JPS61273558A - 摩擦帯電性が向上したカプセルトナ−の製造方法 - Google Patents

摩擦帯電性が向上したカプセルトナ−の製造方法

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JPS61273558A
JPS61273558A JP60117466A JP11746685A JPS61273558A JP S61273558 A JPS61273558 A JP S61273558A JP 60117466 A JP60117466 A JP 60117466A JP 11746685 A JP11746685 A JP 11746685A JP S61273558 A JPS61273558 A JP S61273558A
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toner
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裕 藤田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、電子写真法などの記録方法において形成され
た潜像を可視画像とするために用いられるカプセルトナ
ーの製造方法に関し、更に詳しくは、特に摩擦帯電性が
向上したカプセルトナーの製造方法に関するものである
[発明の背景] 電子写真法などの記録方法におけるトナー像の定着方法
としては、加熱定着、溶剤定着および圧力定着の三種類
の方法が知られている。この内、圧力定着法は熱や溶剤
を使わないため、加熱定着や溶剤定着等の方法に附随す
る種々の障害が発生することなく、またアクセスタイム
も速く、高速定着方式にも追随が可能である点などの各
種の利点を本来的に持っている。圧力定着法は上記のよ
うな多くの利点を持つ一方、加熱定着法などの定着法に
比べて定着性が悪く、定着後の画像を擦ると剥がれやす
い点、定着に相当高い圧力を必要とするため、転写紙の
ような支持媒体の繊維が破壊されるなどによる媒体の疲
労が発生しやすく、また支持媒体の表面が過度の光沢を
持つようになりやすい点、そして高い圧力を付与するた
めの加圧ローラーの小型化には限界があるため複写装置
全体の小型化が制限を受ける点などの問題がある。
圧力定着法に附随する上記のような問題点を解決するた
めに、既にトナーをマイクロカプセルに納めた形態とし
たカプセルトナーが開発されている。カプセルトナーは
、カーボンブラックのような着色材料およびポリマー、
油性溶媒などのバインダーを含有する芯物質の周囲に、
圧力の付与により破壊する性質を持つ樹脂外殻を形成さ
せることにより得られるマイクロカプセル形態のトナー
である。カプセルトナーは、定着に高い圧力を必要とし
ない点、定着性が優れている点などにおいて圧力定着法
に適したトナーであるとされているが、従来知られてい
るカプセルトナーは、トナーとして本来必要とされる緒
特性において必ずしも満足できるものとはいえない。
たとえば電子写真用の現像、剤として従来は表面を絶縁
性にしたトナーが一般的に用いられてきたが、最近では
トナー表面に適当な正または負の摩擦帯電性を付与させ
たトナーが開発されている。
すなわち、鉄粉などのキャリアー粒子あるいは毛皮など
とトナーとを摩擦することによりトナーを帯電させ、こ
の帯電トナーを潜像に吸引させる方式の電子写真法に利
用するトナーは、その摩擦帯電性が優れていることが望
ましい。
このトナー表面への摩擦帯電性は、従来では粉末状のカ
プセルトナーとニグロシン染料粉末などの電荷調節剤と
を粉々接触させることによりカプセルトナー表面に電荷
調節剤を付着させる方法が一般的に利用されている。
しかしながら1本発明者の検討によると、上記の従来法
によって電荷調節剤が付与されたカプセルトナーでは、
電荷調節剤の均一な付着が達成されにくく、またトナー
表面に付着した電荷調節剤がトナー貯蔵中に脱離しやす
いとの問題があることが判明した。このような電荷調節
剤の付着が不均一なトナー、あるいは電荷調節剤の脱離
