JP2713479B2 - 塗装装置 - Google Patents
塗装装置Info
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- JP2713479B2 JP2713479B2 JP1289601A JP28960189A JP2713479B2 JP 2713479 B2 JP2713479 B2 JP 2713479B2 JP 1289601 A JP1289601 A JP 1289601A JP 28960189 A JP28960189 A JP 28960189A JP 2713479 B2 JP2713479 B2 JP 2713479B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、被塗物に塗布する塗料の種類を切換えつつ
塗装を行なう塗装装置の改良に関する。
塗装を行なう塗装装置の改良に関する。
（従来の技術） 被塗物に対して塗装する塗料を１の塗料から、該１の
塗料と異なる他の塗料に切換えながら塗布する場合、１
の塗料から他の塗料へ塗料換えする途中で、塗装用ガン
及び該塗装用ガンに塗料を導入する塗装回路にシンナー
等の洗浄液を所定時間供給して、該塗装用ガン及び塗装
回路を洗浄しなければならない。
塗料と異なる他の塗料に切換えながら塗布する場合、１
の塗料から他の塗料へ塗料換えする途中で、塗装用ガン
及び該塗装用ガンに塗料を導入する塗装回路にシンナー
等の洗浄液を所定時間供給して、該塗装用ガン及び塗装
回路を洗浄しなければならない。
この場合、塗装用ガン及び塗装回路の洗浄時間を短縮
するため、実願昭63−12718号に示されるように、塗装
回路に２種類の洗浄液回路を３方切換弁を介して接続し
てなる塗装装置が提案されている。
するため、実願昭63−12718号に示されるように、塗装
回路に２種類の洗浄液回路を３方切換弁を介して接続し
てなる塗装装置が提案されている。
（発明が解決しようとする課題） しかるに、前記の塗装装置によると、塗装回路を洗浄
する時間を短縮することはできるが、塗装回路の接続
を、塗料供給路から洗浄液供給路へ、或いは洗浄液供給
路から塗料供給路へと切換えるための時間を短縮できな
いので、１の塗料から他の塗料への塗料換え時間を短縮
することはできない。
する時間を短縮することはできるが、塗装回路の接続
を、塗料供給路から洗浄液供給路へ、或いは洗浄液供給
路から塗料供給路へと切換えるための時間を短縮できな
いので、１の塗料から他の塗料への塗料換え時間を短縮
することはできない。
そこで、本発明者は、１の塗料から他の塗料への塗料
換え時間の短縮のため、塗装装置に、塗装用ガンの上流
端が接続されていると共に塗料毎の塗料供給路の各々の
下流端及び洗浄液供給路の下流端が接続されたカラーチ
ェンジバルブを装着することを考慮した。
換え時間の短縮のため、塗装装置に、塗装用ガンの上流
端が接続されていると共に塗料毎の塗料供給路の各々の
下流端及び洗浄液供給路の下流端が接続されたカラーチ
ェンジバルブを装着することを考慮した。
ところが、このようなカラーチェンジバルブ装置を備
えても、第４図に示すように、複数個例えば４個の塗装
用ガンa1,a2,a3,a4が塗装ラインに沿って配置された塗
装装置の場合には、被塗物に最初に対向する塗装用ガン
a1が１の塗料としてのＡ塗料の塗布を完了してから、被
塗物に最後に対向する塗装用ガンa4が塗布を完了するま
での間にタイムラグがあり、且つ最後の塗装ガンa4がＡ
塗料の塗布を完了するまでＡ塗料を供給する第１塗料供
給路ｂを閉じて洗浄液供給路ｃを開くことができず、ま
た、複数個の塗装用ガンa1〜a4及び塗装回路ｄを同時に
洗浄しなけれならないため、これらを洗浄するための時
間が長く掛かる。尚、第４図において、ｅはカラーチェ
ンジバルブ装置、ｆはＢ塗料を供給する第２塗料供給
路、ｇは第１塗料供給路ｂの開閉を行なう第１塗料開閉
弁、ｈは第２塗料供給路ｆの開閉を行なう第２塗料開閉
弁、ｉは洗浄液供給路ｃの開閉を行なう洗浄液開閉弁で
ある。
えても、第４図に示すように、複数個例えば４個の塗装
用ガンa1,a2,a3,a4が塗装ラインに沿って配置された塗
装装置の場合には、被塗物に最初に対向する塗装用ガン
