JPH04233551A - カプセル化トナー組成物 - Google Patents

カプセル化トナー組成物

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JPH04233551A
JPH04233551A JP3151916A JP15191691A JPH04233551A JP H04233551 A JPH04233551 A JP H04233551A JP 3151916 A JP3151916 A JP 3151916A JP 15191691 A JP15191691 A JP 15191691A JP H04233551 A JPH04233551 A JP H04233551A
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JP
Japan
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toner
diglycidyl ether
epichlorohydrin
epoxy resin
bisphenol
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JP3151916A
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Beng S Ong
エス オング ベング
Barkev Keoshkerian
ケオシュケリアン バーケフ
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Xerox Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的に、トナー組成物
に向けられていて、さらに詳しくはカプセル化トナー組
成物に向けられている。1実施態様では、本発明は1ま
たは複数のポリマー樹脂、および着色剤を含有する核と
、例えば界面重合によって調製されて、1実施態様では
グリシジル−機能化試薬およびポリイソシアネートとポ
リアミンとの反応から誘導される縮合重合体を含む該核
の上の重合体外殻を含むカプセル化トナー組成物に関す
る。前述の重合体外殻は、外殻材料の充填を改善する目
的のために主としてポリエステル基のような柔らかい、
柔軟な成分を含んでもよい。外殻成分の適当な充填は、
例えば、高密度の外殻構造を可能とし、および特に核樹
脂に対する外殻の浸透性を低下し、抑制し、また幾つか
の例では解消する。外殻の浸透性の高い程度は主として
、トナーからの核バインダーの浸出またはブリードを招
き、トナー凝集または粘着、および画像形成および印刷
工程での画像ゴーストの問題を起こし、これらの問題は
本発明のトナーで回避または最小化される。本発明の1
実施態様は、ポリマー樹脂および着色剤の核を含んでい
て、該核がグリシジル−機能化試薬およびポリイソシア
ネートの混合物とポリアミンの界面重合によって形成さ
れる縮合重合体によって封入されていて、それによって
、優れた高画像定着特性、トナー凝集が全くないかまた
は最小化されていること、画像ゴーストが全くないかま
たは最小化されていること、およびトナー凝集を回避す
るかまたは最小化する核成分の保持または実質的な保持
を含む本明細書中で説明されている多くの有利性がトナ
ーに可能となるカプセル化トナー組成物に関する。 他の実施態様では、本発明は、圧力定着性のカプセル化
トナー組成物に関し、そこでは外殻が1または複数のグ
リシジル−機能化試薬と、例えばベンゼンイソシアネー
ト、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ポリメチレンジイソシアネート、および
他の脂肪族および芳香族ポリイソシアネートからなる群
から選ばれる1または複数のポリイソシアネートの混合
物と、ポリアミンとの反応生成物を含む。前述のトナー
は本明細書中で説明されているように、核成分、とくに
核樹脂の浸出または損失を防止するかまたは最小化する
ことを含む多くの有利性を有する。本発明の別の実施態
様では、得られるトナー組成物はその上に電気導電性材
料を含み、それによって組成物が、例えば約103 か
ら108 Ωcmの、好ましくは約5×104 から約
5×107 Ωcmの制御されて安定した体積抵抗率を
有し比較的導電性であるようになり、このトナーが誘導
性1成分現像方法にとって特に有用である。
【0002】本発明のトナー組成物に関する有利性の実
施態様中での実例は、本明細書中で示されていて、優れ
た画像定着および耐しわ、耐摩擦、耐磨耗性、画像ゴー
ストの解消および/または最小化、優れた定着特性、許
容される表面離型特性、実質的にはないトナー凝集、許
容される粉末流動特性、および最小のまたは全くない核
成分の浸出を含む。また、本発明のトナーはその実施態
様中で、実質的に改善された機械的特性を有する外殻を
有し、従って、例えば改善されたトナーの保存安定性を
可能にし;さらに選ばれる外殻前駆物質は、多くの例で
低い蒸気圧を有し、従って環境的危険を減少し、このこ
とは先行技術のトナー外殻の幾つかでは見られない状況
である。さらに、本発明のトナー組成物では、種々の実
施態様において外殻は早期に壊れることはなく、例えば
ポリマー樹脂およびマグネタイト、または他の顔料から
なる核成分をさらし、他のトナー粒子または電子複写法
の現像サブシステム成分の表面等に接触して望ましくな
い凝集物を形成することはない。本発明のトナーによっ
て有される優れた表面離型特性は、現像工程の間、紙支
持体への調色された画像の完全なまたは実質的に完全な
転写を提供し、従ってこの工程を非常に効率的にしてい
る。さらに本発明のトナー組成物はそのいくつかの実施
態様の中で高い反応収率で得ることができ、その製造方
法は、費用のかかる従来の粒子サイズ分類工程を利用せ
ずに、望ましくない粗粒および微細粒子を除去するため
の簡単な洗浄と篩過の操作を含む。本発明のトナー組成
物は、電子写真法またはイオノグラフィーの方法を含む
多様な既知の電子複写法に選ばれる。1実施態様では、
本発明のトナー組成物は、圧力定着方法、シリコンカー
バイドのような誘電性受容体が利用されているイオノグ
ラフィーの方法に選ばれ(米国特許第4,885,22
0 号参照)、この開示は全体的に本明細書中に参照と
して織り込まれている。1実施態様では、本発明のトナ
ー組成物は、市販のDelphax S9000 (登
録商標)、S6000 (登録商標)、S4500 (
登録商標)、S3000 (登録商標)のようなDel
phax プリンター、およびXerox 社 406
0 (登録商標)、および4075(登録商標)のよう
なXerox 社のプリンターの画像現像に選ばれ、こ
れらのプリンターでは転写定着が利用され、すなわち、
現像された画像の定着が、現像画像の転写と定着が圧力
で紙支持体上に同時にされることによってなされる。本
発明のトナー組成物の別の用途は、例えば画像調色およ
び転写が静電的になされ、転写された画像の定着が熱的
エネルギーの補助とともにまたはその補助なしで圧力の
適用によって達成される2成分現像システムへの用途で
ある。
【0003】本発明のトナー組成物は、1つの実施態様
では、マイクロプセル外殻形成重縮合を含む界面重合、
続く、ラジカル開始剤の存在での1または複数の核モノ
マーの現場核樹脂形成、ラジカル重合によって製造され
る。このように、1つの実施態様では本発明は、界面/
ラジカル重合法による圧力定着性カプセル化トナー組成
物の簡単で経済的な製造方法に向けられていて、その方
法においては、核モノマー、顔料、ラジカル開始剤およ
び界面重縮合の後に、尿素、ウレタン、グリシジルおよ
びヒドロキシ官能基のような極性官能基を含む極性縮合
重合体を提供することのできるある種の外殻前駆物質が
選ばれる。本発明の他の方法の実施態様は、例えば、カ
プセル化着色トナー組成物を得るための界面/ラジカル
重合方法に向けられている。さらに、本発明の別の方法
では、カプセル化トナーは、溶媒の存在なしで調製する
ことができ、従って溶媒に伴う爆発の危険性および高価
で危険な溶媒分離および回収工程を解消している。さら
に、1つの実施態様での本発明の方法で、反応容器の単
位面積当たりの改善されたトナー処理収量が得られる。 本発明のトナーは、圧力定着法が選ばれている静電およ
びイオノグラフィー画像形成方法を含む電子複写画像形
