JPS58100858A - カプセルトナ−の製造方法 - Google Patents

カプセルトナ−の製造方法

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JPS58100858A
JPS58100858A JP56198649A JP19864981A JPS58100858A JP S58100858 A JPS58100858 A JP S58100858A JP 56198649 A JP56198649 A JP 56198649A JP 19864981 A JP19864981 A JP 19864981A JP S58100858 A JPS58100858 A JP S58100858A
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JP
Japan
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toner
capsule toner
resin
image
fine powder
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JP56198649A
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English (en)
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Noriyuki Hosoi
憲行 細井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真法、磁気記録法などのような電気的
あるいは磁気的な記録法において形成された潜像を可視
画像とするために用いられるトナーに関するものである
。さらに詳しくは、本発明は、それらの用途に用いられ
る磁性および導電性を有するカプセルトナーの製造方法
に関するものである。
電気的あるいは磁気的な記録法としては、例えば、電子
写真法、静電記録法あるいは磁気記録法などの名称で呼
ばれる各種の方法が知られているが、それらの方法の内
の多くの方法に共通する点は、電気的あるいは磁気的に
形成された潜像を粉末あるいは分散液の形態にある着色
剤などの表示記録材料を含有するトナーを用いて可視画
像に変え、これを転写紙などの媒体上に転写定着して、
複写画像とする点である。
トナーを用いて潜像を可視画像とするためには、一般的
には、キャリア粒子とトナーからなる現像剤、あるいは
、トナーのみからなる現像剤、と潜像との間に働く電気
的もしくは磁気的な吸引力によりトナーを潜像に吸引し
て潜像上にトナー像を形成させて潜像を現像し、可視画
像とする方法が利用されている。ここで、前者のキャリ
ア粒子とトナーからなる現像剤を用いる現像方式は二成
分現像方式と呼ばれており、そして後者のトナーのみか
らなる現像剤を用いる現像方式は一成分現像方式と呼ば
れている。
潜像上に形成されたトナー像は、次いで、転写紙などの
媒体上に移動され、その媒体上に定着される。転写紙な
どの媒体にトナー像を定着させる方法としては、加熱定
着、溶剤定着および圧力定着の三種類の方法が知られて
いる。
本発明は、前記の分類における一成分現像方式に適し、
かつ、上記の分類における圧力定着方式に適した磁性お
よび導電性を有するカプセルトナーを製造する方法を提
供するものである。
媒体上に移動されたトナー粒子に圧力を加えることによ
りトナー粒子を媒体上に定着させる圧力定着法について
は、米国特許第3,2H,526号明細書に記載がある
。この方法は熱や溶剤を使わないため、加熱定着や溶剤
定着等の方法に附随する種々の障害が発生することなく
、またアクセスタイムも速く、゛高速定着方式にも追随
が可能である点などの各種の利点を本来的に持っている
しかしながら、圧力定着法は、加熱定着法などの定着法
に比べて定着性が悪く、定着後の画像を擦ると剥がれや
すい点、定着に相当高い圧力を必要とするたゞめ、転写
紙のような媒体の繊維が破壊されるなどによる媒体の疲
労が発生しやすく、また媒体の表面が過度の光沢を持つ
ようになりやすい点、そして高い圧力を付与するための
加圧ローラーの小型化には限界があるため、複写装置全
体の小型化が制限を受ける点など問題がある。
圧力定着法に附随する上記のような問題点を解決するた
めに、既にトナーをマイクロカプセルに納めた形態とし
たカプセルトナーが開発されている。カプセルトナーは
、カーボンブラックのような表示記録材料を含有する芯
物質の周囲に、圧力の付与により破壊する性質を持つ外
殻を形成させることにより得られるマイクロカプセル形
態のトナーである。そしてカプセルトナーは、その定着
に高い圧力を必要としない点、定着性が優れている点な
どにおいて圧力定着法に適したトナーであるとされてい
るが、従来知られているカプセルトナーはトナーとして
本来必要とされる諸特性において必ずしも満足できるも
のとはいえない。
