JPH03156808A - 耐熱電線 - Google Patents

耐熱電線

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JPH03156808A
JPH03156808A JP1267889A JP26788989A JPH03156808A JP H03156808 A JPH03156808 A JP H03156808A JP 1267889 A JP1267889 A JP 1267889A JP 26788989 A JP26788989 A JP 26788989A JP H03156808 A JPH03156808 A JP H03156808A
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洋 橋本
Ataru Ishiyama
石山 中
Masanobu Yoda
依田 正信
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐熱電線の改良に関し、くわしくは耐熱性お
よび高温における絶縁抵抗特性を向上させた耐p!A電
線に関する。
(従来の技術) 従来より導体上にガラス繊維を巻回し、その上にガラス
繊維のほつれ防止と絶縁性の向上を計って有機系の塗料
を焼き付けてなる耐熱電線が用いられている。しかしな
がら、このような電線においてはガラス繊維の耐熱性は
優れるものの有機系塗料の耐熱性はたかだか200℃程
度であり、近年の原子力設備を初めとする300℃以上
の耐熱性の要求に対しては不充分であった。
そこで本出願人はポリボロシロキサン樹脂を初めとする
耐熱性に優れる樹脂を特徴とする特許をガラス繊維の巻
回層の上に設けた300℃程度の耐熱性を有する耐熱電
線をすでに提案している(特開昭63−250011号
参照)、このような従来の耐熱電線のガラス繊維として
は、シリカが約50〜56%、アルミナが約10〜16
%、酸化カルシウムが15〜25%酸化ホウ素が約8〜
13%を主成分とする組成比のものが一最に用いられて
おり、例えばJ I 5−R−3413に規定されるE
CD450−110等がある。しかしながらこのガラス
繊維を用いたポリボロシロキサン樹脂系の従来の耐熱電
線は、400℃以上の温度での使用に対してはガラス繊
維の機械的強度が著しく低下し、また電線の電気特性も
低下するため実用に供しないという問題があり、近年の
技術開発に伴い400℃以上の温度での使用を可能とす
る耐熱電線に対する要求が強まっている。
(発明が解決しようとする課M) 以上の点に鑑みて、本発明は耐熱性をさらに向上させて
400℃以上の温度での常用を可能とし、このような高
温における機械的強度や電気特性を大幅に改良した耐熱
電線を提供することを目的とする。
(1題を解決するための手段) 本発明は即ち、導体上に直接あるいは他の絶縁層を介し
てガラス繊維、またはガラス繊維からなるテープを巻回
してなるtaにおいて、前記ガラス繊維のガラス組成は
シリカが60%以上でかつアルミナが20%以上であり
、またこのガラス繊維はポリボロシロキサン樹脂、ポリ
カルボシラン樹脂、ポリシラスチレン樹脂、ポリチタノ
カルボシラン樹脂、ポリシラザン樹脂からなる群から選
ばれた一種または二種以上の樹脂を溶剤に溶解または分
散させた塗料が含浸されていることを特徴とする耐熱電
線に関する。
本発明の耐熱電線は、ガラス繊維のガラス組成と特定し
、あわせて上記ポリボロシロキサン樹脂等よりなる群よ
り選ばれた樹脂を主成分とする塗料をこれに含浸させる
ことにより400℃以上の温度での常用を可能としてい
る。
本発明におけるガラス繊維は、ガラス組成がシリカが6
0%以上でかつアルミナが20%以上のものを使用する
。シリカが60%未満あるいはアルミナ20%未満であ
るとガラス繊維の引張り強度及び軟化点が低下しまた熱
!i5張係数が高くなり、得られる耐熱電線の耐熱性や
高温における絶縁抵抗が低下する。具体的には、シリカ
が65%、アルミナが23%、酸化マグネシウムが11
%、酸化ジルコニウムが1%以下、酸化鉄が0.1%、
その他酸化カルシウム、酸化ホウ素等を@量配合したT
グラス(日東紡株式会社製 商品名)等があり、これは
従来のEガラスに比して、引張り強度が常温で約36%
、高温で約40%、引張り弾性率が約16%、また軟化
点が約16%向上し、8膨張係数は約44%減少してい
る。
また、本発明においては上述のガラス繊維を平織等によ
りテープ状に製織したガラスチー1を用いることもでき
る。具体的にはET01313(サカイ産又株式会社製
 商品名)などがある。
本発明におけるポリボロシロキサン樹脂、ポリカルボシ
ラン樹脂、ポリシラスチレン樹脂、ポリチタノカルボシ
ラン樹脂、およびポリシラザン樹脂は、主頒にシラン、
チタン、硼素等の金属元素を存し、r!s鎖にメチル基
、フェニル基等の有機基が結合している−(熱性に優れ
たポリマーで、公知のもの使用することができる。これ
らの樹脂は単独あるいは二種以上を混合して用いること
ができる。
また1本発明に使用する塗料においては、得られる電線
の耐熱性や絶縁特性を向上させる目的で絶縁性無機充填
剤を配合することができる。これらの絶縁性無機充填剤
としては酸化マグネシウム、アルミナ、酸化ジルコニウ
ム、酸化カルシウム、酸化鉄、酸化ホウ素、酸化クロム
、酸化チタン、シリカ、マイカ、タルク、チタン酸カリ
ウム、酸化トリウム、酸化ウラン、ケイ酸ジルコニウム
等の酸化物系セラミックス、炭化ゲイ素、炭化チタン、
炭化ジルコニウム、ホウ化チタン、ホウ化ジルコニウム
、窒化チタン、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化ケ
イ素、ケイ化モリブデン等の非酸1ヒ物系セラミツクス
