JPS59172654A - カプセルトナ− - Google Patents

カプセルトナ−

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JPS59172654A
JPS59172654A JP58048419A JP4841983A JPS59172654A JP S59172654 A JPS59172654 A JP S59172654A JP 58048419 A JP58048419 A JP 58048419A JP 4841983 A JP4841983 A JP 4841983A JP S59172654 A JPS59172654 A JP S59172654A
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polymer
toner
boiling point
substance
capsule toner
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Fujio Kakimi
垣見 富士雄
Takeshi Mikami
武 三神
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/093Encapsulated toner particles
    • G03G9/0935Encapsulated toner particles specified by the core material
    • G03G9/09378Non-macromolecular organic compounds
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
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    • Y10T428/2984Microcapsule with fluid core [includes liposome]
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    • Y10T428/2982Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
    • Y10T428/2989Microcapsule with solid core [includes liposome]

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真法、磁気記録法などのような電気的
あるいは磁気的な記録法において形成された潜像を可視
画像とするために用いられるトナーに関するものである
。さらに詳しくは、本発明は、それらの用途に用いられ
るカプセルトナーに関するものである。
電気的あるいは磁気的な記録法としては、例えば、電子
写真法、静電記録法あるいは磁気記録法などの名称で呼
ばれる各種の方法が知られているか、それらの方法の内
の多くの方法に共通する点は、電気的あるいは磁気的に
形成された潜像を粉末あるいは分散液の形態にある着色
剤などの表示記録材ネz1を含有するトナーを用いて可
視画像に変え、これを転写紙などの支持媒体上に転写定
着して、複写画像とする点である。
トナーを用いて潜像を可視画像とするためには、一般的
には、キャリア粒子とトナーからなる現像剤、あるいは
、トナーのみからなる現像剤、と潜像との間に働く電気
的もしくは磁気的な吸引力によりトナーを潜像に吸引し
て潜像上にトナー像を形成させて潜像を現像し、可視画
像とする方法が利用されている。ここで、前者のキャリ
ア粒子とトナーからなる現像剤を用いる現像方式は二成
分現像方式と呼ばれており、そして後者のトナーのみか
らなる現像剤を用いる現像方式は一成分現像方式とII
Jばれている。
潜像J二に形成されたトナー像は、次いで、転写紙なと
の媒体上に移動され、その媒体上に定着される。転写紙
などの媒体にトナー像を定着させる方法としては、加熱
定着、溶剤定着および圧力定着の三種類の方法が知られ
ており、本発明は、この分類における圧力定着方式に適
したカプセルトナーを製造する方法を提供するものであ
る。
媒体上に移動されたトナー粒子に圧力を加えることによ
りトナー粒子を媒体上に定着させる圧力定着法について
は、米国特許第3.21(9,528号明細書に記載が
ある。この方法は熱や溶剤を使わないため、加熱定着や
溶剤定着等の方法に附随する種々の障害が発生すること
なく、またアクセスタイムも速く、高速定着方式にも追
随が可能である点などの各種の利点を本来的に持ってい
る。
しかしながら、圧力定着法は、加熱定着法などの定着法
に比べて定着性が悪く、定着後の画像を擦ると剥がれや
すい点、定着に相当高い圧力を必要とするため、転写紙
のような支持媒体の繊維が破壊されるなどによる媒体の
疲労が発生しやすく、また支持媒体の表面が過度の光沢
を持つようになりやすい点、そして高い圧力を付与する
ための加圧ローラーの小型化には限界があるため、複写
装置全体の小型化が制限を受ける点など問題がある。
圧力定着法に附随する上記のような問題点を解決するた
めに、既にトナーをマイクロカプセルに納めた形態とし
たカプセルトナーが開発されている。カプセルトナーは
、カーボンブラックのような表示記録材料を含有する芯
物質の周囲に、圧力の4=j与により破壊する性質を持
つ外殻を形成させることにより得られるマイクロカプセ
ル形態のトナーである。そしてカプセルトナーは、その
定着に高い圧力を必要としない点、定着性が優れている
点などにおいて圧力定着法に適したトナーであるとされ
ているが、従来知られているカプセルトナーは、トナー
として本来必要とされる諸特性において必ずしも満足で
きるものとはいえない。
すなわち、電子写真用現像剤として用いるトナーは、粉
体特性が良く、現像性能において優れ、潜像を形成する
表面である感光体表面を汚すことがないことなどが必要
とされており、さらに二成分現像方式の場合には使用す
るキャリア粒子の表面を汚すことがないことなどが必要
とされる。また圧力定着法に用いるトナーとしては、圧
力定着性が良いこと、そして圧力定着に用いる加圧ロー
ラーへのオフセット現象(トナーが加圧ローラー表面に
付着して汚れる現象)が発生しにくいことなどが必要と
なる。すなわち、圧力定着法に用いるトナーは、粉体特
性、紙などの支持媒体への定着性(定着された画像の保
存性も含む)、非オフセット性、また利用する現像方式
