JPH1169873A - 電動工具のモータ制御装置 - Google Patents

電動工具のモータ制御装置

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JPH1169873A
JPH1169873A JP9225411A JP22541197A JPH1169873A JP H1169873 A JPH1169873 A JP H1169873A JP 9225411 A JP9225411 A JP 9225411A JP 22541197 A JP22541197 A JP 22541197A JP H1169873 A JPH1169873 A JP H1169873A
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JP
Japan
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motor
switching element
power supply
oscillation circuit
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP9225411A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Shirai
清 白井
Kohei Kuniyoshi
康平 国吉
Naotaka Nishimura
尚高 西村
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Otax Co Ltd
Original Assignee
Otax Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が極めて簡単であり、スイッチング素子を
駆動する発振回路は極めて簡単な回路で構成される電動
工具のモータ制御装置を提供すること。 【解決手段】駆動電源1と、これに対して直列に接続さ
れたモータ3とスイッチング素子4と、出力される方形
波のオン・オフデューティーサイクルが可変であり、出
力信号により該スイッチング素子4を駆動する発振回路
6と、モータ3とスイッチング素子4に印加される駆動
電源電圧をスイッチ手段を介することなく前記発振回路
に印加する電源供給手段5と、を具備してなる電動工具
のモータ制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動工具のモータ
制御装置に関し、特に、駆動するモータの速度制御を必
要とする例えば、電気ドリルのような電動工具のモータ
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電動工具の内、とりわけ電気ねじ
廻しや電気ドリルに使用されているモータは、速度制御
が可能で、ゆっくりした回転から高速回転まで、トリガ
の操作によって自由に速度制御することが出来る。これ
ら電動工具の一般的な回路は、電池等の直流電源に対し
て、電源スイッチ、直流モータ、該直流モータに印加す
る電流をチョッピングするトランジスタのようなスイッ
チング素子を直列に接続し、電源スイッチをオンにした
状態で、スイッチング素子のオン・オフのデューティー
を変化させて直流モータの速度制御を行っている。
【0003】上記スイッチング素子のオン・オフのデュ
ーティーを変化させる方法としては、例えば実開平7−
30598号公報に記載されているように、非安定マル
チバイブレータの発振出力によりスイッチング素子をオ
ン・オフし、直流モータに印加する直流電流をチョッピ
ングするように構成し、かつ非安定マルチバイブレータ
出力のデューティーサイクルを変化させて、直流モータ
の速度を可変自在に制御している。
【0004】また、他の方法として、例えば特開昭61
−46187号公報に記載されているように、回転して
いるモータへの電源供給が絶たれた時、スイッチング素
子の両端に発生する逆起電圧が第1の基準電圧を超えた
とき、スイッチング素子をオンにしてモータを力行さ
せ、そのオン信号により直ちにこの第1の基準電圧をこ
れよりも低い第2の基準電圧に切り換える。一方、この
逆起電圧源はスイッチング素子のオンによって短絡され
る形となるが、直ちにゼロにならず、ある時定数をもっ
て低下する。そしてその電圧が第2の基準電圧よりも下
回った時、スイッチング素子をオフとしてモータへの電
源供給を絶つと同時に第2の基準電圧を第1の基準電圧
に戻す。この電源オフによりスイッチング素子の両端に
はモータの逆起電圧が発生するが、このスイッチング素
子の両端に発生する逆起電圧は第1の基準電圧と比較さ
れ、この逆起電圧が第1の逆起電圧を越えていれば、ス
イッチング素子をオンにしてモータを力行させ、そのオ
ン信号により直ちにこの第1の基準電圧をこれよりも低
い第2の基準電圧に切り換える、という動作を繰り返
し、モータをオン・オフさせる。この装置において、第
1の基準電圧を高くすれば比較される逆起電圧も高い状
態であるので、モータは高速回転し、又、第1の逆起電
圧を低くすれば、比較される逆起電圧も低い状態である
ので、モータは低速回転となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記2つの従来例にお
いて、前者は、モ−タから発生する逆起電圧に応じた電
流を流すダイオードの両端電圧により動作するトランジ
スタが設けられ、このトランジスタによりスイッチング
素子をオンオフ制御する非安定マルチバイブレータを動
