号(例えば、アブストラクトの
記載参照)。
さらに、米国特許第4.563.212号において、B
echer等は、カプセル化すべき物質が除草剤、殺虫
剤、植物生長調整剤または除草剤解毒剤のような農業用
薬品である界面重合反応によるカプセル化法を開示して
いる(該米国特許の記載はすべて参考として本明細書に
引用する)。Becher等は第1シエル壁成分を含有
する水不混和性物質をスルホン化ナフタレンホルムアル
デヒド縮合物、スルホン化ポリスチレンおよび官能性化
すリボマーからなる群より選ばれた乳化剤を含有する水
溶液中に乳化させる方法を開示している。Becher
等においては、水中油型エマルジョンを高せん断力によ
り調製し;第2シエル壁成分を上記水中油型エマルジョ
ンに添加し;短時間後に、せん断速度を減じている。せ
ん断は変化時間続行し、その後、塩を懸濁液中に加えて
その密度を平衡させている。
調製物はその後びん込めされる。
〔発明が解決すべき課題〕
従って、本明細書で述べるような多くの利点を有するカ
プセル化トナー組成物が求められている。
さらに詳細には、トナー粒子の凝集を排除または最小に
したカプセル化トナーが求められている。
また、電子写真複写機およびプリンターにおいて使用す
るのに適する加熱定着性カラートナーのフリーラジカル
重合中の改良された粒子安定化を提供することが求めら
れている。また、フリーラジカル重合中粒子の凝集また
は結合のない約55°C以下の低溶融コアTgと約10
0°C以下の低溶融高分子シェルTgとを好ましくは有
する低溶融特性を示しそれによって低定着温度を可能に
するカラートナーの安定化が求められている。さらに、
約5〜約15ミクロンの平均直径と1.5以下の狭い幾
何学的粒度分布とを有するが微細化または分級を回避し
た乾燥カラートナーが求められている。また、粒度分布
の狭窄(例えば、1ミクロン以下の微細物の削減)を助
長し現像剤の摩擦電気帯電分布を狭くするクリーンな汚
れ無しの表面を有するカラートナー粒子が求められてい
る。さらに、微細粒子の生成を低減および/または排除
する方法が求められている。また、最小量の界面活性剤
または乳化剤を用いてトナーサイズの粒子を調製するカ
プセル化カラートナーが求められている。さらに、ポリ
(ビニルアルコール)のような成分の昇温下でのシェル
中へのグラフト化または取り込みを低減または排除する
カプセル化トナーが求められている。さらにまた、有機
相の水性相中への高負荷量を有するカプセル化カラート
ナーが求められている。さらにまた、優れた解像力を有
しバックグラウンドの現像のない像が得られるカプセル
化トナーが求められている。さらに、使用する乳化剤の
量を減少できるカラートナーのようなカプセル化トナー
が求められている。これらおよび他の要求は本発明のカ
プセル化トナー組成物および方法によって得られる。
従って、本発明の目的は前述のような多くの利点を有す
るカプセル化熱定着性トナー組成物を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記および他の目的はトナー、より詳細には、
カプセル化トナーを提供することによって達成される。
本発明の1つの実施態様においては、コアおよびその上
の高分子シェルを有するカプセル化トナーが提供される
。特に、1つの実施態様においては、本発明によれば、
プレフォームポリマーおよび/またはモノマーまたはモ
ノマー混合物、フリーラジカル開始剤、および顔料また
は染料を含有するコアを含み、このコアが乳化用溶液中
に分散され次いで高分子シェルによってカプセル化され
ており、フリーラジカル重合によるコア重合中の昇温下
に分散剤で安定化されているカプセル化トナーが提供さ
れる。本発明は、他の実施態様においては、プレフォー
ムポリマーおよび/またはモノマーまたはモノマー混合
物、フリ−ラジカル開始剤、および顔料または染料粒子
を含むコアを含み、このコアが乳化剤溶液中に分散され
次いで高分子シェル内にカプセル化されているカプセル
化トナー組成物であって、該トナーがコア重合中に分散
剤によって安定化されており、該分散剤が次式: (式中、Xは繰返し単位の数を示す) を有することを特徴とする上記カプセル化トナー組成物
:安定剤成分中に分散させた(1)後で重合させるモノ
マーまたはモノマー混合物、プレフォームポリマー、ま
たはこれらの混合物、および分散剤、顔料、染料粒子ま
たはこれらの混合物を含み、その後、得られた成分を高
分子シェル内にカプセル化し、上記分散剤が次式: (式中、Xは繰返し単位の数を示す) を有する熱定着性カプセル化カラートナー組成物;第1
顔料粒子、コアモノマーまたはコアモノマー混合物、お
よびフリーラジカル開始剤を含む第1のコア材料を調製
すること;第2の顔料粒子、コアモノマーまたはコアモ
ノマー混合物、およびフリーラジカル開始剤を含む第2
のコア材料を調製すること、第2顔料粒子は第1顔料粒
子の色と異なる色を有すること;第1および第2の各コ
ア材料を水性乳化相中に分散させること:第1コア材料
と第2コア材料を、少なくとも1種のモノマーが水性媒
体中に可溶性であり少なくとも1種のモノマーか有機媒
体中に可溶性である少な(とも2種のシェルモノマー間
の界面重合反応によって高分子シェル内に別々にカプセ
ル化すること、第1コア材料をカプセル化する高分子シ
ェルは第2コア材料をカプセル化する高分子シェルと実
質的に同じ組成物を有すること;各カプセル化トナー粒
子を次式: (式中、Xは繰返し単位の数である) を有する分散剤で安定化すること;次いで、第1および
第2コアモノマーまたはモノマー混合物をフリーラジカ
ル重合により重合し、それによって異なる色の2種のカ
プセル化トナー組成物を得ることを特徴とするカプセル
化カラートナーの調製方法;および(1) a)顔料をスチレン−n−ブチルメタクリレートコポリ
マーを含む樹脂中にフラッシングさせた顔料粒子、 b)プレフォームポリマー C) コアモノマーまたはモノマー混合物、d)開始剤
または開始剤混合物、およびe)コアモノマー中に溶解
させた有機シェルモノマー、 を含むコア成分を調製すること、(2)得られた物質混
合物を界面活性剤または乳化剤および任意成分としての
塩基および/または発泡防止成分を含有する水相中に分
散させること、(3)水溶性第2シエル成分を上記安定
化水性相中のトナーの分散コア成分と有機シェル成分を
攪拌させながら室温で反応混合物に加えて、界面重合を
行うこと、(4)分散剤が前述の式を有する水性分散剤
溶液を加えること、(5)得られた懸濁液の温度を約5
0°〜約130 ”Cに上昇させ、それによってコアモ
ノマーのフリーラジカル重合を行うこと、(6)その後
、がくして得られたトナーを洗浄して安定化用物質を除
去すること、及び(7)最終トナー生成物を乾燥させる
ことを特徴とするカプセル化トナー組成物の調製方法に
関する。
1つの実施態様における本発明のトナー組成物はプレフ
ォームポリマー、および/または後で重合させるモノマ
ーまたはモノマー混合物;顔料または染料粒子;安定剤
成分;次式: (式中、Xは例えば、200までの高分子鎖中の繰返し
単位の数を示し、その鎖長は重合度による) を有する、例えば、W、R,ブレースケミカル社より入
手できる分散剤とを含むコアを含み、このコアが高分子
シェル内にカプセル化され上記分散剤により昇温下で安
定化されているカプセル化トナー組成物を含む。
1つの実施態様においては、マイクロカプセル化を用い
る本発明方法によれば、約70°C〜約100℃の比較
的低ガラス転移温度を有する薄い熱定着性高分子シェル
を得ることができ、室温で実施できる界面縮合法を用い
る。界面重合は、幾つかの実施態様において、例えば、
55°C以下の低ガラス転移温度を有する成分をカラー
即ち顔料着色または染色コア物質の周りで行う。さらに
また、上記方法においては、界面重合中またはその直前
、特に、コアモノマー重合前に、W、R,ブレースケミ
カル社からダクザッド(Daxad)として入手できる
ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド縮合物のよう
な前述の分散剤の水溶液を加える、この分散剤は、特に
、例えば、フリーラジカル重合中に粒子の安定性を維持
し粒子の凝集、凝結を防止または最小化するのに重要で
ある。
本発明のカプセル化トナーは、1つの実施態様において
は、約52重量%のスチレンと48重量%のn−ブチル
メタクリレートを含むコポリマーのようなプレフォーム
ポリマー、約65重量%のスチレンと約35重量%のn
−ブチルメタクリレートを含むコポリマー樹脂中のリト
ールスカーレットのようなフラッシング顔料(顔料対コ
ポリマー比は45:55である)、およびスチレンとn
−プチルメタクリレートまたはステアリルメタクリレー
ト(50:50比)のようなモノマーまたはモノマー混
合物を用い;開始剤およびイソシアネートまたは酸クロ
リドを含む有機シェル成分とを含む有機相を調製し;こ
の有機相を界面活性剤または乳化剤溶液中に分散させ:
得られた混合物にジアミンのような水性シェル成分を加
え;界面重合を行い二次いで、W、R,ブレースケミカ
ル社より商業的に入手できるダクザッドのような分散剤
を加え、その後、フリーラジカル重合を行うことによっ
て調製できる。
さらに、本発明によれば、約10〜約50重量%の水、
約60〜約100重量%のコアモノマーまたはコアモノ
マー/ポリマー混合物(ブチルアクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ヘキシル
メタクリレート、2−エチルへキシルメタクリレート、
ステアリルメタクリレート、プロピルアクリレート、ベ
ンジルアクリレート、ペン−チルアクリレート、ヘキシ
ルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、シ
クロへキシルアクリレート、ドデシルアクリレート、エ
トキシプロピルアクリレート、ヘプチルアクリレート、
イソブチルアクリレート、メチルブチルアクリレート、
m−1シルアクリレート、ドデシルスチレン、ヘキシル
メチルスチレン、ノニルスチレン、テトラデシルスチレ
ンのようなアクリレート類、メタクリレート類および他
の実質的に等価のビニルモノマー等のような)、および
ビニルモノマーとアゾイソブチロニトリル、アゾジメチ
ルバレロニトリル、アゾビスシクロヘキサンニトリル、
2−メチルブチロニトリルおよびこれらの混合物のよう
なアゾタイプのフリーラジカル開始剤またはベンゾイル
パーオキサイド、ラウロイルパーオキサイドおよびこれ
らの混合物のようなパーオキサイドタイプのフリーラジ
カル開始剤との混合物とを混合し;トナーの約1−15
重量%の量のカラー有機顔料または染料、またはトナー
の約5〜約70重量%の量のマグネタイト、カラーマグ
ネタイトまたはカーボンブラックのような顔料粒子、ま
たは約サブミクロン、例えば1ミクロン以下から5ミク
ロンの粒度の他の同様な不活性固形物質を加え;トルエ
ンジイソシアネート、メタ−テトラメチルキシレンジイ
ソシアネート(m−TMXDI)のようなイソシアネー
ト、セバコイルクロライド、アジピン酸、トルエンビス
クロロホルメート、ヘキサンジスルホン酸のような有機
可溶性シェルモノマーを加え;必要に応じ、デスモジュ
ールRF(バイエル社)のようなシェル架橋剤を加え一
次に、得られた懸濁液にジエチレントリアミン、l、3