に応じて帯電性および/または導電性などの諸特性の全
てにおいて高いレベルになければならない。しかしなが
ら、これまでに知られているカプセルトナーは上記のよ
うな諸特性について必ずしも満足できるものではなかっ
た。
本発明は、これらの諸特性の内で、特に定着性について
改良したカプセルトナーを提供することを第一の目的と
するものである。ここで、定着性とは、カプセルトナー
により形成された画像の紙などの支持媒体への固着性を
意味している。すなわち、カプセルトナーの定着は、一
般には、カプセルトナーが付着して画像を形成した支持
媒体を、例えば、硬い金属ローラーの間を通過させて加
圧し、カプセルを破壊することにより実施しているか、
これまでに知られているカプセルトナーでは、この定着
性が必ずしも充分とは言えず、指でこすったりした場合
に複写画像がはがれたり、あるいは複写画像が白紙によ
ってこすられたりした場合には、剥離した複写画像の着
色成分で白紙が汚れたりする傾向かあった。このような
、従来のカプセルトナーの定着性の不充分さは、カプセ
ルトナーを利用する圧力定着法の実用化を阻む一因とも
なっていた。
本発明はさらに、定着性の改良とともにオフセント性の
低減も可能としたカプセルトナーな提供することを第二
の目的とするものである。ここで、オフセット性とは、
カプセルトナーが付着して画像を形成した支持媒体を、
例えば、硬い金属ローラーの間を通過させて加圧定着し
た時に、破壊されたカプセルトナーの芯物質の一部ある
いはカプセルの外殻の一部がローラー表面に付着して汚
染を発生させる現象を意味しており、このオフセット性
の排除が困難であることもカプセルトナーを利用する圧
力定着法の実用化を阻む一因ともなっていた。
本発明はまた、定着性そしてオフセット性について改良
され、さらに現像装置内での衝撃によっては破壊するこ
となく圧力定着位置でのみ容易に破壊するなどの優れた
特性を示すカプセルトナーを提供することも、その目的
とするものである。
本発明者は、上述の目的を達成するために鋭意研究を行
なった結果、ポリマー、該ポリマーを溶解もしくは膨潤
しうる沸点180°C以上の溶媒および該ポリマーを実
質的に溶解もしくは膨潤することのない沸点100〜2
50°Cの有機性液体を含有する混合物と表示記録材料
とを含有する芯物質と、該芯物質の周囲に形成された外
殻からなることを特徴とするカプセルトナーにより、上
述の目的が達成できることを見い出し本発明に到達した
次に本発明の詳細な説明する。
水などの液状媒体中において、表示記録材料と表示記録
材料の支持媒体への融着補助材であるパイングーとを含
有する芯物質の周囲に外殻を形成させることによりマイ
クロカプセルを調製する方法は既に公知であり、本発明
のカプセルトナーを製造するためにもそれらの公知方法
を利用することができる。
たとえば、本発明において利用することのできるマイク
ロカプセルの製造方法としては、界面重合法を挙げるこ
とができる。
本発明において利用することのできるマイクロカプセル
の製造方法の他の例としては、内部重合法、相分#法、
外frR重合法、融解分散冷却法、コアセルベーション
法を挙げることができる。
なお、本発明において利用することのできるマイクロカ
プセルの製造方法は、上に例示したものに限られるわけ
ではなく、その他のマイクロカプセルの製造方法をも利
用することができる。また、それらの各種の方法を組み
合わせて利用することもできる。
マイクロカプセルの製造方法の例のなかで本発明にとっ
て好ましい方法は、界面重合法である。
その中でも特に好ましい方法としては、次に述へる方法
を挙げることができる。
先ず、次のような性質を持っA物質およびB物質を用意
する。
A物質:疎水性液体そのものであるが、または疎水性液
体に溶解したり、良く分散する性質を持つ物質。
B物賀二親水性液体そのものであるが、または親木性液
体に溶解したり、良く分散する性質を持つ物質。
そして、A物質とB物質とは、互いに反応して親水性液
体と疎水性液体の双方に不溶性のポリウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホンアミド
樹脂、ポリウレア樹脂、エポキシ樹脂、ポリスルファネ
ート樹脂、あるいはポリカーボネート樹脂のいずれかを
形成するような関係にある物質である。
次いで、A物質と芯物質とからなる疎水性液体を、B物
質を含有する親木性液体中に微小滴に分散させ、次に加
温するなどの方法により、親水性液体と疎水性液体との
界面で両者を反応させることにより、A物質と芯物質と
からなる疎水性液体の周囲に親水性液体と疎水性液体の
双方に不溶性のポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスルホンアミド樹脂、ポリウレア
樹脂、エポキシ樹脂、ポリスルファネート樹脂、あるい
はポリカーボネート樹脂のいずれかよりなる外殻を形成
させて芯物質を含有するマイクロカプセル(すなわち、
カプセルトナー)が分散した分散液を調製する。
本発明において特に好ましいA物質およびB物質の組み
合わせは、両物質の反応によりポリウレタン樹脂もしく
はポリウレア樹脂が形成されるような組み合わせである
そのようなポリウレタン樹脂もしくはポリウレア樹脂の
製造に適したA物質の例としては、次のようなイソシア
ナート基またはインチオシアナート基を含む化合物を挙
げることができる。
(1)ジイソシアナ−)・ m−フェニレンジイソシアナート、p−フェニレンジイ
ンシアナート、2 、6−トリレンジイソシアナート、
2 、4− トリレンジイソシアナート、ナフタレン−
1,4−ジイソシアナート、ジフェニルメタン−4,4
′−ジイソシアナート、3.3′−ジメトキシ−4,4
°−ビフェニルジインシアナート、3,3′−ジメチル
ジフェニルメタン−4,4°−ジイソシアナート、キシ
リレン−1,4−ジイソシアナート、キシリレン−1゜
3−ジイソシアナート、4,4′−ジフェニルプロパン
ジイソシアナート、トリメチレンジイソシアナート、ヘ
キサメチレンジイソシアナート、プロピレン−1,2−
ジイソシアナート、ブチレン−1,2−ジイソシアナー
ト、エチリジンジイソシアナート、シクロヘキシレン−
1,2−ジイソシアナート、シクロヘキシレン−1,4
−ジイソシアナート、トルイレンジイソシアナート、ト
リフェニルメタンジイソシアナート。
(2)l−ジイソシアナート 4.4’、4”−トリフェニルメタントリイソシアナー
ト、ポリメチレンポリフェニルイソシアナート。
(3)テトラインシアナート 4.4′−ジメチルジフェニルメタン−2゜2’、5.
