JPH0315625Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0315625Y2 JPH0315625Y2 JP1984009439U JP943984U JPH0315625Y2 JP H0315625 Y2 JPH0315625 Y2 JP H0315625Y2 JP 1984009439 U JP1984009439 U JP 1984009439U JP 943984 U JP943984 U JP 943984U JP H0315625 Y2 JPH0315625 Y2 JP H0315625Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- screw
- pile
- blades
- outer edge
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 11
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 210000003746 feather Anatomy 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［考案の背景と目的］
本考案は、基礎用の地中杭、特に複数のスクリ
ユー状羽根を先端部に有する地中杭、いわゆるス
クリユーアンカー杭に関する。
ユー状羽根を先端部に有する地中杭、いわゆるス
クリユーアンカー杭に関する。
従来のこの種スクリユーアンカー杭の概略を第
１図に示す。同図において、鋼管２の先端部に
は、鋼板を螺旋状に加工して形成した複数のスク
リユー状羽根１が整数ピツチ間隔の位置に溶接し
てある。整数ピツチ間隔とは、スクリユー状の羽
根１が１回転したときに進む長さ（１ピツチ）の
整数倍の長さを有する間隔を言う。つまり、スク
リユーアンカー杭においては、複数の羽根が１ピ
ツチと等間隔或いは１ピツチの整数倍の間隔を有
する位置に配設されていて、最下部の羽根の進路
を順次複数の羽根が進む構成になつている。そし
て、上記複数のスクリユー状羽根１を整数ピツチ
間隔の位置に溶接してなるスクリユーアンカー杭
は、適当な地上手段により回転を与えられつつ地
中に打込まれ、羽根を有さない杭体を次々に溶接
等で接続しつつ必要な深さまで送込まれる。その
後建造物の基礎を設け、その上に建造物が構築さ
れる。
１図に示す。同図において、鋼管２の先端部に
は、鋼板を螺旋状に加工して形成した複数のスク
リユー状羽根１が整数ピツチ間隔の位置に溶接し
てある。整数ピツチ間隔とは、スクリユー状の羽
根１が１回転したときに進む長さ（１ピツチ）の
整数倍の長さを有する間隔を言う。つまり、スク
リユーアンカー杭においては、複数の羽根が１ピ
ツチと等間隔或いは１ピツチの整数倍の間隔を有
する位置に配設されていて、最下部の羽根の進路
を順次複数の羽根が進む構成になつている。そし
て、上記複数のスクリユー状羽根１を整数ピツチ
間隔の位置に溶接してなるスクリユーアンカー杭
は、適当な地上手段により回転を与えられつつ地
中に打込まれ、羽根を有さない杭体を次々に溶接
等で接続しつつ必要な深さまで送込まれる。その
後建造物の基礎を設け、その上に建造物が構築さ
れる。
ところが、上記従来のスクリユーアンカー杭の
スクリユー状羽根は、その外縁部分が比較的鋭い
形状になつており、このため次のような問題があ
つた。すなわち、アンカー杭の上に構築される建
造物には静的或いは動的な加重が加わるのが普通
であり、それにより地中の杭体には水平、垂直の
加重が繰返し加えられるが、特に垂直方向の加重
により杭体に設けられたスクリユー状羽根による
土壌の剪断の問題を生じた。つまり、従来のスク
リユー状羽根にあつては、その外縁部分が比較的
鋭い形状になつているため、これがあたかも刃の
ように作用する場合があつた。即ち、アンカー杭
にそれを引抜く方向の加重が加わる場合には、第
２図イに示すように当初の羽根１の位置Ａが
A′の如くに変化し、これにより土壌が剪断され、
或いは圧縮方向の荷重が加わると、第２図ロに示
すように当初の羽根１の位置ＢがB′の如くに変
化し、同様の剪断が生じる。このような土壌の剪
断が生じると基礎用の地中杭としての機能が低下
する。本考案の目的は、上記従来のスクリユーア
ンカー杭の欠点を解消し、杭の羽根の外縁部によ
る剪断の程度を低下させ、結果として見掛上の土
壌の耐剪断力を増大させることにある。
スクリユー状羽根は、その外縁部分が比較的鋭い
形状になつており、このため次のような問題があ
つた。すなわち、アンカー杭の上に構築される建
造物には静的或いは動的な加重が加わるのが普通
であり、それにより地中の杭体には水平、垂直の
加重が繰返し加えられるが、特に垂直方向の加重
により杭体に設けられたスクリユー状羽根による
土壌の剪断の問題を生じた。つまり、従来のスク
リユー状羽根にあつては、その外縁部分が比較的
鋭い形状になつているため、これがあたかも刃の
ように作用する場合があつた。即ち、アンカー杭
にそれを引抜く方向の加重が加わる場合には、第
２図イに示すように当初の羽根１の位置Ａが
A′の如くに変化し、これにより土壌が剪断され、
或いは圧縮方向の荷重が加わると、第２図ロに示
すように当初の羽根１の位置ＢがB′の如くに変
化し、同様の剪断が生じる。このような土壌の剪
断が生じると基礎用の地中杭としての機能が低下
する。本考案の目的は、上記従来のスクリユーア
ンカー杭の欠点を解消し、杭の羽根の外縁部によ
る剪断の程度を低下させ、結果として見掛上の土
壌の耐剪断力を増大させることにある。
［考案の概要］
本考案者等は上記土壌の剪断が羽根外縁部の形
状に関係するものであることを見出し、羽根外縁
部即ち羽根外周の端部に丸みをもたせることによ
り上記目的を達成できることを見出した。本考案
によれば、羽根の外縁部即ち外周端部に沿つて円
形パイプを溶接する等により当該外縁部即ち外周
端部に滑らかな曲面が与えられる。
状に関係するものであることを見出し、羽根外縁
部即ち羽根外周の端部に丸みをもたせることによ
り上記目的を達成できることを見出した。本考案
によれば、羽根の外縁部即ち外周端部に沿つて円
形パイプを溶接する等により当該外縁部即ち外周
端部に滑らかな曲面が与えられる。
［実施例］
第３図は、本考案の一実施例を示す第１図と同
様の図であり、第４図はその羽根の外縁部の部分
断面図である。
様の図であり、第４図はその羽根の外縁部の部分
断面図である。
