JPS60126657A - 摩擦帯電性が向上したカプセルトナ−とその製造方法 - Google Patents

摩擦帯電性が向上したカプセルトナ−とその製造方法

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JPS60126657A
JPS60126657A JP58235941A JP23594183A JPS60126657A JP S60126657 A JPS60126657 A JP S60126657A JP 58235941 A JP58235941 A JP 58235941A JP 23594183 A JP23594183 A JP 23594183A JP S60126657 A JPS60126657 A JP S60126657A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真法などの記録方法において形成され
た潜像を6(親画像とするために用いられるカプセルト
ナーとその製造法に関するものであり、更に詳しくは、
特に摩擦帯電性が向上したカプセルトナーとその製造法
に関するものである。
[技術分野の説明] 電子写真法などの記録方法におけるトナー像の定着方法
としては、加熱定着、溶剤定着および圧力定着の三種類
の方法が知られている。この内、圧力定着法は熱や溶剤
を使わないため、加熱定着や溶剤定着等の方法に附随す
る種々の障害が発生することなく、またアクセスタイム
も速く、高速定着方式にも追随が=T(能である点なと
の各種の利点を本来的に持っている。圧力定着法は上記
のような多くの利点を持つ一方、加熱定着法などの定着
法に比べて定着性が悪く、定着後の画像を擦ると剥がれ
やすい点、定着に相当高い圧力を必要とするため、転写
紙のような支持媒体の繊維が破壊されるなどによる媒体
の疲労が発生しやすく、また支持媒体の表面が過度の光
沢を持つようになりやすい点、そして高い圧力を付与す
るための加圧ローラーの小型化には限界があるため複写
装置全体の小型化が制限を受ける点などの問題がある。
[先行技術の問題点] 圧力定着法に附随する上記のような問題点を解決するた
めに、既にトナーをマイクロカプセルに納めた形態とし
たカプセルトナーか開発されている。カプセルトナーは
、カーボンブランクのような着色材料およびポリマー、
油性溶媒などのバインダーを含有する芯物質の周囲に、
圧力の付与により破壊する性質を持つ樹脂外殻を形成さ
せることにより得られるマイクロカプセル形態のトナー
である。カプセルトナーは、定着に高い圧力を必要とし
ない点、定着性が優れている点などにおいて圧力定着法
に適したトナーであるとされているか、従来知られてい
るカプセルトナーは、トナーとして本来必要とされる諸
特性において必ずしも満足できるものとはいえない。
すなわち、電子写真用現像剤として用いるトナーは、粉
体特性が良く、現像性能において優れ、潜像を形成する
表面である感光体表面を汚すことかないことなどが必要
とされる。一方、圧力定着法に用いるトナーとしては、
圧力夏着性が良いこと、そして圧力定着に用いる加圧ロ
ーラーへのオフセット現象が発生しにくいことなどが必
要となる。すなわち、圧力定着法に用いるトナーは、粉
体特性、紙などの支持媒体への定着性(定着された画像
の保存性も含む)、非オフセット性、また帯電性等の電
気的特性などの諸特性の全てにおいて高いレベルになけ
ればならない。しかしなからこれまでに知られているカ
プセルトナーは上記のような諸特性を老成、シた場合に
必ずしも満足できるものではなかった。
従来のカプセルトナーが充分満足できる特性を示し得な
いことについての埋山の一つとしてはカプセルトナー表
面の摩擦帯電性か充分でないことを挙げることかできる
。すなわち、鉄粉なとのキャリアー粒子あるいは毛皮な
どとトナーとをl情擦することによりトナーを帯電させ