が相当量発生したトナーは現像特性が不充分となりやす
く、得られる可視画像の鮮鋭度、濃度等の画像特性に好
ましくない影響を与える。
[発明の目的] 本発明は、摩擦帯電性が向上したカプセルトナーを製造
する方法を提供することを目的とする。
本発明は特に、優れた摩擦帯電性が安定して維持される
カプセルトナーの製造方法を提供することを目的とする
[発明の要旨] 本発明は、着色材料とバインダーとを含有する芯物質と
該芯物質の周囲に形成された樹脂外殻とから構成された
カプセルトナーの表面に一液体分散媒の存在下にて電荷
調節剤を付着させることを特徴とする摩擦帯電性が向上
したカプセルトナーの製造方法からなる。
また本発明は、液体媒体中にて着色材料とバインダーと
を含有する芯物質の周囲に樹脂外殻を形成することから
なるカプセルトナーの製造方法において、該樹脂外殻の
形成時に液体媒体中に電荷調節剤を存在させることこと
によって、生成するカプセルトナーの表面に電荷調節剤
を付着させることを特徴とする摩擦帯電性が向上したカ
プセルトナーの製造方法をも提供する。
[発明の効果] 本発明によって製造されたカプセルトナーは、その表面
に電荷調節剤が均一かつ堅固に付着しているため、高い
摩擦帯電性を示し、電子写真法などの記録法の実施のた
めに用いる現像剤として優れた特性を示す、また、本発
明により得られるカプセルトナーの優れた摩擦帯電性は
、長期間の貯蔵、物理的衝撃などによっても殆ど低下す
ることがない。
従って、特に本発明により得られるカプセルトナーは、
特に摩擦帯電を利用する電子写真法に用いるカプセルト
ナーとして有利である。
[発明の詳細な記述] 本発明の摩擦帯電性が向上したカプセルトナーの製造方
法の一態様は、マイクロカプセルの形成時における反応
液に電荷調節剤を共存させることにより、形成されるマ
イクロカプセルの表面に電荷調節剤を堅固に付着させる
ことを特徴とする。
また、本発明の摩擦帯電性が向上したカプセルトナーの
製造方法の別の態様は、形成されたカプセルトナーを液
体分散媒に分散させた状態にて電荷調節剤と接触させる
ことにより、マイクロカプセルの表面に電荷調節剤を堅
固に付着させることを特徴とする。
すなわち、本発明のマイクロカプセル表面への電荷調節
剤の付着は、液体中にてマイクロカプセルが形成される
際、もしくは液体中に分散されたマイクロカプセルなど
のように、液体分散媒が存在する条件にてマイクロカプ
セルに電荷調節剤を接触させることを特徴としている・ まず、マイクロカプセルの形成時における反応液に電荷
調節剤を共存させることにより、形成されるマイクロカ
プセルの表面に電荷調節剤を付着させる方法について説
明する。
カーボンブラック等の着色材料、およびポリマー、油性
溶媒等のバインダーを含有する芯物質の周囲に、圧力の
付与により破壊する性質を持つ樹脂外殻を形成させてカ
プセルトナーを製造する方法は、前述のように既に知ら
れている。
本発明のカプセルトナーの製造に際しては、水系液体中
などにて界面重合法あるいは外部重合法などのマイクロ
カプセル製造方法、特に重合反応に基づくマイクロカプ
セル製造方法を利用して芯物質の周囲に外殻を形成した
のち、これを液体から分離乾燥する方法などの公知の方
法が利用できる。
本発明のカプセルトナーにおいてバインダーの成分とし
て用いることのできるポリマーの例としては、次のよう
な化合物を挙げることができる。
ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、スチレン系樹
脂、スチレン・ブタジェンコポリマー、エポキシ樹脂、
ポリエステル、ゴム類、ポリビニルピロリドン、ポリア
ミド、クマロン・インデン共重合体、メチルビニルエー
テル・無水マレイン酸共重合体、アミン樹脂、ポリウレ
タン、ポリウレア、アクリル酸エステルのホモポリマー
もしくはコポリマー、メタクリル酸エステルのホモポリ
マーもしくはコポリマー、アクリル酸と長鎖アルキルメ
タクリレートとの共重合体オリゴマー、ポリ酢酸ビニル
、ポリ塩化ビニル。
上記のバインダー用ポリマーとして特に好ましいものは
、アクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポリマ
ー、メタクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポ
リマー、またはスチレン・ブタジェンコポリマーである
バインダーの成分として用いることのできる油性溶剤の
例としては、上記のポリマーを溶解もしくは膨潤させう
る沸点150℃以上の高沸点溶媒(以下、単に高沸点溶
媒ともいう)を挙げることができる。この高沸点溶媒の
例を以下に記載する。
フタル酸エステル類(例、ジエチルフタレート、ジブチ
ルフタレート);脂肪族ジカルボン酸エステル類(例、
マロン酸ジエチル、シュウ酸ジメチル);リン酸エステ
ル類(例、トリクレジルホスフェート、トリクレジルホ
スフェート);クエン酸エステル類(例、0−7セチル
トリエチルシトレート、トリブチルシトレート);安息
香酸エステル類(例、ブチルベンゾエート、ヘキシルベ
ンゾエート);脂肪族酸エステル類(例、ヘキサデシル
ミリステート、ジオクチルアジペート);アルキルナフ
タレン類(例、メチルナフタレン、ジメチルナフタレン
、モノイソプロピルナフタレン、ジイソプロピルナフタ
レン);アルキルジフェニルエーテル類(例、〇−1m
+、p−メチルジフェニルエーテル);高級脂肪酸また
は芳香族スルホン酸のアミド化合物類(例、N。
N−ジメチルラウロアミド、N−ブチルベンゼンスルホ
ンアミド);トリメリット酸エステル類(例、トリオク
チルトリメリテート);ジアリールアルカン類(例、ジ
メチルフェニルフェニルメタンなどのジアリールメタン
、1−フェニル−1−メチルフェニルエタン、1−ジメ
チルフェニル−1−フェニルエタン、1−エチルフェニ
ル−1−フェニルエタンなどのジアリールエタン)。
本発明においてバインダーは、ポリマーと高沸点溶媒と
の双方を含む組成物であることが好ましい。
電子写真用トナーのための着色材料としては、カーボン
ブラック、グラフト化カーボンブラックなどの黒色トナ
ーが一般的に用いられているが、また青色、赤色、黄色
などの各種の有彩色着色剤も用いられている0本発明の
カプセルトナーにおいてもそれらの着色材料を用いるこ
とができる。
本発明のカプセルトナーの芯物質には磁性粒子が含有さ
れていてもよい、この磁性粒子としては公知の磁性トナ
ー用の磁性粒子(磁化しうる粒子状物質)を用いること
ができる。そのような磁性粒子の例としては、コバルト
、鉄、またはニッケルなどの金属単体1合金もしくは金
属化合物などからなる磁性粒子を挙げることができる。
なお、磁性粒子として黒色のマグネタイトなどの有色磁
性粒子を用いる場合には、そのマグネタイトなどの有色
磁性粒子を磁性粒子と着色材料の両者の役目を兼ねる成
分として用いることもできる。
本発明のカプセルトナーの外殻を形成する樹脂の種類に
は特に制限はないが、カプセルトナーとしての特性を考
慮すると、その外殻樹脂は、ポリウレア、ポリウレタン
、ポリアミド、ポリエステルあるいはエポキシ樹脂であ
ることが好ましい。
これらの樹脂は単独であっても、また混合物としても外
殻形成用の樹脂として用いることができる。そして、本
発明のカプセルトナーは、ポリウレア樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、そしてポリアミド樹脂の内部なくとも一種を含
む複合壁からなることが、外殻の強度、柔軟性などを考
慮すると特に好ましい。
次に、ポリウレタン樹脂、あるいはポリウレア樹脂の外
殻からなるカプセルトナーを製造する方法を例にして、
本発明の摩擦帯電性が向上したカプセルトナーの製造方
法を説明する。
水性液体中において1着色材料およびバインダー(そし
て所望により磁性粒子など)を含有する油滴状に分散さ
れた芯物質の周囲に、ポリウレア樹脂および/またはポ
リウレタン樹脂からなる外殻を形成させることによりマ
イクロカプセルを製造する方法は既に公知であり、本発
明のカプセルトナーを製造するためにもそれらの公知方
法を利用することができる。
たとえば、本発明のカプセルトナーの製造のために利用