−シクロヘキサンビス(メチルアミン)、ヘキサンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミンのようなアミン、ビスフ
ェールAまたは他の任意の水溶性共重縮合共反応物のよ
うな水溶性シェルコモノマーを加え;得られた混合物の
界面で界面重合を行い;ダクザッドのような分散剤の添
加を行って得られた粒子をその後のコア重合工程で安定
化させ;その後懸濁液を加熱することによりフリーラジ
カル重合を行い化学開始剤のフリーラジカルへの解離お
よびフリーラジカル重合のコアモノマーとの反応による
開始を行うことにより、ブラックおよびカラーカプセル
化トナー組成物が提供される。
例えば、コアモノマー/ポリマー混合物の約60〜約9
9重量%の有効量で存在するコアモノマーの具体的例に
は、前述したように、アクリレート類、メタクリレート
類、オレフィン類等がある。コアモノマーの特定の例に
はブチルアクリレート、ブチルメタクリレート、ラウリ
ルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、2−エチ
ルへキシルメタクリレート、ステアリルメタクリレート
、ヘキシルアクリレート、スチレン、シクロへキシルア
クリレート、ドデシルアクリレート、エトキシプロピル
アクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、ヘプ
チルアクリレート、イソブチルアクリレート、メチルブ
チルアクリレート、m−)リルアクリレート、ドデシル
スチレン、ヘキシルメチルスチレン、ノニルスチレン、
テトラデシルスチレン、他の公知のビニルモノマー(例
えば、米国特許環4.298.672号参照、該米国特
許の記載はすべて参考として本明細書に引用する)、ポ
リラウリルメタクリレート、およびこれらの混合物等が
ある。
本発明の1つの特定の実施態様においては、カプセル化
トナーはシェル形成およびコア形成を個別にコントロー
ルする界面/フリーラジカル重合により調製する。トナ
ー組成物用に用いる各コア物質は一緒に混合し、次いで
その高分子シェル内へのカプセル化を行い、コアモノマ
ー重合前に分散剤を添加する。カプセル化工程は好まし
くは界面重合反応により行い、コアモノマー重合工程は
一般にフリーラジカル反応により起こる。さらに詳細に
は、この方法はコアモノマーまたはモノマー混合物、1
種以上のフリーラジカル開始剤、顔料もしくは顔料混合
物または染料、第1シエルモノマー、および任意成分と
してのコポリマーまたはポリマー混合物とのブレンドを
混合することによってコア物質を調製すること:有機液
体相を調製し、これを水溶性界面活性剤または乳化剤を
含有する水性相中に分散させて水中油型懸濁液を調製す
ること:および水溶性第2シエルモノマーを好ましくは
一定に攪拌しながら添加し、それによって混合物を室温
での界面重合に供することの各工程を含む。
界面重合のお\よそ半ばまたはコア重合の前に、前記分
散剤の水溶液を加えて昇温下でのモノマー重合工程によ
りすでに形成された個々のトナー粒子を安定化させる。
界面重合を経て分散剤溶液を加えたのち、カプセル化コ
ア内のコアモノマーのフリーラジカルを懸濁液の温度を
上昇させることによって行い、それによって開始剤にコ
アモノマーの重合を開始させ高分子シェルでカプセル化
された分散顔料または染料を含有する高分子コアを含む
トナー組成物を得る。コアモノマーのフリーラジカル重
合は一般に約50°C〜約130 ’C好ましくは約り
0℃〜約120℃の温度で約8〜約24時間行う。トナ
ー物質はその後洗浄して安定化用物質を除去し、次いで
、好ましくは公知のスプレー乾燥法を用いて乾燥させる
。界面/フリーラジカル重合によるカプセル化に関する
さらなる詳細は米国特許第4.727.011号に記載
されており、該米国特許の記載はすべて参考として本明
細書に引用する。
特定の実施態様において、本発明方法はシェル形成とコ
ア形成を別個にコントロールする界面/フリーラジカル
重合法により調製したカプセル化トナー組成物の調製を
含む。トナー組成物用に用いる各コア物質を一緒に混合
し、次いで、その高分子物質内へのカプセル化を行い、
その後、コアモノマー重合を行う。カプセル化工程は一
般に界面重合反応により起り、コアモノマー重合過程は
一般に前述したようなフリーラジカル反応により行う。
さらに詳細には、この方法はコアモノマーまたはモノマ
ー混合物、1種以上のフリーラジカル重合開始剤、顔料
または顔料混合物、第1シエルモノマー、および任意成
分としてのコアポリマーまたはポリマー混合物とのブレ
ンドを混合することによってコア物質を調製すること;
有機液体相を調製し、これを水溶性界面活性剤を含有す
る水性相中に分散させて水中油型懸濁液を調製すること
;一定に攪拌しながら水溶性第2シエルモノマーの添加
を行って混合物を室温での界面重合に供することの各工
程を含む。界面重合を終えたのちでフリーラジカル重合
の前に、ダクザッド水溶液を加え、カプセル化コア内の
コアモノマーのフリーラジカル重合を懸濁液の温度を上
昇させることにより行い、それによって開始剤にコアモ
ノマーの重合を開始させ高分子シェルでカプセル化した
分散顔料を含有する高分子コアを含むトナー組成物を得
る。コアモノマーのフリーラジカル重合は一般に約り0
℃〜約130°C好ましくは約60°C〜約120°C
の温度で約8〜約24時間行う。
トナー物質はその後洗浄して安定化用物質を除去し次い
で好ましくはスプレー乾燥法を用いて乾燥できる。
高分子コア物質に関しては、例えば、約lO〜約70重
量%の有効量のプレフォームポリマーをコアの一成分と
して含有させ得る。これらのポリマーはコアモノマーと
相溶性でありコアモノマー中に容易に溶解する。適当な
ポリマーの例には、適当なコアモノマーとして前述した
モノマーのポリマー、およびこれらモノマーのコポリマ
ー、例えば、スチレン−ブタジェンコポリマー、スチレ
ン−アクリレートおよびスチレン−メタクリレートコポ
リマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマーイソブチレン
ーイソブレンコボリマー等がある。
モノマーはコア中に粒子形成工程中存在し得、その後、
これらのモノマーはシェルが界面重合工程において形成
されたのちのフリーラジカル重合工程によって重合させ
得る。典型的なコアモノマー(60〜99重量%)には
、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、n
−アルキルメタクリレート、n−アルキルアクリレート
、枝分れアルキルメタクリレート、枝分れアルキルアク
リレート、塩素化オレフィン、ブタジェン、スチレン−
ブタジェンオリゴマー、エチレン−酢酸ビニルオリゴマ
ー、重量平均分子量(Mw)が約5.000〜約20.
000である低分子量の残留二重結合を有するイソブチ
レン−イソプレンコポリマー ビニルフェノール物質、
アルコキシアルコキシアルキルアクリレート、アルコキ
シアルコキシアルキルメタクリレート、シアノアルキル
アクリレートおよびメタクリレート、アルコキシアルキ
ルアクリレートおよびメタクリレート、メチルビニルエ
ーテル、無水マレイン酸等がある。これらのモノマーは
単独またはコポリマーを形成する混合物として存在し得
る。モノマーはまたプレフォームポリマーと一緒に存在
し得、かくして、コアモノマーの重合の後、好ましくは
2種のポリマーの1:l比のポリマーブレンドが得られ
、このブレンドは各ポリマーが混和性で均一な均質混合
物を形成する相溶性ブレンドまたは1つのポリマーが他
のポリマー内の独立した領域またはドメインとして存在
する非相溶性ブレンドの両方であり得る。所望有機顔料
のプレフォームポリマー内の“フラッシュ例えば、約6
5重量%のスチレンと約35重量%のn−ブチルメタク
リレートを含むコポリマー樹脂内のホスタパームピンク
Eをフラッシュをスチレンおよび/またはアクリレート
モノマーと混合してコア物質を調製でき、これらのモノ
マーはその後シェル形成後に重合させて顔料の分散が極
めて均一である完全重合コアを生成させることができる
。本発明方法においては、異なる各カラートナーが同じ
コアモノマーまたはポリマーを含有する必要はない、何
故ならば、トナーの帯電特性はシェル物質によって決定
されるからである。
ワックスまたはワックス混合物もコアに好ましくはコア
の約0.5〜約20重量%の量で加えることができ、ト
ナーの低溶融特性および/またははく離特性を改善でき
る。ワックスの特定の例はカンデリラ、みつろう、ショ
糖ワックス、パラフィンワックスおよび他の同様なワッ
クス、特に約60℃の融点を有するものがある。
任意の適当なカラー顔料を、例えば、これら顔料が界面
重合でのシェルの形成に用いる各成分と非反応性であり
またコアモノマーのフリーラジカル重合を不当にあるい
は実質的に干渉しない限り、本発明のトナーおよび方法
において使用できる。
使用できる、例えば、1〜約20重量%の有効量で存在
する典型的な顔料には、ポールユーリツヒ社より入手で
きるバイオレットトナーV T −8015、ノルマン
デイ−マゼンタRD−2400(ポールユーリッヒ社)
、パリオゲンバイオレット5100 (BASF社)、
パリオゲンバイオレット5890(BASF社)、パー
マネントバイオレットVT2645(ポールユーリッヒ
社)、ヘリオゲングリーンL 8730(BASF社)
、アーギル(Argyle)グリーンXP−111−3
(ポールユーリッヒ社)、ブリリアントグリーントナー
GRO991(ポールユーリッヒ社)、リトールスカー
レットD3700(BASF社)、トリジンレッド(ア
ルドリッチ社)、サーモブラスト用スカーレットNSD
 PS PAカナダのニーギンクールマン社)、E、D
、トルイジンレッド(アルドリッチ社)、リトールルビ
ントナ−(ポールユーリッヒ社)、リトールスカーレッ
ト4440 (B A S F社)、ボンレッドC(ド
ミニオンカラー社)、ロイヤルブリリアントレッドRD
 −8192(ポールユーリッヒ社)、オラセットピン
クRF(チバーガイギー社)、パリオゲンレッド387
1K (BASF社)、パイオゲンレッド3340 (
B A S F社)、リトールファーストスカーレット
L 4300 (B A S F社)、へりオゲンブル
−L 6900、L 7020 (B A S F社)
、ヘリオゲンブルーK 6902、K6910(BAS
F社)、へりオゲンブルーD 6840、D7080(
BASF社)、スダンブルーOS (BASF社)、ネ
オペンブルーFF4Q12(BASF社)、PVソファ
−トブルー82GO! (アメリカヘキスト社)、イル
ガライトブルーBCA (チバーガイギー社)、パリオ
ゲンプルー6470 (B A S F社)、スーダン
■(レッドオレンジ)(マセソン、コレマン、ベル社)
、スーダン■(オレンジ)(マセソン、コレマン、ベル
社)、スーダン■(オレンジ)(マセソン、コレマン、
ベル社)、スーダンオレンジG(アルドリッチ社)、ス
ーダンオレンジ220(BASF社)、パリオゲンオレ
ンジ3040 (B A S F社)、オルソオレンジ
OR2673(ポールユーリッヒ社)、パリオゲンイエ
ロー152.1560 (、B A S F社)、リト
ールファーストイエロー0991K(BASF社)、バ
リオトールイエロー1840 (B A S F社)、