、この帯電トナーを潜像に吸引させる方式の電子写真法
に利用するトナーは、その摩擦帯電性が優れていること
が望ましい。トナーの帯電性を向上させる方法は従来よ
り検3・1されており、たとえば、製造したカプセルト
ナーの表面に弗素原子含有化合物を伯着させる方法など
が知られている。しかしながら、この方法によってもト
ナーの帯電性は向」ニするが。
特にカプセルトナーの場合においては、その外殻を形成
する樹脂の種類によっては弗素原子含有化合物が41着
しにくい場合かあり、また伺着しても均−・な付着が困
難であり、さらにカプセルトナーの外殻に一旦付着した
弗素原子含有化合物がその後に脱離したりすることもあ
るところから、安定な帯電性を有するカプセルトナーが
得られにくいとの問題があった。
[本発明の要旨] 本発明は、!′f色材料とバインダーとを含有する芯物
質と該芯物質の周囲に形成された樹脂よりなる外殻とか
ら構成されたカプセルトナーにおいて該外殻を形成する
樹脂が弗素原子を分子構造中に含むものであることを特
徴とする摩擦9t?電性か向上したカプセルトナーを提
供するものである。
この摩擦帯電性が向」二したカプセルトナーは、着色材
料とバインダーとを含有する芯物質の周囲に樹脂外殻を
重合反応により形成することからなるカプセルトナーの
製造法を利用し、かつ、該重合反応に使用するモノマー
の少なくとも一つを弗素原子含有上ツマ−とすることに
より製造することができる。
[本発明の効果] 本発明のカプセルトナーは、その外殻が弗素原子を含む
樹脂より形成されているため、高い帯電性を示し、また
流動性、凝集抵抗性などの粉体特性も優れているため、
電子写真法などの記録法の実施のために用いる現像剤と
して優れた特性を示す。また、本発明のカプセルトナー
の優れた帯電性、粉体特性などは、長期間の貯蔵、物理
的杓撃などによっても低下することがないため、本発明
のカプセルトナーは電子写真法などの現像剤として優れ
たものである。
特に本発明のカプセルトナーは高いり12電性を示すた
め、特に摩擦帯電を利用する電子写真法に用いるカプセ
ルトナーとして有利である。
[本発明の詳細な記述] カーボンブラックのような着色材料、ポリマー、そして
油性溶媒のようなバインダーを含有する芯物質の周囲に
、圧力の付与により破壊する性質を持つ樹脂外殻を形成
させてなるカプセルトナ〜は前述のように既に知られて
いる。
本発明のカプセルトナーは、水系液体中などにて界面重
合法あるいは外部正合法などの公知のマイクロカプセル
製造法、特に重合反応側こ基づくマイクロカプセル製造
法、を利用して芯物質の周囲に外殻を形成したのち、こ
れを液体から分離乾燥する方法により得ることができる
本発明のカプセルトナーにおいて/<イングーの成分と
して用いることのできるポリマーの例としては、次のよ
うな化合物を挙げることかできる。
ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、スチレン系樹
脂、スチレン・ブタジェンコポリマー、−エポキシ樹脂
、ポリエステル、ゴム類、ポリビニルピロリドン、ポリ
アミド、クマロン′・インデン共重合体、メチルビニル
エーテル・無水マレイン酸共重合体、アミン樹脂、ポリ
ウレタン、ポリウレア、アクリル酸エステルのホモポリ
マーもしくはコポリマー、メタクリル酸エステルのホモ
ポリマーもしくはコポリマー、アクリル酸と長鎖アルキ
ルメタクリレートとの共重合体オリゴマー、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリ塩化ビニル。
上記のバインダー用ポリマーとして特に好ましいものは
、アクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポリマ
ー、メタクリル酸エステルのホモポリマーもしくはコポ
