JPH03163114A - 環状オレフィン系ランダム共重合体およびその製造方法 - Google Patents

環状オレフィン系ランダム共重合体およびその製造方法

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JPH03163114A
JPH03163114A JP1275715A JP27571589A JPH03163114A JP H03163114 A JPH03163114 A JP H03163114A JP 1275715 A JP1275715 A JP 1275715A JP 27571589 A JP27571589 A JP 27571589A JP H03163114 A JPH03163114 A JP H03163114A
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tetracyclododecene
ethylene
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cyclic olefin
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南 修治
Akira Mizuno
章 水野
Hiroo Wamura
和村 裕夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、環状オレフイン系ランダム共重合体およびそ
の製造方法に関し、さらに詳しく(よ、耐熱性、機械的
強度に優れた環状オレフイン系ランダム共重合体および
その製造方法に関する。
発明の技術的背景 本出願人は先に、エチレンとテトラシクロドデセン,類
とを共重合させて得られる環状オレフイン系ランダム井
重合体が透明性に優れ、しかも耐熱性、耐熱老化性、耐
薬品性、耐溶剤性、誘電特性、機械的性質のバランスの
とれた合成樹脂であり、かつ光学メモリディスクや光学
ファイバーなどの光学材料の分野において優れた性能を
発揮することを見出し、すでに特開昭60−16870
8号公報、特願昭59−220550号、特願昭59=
236828号、特願昭59−23880号、特願昭5
9−242336号、特願昭61−!15906号に提
案した。
このようなランダム共重合体を製造するに際して用いら
れるテトラシクロドデセン類は、ノルボルネン類とシク
ロペンタジエン類とを、下記式に示すようなディールス
・アルダー反応させることによって製造されている。
シクaベンタジエン ノルポルネン テトラシクロドデ
センエンド体[I−^] このようなディールスーアルダー反応によって得られる
テトラシクロドデセン類は、上記式で示されるようなエ
ンド体[ I−A]と下記式で示されるようなエキソ体
[ 1−B]との異性体混合物として得られるが、シク
ロペンタジエンとノルボルネンとのシス付加が優先して
進行するため、エンド体[ 1−A]が主として生威し
、エキソ体[ I −B]はほとんど生威しない。
そして上記のようなディールス・アルダー反応によって
得られるテトラシクロドデセン類異性体混合物中では、
エンド体[I−^]は85モル%以上多くは90モル%
以上のmで存在している。
本発明者らは、上記のようなエチレンとテトラシクロド
デセン類とを共重合させて得られる環状オレフィン系ラ
ンダム共重合体の耐熱性、機械的強度をさらに改良すべ
く鋭意検討したところ、原として用いるテトラシクロド
デセン類異性体混合物中に含まれるエンド体[ I−A
]を固体酸と接触させてエキソ体[ 1−8]に異性化
し、エキソ体[ 1−B]含有mが多いテトラシクロド
デセン類異械的強度が飛曜的に向上することを見出した
発明の目的 本発明は、エチレンとテトラシクロドデセン類とを共重
合させt得られる耐熱性、機械的強度が向上された環状
オレフィン系ラン・ダム共重合体およびその製造方法を
提供することを目的としている。
発明の概要 本発明に係るエチレンとテトラシクロドデセン類とがラ
ンダム共重合されてなる環状オレフィン系ランダム共重
合体は、 (A)エチレンと、 下記式で示されるエンド体[ 1−Alとエキソ体[ 
1−8]とのモル比( [I−Al / [t−a] 
)が8 0/2 0〜0/1 0 0である異性体混合
物としての下記式[I1で示されるテトラシク口[4,
 4, 0,12゜s , lT. I(l]  ドデ
セン−3類とがランダム共重合されてなり、 (B)エチレンから導かれる構成単位が10〜90モル
%のmで存在し、該テトラシクロドデセン類から導かれ
る構成111位が90〜10モル%のmで存在し、 TC)該テトラシクロドデセン類から導かれる構成単位
が下記式[I]で示される構造であり、(D)135℃
、デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.05〜1
 0 d l / gであることを特徴としている。
