JP2004074311A - 電動ネジ締め機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本願は、電動ネジ締め機を使用する際に、ネジの位置決めから締め付けまでの一連のネジ締め作業を効率よく実施できるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明による電動ネジ締め機は、回転部材と、スイッチ部材と、前記回転部材に与えられる駆動電力を制御する電力制御部と、前記電力制御部を制御する制御部を備える電動ネジ締め機であって、前記制御部は前記電力制御部の電力を一定値に保つ手段と、前記電力制御部の電力を可変値とすることができる手段を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明による電動ネジ締め機は、回転部材と、スイッチ部材と、前記回転部材に与えられる駆動電力を制御する電力制御部と、前記電力制御部を制御する制御部を備える電動ネジ締め機であって、前記制御部は前記電力制御部の電力を一定値に保つ手段と、前記電力制御部の電力を可変値とすることができる手段を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ、ステレオ、コンピュータ、カメラなどの小型精密機器や建設部材をはじめとする、組み立て作業で使用する電動ネジ締め機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動ネジ締め機として、例えば、下記の先行技術に開示されたものがある。
(1)実願昭58−100559号:スタートスイッチ投入時からビットの回転数が無段階に徐々に上昇し、一定速度まで自動的に変化する電動ドライバを開示する。
(2)実開平5−67472号:ドライバ・ビットの回転速度及びネジのすりわりへのドライバ・ビットの先端合わせ時間を、事前に設定できる電動ドライバを開示する。
【0003】
上記(1)は、図4における実線で示すソフトスタート方式に、上記(2)は図4における点線で示す速度切替方式に概ね対応し、特徴をあらわす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術である、実願昭58−100559号にて開示された技術はいわゆるソフトスタート方式で、ネジを締めるモータの低速領域がソフトスタート動作の一通過点でしかなく、ネジのすりわりとビットとの位置決め完了前にモータの回転数が上がるとネジのすりわりからビットがはずれてしまい、すりわりや、ネジを締めようとしている部材側を損傷させてしまう可能性がある。また、これを回避するためにソフトスタート時間を長くとると、作業の効率の低下を招くことになる。実開平5−67472号にて開示された技術はモータの回転数速度切り替え方式で、予め設定された時間の間、低速回転が維持され、その後、高速回転に切り替えられるため、予想以上に位置決め時間を要した場合、位置決めが未完了のまま高速回転に切り替わるため、ネジのすりわりからビットがはずれてしまい、すりわりや、ネジを締めようとしている部材側を損傷させてしまう可能性がある。
【0005】
本願はこのような問題を解決するために発明されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による電動ネジ締め機は、回転部材と、スイッチ部材と、前記回転部材に与えられる駆動電力を制御する電力制御部と、前記電力制御部を制御する制御部を備える電動ネジ締め機であって、前記制御部は前記電力制御部の電力を一定値に保つ手段と、前記電力制御部の電力を可変値とすることができる手段を有することを特徴とする。
【0007】
また、前記制御部は、前記電力制御部の電力を時間の経過に対して自動的に可変とする手段を有することを特徴とする。
【0008】
さらに、前記制御部は、前記電力制御部の電力を第1の電力値から第2の電力値に変更するまでの時間を可変とする手段を有することを特徴とする。
【0009】
さらに、前記制御部は、前記スイッチ部材のスイッチ位置に応じて、前記電力制御部の電力を変化させることを特徴とする。
【0010】
さらに、前記制御部は、前記スイッチ部材の第1のスイッチ位置において、前記電力制御部の電力を一定値に保ち、第2のスイッチ位置において、前記電力制御部の電力を時間の経過に対して自動的に可変とする手段を有することを特徴とする。
【0011】
さらに、前記制御部は、前記回転部材に過大な負荷が印加された場合に、前記電力制御部の電力を大きくする手段を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
−第1の実施形態−
本実施形態では、電動ネジ締め機のスイッチを軽く引き込んだ状態で、低速回転を維持し、その間にネジのすりわりとビットとの位置決めを完了させ、その後スイッチを更に引き込むといわゆるソフトスタートを開始してネジの締め付けを完了させる。