成システムにおいて画像の現像を可能にすることに、お
よび他の画像形成および印刷方法に有用である。
【0004】本発明のトナー組成物は、核成分の封じ込
めまたは実質的な保持を可能とする独特の外殻材料を含
み、従って実施態様において核樹脂の拡散および侵出を
解消するかまたは実質的に抑制する。結果として、トナ
ー凝集および画像ゴーストの問題は完全にまたは実質的
に解消される。さらに本発明のトナー組成物は、多くの
実施態様において、紙のような支持体への画像転写工程
の効率を劇的に改善する。また、本発明のトナー組成物
で、特に1成分誘導性現像方法へのそれらの選択に関し
て、トナー粒子はその表面上に均一で実質的に永久に結
合した電気導電性材料を含むことができて、それによっ
て、それらの粒子が活発な攪拌を受ける状況を含めて、
粒子に安定した電気導電特性が与えられる。多くの先行
技術のトナーでは、トナー粒子の表面の導電特性は、攪
拌を受ける時、特に例えばカーボンブラックのような電
気導電性乾燥表面添加剤が選ばれるとき、不安定である
。さらに、前述の先行技術のトナー組成物では、特に多
くの画像形成サイクルの後では、とりわけトナーの電気
導電性の不安定を招く活発な機械的攪拌の後では、多く
の例で実質的な背景の付着物を有する低品質の画像が得
られ、これはなぜならばカーボンブラックのような添加
物は永久的にはトナーの表面に留まらないからである。 加えて、先行技術の冷圧定着トナー組成物の幾つかは、
例えば、これらの組成物が希釈または反応媒体として有
機溶媒を利用する方法で得られるという他の欠点を有す
る。有機溶媒の利用は、殆どの有機溶媒は可燃性で爆発
しやすく、このような方法は高価な溶媒分離と回収工程
を必要とするという理由で、製造方法を費用のかかる危
険である可能性のあるものにする。さらに、溶媒の含有
はまた、反応容器の単位面積当たりのトナー処理収量を
減少させる。さらに、多くの先行技術の方法では、本発
明の方法と比較して、本発明の実施態様においては狭い
粒子サイズ分布が一般に得られるのに対して、狭いサイ
ズ分散度が簡単には達成されない。加えて、多くの先行
技術の方法は、トナー混合および単離工程の間の、溶媒
の除去および続いて起こるトナー粒子のつぶれまたは収
縮の結果として、トナー粒子の形態学および嵩密度に有
害な効果を与え、結果として非常に低い嵩密度を有する
トナーとなる。これらの欠点は実質的に本発明のトナー
および方法で解消される。さらに詳しくは、このように
本発明のカプセル化トナーでは、核および外殻材料の両
方のトナー物理的特性の制御が、その実施態様において
達成される。詳しくは、本発明のカプセル化トナーでは
、核成分の望ましくない浸出または損失は回避されるか
または解消され、および主に外殻ポリマーの中の極性官
能基の存在の点から見て、画像ゴーストが多くの例で解
消され、ゆえに核成分に対する外殻構造の低い浸透性特
性が得られる。画像ゴーストは、例えばある種のトナー
組成物が利用されるときに、イオノグラフィーの転写定
着現像において遭遇する望ましくない現象である。 それは欲しない画像の反復印字に言及され、主として除
去できない残留するトナー材料による誘電性受容体の汚
染から起こる。この問題は、画像転写後に残留するトナ
ー材料の除去において助けとなる表面離型剤の使用によ
って時には部分的に解消されうる。本発明のトナー組成
物は、核樹脂を有効的に含み、その浸出を抑制し、その
核樹脂が画像調色および転写定着工程の間に誘電性受容
体に接触するのを防ぐマイクロカプセル外殻を提供する
ことによって、画像ゴーストの問題を解消するか、また
は実質的に解消する。加えて、本発明の外殻材料は1実
施態様においてまた、優れた表面離型剤特性を提供し、
ゆえに誘電性受容体表面からの残留トナー材料の効率的
な除去を可能にする。さらに、その外殻によって可能と
なる優れた表面離型特性は、劇的に転写定着現像方法の
画像転写効率を増進する。
【0005】本発明のポリ(アミノヒドリン−ウレタン
)外殻はその1実施態様において、ジイソシアネートの
存在下のビス(エポキシ)−機能化モノマーとジアミン
との共重合によって得られる。外殻のアミノ含有量はい
ろいろに変わることができるが、30モル%よりも少な
いアミノヒドリン含有量および約1から約25モル%は
、本発明の実施態様においてはトナー凝集に対して優れ
た抵抗を示す。
【0006】
【従来技術】特許性調査報告には、次のような米国特許
が挙げられている:主成分として、ポリエステル樹脂を
イソシアネート化合物と反応させることで得られるウレ
タン−修飾ポリエステルを含むトナーを開示している米
国特許第4,833,057 号(例えば、開示の要約
を参照);エポキシ樹脂または、エポキシ樹脂と1分子
中に少なくとも2つのカルボキシル基またはアミノ基を
有する多官能価化合物との反応から得られる修飾エポキ
シ樹脂、および二価または多価の金属錯体化合物を含む
トナーを開示している米国特許第4,575,478号
(例えば、開示の要約を参照);調査報告によれば前述
のどちらの特許もカプセル化トナーを開示していない;
および米国特許第4,455,362 号; 米国特許
第4,464,281 号; 米国特許第4,520,
091 号および米国特許第4,877,706 号で
、これらはジイソシアネートおよびジエポキシ/ ジア
ミン共重合体から得られる外殻を有するカプセル化トナ
ーに関する。
【0007】従って、本明細書中で説明されている多く
の、および幾つかの実施態様では実質的にすべての有利
性を有するカプセル化トナーの要求がある。さらに詳し
くは、核樹脂のような核成分の損失を解消するかまたは
最小化する外殻を有するカプセル化トナーの要求がある
。また、優れた解像度および優れた定着を有する画像が
得られるカプセル化トナーの要求がある。さらに画像ゴ
ーストおよびトナーオオフセット等が回避されているか
または最小化されている着色トナーを含む、カプセル化
トナーの要求がある。加えて、いくつかの例で、転写定
着イオノグラフィー画像形成システムにおいてトナー転
写効率を増進するのに優れた表面離型特性を有する着色
トナーを含む、カプセル化トナーの要求がある。さらに
、トナー凝集を示さず、ゆえに実施態様において例えば
1年から2年を越える長期のトナー保管寿命を提供する
着色トナーを含む、カプセル化トナーの要求がある。 また、カーボンブラックまたはグラファイト等のような
添加物で表面処理されて、好ましくは約1×103 Ω
cmから約1×108 Ωcmの体積抵抗率になるよう
に導電性にさせられ、および1成分誘導性現像システム
にそのトナーの使用が可能となるカプセル化トナーの要
求がある。さらに、金属塩または脂肪酸の金属塩等のよ
うな表面添加物が主として表面離型特性を補助するよう
に利用されているカプセル化トナーの要求がある。また
、本明細書中前記に記載されている有利性を有するカプ
セル化トナーの製造方法の要求がある。また、核が1つ
または複数の着色剤、および1つまたは複数の付加型モ
ノマーの現場ラジカル重合から誘導される核樹脂を含み
、該核が極性縮合重合体外殻に封入されている、黒およ
び着色カプセル化トナー組成物の界面重合マイクロカプ
セル封入方法の要求がある。さらに、外殻強度、核樹脂
の性質、核樹脂の分子量および分子量分布のような特性
が望ましく制御されうる圧力定着性カプセル化トナー組
成物の製造を可能にする、トナーおよびその改良された
方法の要求がある。さらに、優れた耐磨耗性および耐し
わ性と同様に高度の画像定着レベルを提供するカプセル
化トナーの要求がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の特徴は、本明
細書中に説明されている多くの有利な点を有するカプセ
ル化トナー組成物を提供することである。本発明の特徴
はまた、凝集のない、ゴーストのない、高い画像定着、
優れた画像耐磨耗性、耐しわ性および耐摩擦性、および
優れた画像耐久性のような望ましいトナー特性を提供す
るカプセル化トナー組成物を提供することである。
【0009】本発明の別の特徴では、樹脂バインダー、
着色顔料または染料またはその混合物のような着色剤の
核、および該核の上に例えば界面重合によって調製され
たマイクロカプセル外殻を含み、その外殻が、例えば望
ましくない核バインダーの浸出またはブリードを解消す
るかまたは抑制することができる極性縮合重合体からな