[式中、R ,,R12はそれぞれ同一であっても異! なっていてもよく、水素、炭化水素基またはハ9   
   10 ロゲンであって、またR (またはR )とR11(ま
たはR12)とは互いに連結して環を形成して[式中、
Rl−Rl2は上記と同じである。]また本発明に係る
エチレンとテトラシクロドデセン類とがランダム共重合
されなる環状オレフィン系ランダム共重合体のiIl造
方法は、(A)エチレンと、 上記式で示されるエンド体[■−^]とエキソ体[ 1
−B]とのモル比([I−^]/CI−B])が8 0
/2 0〜0/100である異性体混合物としての上記
式[I]で示されるテトラシクロ[4, 4, G,1
2゜S . ,7. 10]  ドデセン−3類とを、
(B)炭化水素溶媒中でまたは炭化水素溶媒が存在しな
い条件下で、該炭化水素にまたは該テトラシクロドデセ
ン類に可溶性のバナジウム化合物および有機アルミニウ
ムとからなる触媒の存在下に共重合させることを特徴と
している。
本発明によれば、耐熱性、機械的強度に優れた一環状オ
レフィン系ランダム共重合体が得られる。
発明の具体的説明 以下本発明に係る環状オレフィン系ランダム共重合体お
よびその製造方法について具体的に説明する。
本発明に係る環状オレフィン系ランダム共重合体は、エ
チレンと、上記式[!]で示されるテトラシク口(4,
 4, 0, +2゜5 , ,?. 10,  ドデ
セン−3類とがランダム共重合されてなり、このテトラ
シクロドデセン−3類は、上記式で示されるエンド体[
 I −A]とエキソ体[ I−8]とのモル比が8 
0/2 0〜0/100である異性体混合物として用い
られる。
本明細書では、まず、このようなテトラシクロドデセン
−3類異性体混合物について説明する。
異性体混合物の製造方法 上記のようなエンド体[■−^]とエキソ体[I−8]
とのモル比が8 0/2 0〜0/1 0 0好ましく
は7 0/3 0〜5/95であるようなテトラシクロ
ドデセン類異性体混合物は、上記のように、シクロペン
タジエン類とノルボルネン類とのディールス・アルダー
反応によって得られる、エンド体[ I−Alを85モ
ル%以上、多くの場合には90モル%以上、さらに多く
の場合には94モル%以上の量で含むテトラシクロドデ
セン類異性体混合物を、後述するような固体酸と後述す
るような条件下で接触させることによって、エンド体C
 I−A]をエキソ体[I一劃コに異性化することによ
って製造することができる。
本発明で用いられるテトラシクドデセン類としては、具
体的には、以下のような化合物が挙げられる。
上記のようなテトラシクロドデセン類異性体混合物中の
エンド体[I−^]をエキソ体[ 1−8]に異性化す
る際に用いられる固体酸としては、具体的には、シリカ
ーアルミナ( At 2 03+Si02が主成分)、
アルミナ(^l2 03が主成分)、ゼオライト(Hz
  o+s I 02+^A’203が主成分)、2 活性白土などが挙げられる。上記以外の固体酸として以
下の酸性金属酸化物または酸性金属硫化物があり、具体
的には、Cr O 、P203、23 T10  ,AI O  −xCr203、2    
  2   3 AI  O  LI CoO、Af   O   a 
Mn0,2   3             2  
 3Cr  O  −Fe  O  ,Mob,Mob
2、2   3      2   3 C r O  、C r O  C I  SM o 
O  , V 2 0 3、3       2   
 2        3WO2Cl2などが挙げられる
。上記無機化合物以外に、固体酸としてアンバーリスト
15、アンバーライト X!−284 、ナフィオン−
IIなどのスルホン酸基含有架橋ボリマーなとの有機化
合物が挙げられる。
このような固体酸を用いたテトラシクロドデセン類異性
体混合物中のエンド体[I−^]のエキソ体[ I−B
]への異性化反応は、該エンド体を固体酸と接触させる
ことにより行なわれるが、その際該エンド体をそのまま
固体酸と接触させてもよく、また該エンド体を有機溶媒
の存在下に固体酸と接触させてもよい。
このような有機溶媒としては、具体的には、シクロヘキ
サン、デカリン、ヘキサン、ベンゼン、四塩化炭素、1
.2−ジクロ口エタンなどが用いられる。
テトラシクロドデセン類異性体混合物中のエンド体[ 
1−A]と固体酸との接触反応は、−5〜150℃好ま
しくは0〜50℃の温度で行なわれることが望ましい。
また反応時間は、反応温度によっても大きく異なるが、
0.5〜200時間好ましくは1〜100時間程度であ
ることが望ましい。
上記のようなテトラシクロドデセン類異性体混合物中の
エンド体[ I−A]と固体酸との接触反応は、回分式
で行なうこともでき、また連続式で行なうこともできる
テトラシクロドデセン類異性体混合物中のエンド体[I
−^]と固体酸との接触反応を回分式で行なう場合には