ツバパームイエローFGL (ヘキスF社)、パーマネ
ントイエローY E 0305 (ボールユーリッヒ社
)、ルモゲンイエローDO790(BASF社)、スコ
ーゲルブL 1250 (B A S F社)、スコー
イエローD1355(BASF社)、シコファーストイ
エローD l355、D1351(BASF社)、ホス
タバームピンクE(アメリカヘキスト社)、コアナルピ
ンクD4830(BASF社)、シンカシアマゼンタ(
デュポン社)、パリオゲンブラックLOO84(BAS
F社)、ピグメントブラックに801  (BASF社
)、75重量%までのマグネタイト類、およびレーガル
330(キャボット社)、カーボンブラック5250お
よびカーボンブラック5750 (コロンビアンケミカ
ルズ社)のようなカーボンブラック、並びにこれらの混
合物等がある。
任意の適当なフリーラジカル開始剤を、例えば、その開
始剤の10時間半減期が約120・°C以下好ましくは
約90°C以下である場合に、特に、コア物質をトナー
シェルを形成する界面重合工程の後フリーラジカル重合
によって調製する場合に使用できる。適当なフリーラジ
カル開始剤には2.2′−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)、2.2’アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)、2.2′−アゾビス(シクロヘキサンニトリル
)、2.2′−アゾビス−(2−メチルブチロニトリル
)、2.2′−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メト
キシバレロニトリル)およびこれらの混合物のアゾタイ
プ開始剤がある。さらなるフリーラジカル開始剤にはベ
ンゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイドおよ
び2,5−ジメチル−2゜5−ビス(2−エチルヘキサ
ノイルパーオキシ)ヘキサン〔ルーパーゾル(Lupe
rso11登録商標)256(ベンオルト社)〕または
これらの任意の組合せがある。典型的には、低温反応性
開始剤がコア物質中に存在し得、この開始剤は約り0℃
〜約65°Cの温度で活性化する。低温開始剤は一般に
コアモノマーの約0.5〜約6重量%好ましくは約2〜
約4重量%の量で存在する。必要に応じて、高温開始剤
もコア物質中に存在し得て65°Cよりも高い温度で活
性化する。高温開始剤はコアモノマーの0.1〜約2重
量%好ましくは約0.5〜約1.25重量%の量で存在
し得る。
適当なシェルモノマーは一般に分子当りの化学反応性基
の数が2個以上であるモノマーから使用する。分子当り
の反応基の数は化学官能性とも称する。2以上の官能性
を有する有機可溶性シェルモノマーは2以上の官能性を
有する水溶性シェルモノマーと界面重合により反応して
シェルポリマーを生成する。2に等しい官能性を有する
有機可溶性シェルモノマーの例はセバコイルクロライド
、テレフタロイルクロライドくフタロイルクロライド、
イソフタロイルクロライド、アゼロイルクロライド、グ
ルタリルクロライド、アジポイルクロライド、フル力(
Fluka)社より市販されているヘキサメチレンジイ
ソシアネート、4.4’−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート(デスモジュールW)、およびモーベイケ
ミカル社より市販されている2、4−および2.6−)
ルエンジイソシアネートの80:20の混合物);アル
ドリッチ社より入手できるトランス−1,4−シクロへ
キシルジイソシアネート、アメリカンサイアナミド社よ
り入手できるメタ−テトラメチルキシレンジイソシアネ
ート(m−TMID I)およびアップジョン社より入
手できる4、4′−メチルジフェニルジイソシアネート
(アイソネート125MまたはMDI)である。2より
多い官能性を有する架橋性有機可溶性シェルモノマーの
例は、アルドリッチ社より入手できる1、3.5−ベン
ゼントリカルボン酸クロリド、アップジョン社より入手
できるアイソネート143L(4,4’−メチルジフェ
ニルジイソシアネート系液状Mb I) 、およびモー
ベイケミカル社より入手できるトリス(イソシアネート
フェニル)チオホスフェート(デスモジュールRF)で
ある。水性媒体中に可溶性であり2の官能性を有するシ
ェルモノマーには、1.6−ヘキサンジアミン、l、4
−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン、2−メチル
ピペラジン、m−キシレン−α、α′−ジアミン、1、
s−ジアミノ−p−メタン、3,3′−ジアミノ−N−
メチルジプロピルアミンおよびアルドリッチ社より入手
できる1、3−シクロヘキサンビス(メチルアミン);
デュポン社より得られる1、4−ジアミノシクロヘキサ
ンおよび2−メチルペンタンジアミン(ジテックA):
フルカ社より市販されている1、2−ジアミノシクロヘ
キシル、1,3−ジアミノプロパン、1.4−ジアミノ
ブタン、2,5−ジメチルピペラジンおよびピペラジン
、PCR社より入手できるフッ素含有l。
2−ジアミノベンゼン;およびアルファ社より入手でき
るN、N’−ジメチルエチレンジアミンがある。2より
大きい官能性を有する他の水溶性シェルモノマーはブル
カ社より入手できるジエチレントリアミンおよびビス(
3−アミノプロピル)アミン、およびW、R,ブレース
ケミカル社より入手できるトリス(2−アミノエチル)
アミン、トレン−HP (Tren −HP、登録商標
)である。
2種以上の有機相シェルモノマーを用いて2種以上の水
相シェルモノマーと反応させることができる。シェルの
形成は少な(とも2つのシエルモツマー間の反応を終了
させるけれども、有機相中に可溶性の1種のモノマーと
水性相に可溶性の1つのモノマーと同様に、5種以上程
の多種の有機相に可溶性のモノマーと5種以上程の多種
の水性相に可溶性のモノマーも反応させてシェルを形成
させ得る。本発明の幾つかの好ましい実施態様において
は、有機相の可溶性の2種のモノマーと水性相に可溶性
の2種のモノマーとを反応させてシェルを形成させ得る
少量のシェル成分として水性相または有機相で使用でき
る他の群のシェルモノマーは官能性化されたプレポリマ
ーである。プレポリマーまたはマクロマーはシェルモノ
マーと反応しかつシェル中に含有され得る分子の各末端
に官能基を有する低機械的一体性と低分子(約1.00
0以下の重量平均分子量のような)を有する長鎖高分子
物質である。有機相中で使用できるそのような物質の例
はデュポン社より入手できるアジブレン(Adipre
ne)L−83およびL−167等のイソシアネートプ
レポリマーである。テキサコケミカル社より入手でき、
水性プレポリマーであるシェフアミン(Jeffami
ne) E D−600、E D−900、C−346
、D U −700およびE D R−148のような
シェフアミン物質の群も水溶性シェルモノマーとしてシ
ェル中に含有させ得る。
本発明の1つの実施態様のカラートナー組成物は一般に
約1〜約15重量%好ましくは約3〜約lO重量%の顔
料または染料、約5〜約50重量%好ましくは約7〜2
5重量%の高分子シェル、および約35〜約94重量%
好ましくは約65〜約90重量%のコアモノマーおよび
ポリマーとを含む。高分子シェルにおいては、有機可溶
性モノマ一対水可溶性モノマーのモル比は約1=1〜約
1:4好ましくは約1:l〜約1:1.5である。
コアモノマーとポリマーの混合物においては、プレフォ
ームポリマーはモノマー/ポリマー混合物の0〜約40
重量%好ましくは約7〜25重量%の量で存在し、モノ
マーはモノマー/ポリマー混合物の約60〜約100重
量%好ましくは約75〜約100重量%の量で存在する
。ダクザッドのような分散剤の添加は、通常、コア重合
前に水の約z5〜約25重量%の量で加える。
本発明方法のカラートナー組成物の調製方法の1つの例
は次の各工程を含む: (11(al  トナーの約7重量%の量のホスタパー
ムビンクEのような選定された顔料、該顔料はスチレン
−n−ブチルメタクリレートコポリマー(約65%のス
チレンと約35%のn−ブチルメタクリレート)を含む
樹脂中にフラッシングされており、樹脂は顔料粒子の量
(重量)とおよそ等しい量で存在する、 (b)  プレフォームプレポリマー、例えば、スチレ
ン−n−ブチルメタクリレートコポリマー(約52重量
%のスチレンと約48重量%のn−ブチルメタクリレー
ト)、このプレフォームポリマーはこのプレフォームプ
レポリマー十顔料をフラッシングさせた上記プレフォー
ムポリマーとの総重量%がトナーのコアモノマー/ポリ
マー混合物成分の約20重量%である量で存在する、(
C)トナーのコアモノマー/ポリマー混合物成分の約8
0重量%の量で存在するコアモノマーまたはモノマー混
合物、モノマー+ブレフt−ムボリマーの総量は本実施
態様のトナーの約73重量%である。
(d)  低温反応性開始剤においてはコアモノマーの
約0.5〜約6重量%好ましくは約2〜約4重量%の量
で存在し、高温反応性開始剤においてはコアモノマーの
約0.1〜約21重量%好ましくは約0.5〜約1.2
5重量%の量で存在する開始剤または開始剤混合物、お
よび (e)トナー組成物の約10重量%の量で存在するコア
モノマー中へ溶解させた有機可溶性シェルモノマーを含
むコア成分を調製すること:(2)得られた均質混合物
を界面活性剤または乳化剤、および任意成分としての水
酸化ナトリウムのような塩基および/または2−デカノ
ールのような脂肪族アルコールのような発泡防止成分を
含有する水相中に分散させること; (3)水溶性の第2シエル成分をトナーの約10重量%
の量で反応混合物に安定化水性相中のトナ−の分散コア
成分と有機可溶性シェル成分とを攪拌させながら室温で
加えて、界面重合を行うこと;(4)好ましくはダクサ
ッドを含む分散剤水溶液を添加すること; (5)室温での一定攪拌2時間後に、懸濁液の温度を約
り0℃〜約130°C好ましくは約60°C〜約120
°Cに約8〜24時間好ましくは約8〜約18時間上昇
させ、それによってコアモノマーのフリーラジカル重合
を行うこと; (6)その後、かくして調製したトナーを洗浄して安定
化用物質を除去すること;および(7)続いて、最終ト
ナー生成物を好ましくはスプレー乾燥法を用いて乾燥さ
せること。
本発明においての使用に適するシェルポリマーには前述
したようなポリマーがあり、シェルは界面重合法によっ
て形成できる。典型的なシェルポリマーにはポリウレア
、ポリウレタン、ポリエステル、サーモトロピック液晶
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリス
スルホン等、並びにポリ(ウレア−ウレタン)、ポリ(
エステル−アミド)等のようなこれらポリマーの混合物
があり、これらは適当に末端化したプレポリマーまたは
マクロマーと異なる縮合モノマーとの重縮合反応におい
て調製できる。例えば、プレフォームしたアルコール末
端ウレタンプレポリマーはジアシルハライドと共重合さ
せて界面反応にてポリ(エステル−ウレタン)を生成さ
せることができ、あるいはアミン末端アミドプレポリマ
ーをジイソシアネートと共重合させてポリ(ウレア−ア
ミド)コポリマーを生成させ得る。エピコート819の
ようなエポキシモノマーまたはオリゴマーもまた約0.