a1が１の塗料としてのＡ塗料の塗布を完了してから、被
塗物に最後に対向する塗装用ガンa4が塗布を完了するま
での間にタイムラグがあり、且つ最後の塗装ガンa4がＡ
塗料の塗布を完了するまでＡ塗料を供給する第１塗料供
給路ｂを閉じて洗浄液供給路ｃを開くことができず、ま
た、複数個の塗装用ガンa1〜a4及び塗装回路ｄを同時に
洗浄しなけれならないため、これらを洗浄するための時
間が長く掛かる。尚、第４図において、ｅはカラーチェ
ンジバルブ装置、ｆはＢ塗料を供給する第２塗料供給
路、ｇは第１塗料供給路ｂの開閉を行なう第１塗料開閉
弁、ｈは第２塗料供給路ｆの開閉を行なう第２塗料開閉
弁、ｉは洗浄液供給路ｃの開閉を行なう洗浄液開閉弁で
ある。
このように、複数個の塗装用ガンを備えた従来構造の
塗装装置においては、１の塗料から他の塗料へ塗料換え
をするのに長時間を要するため作業能率が悪かった。
塗装装置においては、１の塗料から他の塗料へ塗料換え
をするのに長時間を要するため作業能率が悪かった。
前記に鑑みて、本発明は、複数個の塗装用ガンを備え
るにも拘らず、１の塗料から他の塗料への塗料換え時間
を短縮でき、これにより作業能率の向上を図るものであ
る。
るにも拘らず、１の塗料から他の塗料への塗料換え時間
を短縮でき、これにより作業能率の向上を図るものであ
る。
（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明は、塗装用ガンの
各々に独立した塗装回路を設けると共に、当該塗装回路
に対する塗料毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の
接続を切換えるカラーチェンジバルブ装置を設け、被塗
物に対する塗布が完了した塗装回路毎に順次洗浄し且つ
洗浄の完了した塗装回路毎に順次捨て吹きするものであ
る。
各々に独立した塗装回路を設けると共に、当該塗装回路
に対する塗料毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の
接続を切換えるカラーチェンジバルブ装置を設け、被塗
物に対する塗布が完了した塗装回路毎に順次洗浄し且つ
洗浄の完了した塗装回路毎に順次捨て吹きするものであ
る。
具体的に本発明の講じた解決手段は、被塗物が搬送さ
れる搬送ラインに沿って配置され、各々被塗物に対して
塗料を個別に塗布する複数の塗装用ガンと、相異なる塗
料を供給する複数の塗料供給源と、洗浄液を供給する洗
浄液供給源と、前記各塗料供給源から前記各塗装用ガン
に対応した数に分岐された塗料毎の塗料供給路と、前記
洗浄液供給源から前記各塗装用ガンに対応した数に分岐
された洗浄液供給路と、前記各塗装用ガン毎に独立して
設けられた塗装回路と、前記各塗装用ガンに対応して設
けられ、対応する塗装回路の上流端が接続されていると
共に、前記塗料毎の塗料供給路の各々の下流端及び前記
洗浄液供給路の下流端が接続され、当該塗装回路に対す
る塗料毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の接続を
切換えるカラーチェンジバルブ装置と、前記各塗装用ガ
ンにより前記被塗物に対する１の塗料の塗布を行うべく
前記塗装回路毎に順次１の塗料を所定時間供給するとと
もに、該被塗物に対する１の塗料の塗布が完了した塗装
回路毎に順次洗浄液を所定時間供給しかつ洗浄の完了し
た塗装回路毎に順次他の異なる塗料を捨て吹きのために
所定時間供給するよう前記各カラーチェンジバルブ装置
を個別に制御する制御装置とを備える構成とするもので
ある。
れる搬送ラインに沿って配置され、各々被塗物に対して
塗料を個別に塗布する複数の塗装用ガンと、相異なる塗
料を供給する複数の塗料供給源と、洗浄液を供給する洗
浄液供給源と、前記各塗料供給源から前記各塗装用ガン
に対応した数に分岐された塗料毎の塗料供給路と、前記
洗浄液供給源から前記各塗装用ガンに対応した数に分岐
された洗浄液供給路と、前記各塗装用ガン毎に独立して
設けられた塗装回路と、前記各塗装用ガンに対応して設
けられ、対応する塗装回路の上流端が接続されていると
共に、前記塗料毎の塗料供給路の各々の下流端及び前記
洗浄液供給路の下流端が接続され、当該塗装回路に対す