5”−テトライソシアナート。
(4)ポリイソシアナートプレポリマーヘキサメチレン
ジイソシアナートとヘキサントリオールの付加物、2.
4−)リレンジイソシアナートとカテコールの付加物、
トリレンジイソシアナートとヘキサントリオールの付加
物、トリレンジイソシアナートとトリメチロールプロパ
ンの細別物、キシリレンジイソシアナートとトリメチロ
ールプロパンの+f 加物。
(5ンジインチオシアナート テトラメチレンジインチオシアナート、ヘキサメチレン
ジインチオシアナート、p−フェニレンジインチオシア
ナート、キシリレン−1,4−ジイソチオシアナート、
エチリジンジイソチオシアナート。
また同様にそのような組み合わせに適したB物質の例と
しては1次のような化合物を挙げることができる。
(1)水 (2)ポリオールおよびポリチオール エチレングリコール、1.4−ブタンジオール、カテコ
ール、レゾルシノール、ハイドロキノン、l、2−ジヒ
ドロキシ−4−メチルベンゼン、1.3−ジヒドロキシ
−5−メチルベンゼン、3.4−ジヒドロキシ−1−メ
チルベンゼン、3゜5−ジヒドロキシ−1−メチルベン
ゼン、2.4−ジヒドロキシ−1−エチルベンセン、l
、3−ナフタレンジオール、l、5−ナフタレンジオー
ル、2,3−ナフタレンジオール、2,7−ナフタレン
ジオール、ポリチオール (3)ポリアミン エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、p−フェニ
レンジアミン、m−フェニレンジアミン、2−ヒドロキ
シトリメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラアミン、ジエチルアミノプロピルアミン
、テトラエチレンペンタミン、エポキシ化合物とアミン
の付加物。
(4)ピペラジン ピペラジン、2−メチルビペラジン、2.5−ジメチル
ピペラジン・ このようなA物質とB物質により調製されたポリウレタ
ン樹脂あるいはポリウレア樹脂は、A物質あるいはB物
質を複数種用いた場合には、ウレタン結合とウレア結合
の両者を分子鎖に含むもの、ウレア結合と千オウレタン
結合の両者を分子鎖に含むものなどとなる場合もあり、
これらもウレタン結合あるいはウレア結合のみを有する
ものと同様に、ポリウレタン樹脂あるいはポリウレア樹
脂との表現に含めるものである。
さらにJ二記のA物質とB物質の組み合わせにおいて、
A物質を、次に例示するような酸クロライド、スルホニ
ルクロライドあるいはビスクロルホルメートに置き変え
ることによりポリアミド樹脂などの各種の樹脂材料から
なる外殻を形成することもできる。
(1)酸クロライド オギサゾロイルクロライド、サクシノイルクロライド、
アジポイルクロライド、セバコイルクロライド、フタロ
イルクロライド、イソフタロイルクロライド、テレフタ
ロイルクロライド、フマロイルクロライド、1.4−シ
クロヘキサンジカルボニルクロライド、酸クロライド官
能基を持ったポリエステル、酸クロライド官能基を持っ
たポリアミ ド。
(2)スルホニルクロライド 1.3−ベンゼンジスルホニルクロライド、l、4−ベ
ンゼンジスルホニルクロライド1.1,5−ナフタレン
ジスルホニルクロライド、2,7−ナフタレンジスルホ
ニルクロライド、p、P”−一オキシビス(ベンゼンジ
スルホニルクロライド)、t、e−ヘキサンジスルホニ
ルクロライド。
(3)ビスクロルホルメート エチレンビス(クロルホルメート)、テトラメチレンビ
ス(クロルホルメート)、2.2’−ジメチル−1,3
−プロしくンビス(クロロホルムー1−)、p−プロパ
ンビス(クロルホルメート)。
また、A物質と芯物質とからなる疎水性液体を、B物質
を含有する親木性液体中に微小滴に分散させる際に、A
物質と芯物質とからなる疎水性液体に低沸点溶媒もしく
は極性溶媒を混合しておくことが好ましい。これらの低
沸点溶媒もしくは極性溶媒は、A物質とB物質との反応
生成物である外殻の形成を促進に寄与する。そのような
目的に用いることのできる低沸点溶媒もしくは極性溶媒
の例としては、メチルアルコール、エチルアルコール、
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢
酸メチル、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン
、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、n−ペ
ンタン、n −ヘ* サ7、ベンゼン、石油エーテル、
クロロホルム、四塩化炭素、メチレンクロライド、エチ
レンクロライド、二硫化炭素、ジメチルホルムアミドな
どを挙げることができる。