作させており、回路全体が複雑となる嫌いがある。又後
者は、最初に電源を投入したとき、直流モータに逆起電
圧が発生していないため、電源電圧そのものが第1の基
準電圧として設定されるが、その電圧が通常の動作状態
での第1の基準電圧と比較して極めて高いため、電源投
入時のトリガの設定量とは無関係に電源の投入と同時に
モータが高速回転を始め、一定時間経過してはじめてト
リガで設定した回転数に落ち着く。このため、オペレー
タが怪我をしたり、扱いがやっかいな部分がある。本発
明は、上述の如き従来の不都合を解消しようとするもの
であり、その目的は、構造が極めて簡単であり、スイッ
チング素子を駆動する発振回路は極めて簡単な回路で構
成される電動工具のモータ制御装置を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き本発明の目的
を達成するために、本発明は、駆動電源と、これに対し
て直列に接続されたモータとスイッチング素子と、出力
される方形波のオン・オフデューティーサイクルが可変
であり、出力信号により該スイッチング素子を駆動する
発振回路と、モータとスイッチング素子に印加される駆
動電源電圧をスイッチ手段を介することなく前記発振回
路に印加する電源供給手段と、を具備してなる電動工具
のモータ制御装置が提供される。さらに、前記発振回路
は非安定マルチバイブレータ発振回路であることを特徴
とし、前記非安定マルチバイブレータ発振回路の能動素
子は、インバータであることを特徴とし、このインバー
タは、1つのパッケージに収納されたものであることを
特徴とする。また、発振回路のスイッチング素子を駆動
するインバータは複数個並列に接続されていることを特
徴とする。このほか、前記電源供給手段は、モータとス
イッチング素子間に印加される電圧を発振回路の動作電
圧まで低減する電源供給手段であることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を、図
面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の回路ブロ
ック図である。図1において、1は電源となるバッテリ
であり、このバッテリには直列に電源スイッチ2が接続
されている。さらに、バッテリ1と電源スイッチ2に対
して直列に直流モータ3とスイッチング素子4が接続さ
れ、これらがクローズド回路を形成している。直流モー
タ3の一端とスイッチング素子4の一端には、定電圧回
路5が接続されている。定電圧回路5は、ドロップ抵抗
Rd、コンデンサC、ツェナーダイオードZDを持ち、
点線内の発振回路(OSC)6に電源を供給する。
【0008】発振回路6内には、3個のインバータ7、
8、9が直列に接続されており、インバータ9の出力
は、スイッチング素子4のゲートGに接続されている。
又該ゲート9の出力端には、2つのダイオード10、1
1のそれぞれの一端が互いに逆方向に接続され、これら
ダイオード10、11の他方の端子間には、ボリューム
VRが接続され、その摺動子片は、時定数抵抗Rtを介
してインバータ7の入力端に接続されている。又、イン
バータ7の入力端とインバータ8の出力端間には、時定
数コンデンサCtが接続されている。なお、インバータ
7の出力端に接続されているコンデンサは、バイパス用
のコンデンサである。
【0009】次に図1に示す電動工具のモータ制御装置
の動作について説明する。電源スイッチ2を投入する
と、発振回路6に直ちに電源が投入され、これが発振動
作を始める。例えば、インバータ9の出力端が“L”で
あると、スイッチング素子4のゲートがローであるので
モータは回転しない。一方、インバータ8の出力端は
“H”であるので、時定数コンデンサCtに蓄積された
電荷は、時定数抵抗Rt、ボリュームVR、ダイオード
10を通過して放電する。
【0010】インバータ7の入力端の電圧が、インバー
タ7のしきい値以下となると、インバータ9の出力値が
“H”となり、スイッチング素子4がオンとなって、直
流モータ3は回転する。これと同時にインバータ9の出
力電圧により、ダイオード11、ボリュームVR、時定
数抵抗Rtを通して時定数コンデンサCtが所定の時間
経過して充電される。そして、その充電電圧がインバー
タ7の入力しきい値を越えたとき、インバータ9の出力
が“L”となり、スイッチング素子4がオフとなってモ
ータへの通電は停止する。
【0011】この発振回路6において、ボリュームVR
の摺動子を移動させると、時定数コンデンサCtへの充
電時間が変化し、インバータ9から出力される方形波
(パルス信号)のオン・オフのデューティサイクルが変
わる。このため、ボリュームVRのa、b部分の抵抗値
を変え、オン時間を長くし、オフ時間を短くすると、直
流モータ3への電力供給が多くなるので、回転が速くな
る。反対に、オン時間を短くし、オフ時間を長くする
と、直流モータ3への電力供給が少なくなるので、回転
が遅くなる。
【0012】図2は、本発明の第2の実施形態を示す回
路ブロック図である。この実施形態では、図1に示すイ
ンバータ9の代わりに4個のインバータ91,92,9
3,94を並列に接続したものである。このように、イ
ンバータを複数個並列に接続した場合、スイッチング素
子4を駆動するパワーが大きくなるので、スイッチング
素子4のゲートの前にドライバーを設けなくとも、スイ
ッチング容量の大きなものを駆動することが出来るほ
か、1個のパッケージに6個のインバータを装填したI
Cを用いた場合、これら6個のインバータを遊ばせるこ
