JPH03151596A - 扇風機等の駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は複数の速度タップを有する回転速度切換形のモ
ータを備えた扇風機等の駆動装置に関する。

（ロ）　従来の技術 従来、例えば扇風機においては、モータを最低速度に選
択すると、起動時にトルクが小さくなって起動が困難な
場合があり、これを解決するために例えば特開昭５７．
−１０２５９８号公報にはモータ停止状態のときに最低
速度に選択されるとタイマ回路が計時作動を開始し、こ
のタイマ回路の計時作動中のみ最低速度以外の速度信号
を出力するようにした扇風機の駆動装置が示されている
。

しかし乍らこの従来技術のように最低速度が選択される
とタイマ回路が計時作動を開始し、このタイマ回路の計
時作動中のみ最低速度以外の速度信号を出力するものに
おいては、モータの回転数を低くした場合、最低速度で
運転中にモータが停止してしまうおそれがある。

（ハ）　発明が解決しようとする課題 本発明は、複数の速度タップを有する回転速度切換形の
モータを備えた扇風機等において、最低速度が選択され
たときに、より回転数の低いモ−夕でもモータが停止す
ることなく確実に回転するようにした扇風機等の駆動装
置を得ることを目的としている。

（ニ）　　課題を解決するための手段 本発明の扇風機等の駆動装置は、複数の速度タップを有
する回転速度切換形のモータを備えたものにおいて、速
度選択スイッチによる選択信号を記憶し、記憶された速
度信号を出力する記憶手段と、前記速度選択スイッチが
最低速度に選択されると計時作動を繰り返すタイマ手段
と、このタイマ手段の計時作動の繰り返し毎に前記記憶
手段からの出力を最低速度信号と最低速度以外の速度信
号とに交互に切換える切換手段と、この切換手段からの
出力信号に応じて前記複数の速度タップの一つに選択通
電するスイッチング回路とを有することを特徴としてい
る。

（ホ）　作用 上記構成により、速度選択スイッチが最低速度に選択さ
れるとタイマ手段が計時作動を開始し、計時作動してい
る間、最低速度以外の速度信号が出力される。タイマ手
段が計時作動を終えると速度信号が最低速度信号となり
、新たにタイマ手段が計時作動を開始する。このタイマ
手段の計時作動を終えると速度信号は再び最低速度以外
の速度信号となり、タイマ手段も再度計時作動を開始す
る。

このようにして最低速度が選択されたときに、一定周期
で最低速度以外の速度信号が出力され、より低い回転数
でもモータが停止することなく動作する。

（へ）　実施例 以下、本発明の扇風機等の駆動装置を図面に示す実施例
に従って説明する。

第１図は本発明による扇風機の制御ブロック回路図であ
るが同図において、１は速度選択スイッチで、停止接点
ＯＦＦと、最低速度接点りと、中速速度接点Ｍと、最高
速度接点Ｈと可動接片１ａを有し、該可動接片１ａが停
止接点ＯＦＦ以外の接点に切換えられて選択されたとき
該スイッチ１はオン状態となる。

２は扇風機のファン駆動用モータで、低速タップ２ａ、
中速タップ２ｂ、高速タップ２ｃ及び給電端子２ｄを有
している。３は商用１００ｖ電源、４は降圧回路、５は
定電圧電源回路である。

６．７．８は夫々最低速度制御用双方向性サイリスタ、
中速速度制御用双方向性サイリスク、最高速度制御用双
方向性サイリスクで、夫々の双方向性サイリスク６．７
．８の一方の端子６　ａ、７　ａ、８ａは夫々前記低速
タップ２ａ、中速タップ２ｂ、高速タップ２Ｃに接続さ
れ、他方の端子６ｂ、７ｂ、ｓｂは共に商用、ｌ０ＱＶ
電源３への電源線９に接続されている。

１０は制御手段としてのマイクロコンピュータ素子で、
該マイクロコンピュータ素子１０は速度選択スイッチｌ
による選択信号を記憶し、記憶された速度信号を出力す
る記憶手段１１と、前記速度選択スイッチｌが最低速度
である最低速度接点しに選択されると計時作動を開始す
るタイマ手段１２と、このタイマ手段１２の計時作動に
あわせて前記記憶手段１１からの出力が最低速度信号と
最低速度以外の速度信号とを交互に出力する切換手段１
３との機能を有し、前記速度選択スイッチ１の停止接点
ＯＦＦ、最低速度接点し、中速速度接点Ｍ、最高速度接
点Ｈに夫々接続される第１入力端子■１、第２入力端子
Ｉ２、第３入力端子Ｉ３、第４入力端子Ｉ４と、前記最
低速度制御用双方向性サイリスタ６のゲート端子、中速
速度制御用双方向性サイリスタ７のゲート端子、最高速
度制御用双方向性サイリスタ８のゲート端子に夫々接続
される第１出力端子０１、第２出力端子０２、第３出力
端子０３と、電源端子Ｖと、アース端子Ｇ　Ｎ　Ｄとを
有している。そして、前記最低速度制御用双方向性サイ
リスタ６、中速速度制御用双方向性サイリスタ７、最高
速度制御用双方向性サイリスタ８が、前記切換手段１３
としてのマイクロクンピユータ素子ＩＯからの第１〜３
出力端子０１〜０３からの出力信号に応じて前記低速タ
ップ２ａ、中速タップ２ｂ、高速タップ２ｃの何れか−
っに選択通電するスイッチング回路１４を構成している
。