O1〜1〜約30量で加えて強化剤としてシェル中に共
重合させ得る。トリアミン、トリイソシアネートおよび
トリオールのような種々の多官能性シェルモノマーも約
0.01〜約30%の少量で用いてシェル中に剛性およ
び強度を付与し得る。
界面活性剤または乳化剤は疎水性粒子を水性媒体中でト
ナー径の液滴の形で分散させるためにまたこれら液滴を
シェル形成およびコアのカプセル化前に凝集または凝結
に対して安定化するために添加できる。ポリ(ビニルア
ルコール)、ポリエチレンスルホン酸塩、ポリビニル硫
酸エステル塩、カルボキシル化ポリビニルアルコール、
水溶性アルコキシ化ジアミンまたは同様な水溶性ブロッ
クコポリマー、アラビアゴム、ポリアクリル酸塩、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル、セルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロースJ R400のよう
な第4級アミン官能化セルロース誘導体、プロピレンオ
キサイドとエチレンオキサイドのブロックコポリマー、
アルギン酸のコハク酸化ゼラチン塩のようなゼラチン類
のような多くのタイプの界面活性剤を必要に応じて使用
できる。さらに、ポリリン酸三ナトリウム、ポリリン酸
三カルシウム等のような水溶性無機塩もまた分散液を安
定化するのに使用できる。
高分子シェルの調製に適する界面重合法の例は米国特許
第4.000,087号および第4.307.169号
に開示されており、これら米国特許の記載はすべて参考
として本明細書に引用する。
例えば、好ましくは水の約2.5〜約25重量%の有効
量で存在する分散剤の具体的例にはW、R。
ブレースケミカル社よりダクサッド(Daxad)とし
て入手できるものがあり、これは次式:(式中、Xは、
例えば、1〜約200のような繰返し単位の数を示す) を有し、ダクサッドIIG、17.19.19に等のよ
うな低および高分子量のナフタレンスルホネートホルム
アルデヒド縮合物であると信じられている。ナフタレン
スルホネートホルムアルデヒド縮合物はまたGA社から
も、例えば、ヒュミフ7− (Humifer)N B
 Z −85またはバランコール(Blancol)N
として商業的に入手できる。
顔料の例には、その幾つかは前述しているか、レッド、
グリーン、ブルー、ブラウン、へり才ゲンブルーL 6
900、D 6840、D 7080、D 7020、
パイラムオイルブルーおよびパイラムオイルイエローボ
ールユーリッヒ社から入手できるピグメントブルーl、
ピクメントバイオレット1、ピクメントレッド48、レ
モンクロムイエローD CC1026、オンタリオ州ト
ロントのドミニオンカラー社から入手できるE、D、)
パイジンレッドおよびボンレッドC1ツバパームイエロ
ーFGL、ヘキスト社より入手できるホスタパームピン
クE1E、I。
デュポン社から入手できるシンカシアマゼンタ、および
パシフィックカラーアンドケミカル社より入手できるオ
イルレッド2144がある。一般に、使用できるカラー
顔料はシアン、マゼンタまたはイエローの各顔料、およ
びこれらの混合物である。
顔料として使用できるマゼンタ物質の例には、例えば、
2.9−ジメチル置換キナクリドンおよびカラーインデ
ックスにC160710、CIデイスパースドレッド1
5として挙げられているアンスラキノン染料、カラーイ
ンデックスにCI 26050、CIソルベントレッド
19として挙げられているジアゾ染料等がある。顔料と
して使用できるシアン物質の具体的な例には、銅テトラ
−4(オクタデシルスルホンアミド)フタロシアニン、
カラーインデックスにCI 69810 、スペシャル
ブルーX−2137として挙げられているX−銅フタロ
シアニン等があり、また、使用できるイエロー顔料の具
体的な例には、シアリライト、イエロー3,3−ジクロ
ロペンジデンアセトアセトアニリド、カラーインデック
スにC112700、CIソルベントイエロー16と魁
て挙げられているモノアゾ顔料、カラーインデックスに
フロンイエローSE/ GLN、CIデイスパーストイ
エロー33として挙げられているニトロフェニルアミン
スルホンアミド、2゜5−ジメトキシ−4−スルホンア
ニリドフェニルアゾ−4′−クロロ−2,5−ジメトキ
シアセトアセトアニリド、およびパーマネントイエロー
FGLがある。これらの顔料は、本発明の目的が達成さ
れる限り、本発明のカプセル化トナー組成物中に種々の
適当な有効量で含有させる。1つの実施態様においては
、これらのカラー顔料はトナー組成物中に乾燥トナーの
重量に基づいて約1〜約15重量%の量で存在する。マ
ピコブラックとシアン成分との混合物のようなカラーマ
グネタイトも本発明方法における顔料として使用できる
例えば、金属塩、脂肪酸の金属塩、コロイド状シリカお
よびこれらの混合物のような表面添加剤を本発明のトナ
ーにおいて使用でき、これらの添加剤は通常的0.1〜
約1重量%の量で存在する(米国特許第3.590,0
00号、第3.720.617号、第3.655.37
4号および第3,983.045号参照、これら米国特
許の記載はすべて参考として本明細書に引用する)。
表面帯電調節剤または添加剤を本発明のトナー粒子に多
くの公知方法により添加できる。これらの添加剤はトナ
ーシェル中にその界面活性剤または乳化割損への添加に
よって含有させることができ、従って、シェルの界面重
合中に、表面帯電調節剤はシェル中に物理的に含有され
る。この方法は帯電調節剤の1部分がアミノのような基
で官能性化されたとき特に適している、即ち、帯電調節
剤は少量の水性シェル成分として反応しシェル中に化学
的に含有される。界面重合中、表面帯電調節剤はシェル
の外項界線に向かって拡散し従ってシェル表面上に付着
する。シェル物質中に含有させるのに適する表面帯電調
節剤の例には、エーロジルのようなヒユームド即ちコロ
イド状シリカ、アルミナ、クルク粉末、金属塩、ステア
リン酸亜鉛のような脂肪酸の金属塩、セチルピリジニウ
ム塩、ジステアリルジメチルアンモニウムメチルサルフ
ェート等がある。好ましくは、帯電調節剤はトナーのカ
ラーの純度を干渉しない無色化合物である。一般に、シ
ェルの1成分として含有させるときの表面帯電促進添加
剤は水性シェル成分の約0.1〜約20重量%の量で存
在する。
表面帯電調節剤はまた粒子形成後のトナー粒子の表面上
に混合できる。粒子形成後でスプレー乾燥前に、表面添
加剤は洗浄粒子の水性懸濁液に加えることができ、か(
して、スプレー乾燥工程において、帯電調節剤はシェル
表面に付着する。表面帯電調節剤はまたロジゲ(Lod
ige)ブレンダーのようなタンプリング/せん所用装
置中で乾燥トナー表面上に乾燥混合することもできる。
トナー表面上に添加するのに適する表面帯電調節添加剤
の例には、表面上にセチルピリジウム塩、ジステアリル
ジメチルアンモニウムメチルサルフェート、テトラフェ
ニルはう酸カリウム等のような帯電促進添加剤を付着さ
せたヒユームドシリカまたはヒユームド金属酸化物があ
る。これらの表面処理シリカまたは金属酸化物は典型的
には5〜25%の帯電促進剤で処理する。トナー表面に
機械的手段により物理的に吸着させることのできる表面
帯電剤は一般にトナーの約0.01〜約15重量%好ま
しくは約0.1〜約5重量%の量で存在する。
2成分現像システムにおいては、例えば、約2〜約3%
のトナー濃度のトナーをキャリヤーと混合してトナーと
キャリヤー間に摩擦電荷を発現させる。摩擦電荷の強度
は、例えば、使用するシェル物質およびキャリヤーの選
択によって決定される。キャリヤーとトナーの摩擦接触
によって、静電潜像の現像に十分な静電荷をトナー上に
生成させ所定のレベルに維持する。適当なキャリヤーの
例には、約81%のメチルメタクリレート、約14%の
スチレンおよび約5%のビニルトリエトキシシランを含
むメチルターポリマーのような高分子物質の薄層(0,
1〜1重量%)でスプレーコーティングしたフェライト
のようなコアを含むキャリヤー;約65%のトリフルオ
ロクロロエチレンと約35%の塩化ビニルを含みカーボ
ンブラックを混合したポリマーの薄層をコーティングし
た非丸梨の酸化スチール球コアを含むキャリヤー;ポリ
フッ化ビニリデンでコーティングしたスチール球コアを
含むキャリヤー;約35重量%のポリフッ化ビニルデン
と約65重量%のポリメチルメタクリレートを含むポリ
マーブレンドでコーティングしたスチールコアを含むキ
ャリヤー;および約81%のメチルメタクリレート、約
14%のスチレンおよび約5%のビニルトリエトキシシ
ランとを含みカーボンブラックを混合したメチルターポ
リマーでコーティングしたフェライトコアを含むキャリ
ヤーがある。他の公知のキャリヤーを用いてトナー上に
所望の摩擦電荷を得ることもできる(米国特許出願第1
36.791号および第136゜792号参照、これら
米国特許出願の記載はすべて参考として本明細書に引用
する)。
界面重合過程続いてのコアモノマーのフリーラジカル重
合によるトナー粒子の調製は高度に滑らかなトナー粒子
流動性を有するトナー粒子を与える。コアは、シェル形
成の後、着色コア組成物の粘度が十分に低くて一次粒子
生成工程中の界面活性剤水溶液中でのコアの分散が可能
である間に重合させ得る。マイクロカプセル化の殆んど
の形においては、コアは、例えば、米国特許第4.47
6、211号第4,476.212号および第4,61
0,945号に記載されているように、水性相に分散さ
せる前に溶媒中に溶解させたプレフォームポリマーから
なりコアポリマー中の顔料の分散および有機相の水性相
への分散の両方を十分に行うのに十分な低粘度を得てい
る(上記の各米国特許の記載は参考として本明細書に引
用する。しかしながら、コア中の溶媒の存在はある場合
には問題を生じ得る。例えば、溶媒が高沸点でありトナ
ー乾燥時に除去されない場合、像形成したトナーは極め
て貧弱なスミアリング特性を示し、また臭気問題および
例えば塩素化溶媒に付随する環境問題も生じ得、塩素化
溶媒はまた潜在的な発癌性物質でもあり得る。
溶媒回収工程はコスト高であり得、さらに、粒子単離用
の製造装置は一般に防爆性でなければならず処理コスト