となく利用できて都合がよい。
【0013】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能である。例えば、発振回路6の動作電圧がバッテリ
1の電圧と同じ場合には、定電圧回路5は不要として省
略することができるなどの変形を施すことが出来る。そ
してこれらの変形や他の応用を本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の発明では、従来のもののように、発振回路を動作
させるための特別の回路もなく、構造が極めて簡単であ
り、スイッチング素子を駆動する発振回路は極めて簡単
な回路で駆動されることが出来る。また、電源をオンし
たとき、モータが急に高速回転するようなこともないの
で、極めて安全に動作する。請求項2に記載の発明で
は、発振回路が非安定マルチバイブレータ回路であるた
め、発振が安定しており、回路構成が簡単になる。請求
項3に記載の発明では、非安定マルチバイブレータの能
動素子がインバータで構成されていて、安価なICを使
用することが出来る。請求項4に記載の発明では、1個
のパッケージの中に複数個のインバータが収納されてい
る安価なICを使用できるので、電動工具のモータ制御
装置の構造を簡単にするほか、これを安価に製造でき
る。請求項5に記載の発明では、スイッチング素子を駆
動するインバータが複数個並列に接続されているので、
スイッチング素子の駆動回路を設けることなく、大型の
スイッチング素子を駆動でき、かつ、パッケージ内に収
容されているインバータを無駄なく使用することが出来
る。請求項6に記載の発明では、発振回路を電動工具に
使用する電源電圧で直接駆動できるので、回路構成を簡
単に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施形態を示す回路ブ
ロック図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施形態を示す回路ブ
ロック図である。
【符号の説明】
Rd・・・・・ドロップ抵抗 C・・・・・コンデンサ ZD・・・・・ツェナーダイオード VR・・・・・ボリューム Rt・・・・・時定数抵抗 Ct・・・・・時定数コンデンサ Cp・・・・・バイパスコンデンサ 1・・・・・バッテリ 2・・・・・電源スイッチ 3・・・・・直流モータ 4・・・・・スイッチング素子 5・・・・・定電圧回路 6・・・・・発振回路 7・・・・・インバータ 8・・・・・インバータ 9・・・・・インバータ 10・・・・・ダイオード 11・・・・・ダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動電源と、これに対して直列に接続され
    たモータとスイッチング素子と、出力される方形波のオ
    ン・オフデューティーサイクルが可変であり、出力信号
    により該スイッチング素子を駆動する発振回路と、モー
    タとスイッチング素子に印加される駆動電源電圧をスイ
    ッチ手段を介することなく前記発振回路に印加する電源
    供給手段と、を具備してなる電動工具のモータ制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記発振回路は非安定マルチバイブレータ
    発振回路であることを特徴とする請求項1に記載の電動
    工具のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】前記非安定マルチバイブレータ発振回路の
    能動素子は、インバータであることを特徴とする請求項
    1に記載の電動工具のモータ制御装置。
  4. 【請求項4】前記インバータは、1つのパッケージに収
    納されたものであることを特徴とする請求項3に記載の
    電動工具のモータ制御装置。
  5. 【請求項5】発振回路のスイッチング素子を駆動するイ
    ンバータは複数個並列に接続されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の電動工具のモータ制御装置。
  6. 【請求項6】前記電源供給手段は、モータとスイッチン
    グ素子間に印加される電圧を発振回路の動作電圧まで低
    減する電源供給手段であることを特徴とする請求項1〜
    5の内の1つの電動工具のモータ制御装置。
JP9225411A 1997-08-21 1997-08-21 電動工具のモータ制御装置 Pending JPH1169873A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103731071A (zh) * 2012-10-13 2014-04-16 成都进界科技有限公司 矿用煤电钻控制器
JP2014093086A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 Immersion Corp 制動を有するハプティックイネーブルドシステム

Cited By (3)

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US10209774B2 (en) 2012-11-01 2019-02-19 Immersion Corporation Haptically-enabled system with braking

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