、具体的には、たとえば下記のようにすればよい。
攪拌機を備えた反応摺に所定量のテトラシクロドデセン
類、必要に応じて所定爪の有機溶媒、そして固体酸を没
入し、所定の温度で、所定時間攪拌する。その後、濾過
法により固・液を分離し、さらに液相中のテトラシクロ
ドデセン類と有機溶媒とを蒸留法により分離する。
またテトラシクロドデセン類異性体混合物中のエキソ体
[ I−B]と固体酸との接触反応を連続式で行なう場
合には、具体的には、たとえば下記のようにすればよい
(1)上記、回分式と同様の装置を用い、テトラシクロ
ドデセン類、または有機溶媒で希釈したテトラシクロド
デセン類を反応槽へ連続的に供給し、反応槽内に存在す
る固体酸と接触させ、連続的にテトラシクロドデセン類
またはその有機溶媒希釈物を抜き出す方法。
(i)固体酸を充填した塔(またはカラム)の一方から
、テトラシクロドデセン類または有機溶媒で希釈したテ
トラシクロドデセン類を供給し、他方から連続的に抜き
出す方法。
(i)(i)法ともに、固体酸との接触後のテトラシク
ロドデセン類を有機溶媒から分離するには、蒸留法を採
用することができる。
このようにしてテトラシクロドデセン類異性体混合物中
のエンド体[ I−A]を固体酸触媒と接触させると、
エンド体[ 1−A]はエキソ体[ I −81に異性
化する。
エンド体[ 1−A]およびエキソ体[ 1−8]の構
造あるいは異性体混合物中のエンド体とエキソ体とのモ
ル比は、’H−NMRあるいは13C一NMRを測定す
ることによって決定することができる。
こ゛のようなエンド体[I−^]とエキソ体[ I −
8]とのモル比を有するテトラシクロドデセン類の異性
体混合物は、シクロペンタジエン類とノルボルネン類と
のディールス・アルダー反応によっては直接には得′る
ことができず、エンド体[■−^]をエキソ体[ 1−
It]に異性化することによって始めて得ることができ
る。
環状オレフィン系ランダム共重合体 本発明に係る上記のような環状オレフイン系ランダム共
重合体において、エチレンから導かれる構成単位は、1
0〜90モル%好ましくは40〜85モル%の量で、ま
たテトラシクロドデセン類から導かれる構成単位は90
〜10モル%好ましくは60〜15モル%の量で存在し
ていることが望ましい。
なお上記のような環状オレフィン系ランダム共重合体に
おいては、本発明の目的を損わない範囲で、少量の他の
共重合可能なモノマーたとえばテトラシクロドデセン類
以外のノルボルネン類あるいはエチレン以外のα−オレ
フインなどが、テトラシクロドデセン類から導かれる構
戒単位の10モル%以下の母で共重合されていてもよい
上記のような環状オレフィン系ランダム共重合体におい
て、テトラシクロドデセン類から導かれる構成単位は、
下記式[II]で示されるような7715造をとってい
る。
[式中、R −R12はそれぞれ同一であっても異l なっていてもよく、水素、炭化水素基またはハ9 ロゲンであって、またR (またはR1σ)とRI1(
またはR!2)とは互いに連結して環を形成していても
よい。] また本発明により得られるエチレン・テトラシクロドデ
セン類丼重合体の135℃のデカリン中で測定した極限
粘度[η]は、0.05〜10dl/gであることが好
ましい。
本発明に係るエンド体[ I −Aj とエキソ体[I
−B] とのモル比[ r−A]/C I−8]が8 
0/2 0〜O/1 0 0であるようなテトラシクロ
ドデセン類異性体混合物と、エチレンとを八重合させて
得られる環状オレフィン系ランダム共重合体は、エンド
体[I−^]が85モル%以上多くの場合には90モル
%以上さらに多くの場合には94モル%以上の量で存在
するテトラシクロドデセン類異性体混合物とエチレンと
を共重合させて得られる環状オレフィン系ランダム共重
合体と比較して、エチレンとテトラシクロドデセン類と
が同一組成で共重合させてなる共重合体の場合には、ガ
ラス転移点(Tg)が高くなって耐熱性が優れており、
また曲げ胛性率(FM)が大きくなって機械的強度に優
れている。したがって同一のガラス転移点(Tg)ある
いは曲げ仰性率を得るためには、本発明によるテトラシ
クロドデセン類異性体混合物を用いれば、高価なテトラ
シクロドデセン類の共重合mを低減せしめることが可能
となる。
環状オレフィン系ランダム共重合体の製造本発明に係る
上記のような環状オレフィン系ランダム共重合体は、上
記のようなエンド体[ I −A]とエキソ体[ I−
B]とのモル比が8 0/2 0〜0/100であるよ
うなテトラシクロドデセン類異性体混合物と、エチレン
とを、炭化水素溶媒中でまたは炭化水素溶媒が存在しな
い条件下で、該溶媒にまたは該テトラシクロドデセン類
に可溶性のバナジウム化合物と有機アミニウム化合物好
ましくはハロゲン含有有機アルミニウム化合物とからな
る触媒の存在下に共重合させることによって製造するこ
とができる。
環状オレフィン系ランダム共重合体を製造するに際して
