JPH0515194A - モータ制御方法及び装置 - Google Patents

モータ制御方法及び装置

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JPH0515194A
JPH0515194A JP16489691A JP16489691A JPH0515194A JP H0515194 A JPH0515194 A JP H0515194A JP 16489691 A JP16489691 A JP 16489691A JP 16489691 A JP16489691 A JP 16489691A JP H0515194 A JPH0515194 A JP H0515194A
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JP
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motor
mode
switching
rotation
mpu
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JP16489691A
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Yoshihiro Nakagawa
義弘 中川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで高速にモータを回転駆動できると
ともに、低騒音でモータを回転駆動できるモータ制御方
法及び装置を提供することを目的とする。 【構成】 モータ105に電力を供給する電源112と
モータ105との間に電力供給をスイッチングするスイ
ッチング素子107を設け、そのモータ105の回転モ
ードに応じて、スイッチング素子をスイッチングする信
号のデューティを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばステッピングモ
ータ等のモータの励磁相を切替えて回転駆動するモータ
制御方法及び装置に関するものであり、特に複数の運転
モードを有する、つまりランプアップ/ダウンや定速駆
動、保持動作等を行なうモータ制御方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ステッピングモータを回転駆動する方式
として、最も一般的に採用されているものに定電圧駆動
方式と定電流方式がある。前者の定電圧駆動方式は回路
構成が簡単であり、安価であるところから広く使用され
ている。しかし、モータの回転周波数が高くなると、モ
ータ巻線のインダクタンスの影響によりモータ巻線の電
流の立上がりが遅くなってしまう。このため、高速回転
駆動を行う場合はモータのトルクの減少を招き、高速回
転ができないという問題がある。また、後者の定電流駆
動方式は、モータ巻線の時定数を小さくするように電圧
及び巻線インダクタンスを設定し、モータ巻線の電流値
を検出しながら、その検出した電流値になるようにトラ
ンジスタなどのスイッチング素子により電流をオン・オ
フして、巻線を流れる電流値を一定に保つ方式である。
このような定電流駆動によれば、モータの高速回転が実
現できるものの、その反面、回路構成が複雑となり、コ
ストが高くなるという問題がある。さらに、ステッピン
グモータを駆動する場合、相励磁の切り替え時にモータ
振動が発生するので、電流値を一定にしたままでモータ
の駆動回転数を変えると騒音が発生する。このため、そ
の定電流値をモータの回転数に適した電流値に変える必
要があり、そのための回路が更に必要になるという問題
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さらに、より高度なモ
ータの駆動方式として、モータの最小駆動ステップ角以
下の小さい回転角度を検出できるエンコーダを、そのモ
ータの回転軸に取付け、そのエンコーダよりの信号によ
り、つまりモータの回転に同期して励磁相の切り替えを
行うようにし、電圧又は電流をチョッピングし、そのデ
ューティによりモータの回転速度を変化させる制御方式
が知られている。この方式によるとモータの回転数が変
化した場合でも適正に励磁相を切り替えることができ
る。これにより、いわゆる脱調状態とはならず、さらに
モータ巻線への供給電力に応じた回転周波数となるた
め、騒音の発生をも抑えることができる。しかし、この
方式によれば、駆動回路を構成する部品点数は、モータ
回転軸に取り付けられたエンコーダを含め、前述の定電
圧あるいは定電流方式に比べて最大となり、全体的にも
コストの高いものになってしまうという欠点があつた。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、低コストで高速にモータを回転駆動できるととも
に、低騒音でモータを回転駆動できるモータ制御方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のモータ制御装置は以下のような構成を備え
る。即ち、モータの各相の励磁信号を切り替えてモータ
の回転を制御するモータ制御装置であって、モータに電
力を供給する電源と、前記電源と前記モータとの間で、