【0013】
以下、図1および図2を参照して、本発明による電動ネジ締め機の第1の実施形態について説明する。
【0014】
図1は第1の実施形態を示す電気回路図である。電動ネジ締め機の回転駆動用モータ100と、回転駆動用モータ100に与えられる駆動電力を制御する半導体スイッチ素子200、制御部600およびトリガスイッチ900から概略構成される。
【0015】
回転駆動用モータ100は電動ネジ締め機のビットと直結し、回転することによりネジ締めを行う動力源である。本実施形態ではDCモータを使用している。
【0016】
半導体スイッチ素子200はFET、サイリスタ、トライアックなどの半導体素子である。ゲートGに加えられる信号によってドレインD、ソースS間をオン状態にしたり、オフ状態にする。オン状態のときに回転駆動用モータ100に電池Bの電圧が印加され、回転可能状態になる。またオフ状態の場合には、回転駆動モータ100に電池Bの電圧は印加されない。
【0017】
トリガスイッチ900は、一点鎖線で囲まれ、第1接点9aと第2接点9bが含まれる。トリガスイッチ900を引き込まない初期状態では第1接点9aは、接点2と接続し、第2接点9bは、開放状態となっている。この状態では回転駆動用モータ100には電池Bの電圧が印加されないので、回転しない。トリガスイッチ900を少し引くと、第1接点9aは、接点1と接続し、第2接点9bは、開放状態を維持する。接点1は電池Bと接続されているので、正逆切り替えスイッチを介して回転駆動用モータに電池Bの電圧が供給されるため、回転駆動モータ100が回転可能状態となる。
【0018】
制御部600は、実線で囲まれ、トリガスイッチ900の引き込み度合いに応じて、半導体スイッチ素子200のゲートGに加える信号を選択する部分である。トリガスイッチ900を少し引いた状態では、半導体スイッチ素子200のゲートGにスイッチ6を介して、一定パルス信号を与え、回転駆動モータ100を低速一定回転に保つ。トリガスイッチ900を更に引きこむと、半導体スイッチ素子200のゲートGにスイッチ3を介して、時間の経過とともに回転駆動モータ100を早く回転させる、いわゆるソフトスタートを行うパルス信号を与えながら、あらかじめ定められた最高回転数に達する。
【0019】
制御部600について、詳述する。制御部600は、フィードバック回路300、低速回転制御回路400、ソフトスタート回路500、スイッチSW1、SW3、SW4、およびSW6から概ね構成される。トリガスイッチ900の引き込み量に連動して、スイッチSW1、SW3、SW4、およびSW6が開閉し、半導体スイッチ素子200のゲートGに印加される信号が制御部600内から選択される。まずトリガスイッチ900を引き込まない状態では、第1接点9aは接点2が接続し、回転駆動用モータ100の回路端部M1、M2は正逆切り替えスイッチを介して第1接点9aにて短絡しているので、回転駆動用モータ100に電池Bの電圧が加わることはないので回転しない。次に、トリガスイッチ900を少し引き込むと、第1接点9aは接点1と接続し、回転駆動用モータ100の回路端部M1、M2は正逆切り替えスイッチ、第1接点9aを介して電池Bの電圧が加わる。また第2接点9bは開放状態となるため、スイッチSW1は開放状態、スイッチSW3は開放状態、SW4は短絡状態、スイッチSW6は短絡状態となる。すると、低速回転制御回路400で発生した一定周波数の発振信号がインバータINV5の信号出力となり、スイッチSW6を介して、半導体スイッチ素子200のゲートGに印加される。このゲートGに印加された信号により、半導体スイッチ素子200のドレインD、ソースS間は一定周期のオン、オフ状態を繰り返す。ドレインD、ソースS間がオン状態の時に回転駆動用モータ100に電池Bの電圧が加わる。したがって、回転駆動用モータ100は一定周期に基づいた、回転(低速)を維持する。
【0020】
次に、トリガスイッチ900を更に引き込むと、第1接点9aは接点1が接続した状態を維持するので、回転駆動用モータ100の回路端部M1、M2は正逆切り替えスイッチ、第1接点9aを介して電池Bの電圧が加わっている。また第2接点9bは短絡状態となるため、スイッチSW1は短絡状態、スイッチSW3は短絡状態となり、接続スイッチSW4は開放状態、スイッチSW6は開放状態となる。この状態では、半導体スイッチ素子200のゲートGに加えられる信号は、スイッチSW3を介した半導体IC1の出力Outputになる。半導体IC1は、いわゆるソフトスタートを開始するための半導体であり、半導体スイッチ200のゲートGには、時間の経過とともに、ソースS、ドレインD間をオン状態にする比率の大きいパルス信号が印加され、回転駆動用のモータ100は、徐々に回転数が上昇し、あらかじめ定められた最高回転数に達する。
【0021】
