JPH03151073A - 塗装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、被塗物に塗布する塗料の種類を切換えつつ塗
装を行なう塗装装置の改良に関する。

（従来の技術） 被塗物に対して塗布する塗料を１の塗料から、該１の塗
料と異なる他の塗料に切換えながら塗布する場合、１の
塗料から他の塗料へ塗料換えする途中で、塗装用ガン及
び該塗装用ガンに塗料を導入する塗装回路にシンナー等
の洗浄液を所定時間供給して、該塗装用ガン及び塗装回
路を洗浄しなければならない。

この場合、塗装用ガン及び塗装回路の洗浄時間を短縮す
るため、実願昭６３−１２７１８号に示されるように、
塗装回路に２種類の洗浄液回路を３方切換弁を介して接
続してなる塗装装置が提案されている。

（発明が解決しようとする課題） しかるに、前記の塗装装置によると、塗装回路を洗浄す
る時間を短縮することはできるが、塗装回路の接続を、
塗料供給路から洗浄液供給路へ、或いは洗浄液供給路か
ら塗料供給路へと切換えるための時間を短縮できないの
で、１の塗料から他の塗料への塗料換え時間を短縮する
ことはできない。

そこで、本発明者は、１の塗料から他の塗料への塗料換
え時間の短縮のため、塗装装置に、塗装用ガンの上流端
が接続されていると共に塗料毎の塗料供給路の各々°の
下流端及び洗浄液供給路の下流端が接続されたカラーチ
ェンジバルブを装着することを考慮した。

ところが、このようなカラーチェンジバルブ装置を備え
ても、第４図に示すように、複数個例えば４個の塗装用
ガンａｌ　ｌ　　８２　＊　　８３　＊　　ａ４が塗装
ラインに沿って配置された塗装装置の場合には、被塗物
に最初に対向する塗装用ガンａ１が１の塗料としてのＡ
ｍ料の塗布を完了してから、被塗物に最後に対向する塗
装用ガンａ４が塗布を完了するまでの間にタイムラグが
あり、且つ最後の塗装ガンａ４がＡｆｉ料の塗布を完了
するまでＡ塗料を供給する第１塗料供給路すを閉じて洗
浄液供給路Ｃを開くことができず、また、複数個の塗装
用ガンａ１〜ａ４及び塗装回路ｄを同時に洗浄しなけれ
ばならないため、これらを洗浄するための時間が長く掛
かる。尚、第４図において、ｅはカラーチェンジバルブ
装置、ｆはＢ塗料を供給する第２塗料供給路、ｇは第１
塗料供給路すの開閉を行なう第１塗料開閉弁、ｈは第２
塗料供給路ｆの開閉を行なう第２塗料開閉弁、ｉは洗浄
液供給路Ｃの開閉を行なう洗浄液開閉弁である。

このように、複数個の塗装用ガンを備えた従来構造の塗
装装置においては、１の塗料がら他の塗料へ塗料換えを
するのに長時間を要するため作業能率が悪かった。

前記に鑑みて、本発明は、複数個の塗装用ガンを備える
にも拘らず、１の塗料から他の塗料への塗料換え時間を
短縮でき、これにより作業能率の向上を図るものである
。

（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明は、塗装用ガンの各
々に独立した塗装回路を設けると共に、当該塗装回路に
対する塗料毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の接
続を切換えるカラーチェンジバルブ装置を設け、被塗物
に対する塗布が完了した塗装回路毎に順次洗浄し且つ洗
浄の完了した塗装回路毎に順次捨て吹きするものである
。

具体的に本発明の講じた解決手段は、複数の塗装用ガン
と、相異なる塗料を供給する複数の塗料供給源と、洗浄
液を供給する洗浄液供給源と、前記各塗料供給源から前
記各塗装用ガンに対応した数に分岐された塗料毎の塗料
供給路と、前記洗浄液供給源から前記各塗装用ガンに対
応した数に分岐された洗浄液供給路と、各塗装用ガン毎
に独立して設けられた塗装回路と、各塗装用ガンに対応
して設けられ、対応する塗装回路の上流端が接続されて
いると共に、塗料毎の塗料供給路の各々の下流端及び洗
浄液供給路の下流端が接続され、当該塗装回路に対する
塗料毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の接続を切
換えるカラーチェンジバルブ装置と、該各カラーチェン
ジバルブ装置毎に、被塗物に対する１の塗料の塗布が完
了した塗装回路に洗浄液を所定時間供給した後、他の異
なる塗料を捨て吹きのために所定時間供給するよう各カ
ラーチェンジバルブ装置を個別に制御する制御装置とを
備える構成とするものである。