前記モータへの電力供給をスイッチングするスイッチン
グ手段と、前記モータの回転モードに応じて、前記スイ
ッチング手段におけるスイッチング・タイミングを指示
する指示手段とを有する。
【0006】上記目的を達成するために本発明のモータ
制御方法は以下のような構成を備える。即ち、モータの
各相の励磁信号を切り替えてモータの回転を制御するモ
ータ制御方法であって、電源よりモータに電力を供給す
る回路上に設けられたスイッチング素子をパルス信号に
よりオン・オフさせ、このパルス信号のデューティ比を
モータの回転モードに応じて変更する。
【0007】
【作用】以上の構成において、モータに電力を供給する
電源と、そのモータとの間に電力供給をスイッチングす
るスイッチング手段を設け、そのモータの回転モードに
応じて、スイッチング手段におけるスイッチング・タイ
ミングを指示するように動作する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0009】図1は本実施例のモータ駆動回路の概略構
成を示すブロツク図である。
【0010】図1において、1はモータの回転駆動制御
を行なうマイクロプロセッサ等のMPUで、ワークエリ
アとして使用するRAM121及びMPUの制御プログ
ラムを記憶しているROM122などを備えている。1
02はPWM(パルス幅変調器:Pulse Width Modurato
r )ユニット(以下、PWMユニット)で、MPUバス
に接続され、MPU101の指示により、その出力周波
数及びデューティを設定してパルス信号を出力すること
ができる。103は出力ポートで、MPUのバスに接続
され、MPU101より出力される相切り替え信号に同
期して、ステッピングモータ105の相励磁信号(A〜
D)を出力している。104はプログラム可能なタイマ
で、MPU101の指示により計時を開始し、その指示
された時間が経過すると、例えば割込みや制御信号等に
よりMPU101に通知することができる。
【0011】105は2相のユニポーラ結線されたステ
ッピングモータである。106はトランジスタアレイ
で、出力ポート103より出力された相励磁信号により
対応するトランジスタがオン・オフされ、ステッピング
モータ105の各相の励磁を行なっている。107は電
流制御用のPNPトランジスタで、PWMユニット10
2の出力パルスがインバータ111で反転された信号を
入力し、ステッピングモータ104に流れる巻線電流を
制御している。108はフライホイールダイオードで、
電流制御用トランジスタ107がオフした時、ステッピ
ングモータ105のコイルに発生する逆起電力による電
流を流すための電流経路を形成している。109は逆電
流を防止するためのダイオードで、ステッピングモータ
105のコイルに通電された時、コイルの誘起電圧によ
る逆電流を防止している。112はモータ105に電力
を供給している電源である。
【0012】図2は、ステッピングモータ105を2相
励磁により回転駆動する時のタイミングを示す図であ
る。
【0013】MPU101は、出力ポート103よりス
テッピングモータ105の2相励磁駆動に必要な励磁信
号A〜Dを発生する。これら励磁信号が切り替えられる
タイミングは、タイマ104による計時に基づいて行わ
れ、MPU101のソフトウェア制御の下に制御され
る。この励磁相を切り替える時間間隔を変更することに
より、ステッピングモータ105の加速、定速、減速、
微速等の各モードの制御が行なわれる。またMPU10
1は、PWMユニット102に一定の周波数、例えば人
間の耳の可聴領域より高い20KHz以上の周波数パル
スを出力するように指示しており、加速、定速、減速等
の各モードに対応して、予め定められたデューティでパ
ルス信号を出力するように指示している。
【0014】図3は、MPU101よりPWMユニット
102に出力される信号110の出力波形例とステッピ
ングモータ105のスピードとの関係を示す図である。
【0015】図2に示した信号Eのデューティは、信号
110が図3のレベル(e)でPWMユニット102に
印加された時に対応している。そして、信号110の信
号レベルが高くなるほどそのデューティ比が高くなり、
信号レベルが低いほどそのデューティ比が小さくなっ
て、その信号がオンになる時間が短くなっている。
【0016】こうしてPWMユニット102より出力さ
れる信号がハイレベルになることにより、電流制御用ト
ランジスタ107が通電状態となり、電源よりの電流が
ステッピングモータ105に供給される。また、電流制
御用トランジスタ107がオフになると、フライホイー
ルダイオード108を通して、オン時にモータ巻線のイ
ンダクタンス分に蓄えられた電力が放出される。このよ
うな動作を繰り返すことにより、ステッピングモータ1
05の巻線を流れる電流が切り替えられ、PWMユニッ
ト102の出力のパルスデューティに比例した電流値が
流れてモータの回転駆動が行われる。
【0017】尚、図3において、aは保持モード、bは
ランプアップモード、cは定速モード、dはランプダウ
ンモード、eは高速ランプアップモード、fは高速定速
モード、gは高速ランプダウンモード、hは保持モー
ド、iは微速モード、jは保持モードをそれぞれ示して
いる。
【0018】ある周波数でステッピングモータ105が