すなわち、例えば乾式電子写真用現像剤として用いるト
ナーは、粉体特性が良く、現像性能において優れ、潜像
を形成する表面である感光体表面を汚すことがないこと
などが必要とされる。ここで、粉体特性とは、トナー粉
末の非凝集性を意味している。すなわち、従来のカプセ
ルトナーの製造に当っては、カプセルトナー分散液から
カプセルトナーを分離乾燥するために通常は噴霧乾燥な
どの方法を利用しているが、この噴霧乾燥などの工程に
おいて、あるいは噴霧乾燥後の放置、貯蔵期間中に複数
のカプセル間において凝集が発生して、いわゆる「まま
こ」の状態になりやすい、そして、この「ままこ」の状
態となったカプセルトナーは潜像上に形成さ札る可視画
像の解像力を著しく低下させ、従って、得られる複写画
像の鮮鋭度も非常に低下することになり、鮮明な複写画
像を得るために大きな障害となる。
また圧力定着法に用いるトナーとしては、圧力定着性が
良いこと、そして圧力定着に用いる加圧ローラーへのオ
フセット現象(トナーが加圧ローラー表面に付着して汚
れる現象)が発生しにくいことなどが必要となる。
しかしながら、これまでに知られているカプセルトナー
は上記のような諸特性について必ずしも満足できるもの
ではなかった。
また、一般に一成分現像方式に用いるためのトナーは、
充分な磁気i性を有すること、および。
トナー表面が導電性を有すること、の二つの要件が必要
とされる。この点はカプセルトナーについても同様であ
る。
上記の要件の内、前者の磁気特性については、カプセル
トナーでは、その芯物質中に磁性物質を含有させること
により容易に実現できる。
一方、カプセルトナーの表面に導電性を付与する方法と
しては、カプセルの外殻を構成する材料に導電性微粉末
を混合し、この混合物を用いてカプセル外殻を形成する
方法が知られている。しかし、この方法では、形成され
た外殻の表面には導電性微粉末とともに絶縁性の外設材
料が多量存在することになるため、得られるカプセルト
ナーの表面の導電性は満足できるものとはいえない。
また、形成後のカプセルトナーと導電性微粉末とを混合
してカプセルトナーの表面に導電性微粉末を付着させる
ことにより、その表面に導電性を付与する方法も考えら
れている。しかし、この方法では、導電性微粉末がカプ
セルトナー表面に充分固着しないため、カプセルトナー
から離れやすく、従って、定着後の画像汚れやオフセッ
ト現象が発生しやすいとの欠点がある。これに対して導
電性微粉末のカプセルトナー表面への固着性を向Eさせ
るためにバインダーを介在させることも考えられるが、
この方法でも、先に述べた導電性微粉末と外殻材料との
混合によるカプセルトナー表面への導電性付与における
場合と同様な理由により、充分な導電性がカプセルトナ
ーの表面に付与されないとの問題がある。
本発明は、これらの諸物件の内で、特に定着後の画像汚
れや、オフセット現象の発生が実質的に見られない一成
分現像方式に適したカプセルトナーを製造する方法を提
供することを第一の目的とするものである。
本発明はまた、定着後の画像汚れや、オフセット現象の
発生が実質的に見られず、かつ、粉体特性および圧力定
着性の優れた一成分現像方式に適したカプセルトナーを
製造する方法を提供することも、その目的とするもので
ある。
本発明は、液状媒体中において、表示記録材料、バイン
ダーおよび磁性物質を含有する芯物質の周囲に外殻を形
成させることによりマイクロカプセルを調製し、次いで
このマイクロカプセル含有液状媒体を導電性微粉末とと
もに噴霧乾燥にかけることを特徴とする外殻表面に導電
性が付与されたカプセルトナーの製造方法からなるもの
ある。
次に本発明の詳細な説明する。
液状媒体中において、表示記録材料、バインダーおよび
磁性物質を含有する芯物質の周囲に外殻を形成させるこ
とによりマイクロカプセルを調製する方法は既に公知で
あり、本発明の方法においてもそれらの公知方法を利用
することができる。
例えば、本発明において利用することのできるマイクロ
カプセルの製造方法の例としては、界面重合法を挙げる
ことができる。また、本発明”−1こおいて利用するこ
とのできるマイクロカプセルの製造方法の他の例として
は、内部重合法、相分離法、外部重合法、融解分散冷却
法、コアセルページ璽ン法を挙げることができる。
なお、本発明において利用することのできるマイクロカ
プセルの製造方法は、上に例示したも・のに限られるわ
けではなく、その他のマイクロカプセルの製造方法をも
利用することができる。また、それらの各種の方法を組
み合わせて利用することもできる。
マイクロカプセルの外殻を構成する物質は既に各種のも
のが知られており、本発明においてもそれら各種の物質
を用いることができる。そのような外殻構成物質の例と
しては、ゼラチン、カゼインなどのタンパク質;アラビ
アゴム、アルギン酸ソーダなどの植物ガム;エチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース
;ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリウレ
ア、ポリスルホンアミド1、ポリ、スルファネート、ポ
リカーボネート、アミノ樹脂、アルキッド樹脂、シリコ
ーン樹脂などの縮合系ポリマー;無水マレイン酸共重合
体、アクリル酸共重合体、メタクリル酸共重合体などの
コポリマー;ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチ
レンなどのビニル系ポリマー;エポキシ樹脂などの硬化
型ポリマー;そして、無機物質系ポリマーなどを挙げる
ことができる。
前記のマイクロカプセルの製造方法の例のなかで本発明
にとって特に好ましい方法としては、界固型合法を挙げ
ることができる。そのなかでも特に好ましい方法として
は1次に述べる方法を挙げることができる。
先ず1次のような性質を持つA物質およびB物質を用意
する。
A物質:疎水性液体そのものであるか、または疎水性液
体に溶解したり、良く分散する性質を持つ物質。
B物質二親水性液体そのものであるか、または親水性液
体に溶解したり、良く分散する性質を持つ物質。
そして、A物質とB物質とは、互いに反応して親水性液
体と疎水性液体の双方に不溶性のポリウレタン樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホンアミド
樹脂、ポリウレア樹脂、エポキシ樹脂、ポリスルファネ
ート樹脂、あるいはポリカーボネート樹脂のいずれかを
形成するような関係にある物質である。
次いで、A物質と芯物質とからなる疎水性液体を、B物
質を含有する親水性液体中に微小滴に分散させ、次に加
温するなどの方法により、親水性液体と疎水性液体との
界面で両者を反応させることにより、A物質と芯物質と
からなる疎水性液体の周囲に親水性液体と疎水性液体の
双方に不溶性のポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスルホンアミド樹脂、ポリウレア
樹脂、エポキシ樹脂、ポリスルファネート樹脂、あるい
はポリカーボネート樹脂のいずれかよりなる外殻を形成
させて芯物質を含有するマイクロカプセル(すなわち、
カプセルトナー)が分散した分散液を調製する。
本発明において特に好ましいA物質およびB物質の組み
合わせは、両物質の反応によりポリウレタン樹脂もしく
はポリウレア樹脂が形成されるような組み合わせである
そのような組み合わせに適したA物質の例としては、次
のようなインシアナト基またはインチオシアナト基を含
む化合物を挙げることができる。
(1)ジイソシアナート m−フェニレンジイソシアナート、p−フェニレンジイ
ソシアナート、2.6−トリレンジイソシアナート、2
.4−1リレンジイソシアナート、ナフタリン−1,4
−ジイソシアナート、ジフェニルメタン−4,4゛−ジ
イソシアナート、3.3゛−ジメトキシ−4,4′−ビ
フェニルジイソシアナート、3.3′−ジメチルジフェ
ニルメタン−4,4°−ジイソシアナート、キシリレン
−1,4−ジイソシアナート、キシリレン−1゜3−ジ
インシアナート、4,4°−ジフェニルプロパンジイソ
シアナート、トリメチレンジイソシアナート、ヘキサメ
チレンジイソシアナート、プロピレン−1,2−ジイソ
シアナート、ブチレン−1,2−ジイソシアナート、エ
チリジンジイソシアナート、シクロヘキシレン−1,2
−ジイソシアナート、シクロヘキシレン−1,4−ジイ
ソシアナート、トルイレンジイソシアナート、トリフェ
ニルメタンジイソシアナート。
(2)トリイソシアナート 4.4’、4°”−トリフェニルメタントリイソシアナ
ート、ポリメチレンポリフェニルイソシアナート。
(3)テトライソシアナート 4.4′−ジメチルジ、ンエニルメタン−2゜2’ 、
5,5°−テトライソシアナート。
(4)ポリイソシアナートプレポリマーヘキサメチレン
ジイソシアナートとヘキサントリオールの付加物、2.
4−1リレンジイソシアナートとカテコールの付加物、
トリレンジイソシアナートとヘキサントリオールの付加
物、トリレンジイソシアナートとトリメチロールプロパ
ンの付加物、キシリレンジイソシアナートとトリメチロ
ールプロパンの付加物。
(5)ジイソチオシアナート テトラメチレンジインチオシアナート、ヘキサメチレン
ジインチオシアナート、p−フェニレンジイソチオシア
ナート、キシリレン−1,4−ジイソチオシアナート、
エチリジンジインチオシアナート。
また同様にそのような組み合わせに適したB物質の例と
しては、次のような化合物を挙げることができる。
(1)水 (2)ポリオールおよびポリチオール エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、カテコ
ール、レゾルシノール、へイドロキノン、l、2−ジヒ
ドロキシ−4−メチルベンゼン、1.3−ジヒドロキシ
−5−メチルベンゼン、3.4−ジヒドロキシ−1−メ
チルベンゼン、3゜5−ジヒドロキシ−1−メチルベン
ゼン、2,4−ジヒドロキシ−1−エチルベンゼン、1
.3−ナフタリンジオール、1,5−ナフタリンジオー
ル、2.3−ナフタリンジオール、2,7−ナフタリン