リマー、またはスチレン・ブタジェンコポリマーである
バインダーの成分として用いることのできる油性溶剤の
例としては、上記のポリマーを溶解もしくは膨潤させう
る廓点150°C以」二の高沸点溶媒(以下、単に高沸
点溶媒ともいう)を挙げることができる。この高沸点溶
媒の例を以−トに記載する。
フタル酸エステル類(例、ジエチルフタレート、ジブチ
ルフタレート);脂肪族ジカルボン酸エステルa([1
1,マロン酸ジエチル、シュウ酪ジメチル);リン酸エ
ステル類(例、トリクレジルホスフェート、トリクレジ
ルホスフェート):クエン酸エステル類(例、0−アセ
チル(・リエチルシトレート、トリブチルシトレート)
:安息香酸エステル類(例、プチルベンンエート、ヘキ
シルベンゾニー1・):脂肪族酸エステル類(例、ヘキ
サデシルミリステート、ジオクチルアジペート);アル
キルナフクレン類(例、メチルナフタレン、ジメチルナ
フタレン、モノイソプロピルナフタレン、ジイソプロピ
ルナフタレン);アルキルジフェニルエーテル類(例、
o−、m−1P−メチルジフェニルエーテル);高級脂
肪酸または芳香族スルホン酸のアミド化合物類(例、N
、N−’;;メチルラウロアミド、N−ブチルベンゼン
スルホンアミド);トリメリット酸エステル類(例、ト
リオクチルトリメリテート)ニジアリールアルカン類(
例、ジメチルフェニルフェニルメタンなどのジアリール
メタン、1−フェニル−1−メチルフェニルエタン、l
−ジメチルフェニル−1−フェニルエタン、1−エチル
フェニル−1−フェニルエタンなどのジアリールエタン
)。
本発明において/<インダーは、ポリマーと高沸点溶媒
とを含む組成物であることが好ましい。
電子写真用トナーのための着色材料としては。
カーボンブラック、グラフト化カーボンブラックなどの
黒色トナーが一般的に用いられているが、また青色、赤
色、竹色などの各種の有彩色着色剤も用いられている。
本発明のカプセルトナーにおいてもそれらの公知の着色
材料を用いることができる。
本発明のカプセルトナーの芯物質には磁性粒子が含有さ
れていてもよい、この磁性粒子としては公知の磁性トナ
ー用の磁性粒子(磁化しうる粒子状物質)を用いること
ができる。そのような磁性粒子の例としては、コバルト
、鉄、またはニッケルなどの金属単体、合金もしくは金
属化合物などからなる磁性粒子を挙げることができる。
なお、磁性粒子として黒色のマグネタイトなどの有色磁
性粒子を用いる場合には、そのマグネタイトなどの有色
磁性粒子を磁性粒子と着色材料の両者の役目を兼ねる成
分として用いることもできる。
本発明のカプセルトナーの外殻を形成する樹脂の種類に
は特に制限はないが、カプセルトナーとしての特性を考
慮すると、その外殻樹脂は、ポリウレア、ポリウレタン
、ポリアミドあるいはポリエステルであることが好まし
い。これらの樹+1uは単独でも、また配合物としても
外殻形成用の樹脂として用いることができる。そして、
本発明のカプセルトナーは、ポリウレア樹脂および/ま
たliポリウレタン樹脂、そしてポリアミド樹IIfi
を含む複合壁からなることが、外殻の強瓜、柔軟性など
を考慮すると特に好ましい。
未発Illのカプセルトナーの外殻を形成する樹脂の分
子構造に含まれる弗素原子は、外殻樹ll!総重量の0
.05〜30重量%の範囲にあること力1了ましく、特
に好ましい範囲は、0.1〜lO重堡%である。
本発明のカプセルトナーは、芯物質の周囲番と樹脂外殻
を重合反応により形成することからなる公知のカプセル
トナーの製造法を利用することにより容易に製造するこ
とができる。すなわち、該重合反応に使用するモノで−
の少なくとも一つとして弗素原子含有上ツマ−を用いる
ことにより、弗素原子を分子構造中に含む樹脂外殻が容
易に形成する。
次に、ポリウレタン樹脂、あるいはポリウレア樹脂の外
殻からなるカプセルトナーを製造する方法を例にして、