、エチレンとテトラシクロドデセン類との共重合反応は
炭化水素溶媒の存在下または存在しない条件下で行なわ
れる。この際用いてもよい炭化水素溶媒としては、たと
えばヘキサン、ヘプタン、オクタン、灯油のような脂肪
族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンな
どの脂環族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素などを例示することができる。
これらの溶媒は、単独であるいは混合して用いることが
できる。
バナジウム化合物としては、具体的には、一般式VO 
(OR),X,またはV (OR),Xd(ただし、R
は炭化水素基、0≦a≦3、0≦b≦3、2≦a+b≦
3、0≦C≦4、0≦d≦4、3≦c十d≦4)で表わ
されるバナジウム化合物、あるいはこれらの電子供与体
付加物が用いられる。
より具体的には、VOCl3、 vO(OC2■45)Cl2、 vO(OC2F■5)2Cl1 VO (0−iso− C  H  ) Cl 2、3
7 VO (0−fi− C4H,)Cl 2、vO(OC
2H5)3、vOB『 、vCIl4、2 VOCA’  ,VO (0−n− C4H,) 3、
2 VC/  − 20C8}1,,OHなどノハナシウム
化3 合物が用いられる。
また、該可溶性バナジウム触媒成分を調製する際に用い
られることのある電子供与体としては、アルコール、フ
ェノール類、ケトン、アルデヒド、カルボン酸、有機酸
または無機酸のエステル、工一テル、酸アミド、酸無水
物、アルコキシシラン等の含酸素電子供与体、アンモニ
ア、アミン、ニトリル、イソシアネート等の含窒素電子
供与体などが挙げられる。より具体的には、メタノール
、エタノール、プロパノール、ペンタノール、ヘキサノ
ール、オクタノール、ドデカノール、オクタデシルアル
コール、オレイルアルコール、ベンジルアルコール、フ
エニルエチルアルコール、クミルアルコール、フエニル
エチルアルコール、クミルアルコール、イソプロビルア
ルコール、クミルアルコール、イソプロビルベンジルア
ルコールなどの炭素数1〜18のアルコール類;フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノール、
プロビルフェノール、ノニルフェノール、クミルフェノ
ール、ナフトールなどの低級アルキル基を有してよい炭
素数6〜20のフェノール類;アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソプチルケトン、アセトフェノン、ペ
ンゾフエノン、ペンゾキノンなどの炭素数3〜15のケ
トン類;アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、オ
クチルアルデヒド、ベンズアルデヒド、トルアルデヒド
、ナットアルデヒドなどの炭素数2〜15のアルデヒド
類;ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ビニル
、酢酸プロビル、酢酸オクタル、酢酸シクロヘキシル、
プロピオン酸エチル、酪酸メチル、吉草酸エチル、クロ
ル酢酸メチル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メチ
ル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メチル、クロト
ン酸エチル、シクロヘキサンカルボン酸エチル、安息香
酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロビル、安息香
酸プチル、安息香酸オクチル、安息香酸シクロヘキシル
、安息香酸フェニル、安息香酸ペンジル、トルイル酸メ
チル、トルイル酸エチル、トルイル酸アミル、エチル安
息香酸エチル、アニス酸メチル、マレイン酸n−ブチル
、メチルマロン酸ジイソプチル、シクロヘキセンカルボ
ン酸ジn−ヘキシル、ナジック酸ジエチル、テトラヒド
ロフタル酸ジイソソブロビル、フタル酸ジエチル、フタ
ル酸ジイソブチル、フタル酸ジn−ブチル、フタル酸ジ
2−エチルヘキシル、γ−プチロラクトン、δ−バレロ
ラクトン、クマリン、フタリド、炭酸エチレンなどの炭
素数2〜30の有機酸エステル類;アセチルクロリド、
ペンゾイルクロリド、トルイル酸クロリド、アニス酸ク
ロリドなどの゜炭素数2〜15の酸ハライド類;メチル
エーテル、エチルエーテル、イソプロビルエーテル、プ
チルエーテル、アミルエーテル、テトラヒドロフーラン
、アニソール、ジフェニルエーテルなどの炭素数2〜2
0の工一テル類;酢酸アミド、安息香酸アミド、トルイ
ル酸アミドなどの酸アミド類;メチルアミン、エチルア
ミン、ジエチルアミン、トリブチルアミン、ピペリジン
、トリベンジルアミン、アニリン、ピリジン、ピコリン
、テトラメチレンジアミンなどのアミン類;アセトニト
リル、ペンゾニトリル、トルニトリルなどのニトリル類