次に、フィードバック回路300、低速回転制御回路400、ソフトスタート回路500について詳述する。
【0022】
フィードバック回路300は、一点鎖線で囲まれ、抵抗R1、R2、可変抵抗器VR1、インバータINV1、INV2およびダイオードD2から構成される。抵抗R1に、半導体スイッチ素子200のドレインDおよびトリガスイッチ900の正逆切り替えスイッチを介して、回転駆動用モータ100の逆起電圧V1が印加されると、インバータINV1、INV2を介して、抵抗R2が正電圧になる。この正電圧は低速回転制御回路400のコンデンサC1を充電するために供給され、半導体スイッチ素子200のオン時間幅を増大させ、回転駆動用モータ100により大きな電力が供給される。したがって、過負荷となって、逆起電圧V1が発生した回転駆動用モータ100にさらに電力が供給され、トルクが大きくなり、過負荷状態が解消される。
【0023】
低速回転制御回路400は、一点鎖線で囲まれ、抵抗R3、R4、可変抵抗器VR2、インバータINV5、INV6、ダイオードD3、D4およびコンデンサC1から構成される。フィードバック回路300のインバータINV2の出力電圧がグランド電圧になっている場合には、抵抗R3、R4、可変抵抗器VR2およびコンデンサC1によって決まる発振周波数f1で発振状態となり、インバータINV5から発振周波数f1のパルスが出力される。フィードバック回路300のインバータINV2が正電圧になっている場合には、回転駆動用モータ100が過負荷状態になっており、逆起電圧V1が発生しているので、インバータINV5の出力のオン時間幅が増大する。
【0024】
ソフトスタート回路500は、一点鎖線で囲まれ、半導体IC1(型式:U2352B等)、抵抗R5、R7、可変抵抗器VR3、インバータINV4、コンデンサC2〜C5、スイッチSW1〜4および最高回転数設定部800、から構成される。
【0025】
半導体IC1は、パルス幅可変タイプの発振器である。発振周波数はコンデンサC4の値で決定される。ソフトスタート動作時の開始時からあらかじめ定められた最高回転数に達するまでの時間は、可変抵抗VR3とコンデンサC5の時定数で決定される。すなわち、図2における時間T1からT2に至るまでの時間は可変抵抗VR5とコンデンサC5の値を掛けた時定数で決定される。
【0026】
スイッチSW1およびSW3はトリガスイッチ900と連動しており、トリガスイッチ900を深く引くとスイッチSW1は短絡状態、スイッチSW3は短絡状態となり、半導体IC1の出力端子Outputから出力されたパルス信号が半導体スイッチ200のゲートGに印加され、回転駆動用モータの回転数が徐々に上がり、いわゆるソフトスタート動作を開始し、一定時間後にあらかじめ定められた最高回転数に達する。トリガスイッチ900を引かない場合および少し引いた場合には、スイッチSW1は開放状態、スイッチSW3は開放状態となっているため、いわゆるソフトスタート動作は開始しない。
【0027】
次に最高回転数設定部800について説明する。最高回転数設定部800は、点線で囲まれ、抵抗R6、スイッチSW5、低電圧ダイオードZD1、ZD2およびダイオードD5からなる。図2における時間T2に対応する回転数N3が最高回転数となるが、この値はSW5で制御することができる。本実施形態においては、SW5が接点Hと接続しているときは高速回転とし、SW5が接点Mと接続しているときは中速回転とし、SW5が接点Lと接続しているときは低速回転とすることができる。SW5が接点Hと接続しているときはSW5の電圧が電池Bの電圧とほぼ同じになり、SW5が接点Mと接続しているときはSW5の電圧が定電圧ダイオードZD1で決まる電圧となり、SW5が接点Lと接続しているときはSW5の電圧が定電圧ダイオードZD2で決まる電圧となるので、半導体IC1のVcontr端子電圧が変化することにより最高回転数が変化する。半導体IC1のVcontr端子電圧が低くなるほど、最高回転数は小さくなる。
【0028】
図2は第1の実施形態における、起動時の駆動パルスと回転駆動用モータ100の回転数の関係を模式的に表わした図である。T0〜T1はトリガスイッチ900を少し引いた状態を表わす。この状態においては、低速回転制御回路400によって、一定周期のパルス信号P0が回転駆動用モータ100に印加され、一定の回転数N1で回転駆動用モータ100が回転する。この回転数は低速回転制御回路400により予め小さい値に設定されているので、作業者がネジとビットとの位置決め作業を容易に行えるようになっている。ネジとビットとの位置決めが完了した時点(T1)で作業者がトリガスイッチ900を更に引き込むと、ソフトスタート回路500が動作を始め、T1時間からT2時間に移る間に、オン状態の比率が大きくなるパルス信号P1が印加され、回転駆動用のモータ100は、徐々に回転数が上昇し、スイッチSW5であらかじめ定められた最高回転数N3に達する。T1からT2までの時間は、前述した最高回転数設定部800で任意に設定することができる。また、T1およびT2の時間は、作業の習熟度、作業毎の状況に応じて、作業者がトリガスイッチ900の引き込み量を調節することにより任意に設定できる。