することのできる重合反応を利用したマイクロカプセル
の製造方法としては、界面重合法を挙げることができる
。また、本発明において利用することのできる重合反応
を利用したマイクロカプセルの製造方法の他の例として
は、内部重合法および外部重合法を挙げることができる
ポリウレア樹脂および/またはポリウレタン樹脂からな
る外殻は、ジイソシアナート、トリインシアナート、テ
トライソシアナート、ポリイソシアナートプレポリマー
などのポリイソシアナート、とジアミン、トリアミン、
テトラアミンなどのポリアミン、アミン基を二個以上含
むプレポリマー、ピペラジンおよびその誘導体、ポリオ
ールなどとを水系溶媒中で界面重合法により反応させる
ことにより、容易にマイクロカプセルの外殻として形成
することができることが知られている。
また、本発明のカプセルトナーの外殻として好ましいポ
リウレア樹脂および/またはポリウレタンそしてポリア
ミド樹脂からなる複合壁、たとえば、ポリウレア樹脂と
ポリアミド樹脂からなる複合壁、ポリウレタン樹脂とポ
リアミド樹脂からなる複合壁、あるいは、ポリウレア樹
脂、ポリウレタン樹脂およびポリアミド樹脂からなる複
合壁は下記の方法により製造することができる。
ポリウレア樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁、ポリ
ウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁は、たと
えば、ポリイソシアナートと酸クロライドそしてポリア
ミンとポリオールを用い、反応液となる乳化媒体のpH
調整、ついで加温を行なうことからなる界面重合法によ
り調製することができる。また、ポリウレア樹脂とポリ
アミド樹脂からなる複合壁は、ポリイソシアナートと酸
クロライドそしてポリアミンを用い、反応液となる乳化
媒体のpH調製、ついで加温を行なうことにより調製す
ることができる。これらのポリウレア樹脂とポリアミド
樹脂からなる複合壁、およびポリウレタン樹脂とポリア
ミド樹脂からなる複合壁の製造方法の詳細については特
開昭58−66948号公報に記載がある。このような
複合壁からなる外殻は、特に磁性粒子を芯物質内に含有
するカプセルトナーを形成するために適している。
外殻樹脂の形成のための重合反応に関与するモノマーは
、外殻を形成する樹脂によっても相違するが、通常は二
種類以上のモノマーを組合わせて用いる。そのような七
ツマ−の組合わせの例としてはイソシアナート基、チオ
イソシアナート基、ビスクロロホルメート基、酸クロラ
イド基およびスルホニルクロライド基からなる群より選
ばれる基を含む二官能基性化合物のうちの少なくとも一
つと、水、多価アミン、多価アルコール、多価チオール
、多価アミンおよび多価カルボン酸からなる群より選ば
れる化合物のうちの少なくとも一つとの組合せを挙げる
ことができる。
電荷調節剤は、マイクロカプセル調製のための反応液に
、粉末状にて、あるいは水、水と有機溶媒との混合液、
もしくは有機溶媒に分散させた状態、あるいは有機溶媒
に溶解させた状態などにて添加することにより、マイク
ロカプセル(またはマイクロカプセル中間体)に接触せ
しめられる。
この電荷調節剤の添加は、カプセル化反応の開始前もし
くはカプセル化反応の進行中のいずれの時点においても
行なうことができる。
トナー表面に付着させて用いる電荷調節剤としては既に
各種のものが知られており、本発明のカプセルトナーの
製造に際しても、それらの公知の電荷調節剤を用いるこ
とができる。トナーの摩擦帯電性を正にずらすための電
荷調節剤の例としては、ニグロシン系などの電子供与性
色素、および各種のカチオン性物質を挙げることができ
る。トナーの摩擦帯電性を負にずらすための電荷調節剤
の例としては、モノアゾ金属錯塩、銅フタロシアニン化
合物などの電子受容性有機錯体、カルシウム、バリ→ム
など金属のチタン酸塩、および塩素化パラフィンを挙げ
ることができる。
電荷調節剤をマイクロカプセル反応液に添加する際に、
粉末状態の電荷調節剤をそのまま添加してもよいが、分