にもはね返る。コアポリマー用の溶媒が低沸点である場
合、溶媒はトナーの乾燥時に除去できるが、粒度は溶媒
がまた存在している間の界面重合過程により固定される
ので、トナー粒子はシェルが十分に可撓性である場合凝
集して極めてしわのある乾燥スモモ状の粒子または凝集
した円盤状粒子を形成するであろう。この効果は一般に
トナーの貧弱な流動特性をもたらし、また粒子調製工程
に溶媒の回収を必要とする複雑性を与える。また、粒子
が極めて硬質であるシェルを有する場合、溶媒の除去時
に、大きい空隙がトナーカプセルの内側に出現してトナ
ーの低嵩密度と現像したトナーの定着容量に対しての像
濃度の損失をもたらすであろう。ある場合には、除去溶
媒はトナーシェルを破裂せしめ得るかあるいは乾燥時の
シェルに有孔を生じさせ得る。これらの困難は、例えば
、高分子コアをシェル形成後のフリーラジカル重合によ
り調製する前述のような方法を用いることによって回避
される。
さらに、本発明の上記方法によって調製したマイクロカ
プセル化トナーのシェルは殆んどの実施態様において高
い十分な、即ち、約60°C以上のガラス転移温度を有
して適正なブロッキング特性とトナー粒子の機械的性質
を与える。フリーラジカル機構によるコア重合は約−6
0°C〜約60°Cの温度で融合し溶融する低溶融性で
低エネルギー定着性コアポリマーを生成するように設計
でき、これは、溶融混合法により調製したトナーで利用
できる選択に比し、このタイプのトナー組成物での使用
に適するフリーラジカル重合性モノマーの選択を著しく
広いものとする。
〔実施例〕
以下の3つの実施例(1〜3)は、ダクサッドのような
保護コロイド/安定化用物質なしでは、粒子の凝集およ
び望ましくない凝結がカラーカプセル化トナー粒子を4
00 psi(28,1kg/aIr)のような低定着
圧下に基体に定着するよう設計した熱定着性シェルで調
製したときに生じることを示すための比較とし、て示す
〔実施例1〕 カラー熱定着性マイクロカプセル化トナーを次の手順に
よって調製した。250m!!のポリエチレンびんに、
スチレンモノマー(ポリサイエンティフィック社)38
.33g5n−ブチルメタクリレートモノマー(フル力
社)38.33g1約52重量%のスチレンと約48重
量%のn−ブチルメタクリレートを含むコポリマー20
.02 g、および65重量%のスチレンと35重量%
のn−ブチルメタクリレートを含むスチレン/n−ブチ
ルメタクリレートコポリマー中ヘフラッシングさせたリ
トールスカーレットN B D −3755(B A 
S F社)(顔料対コポリマー比は45155)23.
33gを加えた。バレル(Burrell)リストシェ
ーカーにより、上記ポリマーと顔料をモノマー中に一夜
(18時間)分散させた。トナー全体は7%の顔料、2
0%のシェルおよび73%のコアからなり、コアは30
%プレフォームポリマーと70%のモノマーからなって
いた。着色モノマー溶液が均質になったとき、混合物中
に2.2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(
デュポン社)1、51 gを、再びバレルリストシェー
カーによりlO〜15分間分散させた。着色コアを水性
相へ分散させる前に、メターテトラメチルキシレンジイ
ソシアネー)(m−TMIDI、サイアナミド社)18
.5gをコア中に加え手で振った。1.0%ポリ(ビニ
ルアルコール)溶液(重量平均分子量96、000.8
8%加水分解)(サイエンティフィックポリマープロダ
クツ社)600mi7を含有するステンレススチール2
1ビーカー中に、上記着色モノマー溶液をブリンクマン
PT45/80ホモジナイザーとPTA−35/4Gプ
ローブにより9.00Orpmで1分間分散させた。分
散は冷水洛中で15°Cの温度で行った。この混合物を
機械的攪拌器およびビーカーの下に油浴を備えた2I!
のガラス反応器中に移した。溶液を激しく攪拌させなが
ら、l、3−シクロヘキサン−ビス(メチルアミン)(
アルドリッチ社)11.8gと蒸留水5〇−の水溶液を
反応器に注ぎ込み、混合物を2時間室温で攪拌した。こ
の時間中に、界面重合が起こって低Tg (100°C
以下)の熱定着性脂肪族様ポリウレアシェルを生成した
。界面重合に、保護コロイド、プルロニックF38 (
BASF社)の2%溶液500−を1時間で加えた。温
度を85℃に18時間上昇させてフリーラジカル重合に
よりモノマー物質を重合させて残りの高分子コアを生成
させた。溶液を室温に冷却し、粒子を重力沈降させ、上
澄層をデカンテーションすることにより10回洗浄した
。得られたカプセル化粒子を425ミクロンふるいと2
50ミクロンふるいでヤマトーオーカワラスブレードラ
イヤーモデルDL−41を用いてのスプレー乾燥の前に
湿式ふるい掛けした。スプレー乾燥後の総収量は89.
21gであり、マルチサイザーコールタ−カウンターで
測定したとき9.5ミクロンの平均粒度と1.67のG
SDを有していた。シマヅメルトフローテスターモデル
CFT−500Aで測定した粒子の熱的性質はガラス転
移温度Tg、軟化温度Ts、初期流動温度Tfi 、追
加の流動温度(物質の約半分カ月mmのオリフィスを移
動し流動する温度) Tft 、および最終流動温度(
サンプルのすべてがダイを流動する温度) Tf、を示
した。このサンプルにおいて、Tgは55℃であり、T
sは115℃であり、Tf、は155℃であり、Tft
は188℃であり、Tfsは194℃であったが、比較
としての88重量%のスチレンn−ブチルメタクリレー
トコポリマー(58/42)、10重量%のシーガル3
30カーボンブラツク、および2重量%の帯電促進添加
剤セシルビリジニウムクロライドを含むトナーにおいて
は、これもシマヅフローテスターで測定した次の熱的性
質を有していた;Tgは55°Cであり、Tsは85℃
であり、Tf、は105°Cであり、Tf2は126℃
であり、Tf、は135℃であった。走査電子顕微鏡(
SEM)写真は粒子の表面が多数の平均粒径で1ミクロ
ン以下の極めて微細な粒子を含む凝集物を形成する凝集
−次粒子の集団を示した。1%ポリ(ビニルアルコール
)のような高濃度の界面活性剤およびプルロニックF3
8のような保護コロイドによってさえも、熱定着性シェ
ルを有する独立した清浄表面−次トナー粒子は反応全体
を通じて安定化できなかった。
〔実施例2〕 カラー熱定着性マイクロカプセル化トナーを次を除いて
実施例1の方法を繰返すことによって調製した。250
−のポリエチレンビンに、スチレンモノマー(ポリサイ
エンティフィック社)38.33gの代りに43.8g
、n−ブチルメタクリレート(フルカ社)38.33g
の代りに43.8g、約52重量%のスチレンと約48
重量%のn−ブチルメタクリレートを含むコポリマー2
0.02 gの代りに11.4g、および65重量%の
スチレンと35重量%のn−ブチルメタクリレートを含
むスチレン/n−ブチルメタクリレートコポリマー中へ
前辺って分散させたホスタパ=ムビンクE(へキスト社
)(顔料対コポリマー比50150)23、23 gの
代りに21.0 gとを加えた。トナー組成物全体は7
%の顔料、20%のシェルおよび73%のコアからなり
、コアは30%の代りの20%のプレフォームポリマー
と70%の代りの80%モノマーからなっていた。着色
モノマー溶液が均質になったとき、混合物中に2,2′
−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(デュポン社
)1.51gの代りに3.5gをバレルリストシェーカ
ーによりlO〜15分間分散させた。粒子をヤマトーオ
ー力ワラスブレードライヤーモデルDL−41を用いて
スプレー乾燥により単離した。
スプレー乾燥後の総収量は61.70 gであり、マル
チサイザーコールタ−カウンターで測定したとき9.3
ミクロンの平均粒度と1.56のGSD(d 84/ 
d 16)”’を存していた。本サンプルの熱的性質を
シマヅメルトフローテスターで測定したところ、Tgは
85℃、TSは155°C,Tf、は195”C1Tf
、は213°C1Tf、は219℃であった。
走査電子顕微鏡(SEM)写真は粒子の表面が多数の平
均粒径で1ミクロン以下の極めて微細な粒子からなる凝
集物を形成する凝集−次粒子の集団を示した。1%ポリ
(ビニルアルコール)のような高濃度の界面活性剤およ
びプルロニックF38のような保護コロイドによってさ
えも、熱定着性シェルを存する独立した清浄表面−次ト
ナー粒子は反応全体を通じて安定化できなかった。
〔実施例3〕 カラー熱定着性マイクロカプセル化トナーヲ次を除いて
実施例1の方法を繰返すことによって調製した。250
−のポリエチレンビンに、スチレンモノマー(ポリサイ
エンティフィック社)38.33gの代りに61.33
 g、 n−ブチルメタクリレート38.33 gの代
りにステ了りルメタクリレートモノマーとしても公知の
n−オクチルデシルメタクリレートモノマー(サイエン
ティフィックポリマープロダクツ社)15.33g1約
52重量%のスチレンと約48重量%のn−ブチルメタ
クリレートを含むコポリマー20.02 g、および6
5重量%のスチレンと35重量%のn−プチルメタクリ
レ−トを含むスチレン/n−ブチルメタクリレートコポ
リマー中ヘフラッシングさせたリトールスカーレットN
 B D −3755(B A S F社)(顔料対コ
ポリマー比は45155)23.33を加えた。
着色モノマー溶液が均質になったとき、混合物中に2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)(
ポリサイエンティフィック社)3.066gと2.2′
−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(デュポン社
)1.51gの代りの0、77 gをバレルリストシェ
ーカーにより10〜15分間分散させた。1.0%のポ
リ(ビニルアルコール)溶液600−の代りに4.0%
のプルロニックF 108 (BASF社)と0.4%
のポリ(ビニルアルコール)(重量平均分子! 96.