ジオール、ポリチオール。
(3)ポリアミン エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、p−フェニ
レンジアミン、m−フェニレンジアミン、2−ヒドロキ
シトリメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラアミン、ジエチルアミノプロビルアミン
、テトラエチレンペンタミン、エポキシ化合物とアミン
の付加物。
(4)ピペラジン ピペラジン、2−メチルピペラジン、2.5−ジメチル
ピペラジン。
また、A物質と芯物質とからなる疎水性液体をB物質を
含有する親木性液体中に微小滴に分散させる際に、A物
質と芯物質とからなる疎水性液体に低沸点溶媒もしくは
極性溶媒を混合しておくことが好ましい、これらの低沸
点溶媒もしくは極性溶媒は、A物質とB物質との反応生
成物である外殻の形成の促進に寄与する。そのような目
的に用いることのできる低沸点溶媒もしくは極性溶媒の
例としては、メチルアルコール、エチルアルコール、エ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸
メチル、酢酸エチル、アセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、n−ペン
タン、n−ヘキサン、ベンゼン、石油エーテル、りOa
ホルム、四塩化炭素、メチレンクロライド、エチレ°訝
クロライド、二硫化炭素、ジメチルホルムアミドなどを
挙げることができる。
本発明で用いる芯物質は、潜像を可視画像とするための
表示記録材料を含有するものである0表示記録物質は、
通常は、そのままの状態で可視画像となる着色剤が用い
られるが、例えば、蛍光物質などのように間接的に可視
画像を与える物質も用いることができる。
着色剤としては、従来より、乾式あるいは湿式トナーに
用いられてきた染料や顔料などを使用することができる
0例えば黒色トナーとしては、カーポンプラックを挙げ
ることができる。また、有彩色着色剤の例としては、銅
フタロシアニン、スルホンアミド誘導体染料のような青
色系着色剤。
ジアゾイエローと総称されるベンジジン誘導体のような
黄色系着色剤、そしてポリタングストリン酸、モリブデ
ン酸とキサンチン染料の複塩であるローダミンBレーキ
、アゾ系顔料のカーミン6Bおよびキナクリドン誘導体
のような赤色系着色剤などを挙げることができる。
本発明で用いるバインダーは、芯物質中においては表示
記録物質を分散保持し、かつ潜像上に形成された表示記
録物質からなる可視画像を複写用紙のような媒体に転写
する際に、その可視画像を媒体上に定着させる機能を果
すものである。従って、バインダーとしては、従来、油
溶性写真用添加剤を微細に水性媒体中に分散させてハロ
ゲン化銀カラー感光材料に含有させる際に用いられてる
か、または使用が提案されている高沸点有機溶剤、ある
いは従来より圧力定着性カブ′セルトナーの芯物質に含
有させるためのバインダーとしての使用または検討が行
なわれている重合体を使用することが好ましい。
そのような高沸点有機溶剤の例としては、次のような化
合物を挙げることができる。
(1)フタル酸エステル類 ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジオクチ
ルフタレート、ジオクチルフタレート、ジノニルフタレ
ート、ジデシルフタレート、ブチルフタリルブチルグリ
コレート、ジブチルモノクロロフタレート。
(2)リン酸エステル類 トリクレジ、ルホスフェート、トリオクチルホスフェー
ト、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、ト
リブチルホスフェート、トリへキシルホスフェート、ト
リオクチルホスフェート、トリノニルホスフェート、ト
リデシルホスフェート、トリオレイルホスフェート、ト
リス(ブトキシエチル)ホスフェート、トリス(クロル
エチル)ホスフェート、トリス(ジクロルプロピル)ホ
スフェート。
(3)クエン酸エステル類 0−アセチルトリエチルシトレート、O−アセチルトリ
ブチルシトレート、0−アセチルトリへキシルシトレー
ト、0−アセチルトリオクチルシトレート、0−アセチ
ルトリノニルシトレート、O−アセチルトリデシルシト
レート、トリノニルシトレート、トリブチルシトレート
、トリへキシルシトレート、トリオクチルシトレート、
トリノニルシトレート、トリデシルシトし・−ト。
(4)安息香酸エステル類 ブチルベンゾエート、ヘキシルベンゾエート、へ′ブチ
ルベンゾエート、オクチルベンゾエート、ノニルベンゾ
エート、デシルベンゾエート、ドデシルベンゾエート、
トリデシルベンゾエート、テトラデシルベンゾエート、
ヘキサデシルベンゾエート、オクタデシルベンゾエート
、オレイルベンゾエート、ペンチル0−メチルベンゾエ
ート、デシルp−メチルベンゾエート、オクチル0−ク
ロルベンシェード、ラウリルp−クロルベンシェード、
プロピル2.4−ジクロルベンゾエート、オクチル2.