第３図において、スクリユーアンカー杭は従来
と同様に鋼板を螺旋状に加工して形成した羽根１
を複数個有する鋼管２の杭体２からなり、前述の
ようにその打込み後に溶接４等により通常の杭体
３が次々に接続されて所要の深さとされる。本考
案によれば、夫々の羽根１の外縁部すなわち外周
端部に沿つて第４図の断面図に示すようにパイプ
１０のごとき曲面付与部材が溶接その他により適
当に設けられる。この曲面付与部材は、羽根１の
外周に丸みをもたせるためのもので、パイプの代
りに羽根１の外周に沿つて丸棒を溶接してもよ
い。より具体的には、厚さ約４mmの鋼板を螺旋状
に加工して284mmφ、279mmφ、330mmφ、381mmφ
の外径のスクリユー状羽根となし、これらを約89
mmφの鋼管の先端から順に約750mmの等間隔で溶
接により配設する。そして当該羽根の外周端部に
約９mmφのSUSパイプを沿わせて溶接した。こ
のように、羽根１の外縁部に丸みを付与する構成
とすることにより、従来の比較的鋭い形状の場合
と異なり、あたかも刃物の刃先が丸くなつて切れ
味を失う如くして、アンカー杭に垂直方向の荷重
が加わつた場合でも外縁部による土壌の剪断が生
じ難くなり、結果として土壌の耐剪断力が増大し
たことと同様の効果が得られるのである。
と同様に鋼板を螺旋状に加工して形成した羽根１
を複数個有する鋼管２の杭体２からなり、前述の
ようにその打込み後に溶接４等により通常の杭体
３が次々に接続されて所要の深さとされる。本考
案によれば、夫々の羽根１の外縁部すなわち外周
端部に沿つて第４図の断面図に示すようにパイプ
１０のごとき曲面付与部材が溶接その他により適
当に設けられる。この曲面付与部材は、羽根１の
外周に丸みをもたせるためのもので、パイプの代
りに羽根１の外周に沿つて丸棒を溶接してもよ
い。より具体的には、厚さ約４mmの鋼板を螺旋状
に加工して284mmφ、279mmφ、330mmφ、381mmφ
の外径のスクリユー状羽根となし、これらを約89
mmφの鋼管の先端から順に約750mmの等間隔で溶
接により配設する。そして当該羽根の外周端部に
約９mmφのSUSパイプを沿わせて溶接した。こ
のように、羽根１の外縁部に丸みを付与する構成
とすることにより、従来の比較的鋭い形状の場合
と異なり、あたかも刃物の刃先が丸くなつて切れ
味を失う如くして、アンカー杭に垂直方向の荷重
が加わつた場合でも外縁部による土壌の剪断が生
じ難くなり、結果として土壌の耐剪断力が増大し
たことと同様の効果が得られるのである。
［考案の効果］
上述のように羽根外縁部に丸みを与えることに
より、土質の改良と同様の効果が得られる。土質
の改良は一般に極めて高価なものであるから、そ
の効果は極めて著しい。又、これにより、杭体に
適合する土壌の種類が拡大されると共に杭体自体
の載荷特性が向上する。
より、土質の改良と同様の効果が得られる。土質
の改良は一般に極めて高価なものであるから、そ
の効果は極めて著しい。又、これにより、杭体に
適合する土壌の種類が拡大されると共に杭体自体
の載荷特性が向上する。
第１図は従来のスクリユーアンカー杭を示す概
略図、第２図は第１図のスクリユーアンカー杭に
対し垂直方向の加重が加わる場合の状態を示す
図、第３図は本考案のスクリユーアンカー杭の第
１図と同様の図、第４図は第３図のスクリユーア
ンカー杭の一部の拡大断面図である。 １：羽根、２：杭体、３：接続用の杭体、４：
溶接部（溶接）、５：曲面付与部材。
略図、第２図は第１図のスクリユーアンカー杭に
対し垂直方向の加重が加わる場合の状態を示す
図、第３図は本考案のスクリユーアンカー杭の第
１図と同様の図、第４図は第３図のスクリユーア
ンカー杭の一部の拡大断面図である。 １：羽根、２：杭体、３：接続用の杭体、４：
溶接部（溶接）、５：曲面付与部材。
Claims (1)
- 複数のスクリユー状羽根を整数ピツチ間隔の位
置に設けた先端部を有し、且つ上記夫々の羽根の
外縁部に丸みをもたせてあることを特徴とする基
礎用スクリユーアンカー杭。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP943984U JPS60120033U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | スクリユ−アンカ−杭 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP943984U JPS60120033U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | スクリユ−アンカ−杭 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60120033U JPS60120033U (ja) | 1985-08-13 |
| JPH0315625Y2 true JPH0315625Y2 (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=30489657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP943984U Granted JPS60120033U (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | スクリユ−アンカ−杭 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60120033U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4498348B2 (ja) * | 2006-12-26 | 2010-07-07 | Ｊｆｅスチール株式会社 | ねじ込み式鋼管杭 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5198407U (ja) * | 1975-02-06 | 1976-08-06 |
-
1984
- 1984-01-25 JP JP943984U patent/JPS60120033U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60120033U (ja) | 1985-08-13 |
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