【0029】
−第2の実施形態−
以下、図3を参照して、本発明による電動ネジ締め機の第2の実施形態について説明する。図3は図1におけるフィードバック回路300、低速回転制御回路400、およびソフトスタート回路500を概ね構成要素とする制御部600をマイクロコンピュータで代用したものである。なお、図3において、図1と共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0030】
マイクロコンピュータ1000には、電源電圧Vdd、グランド電圧Vss、発振器入力OSC1、OSC2、入力端子AD0、RA0および出力端子RB0が備えられている。
【0031】
電源電圧Vddには、電池Bの電圧が第1接点9a、正逆切り替えスイッチおよびダイオードD6、D7を介してマイクロコンピュータ1000に供給される。グランド電圧Vssは電池Bの負極側に接続されている。振動子X1、およびコンデンサC6、C7で発振回路を構成し、発振器入力OSC1、OSC2に接続されている。この発振周波数は、マイクロコンピュータ1000内部で使用されるもので、回転駆動用モータ100の回転数とは直接には関連がない。入力端子RA0は第2接点9bが閉じているときには、グランド電圧となり、マイクロコンピュータ1000がその状態を検知する。入力端子DA0は第1接点9aが閉じているときには、電池Bの電圧をダイオードD1を介して、マイクロコンピュータ1000が検知する。出力端子RB0は、半導体スイッチ200のゲートGに接続されており、ゲートGに電源電圧Vddとグランド電圧Vss間のパルス信号を出力し、回転駆動用モータ100の回転数を制御する。
【0032】
低速回転時には出力端子RB0から、図2のパルス列P0に相当するパルスが出力され、回転駆動用モータ100が一定の回転数N1で回転する。引き込みトリガがさらに引き込まれると、出力端子RB0から、低速回転時の周波数と同じ周波数で、オン時間が次第に長くなる図2におけるP1に相当するパルス列が出力され、回転駆動用モータ100の回転数が上昇していき、T2時間で回転数がN3に到達する。引き込みトリガをもとに戻すと、出力端子RB0の出力はグランド電圧になり、回転駆動用モータ100も停止する。
【0033】
上述したN1、N3、T2時間は、マイクロコンピュータ1000に予めプログラムを書き込んでおくことで設定できる。またパルス列P0、P1を出力させるには、マイクロコンピュータ1000の出力端子RB0をスイッチング動作させればよいことは明白である。
【0034】
【発明の効果】
本発明によると、トリガスイッチを軽く引き込んだ状態で低速回転を開始し、作業者が、ネジとビットとの位置決めが完了した時点でトリガスイッチをさらに引き込むといわゆるソフトスタート動作を開始する。従って、低速回転からいわゆるソフトスタート動作への切り替えを作業者が任意に行えるため、位置決めを完全に終えた後、ネジ締め動作に移行できるため、ネジのすりわりからのビットはずれが防止でき、すりわりやフローリング等の材料を傷つけることなく効率よく作業ができる。また、必要以上のトルクで締め付け作業を行うと、ビットはずれを起こす恐れがあるが、最高回転数を調整することにより、作業に最適なトルクでの締め付けが可能となる。ソフトスタート時間も調整可能で、作業者の技量に合わせた最適な調整ができる。
【0035】
なお、本発明の一連の回転速度制御機構は電動ネジ締め機ならず、電動ドライバや電動ドリル等の電動工具に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す電気回路図である。
【図2】第1の実施形態における、起動時の駆動パルスと回転駆動用モータ100の回転数の関係を模式的に表わした図である。
【図3】第2の実施形態を示す電気回路図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
100・・・回転駆動用モータ
200・・・半導体スイッチ素子
300・・・フィードバック回路
400・・・低速回転制御回路
500・・・ソフトスタート回路
600・・・制御部
700・・・ソフトスタート時間設定部
800・・・最高回転数設定部
900・・・トリガスイッチ
9a・・・第1接点
9b・・・第2接点
1000・・・マイクロコンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ、ステレオ、コンピュータ、カメラなどの小型精密機器や建設部材をはじめとする、組み立て作業で使用する電動ネジ締め機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電動ネジ締め機として、例えば、下記の先行技術に開示されたものがある。