;ケイ酸エチル、ジフェニルジメトキシシランなどのア
ルコキシシラン類などを挙げることができる。これらの
電子供与体は、21!Il以上用いること・ができる。
有機アルミニウム化合物触媒成分としては、少なくとも
分子内に1個のAl一炭素結合を有する化合物が用いら
れ、たとえば、 (+) 一般式R’ IAI  (OR2) H  X
(ここでRlおよびR2は炭素原子数、通常1〜15個
、好ましくは1〜4個を含む炭化水素基で互いに同一で
も異なっていてもよい。Xはノ1ロゲン、mは0≦m≦
3、nはO≦n<3、pはO≦n<3、qは0≦q<a
の数、であって、しかもm+n+p,+q=3である)
で表わされる有機アルミニウム化合物、 (価)一般式MAA’R(ここでM1はLl,11 4 8a,Kであり、R1は前記と同じ)で表わされる第1
族金属とアルミニウムとの錯アルキル化物などを挙げる
ことができる。
前記の(i)に属する有機アルミニウム化合物としては
、次のものを例示できる。
一般式R’ ,At  (OR2”) 3−m (ここでR1およびR2は前記と同じ。mは好ましくは
1.5≦m<3の数である)。
一般式R’  /IX3−I (ここでR1は前記と同じ。Xはノ\ロゲン、mは好ま
しくは0<m<3である)。
一般式RIIIIAIH31 (ここでR1は前記と同じ。mは好ま゛しくは2≦m<
3である)。
(ここでRIもよびR2は前記と同じ。Xはハロゲン、
0<m≦3、O≦n<3、0≦q<3で、m+n+q=
3である)で表わされるものなどを例示できる。
(i)に属するアルミニウム化合物において、より具体
的には、トリエチルアミニウム、トリプチルアルミニウ
ムなどのトリアルキルアルミニウム、トリイソプロベニ
ルアルミニウムのようなドリアルケニルアルミニウム、
ジエチルアルミニウムエトキシド、ジブチルアルミニウ
ムブトキシドなどのジアルキルアルミニウムアルコキシ
ド、エチルアルミニウムセスキエトキシド、プチルアル
ミニウムセスキプトキシドなどのアルキルアルミニウム
セスキアルコキシドのほかに、R1 2.5A′ 2 (OR  )   などで表わされる平均組成を有す0
.5 る部分的にアルコキシ化されたアルキルアルミニウム、
ジエチルアルミニウムクロリド、ジブチルアルミニウム
クロリド、ジエチルアルミニウムプロミドのようなジア
ルキルアルミニウムノ為ライド、エチルアルミニウムセ
スキクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロリド、エ
チルアルミニウムセスキブロミドのようなアルキルアル
ミニウムセスキハライド、エチルアルミニウムジクロリ
ド、プロビルアルミニウムジクロリド、プチノレアノレ
ミニウムジプロミドなどのようなアルキルアルミニウム
ジハライドなどの部分的にハロゲン化されたアルキルア
ルミニウム、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジブチル
アルミニウムヒドリドなどのジアルキルアルミニウムヒ
ドリド、エチルアルミニウムジヒドリド、プロビルアル
ミニウムジヒドリドなどのアルキルアルミニウムジヒド
リドなどの部分的に水素化されたアルキルアルミニウム
、エチルアルミニウムエトキシクロリド、ブチルアルミ
ニウムブトキシクロリド、エチルアルミニウムエトキシ
ブロミドなどの部分的にアルコキシ化およびハロゲン化
されたアルキルアルミニウムを例示できる。また(1)
に類似する化合物たとえば酸素原子や窒素原子を介して
、2以上のアルミニウムが結合した有機アルミニウム化
合物であってもよい。このような化合物として、具体的
には、(C  H  )  AI OAI  (02 
H5 ) 2、2 5 2 (C H ) AIOAI (C4H9)2、4 5 
2 例示できる。
前記(i)に属する化合物としては、LiAl(C  
H  )  、LiAl (C7 H15)4などを2
 5 4 例示できる。これらの中では、特にアルキルアルミニウ
ムハライド、アルキルアルミニウムジハライドまたはこ
れらの混合物を用いるのが好ましい。
環状オレフィン系ランダム共重合体を製造するに際して
、エチレンと上記のようなテトラシクロドデセン類との
共重合反応は連続法で行なわれることが好ましい。その
際に、重合反応系に供給される可溶性バナジウム化合物
の濃度は、通常、重合反応系内の可溶性バナジウム化合
物の濃度の10倍以下、好ましくは工〜7倍、さらに好
ましくは1〜5倍の範囲である。
また、重合反応系内のバナジウム原子に対するアルミニ
ウム原子の比(Al/V)は2以上、好ましくは2〜5
0、とくに好ましくは3〜20の範囲である。
該可溶性バナジウム化合物および該有機アルミニウム化
合物は、通常、それぞれ、前記炭化水素溶媒またはテト
ラシクロドデセン類で希釈して供給される。ここで、該
可溶性バナジウム化合物は、前記濃度範囲に希釈するこ
とが望ましいが、有機アルミニウム化合物は重合反応系