外殻の材料としては、加圧下に破壊する性質を持つもの
である限り特に制限はなく、これまでに述べた高分子材
料以外にも、たとえば、スチレンまたはその置換体の重
合体もしくはそれらの共重合体(たとえば、ポリスチレ
ン、ポリノくラクロルスチレン、スチレン・ブタジェン
共重合体、スチレン・アクリル酸共重合体、スチレン・
アクリル酸エステル共重合体、スチレン・メタクリル酸
共重合体、スチレン・メタクリル酸エステル共重合体、
スチレン・無水マレイン酸共重合体、スチレン・酢酸ビ
ニル共重合体など)、ポリビニルトルエン樹脂、アクリ
ル酸エステル単独重合体、メタクリル酸エステル単独重
合体、キシレン樹脂、メチルビニルエーテル・無水マレ
イン酸樹脂、ビニルブチラール樹脂、ポリビニルアルコ
ール樹脂、そしてポリビニルピロリドンなどを挙げるこ
とができる。
また、カプセルトナーの外殻は各種の高分子材料か°ら
形成された複合壁であってもよl、X、本発明において
利用することが特に望ましい複合壁としては、特願昭5
6−165262号出願の明細書に記載されているポリ
ウレア樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁、およびポ
リウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁である
。あるいは、ポリウレア樹脂、ポリウレタン樹脂および
ポリアミド樹脂からなる複合壁であってもよい。
ポリウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁ポリ
ウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁は、たと
えば、上記のA物質としてポリインシアナートと酸クロ
ライドそしてB物質としてポリアミンとポリオールを用
い、反応液となる乳化媒体のpH調整、ついで加温を行
なうことにより調製することができる。また、ポリウレ
ア樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁は、上記したA
物質としてポリイソシアナートと酸クロライトモしてB
物質としてポリアミンを用い、反応液となる乳化媒体の
PH副調整ついで加温を行なうことにより調製すること
ができる。これらのポリウレア樹脂とポリアミド樹脂か
らなる複合壁、およびポリウレタン樹脂とポリアミド樹
脂からなる複合壁の製造法の詳細については特願昭56
−165262号出願の明細書に記載がある。このよう
な複合壁からなる外殻は、特に、磁性粒子を芯物質内に
含有する一成分現像方式のカプセルトナーを形成するた
めに適している。
本発明で用いる芯物質は、潜像を可視画像とするための
表示記録材料を含有するものである。表示記録材料は、
通常は、そのままの状態で可視画像となる着色剤が用い
られるが、例えば、蛍光物質などのように間接的に可視
画像を与える物質も用いることができる。
着色剤としては、従来より、乾式あるいは湿式トナーに
用いられてきた染料や顔料などを使用することができる
。例えば黒色トナーとしては、カーボンブラックを挙げ
ることができる。あるいはグラフト他力〜ポンブラック
を用いることもできる。また、有彩色着色剤の例として
は、銅フタロシアニン、スルホン高級脂肪酸または芳香
族スルホン酸のアミド化合物、誘導体染料のような青色
系着色剤、ジアゾイエローと総称されるベンジジン誘導
体のような黄色系着色剤、そしてポリタングストリン酸
、モリブデン酸とキサンチン染料の複塩であるローダミ
ンBレーキ、アゾ系顔料のカーミン6Bおよびキナクリ
ドン誘導体のような赤色系着色剤などを挙げることがで
きる。
本発明のカプセルトナーの芯物質中に含有させるポリマ
ー、該ポリマーを溶解もしくは膨潤しうる沸点180 
’C以上の溶媒(以下、可溶性溶媒という)、および該
ポリマーを実質的に溶解もしくは膨潤することのない沸
点100〜250℃の有機性液体(以下、不溶解性液体
という)の混合物は、芯物質中においては表示記録物質
を分散保持し、かつ潜像上に形成された表示記録物質か
らなる可視画像を紙のような支持媒体に転写する際に、
その可視画像を支持媒体上に定着させる機能を果すもの
である。
これらの芯物質の成分のうち、不溶解性液体は芯物質の
粘度を下げて、加圧定着時に芯物質(表示記録物質を含
む)が紙などの支持媒体に浸入することを助け、またそ
の浸入した後には適度な速度で揮発して、可視画像の固
化を促進する機能を有する。従って、本発明の芯物質に
含有される不溶解性液体、すなわち、ポリマーを実質的
に溶解もしくは膨潤することのない沸点1oo〜250
°Cの有機性液体溶媒はカプセルトナーの定着性の顕著