本発明のカプセルI・ナーの製造法を説明する。
水性液体中において、R色材料および/ヘイングー(そ
して所望により磁性粒4など)を含有する油滴状に分散
された芯物質の周囲に、ポリウレア4111脂および/
またはボリウ・レタン樹脂からなる外殻を形成させるこ
とによりマイクロカプセルを製造する方法は既に公知で
あり、本発明のカプセルトナーを製造するためにもそれ
らの公知方法を利用することができる。
たとえば1本発明のカプセルトナーの製造のために利用
することのできる重合反応を利用したマイクロカプセル
の製造方法としては、界面組合法を挙げることができる
。また、本発明において利用することのできる重合反応
を利用したマイクロカプセルの製造方法の他の例として
は、内部重合法および外部重合法を挙げることができる
ポリウレア樹脂および/またはポリウレタン樹脂からな
る外殻は、ジイソシアナート、トリイソシアナート、テ
トライソシアナート、ボリイソシアナートプレポリマー
などのポリイソシアナート、とジアミン、トリアミン、
テトラアミンなどのポリアミン、アミン基を二個以上含
むプレポリマー、ピペラジンおよびその誘導体、ポリオ
ールなどとを水系溶媒中で界面重合法により反応させる
ことにより、容易にマイクロカプセルの外殻として形成
することができることが知られている。
また1本発明のカプセルトナーの外殻として好ましいポ
リウレア樹脂および/またはポリウレタンそしてポリア
ミド樹脂からなる複合壁、たとえば、ポリウレア樹脂と
ポリアミド樹脂からなる複合壁、ポリウレタン樹脂とポ
リアミド樹脂からなる複合壁、あるいは、ポリウレア樹
脂、ポリウレタン樹脂およびポリアミド樹脂からなる複
合壁は一ト記の方法により製造することができる。
ポリウレア樹脂とポリアミド樹脂゛からなる複合壁、ポ
リウレタン樹脂とポリアミド樹脂からなる複合壁は、た
とえば、ポリイソシアナートと醸クロライドそしてポリ
アミンとポリオールを用い、反応液となる乳化媒体のp
pm整、ついで加温を行なうことからなる界面重合法に
より調製することができる。また、ポリウレア樹脂とポ
リアミド樹脂からなる複合壁は、ポリイソシアナートと
酸クロライドそしてポリアミンを用い、反応液となる乳
化媒体のpH調製、ついで加温を行なうことにより調製
することができる。これらのポリウレア樹脂とポリアミ
ド樹脂からなる複合壁、およびポリウレタン樹脂とポリ
アミド樹脂からなる複合壁の製造法の詳細については特
開昭58−66948号公報に記載がある。このような
複合壁からなる外殻は、特に、磁性粒子を芯物質内に含
有するカプセルトナーを形成するために適している。
本発明の弗素原子を分子構造中に含む樹脂からなるカプ
セルトナーの外殻は、上記のような重合反応に関与する
千ツマ−の少なくとも一つとして弗素原子含有モノマー
を用いることにより形成することができる。
外殻樹脂の形成のための重合反応に関与するモノマーは
、外殻を形成する樹脂によっても相違するが、通常は二
種類以上のモノマーを組合わせて用いる。そのようなモ
ノマーの組合わせの例としては、インシアナート基、チ
オイソシアナート基、ビスタロロホルメート基、酸クロ
ライド基およびスルホニルクロライド基からなる群より
選ばれる基を含む二官能基性化合物の少なくとも一つと
、水、多価アミン、多価アルコール、多価チオール、多
価アミンおよび多価カルボン酩からなる群より選ばれる
化合物の少なくとも一〇との組合せを挙げることができ
る。そして、これらの組合せに係る化合物の少なくとも
一つを弗素原子含有モノヤーとすることができる。
本発明において使用する弗素原子含有上ツマ−は重合反
応に関与することのできる七ツマ−であり、その例とし
ては、少なくとも一個の弗素原子そして、−NCO,−
NC5、−COCfL、−5O□C1,−0H1−5H
,$Jよび−NH2からなる群より選ばれる少なくとも