る、カプセル化トナー組成物が提供される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらのおよび
他の特徴は、トナーの供給および、さらに詳しくは、カ
プセル化トナーの供給によってなされうる。本発明の1
実施態様において、ポリマーバインダー、顔料または染
料を含有する核;およびそれを覆う、グリシジル機能化
試薬または成分およびポリイソシアネートとポリアミン
との反応から誘導される極性縮合重合体外殻を有するカ
プセル化トナーが提供され、該外殻は有効的に核バイン
ダーを含むことができるので、拡散による核バインダー
の損失および外殻を通しての浸出が解消または実質的に
最小化される。本発明の外殻は、1実施態様ではポリイ
ソシアネートまたはグリシジル機能化試薬の中に存在す
るポリエステル部分を含む柔らかい、柔軟な成分を含ん
でいてもよい。1実施態様では本発明によって、ポリマ
ーバインダー、顔料または染料粒子を含む核;およびそ
の上の、グリシジル機能化試薬およびポリイソシアネー
トとポリアミンとの界面重合から得られる極性重合体外
殻を含むカプセル化トナーが提供され、該外殻はその中
にポリエーテル構造部分を組み込んでいる。本発明の別
の実施態様は、ポリマーバインダー、顔料、染料または
その混合物の核、および導電成分を有する極性重合体外
殻を含むカプセル化トナーに向けられ、その導電成分は
カーボンブラックのようなもので、該外殻中に分散され
る。
【0011】本発明のトナーは、核モノマー、着色剤、
ラジカル開始剤、グリシジル−機能化試薬およびポリイ
ソシアネートのような少なくとも2つの水不混和性の外
殻前駆物質の混合物を乳化剤または安定剤を含む水性媒
体の中でミクロ小滴に分散させることを含む界面/ラジ
カル重合法で製造することができる。安定化したミクロ
小滴の生成に使われる乳化剤または安定剤の性質および
濃度は、主に例えば、トナー成分、混合物の粘度、目的
とするトナー粒子サイズ等による。外殻形成界面重合は
反応媒体の中へ水溶性ポリアミンの添加によって実施さ
れる。水性相からのポリアミンは、ミクロ小滴相からの
グリシジル−機能化試薬およびポリイソシアネートとミ
クロ小滴/水界面において反応し、ミクロ小滴のまわり
に極性マイクロカプセル外殻が形成される。新たに形成
されたマイクロカプセル内での核モノマーからの核バイ
ンダーの形成は、続いて加熱によって開始され、このよ
うに本発明のカプセル化トナーの形成が完成される。1
実施態様では、本発明は、好ましくは現場ラジカル重合
によって得られる付加ポリマーバインダー、酸化鉄また
はマグネタイトのような磁性顔料を含む核を含み、その
核はグリシジル機能化試薬およびポリイソシアネートと
ポリアミンとの界面重縮合から得られる極性重合体外殻
に覆われて封入されていて、該外殻の特性は、例えば外
殻前駆物質の化学量論を制御することによって、および
トリイソシアネート、トリアミン、ポリグリシジル機能
化試薬等の適当な架橋剤を添加することによってある種
の特定化がなされうる、圧力定着性カプセル化トナーの
供給に関している。
【0012】外殻形成界面重合の後、マイクロカプセル
内で重合され、有効な量で例えば約10重量%から約9
0重量%で存在する核モノマーの具体例は、アクリレー
ト、メタクリレート、スチレンおよびスチレンブタジエ
ン等のようなその誘導体を含むオレフィンを含む。選ば
れうる核モノマーの特定な例は、メチルアクリレート、
メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメ
タクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタク
リレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート
、ペンチルアクリレート、ペンチルメタクリレート、ヘ
キシルアクリレート、ヘキシルメタクリレート、ヘプチ
ルアクリレート、ヘプチルメタクリレート、オクチルア
クリレート、オクチルメタクリレート、シクロヘキシル
アクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ラウリ
ルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ステアリル
アクリレート、ステアリルメタクリレート、ベンジルア
クリレート、ベンジルメタクリレート、エトキシプロピ
ルアクリレート、エトキシプロピルメタクリレート、メ
チルブチルアクリレート、メチルブチルメタクリレート
、エチルヘキシルアクリレート、エチルヘキシルメタク
リレート、メトキシブチルアクリレート、メトキシブチ
ルメタクリレート、シアノブチルアクリレート、シアノ
ブチルメタクリレート、トリルアクリレート、トリルメ
タクリレート、スチレン、ドデシルスチレン、メチルヘ
キシルスチレン、ノニルスチレン、テトラデシルスチレ
ン、他の実質的に同等な付加モノマー、および他の知ら
れた付加モノマー(例えば、米国特許第4,298,6
72 号参照、これらの特許の開示は本明細書中に全体
的に織り込まれている)、およびそれらの混合物を含む
。複数のモノマーが選ばれることが可能であり、例えば
、本発明の実施態様では、20までのモノマーが選ばれ
うると思われる。
【0013】有効な量で、例えば、約2から70重量%
で核に存在する種々の既知の顔料が、カーボンブラック
、例えばMobay のマグネタイトMO8029、M
O8060;Columbian Mapico Bl
acksおよび表面処理マグネタイト; ファイザーの
マグネタイトCB4799、CB5300、CB560
0、MCX636; バイエルのマグネタイトBayf
errox8600 、8610;Northern 
PigmentsのマグネタイトNP−604、NP−
608;Magnox のマグネタイトTMB−100
 またはTMB−104 のようなマグネタイト ;お
よび他の同様の黒の顔料、および本明細書中で説明され
ているような着色顔料とこれらの顔料との混合物を含め
て選ばれる。着色顔料として、Heliogen Bl
ueL6900、D6840 、D7080 、D70
20 、Pylam Oil BlueおよびPyla
m Oil Yellow、PaulUhlich &
 Company から入手できるPigment B
lue 1、Pigment Violet 1、Pi
gment Red 48、Lemon Chrome
 Yellow DCC 1026、Dominion
 Color Corporation(トロント、オ
ンタリオ)から入手できるE.D.Toluidine
 Red およびBon Red C 、NOVApe
rm Yellow FGL、ヘキストから入手できる
Hostaperm Pink E、E.I.DuPo
nt de Nemours & Company か
ら入手できるCinquasia Magenta 等
が選ばれうる。原色の顔料、つまり、シアン、マゼンタ
およびイエローも本発明のトナー組成物に選ばれうる。 マゼンタ顔料の例としては、例えば2,9−ジメチル−
置換キナクリドンおよびカラーインデックスでCI60
710 、CI Dispersed Red 15 
として挙げられているアントラキノン染料、カラーイン
デックスでCI26050 、CI Solvent 
Red 19 として挙げられているジアゾ染料等を含
む。顔料としてつかわれるシアン材料の具体例は、カラ
ーインデックスでCI74160 、CI Pigme
nt Blue として挙げられている銅テトラ−4−
(オクタデシルスルホンアミド)フタロシアニン、x−
銅フタロシアニン顔料、およびカラーインデックスでC
I69810 、Special Blue X−21
37 として挙げられているアントラトレンブルー等を
含み;一方、選ばれうるイエロー顔料の具体例は、ジア
リリドイエロー3,3−ジクロロベンジデンアセトアセ
タニリド、カラーインデックスでCI12700 、C
I Solvent Yellow 16として挙げら
れているモノアゾ顔料、カラーインデックスでForo
n Yellow SE/GLN 、CI Dispe
rsed Yellow 33  、2,5−ジメトキ
シ−4−スルホンアニリドフェニラゾ−4’−クロロ−
2,5−ジメトキシアセトアセタニリド、およびPer
manent Yellow FGLとして挙げられて
いるニトロフェニルアミンスルホンアミドである。前述