な向上に寄与する。
ポリマーと易揮発性の低沸点溶媒との混合物をカプセル
トナーの芯物質に含有させて可視画像の定着に利用する
技術は既に知られている(たとえば、特開昭56−14
4434号公報等)。この技術は、紙などの支持媒体に
付着したカプセルトナーが破壊されて、表示記録材料と
ともにポリマーと易揮発性低沸点溶媒とが支持媒体に圧
力下に接触付着し、次いで低沸点溶媒が揮発することに
よりポリマーが支持媒体に融着固化し、表示記録材料の
定着を助けるとの考えを基礎としている。
しかしながら、本発明者の検討によれば、その定着性は
必ずしも充分とはいえない。また低沸点溶媒を用いるこ
とに起因する特有の臭気および引火性は、カプセルトナ
ーの製造工程においても、あるいは複写作業の実施時に
おいても環境上および安全上においても好ましいとはい
えない。さらに、低沸点溶媒は、カプセルトナーの貯蔵
保存期間にカプセル外殻を通して外部に少しずつ揮発す
るためか、カプセルトナーの定着性が長期の保存によっ
て低下する傾向も観察された。
これに対して、ポリマーと該ポリマーを溶解もしくは膨
潤しうる沸点180″C以上の高沸点溶媒および該ポリ
マーを実質的に溶解もしくは膨潤することのない沸点1
00〜250℃の有機性液体の混合物を芯物質内に含有
する本発明のカプセルトナーにより形成された可視画像
は1紙などの支持媒体に対して優れた定着性を示し、そ
の定着性は、ポリマーと低沸点溶媒との混合物を用いた
場合に比べて明らかに向上している。また定着画像の保
存性も優れており、ポリマーと低沸点溶媒との混合物を
用いた場合に比べても顕著に高い画像保存性を示す。さ
らに、低沸点溶媒を用いないため、臭気および引火性な
どについても配慮する必要がないことも優れている。
本発明で用いることのできるi a o ’c以上の沸
点を有する高沸点溶媒の例としては、次のような化合物
を挙げることができる。
(1)フタル酸エステル類 ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート。
ジオクチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジノニ
ルフタレート、ジデシルフタレート、ブチルフタリルブ
チルグリコレート、ジブチルモノクロロフタレート。
(2)リン酸エステル類 トリクレジルホスフェート、トリオクチルホスフェート
、トリス(インプロピルフェニル)ホスフェート、トリ
ブチルホスフェート、トリへキシルホスフェート、トリ
オクチルホスフェート、トリノニルホスフェート、トリ
デシルホスフェート、トリオレイルホスフェート、トリ
ス(ブトキシエチル)ホスフェート、トリス(クロルエ
チル)ホスフェート、トリス(ジクロルプロピル)ホス
フェート・ (3)クエン酸エステル類 0−アセチルトリエチルシトレート、O−アセチルトリ
ブチルシトレート、0−7セチルトリへキシルシトレー
ト、0−アセチルトリオクチルシトレート、0−アセチ
ルトリノニルシトレート、0−アセチルトリデシルシト
レート、トリエチルシトレート、トリブチルシトレート
、トリへキシルシトレート、トリオクチルシトレート、
トリノニルシトレート、トリデシルシトレート。
(4)安息香酸エステル類 ブチルベンツエート、ヘキシルベンゾエート、ヘプチル
ベンゾエート、オクチルベンゾエート、ノニルベンツエ
ート、デシルベンゾエート、ドデシルベンゾエート、ト
リデシルベンゾエート、テトラデシルベンゾエート、ヘ
キサデシルベンゾエート、オクタデシルベンゾエート、
オレイルベンツエート、ペンチル0−メチルベンゾエー
ト、デシルp−メチルベンゾエート、オクチル0−クロ
ルベンシェード、ラウリルP−クロルベンシェード、プ
ロピル2,4−ジクロルベンゾエート、オクチル2,4
−ジクロルベンゾエート、ステアリル2,4−ジクロル
ベンゾエート、オレイル2゜4−ジクロルベンゾエート
、オクチルp−メトキシベンゾエート。
(5)脂肪酸エステル類 ヘキサデシルミリステート、ジブトキシエチルスクシネ
ート、ジオクチルアジペート、ジオクチルアゼレート、
デカメチレン−1,10−ジオールジアセテート、トリ
アセチン、トリブチン、ベンジルカプレート、ペンタエ
リスリトールテトラカプロネート、イソソルバイトシカ
プリレート。
(6)アルキルナフタレン類 メチルナフタレン、ジメチルナフタレン、トリメチルナ
フタレン、モノイソプロピルナフタレン、ジイソプロピ
ルナフタレン、トリイソプロピルナフタレン、テトライ
ソプロピルナフタレン、モノメチル、ジエチルナフタレ
ン、インオクチルナフタレン。
(7)アルキルジフェニルエーテル類 0−メチルジフェニルエーテル、m−メチルジフェニル
エーテル、p−メチルジフェニルエーテル。