4−ジクロルベンゾエート、ステアリル2,4−ジクロ
ルベンゾエート、オレイル2゜4−ジクロルベンゾエー
ト、オクチルp−メトキシベンゾエート。
(5)脂肪酸エステル類 ヘキサデシルミリステート、ジブトキシエチルスクシネ
ート、ジオクチルアジペート、ジオクチルアゼレート、
デカメチレン−1,10−ジオールジアセテート、トリ
アセチン、トリブチン、ベンジルカプレート、ペンタエ
リスリトールテトラカプロネート、インソルバイトシカ
プリレート。
(6)アミ ド類 N、N−ジメチルラウロアミド、N、N−ジエチルカプ
リルアミド、N−ブチルベンゼンスルホンアミ ド。
(7)その他 トリオクチルトリメリテート、塩素化パラフィン。
また、上記の高沸点溶媒および、その他の本発明におい
て使用することのできる高沸点溶媒の例については、例
えば、次のような特許刊行物に記載されている。
特公昭4B−23233号、同411!−29481号
:特開昭47−1031号、同、50−62832号、
同50−82078号、同51−28035号、同51
−213038号、同51−28037号、同51−2
7921号、同51−27922号:米国特許第2,3
22,027号、同第2,353,282号、同第2,
533,514号、同第2,835.5711号、同第
2,852.383号、同第3,287,134号、同
第3.554,755号、 同第3,87El、137
 号、1JJJ3.E1711,142 号、 同wS
3゜TOo、454号、同第3,748,141号、同
第3,837,883号、同第3,938,303号−
一・ 英国特許第958,441号、同第1,222,753
号:西独間公開公報(OLS)第2.538,889号
また本発明において用いることのできる重合体の好まし
い化合物の例としては、次のような化合物を挙げること
ができる。ただし、本発明に用いるこれらの重合体は低
分子量であることが望ましい。
ポリオレフィン、オレフィン重合体、スチレン系樹脂、
エポキシ樹脂、ポリエステル、ゴム類、ポリビニルピロ
リドン、ポリアミド、クマロン・インデン共重合体、メ
チルビニルエーテル・無水マレインm共重合体、マレイ
ン酸変性フェノール樹脂、フェノール変性テルペン樹脂
、シリコン樹脂、エポキシ変性フェノール樹脂、天然樹
脂変性フェノール樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン、ポ
リウレア、アクリル酸と長鎖アルキルメタクリレートと
の共重合体オリゴマー、ポリスチレン、ボリ酢酸ビニル
、ポリ塩化ビニル。
また、上記の重合体および、その他の本発明において使
用することのできる重合体の例については、例えば、次
のような特許刊行物に記載されている。
特公昭49−1588号、同54−8104号:特開昭
48−75032号、同48−78931号、同49−
1773ia号、同51−132838号、同32−H
531号、同52−1011134号、同52−119
937号、同53−1028号、同53−36243号
、同53−118049号、同55−88854号、同
55− IH1355号: 米国特許第3,883,933号。
また、本発明におけるバインダーとしては、従来、油溶
性写真用添5加剤を微細に水性媒体中に分散させてハロ
ゲン化銀カラー感光材料に含有させる際に用いられてる
か、または使用が提案されている重合体を用いることも
でき、そのような重合体については、例えば、特公昭4
8−304114号公報に記載されている。
J本発明においてバインダーは、上記のような各種の高
沸点有機溶媒もしくは重合体を単独で使用してもよく、
あるいはそれぞれ任意の化合物を任意の割合で混合して
使用することもできる。
本発明のカプセルトナーの芯物質に含有させる磁性物質
としては、従来の一成分現像方式用トナーに用いられて
いるか、あるいは使用が提案されている材料からなる微
粉状物質を用いることが望ましく、具体的な例としては
、コバルト、鉄およびニッケルのような金属単体、アル
ミニウム、コバルト、銅、鉄、鉛、マグネシウム、ニッ
ケル、錫、亜鉛、金、銀、アンチモン、ベリリウム、ビ
スマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、チタン、
タングステンおよびバナジウムのような金属からなる合
金、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル
、酸化亜鉛、S化ジルコニウム、酸化チタンおよび酸化
マグネシウムのような金属酸化物、窒化クロムのような
金属窒化物、炭化タングステンおよび炭化ケイ素のよう
な金属炭化物、そして強磁性フェライト、さらにこれら
の金属および金属化合物の混合物のような材料を挙げる
ことができる。
上記に例示した磁性物質およびその他の磁性物質、そし
てその使用の態様については1例えば、特開昭53−1
028、同53−118053号および同55−113
6655号の各公報などに詳しく記載されており、本発
明においても、それらの技術を利用することができる。
本発明により製造されるカプセルトナーの外殻は、重合