(1)実願昭58−100559号:スタートスイッチ投入時からビットの回転数が無段階に徐々に上昇し、一定速度まで自動的に変化する電動ドライバを開示する。
(2)実開平5−67472号:ドライバ・ビットの回転速度及びネジのすりわりへのドライバ・ビットの先端合わせ時間を、事前に設定できる電動ドライバを開示する。
【0003】
上記(1)は、図4における実線で示すソフトスタート方式に、上記(2)は図4における点線で示す速度切替方式に概ね対応し、特徴をあらわす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術である、実願昭58−100559号にて開示された技術はいわゆるソフトスタート方式で、ネジを締めるモータの低速領域がソフトスタート動作の一通過点でしかなく、ネジのすりわりとビットとの位置決め完了前にモータの回転数が上がるとネジのすりわりからビットがはずれてしまい、すりわりや、ネジを締めようとしている部材側を損傷させてしまう可能性がある。また、これを回避するためにソフトスタート時間を長くとると、作業の効率の低下を招くことになる。実開平5−67472号にて開示された技術はモータの回転数速度切り替え方式で、予め設定された時間の間、低速回転が維持され、その後、高速回転に切り替えられるため、予想以上に位置決め時間を要した場合、位置決めが未完了のまま高速回転に切り替わるため、ネジのすりわりからビットがはずれてしまい、すりわりや、ネジを締めようとしている部材側を損傷させてしまう可能性がある。
【0005】
本願はこのような問題を解決するために発明されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による電動ネジ締め機は、回転部材と、スイッチ部材と、前記回転部材に与えられる駆動電力を制御する電力制御部と、前記電力制御部を制御する制御部を備える電動ネジ締め機であって、前記制御部は前記電力制御部の電力を一定値に保つ手段と、前記電力制御部の電力を可変値とすることができる手段を有することを特徴とする。
【0007】
また、前記制御部は、前記電力制御部の電力を時間の経過に対して自動的に可変とする手段を有することを特徴とする。
【0008】
さらに、前記制御部は、前記電力制御部の電力を第1の電力値から第2の電力値に変更するまでの時間を可変とする手段を有することを特徴とする。
【0009】
さらに、前記制御部は、前記スイッチ部材のスイッチ位置に応じて、前記電力制御部の電力を変化させることを特徴とする。
【0010】
さらに、前記制御部は、前記スイッチ部材の第1のスイッチ位置において、前記電力制御部の電力を一定値に保ち、第2のスイッチ位置において、前記電力制御部の電力を時間の経過に対して自動的に可変とする手段を有することを特徴とする。
【0011】
さらに、前記制御部は、前記回転部材に過大な負荷が印加された場合に、前記電力制御部の電力を大きくする手段を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
−第1の実施形態−
本実施形態では、電動ネジ締め機のスイッチを軽く引き込んだ状態で、低速回転を維持し、その間にネジのすりわりとビットとの位置決めを完了させ、その後スイッチを更に引き込むといわゆるソフトスタートを開始してネジの締め付けを完了させる。
【0013】
以下、図1および図2を参照して、本発明による電動ネジ締め機の第1の実施形態について説明する。
【0014】
図1は第1の実施形態を示す電気回路図である。電動ネジ締め機の回転駆動用モータ100と、回転駆動用モータ100に与えられる駆動電力を制御する半導体スイッチ素子200、制御部600およびトリガスイッチ900から概略構成される。
【0015】
回転駆動用モータ100は電動ネジ締め機のビットと直結し、回転することによりネジ締めを行う動力源である。本実施形態ではDCモータを使用している。
【0016】
半導体スイッチ素子200はFET、サイリスタ、トライアックなどの半導体素子である。ゲートGに加えられる信号によってドレインD、ソースS間をオン状態にしたり、オフ状態にする。オン状態のときに回転駆動用モータ100に電池Bの電圧が印加され、回転可能状態になる。またオフ状態の場合には、回転駆動モータ100に電池Bの電圧は印加されない。
【0017】
トリガスイッチ900は、一点鎖線で囲まれ、第1接点9aと第2接点9bが含まれる。トリガスイッチ900を引き込まない初期状態では第1接点9aは、接点2と接続し、第2接点9bは、開放状態となっている。この状態では回転駆動用モータ100には電池Bの電圧が印加されないので、回転しない。トリガスイッチ900を少し引くと、第1接点9aは、接点1と接続し、第2接点9bは、開放状態を維持する。接点1は電池Bと接続されているので、正逆切り替えスイッチを介して回転駆動用モータに電池Bの電圧が供給されるため、回転駆動モータ100が回転可能状態となる。