の顔料は種々の適当な有効量で、マイクロカプセル封入
トナー組成物に組み込まれる。1実施態様では、顔料粒
子は乾燥トナー重量に基づいて計算されると約2から7
0重量%の量でトナー組成物中に存在する。
【0014】本発明の1実施態様では、マイクロカプセ
ル外殻はグリシジル機能化試薬および1またはそれ以上
のポリイソシアネートとジアミンとの界面共重縮合によ
って形成される。一般に、外殻ポリマーはカプセル化ト
ナー組成物の約5から約30重量%からなり、好ましく
はトナー組成物の約8から約20重量%からなる。ポリ
アミンとの界面重縮合に使われるグリシジル機能化試薬
のポリイソシアネートに対する有効なモル比は一般に、
例えば、約0.2から約1.0、および好ましくは約0
.5から約0.9である。一般的に、約1から約15モ
ル%の僅かに過剰のポリアミンが利用される。本発明の
トナー組成物に選ばれうるグリシジル機能化試薬の具体
例は、エタンジオールジグリシジルエーテル、プロパン
ジオールジグリシジルエーテル、ブタンジオールジグリ
シジルエーテル、ペンタンジオールジグリシジルエーテ
ル、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、2−メチ
ルプロパンジオールジグリシジルエーテル、2−メチル
ブタンジオールジグリシジルエーテル、2,2−ジメチ
ルプロパンジオールジグリシジルエーテル、1,4−ジ
メチレンシルコヘキサンジオールジグリシジルエーテル
、2,2−ジメチルペンタンジオールジグリシジルエー
テル、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールZジ
グリシジルエーテル、キシレンジオールジグリシジルエ
ーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジ
エチレングリコールジグリシジルエーテル、トリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、エピクロロヒドリ
ンブタンジオールエポキシ樹脂、エピクロロヒドリン−
2,2−ジメチルプロパンジオールエポキシ樹脂、エピ
クロロヒドリン−テトラフェニロールエタンエポキシ樹
脂、エピクロロヒドリン−レゾルシンエポキシ樹脂、エ
ピクロロヒドリン−ビスフェノールAエポキシ樹脂、エ
ピクロロヒドリン−ビスフェノールFエポキシ樹脂、エ
ピクロロヒドリン−ビスフェノールZエポキシ樹脂、エ
ピクロロヒドリン−テトラヒドロキシフェニルメタンエ
ポキシ樹脂、エピクロロヒドリン−ポリグリコールエポ
キシ樹脂、エピクロロヒドリン−グリセリントリエーテ
ルエポキシ樹脂、およびエピクロロヒドリン−ハロゲン
化ビスフェノールエポキシ樹脂等を含む。ポリイソシア
ネートの具体例は、ベンゼンジイソシアネート、トルエ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、ビス(
4−イソシアネートシクロヘキシル)−メタン、MON
DUR CB−60、MONDUR CB−75、MO
NDUR MR 、MONDUR MRS 10 、P
API 27 、PAPI 35 、Isonate 
143L、Isonate 181 、Isonate
 125M、Isonate 191 、およびIso
nate 240 等を含む。適当なポリアミンの具体
例は、例えば、エチレンジアミン、トリメチレンジアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン
、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、
オクタメチレンジアミン、メチルペンタメチレンジアミ
ン、フェニレンジアミン、2−ヒドロキシトリメチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
アミン、テトラエチレンペンタアミン、キシレンジアミ
ン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリス(アミ
ノエチル)アミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘ
キシルアミン)、ビス(アミノプロピル)エチレンジア
ミン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,5−
ジアミノ−2−メチルペンタン、ピペラジン、2−メチ
ルピペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、1,4−
ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン、2,5−ジメ
チルペンタメチレンジアミン等を含む。外殻を形成する
前述の界面重縮合の間、温度は通常、実施態様において
約15℃から約55℃、好ましくは約20℃から約30
℃に維持される。また、一般的に反応時間は約5分から
約5時間で、好ましくは約20分から90分である。他
の温度および時間も選ばれることができ、さらにとりわ
け記述されていない他のポリイソシアネートおよびポリ
アミンもそれらの混合物と同様に選ばれうる。
【0015】本発明の他の実施態様は、前述の外殻を有
するカプセル化トナーに関し、そこではトナーは該トナ
ー上に電気導電材料を含み、該電気導電材料は重合体バ
インダー中の前記電気導電材料の水−基体分散体から得
られる。外殻は本明細書中で説明されている成分を含み
、例えば、ポリイソシアネートは、Uniroyal 
Chemical のポリエーテル  ビブラサンB−
604 、B−614 、B−635 、B−843 
、およびMobay Chemical Corpor
ationのポリエーテルイソシアネートプレポリマー
E−21、またはE−21A 、XP−743、XP−
744、等からなる群から選ばれ; ポリアミンは、例
えば、エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テト
ラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメ
チレンジアミン、メチルペンタメチレンジアミン、フェ
ニレンジアミン、2−ヒドロキシトリメチレンジアミン
、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、
テトラエチレンペンタアミン、キシレンジアミン、ビス
(ヘキサメチレン)トリアミン、トリス(アミノエチル
)アミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルア
ミン)、ビス(アミノプロピル)エチレンジアミン、ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン、1,5−ジアミノ
−2−メチルペンタン、ピペラジン、2−メチルピペラ
ジン、2,5−ジメチルピペラジン、1,4−ビス(3
−アミノプロピル)ピペラジン、2,5−ジメチルペン
タメチレンジアミン等からなる群から選ばれ; および
カーボンブラック、グラファイト等の導電成分である。 一般に、ポリエーテルイソシアネートは、使われるポリ
イソシアネートの全量の約1重量%から100重量%の
量から選ばれ、好ましくはポリイソシアネートの全量の
約2重量%から約20重量%の量である。さらに、ポリ
エーテルイソシアネートは、好ましくは約1重量%から
約30重量%のNCO 含有量を有することができ、さ
らに好ましくは約5重量%から約20重量%のNCO 
含有量である。
【0016】他のイソシアネートは界面重合による外殻
形成を可能にするポリアミンとの反応に選ばれてもよく
(例えば、米国特許第4,612,272 号および英
国特許第2,107,670 号参照)、これらの開示
は本明細書中に全体的に参照として織り込まれている。 1つの外殻材料として、ビスフェノールAジグリシジル
エーテルとIsonate143L の混合物と1,4
−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンの界面重縮合
生成物が選ばれ、ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ルのIsonate143L に対するモル比は約0.