回転する時に必要なPWMの値は、電源電圧、ステッピ
ングモータ105の巻線のインダクタンス及び抵抗値、
更にはモータの負荷等に依存している。このため、これ
らの要素のバラツキが所定の範囲内であれば、各モード
において最小限必要な電力のバラツキを考慮した値を予
めPWMユニット102の設定値とすることができる。
尚、ステッピングモータ105の負荷は加速、定速、減
速等のそれぞれの期間毎に異なる。つまり、高速運転時
では低速運転時に比較して、より大きな電力を必要とな
る。そこで、この実施例では、ステッピングモータ10
5の負荷に応じたデューティのパルス信号をPWMユニ
ット102より出力してトランジスタ107に入力する
ことにより、ステッピングモータ105の運転に必要な
電力を供給できる。従って、ステッピングモータ105
が脱調することなく、しかも必要以上の電力を印加する
ことなく、負荷に応じたトルクでステッピングモータ1
05を回転させることができる。これにより、ステッピ
ングモータ105の回転時の騒音も低減させることが可
能となる。 <実施例2>前述の第1の実施例では、ユニポーラ駆動
のモータの場合の例を示したが、もちろんバイポーラ駆
動のモータに応用することもできる。以下に第2の実施
例としてバイポーラ駆動によるモータ駆動の実施例を示
す。
【0019】図4〜図6は本発明の第2の実施例のモー
タ駆動回路の構成を示すブロック図である。
【0020】図4において、101aはステッピングモ
ータ401の駆動制御を行なうMPU、102はMPU
101aのバスに接続され、その周波数及びデューティ
を設定可能なPWMユニット、103はMPU101a
のバスに接続された出力ポートであり、ステッピングモ
ータ105の駆動用にコード化された信号を出力してい
る。121aはMPU101aのワークエリアとして使
用されるRAM、122aは、MPU101aの制御プ
ログラムや各種データなどを記憶しているROMであ
る。104はタイマである。
【0021】図5及び図6において、401は2相のバ
イポーラ結線されたステッピングモータ、403,40
5は、出力ポート103の出力に従ってオン・オフ状態
が切り替えられ、ステッピングモータ105の励磁相及
びその相を電流が流れる方向を選択するためのトランジ
スタである。402,404は、PWMユニット102
の出力を入力し、ステッピングモータ105の巻線電流
を制御すると同時に、励磁相及び励磁方向を選択するた
めのトランジスタである。406は電流制御用トランジ
スタ402,404がオフした時、モータ401のコイ
ルに発生する起電力に伴う電流を流すための経路を作る
フライホイールダイオードである。
【0022】以上の構成において、出力ポート103か
らのA,B出力はステッピングモータ401の巻線の電
流方向を決定する信号であり、この情報によりトランジ
スタ403,405がオン、オフする。また、出力ポー
ト103のC,D出力は、モータ401の2本の巻線の
電流をオン・オフするための信号であり、トランジスタ
402,404に接続される。この実施例の回路の基本
的な動作は、前述の実施例と同様であるが、2相励磁に
よりモータ401を回転駆動する時は、A,Bで示す出
力のみで回転制御を行うことができる。この時の出力ポ
ート103の出力タイミングを図8に示す。
【0023】また、図8は図4のモータ駆動回路を用い
て、1−2相励磁でステッピングモータ401を回転駆
動する時のタイミング図である。
【0024】この場合は、図8に示す様に、各巻線を流
れる電流値を“0”にしなければならないタイミングが
発生するため、C,Dで示す信号によりトランジスタ4
02,404をオフ状態にして、巻線を流れる電流を遮
断する必要がある。また、407はディレイ(遅延)制
御部で、トランジスタ402,404及び403,40
5の間のスイッチング・タイミングに遅延を持たせ、電
源電圧と接地との間のショート状態が発生しないように
している。
【0025】以上の構成により、バイポーラ巻線のステ
ッピングモータに対しても同様に、各モードに応じて印
加する電力を制御することが可能となる。 <実施例3>以上の説明は周辺機能を持たないMPUで
説明したが、I/Oポート、タイマ,PWM等の機能を
備えた、いわゆる1チップ・マイクロコントローラ(以
下、MCU)によって制御することができる。これによ
り、全体を構成する部品点数を減少させることができ
る。このようなMCUを、モータ回転制御に使用し、ユ
ニポーラ駆動した場合を図9に示す。
【0026】図9において、71は少なくともMPU,
I/Oポート,タイマ,PWMユニット等を内蔵したM
CUであり、その出力、制御方式は前述の実施例1,2
で説明したものと同様であるため、それらの説明を省略
する。<実施例4>以上説明した実施例では、モータの
ドライバ部については個別の半導体またはトランジスタ
アレイを用いたディスクリート回路の場合で説明した
が、このドライバ部をIC化することも可能である。更
に、こうすることにより、コスト的にも有利となり、機
器を小型にすることができる。
【0027】図10はユニポーラ駆動のドライバ部をI
C化した例を示す図で、図1に示した回路部分と共通な