における濃度のたとえば50倍以下の任意の濃度に調製
して重合反応系に供給する方法が採用される。
また環状オレフィン系ランダム丼重合体を製造するに際
して、共重合反応系内の可溶性バナジウム化合物の濃度
は、バナジウム原子として、Mi常は、0.01〜5グ
ラム原子/l,好ましくは0.05〜3グラム原子/1
の範囲である。
このようなエチレンとテトラシクロドデセン類との共重
合反応は、−50〜100℃、好ましくは−30〜80
℃、さらに好ましくは−20〜60℃の温度で行なわれ
る。
上記のような共重合反応を行なうに際しての反応時間は
、(連続式重合反応の場合は、重合反応混合物の平均滞
留時間)ffi合原料の種類、触媒成分の濃度および温
度によっても異なるが、通常は5分〜5時間、好ましく
は10分〜3時間の範囲である。また、共重合反応を行
なう際の圧力は、通常はOを超えて50kg/ci、好
ましくはOを超えて20kg/ciFである。
環状オレフィン系ランダム共重合体を製造するに際して
、エチレン/環状オレフィンのモル比は、通常では9 
0/1 0〜1 0/9 0、好ましくは4 0/6 
0〜8 5/1 5の範囲であることが望ましい。
上記のようにしてエチレンと環状オレフィンとの共重合
反、応を行なうと、環状オレフィン系ランダム共重合体
の溶液が得られる。このような共重合体溶液中に含まれ
る環状オレフィン系ランダム共重合体の濃度は、通常、
2.0〜100重爪%、好ましくは40〜60重m%の
範囲にあり、該生戒共重合体溶液中には、触媒成分であ
る可溶性バナジウム化合物威分および有機アルミニウム
化合物成分も含まれている。
上記のようにして得られた環状オレフィン系ランダム共
重合体の溶液には、通常、脱仄からペレタイズに至る一
連の処理が行なわれ、環状オレフィン系ランダム共重合
体のペレットが得られる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
定量方法 テトラシクロ[4, 4, 0, I2゜5.l7・1
0]  ドデセン−3類異性体混合物中のエンド体[I
−^]とエキソ体1 [ I −8] とのモル比は、 H−NMR (CD
Ctl 3巾、室温、TMS基鵡)を測定し、得られた
スペクトルにおけるオレフィンプロトンの吸収ピークの
積分強度比に基づいて算出した。表2にはテトラシク口
[4.4。o, %. 5 , %“10]  ドデセ
ン−3の IH−NMRを測定して得られたオレフィン
プロトンのケミカルシフトを示した。
t タ表2 1.: ハ、f } 5 シクo [4,
4,0.12゜57.l0 1  ] ドデセン−3の13C−NMRを測定して得
られたカーボンのケミカルシフトを示した。
さらに表3には、エチレンーテトラシクロドデl3 セン類共重合体の C−NMRを測定して得られたカー
ボンのケミカルシフトを示す。
軟化温度の測定方法 重合例および比較重合例で得られたそれぞれの共重合体
を厚さ1 armのシート状に成形して得た軟化温度測
定用サンプルについて、デュポン社製サーモメカニカル
アナライザー(TberIllomecb!nlcJI
^nsl7ser )を用いて熱変形挙動を測定した。
すなわち、サンプル上に石英製針を乗せ、この測定剣に
対して49gの加重をかけた状態でサンプルを5℃/分
の昇温速度で連続的に昇温し,測定針がサンプル内に0
.635mm侵入したときの温度を軟化温度とした。(
以下TM^軟化点と呼ぶ)曲げ仰性率の測定方法 血げ弾性率の測定は、23℃の温度で、^STトD79
0に記載の測定方法にしたがって行なった。
極限粘度の測定方法 極限粘度の測定は、135℃の温度で、デカリンを溶媒
として行なった。
実施例 参考例1 ノルボルネンとシクロペンタジェンとを、特公昭46−
14910号公報記載の方法によってディールス・アル
ダー反応させることによって、テトラシクロ[4, 4
..O口2゜5.1・1(l]  ドデセン−3( ω
 )を合成した。
得られたテトラシクロドデセン−3をIH−NMRによ
り測定し、エンド体およびエキソ体のモル比を測定した
。エンド体は94.9モル%、エキソ体は5.1モル%
の量で存在していた。
結果を表4に示す。
参考例2 トエチル−2−ノルボルネンとシクロペンタジエンとを
、参考例1と同様にしてディールス・アルダー反応させ
ることによって、8−エチルーテトラ得られたテトラシ
クロドデセン−3をIH一NMHにより測定し、エンド
体およびエキソ体のモル比を測定した。エンド体は97
.3モル%、エキソ体は2.7モル%の量で存在してい
た。
結果を表4に示す。
合成例1 撹拌装置および還流冷却器を備えた30/の辰応待に、
参考例1で得られたテトラシクロI4,4l2゜5,1
7゜10〕  ドデセン−3(以下、T C D−3と
劉略することがある) 1lと、シクロヘキサン17l
とを加えてffl拌した。得られた溶液にゼオライト(
トーソー社製、ゼオラム19、球状、1,8〜2 . 