50から約0.90、好ましくは約0.65から約0.
85の範囲である。外殻材料の調製には、1,4−ビス
(3−アミノプロピル)ピペラジンまたは2−メチルペ
ンタメチレンジアミンが、僅かにモルで約5から10%
過剰に使われる。
【0017】本発明のトナーの外殻形成に選ばれる界面
方法は、例えば、米国特許第4,000,087 号お
よび米国特許第4,307,169 号の中で説明され
ていて、それらの開示は本明細書中に全体的に参照とし
て織り込まれている。 本発明のトナーに選ばれる表面添加物は、例えば、金属
塩、脂肪酸の金属塩、コロイドシリカ、その混合物等を
含み、その添加物は通常、約0.1から約1重量%の量
で存在し(米国特許第3,590,000 号;米国特
許第3,720,617 号; 米国特許第3,655
,374 号および米国特許第3,983,045 号
参照) 、これらの開示は本明細書中に全体的に参照と
して織り込まれている。好ましい添加物は、ステアリン
酸亜鉛およびAerosilR972 を含む。
【0018】本発明のトナー組成物は、1または複数の
核モノマー、グリシジル機能化試薬とポリイソシアネー
トの混合物、ラジカル開始剤および着色剤を混合または
配合し;この有機材料と着色剤の混合物を高度の剪断ブ
レンディングによって、適当な安定剤または乳化剤の補
助で水性媒体中で特定の小滴サイズおよびサイズ分布を
有する安定化したミクロ小滴に分散させ、その中では容
積平均ミクロ小滴径は一般に約5μから約30μの範囲
であり、容積平均小滴サイズ分散率は、封入後のマイク
ロカプセルのコウルターカウンター(Coulter 
Counter )測定から推測すると一般に約1.4
よりも小さく;続いて、前述の分散体を水混和性ポリア
ミンを添加することによって外殻形成界面重縮合させ;
その後、新しく形成されたマイクロカプセル内で核バイ
ンダーの形成のための、加熱で誘発されるラジカル重合
を開始することを含む界面/ラジカル重合法を含有する
本明細書中で示唆されている多くの異なる方法によって
製造される。外殻形成界面重縮合は一般的に、周囲温度
で実施され、しかし上昇された温度が外殻成分の性質と
機能性によっては使われてもよい。核バインダー形成ラ
ジカル重合においては、一般的に周囲温度から約100
℃の温度で、好ましくは周囲温度から約90℃の温度で
実施される。加えて、1以上の開始剤が重合転化を促進
するために、および目的とする分子量および分子量分布
を生ずるために利用されてもよい。
【0019】選ばれるラジカル開始剤の具体例は、2,
2’−アゾジメチルバレロニトリル、2,2’−アゾイ
ソブチロニトリル、アゾビシクロヘキサンニトリル、2
−メチルブチロニトリル、またはその混合物および他の
同様な既知の化合物のようなアゾ化合物を含み、その1
または複数の開始剤の量は、好ましくは1または複数の
核モノマーの重量に基づいてその約0.5重量%から約
10重量%である。選ばれる安定剤または乳化剤は、ポ
リ(ビニルアルコール)、部分水素化ポリ(ビニルアル
コール)、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
エチルメチルセルロース、メチルセルロースのような水
溶性の高分子界面活性剤を含み、安定剤と水の比は例え
ば約0.05から約0.75である。
【0020】本発明のカプセル化トナー組成物は、その
実施態様において機械的におよび熱的に安定であり、容
認できる保存寿命安定性を有する。例えば、本発明のカ
プセル化トナーは多くの実施態様において、早期破壊す
ることはなく、70℃までの温度で粘着および凝集する
ことはない。本発明の外殻材料は丈夫で、核成分に対す
る、特に核バインダー樹脂に対する低い外殻透過性を示
す。核成分の浸出またはブリードは、その実施態様にお
いて1年から2年を越える長期の保存でも起こらない。 加えて、本発明の外殻ポリマーは表面添加物の補助で、
その実施態様において製造されるトナーに優れた粉末流
動特性と同様に、また優れた表面離型性を提供する。前
述のトナーの物理的特性は例えば、高い画像転写効率を
可能にし、画像現像の間の画像ゴーストおよびオフセッ
トを防ぐ。
【0021】また、そのトナー組成物は、そのトナー表
面成分にカーボンブラック、グラファイト、および他の
導電性有機金属化合物を添加することによって、例えば
約1×103 Ωcmから約1×108 Ωcmの体積
抵抗率の導電性にされることができる。前述の本発明の
導電トナー組成物は、特に静電画像の誘導性現像に有用
である。 さらに詳しくは、本発明により、コロナ源からのイオン
を堆積することで画像シリンダーの硬い誘電性表面に静
電潜像を形成し;本明細書中で説明される1成分磁性ト
ナー組成物でその画像を現像し;続いて、95%よりも
大きい、および多くの例では99%を越えるトナー転写
効率で、圧力で紙上に同時転写定着することを含む静電
画像現像方法が提供される。画像定着に利用される転写
定着圧力は一般的に、1000psi より低い圧力か
ら約4000psi であり、しかし、実施態様では、
紙めくりおよび高画像光沢の問題を解消または緩和する
の助けるために、転写定着圧力は好ましくは2000p
si である。選ばれうる圧力定着方法およびシステム
の例は、市販で入手可能なXerox 社、Delph
ax、日立、Cybernet、およびその他のシステ
ムを含む。
【0022】さらに、本発明は、例えばポリマー含浸陽
極酸化−酸化アルミニウムのような電子受容体上のイオ
ン堆積によって潜像を形成し、この像を本発明の圧力定
着性カプセル化トナー組成物で現像し、続いてその画像
を紙のような支持体に同時転写定着することによる画像
の現像方法に向けられている。2成分現像液にとって、
例えば、0.1から約5重量%の有効な皮膜重量で皮膜
を有するか、または有しない鋼、鉄粉、フェライト、銅
亜鉛フェライト等を含むキャリヤ粒子を、カプセル化ト
ナーに、特に本発明の絶縁性カプセル化トナーに添加す
ることができ、(例えば、米国特許出願Serial 
No.136,791/87; 米国特許出願Seri
al No.136,792/87; 米国特許第4,
560,635 号; 米国特許第4,298,672
 号; 米国特許第3,839,029 号; 米国特
許第3,847,604 号; 米国特許第3,847
,182 号; 米国特許第3,914,181 号;
 米国特許第3,929,657 号および米国特許第
4,042,518 号の中に説明されているキャリヤ
を参照) 、係属中の出願を含むこれらの開示は本明細
書中に全体的に参照として織り込まれている。特定の皮
膜の例は、スチレンターポリマー、フルオロポリマー、
トリフルオロクロロエチレン/ビニルアセテートコポリ
マー、トリフルオロクロロエチレンコポリマー、ポリビ
ニリデンフルオリドおよびポリメチルアクリレート(6
0/40)の混合物、ポリメタクリレート等を含む。
【0023】
【実施例】実施例1 ビスフェノールAジグリシジルエーテル、Araldi
te GY306と1,4−ビス(3−アミノプロピル
)ピペラジンおよびイソシアネートの重縮合から誘導さ
れる重合体外殻を有する23.1μ(容積平均径)の圧
力定着性カプセル化トナーが次のように製造された。
【0024】2リットルのNalgene 容器に、ラ
ウリルメタクリレート(113g )、Vazo−52