（作用） 前記の構成により、複数の塗装用ガンの各々に塗料或い
は洗浄液を導入する独立した塗装回路を備えているため
、各塗装回路の長さを共通の塗装回路の場合よりも短く
できるので、各塗装回路を洗浄する時間を短縮できる。

また、各塗装用ガンに対応して、塗装回路に対する塗料
毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の接続を切換え
るカラーチェンジバルブ装置を備え、該カラーチェンジ
バルブ装置毎に、被塗物に対する１の塗料の塗布が完了
した塗装回路に洗浄液を所定時間供給した後、他の異な
る塗料を捨て吹きのために所定時間供給するよう各カラ
ーチェンジバルブ装置を個別に制御する制御装置を備え
ているので、被塗物に対して塗布が完了した塗装用ガン
毎に、１の塗料を供給する塗料供給路の閉塞、該１の塗
料が供給されていた塗装用ガンと塗装回路の洗浄、及び
他の異なる塗料の捨て吹きを行なうことができる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係る塗装装置の全体構成を示し、同図
において、１０は１の塗料例えばＡ塗料の塗料供給源と
しての第１塗料用ポンプ、１２は前記１の塗料とは異な
る他の種類の塗料例えばＢ塗料の塗料供給源としての第
２塗料用ポンプ、１４は洗浄液例えばシンナーの洗浄液
供給源としての洗浄液用ポンプである。また、同図にお
いて、１６は第１塗料用ポンプ１０に接続された第１塗
料供給路であって、その下流側で４つの第１塗料分岐路
１６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃ，１６Ｄに分岐しており、１８
は第２塗料用ポンプ１２に接続された第２塗料供給路で
あって、その下流側で４つの第２塗料分岐路１８Ａ、１
８Ｂ、１８Ｃ，１８Ｄに分岐しており、２０は洗浄液用
ポンプ１４に接続された洗浄液供給路であって、その下
流側で４ツノ洗浄液分岐路２ＯＡ、２０Ｂ、２０Ｃ，２
０Ｄに分岐している。

第１図及び第２図において、２２Ａ、２２Ｂ。

２２Ｃ，２２Ｄは、塗装ライン例えば被塗物としてのバ
ンバＣの塗装ラインの走行方向に沿って後方側から前方
側へ順次配置されると共に、バンバＣの各部に対して異
なる方向から塗料を吹き付けるための塗装用ガン、２４
Ａ、２４Ｂ、２４Ｃ。

２４Ｄは各塗装用ガン２２Ａ〜２２Ｄに塗料及び洗浄液
を個別に導入するための塗装回路である。

また、第１図及び第２図において、２６Ａは塗装回路２
４Ａの上流端が接続されていると共に、第１塗料分岐路
１６Ａ１第２塗料分岐路１８Ａ及び洗浄液分岐路２ＯＡ
の各下流端が接続されたカラーチェンジバルブ装置であ
って、該カラーチェンジバルブ装置２６Ａは、第１塗料
分岐路１６Ａを開閉する第１塗料開閉弁２８Ａと、第２
塗料分岐路１８Ａを開閉する第２塗料開閉弁３０Ａと、
洗浄液分岐路２ＯＡを開閉する洗浄液開閉弁３２Ａとを
各々備えている。また、２６Ｂ、２６Ｃ。