、各種ガラス粉末などかあげられ、これらは単独あるい
は混合して使用することができる。これらの絶縁性無機
充填剤を塗料に添加する場合は、ガラス繊維への含浸作
業性や電気絶縁性の点から、前記樹脂分100重量部に
対して10〜25重量部が望ましい。
本発明における塗料は、上述の成分をキシレン、トルエ
ン、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミ
ド等の有機溶剤やシリコーンオイルに溶解または分散さ
せて攪拌するかあるいは、予め同様の溶剤に溶解または
分散させた液状にしたものを混合し充分攪拌することに
より製造される。
このような本発明における塗料は、室温では有機系の塗
料と同様の性状をしており取扱いやすく含浸処理や塗布
作業も容易である。そして含浸や塗布後の焼成により側
鎖の有機基が脱離し、最終的にはセラミック化して優れ
た耐熱性を奏する。
なお、本発明の塗料においては上述の成分のほか、本発
明の効果を損なわない範囲でシリコーン樹脂その他の添
加剤を配合することができる。
本発明の耐熱電線は例えば次のようにして製造される。
即ち、耐熱性のNi線、Aga、銅線、銅合金線あるい
はこれらをめっきした導体上に直接あるいは他の絶縁被
覆を介して、上述の塗料を含浸させたガラス繊維または
ガラス繊維よりなるテープを巻回した後、あるいは含浸
前のガラス繊維を導体上に巻回したものを上述の塗料中
に含浸させた後、400℃程度の温度で焼成する。導体
上に他の絶縁被覆を介する場合は、上述の塗料と同様の
ものを塗布焼成した被覆層を設ければ耐熱性、電気特性
上より効果的である。
(実施例) 本発明の実施例について説明する。
実施例1 断面2X6.5−のニッケルメッキ平角銅線にTグラス
(日東紡株式会社製 商品名)を二重に横巻きした後、
ポリボロシロキサン樹脂too:!R量部をN−メチル
−2−ピロリドン100重量部に溶解した塗料中に含浸
した0次いで400℃で5分乾燥焼成をして耐熱電線を
製造した。また塗料の含浸量は、乾燥焼成後の塗料成分
量/TグラスX100=5(%)であった、得られた電
線の初期および500℃×24時間加熱後における絶縁
抵抗値、絶縁破壊電圧値(B、D、V)を箔巻法により
測定した。結果を第1表に示す。
実施例2〜3 塗料の含浸量がそれぞれ25%、40%となるように条
件を調整して乾燥焼成を行い、その他は実施例1と同様
にして電線を製造し同様に試験した。結果を第1表に示
す。
比較例1 断面2X6.5園のニッケルメッキ平角銅線にTグラス
(日東紡株式会社製 商品名)を二重に横巻きして電線
を製造した。得られた電線について実施例1と同様に試
験した。結果を第1表に示す。
比較例2 断面2X6.5−のニッケルメッキ平角銅線に。
J I S−4−3413に規定されるECD450−
110のガラス繊維にを二重に横巻きし、その他は実施
IMIと同様にして電線を製造し同様に試験した。結果
を第1表に示す。
実施例11 ポリボロシロキサン樹脂100重量部をN−メチル−2
−ピロリドン100重量部に溶解した塗料中に、ETG
1313(サカイ産業株式会社製商品名)を含浸して含
浸量が15%となるよ5に条件を調整して乾燥焼成を行
った。得られたガラステープを断面2X6.5−のニッ
ケルメッキ平角銅線に1/2ラップ巻きして耐熱電線を
!!!遺した。この電線の初期および500℃X20時
間加熱後における絶縁抵抗値(500V−1分値)。
絶縁破壊電圧値(B、D、V)を箔巻法により測定し、
また500℃×4時間加熱後に500℃の温度中で熱間
絶縁抵抗値を測定した。結果を第2表に示す。
実施例5〜6 ポリボロシロキサン樹脂とN−メチル−2−ピロリドン
とを1:1の割合で混合した混合*100重量部に対し
て酸化マグネシウムおよびマイカを合計20重置部添加
してミキサーで攪拌した塗料に、ET01313(サカ
イ産業株式会社製商品名)を含浸して含浸呈が15%(
実施例5)、5%(実施例6)となるように条件を調整
して乾燥焼成を行った。得られたガラステープを実施例
4と同様の導体上に1/2ラップ巻きして耐熱電線を製
造した。得られた電線を用いて実施例4と同様にして試
験した。結果を第2表に示す。
(以下余白) (発明の効果) 以上本発明の耐熱電線は、500℃の高温において充分
使用可能な耐熱性と電気特性と有しており、従来の耐熱
電線よりも大幅に特性を向上している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導体上に直接あるいは他の絶縁層を介してガラス
    繊維を巻回してなる電線において、前記ガラス繊維のガ
    ラス組成はシリカが60%以上でかつアルミナが20%
    以上であり、またこのガラス繊維はポリボロシロキサン
    樹脂、ポリカルボシラン樹脂、ポリシラスチレン樹脂、
    ポリチタノカルボシラン樹脂、ポリシラザン樹脂からな
    る群から選ばれた一種または二種以上の樹脂を溶剤に溶
    解または分散させた塗料が含浸されていることを特徴と
    する耐熱電線。
  2. (2)導体上に直接あるいは他の絶縁層を介してガラス
    繊維からなるガラステープを巻回してなる電線において
    、前記ガラス繊維のガラス組成はシリカが60%以上で
    かつアルミナが20%以上であり、またこのガラス繊維
    はポリボロシロキサン樹脂、ポリカルボシラン樹脂、ポ
    リシラスチレン樹脂、ポリチタノカルボシラン樹脂、ポ
    リシラザン樹脂からなる群から選ばれた一種または二種
    以上の樹脂を溶剤に溶解または分散させた塗料が含浸さ
    れていることを特徴とする耐熱電線。
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