散液の状態もしくは溶液の状態にて添加することが望ま
しい、特に電荷調節剤を溶液状態で添加し、反応液との
接触によって電荷調節剤の微細粉末が反応系にて析出す
るようにした場合には、マイクロカプセル表面に特に微
細な電荷調節剤が均一に付着する傾向があるため、好ま
しい、この場合に用いられる有機溶媒は水との混和性が
高い有機溶媒であり、その例としては、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド
、ケトン類(例、アセトン、メチルエチルケトン、テト
ラヒドロフラン)、アルコール類(例、メタノール、エ
タノール、イソプロパツール)、N−メチルピロリドン
を挙ケることができる。
水性液体中において、電荷調節剤の存在下にて芯物質の
周囲に外殻を形成させることによりマイクロカプセルを
調製した後、このマイクロカプセルは液相から分離乾燥
する。この分離乾燥のための操作は通常、マイクロカプ
セルを含有する分散液を噴霧乾燥する方法あるいはマイ
クロカプセルを含有するスラリーを加熱乾燥する方法な
どにより行なわれる。
上記のような方法により分離乾燥されたマイクロカプセ
ルは、次いで加熱処理を施すことが望ましい、この加熱
処理によりカプセルトナーの粉体特性が特に向上する。
加熱処理は50〜300℃の範囲の温度で行なうのが好
ましく、またさらに80〜150℃の範囲の温度で加熱
することが特に好ましい、加熱時間は、加熱温度および
使用した芯物質の種類により変動するが、通常は10分
から48時間の範囲から選ばれ、さらに一般的には2〜
24時間の範囲から選ばれる。
加熱処理に用いられる装置、器具については特に制限は
なく、例えば、電気炉、マツフル炉、ホットプレート、
電気乾燥器、流動層乾燥器、赤外線乾燥器などの任意の
加熱乾燥装置及び加熱乾燥器具を用いることができる。
本発明によれば、カプセルトナー表面への電荷調節剤の
均一かつ堅固な付着は、マイクロカプセルが生成したの
ちであっても、液体分散媒の存在下゛にて電荷調節剤を
マイクロカプセルに接触させることにより達成すること
ができる。
すなわち、マイクロカプセルが生成した反応液に電荷調
節剤を添加する方法、マイクロカプセルを反応液から分
離し、洗浄のために水中に分散させた状態にある分散液
に添加する方法、マイクロカプセルを電荷調節剤の溶液
もしくは分散液と共に噴霧乾燥する方法、などの方法を
利用することができる。あるいは、一旦乾燥させたマイ
クロカプセルを水に分散させて分散液を調製し、この分
散液に対して上記と同様な方法により電荷調節剤を添加
することができる。
電荷調節剤の添加の方法については前述と同様であり、
粉末状態の添加1分散液としての添加、溶液としての添
加のいずれもが利用できる。
次に本発明の実施例と比較例を示す、実施例および比較
例において1%」は、特に記載のない限り「重量%」を
意味する。
[実施例1〕 ポリイソブチルメタクリレートを50%含有するl−イ
ソプロピル−フェニル−2−フェニルエタン(バインダ
ー)の溶W! 40 gと、マグネタイト磁性粒子とを
自動乳鉢中で混線分散して分散液(磁性インク)を調製
した。
別に酢酸エチル20gにキシリレンジイソシアナート3
モルとトリメチロールプロパン1モルとの付加化合物9
.9gを溶解した溶液を調製し、この溶液を前記の分散
液(磁気インク)と混合して油性相を調製した。ただし
、この油性相混合液の調製は、その液温を25℃以下に
調節しながら実施した。
メチルセルロース(メトキシ1MML度1 、s、平均
分子量:15000)の4%水溶液200gにジエチレ
ントリアミン0.2gを添加して水性液を調製し、この
水性液の液温を15℃に冷却した。
この水性液中に前記油性相混合液を乳化分散させて、乳
化液中の油滴粒子の平均サイズが約12ILmの氷中油
滴型エマルジョンを得た。
エマルジョンを調製して約10分後にジエチレントリア
ミンの2.5%水溶液50gを徐々に滴下し、60℃の
恒温槽にて3時間攪拌しカプセル化を終了させた。カプ
セル化反応が終了した後、デカンテーションを行ない、
上澄液を除去してカプセルスラリーを得た。このスラリ