体あるいは高分子物質からなるものであるが、所望によ
り、この外殻についても金属含有染料、ニグロシンなど
の荷電調節剤、疎水性シリカなどの流動化剤、あるいは
その他の任意の添加物質を加えることができる。これら
の添加物質は、外殻形成時、あるいはカプセルトナーの
分離乾燥後など任意の時点でカプセルトナーの外殻に含
有させることができる。
本発明においては、芯物質の周囲に外殻を形成させるこ
とによりマイクロカプセルを調製した後、次いでこのマ
イクロカプセル含有液状媒体を導電性微粉末とともに噴
霧乾燥にかけることによりマイクロカプセルの外殻表面
に導電性が付与されたカプセルトナーとする。
一成分現像方式用のト、ナーに導電性微粉末を含有させ
て導電性を付与する技術は既に知られている。本発明に
おいても、それらの導電性微粉末を用いることができる
。そのなかでも特に電子伝導性微粉末が、電導度の湿度
依存性が小さいため好ましく、またその体積抵抗率はl
OΩ・C1以下。
特には105Ω・cm以下であることが好ましい、その
ような好ましい導電性微粉末の例としては、カーボンブ
ラック、石墨などの炭素質微粉末、金属微粉末、そして
結晶性金属酸化物微粉末を挙げることができる。これら
の導電性微粉末のなかでも特にカーボンブラック、石墨
などの炭素質微粉末は体積抵抗率が充分に低く、かつ入
手も容易で委るため好ましい。
本発明において導電性微粉末は、一般に粒径2ト以下の
ものが用いられるが、そのなかでも特に粒径0.5給以
下のものが好ましい。
本発明において導電性微粉末は、マイクロカプセル含有
液状媒体ともに噴霧乾燥にかけることによりマイクロカ
プセルの外殻表面に固着され、この結果、導電性が付与
されたカプセルトナーが得られる。ここで噴霧乾燥とは
、液体、分散液あるいは乳化液などを、高温下の空気な
どの気体流とともに噴!1411のノズルから微小液滴
として噴出させ、そして乾燥することにより粉末を製造
する方法であり、食品工業などの各種の工業分野におい
て造粒操作として用いられている方法である。噴霧乾燥
に用いられる噴霧方式としては、例えば加圧ノズル式、
回転円盤式、二流体ノズル式などが知られており、また
乾燥方式としては水平並流式、垂直下降並流式、垂直上
昇向流式、垂直下降混合流式などが知られている0本発
明においても、これらの、あるいはその他の任意の噴霧
乾燥方式を利用することができる。また噴霧乾燥条件に
ついても、一般に採用されている条件に準じて決めるこ
とができる。
本発明において導電性微粉末は、マイクロカプセル含有
液状媒体に投入して導電性微粉末含有分散液としたのち
に噴霧乾燥にかけてもよく、あるいは、別に導電性微粉
末の分散液を調製しておいて、この分散液とマイクロカ
プセル含有液状媒体とを噴霧乾燥機に同時または別々に
導入して噴霧乾燥にかけてもよい、導電性微粉末は、マ
イクロカプセル含有液状媒体に含有されているマイクロ
カプセルの固形分に対して通常は0.1〜10重量%の
範囲内の量で用いられるが、この範囲に制限されるもの
ではなく、必要に応じて、任意に選んだ量で用いること
ができる。なお、導電性微粉末をマイクロカプセル含有
液状媒体に投入して導電性微粉末含有分散液を調製する
場合、わるい導電性微粉末のみの分散液を調製する場合
に、少量の界面活性剤を用いて高い分散性を付与してお
くことも好ましい方法である。ただし、それらの分散液
にラテックスや水溶性高分子物質などを添加して導電性
微粉末カプセル表面への付着性を高める  ゛などの配
慮は必要がなく、そのような物質の添加は、むしろ生成
するカプセルトナーの導電性の低下や高温下におけるブ
ロッキングなどの原因になる場合がある。
以上述べたような本発明の方法により製造されるカプセ
ルトナーはその表面に高い密度の導電層、。
が形成されるため、導電性の高いカプセルトナーとなる
のみならず、カプセルトナーの表面に導電性微粉末が充
分な強度で固着しているため、画像汚れ、オフセット現
象などが殆ど発生することがなく、従って、特に−成分
現像方式に用いるためのカプセルトナーとして極めた有
用である。
なお、本発明において上記のような方法により噴霧乾燥
されたマイクロが・プセルは、次いで加熱処理を施すこ
とが望ましい、このような加熱処理を施すことによりカ
プセルトナーの粉体特性は更に向上する。加熱処理は5
0−300℃の範囲の温度で行なうのが好ましく、また
さらに80−150℃の範囲の温度で加熱することが特
に好ましい、加熱時間は、加熱温度および使、用したバ
インダーの種類により変動するが、通常は10分から4
8時間の範囲から選ばれ、さらに一般的には2−24時
間の範囲から選ばれる。
加熱処理に用いられる装置、器具については特に制限は
なく、例えば、電気炉、マツフル炉、ホトプレート、電
気−乾燥器、流動層乾燥器、赤外線乾燥器などの任意の
加熱乾燥装置および加熱乾燥器具を用いることができる
次に本発明の実施例および比較例を示す。
[実施例1] カーボンブラック3gとマグネタイト粉末をジイソプロ
ピルナフタリン27gに分散させた分散液に、アセトン
、1容とメチレンクロライド3容からなる混合溶剤lo
gを相溶混和させて一次液体を調製した0次いで、この