000.88%加水分解)(サイエンティフィックポリ
マープロダクツ社)との溶液600rnlを含有するス
テンレススチール2I!ビーカー中に、上記着色モノマ
ー溶液をブリンクマンPT45/80ホモジナイザーと
PTA−35/4 Gプローブにより9.00Orpm
の代りに7.50Orpmで1分間分散させた。分散さ
せた有機/水性混合物を反応ケトル中に溶液を攪拌させ
ながら移したのち、トリス(2−アミノエチルアミン)
、商品名トレン−HP (W、R。
ブレース社)1.2gと一緒の1.3−シクロヘキサン
ビス(メチルアミン)(アルドリッチ社)11、8 g
の代りの10.6 gと蒸留水50mt’の水溶液を反
応器に注ぎ込んだ。粒子はヤマトーオーカワラスブレー
ドライヤーモデルDL−41を用いてスプレー乾燥によ
り単離した。スプレー乾燥後の総収量は86.19であ
り、マルチサイザーコールタ−カウンターで測定したと
き、11.8ミクロンの平均粒度と1,62のG S 
D (d 84/ d 16)””を有していた。この
カプセル化トナーサンプルの熱的性質をシマヅメルトテ
スターで測定したところ、Tgは58℃、Tsは100
℃、Tf、は140℃、Tf、は171 ’CおよびT
f、は179℃であった。
走査電子顕微鏡(SEM)写真は粒子の表面が多数の平
均粒径で1ミクロン以下の極めて微細な粒子を含む凝集
物を形成する凝集−次粒子の集団を示した。4%のプル
ロニックF10810.4%ポリ(ビニルアルコール)
のような高濃度の界面活性剤およびプルロニックF38
のような保護コロイドによってさえも、熱定着性シェル
を存する独立した清浄表面−次トナー粒子は反応全体を
通じて安定化できなかった。
次の6つの実施例は、ダクザッド分散剤を含有させるこ
とにより、基体に400 psi(28,1kg/d)
のような低定着圧下で定着するように設計した熱定着性
のシェルとコアの両方を含有する独立の一次粒子が単離
されたことを示すために提示する。
〔実施例4〕 カラー熱定着性マイクロカプセル化トナーヲ次の手順に
よって調製した。250−のポリエチレンびんに、スチ
レンモノマー(ポリサイエンティフィック社)43.8
g、n−ブチルメタクリレートモノマー(フル力社)4
3.8g、約52重量%のスチレンと約48重量%のn
−ブチルメタクリレートを含むコポリマー11.4 g
、および65重量%のスチレンと35重量%のn−ブチ
ルメタクリレートを含むスチレン/n−ブチルメタクリ
レートコポリマー中ヘフラッシングさせたホスタバーム
ビンクE(ヘキスF社)(顔料対コポリマー比は501
50)20.1gを加えた。バレル(Burrell)
リストシェーカーにより、上記ポリマーと顔料をモノマ
ー中に一夜(12時間)分散させた。組成物は7%の顔
料、20%のシェルおよび73%のコアからなり、コア
は20%プレフォームポリマーと80%のモノマーから
なっていた。
着色モノマー溶液が均質になったとき、混合物中に2.
2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(デュポ
ン社)1.75gを、バレルリストシェーカーにより!
0〜15分間分散させた。着色コアを水性相へ分散させ
る前に、メタ−テトラメチルキシレンジイソシアネート
(m−TMXDLサイアナミド社)18.5gをコア沖
に加え手で振った。1.0%のポリ(ビニルアルコール
)溶液(重量平均分子量96.00(1,8896加水
分解)(サイエンティフィックポリマープロダクツ社’
) 600771Nを含有するステンレススチール21
ビーカー中に、上記着色モノマー溶液をブリンクマンP
T45/80ホモジナイザーとPTA−35/4Gプロ
ーブにより9.00Orpmで1分間分散させた。
分散は冷水洛中で15℃の温度で行った。この混合物を
機械的攪拌器およびビーカーの下に油浴を備えた21の
ガラス反応器中に移した。溶液を激しく攪拌させながら
、1,3−シクロヘキサン−ビス(メチルアミン)(ア
ルドリッチ社)10.6g、トリス(2−アミノエチル
)アミン、商品名トレン−HP (W、R,ブレース社
)1.2gおよび蒸留水50−の水溶液を反応器に注ぎ
込み、混合物を2時間室温で攪拌した。この時間中に、
界面重合が起って低Tg(100″C以下)の熱定着性
脂肪族様ポリウレタンシェルを生成した。1時間で、界
面重合に、保護コロイド分散剤、ダクサッド17(W、
R,ブレース社)10%溶液500r!Llを加えた。
温度を85°Cに18時間上昇させてフリーラジカル重
合によりモノマー物質を重合させて残りの高分子コアを
生成させた。溶液を室温に冷却し、粒子を重力沈降させ
、上澄層をデカンテーシヨンすることにより10回洗浄
した。得られた粒子を425ミクロンふるいと250ミ
クロンふるいでヤマトーオーカワラスブレードライヤー
モデルDL−41を用いてのスプレー乾燥の前に湿式ふ
るい掛けした。スプレー乾燥後の総収量は74、29 
gであり、マルチサイザーコールタ−カウンターで測定
したとき7.1ミクロンの平均粒度と1.60のGSD
を有していた。得られたカプセル化粒子の熱的性質をシ
マヅメルトフローテスターモデルCF T −50OA
で測定して、ガラス転移温度Tg、軟化温度Ts、初期
流動温度Tfi 、追加の流動温度(物質の約半分が1
mmのオリフィスを移動し流動する温度) Tft 、
および最終流動温度(サンプルのすべてがダイを流動す
る温度’) Tf、を得た。このトナーサンプルにおい
て、Tgは95℃であり、TSは170°Cであり、T
f、は205°Cであり、Tftは218’Cであり、
Tf、は224°Cであったが、比較としての88重量
%のスチレンn−ブチルメタクリレートコポリマー(5
8/42)、10重量%のカーボンブラック、および2
重量%の帯電促進添加剤セシルビリジニウムクロライド
を含む市販のトナーにおいては、これもシマヅフローテ
スターで測定した次の熱的性質を有していた;Tgは5
5℃であり、Tsは85℃であり、Tf、は105℃で
あり、Tr、は126°Cであり、Tri;1135°
Cであった。上記で調製したカプセル化トナーの走査電
子顕微鏡(SEM)写真は一緒に粘着しない独立の球状
熱定着性粒子を示した。現像剤がキャリヤービーズ(メ
チルターポリマー0.6重量%でコーティングしたスチ
ール;トナー濃度2.5)と上記で調製したカプセル化
トナー粒子とを含む2成分現像剤系においては、トナー
粒子は約400psi(28,1kg/at)の低圧力
条件下で紙基体に定着した。
〔実施例5〕 カラー熱定着性マイクロカプセル化トナーを次の手順に
よって調製した。250m1のポリエチレンびんに、ス
チレンモノマー(ポリサイエンティフィック社)43.