ーに水を添加し、攪拌したのち、同様にデカンテーショ
ンを行なう水洗操作を20回繰り返すことによりメチル
セルロースを除去した。
水洗操作が終了したマイクロカプセルを水に分散させた
分散液を激しく攪拌しながら、これに、別に調製したニ
グロシン染料(商品名:スピリットブラックF&)85
0、住友化学工業■製)のアセトン溶液にプロシン染料
2g/10σccアセトン)100ccを滴下した。ニ
グロシン染料はマイクロカプセル分散媒に接触すると、
ただちに析出し、マイクロカプセル表面に付着した0次
いで、このマイクロカプセルを分散液より濾別し、オー
ブンを用いて60℃にて3時間乾燥して、粉末状のカプ
セルトナー(平均粒径18ILm)を得た。このカプセ
ルトナーの表面を走査型電子顕微鏡で観察したところ、
ニグロシン染料は粒径14m以下の微粒子状態でトナー
表面に均一に付着していることが確認された。
上記のカプセルトナー0.1gを、エチルセルロースと
ニトロセルロースとのfA合物(1: 1)で被覆した
鉄粉キャリヤ5gと混合、攪拌したのち、この摩擦帯電
量をブローオツ粉体帯電量測定装置(TB−200:束
゛芝ケミカル■製)を用いて測定したところ、帯電量は
(+)10pC/gであった・ このカプセルトナーを現像剤として用いて電子写真複写
機による繰返し複写試験を用紙5000枚について行な
って、トナー像の濃度変化を調べた。この5000枚複
写におけるトナー像の濃度低下は少なく、実質的に問題
とならない程度であつた・ [実施例2] ダイノミルを用いてニグロシン染料を水に微分散させて
同じ濃度のニグロシン染料分散液を調製し、これをマイ
クロカプセル分散液に同量添加した以外は、実施例1と
同様な操作により、粉末状のカプセルトナーを得た。
このカプセルトナーの表面を走査型電子顕微鏡で観察し
たところ、ニグロシン染料は粒径1pm以下の微粒子状
態でトナー表面に均一に付着していることが確認された
このカプセルトナーについて実施例1と同様な帯電試験
を行なったところ、帯電量は(+)tS終C/gであっ
た。
このカプセルトナーを現像剤として用いて電子写真複写
機による繰返し複写試験を用紙5000枚について行な
って、トナー像の濃度変化を調べた。この5000枚複
写におけるトナー像の濃度低下は少なく、実質的に問題
とならない程度であった拳 [比較例1] マイクロカプセル分散液にニグロシン染料分散液を添加
しなかった以外は、実施例1と同様な操作により、粉末
状のカプセルトナーを得た。
得られたカプセルトナー1gに対してニグロシン染料0
.02gを粉々混合により混合した。
このカプセルトナーの表面を走査型電子顕微鏡で観察し
たところ、ニグロシン染料の一部はトナー表面に付着す
ることなく存在していた。
このカプセルトナーについて実施例1と同様な帯電試験
を行なったところ、帯電量は(+)12JLC/gであ
った。
このカプセルトナーを現像剤として用いて電子写真複写
機による繰返し複写試験を用紙5000枚について行な
って、トナー像の濃度変化を調べた。この5000枚複
写におけるトナー像の濃度低下は著しかった。また、現
像機内のトナーからニグロシン染料が相当量離脱してい
るのが観察された。
〔比較例2] マイクロカプセル分散液にニグロシン染料分散液を添加
しなかった以外は、実施例1と同様な操作により、粉末
状のカプセルトナーを得た。
このカプセルトナーについて実施例1と同様な帯電試験
を行なったところ、帯電量は(+)1ルC/gと顕著に
低かった。
[実施例3] ニグロシン染料のア七トン溶液の代りに、モノアゾ金属
錯塩型電荷調節剤(商品名スピロンブラックTRH,保
土谷化学工業■製)のジメチルホルムアミド溶液(電荷
調節剤2g/100gジメチルホルムアミド)を同量用
いた以外は、実施例1と同様な操作により、粉末状のカ
プセルトナーを得た。
このカプセルトナーの表面を走査型電子m微鏡で観察し
たところ、電荷調節剤は粒径14m以下の微粒子状態で
トナー表面に均一に付着していることが確認された。
このカプセルトナーについて実施例1と同様な帯電試験
を行なったところ、帯電量は(−)8#L07gであっ