【0018】
制御部600は、実線で囲まれ、トリガスイッチ900の引き込み度合いに応じて、半導体スイッチ素子200のゲートGに加える信号を選択する部分である。トリガスイッチ900を少し引いた状態では、半導体スイッチ素子200のゲートGにスイッチ6を介して、一定パルス信号を与え、回転駆動モータ100を低速一定回転に保つ。トリガスイッチ900を更に引きこむと、半導体スイッチ素子200のゲートGにスイッチ3を介して、時間の経過とともに回転駆動モータ100を早く回転させる、いわゆるソフトスタートを行うパルス信号を与えながら、あらかじめ定められた最高回転数に達する。
【0019】
制御部600について、詳述する。制御部600は、フィードバック回路300、低速回転制御回路400、ソフトスタート回路500、スイッチSW1、SW3、SW4、およびSW6から概ね構成される。トリガスイッチ900の引き込み量に連動して、スイッチSW1、SW3、SW4、およびSW6が開閉し、半導体スイッチ素子200のゲートGに印加される信号が制御部600内から選択される。まずトリガスイッチ900を引き込まない状態では、第1接点9aは接点2が接続し、回転駆動用モータ100の回路端部M1、M2は正逆切り替えスイッチを介して第1接点9aにて短絡しているので、回転駆動用モータ100に電池Bの電圧が加わることはないので回転しない。次に、トリガスイッチ900を少し引き込むと、第1接点9aは接点1と接続し、回転駆動用モータ100の回路端部M1、M2は正逆切り替えスイッチ、第1接点9aを介して電池Bの電圧が加わる。また第2接点9bは開放状態となるため、スイッチSW1は開放状態、スイッチSW3は開放状態、SW4は短絡状態、スイッチSW6は短絡状態となる。すると、低速回転制御回路400で発生した一定周波数の発振信号がインバータINV5の信号出力となり、スイッチSW6を介して、半導体スイッチ素子200のゲートGに印加される。このゲートGに印加された信号により、半導体スイッチ素子200のドレインD、ソースS間は一定周期のオン、オフ状態を繰り返す。ドレインD、ソースS間がオン状態の時に回転駆動用モータ100に電池Bの電圧が加わる。したがって、回転駆動用モータ100は一定周期に基づいた、回転(低速)を維持する。
【0020】
次に、トリガスイッチ900を更に引き込むと、第1接点9aは接点1が接続した状態を維持するので、回転駆動用モータ100の回路端部M1、M2は正逆切り替えスイッチ、第1接点9aを介して電池Bの電圧が加わっている。また第2接点9bは短絡状態となるため、スイッチSW1は短絡状態、スイッチSW3は短絡状態となり、接続スイッチSW4は開放状態、スイッチSW6は開放状態となる。この状態では、半導体スイッチ素子200のゲートGに加えられる信号は、スイッチSW3を介した半導体IC1の出力Outputになる。半導体IC1は、いわゆるソフトスタートを開始するための半導体であり、半導体スイッチ200のゲートGには、時間の経過とともに、ソースS、ドレインD間をオン状態にする比率の大きいパルス信号が印加され、回転駆動用のモータ100は、徐々に回転数が上昇し、あらかじめ定められた最高回転数に達する。
【0021】
次に、フィードバック回路300、低速回転制御回路400、ソフトスタート回路500について詳述する。
【0022】
フィードバック回路300は、一点鎖線で囲まれ、抵抗R1、R2、可変抵抗器VR1、インバータINV1、INV2およびダイオードD2から構成される。抵抗R1に、半導体スイッチ素子200のドレインDおよびトリガスイッチ900の正逆切り替えスイッチを介して、回転駆動用モータ100の逆起電圧V1が印加されると、インバータINV1、INV2を介して、抵抗R2が正電圧になる。この正電圧は低速回転制御回路400のコンデンサC1を充電するために供給され、半導体スイッチ素子200のオン時間幅を増大させ、回転駆動用モータ100により大きな電力が供給される。したがって、過負荷となって、逆起電圧V1が発生した回転駆動用モータ100にさらに電力が供給され、トルクが大きくなり、過負荷状態が解消される。
【0023】
低速回転制御回路400は、一点鎖線で囲まれ、抵抗R3、R4、可変抵抗器VR2、インバータINV5、INV6、ダイオードD3、D4およびコンデンサC1から構成される。フィードバック回路300のインバータINV2の出力電圧がグランド電圧になっている場合には、抵抗R3、R4、可変抵抗器VR2およびコンデンサC1によって決まる発振周波数f1で発振状態となり、インバータINV5から発振周波数f1のパルスが出力される。フィードバック回路300のインバータINV2が正電圧になっている場合には、回転駆動用モータ100が過負荷状態になっており、逆起電圧V1が発生しているので、インバータINV5の出力のオン時間幅が増大する。