8g、n−ヘキシルメタクリレートモノマー(サイエン
ティフィックポリマープロダクツ社)43.8g、約5
2重量%のスチレンと約48重量%のn−ブチルメタク
リレートを含むコポリマー11.4 g、および65重
量%のスチレンと35重量%のn−ブチルメタクリレー
トを含むスチレン/n−ブチルメタクリレートコポリマ
ー中ヘフラッシングさせたホスタバームピンクE(ヘキ
スト社)(顔料対コポリマー比は50150)21.0
gを加えた。バレル(Burrell)リストシェーカ
ーにより、上記ポリマーと顔料をモノマー中に一夜(1
8時間)分散させた。トナー組成物全体は7%の顔料、
20%のシェルおよび73%のコアからなり、コアは2
0%プレフォームポリマーと80%のモノマーからなっ
ていた。
着色モノマー溶液が均質になったとき、混合物中に2,
2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(デュポ
ン社)1.75gを、再びバレルリストシェーカーによ
り10−15分間分散させた。
着色コアを水性相へ分散させる前に、メタ−テトラメチ
ルキシレンジイソシアネート(m −TMXDr、サイ
アナミド社)18.5gをコア中に加え手で振った。1
.0%のポリ(ビニルアルコール)溶液(重量平均分子
量96.000.88%加水分解)(サイエンティフィ
ックポリマープロダクツ社)600 dを含有するステ
ンレススチール21ビーカー中に、上記着色モノマー溶
液をブリンクマンPT45/80ホモジナイザーとPT
A−35/4Gプローブにより9.00Orpmで1分
間分散させた。分散は冷水浴中で15℃の温度で行った
。この混合物を機械的攪拌器およびビーカーの下に油浴
を備えた21のガラス反応器中に移した。溶液を激しく
攪拌させながら、l、3−シクロヘキサン−ビス(メチ
ルアミン)(アルドリッチ社)10.6g、)リス(2
−アミノエチル)アミン、トレン−HP (W、R,ブ
レース社)1.2gおよび蒸留水50−の水溶液を反応
器に注ぎ込み、混合物を2時間室温で攪拌した。この時
間中に、界面重合が起って低Tg (100°C以下)
の熱定着性脂肪族様ポリウレアシェルを生成した。1時
間で、界面重合に、保護コロイド分散剤、ダクサッド1
7(W、R,ブレース社)=10%溶液500m1を加
えた。温度を85°Cに18時間上昇させてフリーラジ
カル重合によりモノマー物質を重合させて残りの高分子
コアを生成させた。溶液を室温に冷却し、粒子を重力沈
降させ、上澄層をデカンテーションすることにより10
回洗浄した。得られたカプセル化粒子を425ミクロン
ふるいと250ミクロンふるいでヤマトーオー力ワラス
ブレードライヤーモデルDL−41を用いてのスプレー
乾燥の前に湿式ふるい掛けした。スプレー乾燥後の総収
量は78.6 gであり、マルチサイザーコールタ−カ
ウンターで測定したとき9.3ミクロンの平均粒度と1
.58のGSDを有していた。カプセル化トナー粒子の
熱的性質をシマヅメルトフローテスターモデルCF T
 −50OAで測定して、ガラス転移温度Tg、軟化温
度Ts、初期流動温度Tfi 、追加の流動温度(物質
の約半分が1mmのオリフィスを移動し流動する温度)
 Tf、 、および最終流動温度(サンプルのすべてが
ダイを流動する温度)Tf、を得た。このトナーにおい
て、Tgは80°Cであり、Tsは160°Cであり、
Tf、は195°Cであり、Tf、は211℃であり、
Tf、は213°Cであったが、比較としての実施例4
記載の市販トナーにおいては、これもシマヅフローテス
ターで測定した次の熱的性質を有していた;Tgは55
℃であり、Tsは85°Cであり、Tf+は105℃で
あり、Tf。
は126℃であり、Tfsは135℃であった。走査電
子顕微鏡(SEM)写真は本実施例5のトナーにおいて
は一緒に粘着しない独立の球状熱定着性粒子を示した。
現像剤が高分子コーティングを存するスチール、フェラ
イト、鉄等のキャリヤーピース(米国特許出願第136
,792号参照、該米国出願の記載はすべて参考として
本明細書に引用する)および上記で調製したカプセル化
トナー粒子とを含む2成分現像系においては、トナー粒
子は紙基体に約400 psi(28,1kg/crl
)の低圧力条件の圧力ロールによって定着した。
〔実施例6〕 カラー熱定着性マイクロカプセル化トナーを次の手順に
よって調製した。250−のポリエチレンびんに、スチ
レンモノマー(ポリサイエンティフィック社)43.8
g5n−デシルメタクリレートモノマー(サイエンティ
フィックポリマープロダクツ社)43.8g、約52重
量%のスチレンと約48重量%のn−ブチルメタクリレ
ートを含むコポリマー11.4g、および65重量%の
スチレンと35重量%のn−ブチルメタクリレートを含
むスチレン/n−ブチルメタクリレートコポリマー中ヘ
フラッシングさせたホスタパームビンクE(ヘキスト社
)(顔料対コポリマー比は50150)21.0gを加
えた。バレル(Burrell)リストシェーカーによ
り、上記ポリマーと顔料をモノマー中に一夜分散させた
。トナー組成物全体は7%の顔料、20%のシェルおよ
び73%のコアからなり、コアは20%プレフォームポ
リマーと80%のモノマーからなっていた。着色モノマ
ー溶液が均質になったとき、混合物中に2,2′アゾビ
ス(2−メチルブチロニトリル)(デュポン社)1.7
5gを、バレルリストシェーカーによりlO〜15分間
分散させた。着色コアを水性相へ分散させる直前に、メ
ターテトラメチルキシレンジイソシアネー)(m−TM
IDI、サイアナミド社)18.5gをコア中に加え手
で振った。1.0%のポリ(ビニルアルコール)溶液(
重量平均分子量96,000.88%加水分解)(サイ
エンティフィックポリマープロダクツ社)600 ml
を含有するステンレススチール2I!ビーカー中に、上
記着色モノマー溶液をブリンクマンPT45/80ホモ
ジナイザーとPTA−35/4Gプローブにより9.0
0Or9mで1分間分散させた。分散は冷水浴中で15
°Cの温度で行った。得られた混合物を機械的攪拌器お
よびビーカーの下に油浴を備えた21のガラス反応器中
に移した。溶液を激しく攪拌させながら、l、3−シク
ロヘキサン−ビス(メチルアミン)(アルドリッチ社)
IO,6g、トリス(2−アミノエチル)アミン、トレ
ン−HP (W、R,ブレース社)1.2gおよび蒸留
水50−の水溶液を反応器に注ぎ込み、混合物を2時間
室温で攪拌した。
この時間中に、界面重合が起って低Tg (100°C
以下)の熱定着性脂肪族様ポリウレアシェルを生成した
。1時間で、界面重合に、保護コロイド分散剤、ダクサ
ッド17(W、R,ブレース社)10%溶液500−を
加えた。温度を85°Cに18時間上昇させてフリーラ
ジカル重合によりモノマー物質を重合させて残りの高分
子コアを生成させた。溶液を室温に冷却し、粒子を重力
沈降させ、上澄層をデカンテーションすることにより1
0回洗浄した。得られたカプセル化粒子を425ミクロ
ンふるいと250ミクロンふるいでヤマトーオーカワラ
スブレードライヤーモデルDL−41を用いてのスプレ
ー乾燥の前に湿式ふるい掛けした。スプレー乾燥後の総
収量は85.28 gであり、マルチサイザーコールタ
−カウンターで測定したとき7.0ミクロンの平均粒度
と1.61のGSDを有していた。得られたカプセル化
粒子の熱的性質をシマヅメルトフローテスターモデルC
FT−50OAで測定して、ガラス転移温度Tg、軟化
温度Ts、初期流動温度Tfi 、追加の流動温度(物
質の約半分が1鑓のオリフィスを移動し流動する温度)
Tf2、および最終流動温度(サンプルのすべてがダイ
を流動する温度)Tf、を得た。このトナーにおいて、
Tgは60°Cであり、Tsは110℃であり、Tf、
は155 ’Cであり、Tf、は166℃であり、Tf
、は179°Cであったが、比較としての実施例4記載
の市販トナーにおいては、これもまたシマヅフローテス
ターで測定した次の熱的性質を有していた:Tgは55
°Cであり、Tsは85°Cであり、Tf、は105°
Cであり、Tftl;!126°cであり、Tf、 ハ
135°Cであった。走査電子顕微鏡(SEM)マイク
ロ写真は本実施例6のカプセル化トナーにおいて一緒に
粘着しない独立の球状熱定着性粒子を示した。現像剤が
実施例4のキャリヤーピースと上記で調製したカプセル
化トナー粒子を含む2成分現像系においては、トナー粒
子はわずかに約4001)Si(28,1kg/cd)
の低圧力条件下で紙基体に定着した。
〔実施例7〕 250rnlのポリエチレンびんに、スチレンモノマー
(ポリサイエンティフィック社)43.8g。
n−オクタデシルメタクリレートモノマー(サイエンテ
ィフィックポリマープロダクツ社)43.8g、52/
48此のスチレン/n−ブチルメタクリレ−ドブレフす
一ムポリマー樹脂11.4g、および65/35比のス
チレン/n−ブチルメタクリレートプレフォームポリマ
ー樹脂中に予備分散させたホスタパームピンクE(顔料
対ポリマー比50150)21.0gを加えた。バレル
リストシェーカーを用いて、ポリマーと顔料をモノマー
中に24〜48時間分散させた。トナー組成物全体は7
%の顔料、20%のシェルおよび73%のコアからなり
、コアは65%のスチレンと35%のn−ブチルメタク
リレートを含むコポリマー樹脂9.6%、52%のスチ
レンと48%のn−ブチルメタクリレートを含むコポリ
マー樹脂10.4%、スチレンモノマー40%およびス
テアリルメタクリレートモノマー40%からなっていた
着色モノマー溶液が均質になったとき、この混合物中に
2.2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(デ
ュポン社)1.75g、およびメタ−テトラメチルキシ
レンジイソシアネート(サイアナミド社) 、m−TM
XDI 18.5gバレルリストシェーカーにより10
分間分散させた。
1.0%のポリ(ビニルアルコール)溶液(重量平均分
子量96.000.88%加水分解)(サイエンティフ
ィックポリマープロダクツ社) 600 rId!を含
有するステンレススチール21ビーカー中に、上記着色
モノマー溶液をブリンクマンPT45/80ホモジナイ
ザーとPTA−35/4Gプローブにより9.00Or
pmで1分間分散させた。分散は冷水浴中で15℃の温
度で行った。この混合物を機械的攪拌器およびビーカー
の下に油−浴を備えた2j?のガラス反応器中に移した
。溶液を激しく攪拌させながら、1.3−シクロヘキサ
ン−ビス(メチルアミン)(アルドリッチ社)10.6
g、トリス(2−アミノエチル)アミン、トレン−HP
(W。
R,ブレース社)1.2gおよび蒸留水50−の水溶液
を反応器に注ぎ込み、混合物を2時間室温で攪拌した。
−この時間中に、界面重合が起って低Tg(100°C
以下)の熱定着性脂肪族様ポリウレアシェルを生成した
。まだ攪拌しながら、反応混合物の容量を界面重合に1
時間°で加えた10%のダクサッド17(W、R,ブレ
ース社)を含む分散剤溶液500m1で増大させた。コ
ア重合を開始させるために、温度を18時間85℃に上
昇させてモノマーがフリーラジカル重合反応により重合
して固形コアを生成することができた。溶液を室温に冷
却し次いで粒子を直列の4枚の0.65 ミクロン膜プ
レートを含む限外濾過装置(ミリポア社)を用いて40
m11分の濾液流速で洗浄した。洗浄前に、粒子を42
5および250ミクロンスクリーンでふるい掛けした。
粒子はヤマトーオーカヮラスブレードライヤーモデルD
L−41で乾燥させた。スプレー乾燥後の総トナー収量
は6z64gであった。平均粒度は9.5ミクロンであ
り1.56のGSDを有していた。上記で調製したカプ
セル化トナーの熱的性質をシマヅメルトフローテスター
で測定したところ57°Cのガラス転移温度と146°
Cの初期流動温度Tf、を示した。走査電子顕微鏡(S
EM)マイクロ写真は一緒に粘着しない独立の球状熱定
着性粒子を示した。現像剤か実施例4のキャリヤービー
ズと上記で調製したカプセル化トナー粒子を含む2成分
現像系においては、トナー粒子はわずかに約400 p
si(28,1kg/al)の低圧力条件で紙基体に定
着した。
〔実施例8〕 250−のポリエチレンびんに、スチレンモノマー(ポ
リサイエンティフィック社)46.0g。
ステアリルメタクリレートモノマーとしても公知のn−
オクタデシルメタクリレートモノマー(サイエンティフ
ィックポリマープロダクツ社)30.66g1約52重
量%のスチレンと約48重量%のn−ブチルメタクリレ
ートを含むコポリマー20.02g1および65重量%
のスチレンと35重量%のn−ブチルメタクリレートを
含むスチレン/ n −ブチルメタクリレートコポリマ
ー中ヘフラッシングさせたリトールスカーレットN B
 D −3755(BASF社)(顔料対コポリマー比
は45/ 55)23.33 gを加えた。バレル(B
urrell)リストシェーカーにより、上記ポリマー
と顔料をモノマー中に24〜48時間分散させた。トナ
ー組成物全体は7%の顔料、20%のシェルおよび73
%のコアからなり、コアは30%プレフォームポリマー
と70%のモノマーからなっていた。
着色モノマー溶液が均質になったとき、混合物中に2.