一個の基、を含む反応性化合物を挙げることができる。
また、弗素原子含有モノマーの具体例としては、下記の
化合物を挙げることができる。
α、α、α−トリフルオローm−トリルイソシアナート
、 α、α、α−トリフルオローp−トリルイソシアナート
、 α、α、α−トリプルオロトリルー2,4−ジイソシア
ナート、 α、α、α−トリフルオロトリルー2,6−ジイソシア
ナート。
α、α、α−トリフルオロトリルー2,4−ジチオイソ
シアナート、 2.3,4.5−テトラフルオロテレフタル酸、 2.3,4.5−テトラブルオロテレフタル酸ジクロラ
イド、 2.3.4’、5.6−ペンタフルオロ安だ、香酸、 2.3,4,5.6−テトラフルオロ安息香酸クロライ
ド。
ヘプタフルオロプロピオン酸。
P−)リフルオロメチルベンジルクロライド、α、α、
α−トリフルオローp−ベンジルスルホニルクロライド
、 ω−ヒドロヘキサフルオロプロピルアルコール、 ヘプタフルオロプロピルアルコール、 パーフルオロヘキシルアルコール、 ヘプタフルオロプロピルチオール、 パーフルオロヘキシルチオール。
ヘプタフルオロプロピルアミン、 パーフルオロヘキシル−1,6−ジ−アミン、テトラフ
ルオロエチレンジアミン、 水性液体中において、芯物質の周囲に外殻を形成させる
ことによりマイクロカプセルを調製した後、このマイク
ロカプセルは液相から分離乾燥される。この分離乾燥の
ための操作は通常、マイクロカプセルを含有する分散液
を噴霧乾燥する方法あるいはマイクロカプセルを含有す
るスラリーを加熱乾燥する方法などにより行なわれる。
上記のような方法により分離乾燥されたマイクロカプセ
ルは、次いで加熱処理を施すことが望ましい。この加熱
処理によりカプセルトナーの粉体特性が特に向上する。
加熱処理は50〜300℃の範囲の温度で行なうのが好
ましく、またさらに80〜150°Cの範囲の温度で加
熱することが特に好ましい。加熱時間は、加熱温度およ
び使用した芯物質の種類により変動す・るが、通常は1
0分から48時間の範囲から選ばれ、さらに一般的には
2〜24時間の範囲から選ばれる。
加熱処理に用いられる装置、器具については特に制限は
なく、例えば、電気炉、マツフル炉、ホットプレート、
電気乾燥器、流動層乾燥器、赤外線乾燥器などの任意の
加熱乾燥袋ガ及び加熱乾燥器具を用いることができる。
本発明のカプセルトナーの外殻には、所望により、金属
含有染料、ニグロシンなどの荷電調節剤、疎水性シリカ
などの流動化剤、あるいはその他の任意の添加物質を加
えることができる。これらの添加物質は、外殻形成時、
あるいはカプセルトナーの分離乾燥後など任意の時点で
カプセルトナーの外殻に含有さぜることができる。
また、本発明のカプセルトナーおよびその製造法は、 特開昭57−179860.58−21259.58−
66948.58−66949.58−66950.5
8−68753.58−70.236.58−9146
4.58−95353.58−100&−55,58−
100856,58−100857,58−10085
8,58−111050,58−144932,58−
145233号の各公報、および 特願昭57−64673.57−175404.57−
189139.58−41960.58−48418.
58−58419.58−57421.58−5742
2.58−174898号特許出願などの明細書に記載
のカプセルトナーおよびカプセルトナー製造技術と適宜
組合わせて利用することも可能である。
次に本発明の実施例および比較例を示す。
[実施例1] ポリイソブチルメタクリレート(商品名ニアクリベース
、MM−2002−1:藤倉化成■製)を50重1%含
むジフェニルエタンの溶液50gにマグネタイト磁性粒
子(商品名:EPT−IQOO:戸ロ]工業■製)50
gを乳鉢にて8時間混練し、黒色磁性インクを調製した
酢酸エチル40gに、テ・レフタル酪ジクロライド2.