4mIIl  φ 、 Nr    O  − AJ 
    0      2.5S+02 )   12
2    2 3 kgを添加し、室温で6時間攪けしてエンド体のエキソ
体への異性化反応を行なった。
反応終了後、反応混合物を濾過して触媒を分離し、得ら
れたTCD−3のシクロヘキサン溶液を減圧(50n+
a+llg)下で蒸留してシクロヘキサンを留去し、異
性化されたT C D−3を得た。
得られたT C D −3を ’H−NMRにより分析
したところ、エンド体とエキソ体とのモル比は44.2
/55.8であった。
結果を表4に示す。
合成例2 反応時間を3時間とした以外は、合成例1と同様にして
TCD−3の異性化反応を行なった。
結果を表4に示す。
合成例3 触媒として、シリカーアルミナ(品川白煉瓦社製、セガ
ードOW1粒状、0.5〜2m−、用い、シクロヘキサ
ンおよび触媒の量をそれぞれ4.Olおよび3 kgに
変更し、反応時間を96時間に代えた以外は、合成例1
と同様にして反応を行なった。
結果を表4に示す。
合成例4 参考例2で得られた6−エチルーテトラシク口[4, 
4, O, +2゜5 , ,7. 10]  ドデセ
ン−3 ( 8E−TCD−3と略す)を用いた以外は
、合戊例1と同様にして反応を行なった。
結果を表3に示す。
合成例5 合成例4において、反応時間を3時間に変更した以外は
合成例4と同様にして反応を行なった。
結果を表4に示す。
合成例6 触媒として、合成例3で用いたシリヵーアルミナを用い
、反応時間を96時間とした以外は合成例4と同様にし
て反応を行なった。
結果を表4に示す。
実施例1 撹け装置を備えた2l!のガラス製重合器に、重合器上
部から連続的に合成例1で得られたT C D−3のシ
クロヘキサン溶液、触媒としてVO(QC  H  )
CA’2のシクロヘキサン溶液25 およびエチルアルミニウムセスキクロリド(AI(C2
  +15 ).1.5   1.5 )のシクロヘキ
サン溶液CI を、重合器内での濃度がそれぞれ60g/l,0.5ミ
リモル/1,4.0ミリモル/lとなるように供給し、
重合器上部からエチレンを15l/時間、水素を0.5
17時間の供給速度で供給した。一方、重合器下部から
連続的に重合器内の重合液の全量が11となり、平均滞
留時間が0.5時間になるように抜き出した。
重合反応は、重合器外部にそなえつけられた冷却ジャケ
ットに冷媒を循環して重合温度を10℃として行なった
上記のような反応条件で共重合反応を行なって、エチレ
ン・T C D−3ランダム共重合体を含む重合反応混
合物を得た。重合反応は、重合器下部から抜き出した重
合液にイソプロビルアルコールを少量添加して停止させ
た。次にこの重合液に対して体積で約3倍のアセトンが
入ったミキサー中を回転させ、そこに反応停止後の重合
液を加えて共重合体を析出させ、さらに析出した共重合
体を濾過により溶液と分離した。得られた上記共重合体
は、その濃度が約50g/lになるようにアセトン中に
分散され、さらにその混合物をアセトンの沸点で約2時
間、加熱処理を行なった。処理後、濾過によりアセトン
から共重合体を分離し、120°Cで24時間、減圧乾
燥を行なった。
得られたエチレンとT C D−3の共重合体について
”C−NMRを測定したところ、共重合体中のエチレン
含有量は60.7モル%であった。また、極限粘度[η
]およびTMA軟化温度は、それぞれ0.37dl/g
および180℃であった。
結果を表5に示す。さらに第1図に、得られたエチレン
・テトラシクロドデセン−3共重合体のテトラシクロド
デセン−3含ffi(モル%)と軟化温度との関係を示
し、また第2図に該共重合体のテトラシクロドデセン−
3含m(モル%)と曲げ仰性5』との関係を示す。
なお、得られた共重合体中に含まれるTCD−のエンド
体とエキソ体とのモル比を’C−NM}によって測定し
たところ、エンド体/エキソ体Lは41/59であって
、その値は重合前後でほ2んど変化しなかった。
実施例2〜8、比較例1〜2 表5に示すような原料(テトラシク口ドデセニ−3)を
川いて、表5に示すような条仲下で、実か例lと同様に
してエチレンとテトラシクロドデ4ンー3との共重合を
行なった。
得られた結果を表6に示す。
また第1図に得られたエチレン・テトラシク〔ドデセン
−3共重合体のテトラシクロドデセン−3rm(モル%
)と軟化温度との関係を示し、第2Gに該重合体のテト
ラシクロドデセン−3含爪(モノ1%)と曲げ胛性率と