2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)
(ポリサイエンティフィック社)3.066g12.2
’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(デュポン
社)0.77g、およびメタ−テトラメチルキシレンジ
イソシアネート、m−TMXDI(サイアナミド社)1
8.5gとをバレルリストシェーカーでボトルを10分
間シェーキングすることによって分散させた。1.5%
のフルオラッドFC−170C(3Mカナダ社)、非イ
オン性フルオロ界面活性剤と1.0%ポリ(ビニルアル
コール)(重量平均分子量96.000.88%加水分
解)(サイエンティフィックポリマープロダクツ社)と
の溶液600rILlを含有するステンレススチール2
1ビーカー中に、上記着色モノマー溶液をブリンクマン
PT45/80ホモジナイザーとPTA−35/4 G
プローブにより9.00Orpmで1分間分散させた。
分散は冷水洛中で15°Cの温度で行った。この混合物
を機械的攪拌器およびビーカーの下に油浴を備えた21
のガラス反応器中に移した。溶液を激しく攪拌させなが
ら、1.3−シクロヘキサン−ビス(メチルアミン)(
アルドリッチ社)11.8g蒸留水50rId!の水溶
液を反応器に注ぎ込み、混合物を2時間室温で攪拌した
この時間中に、界面重合が起って低Tg (100°C
以下)の熱定着性脂肪族様ポリウレアシェルを生成した
。1時間で界面重合に、保護コロイド分散剤ダクサッド
17 (W、 R,ブレースケミカル社)10%溶液5
00rnlを加えた。温度を85°Cに18時間上昇さ
せてフリーラジカル重合によりモノマー物質を重合させ
て残りの高分子コアを生成させた。溶液を室温に冷却し
、粒子を重力沈降させ、次いで、限外濾過装置(ミリポ
ア社)を7の速度設定および50−7分の流速で8時間
用いることにより5回洗浄した。得られたカプセル化粒
子は限外濾過装置を用いる前に425ミクロンふるいと
250ミクロンふるいで湿式ふるい掛けした。得られた
カプセル化トナー粒子はヤマトーす一カッラスプレード
ライヤーモデルDL−41を用いてスプレー乾燥させた
。スプレー乾燥後の総収量は73.97 gであり、コ
ールタ−カウンターで測定したとき12.8ミクロンの
平均粒度と1.46のGSDを存していた。トナー粒子
の熱的性質をシマヅメルトフローテスターモデルCF 
T −50OAで測定して、ガラス転移温度Tg、軟化
温度Ts、初期流動温度Tfi、追加の流動温度(物質
の約半分がIMのオレフィスを移動し流動する温度)T
f2、および最終流動温度(サンプルのすべてがダイを
流動する温度) Tfsを得た。このトナーにおいて、
Tgは42℃であり、Tsは65℃であり、Tf、は9
0°Cであり、Tf、は109°Cであり、Tf、は1
20°Cであったが、比較としての実施例4記載の市販
トナーにおいては、これもシマヅフローテスターで測定
した次の熱的性質を有していた;Tgは55°Cであり
、Tsは85℃であり、Tf、は105℃てあり、Tf
、は126℃であり、Tfsは135°Cであった。走
査電子顕微鏡(SEM)マイクロ写真は一緒に粘着しな
い独立の球状熱定着性カプセル化トナー粒子を示した。
現像剤が実施例4のキャリヤービーズと上記で調製した
。カプセル化トナー粒子を含む2成分現像系においては
、トナー粒子はわずかに約400psi(28,1kg
/ cd)の低圧力条件で紙基体に定着した。
〔実施例9〕 カラー熱定着性マイクロカプセル化トナーを次の手順に
よって調製した。2501nlのポリエチレンびんに、
スチレンモノマー(ポリサイエンティフィック社) 5
2.56 g、ステアリルメタクリレート(サイエンテ
ィフィックポリマープロダクツ社)35.04 g、約
52重量%のスチレンと約48重量%のn−ブチルメタ
クリレートを含むコポリマー9、07 g、および65
重量%のスチレンと35重量%のn−ブチルメタクリレ
ートを含むスチレン/n−ブチルメタクリレートコポリ
マー中ヘフラッシングさせたリトールスカーレットNB
D−3755(BASF社)(顔料対コポリマー比は4
5155)23.33 gを加えた。バレル(Burr
ell)リストシェーカーにより、上記ポリマーと顔料
をモノマー中に一夜分散させた。トナー全体は7%の顔
料、20%のシェルおよび73%のコアからなり、コア
は20%プレフォームポリマーと80%のモノマーから
なっていた。着色モノマー溶液が均質になったとき、混
合物中に2,2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)(ポリサイエンティフィック社)3.504
gおよび2.2′−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)(デュポン社)0.876gヲバレルリストシェー
カーによりlO〜15分間分散させた。着色コアを水性
相へ分散させる前に、メターテトラメチルキシレンジイ
ソシアネー)(m−TMXDI、サイアナミド社)18
、5 gをコア中に加え手で振った。1.0%のフルオ
ラッドFC−170C(3Mカナダ社)、非イオン性フ
ルオロ界面活性剤と0.6%ポリ(ビニルアルコール)
(重量平均分子量96.000.88%加水分解)(サ
イエンティフィックポリマープロダクツ社)との溶液6
00 dを含有するステンレススチール21ビーカー中
に、上記着色モノマー溶液をブリンクマンPT45/8
0ホモジナイザーとPTA−35/4 Gプローブによ
り9.00Orpmで1分間分散させた。分散は冷水洛
中で15°Cの温度で行った。この混合物を機械的攪拌
器およびビーカーの下に油浴を備えた21のガラス反応
器中に移した。溶液を激しく攪拌させながら、1. 3
−シクロヘキサン−ビス(メチルアミン)(アルドリッ
チ社)11.8gと蒸留水50mJ’の水溶液を反応器
に注ぎ込み、混合物を2時間室温で攪拌した。この時間
中に、界面重合が起って低Tg(100°C以下)の熱
定着性脂肪族様ポリウレアシェルを生成した。1時間で
、界面重合に、保護コロイド分散剤、ダクサッド17 
(W、 R,ブレース社)の5%溶液500−を加えた
。温度を85°Cに18時間上昇させてフリーラジカル
重合によりモノマー物質を重合させて残りの高分子コア
を生成させた。溶液を室温に冷却し、粒子を重力沈降さ
せ、上澄層をデカンテーションすることにより10回洗
浄した。得られたカプセル化粒子を425ミクロンふる
いと250ミクロンふるいでヤマトーオーカワラスブレ
ードライヤーモデルDL−41を用いてのスプレー乾燥
の前に湿式ふるい掛けさせた。スプレー乾燥後の総収量
は92.78 gであり、マルチサイザーコールタ−カ
ウンターで測定したとき9.2ミクロンの平均粒度と1
.57のGSDを存していた。粒子の熱的性質をシマヅ
メルトフローテスターモデルCF T −500Aで測
定して、ガラス転移温度Tg、軟化温度Ts、初期流動
温度Tfi、追加の流動温度(物質の約半分が1順のオ
リフィスを移動し流動する温度) Tf、 、および最
終流動温度(サンプルのすべてがダイを流動する温度)
Tf、を得た。上記で調製したトナーにおいて、Tgは
20°Cであり、Tsは85°Cであり、Tf+は12
7°Cであり、Tfzは144℃であり、Tfxは15
1°Cであったが、比較としての実施例4記載の市販ト
ナーにおいては、これもシマヅフローテスターで測定し
た次の熱的性質を有していた;Tgは55℃であり、T
sは85℃であり、Tf、は105°Cであり、Tf、
は126°Cであり、Tfzは135°Cであった。走
査電子顕微鏡(SEM)マイクロ写真は一緒に粘着して
ない独立の球状熱定着性粒子を示していた。現像剤が実
施例4のキャリヤービーズと上記で調製したカプセル化
トナー粒子を含む2成分現像系においては、トナー粒子
はわずかに400psi(28,1kg/ aIr)の
低圧力条件下で紙基体に定着した。
特に断わらない限り、上記各実施例においては、現像剤
組成物に関して、各場合のトナー濃度は2.5であり、
キャリヤーコーテイング量は0.6%である。
机 を甫 止 書 (方式) 1、事件の表示 平5!22年特許U第264903号 2、発明の名称 カプセル化トナーおよびその調製方法 3、′4正をする者 事件との関係 出 願 人 名 称 セロツクス コーポレーション 4、代 理 人 5、補正命令の日付 自 発 6、補正の対象 明細書 7補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、プレフォームポリマーおよび/またはモノマーまた
    はモノマー混合物、フリーラジカル開始剤、および顔料
    または染料粒子を含むコアを含み、このコアが乳化剤溶
    液中に分散され次いで高分子シェル内にカプセル化され
    ているカプセル化トナー組成物であって、該トナーがコ
    ア重合中に分散剤によって安定化されており、該分散剤
    が次式:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、xは繰返し単位の数を示す) を有することを特徴とする上記カプセル化トナー組成物
    。 2、第1の顔料粒子、コアモノマーまたはコアモノマー
    混合物、およびフリーラジカル開始剤を含む第1のコア
    材料を調製すること;第2の顔料粒子、コアモノマーま
    たはコアモノマー混合物、およびフリーラジカル開始剤
    を含む第2のコア材料を調製すること、第2顔料粒子と
    第1顔料粒子の色と異なる色を有すること;第1および
    第2の各コア材料を水性乳化相中に分散させること;第
    1コア材料と第2コア材料を、少なくとも1種のモノマ
    ーが水性媒体中に可溶性であり少なくとも1種のモノマ
    ーが有機媒体中に可溶性である少なくとも2種のシェル
    モノマー間の界面重合反応によって高分子シェル内に別
    々にカプセル化すること、第1コア材料をカプセル化す
    る高分子シェルは第2コア材料をカプセル化する高分子
    シェルと実質的に同じ組成物を有すること;各カプセル
    化トナー粒子を次式:▲数式、化学式、表等があります
    ▼ (式中、xは繰返し単位の数である) を有する分散剤で安定化すること;次いで、第1および
    第2コアモノマーまたはモノマー混合物をフリーラジカ
    ル重合により重合し、それによって異なる色の2種のカ
    プセル化トナー組成物を得ることを特徴とするカプセル
    化カラートナーの調製方法。
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