0g、タケネートD−11ON(商品名・キシリレンジ
イソシアナーi・のトリメチロールプロパン 添加し、賜−な溶液とした後、前記黒色磁性インクと混
合して油性液とした。別にメチルセルロース(メトロー
ズ65SH−50、商品名、信越化学■製)6gを水1
94gに溶解した水溶液を調製し、これを室温に維持し
激しく攪拌しなから4。
記の油性液を添加し、O/W型のエマルジョンを得た。
このエマルジョンの平均粒径をlOgm!こ調整したの
ち、これにω−ヒドロヘキサフルオロプロピルアルコー
ル( C H F 2 C F 2 C F 2 0 
H )の2、5%水溶液40gを添加し,さらにビスフ
エノールAのアルカリ性5%水溶液を60g添加し、均
一+ニジたのち、60’Cに2時間加温してカプセル化
反応を進行させた0反応終了後、デカンテーションを行
ない上澄液を除去してカプセルスラリーを得た。このス
ラリーに水を添加し攪拌したのち、同様にデカンテーシ
ョンを行なう水洗操作を繰り返すことによりメチルセル
ロースを除去した。この水洗操作を20回繰り返したの
ちカプセルスラリーをオーブンでi o o ”cに1
時間乾燥したところサラサラした粉体状のカプセルトナ
ー(平均粒径11.0km)が得られた。
このカプセルトナーの外殻は、弗素原子を約4.5g量
%含有するポリウレタン樹脂とポリエステル樹脂を主成
分とする複合壁からなっていた。
得られたカプセルトナーは、流動性の高い粉末であり、
−成分系トナー用の磁気ロールでは均一な磁気ブラシが
形成された。さらに、この磁気ブラシを用いて通常の電
子写真法により形成した静電潜像を現像した。この現像
後においては感光体上にトナー像の残存は全く見られず
、転写性の良いことが確認された。
[実施例2] ω−ヒドロヘキサフルオロプロピルアルコールの代りに
ヘプタフルオロプロピオンM(czF7COOH)を同
量用いた以、外は実施例1の操作を繰り返すことにより
、サラサラした粉体の形態の、弗素原子を約4.6重量
%含有するポリポリウレタン樹脂とポリエステル樹脂を
主成分とする複合壁からなる外殻を有するカプセルトナ
ー(平均粒径11.7舊m)を得た。
このカプセルトナーを用い実施例1と同様にして最適条
件で現像転写したところ、実施例1と同じく感光体上に
トナー像の残存は全く見られず、転写性の良いことが確
認された。
[実施例3〕 ω−ヒドロへキサフルオロプロピルアルコールの代りに
ヘプタフルオロプロピルアミン(03F 7 N H2
)を同量用いた以外は実施例1の操作を繰り返すことに
より、サラサラした粉体の形態の、弗素原子を約5.5
重量%含有するポリウレタン樹脂とポリエステル樹脂を
主成分とする複合壁からなる外殻を有するカプセルトナ
ー(平均粒径10.8pm)を得た。
このカプセルトナーを用い実施例1と同様にして最適条
件で現像転写したところ、実施例1と同じく感光体]−
にトナー像の残存は全く見られず、転写性の良いことが
確認された。
[比較例1] ω−ヒドロヘキサフルオロプロピルアルコールを添加し
なかった以外は実施例1の操作を繰り返すことにより、
サラサラした粉体の形態の、ポリウレタン樹脂とポリエ
ステル樹脂を主成分とする複合壁からなる外殻を有する
カプセルトナー(平均粒径11.0ルm)を得た。
[実施例4] 酢醜エチル40gに、テレフタル酸ジクロライド2.0
g、タケネートD−11ON(商品名:キシリレンジイ
ンシアナートのトリメチロールプロパン付加物、武田薬
品工業■製)11.0gそしてα、α、α−トリフルオ
ローp−トリルイソシアナート1.0gを添加し、均一
な溶液とした後、これを実施例1で調製した黒色磁性イ
ンクと混合して油性液とした。別にメチルセルロース(
メトローズ65SH−50)Logを水190gに溶解
した水溶液を調製し1、これを20°Cに維持し激しく
攪拌しながら上記の油性液を添加し、0/W型のエマル
ジョンヲ得り。
このエマルジョンの平均粒径をlog、mにTI4整し
たのち、これにジエチレントリアミン2.5%水溶液を
50g添加し、均一にしたのち、60°Cに2時間加温
してカプセル化反応を進行させた。
反応終了後、実施例1と同様にデカンテーションを利用