２６Ｄもカラーチェンジバルブ装置２６Ａと同様構造の
カラーチェンジバルブ装置であって、各カラーチェンジ
バルブ装置２６Ｂ〜２６Ｄは、塗装回路２４Ｂ〜２４Ｄ
の各上流端が接続されていると共に、第１塗料分岐路１
６Ｂ〜１６Ｄ、第２塗料分岐路１８Ｂ〜１８Ｄ及び洗浄
液分岐路２０Ｂ〜２０Ｄの各下流端が接続されており、
また、第１塗料分岐路１６Ｂ〜１６Ｄを開閉する第１塗
料開閉弁２８Ｂ〜２８Ｄと、第２塗料分岐路１８Ａを開
閉する第２塗料開閉弁３０Ｂ〜３０Ｄと、洗浄液分岐路
２ＯＡを開閉する洗浄液開閉弁３２Ｂ〜３２Ｄとを各々
備えている。

また、第１図において、３４はＣＰＵ内蔵のコントロー
ルユニットであって、該コントロールユニット３４は、
カラーチェンジバルブ装置２６Ａ〜２６Ｄ毎に、被塗物
に対するＡ塗料の塗布が完了するタイミングに第１塗料
開閉弁２８Ａ〜２８Ｄを各々閉じた後、塗装用ガン２２
Ａ〜２２Ｄ及び塗装回路２４Ａ〜２４Ｄを洗浄するため
洗浄液開閉弁３２Ａ〜３２Ｄを各々所定時間開き、Ｂ塗
料を捨て吹きするため第２塗料開閉弁３０Ａ〜３０Ｄを
各々所定時間開くよう個別に制御する。

第３図の上段は、前記塗装装置を用いてバンバＣＩ：塗
装する場合のタイムチャートを示し、塗装用ガン２２Ａ
〜２２Ｄが０．３ｍ間隔に配置された塗装ラインに沿っ
て、バンパＣが３．３ｍ／分の速度で移動し、これに伴
って、バンパＣの同一部位は塗装用ガン２２Ａ〜２２Ｄ
と５．５秒毎に対向する。

まず、塗装用ガン２２ＡがバンバＣに対するＡ塗料の塗
布を完了するタイミングに第１塗料開閉弁２８Ａを閉じ
、その５．５秒後つまり塗装用ガン２２Ａの近傍にバン
バＣが存在しなくなった夕イミングに洗浄液開閉弁３２
Ａを開く。そして、塗装用ガン２２Ａ及び塗装回路２４
Ａを洗浄するために該洗浄液開閉弁３２Ａを１５秒間開
いた後、直ちに第２塗料開閉弁３０Ａを３秒間だけ開い
て塗装用ガン２２ＡからＢ塗料を捨て吹きし、塗装用ガ
ン２２Ａを次のＢ塗料の塗布に備えさせる。

この結果、塗装用ガン２２ＡがＡ塗料を塗布し終わって
からＢ塗料の塗布に備えるまでの時間は２３．５秒であ
る また、塗装用ガン２２Ｂが塗装用ガン２２Ａよりも５，
５秒後にバンバＣに対するＡ塗料の塗布を完了するので
、このタイミングに第１塗料開閉弁２８Ｂを閉じ、その
５．５秒後に洗浄液開閉弁３２Ｂを１５秒間開き、その
後第２塗料開閉弁３０Ｂを３秒間開く。そして、塗装用
ガン２２Ｃ１２２Ｄも同様である。

一方、第３図の下段は、比較例としての第４図に示す塗
装装置を用いてバンバに塗装する場合のタイムチャート
を示し、塗装用ガンａ１〜ａ４の配置間隔及びバンパの
移動速度は前記実施例の場合と同様である。

この比較例においては、バンバに最後に対向する塗装用
ガンａ４がＡ塗料の塗布を完了するタイミングに第１塗
料開閉弁ｇを閉じ、その５．５秒後に塗装用ガンａ１〜
ａ４及び塗装回路ｄを洗浄するため洗浄液開閉弁ｉを３
５秒間開いた後、直ちに第２塗料開閉弁りを３秒間開い
て塗装用ガンａ１〜ａＪからＢ９料を捨て吹きし、次の
Ｂ塗料の塗装に備えさせる。