部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。尚、
図10において、81はドライバ部の集積回路であり、
外部との接続端子を○で示している。82はステッピン
グモータに接続される端子部分を示している。
【0028】図11A,図11Bはバイポーラ駆動用の
集積回路のブロック図である。
【0029】図11A、図11Bにおいて、これらの図
面のそれぞれは、バイポーラ駆動用ICを示しており、
図5及び図6と共通する部分は同じ番号で示し、それら
の説明を省略する。尚、図11A、図11Bにおいて、
M1〜M4のそれぞれは、ステッピングモータの巻線に
接続される出力端子である。尚、この実施例では、2つ
のブリツジ回路を別個に設けるようにしたが、もちろん
1チップにすることも可能である。 <実施例5>この第5の実施例では、図12に示すよう
に、モータのドライバ部と制御部とを一体化し、さらに
IC化している。
【0030】図12において、201はステッピングモ
ータ210の回転制御を行うMPUで、MPU201の
ワークエリアとして使用されるRAM221、MPU2
01の制御プログラムなどを記憶しているROM222
などを備えている。202はモータのドライバ回路を備
えたドライバICである。
【0031】以下、このドライバIC202の構成を説
明する。203はI/Fレジスタで、MPU201と本
実施例のドライバIC202との間のインターフエース
を制御している。204はPWMレジスタで、モータ2
10の各モード別にPWMの値を予め記憶している。2
05はPWMユニットで、PWMレジスタ204に記憶
されている値により、モータドライバ206に出力する
信号のデューティを決定して出力している。207はモ
ータ210のランプアップ/ダウン時の定数テーブル、
定速運転時の切り替え時間間隔の定数等を記憶している
モータレジスタ、208はタイマで、モータレジスタの
207値によりプログラミングされ、ステッピングモー
タ210の相切り替えタイミングを発生している。20
9はエンコーダで、タイマ208の出力ごとに、モータ
210の相励磁信号を発生している。211は外部から
のクロック、又は水晶などの振動子を接続し、必要な周
波数のクロック信号を発生するクロックジエネレータで
ある。206は本実施例で説明してきたユニポーラ又は
バイポーラ方式のモータドライバ部、210はステッピ
ングモータである。
【0032】以上の構成により、MPU201の制御プ
ログラムの動作を示す図13のフローチヤートを参照し
て、本実施例のIC回路202の動作を説明する。
【0033】まずステップS1で、MPU201は、そ
のバスに接続されたI/Fレジスタ203を介して、予
めPWMレジスタ204に各モード別のPWM値を記憶
させる。次にステップS2に進み、I/Fレジスタ20
3を介してモータレジスタ207にモータのランプアッ
プ、ダウンテーブルや定速運転時の時間間隔を記憶させ
る。以上の設定が終了すると、MPU201は各モード
に移行することをI/Fレジスタ203に指令する。
【0034】次に、起動から定速回転までの場合を例に
上げて説明する。
【0035】ステップS3では、MPU201はまず停
止モードから保持モードに移行することをI/Fレジス
タ203に指令する。初期の停止状態においては、モー
タエンコーダ209からはモータのいずれの相も励磁す
るパターンが出力されていないので、ステッピングモー
タ210は非通電状態である。I/Fレジスタ203
は、その保持モードの内容に相当するPWMレジスタ2
04の内容をPWMユニット205に指令し、PWMユ
ニット205はPWMレジスタ204よりの信号に応じ
て、ドライバ部206に対し所定のデューティのパルス
を出力する。
【0036】一方、モータレジスタ207は、やはりI
/Fレジスタ203からの指示によりモータエンコーダ
209出力にモータ相を励磁するパターンを出力させ
る。これにより、ステッピングモータ210はある相で
停止し、一定の定電流で保持動作を行なう。次にステッ
プS4に進み、MPU201はランプアップモードに移
行することをI/Fレジスタ203に指示し、I/Fレ
ジスタ203はPWMレジスタ204のランプアップモ
ードに対応するPWMデューティを選択し、PWMユニ
ット205は、そのデューティを変更する。これと同時
に、モータレジスタ207は予め記憶したランプアップ
定数をタイマ208にロードし、タイマ208はロード
された時間を計時し、設定された時間が経過すると、モ
ータエンコーダ209へ相切り替え信号を出力する。こ
れにより、モータエンコーダ209は順次適正なモータ
210の励磁相信号を発生する。この動作を繰り返すこ
とにより、よりランプアップ動作を実現する。
【0037】次に、このランプアップのステップ数が終
了すると、モータレジスタ207はI/Fレジスタ20
3を介し、MPU201にランプアップ動作が終了する
ことを知らせる。ステップS5では、ランプアップ動作
が終了したことを検知するとステップS6に進み、MP
U201は定速モードへの以降を指示する。
【0038】前述の説明と同様に、PWMレジスタ20
4からは定速時の値が読出され、PWMユニット205
に入力され、そのデューティが変更される。一方、モー
タレジスタ207より定速時の定数が読み出され、タイ