−次液体に、ヘキサメチレンジイソシアナートとヘキサ
ントリオールの3:1モル付加物4gと触媒のジブチル
錫ラウレート0゜05gを室温にて添加し二次液体を調
製した。
別に、アラビアゴム3gを20℃の水57gに溶解し、
この溶液を激しく撹拌しながら、これに上記の二次液体
を徐々に注ぎ込み、油滴径の平均サイズが5〜15ルの
氷中油滴型エマルジ璽ンを得た。
なお、この操作は、エマルジ、ンの温度が20℃以上に
ならないように容器の周囲を冷却しながら行なった。
二次液体の添加終了後もさらに撹拌を続けながら、これ
に40℃の水100gを添加し、次いで、エマルジョン
の温度を徐々に上昇させ30分間かけて90℃とした。
さらに攪拌を続けながらエマルジョンをこの温度に20
分間維持してカプセル化を終了させた0次にこのマイク
ロカプセル分散液を5000rp■の遠心分離操作にか
けて、マイクロカプセルとアラビアゴム水溶液とを分離
することによりアラビアゴムを除去したマイクロカプセ
ルスラリーを得た。
別に、水8.4g、カーボンブラック3.6gおよび界
面活性剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ)  0
.2gから3力−ボンブラツク水分散液を調製した。
前記のマイクロカプセルスラリーに水100 gとカー
ボンブラック水分散液10.2gとを加え、次いでこの
混合物を噴霧乾燥j11(ミニスプレーHOニヤマド科
学■製)を用い、入口温度120℃、出口温度100℃
、アトマイズ圧力1 kg/am″の条件で噴霧乾燥し
て粉末状のカプセルトナーを得た。
次に、通常の電子写真法により形成した静電潜像を、上
記の粉末状のカプセルトナーを用い、−成分現像方式で
磁気ブラシ法によって現像してトナー像としたのち、そ
のトナー像を転写紙に転写して可視画像を得た。この可
視画像を加圧定着ローラーを用いて350kg/ cm
’の圧力で圧力定着したところ定着性がよく、鮮鋭度が
高く、かつ画像濃度の高い複写画像が得られた。またト
ナーのローラーへの付着は殆ど発生しなかった。
[実施例2〕 実施例1において得られた粉末状のカプセルトナーをオ
ーブンに入れ、100℃で6時間加熱処理したところカ
プセルトナーの流動性は更に向上した。
この加熱処理済のカプセルトナーを現像剤として用い、
実施例1と同様にして複写画像を形成したところ実施例
1で得られたものよりも更に鮮鋭度の優れた複写画像が
得られた。
[実施例3] ポリビニルベンゼンスルホン酸ナトリウム(部分的ナト
リウム塩:平均分子量500,000)  2.5gを
約80℃の熱水50gに撹拌下に添加し、溶解させた0
次いで溶液を冷却し、これに20重量%水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えてpHを4.0に調整した。
上記の水溶液に、実施例1に記載の方法により調製した
一次液体を加え、乳化分散させて油滴径のサイズが5〜
15gの氷中油滴型エマルジョンを得た。
別に、メラミン3gと37重量%ホルムアルデヒド水溶
液5gとを水40gに加え、これを攪拌下に80℃に加
熱し、さらに30分間その温度で撹拌して透明なメラミ
ンやホルムアルデヒド・メラミンホルムアルデヒド初期
縮合物含有水溶液を得た。
この水溶液を前記のエマルジョンに添加混合した後、こ
の混合液に攪拌下、20重量%の酢酸水溶液を加えてP
Hを8.0に調製した0次いで、この混合液の液温を6
5℃に上昇させて60分間攪拌したのち、IN塩酸を加
えてpHを4.0に調整し、さらに40重量%の尿素水
溶液15gを添加した。この混合液を85℃の液温に維
持しながら撹拌を更に40分間継続したのち、これに2
0重量%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpoを8.0
に調整してカプセル化を終了させた0次に、このマイク
ロカプセル分散液を5000 rp■の遠心分離操作に
かけて、マイクロカプセルとポリビニルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム水溶液とを分離することによりマイクロ
カプセルスラリーを得た。
得られたマイクロカプセルスラリーに水too gおよ
びコロイダルグラファイト水分散液10gを加え、次い
でこの混合物を噴霧乾燥機(モービルマイナー型スプレ
ードライヤー:ニトロアトマイザ−社製)を用い、入口
温度140℃、出口温度120℃、アトマイズ圧力1 
kg/am”の条件で噴霧乾燥して粉末状のカプセルト
ナーを得た。
次に、通常の電子写真法により形成した静電潜像を、上
記の粉末状のカプセルトナーを用い、−成分現像方式で
磁気ブラシ法によって現像してトナー像としたのち、そ
のトナー像を転写紙に転写して可視画像を得た。この可
視画像を加圧定着ローラーを用いて350kg/ cr
n’の圧力で圧力定着したところ定着性がよく、鮮鋭度
が高く、かつ画像濃度も高い複写画像が得られた。また
トナーのローラーへの付着は殆ど発生しなかった。
[実施例4] 実施例3において得られた粉末状のカプセルトナーをオ