した水洗操作を20回繰り返すことによりメチルセルロ
ースを除去した。次いでカプセルスラリーをオーブンで
100℃に1時間乾燥したところサラサラした粉体状の
カプセルトナー(平均粒径12.3μm)が得られた。
このカプセルトナーの外殻は、弗素原子を約2.2重屋
%含有するポリウレア樹脂とポリアミド樹脂を主成分と
する複合壁からなっていた。
得られたカプセルトナーは、流動性の高い粉末であり、
−成分系トナー用の磁気ロールでは均一な磁気ブラシが
形成された。さらに、この磁気ブラシを用いて通常の電
子写真法により形成した静電潜像を現像した。この現像
後においては感光体上にトナー像の残・存は全く見られ
ず、転写性の良いことが確認された。
[実施例5] α、α、α−トリフルオローp−トリルイソシアナート
の代りにパーフルオロヘキシルアルコール(CeF13
0H)を同量用いた以外は実施例4の操作を繰り返すこ
とにより、サラサラした粉体の形態の、弗素原子を約4
.5重量%含有するポリウレア樹脂とポリアミド樹脂を
主成分とする複合壁からなる外殻を有するカプセルトナ
ー(平均粒径11.3pLm)を得た。
このカプセルトナーを用い実施例1と同様にして最適条
件で現像転写したところ、実施例1と同じく感光体上に
トナー像の残存は全く見られず、転写性の良いことが確
認された。
[比較例2] α、α、α−トリフルオローp−トリルインシアナート
を添加しなかった以外は実施例4の操作を繰り返すこと
により、サラサラした粉体の形態の、ポリウレア樹脂と
ポリアミド樹脂を主成分とする複合壁からなる外殻を有
するカプセルトナー(平均粒径12,0μm)を得た。
[実施例6〜7] α、α、α−トリフルオローP−トリルイソシアナー)
 (I)とキシリレンジイソシアナートのトリメチロー
ルプロパン付加物(II’)との比率を変えた以外は実
施例4の操作を繰り返すことにより、サラサラした粉体
の形態の、弗素原子を含有するポリウレア樹脂とアミド
樹脂を主成分とする複合壁からなる外殻を有するカプセ
ルトナーを(すた。
■と■の使用、Mt (g) 、および得られたカプセ
ルトナーの外殻樹脂中の弗素原子の含有量(F含有量)
を第1表に示す、また、実施例4における各数値も併せ
て記載する。
第1表 実施例 I IIF含有量(wt%) 6 0.2 11.8 0.4 4 1.0 11.0 2.2 7 3.0 9.0 6.に れらのカプセルトナーな用い実施例1と同様にして最適
条件で現像転写したところ、実施例1と同じく感光体上
にトナー像の残存は全く見られず、転写性の良いことが
確認された。
[実施例8] 酢醜エチル40gに、タケネートD−11ON(商品名
:キシリレンジイソシアナートのトリメチは−ルプロパ
ン付加物)12.0g、パーフルオロヘキシルアルコー
ル1.Ogそしてエチレンジアミンのプロピレングリコ
ール4伺加物2.Ogを添加し、均一な溶液とした後、
これを実施例1でgR製した黒色磁性インクと混合して
油性液とした。
別にメチルセルロース(メトローズ65 SH−50)
lOgを水190gに溶解した水溶液を調製し、これを
20℃に維持し激しく攪拌しながら上記の油性液を添加
し、0/wlt1のエマルジョンを得た、 このエマルジョンの平均粒径を1071mに調整したの
ち、60℃に2時間半加温してカプセル化反応を進行さ
せた。反応終了後、実施例1と同様にデカンテーション
を利用した水洗操作を20回繰り返すことにより、メチ
ルセルロースを除去した。次いでカプセルスラリーをオ
ーブンでlo。
℃に1時間乾燥したところサラサラした粉体状のカプセ
ルトチ−(平均粒径10.3gm)が得られた。
このカプセルトナーの外殻は、弗素原子を約4.4ii
%含有するポリウレア樹脂とポリウレタン樹脂を主成分
とするものであった。
得られたカプセルトナーは、流動性の高い粉末であり、
−成分系トナー用の磁気ロールでは均一な磁気ブラシが
形成された。さらに、この磁気ブラシを用いて通常の電
子写真法により形成した静電潜像を現像した。この現像
後においては感光体上にトナー像の残存は全く見られず
、転写性の良いことが確認された。
[比較例3] パーフルオロヘキシルアルコールを添加しなかった以外