(8)高級脂肪酸または芳香族スルホン酸のアミド化合
物類 N、N−ジメチルラウロアミド、N、N−ジエチルカプ
リルアミド、N−ブチルベンゼンスルホンアミ ド。
(9)トリメリット酸エステル類 トリオクチルトリメリテート。
(10)ジアリールアルカン類 ジアリールメタン類(ジメチルフェニルフェニルメタン
など)、ジアリールエタン類(l−フェニル−1−メチ
ルフェニルエタン、l−ジメチルフよニル−1−フェニ
ルエタン、l−エチルフェニル−1−フェニルエタンな
ど)。
また、上記の高沸点溶媒および、その他の本発明におい
て使用することのできる高沸点溶媒の例については、例
えば、次のような特許刊行物に記載されている。
特公昭4B−232,33号、同49−2!34E11
号:特開昭47−1031号、同50−[12632号
、同50−82078号、同51−28035号、同5
l−211i93E1号、同51−28037号、同5
1−27921号、同51−27922号:米国特許第
2,322,027号、同第2,353,282号、同
第2,533,514号、同第2,835,579号、
同第2,852.383号、同第3,287,134号
、同第3,554,755号、同第3,678,137
号、同第3.F3?B、I42号、同第3゜700.4
54号、同第3,748,141号、同第3,837,
883号、同第3,93[i、303号: 英国特許第958,441号、同第1,222,753
号:西独間公開公報(OLS)第2,538,889号
本発明で用いる高沸点溶媒として特に好ましいものは、
フタル酸エステル、リン酸エステル、アルキルナフタレ
ン、およびジアリールアルカンである。これらのうちで
も、ジイソプロピルナフタレン、ジメチルナフタレンお
よびl−ジメチルフェニル−1−フェニルエタンが最も
望ましい、。
本発明で用いる不溶解性液体、すなわち、ポリマーを実
質的に溶解もしくは膨潤することのない100〜250
°Cの沸点を有する有機性液体としては、脂肪族飽和炭
化水素、あるいは脂肪族飽和炭化水素を主成分とする有
機性液体混合物を用いることが望ましい。
脂肪族飽和炭化水素は一般に、一定の沸点範囲を有する
複数の脂肪族飽和炭化水素留分の混合物として各種の用
途に用いられている。本発明の不溶解性液体として用い
るのに適した脂肪族飽和炭化水素の例としては、沸点範
囲(初留点〜軟点)が115−142℃のもの(例、l
5oparE、商品名、エクソン化学■製、以下同じ)
、沸点範囲が158〜177°Cのもの(例、l5op
arG)、沸点範囲が174〜189’C(7)もの(
例、l5opar  H)、沸点範囲が188〜210
’C(7)もの(例、l5opar  L)そして沸点
範囲が207〜258℃のもの(例、Is。
parM)を挙げることができる。
また、本発明の不溶解性液体の特に好ましい沸点範囲は
140〜220℃である。
本発明において不溶解性液体は前記の高沸点溶媒に対し
て任意の割合にて混合することができるが、一般には、
高沸点溶媒/不溶解性液体の重量比で9/1〜1/9の
範囲で混合することが望ましい。
また本発明において芯物質に含有させるポリマーの例と
しては、次のような化合物を挙げることができる。
ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、スチレン系m
 脂、スチレン・ブタジェンコポリマー、エポキシ樹脂
、ポリエステル、ゴム類、ポリビニルピロリドン、ポリ
アミド、クマロン・インデン共重合体、メチルビニルエ
ーテル・無水マレイン酸共重合体、マレイン酸変性フェ
ノール樹脂、フェノール変性テルペン樹脂、シリコン樹
脂、エポキシ変性フェノール樹脂、天然樹脂変性フェノ
ール樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン、ポリウレア、ア
クリル酸エステルのホモポリマ=もしくはコポリマー、
メタクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポリマ
ー、アクリル酸と長鎖アルキルメタクリレートとの共重
合体オリゴマー、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル。
また、」二記のポリマーおよび、その他の本発明におい
て使用することのできるポリマーの例については1例え
ば1次のような特許刊行物に記載されている。
特公昭48−30499号、同49−1588号、同5
4−8104号: 特開昭48−75032号、同4B−78931号、同
49−17739号、同5]−132838号、同52
−1118531号、同52−108134号、同5.