た。
このカプセルトナーを現像剤として用いて電子写真複写
機による繰返し複写試験を用紙5000枚について行な
って、トナー像の濃度変化を調べた。この5000枚複
写におけるトナー像の濃度低下は少なく、実質的に問題
とならない程度であった拳 [実施例4] 上記電荷調節剤をアセトンにボールミルを用いて微分散
させて電荷調節剤分散液(電荷調節剤2g 7100 
gアセトン)を同量用いた以外は、実施例1と同様な操
作により、粉末状のカプセルトナーを得た。
このカプセルトナーの表面を走査型電子顕微鏡で観察し
たところ、電荷調節剤は粒径lILm以下の微粒子状態
でトナー表面に均一に付着していることが確認された。
このカプセルトナーについて実施例1と同様な帯電試験
を行なったところ、帯電量は(−)151Lc/gであ
った・ このカプセルトナーを現像剤として用いて電子写真複写
機による繰返し複写試験を用紙soo。
枚について行なって、トナー像の濃度変化を調べた。こ
の5000枚複写におけるトナー像の濃度低下は少なく
、実質的に問題とならない程度であった・ [実施例5] マイクロカプセル生成反応液にニグロシン染料のアセト
ン溶液を同量添加し、生成後のマイクロカプセル分散液
へのニグロシン染料の添加を省略した以外は、実施例1
と同様な操作により、粉末状のカプセルトナーを得た。
このカプセルトナーの表面を走査型電子顕微鏡で観察し
たところ、ニグロシン染料は粒径1ルm以下の微粒子状
態でトナー表面に均一に付着していることが確認された

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、着色材料とバインダーとを含有する芯物質と該芯物
    質の周囲に形成された樹脂外殻とから構成されたカプセ
    ルトナーの表面に液体分散媒の存在下にて電荷調節剤を
    付着させることを特徴とする摩擦帯電性が向上したカプ
    セルトナーの製造方法。 2、上記分散媒が水であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のカプセルトナーの製造方法。 3、上記分散媒が水と有機溶媒との混合物であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカプセルトナー
    の製造方法。 4、上記電荷調節剤が電子供与性色素もしくは電子受容
    性有機錯体であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第3項のいずれかの項記載のカプセルトナーの製
    造方法。 5、上記電荷調節剤がニグロシン系電子供与性色素であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載のカプセ
    ルトナーの製造方法。 6、液体媒体中にて着色材料とバインダーとを含有する
    芯物質の周囲に樹脂外殻を形成することからなるカプセ
    ルトナーの製造方法において、該樹脂外殻の形成時に液
    体媒体中に電荷調節剤を存在させることことによって、
    生成するカプセルトナーの表面に電荷調節剤を付着させ
    ることを特徴とする摩擦帯電性が向上したカプセルトナ
    ーの製造方法。 7、上記分散媒が水であることを特徴とする特許請求の
    範囲第6項記載のカプセルトナーの製造方法。 8、上記分散媒が水と有機溶媒との混合物であることを
    特徴とする特許請求の範囲第6項記載のカプセルトナー
    の製造方法。 9、上記電荷調節剤が電子供与性色素もしくは電子受容
    性有機錯体であることを特徴とする特許請求の範囲第6
    項乃至第8項のいずれかの項記載のカプセルトナーの製
    造方法。 10、上記電荷調節剤がニグロシン系電子供与性色素で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載のカプ
    セルトナーの製造方法。
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