以上説明した本発明の実施例と比較例との比較から明ら
かなように、実施例の場合には塗装用ガン２２Ａ〜２２
Ｄ及び塗装回路２４Ａ〜２４Ｄ８個別に洗浄できるのた
め、これらに対する洗浄時間は１５秒間でよいが、比較
例の場合には、すべての塗装用ガンａｌ−８４を同時に
洗浄しなければならない上に、塗装回路ｄが各塗装回路
２４Ａ〜２４Ｄの各々よりも長いため洗浄時間は３５秒
掛かる。また、比較例の場合には、最初の塗装用ガンａ
１が塗布を完了してから最後の塗装用ガンａ４がバンバ
に対向するまでにタイムラグがあるので、実施例と比較
例の場合とを比較すると、３６．５秒間も塗料換えの時
間が短縮できることになる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明に係る塗装装置によると、
塗装用ガン毎に独立した塗装回路を備えており、各塗装
回路の長さを短くできるため、各塗装回路を洗浄する時
間を短縮できる。また、塗装用ガン毎に独立したカラー
チェンジバルブ装置を備えると共に、該カラーチェンジ
バルブ装置毎に、塗布が完了した塗装回路に洗浄液を所
定時間供給した後、他の異なる塗料を捨て吹きのために
所定時間供給するよう個別に制御する制御手段を備えて
いるので、被塗物に対して塗布が完了した塗装用ガン毎
に、塗料開閉弁の閉塞、洗浄液による洗浄及び異なる塗
料の捨て吹きを行なうことができる。

このため、本発明によると、複数個の塗装用ガンを備え
るにも拘らず、１の塗料から他の塗料への塗料換え時間
を短縮でき、これにより作業能率が著しく向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例である塗装装置を
示し、第１図は全体構成図、第２図は正面図、第３図は
前記実施例及び比較例を用いて塗布した場合のタイムチ
ャート図、第４図は比較例としての塗装装置の全体構成
図である。 Ｃ・・・バンパ（被塗物） １０・・・第１塗料用ポンプ（塗料供給源）１２・・・
第２塗料用ポンプ（塗料供給源）１４・・・洗浄液用ポ
ンプ（洗浄液供給ｌ！Ａ）１６・・・第１塗料供給路 １６Ａ、１６Ｂ、１６Ｃ，１６Ｄ ・・・第１塗料分岐路 １８・・・第２塗料供給路 １８Ａ、１８Ｂ、１８Ｃ，１８Ｄ ・・・第２塗料分岐路 ２０・・・洗浄液供給路 ２ＯＡ、２０Ｂ、２０Ｃ，２０Ｄ ・・・洗浄液分岐路 ２２Ａ、　　２２Ｂ、　　２２Ｃ，２２Ｄ・・・塗装用
ガン ２４Ａ、２４Ｂ、２４Ｃ，２４Ｄ ・・・塗装回路 ２６Ａ、２６Ｂ、２６Ｃ，２６Ｄ ・・・カラーチェンジバルブ装置 ３４・・・コントロールユニット（制御装置）ほか２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の塗装用ガンと、 相異なる塗料を供給する複数の塗料供給源と、洗浄液を
   供給する洗浄液供給源と、 前記各塗料供給源から前記各塗装用ガンに対応した数に
   分岐された塗料毎の塗料供給路と、前記洗浄液供給源か
   ら前記各塗装用ガンに対応した数に分岐された洗浄液供
   給路と、 各塗装用ガン毎に独立して設けられた塗装回路と、 各塗装用ガンに対応して設けられ、対応する塗装回路の
   上流端が接続されていると共に、塗料毎の塗料供給路の
   各々の下流端及び洗浄液供給路の下流端が接続され、当
   該塗装回路に対する塗料毎の塗料供給路の各々及び洗浄
   液供給路の接続を切換えるカラーチェンジバルブ装置と
   、該各カラーチェンジバルブ装置毎に、被塗物に対する
   １の塗料の塗布が完了した塗装回路に洗浄液を所定時間
   供給した後、他の異なる塗料を捨て吹きのために所定時
   間供給するよう各カラーチェンジバルブ装置を個別に制
   御する制御装置とを備えたことを特徴とする塗装装置。