 開始剤(3.7g )、Vazo−64 開始剤(3
.7g )、Araldite GY306(46.7
g 、チバ−ガイギーから)、Isonate 143
L(4 .3 g )、エポキシ樹脂0510(2.0
g 、チバ−ガイギーから)、およびジクロロメタン(
20ml)を放出した。この混合物をIKA ポリトン
で30秒間4000rpm で配合し、続いてBayf
errox8610 マグネタイト(300g )を添
加した。この混合物を、1リットルの0.06%水性ポ
リ(ビニルアルコール)(88%加水分解、分子量=9
6,000)溶液中で2分間、9000rpm で均質
化する前に、再び3分間、8000rpm で配合した
。得られた懸濁液を2リットルのケトルに移し、室温で
機械的に攪拌し、その後1,4−ビス(3−アミノプロ
ピル)ピペラジンの水溶液(80mlの水中に37ml
)を加えた。1.5時間後、その混合物を1時間にわた
って90℃まで加熱し、それからこの温度で5時間保持
した。得られた混合物を室温まで冷却し、上澄みをデカ
ントした。残留物を上澄みが透明になるまで、繰り返し
水で洗浄した。得られたカプセル化粒子を2リットルの
ビカーに移し、全容量が1.8リットルになるように水
で希釈した。Aquadag graphite E(
15.5g 、Acheson Colloidsから
)の水(100ml)分散体をそれから加え、その混合
物をYamato噴霧乾燥機中で160℃の空気流入温
度および80℃の空気流出温度で噴霧乾燥した。その空
気流を0.75m3/minで保持し、一方、噴霧空気
圧を1.0kg/cm2で保持した。集めた乾燥カプセ
ル化粒子(315g )を63μの篩いにかけ、篩い分
けし;トナーの容積平均粒子径は、256チャンネルの
Coulter Counter での測定によると、
23.1μであり、容積平均粒子サイズ分散率は1.2
7であった。
【0025】240g の前述のカプセル化粒子をGr
eey ブレンダーを使って、最初に0.96g のカ
ーボンブラック( Black Pearls 200
0)で2 分間、3500rpm で、次に3.6g 
のステアリン酸亜鉛でさらに10分間、3000rpm
でドライブレンドし、1×106 Ωcmの体積抵抗率
を有するカプセル化トナーを得た。トナー組成物の試験
に選ばれた圧力定着イオノグラフィープリンターは、D
elphax S−6000( 登録商標)プリンター
である。現像された画像は2000psi の圧力で転
写定着された。 印刷品質をチェックボードプリントパターンから評価し
た。画像の光学濃度を標準積算デンシトメーターを使っ
て測定した。画像定着は、画像に対して均一な再現性あ
る標準の圧力でテープを圧し、それからテープを除く、
標準化されたテープ引き方法(Tape pull m
ethod) で測定された。画像定着レベルは、元の
画像光学濃度に対する、テープ試験の後の残された画像
の光学濃度のパーセンテージとして示された。画像ゴー
ストは2000回印刷にわたって、質的に評価された。 トナー外殻の結着性は、トナーはホッパースクリーンを
通して機器磁気ローラーに送り込まれるのだが、いかな
る圧潰されたまたは凝集したトナーをもそのホッパース
クリーン上で観察することによって、質的に判定された
。2000回のコピーの後、もし圧潰されたトナーがス
クリーンの目のいくつかに結着したり、詰まったりする
のが見出されれば、それは早期トナー破壊の問題を有す
ると判定された。
【0026】このトナーでは、画像定着レベルは93%
で画像ゴーストはなく、2000回コピーの後、現像ハ
ウジングの中でトナーの凝集はなかった。さらに、この
トナーは1日の間に凝集を示さず、55℃で48時間、
トナーの粘着は観察されなかった。 実施例2 ビスフェノールAジグリシジルエーテル、Araldi
te GY306およびIsonate143L と1
,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンとの重縮
合から誘導される重合体外殻、およびポリ( ラウリル
メタクリレート) およびBayferrox8610
 マグネタイトの核を有する15.3μカプセル化トナ
ーが次のように製造された。
【0027】2リットルのNalgene 容器に、ラ
ウリルメタクリレート(113g )、Vazo−52
 開始剤(3.7g )、Vazo−64 開始剤(3
.7g )、Araldite GY306(8.4g
 、チバ−ガイギーから)、Isonate 143L
(39.0g )およびジクロロメタン(20ml)を
放出した。この混合物をIKA ポリトンで30秒間4
000rpm で配合し、続いてBayferrox8
610 マグネタイト(300g )を添加した。この
混合物を、1リットルの0.08%水性ポリ(ビニルア
ルコール)(88%加水分解、分子量=96,000)
溶液中で2分間、9000rpm で均質化する前に、
再び3分間、8000rpm で配合した。得られた懸
濁液を2リットルのケトルに移し、室温で機械的に攪拌
し、その後1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラ
ジンの水溶液(80mlの水中に37ml)を加えた。 1.5時間後、その混合物を1時間にわたって90℃ま
で加熱し、この温度で5時間保持した。得られた混合物
を室温まで冷却し、上澄みをデカントした。残留物を上
澄みが透明になるまで、繰り返し水で洗浄した。 得られたカプセル化粒子を2リットルのビカーに移し、
全容量が1.8リットルになるように水で希釈した。A
quadag graphite E(29.2g 、
Acheson Colloidsから)の水(100
ml)分散体をそれから加え、その混合物をYamat
o噴霧乾燥機中で160℃の空気流入温度および80℃
の空気流出温度で噴霧乾燥した。その空気流を0.75
m3/minで保持し、一方、噴霧空気圧を1.0kg
/cm2で保持した。集めた乾燥カプセル化粒子(31
0g )を63μの篩いにかけ、篩い分けし;トナーの
容積平均粒子径は、256チャンネルのCoulter
 Counter での測定によると、15.3μであ
り、容積平均粒子サイズ分散率は1.31であった。
【0028】240g の上述のカプセル化粒子をGr
eey ブレンダーを使って、最初に0.96g のカ
ーボンブラック( Black Pearls 200
0)で2 分間、3500rpm で、次に3.6g 
のステアリン酸亜鉛でさらに10分間、3000rpm
でドライブレンドし、3.5×106 Ωcmの体積抵
抗率を有するカプセル化トナーを得た。このトナーの機
器試験は実施例1の手順によってなされた。  このト
ナーでは、画像定着レベルは86%で画像ゴーストはな
く、2000回印刷の間、現像ハウジングの中でトナー
の凝集はなかった。さらに、このトナーは継続して凝集
を示さず、55℃で72時間、トナーの粘着は観察され
なかった。
【0029】実施例3 フェノールAジグリシジルエーテルおよびIsonat
e143L と1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピ
ペラジンとの重縮合から誘導される重合体外殻、および
ポリ( ラウリルメタクリレート) およびBayfe
rrox8610 マグネタイトの核を含む14.6μ