ープンに入れ、100℃で6時間加熱処理したところカ
プセルトナーの流動性は更に向上した。
この加熱処理済のカプセルトナーを現像剤として用い、
実施例1と同様にして複写画像を形成したところ実施例
3で得られたものよりも更に鮮鋭度の優れた複写画像が
得られた。
[実施例5] マグネタイト15g、カーボンブラックIg、そしてジ
ブチルフタレート14gの3次分を混練して得た分散液
に、ポリチオール系ポリサルファイド樹脂(チオコール
LP−2:チオコール社製)4gをメチレンクロライド
10gに溶解して得た溶液を加え相溶混和させて一次液
体を調製した0次いで、この−次液体にジフェニルメタ
ン−4,4’−ジイソシアナート6gと触媒のN、N−
ジメチルベンジルアミン0.05 gを添加して二次液
体を調製した。
別に、フタル化ゼラチン4gとロート油0.5gとを1
5℃の水20gに溶解し、この溶液を激しく攪拌しなが
ら、これに上記の二次液体を徐々に注ぎ込み、油滴径の
平均サイズが10〜15#Lの水中油滴型エマルジョン
を得た。なお、この操作は、エマルジョンの温度が15
℃以上にならないように容器の周囲を冷却しながら行な
った。
二次液体の添加終了後もさらに攪拌を続けながら、これ
に80℃の水100 gを添加し、次いで、エマルジョ
ンの温度を徐々に上昇させ30分間かけて85°Cとし
た。さらに攪拌を続けながらエマルジ。
ンをこの温度に60分間維持してカプセル化を終了させ
た0次にこのマイクロカプセル分散液を500゜rpm
の遠心分離操作にかけて、マイクロカプセルとフタル化
ゼラチン水溶液とを分離することによリフタル化ゼラチ
ンを除去したマイクロカプセルスラリーを得た。
別に、水6.4g、カーボンブラック 3,6gおよび
界面活性剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ)0.
2gからカーボンブラック水分散液を調製した。
前記のマイクロカプセルスラリーに水100gとカーボ
ンブラック水分散液10.2gとを加え、次いでこの混
合物を噴霧乾燥機(ミニスプレーHOニヤマド科学■製
)を用い、入口温度120℃、出口温度100℃、アト
マイズ圧力1 kg/cryfの条件で噴霧乾燥して粉
末状のカプセルトナーを得た。
次に、通常の電子写真法により形成した静電潜像を、上
記の粉末状のカプセルトナーを用い、−成分現像方式で
磁気ブラシ法によって現像してトナー像としたのち、そ
のトナー像を転写紙に転写して可視画像を得た。この可
視画像を加圧定着ローラーを用いて350kg/ cm
″の圧力で圧力定着したところ定着性がよく、鮮鋭度が
高く、かつ画像濃度の高い複写画像が得られた。またト
ナーのローラーへの付着は殆ど発生しなかった。
[実施例6] 実施例5において得られた粉末状のカプセルトナーをオ
ーブンに入れ、100℃で6時間加熱処理したところカ
プセルトナーの流動性は更に向上した。
この加熱処理済のカプセルトナーを現像剤として用い、
実施例1と同様にして複写画像を形成したところ実施例
5で得られたものよりも更に鮮鋭度の優れた複写画像が
得られた。
[比較例1] 実施例1と同一の方法で調製したマイクロカプセルスラ
リーに水looge加え、次いで、このスラリーを実施
例1と同様にして噴霧乾燥にかけて粉末状のカプセルト
ナーを得た。
上記の粉末状のカプセルトナー20gにカーボンブラッ
ク l・2gを加えてよく混合して、カプセルトナーの
表面にカーボンブラックを付着させた。
この処理を施したカプセルトナーを現像剤として用い、
実施例1と同様にして電子写真法により複写画像を形成
しただところ画像部以外の場所にも部分的にトナーが付
着し、また複写画像の鮮鋭度も低かった。さらに、トナ
ーのローシーへの付着が発生した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、液状媒体中において、表示記録材料、バインダーお
    よび磁性物質を含有する芯物質の周囲に外殻を形成させ
    ることによりマイクロカプセルを調製し、次いでこのマ
    イクロカプセル含有液状媒体を導電性微粉末とともに噴
    霧乾燥にかけることを特徴とする外殻表面に導電性が付
    与されたカプセルトナーの製造方法。 2、導電性微粉末が炭素質微粉末であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のカプセルトナーの製造方
    法。 3、噴霧乾燥により生成したマイクロカプセル粉末に対
    して、さらに50−300℃の範囲の温度で加熱処理を
    施すことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカプ
    セルトナーの製造方法。 4、芯物質の周囲に形成させる外殻の材料がポリウレタ
    ン樹脂、ポリウレア樹脂もしくはアミン樹脂のいずれか
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカ
    プセルトナーの製造方法。
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