【0024】
ソフトスタート回路500は、一点鎖線で囲まれ、半導体IC1(型式:U2352B等)、抵抗R5、R7、可変抵抗器VR3、インバータINV4、コンデンサC2〜C5、スイッチSW1〜4および最高回転数設定部800、から構成される。
【0025】
半導体IC1は、パルス幅可変タイプの発振器である。発振周波数はコンデンサC4の値で決定される。ソフトスタート動作時の開始時からあらかじめ定められた最高回転数に達するまでの時間は、可変抵抗VR3とコンデンサC5の時定数で決定される。すなわち、図2における時間T1からT2に至るまでの時間は可変抵抗VR5とコンデンサC5の値を掛けた時定数で決定される。
【0026】
スイッチSW1およびSW3はトリガスイッチ900と連動しており、トリガスイッチ900を深く引くとスイッチSW1は短絡状態、スイッチSW3は短絡状態となり、半導体IC1の出力端子Outputから出力されたパルス信号が半導体スイッチ200のゲートGに印加され、回転駆動用モータの回転数が徐々に上がり、いわゆるソフトスタート動作を開始し、一定時間後にあらかじめ定められた最高回転数に達する。トリガスイッチ900を引かない場合および少し引いた場合には、スイッチSW1は開放状態、スイッチSW3は開放状態となっているため、いわゆるソフトスタート動作は開始しない。
【0027】
次に最高回転数設定部800について説明する。最高回転数設定部800は、点線で囲まれ、抵抗R6、スイッチSW5、低電圧ダイオードZD1、ZD2およびダイオードD5からなる。図2における時間T2に対応する回転数N3が最高回転数となるが、この値はSW5で制御することができる。本実施形態においては、SW5が接点Hと接続しているときは高速回転とし、SW5が接点Mと接続しているときは中速回転とし、SW5が接点Lと接続しているときは低速回転とすることができる。SW5が接点Hと接続しているときはSW5の電圧が電池Bの電圧とほぼ同じになり、SW5が接点Mと接続しているときはSW5の電圧が定電圧ダイオードZD1で決まる電圧となり、SW5が接点Lと接続しているときはSW5の電圧が定電圧ダイオードZD2で決まる電圧となるので、半導体IC1のVcontr端子電圧が変化することにより最高回転数が変化する。半導体IC1のVcontr端子電圧が低くなるほど、最高回転数は小さくなる。
【0028】
図2は第1の実施形態における、起動時の駆動パルスと回転駆動用モータ100の回転数の関係を模式的に表わした図である。T0〜T1はトリガスイッチ900を少し引いた状態を表わす。この状態においては、低速回転制御回路400によって、一定周期のパルス信号P0が回転駆動用モータ100に印加され、一定の回転数N1で回転駆動用モータ100が回転する。この回転数は低速回転制御回路400により予め小さい値に設定されているので、作業者がネジとビットとの位置決め作業を容易に行えるようになっている。ネジとビットとの位置決めが完了した時点(T1)で作業者がトリガスイッチ900を更に引き込むと、ソフトスタート回路500が動作を始め、T1時間からT2時間に移る間に、オン状態の比率が大きくなるパルス信号P1が印加され、回転駆動用のモータ100は、徐々に回転数が上昇し、スイッチSW5であらかじめ定められた最高回転数N3に達する。T1からT2までの時間は、前述した最高回転数設定部800で任意に設定することができる。また、T1およびT2の時間は、作業の習熟度、作業毎の状況に応じて、作業者がトリガスイッチ900の引き込み量を調節することにより任意に設定できる。
【0029】
−第2の実施形態−
以下、図3を参照して、本発明による電動ネジ締め機の第2の実施形態について説明する。図3は図1におけるフィードバック回路300、低速回転制御回路400、およびソフトスタート回路500を概ね構成要素とする制御部600をマイクロコンピュータで代用したものである。なお、図3において、図1と共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0030】
マイクロコンピュータ1000には、電源電圧Vdd、グランド電圧Vss、発振器入力OSC1、OSC2、入力端子AD0、RA0および出力端子RB0が備えられている。
【0031】
電源電圧Vddには、電池Bの電圧が第1接点9a、正逆切り替えスイッチおよびダイオードD6、D7を介してマイクロコンピュータ1000に供給される。グランド電圧Vssは電池Bの負極側に接続されている。振動子X1、およびコンデンサC6、C7で発振回路を構成し、発振器入力OSC1、OSC2に接続されている。この発振周波数は、マイクロコンピュータ1000内部で使用されるもので、回転駆動用モータ100の回転数とは直接には関連がない。入力端子RA0は第2接点9bが閉じているときには、グランド電圧となり、マイクロコンピュータ1000がその状態を検知する。入力端子DA0は第1接点9aが閉じているときには、電池Bの電圧をダイオードD1を介して、マイクロコンピュータ1000が検知する。出力端子RB0は、半導体スイッチ200のゲートGに接続されており、ゲートGに電源電圧Vddとグランド電圧Vss間のパルス信号を出力し、回転駆動用モータ100の回転数を制御する。