さらに第２図は前記マイクロコンピュータ素子１０に記
憶された該マイクロコンピュータ素子１０の処理手順の
要部を示すフローチャートで、該フローチャート及び前
記第１図に基づいて動作、特に前記速度選択スイッチ１
が最低速度に選択されたときの動作を説明する。

先ず、速度選択スイッチ１が、最低速度接点りに切換え
て選択されることにより、最低速度が選択されると、該
選択信号によりタイマ手段１２が計時作動を開始すると
共に、第１の計時作動時間（ＴＩ＝０．７秒間）の間、
最低速度以外の速度信号である中速速度制御用双方向性
サイリスタ７を作動させる、中速速度信号Ｍ１がマイク
ロコンピュータ素子１０から出力され、中速速度制御用
双方向性サイリスタ７を作動させてモータ２を中速速度
ｍで回転させて羽根（図示せず）を中速回転させる。第
１の計時作動時間ＴＩが経過後、マイクロコンピュータ
素子１０からの速度信号出力は最低速度制御用双方向性
サイリスタ６を作動させる、最低速度信号Ｌ１に切換わ
り且つ前記タイマ手段１２は第２の計時作動時間（Ｔ２
＝６０秒間）の計時作動を開始し、この計時作動時間Ｔ
２中はモータ２を最低速度２で回転させる。

該第２の計時作動時間Ｔ２が経過すると、速度選択スイ
ッチ１の選択の変更がなければ再びタイマ手段１２が第
１の計時作動時間ＴＩの計時作動を行ない、この間、中
速速度信号Ｍ１によりモータ２を中速速度ｍで回転させ
る。このようにして、速度選択スイッチ１により最低速
度が選択されている間は第２計時時間Ｔ２の間、最低速
度制御用双方向性サイリスタ６を、第１計時時間Ｔ１の
間、中速速度制御用双方向性サイリスタ７を、夫々動作
させる最低速度信号Ｌ１と中速速度信号Ｍ１が繰り返し
てマイクロコンピュータ素子１ｏがら出力さ！ｔ、モー
タ１４はＴ２（＝６０秒間）の最低速度回転と、ＴＩ（
＝０．７秒間）の中速速度回転を繰り返す。

また前記第２の計時作動時間Ｔ２の経過後に、速度選択
スイッチ１の選択の変更があったと判断すれば、速度選
択スイッチ１で選択された、最高速度信号Ｈ１又は中速
速度信号Ｍｌをマイクロコンピュータ素子１０は出力し
、その後はこれらの速度信号に対応してモータ２は最高
速度りあるいは中速速度ｍで回転する。

（ト）　　発明の効果 本発明は以上の如く構成しており、速度選択スイッチが
最低速度に選択されると、最低速度信号と、最低速度以
外の速度信号が一定周期で繰り返して出力されるので、
最低速度において、より低い回転数でもモータが停止す
ることがなく、確実に動作ができる回転速度切換形のモ
ータを用いた扇風機等の駆動装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】 図面は何れも本発明扇風機等の駆動装置の実施例に関し
、第１図は扇風機の制御ブロック回路図、第２図は要部
のフローチャートである。 １　・・・速度選択スイッチ、　　　２　・・・モータ
、６　・・・最低速度制御用双方向性サイリスク、７　
・・・中速速度制御用双方向性サイリスク、８　・・・
最高速度制御用双方向性サイリスク、１０・・・マイク
ロコンピュータ素子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の速度タップを有する回転速度切換形のモー
   タを備えたものにおいて、速度選択スイッチによる選択
   信号を記憶し、記憶された速度信号を出力する記憶手段
   と、前記速度選択スイッチが最低速度に選択されると計
   時作動を繰り返すタイマ手段と、このタイマ手段の計時
   作動の繰り返し毎に前記記憶手段からの出力を最低速度
   信号と最低速度以外の速度信号とに交互に切換える切換
   手段と、この切換手段からの出力信号に応じて前記複数
   の速度タップの一つに選択通電するスイッチング回路と
   を有することを特徴とする扇風機等の駆動装置。