2−119937号、同53−1028号、同53−3
13243号、同53−118049号、同55−89
854号、同55−IH855号: 米国特許第3,893,933号。
本発明で用いる芯物質内に含有させるためのポリで−と
して特に好ましいものは、アクリル酸エステルのホモポ
リマーもしくはコポリマー、メタクリル酸エステルのホ
モポリマーもしくはコポリマー、またはスチレン・ブタ
ジェンコポリマーである。
本発明において高沸点溶媒、不溶解性液体およびポリマ
ーを混合して用いるにあたって、それぞれを二以上用い
ることも可能である。
本発明において高沸点溶媒+不溶解性液体とポリマーと
の混合比は任意の割合とすることができるが、一般には
[高沸点溶媒+不溶解性液体]/ポリマーの重量比で0
.1−Zooの範囲にあることが望ましい。なお、高沸
点溶媒、不溶解性液体あるいはポリマーの種類、混合比
によっては、混合物の粘度が非常に高くなる場合があり
、このような混合物は、カプセル化の初期工程である水
への乳化が困難となる。このような場合には、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルのように水との混和性が低く、一方では
高沸点溶媒、不溶解性液体およびポリマーに対しては相
溶する低沸点溶剤を加えて混合物の粘度を下げて乳化を
行ない、乳化終了後に減圧下で低沸点溶剤を除去した後
カプセル化を行なうことも好ましい。
本発明のカプセルトナーの芯物質は、前述のように表示
記録材料、高沸点溶媒、不溶解性液体およびポリマーを
含有するものであるが、その他にも、所望により、各種
の添加物質を含有することができる。そのような添加物
質の例としては、フッソ樹脂のような離型剤、さらに、
−成分現像方式に用いるトナーを製造するためのコバル
ト、鉄およびニンケルなどの金属単体、合金もしくは金
属化合物などからなる磁性粒子(磁化しうる粒子状物質
)を挙げることができる。
一方、本発明のカプセルトナーの外殻は、重合体あるい
は高分子物質からなるものであるが、所望により、この
外殻についても金属含有染料、ニグロシンなどの荷電調
節剤、疎水性シリカなどの流動化剤、あるいはその他の
任意の添加物質を加えることができる。これらの添加物
質は、外殻形成時、あるいはカプセルトナーの分離乾燥
後など任意の時点でカプセルトナーの外殻に含有させる
ことができる。 。
液状媒体中において、上記のような芯物質の周囲に外殻
を形成させることによりマイクロカプセルを調製した後
、このマイクロカプセルは液相から分離乾燥される。こ
の分離乾燥のための操作は通常、マイクロカプセルを含
有する分散液を噴霧乾燥する方法により行なわれる。
本発明においては、上記のような方法により分離乾燥さ
れたマイクロカプセルは、次いで加熱処理を施すことが
望ましい。この加熱処理により本発明のカプセルトナー
の粉体特性はさらに向上する。加熱処理は50−300
’Oの範囲の温度で行なうのが好ましく、またさらに8
0−150℃の範囲の温度で加熱することが特に好まし
い。加熱時間は、加熱温度および使用した芯物質の種類
により変動するが、通常は10分から48時間の範囲か
ら選ばれ、さらに一般的には2−24時間の範囲から選
ばれる。
加熱処理に用いられる装置、器具については特に制限は
なく、例えば、電気炉、マツフル炉、ホットプレート、
電気乾燥器、流動層乾燥器、赤外線乾燥器などの任意の
加熱乾燥装置及び加熱乾燥器具を用いることができる。
次に本発明の実施例および比較例を示す。
[実施例1] 、1−ジメチルフェニル−1−フェニルエタンとl5o
par  H(商品名、エクソン化学−製、沸点範囲が
174〜189℃の脂肪族飽和炭化水素混合物)とを重
量比で6:5に混合した液状混合物中に、ポリイソブチ
ルメタクリレートを40重量%溶解した。この溶液を9
gとり、これにマグネタイト磁性粒子(EFT−100
0、戸田工業■製)7gを混線分散して分散液を調製し
た。
次イで、’A M 材Hのトルイレンジイソシアナート
とヘキサントリオールとの3:l(モル比)付加物1.
6gおよびテレフタル酸クロリド0.3gとを含有する
酢酸エチル溶液6gを前記分散液と混合し、−次液体と
した。
別に、二次液体としてポリビニルアルコール(重合度:
500、ケン化度=98%)の5%水溶液を40gを調
製した。
二次液体を10°Cに冷却し、これに−次液体を滴下し
て高速回転のホモジナイザーを用いて攪拌することによ
り油滴径の平均サイズが約14gmの氷中油滴型エマル
ジョンを得た。
上記のエマルジョンにジエチレントリアミンの10%水
溶液3gを徐々に滴下し、その後pHを10に調整し、
60°Cで3時間攪拌しカプセル化を終了させた。次に
このマイクロカプセル分散液を500Orpmの遠心分
離操作にかけ、生成した上澄み液を除去し、次いで洗浄
用の水を加えたのち、再度、遠心分離操作を行なうこと
からなる水洗を行なった。この操作を2回繰り返して液
相からポリビニルアルコールを除去した。
この分散液を噴霧乾燥機にて、入口温度170℃、出口
温度110℃、噴霧圧2 kg/crn’の条件により
噴霧乾燥を行ない粉末状のカプセルトナーを得た。
このカプセルトナーは非常にサラサラした流動性の高い
粉末であり、また顕微鏡観察によると一つ一つのカプセ
ル粒子の大部分が独立して存在していることが確認され
た。
上記で得られたカプセルトナーの圧力定着特性を、次の
方法により評価した。
通常の電子写真法により形成した静電潜像を上記のカプ
セルトナーで現像してトナー像としたのち、そのトナー
像を転写紙に転写して可視画像を得た。この可視画像を
加圧定着ローラーを用いて350kg/cm’の圧力で
圧力定着したところ定着性のよい鮮鋭度の高い複写画像
が得られた。そして、トナーのローラーへの付着は殆ど
発生しなかった。また複写工程において不快な臭気は全
く感じられなかった。さらに、転写紙上に加圧定着され
た複写画像を指でこすってもトナーの剥離は発生せず、