のカプセル化トナーが次のように製造された。
【0030】2リットルのNalgene 容器に、ラ
ウリルメタクリレート(113g )、Vazo−52
 開始剤(3.7g )、Vazo−64 開始剤(3
.7g )、Araldite GY306(24.6
g 、チバ−ガイギーから)、Isonate 143
L(23.0g )およびジクロロメタン(20ml)
を放出した。この混合物をIKA ポリトンで30秒間
4000rpm で配合し、続いてBayferrox
8610 マグネタイト(300g )を添加した。こ
の混合物を、1リットルの0.12%水性ポリ(ビニル
アルコール)(88%加水分解、分子量=96,000
)溶液中で2分間、9000rpm で均質化する前に
、再び3分間、8000rpm で配合した。 得られた懸濁液を2リットルのケトルに移し、室温で機
械的に攪拌し、その後1,4−ビス(3−アミノプロピ
ル)ピペラジンの水溶液(80mlの水中に37ml)
を加えた。1.5時間後、その混合物を1時間にわたっ
て90℃まで加熱し、この温度で5時間保持した。得ら
れた混合物を室温まで冷却し、上澄みをデカントした。 残留物を上澄みが透明になるまで、繰り返し水で洗浄し
た。 得られたカプセル化粒子を2リットルのビカーに移し、
全容量が1.8リットルになるように水で希釈した。A
quadag graphite E(30.7g 、
Acheson Colloidsから)の水(100
ml)分散体をそれから加え、その混合物をYamat
o噴霧乾燥機中で160℃の空気流入温度および80℃
の空気流出温度で噴霧乾燥した。その空気流を0.75
m3/minで保持し、一方、噴霧空気圧を1.0kg
/cm2で保持した。集めた乾燥カプセル化粒子(32
0g)を63μの篩いにかけ、篩い分けし;トナーの容
積平均粒子径は、256チャンネルのCoulter 
Counter での測定によると、14.6μであり
、容積平均粒子サイズ分散率は1.33であった。
【0031】240g の上記のカプセル化粒子をGr
eey ブレンダーを使って、最初に0.96g のカ
ーボンブラック( Black Pearls 200
0)で2 分間、3500rpm で、次に3.6g 
のステアリン酸亜鉛でさらに10分間、3000rpm
でドライブレンドし、1.0×105 Ωcmの体積抵
抗率を有するカプセル化トナーを得た。このトナーの機
器試験は実施例1の手順によってなされた。  このト
ナーでは、画像定着レベルは89%で画像ゴーストはな
く、2000回印刷の間、現像ハウジングの中でのトナ
ーの凝集はなかった。さらに、このトナーは継続して凝
集を示さず、55℃で48時間、トナーの粘着は観察さ
れなかった。
【0032】実施例4 ブタンジオールジグリシジルエーテル、Araldit
e RD−2 およびIsonate143L と2−
メチルペンタメチレンジアミンとの重縮合から誘導され
る重合体外殻、およびポリ( ラウリルメタクリレート
)およびBayferrox8610 マグネタイトの
核を含む14.6μカプセル化トナーが次のように製造
された。
【0033】2リットルのNalgene 容器に、ラ
ウリルメタクリレート(113g )、Vazo−52
 開始剤(3.7g )、Vazo−64 開始剤(3
.7g )、Araldite RD−2 (9 .0
 g 、チバ−ガイギーから)、Isonate 14
3L(39.0g )およびジクロロメタン(20ml
)を放出した。この混合物をIKA ポリトンで30秒
間4000rpm で配合し、続いてBayferro
x8610 マグネタイト(300g)を添加した。こ
の混合物を、1リットルの0.10%水性ポリ(ビニル
アルコール)(88%加水分解、分子量=96,000
)溶液中で2分間、9000rpm で均質化する前に
、再び3分間、8000rpm で配合した。得られた
懸濁液を2リットルのケトルに移し、室温で機械的に攪
拌し、その後2−メチルペンタメチレンジアミンの水性
溶液(80mlの水中に24ml)を加えた。1.5時
間後、その混合物を1時間にわたって90℃まで加熱し
、この温度で5時間保持した。得られた混合物を室温ま
で冷却し、上澄みをデカントした。残留物を上澄みが透
明になるまで、繰り返し水で洗浄した。得られたカプセ
ル化粒子を2リットルのビカーに移し、全容量が1.8
リットルになるように水で希釈した。Aquadag 
graphite E(30.7g 、Acheson
 Colloidsから)の水(100ml)分散体を
それから加え、その混合物をYamato噴霧乾燥機中
で160℃の空気流入温度および80℃の空気流出温度
で噴霧乾燥した。その空気流を0.75m3/minで
保持し、一方、噴霧空気圧を1.0kg/cm2で保持
した。 集めた乾燥カプセル化粒子(320g )を63μの篩
いにかけ、篩い分けし;トナーの容積平均粒子径は、2
56チャンネルのCoulter Counter で
の測定によると、14.6μであり、容積平均粒子サイ
ズ分散率は1.29であった。
【0034】240g の上記のカプセル化粒子をGr
eey ブレンダーを使って、最初に0.96g のカ
ーボンブラック( Black Pearls 200
0)で2 分間、3500rpm で、次に3.6g 
のステアリン酸亜鉛でさらに10分間、3000rpm
でドライブレンドし、4.5×106 Ωcmの体積抵
抗率を有するカプセル化トナーを得た。このトナーの機
器試験は実施例1の手順によってなされ、実質的に同様
の結果が得られた。
【0035】実施例5 ブタンジオールジグリシジルエーテルおよびIsona
te143L と1,4−ビス(3−アミノプロピル)
ピペラジンとの重縮合から誘導される重合体外殻、およ
びラウリルメタクリレート−ステアリルメタクリレート
コポリマーおよびBayferrox8610 マグネ
タイトの核を含む15.6μカプセル化トナーが次のよ
うに製造された。
【0036】トナーは、ラウリルメタクリレートの代わ
りにn−ラウリルメタクリレート(56.5g )とス
テアリルメタクリレート(56.5g )の混合物が使
われることを除いては、実施例1の手順に従って製造さ
れた。加えて、AralditeGY306 の代わり
に Araldite  RD−2 を使った。全量3
15gの乾燥トナーが得られた。このトナーの容積平均
粒子径は、256チャンネルのCoulter Cou
nter での測定によると、15.6μであり、容積
平均粒子サイズ分散率は1.34であった。このトナー
の機器試験は実施例1の手順によってなされ、実質的に
同様の結果が得られた。
【0037】実施例6 エピクロロヒドリン−ビスフェノールAエポキシ樹脂お
よびIsonate143L と2−メチルペンタメチ
レンジアミンとの重縮合から誘導される重合体外殻、お
よびポリ(ラウリルメタクリレート)およびBayfe
rrox8610 マグネタイトの核を有する15.2
μカプセル化トナーが次のように製造された。
【0038】トナーは、9.0gの Araldite
 RD−2の代わりに11.5gのAraldite 
6010(チバ−ガイギーから)を使うことを除いては
、実施例4の手順に従って製造された。全量318gの
乾燥カプセル化トナーが得られた。このトナーの容積平
均粒子径は、256チャンネルのCoulter Co