は実施例8の操作を繰り返すことにより、サラサラした
粉体の形態の、ポリウレア樹脂を主成分とする外殻を有
するカプセルトナー(平均粒径12.0μm)を得た。
[カプセルトナーの帯電性の評価] 上記の各実施例および比較例で得られたカプセルトナー
の帯電性を、キャリアーとして鉄粉(同和鉄粉工業■製
、Type32 C)を使い、ブローオフ帯電量測定装
置(TB−200:東芝ケミカルー製)を用いた試験に
おけるトナーの帯電量を測定することにより評価した。
各カプセルトナーについて得られた帯電量を第2表に示
す。
第2表 カプセルトナー 帯電量Cu、c/g)実施例1 (−
) 5.3 2 (−) 4.6 3 (−) 8.7 比較例1 (−) 0.5 実施例4 (−) 7.7 5 (−) 2.3 6 (−) 2.3 7 (−)12.3 比較例2 (+) 0.5 実施例8 (−) 7.3 比較例3 (−) 0.2 以上の結果からも明らかなように1本発明の外殻が弗素
原子含有樹脂からなるカプセルトナーは帯電性が優れて
いる。
特許出願人 富士写真フィルム株式会社代理人 弁理士
 柳川泰男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、着色材料とバインダーとを含有する芯物質と該芯物
    質の周囲に形成された樹脂よりなる外殻とから構成され
    たカプセルトナーにおいて、該外殻を形成する樹脂が弗
    素原子を分子構造中に含むものであることを特徴とする
    摩擦帯電性が向上したカプセルトナー。 2゜上記の外殻を形成する樹脂の分子構造に含まれる弗
    素原子が、外殻樹脂総重及の0.05〜30重塁%の範
    囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    カプセルトナー。 3゜上記の外殻を形成する樹脂がポリウレア、ポリウレ
    タン、ポリアミドおよびポリエステルからなる群より選
    ばれる一種以上の樹脂であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のカプセルトナー。 4゜上記の外殻が、ポリウレア樹脂および/またはポリ
    ウレタン樹脂、そしてポリアミド樹脂を含む複合壁から
    なるものであることを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載のカプセルトナー。 5゜芯物質に磁性粒子が含まれていることを特徴とする
    特許請求の範囲第、1項記載のカプセルトナー。 6゜着色材料とバインダーとを含有する芯物質の周囲に
    樹脂外殻を重合反応により形成することからなるカプセ
    ルトナーの製造法において、該重合反応に関与するモノ
    で−の少なくとも一つが弗素原子含有上ツマ−であるこ
    とを特徴とする摩擦帯電性が向上したカプセルトナーの
    製造法。 7゜重合反応に関与するモノマーが、インシアナート基
    、チオインシアナートx、ビスタロロホルメート基、酸
    クロライド基およびスルホニルクロライド基からなる群
    より選ばれる基を含む二官能基性化合物の少なくとも一
    つと、水、多価アミン、多価アルコール、多価チオール
    、多価アミンおよび多価カルボン酸少らなる群より選ば
    れる化合物の少なくとも一つとの組合せであり、上記弗
    素原子含有上ツマ−がその組合せに係る化合物の少なく
    とも一つであることを特徴とする特許請求の範囲第6項
    記載bカプセルトナーの製造法。 8゜弗素原子含有モノマーが、少なくとも一個の弗素原
    子と、−NCO,’−NC5、−COC文、−502C
    文、−0H1−5Hおよび−NH2からなる群より選ば
    れる少なくとも一個の基とを含むものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第6項記載のカプセルトナーの製
    造法。
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