の関係を示す。
実施例9〜11、比較例3 表7に示すような原料(8−エチルーテトラシ冫ロドデ
セン−3)を用いて、表7に示すような条{’l−下で
、実施例lと同様にしてエチレンと8−エチルーテトラ
シクロドデセン−3との共重合を行なった。
得られた結果を表8に示す。
実施例9〜11で得られたエキソ体[ I−8]含量の
多い8−エチルーテトラシクロドデセン−3を用いた共
重合体は、比較例3で得られた共重合体に比べ、TMA
軟化点、曲げ弾性率ともに向上していることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、各押のエンド体/エキソ体比を有するテトラ
シクロドデセン−3異性体混合物とエチレンとを共重合
させて得られるエチレン・テトラシクロドデセン−3共
重合体のテトラシクロドデセン3含ffl(モル%)と
軟化温度との関係を示す図であり、 第2図は、上記エチレン・テトラシクロドデセン−3共
重合体のテトラシクロドデセン−3含爪(モル%)と曲
げ911性率との関係を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) (A)エチレンと、 下記式で示されるエンド体[ I −A]とエキソ体[ I
    −B]とのモル比([ I −A]/[ I −B])が8
    0/20〜0/100である異性体混合物としての下記
    式[ I ]で示されるテトラシクロ[4,4,0,1^
    2^.^5,1^7^.^1^0]ドデセン−3類とが
    ランダム共重合されてなり、 (B)エチレンから導かれる構成単位が10〜90モル
    %の量で存在し、該テトラシクロドデセン類から導かれ
    る構成単位が90〜10モル%の量で存在し、 (C)該テトラシクロドデセン類から導かれる構成単位
    が下記式[II]で示される構造であり、(D)135℃
    、デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.05〜1
    0dl/gであることを特徴とする、エチレンとテトラ
    シクロドデセン類とがランダム共重合されてなる環状オ
    レフィン系ランダム共重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I −A] ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I −B] [式中、R^1〜R^1^2はそれぞれ同一であっても
    異なっていてもよく、水素、炭化水素基またはハロゲン
    であって、またR^9(またはR^1^0)とR^1^
    1(またはR^1^2)とは互いに連結して環を形成し
    ていてもよい。] ▲数式、化学式、表等があります▼…[II] [式中、R^1〜R^1^2は上記と同じである。]2
    ) (A)エチレンと、 下記式で示されるエンド体[ I −A]とエキソ体[ I
    −B]とのモル比([ I −A]/[ I −B])が8
    0/20〜0/100である異性体混合物としての下記
    式[ I ]で示されるテトラシクロ[4,4,0,1^
    2^.^5,1^7^.^1^0]ドデセン−3類とを
    、(B)炭化水素溶媒中でまたは炭化水素溶媒が存在し
    ない条件下で、該炭化水素にまたは該テトラシクロドデ
    セン類に可溶性のバナジウム化合物および有機アルミニ
    ウムとからなる触媒の存在下に共重合させることを特徴
    とする、エチレンと該テトラシクロドデセン類とがラン
    ダム共重合されてなる環状オレフィン系ランダム共重合
    体の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I −A] ▲数式、化学式、表等があります▼…[ I −B] [式中、R^1〜R^1^2はそれぞれ同一であっても
    異なっていてもよく、水素、炭化水素基またはハロゲン
    であって、またR^9(またはR^1^0)とR^1^
    1(またはR^1^2)とは互いに連結して環を形成し
    ていてもよい。]
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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