unter での測定によると、15.2μであり、容
積平均粒子サイズ分散率は1.31であった。このトナ
ーの機器試験は実施例1の手順に従ってなされ、実質的
に同様の結果が得られた。
【0039】実施例7 フェノールAジグリシジルエーテルおよびIsonat
e143L と2−メチルペンタメチレンジアミンとの
重縮合から誘導される重合体外殻、およびポリ( ラウ
リルメタクリレート) およびNorthern Pi
gments NP−608マグネタイトの核を有する
17 .1μカプセル化トナーが次のように製造された
【0040】トナーは、37mlの1,4−ビス(3−
アミノプロピル)ピペラジンおよび300g のBay
ferrox8610 マグネタイトの代わりに24m
lの2−メチルペンタメチレンジアミンおよび280g
 のNorthern Pigments NP−60
8マグネタイトを使うことを除いては、実施例2の手順
に従って製造された。全量304gの乾燥カプセル化ト
ナーが得られた。このトナーの容積平均粒子径は、25
6チャンネルのCoulter Counter での
測定によると、17.1μであり、容積平均粒子サイズ
分散率は1.33であった。このトナーの機器試験は実
施例1の手順に従ってなされ、実質的に同様の結果が得
られた。
【0041】実施例8 ネオペンチルグリコールグリシジルエーテルおよびIs
onate143L と1,4−ビス(3−アミノプロ
ピル)ピペラジンとの重縮合から誘導される重合体外殻
、およびポリ(ラウリルメタクリレート)およびMap
ico Blackマグネタイトの核を有する15.7
μカプセル化トナーが次のように製造された。
【0042】トナーは、 Araldite GY 3
06およびBayferrox8610 マグネタイト
、それぞれの代わりに、ネオペンチルグリコールグリシ
ジルエーテルおよびMapico Blackマグネタ
イトを使うことを除いては、実施例2の手順に従って製
造された。全量321gの乾燥カプセル化トナーが得ら
れた。このトナーの容積平均粒子径は、256チャンネ
ルのCoulter Counter での測定による
と、15.7μであり、容積平均粒子サイズ分散率は1
.29であった。このトナーの機器試験は実施例1の手
順に従ってなされ、実質的に同様の結果が得られた。
【0043】実施例9 ネオペンチルグリコールグリシジルエーテルおよびIs
onate143L と1,4−ビス(3−アミノプロ
ピル)ピペラジンとの重縮合から誘導される重合体外殻
、およびポリ(ラウリルメタクリレート)およびMag
noxTMB−100 マグネタイトの核を有する16
.5μカプセル化トナーが次のように製造された。
【0044】トナーは、Mapico Blackマグ
ネタイトの代わりにMagnoxTMB−100 マグ
ネタイトを使うことを除いては、実施例8の手順に従っ
て製造された。全量315gの乾燥カプセル化トナーが
得られた。このトナーの容積平均粒子径は、256チャ
ンネルのCoulter Counter での測定に
よると、16.5μであり、容積平均粒子サイズ分散率
は1.35であった。このトナーの機器試験は実施例1
の手順に従ってなされ、実質的に同様の結果が得られた
【0045】実施例10 フェノールAジグリシジルエーテルおよびIsonat
e143L と2−メチルペンタメチレンジアミンとの
重縮合から誘導される重合体外殻、およびポリ( ラウ
リルメタクリレート) およびNorthern Pi
gments NP−604マグネタイトの核を含む1
5.1μカプセル化トナーが次のように製造された。
【0046】トナーは、37mlの1,4−ビス(3−
アミノプロピル)ピペラジンおよびBayferrox
8610 マグネタイトの代わりに24mlの2−メチ
ルペンタメチレンジアミンおよびNorthern P
igments NP−604マグネタイトを使うこと
を除いては、実施例3の手順に従って製造された。乾燥
カプセル化トナーの収量は317gであった。 このトナーの容積平均粒子径は、256チャンネルのC
oulter Counter での測定によると、1
6.5μであり、容積平均粒子サイズ分散率は1.35
であった。このトナーの機器試験は実施例1の手順に従
ってなされ、実質的に同様の結果が得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  重合体バインダー、顔料を含む核、お
    よびグリシジル−機能化試薬およびポリイソシアネート
    とポリアミンとの重縮合から誘導される重合体外殻を含
    むカプセル化トナー組成物。
  2. 【請求項2】  グリシジル−機能化試薬がエタンジオ
    ールジグリシジルエーテル、プロパンジオールジグリシ
    ジルエーテル、ブタンジオールジグリシジルエーテル、
    ペンタンジオールジグリシジルエーテル、ヘキサンジオ
    ールジグリシジルエーテル、2−メチルプロパンジオー
    ルジグリシジルエーテル、2−メチルブタンジオールジ
    グリシジルエーテル、2,2−ジメチルプロパンジオー
    ルジグリシジルエーテル、1,4−ジメチレンシルコヘ
    キサンジオールジグリシジルエーテル、2,2−ジメチ
    ルペンタンジオールジグリシジルエーテル、ビスフェノ
    ールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリ
    シジルエーテル、ビスフェノールZジグリシジルエーテ
    ル、キシレンジオールジグリシジルエーテル、エチレン
    グリコールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコー
    ルジグリシジルエーテル、トリエチレングリコールジグ
    リシジルエーテル、エピクロロヒドリンブタンジオール
    エポキシ樹脂、エピクロロヒドリン−2,2−ジメチル
    プロパンジオールエポキシ樹脂、エピクロロヒドリン−
    テトラフェニロールエタンエポキシ樹脂、エピクロロヒ
    ドリン−レゾルシンエポキシ樹脂、エピクロロヒドリン
    −ビスフェノールAエポキシ樹脂、エピクロロヒドリン
    −ビスフェノールFエポキシ樹脂、エピクロロヒドリン
    −ビスフェノールZエポキシ樹脂、エピクロロヒドリン
    −テトラヒドロキシフェニルメタンエポキシ樹脂、エピ
    クロロヒドリン−ポリグリコールエポキシ樹脂、エピク
    ロロヒドリン−グリセリントリエーテルエポキシ樹脂、
    およびエピクロロヒドリン−ハロゲン化ビスフェノール
    エポキシ樹脂からなる群から選ばれる、請求項1記載の
    トナー。
  3. 【請求項3】  選ばれる顔料がMapico Bla
    ck、すなわち表面処理したマグネタイトである、請求
    項1記載のトナー。
  4. 【請求項4】  顔料が、シアン、マゼンタ、イエロー
    、レッド、ブルー、グリーン、ブラウン、またはその混
    合物である、請求項1記載のトナー。
JP3151916A 1990-06-29 1991-06-24 カプセル化トナー組成物 Withdrawn JPH04233551A (ja)

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