【0032】
低速回転時には出力端子RB0から、図2のパルス列P0に相当するパルスが出力され、回転駆動用モータ100が一定の回転数N1で回転する。引き込みトリガがさらに引き込まれると、出力端子RB0から、低速回転時の周波数と同じ周波数で、オン時間が次第に長くなる図2におけるP1に相当するパルス列が出力され、回転駆動用モータ100の回転数が上昇していき、T2時間で回転数がN3に到達する。引き込みトリガをもとに戻すと、出力端子RB0の出力はグランド電圧になり、回転駆動用モータ100も停止する。
【0033】
上述したN1、N3、T2時間は、マイクロコンピュータ1000に予めプログラムを書き込んでおくことで設定できる。またパルス列P0、P1を出力させるには、マイクロコンピュータ1000の出力端子RB0をスイッチング動作させればよいことは明白である。
【0034】
【発明の効果】
本発明によると、トリガスイッチを軽く引き込んだ状態で低速回転を開始し、作業者が、ネジとビットとの位置決めが完了した時点でトリガスイッチをさらに引き込むといわゆるソフトスタート動作を開始する。従って、低速回転からいわゆるソフトスタート動作への切り替えを作業者が任意に行えるため、位置決めを完全に終えた後、ネジ締め動作に移行できるため、ネジのすりわりからのビットはずれが防止でき、すりわりやフローリング等の材料を傷つけることなく効率よく作業ができる。また、必要以上のトルクで締め付け作業を行うと、ビットはずれを起こす恐れがあるが、最高回転数を調整することにより、作業に最適なトルクでの締め付けが可能となる。ソフトスタート時間も調整可能で、作業者の技量に合わせた最適な調整ができる。
【0035】
なお、本発明の一連の回転速度制御機構は電動ネジ締め機ならず、電動ドライバや電動ドリル等の電動工具に適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す電気回路図である。
【図2】第1の実施形態における、起動時の駆動パルスと回転駆動用モータ100の回転数の関係を模式的に表わした図である。
【図3】第2の実施形態を示す電気回路図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
100・・・回転駆動用モータ
200・・・半導体スイッチ素子
300・・・フィードバック回路
400・・・低速回転制御回路
500・・・ソフトスタート回路
600・・・制御部
700・・・ソフトスタート時間設定部
800・・・最高回転数設定部
900・・・トリガスイッチ
9a・・・第1接点
9b・・・第2接点
1000・・・マイクロコンピュータ
Claims (6)
- 回転部材と、
スイッチ部材と、
前記回転部材に与えられる駆動電力を制御する電力制御部と、前記電力制御部を制御する制御部を備える電動ネジ締め機であって、
前記制御部は前記電力制御部の電力を一定値に保つ手段と、
前記電力制御部の電力を可変値とすることができる手段を有することを特徴とする電動ネジ締め機。 - 前記制御部は、前記電力制御部の電力を時間の経過に対して自動的に可変とする手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電動ネジ締め機。
- 前記制御部は、前記電力制御部の電力を第1の電力値から第2の電力値に変更するまでの時間を可変とする手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動ネジ締め機。
- 前記制御部は、前記スイッチ部材のスイッチ位置に応じて、前記電力制御部の電力を変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動ネジ締め機。
- 前記制御部は、前記スイッチ部材の第1のスイッチ位置において、前記電力制御部の電力を一定値に保ち、第2のスイッチ位置において、前記電力制御部の電力を時間の経過に対して自動的に可変とする手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動ネジ締め機。
- 前記制御部は、前記回転部材に過大な負荷が印加された場合に、前記電力制御部の電力を大きくする手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動ネジ締め機。
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