マ208からは常に一定時間間隔のパルスが発生され、
モータ相エンコーダ209は一定時間間隔で励磁相の切
り替え信号を発生する。
【0039】以上説明したように、このような構成によ
るIC回路を作成することにより、周辺回路を含まない
MPUを使用した場合でも、MPU本体のソフトウェア
の負担を少なくし、さらに低コストでモータの回転制御
を行うことができる。
【0040】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発
明により規定された処理を実行する制御プログラムを供
給することによって達成される場合にも適用できること
は言うまでもない。
【0041】以上説明したように本実施例によれば、定
電圧駆動に比較して、より高速にモータを回転させるこ
とができ、しかも定電流駆動よりも単純な回路構成、つ
まり安価な回路を実現可能である。
【0042】さらに、負荷に応じたモータへの電力印加
も、単にファームウェアによりPWMデューティを替え
るだけで実現できるので、モータ運転に必要なだけの電
力を効率よく供給できる。こうして、不必要な電力を与
えることなくモータを回転駆動できるので、モータ回転
時の騒音も低減させると同時に消費電力を低く抑えるこ
とができる。
【0043】又、本実施例の応用例としては、シリアル
プリンタ等におけるキャリッジの走査のためのキャリッ
ジモータ駆動が考えられ、低騒音、高速、低コスト、低
消費電力の実現が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、低
コストで高速にモータを回転駆動できるとともに、低騒
音でモータを回転駆動できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のモータ駆動回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】各相の励磁信号及びPWM信号のタイミング図
である。
【図3】第1の実施例におけるモータの回転速度とPW
M信号との関係を示すタイムチヤートである。
【図4】
【図5】
【図6】第2の実施例のモータ駆動回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】
【図8】第2の実施例におけるモータの励磁相の駆動信
号を示すタイムチヤートである。
【図9】第3の実施例のモータ駆動回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】第4の実施例のユニポーラ駆動のドライバ部
をIC化した例を示す図である。
【図11】第4の実施例のバイポーラ駆動用の集積回路
のブロック図である。
【図12】第5の実施例のモータのドライバ部と制御部
とを一体化し、さらにIC化したブロック図である。
【図13】MPUの制御プログラムの処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
101,201 MPU 102 PWMユニット 103 出力(I/O)ポート 104 タイマ 105 ステッピングモータ 106,403,405 トランジスタアレイ 107,402,404 電流制御用トランジスタ 108 フライホイールダイオード 109 逆電流防止ダイオード 112 電源 121 RAM 122 ROM 407 ディレイ制御ブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの各相の励磁信号を切り替えてモ
    ータの回転を制御するモータ制御装置であって、 モータに電力を供給する電源と、 前記電源と前記モータとの間で、前記モータへの電力供
    給をスイッチングするスイッチング手段と、 前記モータの回転モードに応じて、前記スイッチング手
    段におけるスイッチング・タイミングを指示する指示手
    段と、 を有することを特徴とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転モードには、停止、保持、ラン
    プアップ、定速走行、ランプダウンのモードが含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 モータの各相の励磁信号を切り替えてモ
    ータの回転を制御するモータ制御方法であって、 電源よりモータに電力を供給する回路上に設けられたス
    イッチング素子をパルス信号によりオン・オフさせ、こ
    のパルス信号のデューティ比をモータの回転モードに応
    じて変更するようにしたことを特徴とするモータ制御方
    法。
JP16489691A 1991-07-05 1991-07-05 モータ制御方法及び装置 Pending JPH0515194A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8132195B2 (en) 2004-09-13 2012-03-06 Panasonic Corporation Disk device with shape identifier
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