複写画像に影響を与えなかった。
[比較例1] 実施例1において、エージメチルフェニル−1−フェニ
ルエタンとl5opar  Hの混合物の代りにトルエ
ンを用いてポリイソブチルメタクリレ−I・のトルエン
40%溶液を調製し、これを同量用いた以外は同一の操
作によりカプセル化、水洗および噴霧乾燥を行ない、粉
末状のカプセルトナーを得た。
このカプセルトナーを用いて実施例1と同様にして転写
紙に転写し、圧力定着を行なったところ、加圧操作後た
だちにトルエンの不快な臭気が感じられた。また転写紙
上に加圧定着された複写画像を指でCすったところ、ト
ナーの一部が剥離して指に付着し、複写画像に汚れが発
生した。
[実施例2] 実施例1において、l−ジメチルフェニル−1−フェニ
ルエタンとl5opar  Hの混合物の代りに、1−
ジメチルフェニル−1−フェニルエタンとl5opar
  G(商品名、エクソン化学■製、沸点範囲が158
〜177°Cの脂肪族飽和炭化水素混合物)の混合物(
重量比で6:5)を同量用いた以外は同一の操作により
カプセル化、水洗および噴霧乾燥を行ない、粉末状のカ
プセルトナーを得た。
このカプセルトナーを用いて実施例1と同様にして転写
紙に転写し圧力定着を行なったところ、定着性のよい鮮
鋭度の高い複写画像が得られた。
そして、トナーのローラーへの刺着は殆ど発生しなかっ
た。また複写工程において不快な臭気は全く感じられな
かった。さらに、転写紙上に加圧定着された複写画像を
指でこすってもトナーの剥離は発生せず、複写画像に影
響を与えなかった。
[比較例2コ 実施例2において、l−ジメチルフェニル−1−フェニ
ルエタンとl5opar  Gの混合物の代りにキシレ
ンを用いてポリイソブチルメタクリレートのキシレン4
0%溶液を調製し、これを同量用いた以外は同一の操作
によりカプセル化、水洗および噴霧乾燥を行ない、粉末
状のカプセルトナーを得た。
このカプセルトナーを用いて実施例1と同様にして転写
紙に転写し、圧力定着を行なったところ、加圧操作後た
だちにトルエンの不快な臭気が感しられた。また転写紙
上に加圧定着された複写画像を指でこすったところ、ト
ナーの一部が剥離して指に付着し、複写画像に汚れが発
生した。
[実施例3] l−ジメチルフェニル−1−フェニルエタンとl5op
ar  L(商品名、エクソン化学■製、Mt点範囲が
188〜210″Cの脂肪族飽和炭化水素混合物)とを
重量比で6:5に混合した液状混合物中に、スチレン・
ブタジェン・コポリマー(スチレン:ブタジェン=4−
6、モル比)を40重量%溶解した。この溶液を9gと
り、これにマグネタイト磁性粒子(EFT−1000)
7gを混線分散して分散液を調製した。
以下、実施例1と同一の操作によりカプセル化、水洗お
よび噴霧乾燥を行ない、粉末状のカプセルトナーを得た
このカプセルトナーを用いて実施例1と同様にして転写
紙に転写し圧力定着を行なったところ、定着性のよい鮮
鋭度の高い複写画像が得られた。
そして、トナーのローラーへの付着は殆ど発生しなかっ
た。また複写工程において不快な臭気は全く感じられな
かった。さらに、転写紙上に加圧定着された複写画像を
指でこすってもトナーの剥離は発生せず、複写画像に影
響を与えなかった。なお、複写画像の定着性は一ケ月経
過後も特に変化が見れらなかった。
[比較例31 実施例3においてトl−ジメチルフェニルー1−フェニ
ルエタンとl5opar  Lの混合物の代りに酢酸エ
チルを用いてスチレン・ブタジェン・コポリマーの酢酸
エチル10%溶液を調製し、これを同量用いた以外は同
一の操作によりカプセ゛ ル化、水洗および噴霧乾燥を
行ない、粉末状のカプセルトナーを得た。
このカプセルトナーを用いて実施例1と同様にして転写
紙に転写し、圧力定着を行なったところ、加圧操作後た
だちに酢酸エチルの臭気が感じられた。また転写紙上に
加圧定着された複写画像を指でこすったところトナーの
一部が剥離して指に付着し、複写画像に汚れが発生した
。なお複写画像を有する転写紙の臭気は、−ケ月経過し
た後には消失したが、複写画像の定着性の低下が見られ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l。ポリマー、該ポリマーを溶解もしくは膨潤しうる沸
    点180°C以上の溶媒および該ポリマーを実質的に溶
    解もしくは膨潤することのない沸点ioo〜250°C
    の有機性液体を含有する混合物と表示記録材料とを含有
    する芯物質と、該芯物質の周囲に形成された外殻からな
    ることを特徴とするカプセルトナー。 2゜ポリマーが、アクリル酸エステルのホモポリマーも
    しくはコポリマー、メタクリル酸エステルのホモポリマ
    ーもしくはコポリマー、またはスチレン・ブタジェン・
    コポリマーであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のカプセルトナー。 3゜沸点180°C以上の該溶媒が、フタル酸エステル
    、リン酸エステル、アルキルナフタレン、もしくはジア
    リールアルカンであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のカプセルトナ4゜沸点100〜250°C
    の該有機性液体が、脂肪族飽和炭化水素、もしくは脂肪
    族飽和炭化水素を主成分とする有機性液体混合物である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカプセル
    トナー。 5゜外殻が、ポリウレア樹脂および/またはポリウレタ
    ン樹脂、そしてポリアミド樹脂を含む複合壁からなるも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    カプセルトナー。
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