る塗料毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の接続を
切換えるカラーチェンジバルブ装置と、前記各塗装用ガ
ンにより前記被塗物に対する１の塗料の塗布を行うべく
前記塗装回路毎に順次１の塗料を所定時間供給するとと
もに、該被塗物に対する１の塗料の塗布が完了した塗装
回路毎に順次洗浄液を所定時間供給しかつ洗浄の完了し
た塗装回路毎に順次他の異なる塗料を捨て吹きのために
所定時間供給するよう前記各カラーチェンジバルブ装置
を個別に制御する制御装置とを備える構成とするもので
ある。
（作用） 前記の構成により、複数の塗装用ガンの各々に塗料或
いは洗浄液を導入する独立した塗装回路を備えているた
め、各塗装回路の長さを共通の塗装回路の場合よりも短
くできるので、各塗装回路を洗浄する時間を短縮でき
る。
いは洗浄液を導入する独立した塗装回路を備えているた
め、各塗装回路の長さを共通の塗装回路の場合よりも短
くできるので、各塗装回路を洗浄する時間を短縮でき
る。
また、各塗装用ガンに対応して、塗装回路に対する塗
料毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の接続を切換
えるカラーチェンジバルブ装置を備え、該各カラーチェ
ンジバルブ装置に対し、各塗装用ガンにより被塗物に対
する１の塗料の塗布を行うべく塗装回路毎に順次１の塗
料を所定時間供給するとともに、該被塗物に対する１の
塗料の塗布が完了した塗装回路毎に順次洗浄液を所定時
間供給しかつ洗浄の完了した塗装回路毎に順次他の異な
る塗料を捨て吹きのために所定時間供給するよう各カラ
ーチェンジバルブ装置を個別に制御する制御装置を備え
ているので、被塗物に対して塗布が完了した塗装用ガン
毎に順次個別に、１の塗料を供給する塗料供給路の閉
塞、該１の塗料が供給されていた塗装用ガンと塗装回路
の洗浄、及び他の異なる塗料の捨て吹きを一連に行なう
ことができる。
料毎の塗料供給路の各々及び洗浄液供給路の接続を切換
えるカラーチェンジバルブ装置を備え、該各カラーチェ
ンジバルブ装置に対し、各塗装用ガンにより被塗物に対
する１の塗料の塗布を行うべく塗装回路毎に順次１の塗
料を所定時間供給するとともに、該被塗物に対する１の
塗料の塗布が完了した塗装回路毎に順次洗浄液を所定時
間供給しかつ洗浄の完了した塗装回路毎に順次他の異な
る塗料を捨て吹きのために所定時間供給するよう各カラ
ーチェンジバルブ装置を個別に制御する制御装置を備え
ているので、被塗物に対して塗布が完了した塗装用ガン
毎に順次個別に、１の塗料を供給する塗料供給路の閉
塞、該１の塗料が供給されていた塗装用ガンと塗装回路
の洗浄、及び他の異なる塗料の捨て吹きを一連に行なう
ことができる。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は本発明に係る塗装装置の全体構成を示し、同
図において、10は１の塗料例えばＡ塗料の塗料供給源と
しての第１塗料用ポンプ、12は前記１の塗料とは異なる
他の種類の塗料例えばＢ塗料の塗料供給源としての第２
塗料用ポンプ、14は洗浄液例えばシンナーの洗浄液供給
源としての洗浄液用ポンプである。また、同図におい
て、16は第１塗料用ポンプ10に接続された第１塗料供給
路であって、その下流側で４つの第１塗料分岐路16A,16
B,16C,16Dに分岐している。18は第２塗料用ポンプ12に
接続された第２塗料供給路であって、その下流側で４つ
の第２塗料分岐路18A,18B,18C,18Dに分岐している。20
は洗浄液用ポンプ14に接続された洗浄液供給路であっ
て、その下流側で４つの洗浄液分岐路20A,20B,20C,20D
に分岐している。
図において、10は１の塗料例えばＡ塗料の塗料供給源と
しての第１塗料用ポンプ、12は前記１の塗料とは異なる
他の種類の塗料例えばＢ塗料の塗料供給源としての第２
塗料用ポンプ、14は洗浄液例えばシンナーの洗浄液供給
源としての洗浄液用ポンプである。また、同図におい
て、16は第１塗料用ポンプ10に接続された第１塗料供給
路であって、その下流側で４つの第１塗料分岐路16A,16
B,16C,16Dに分岐している。18は第２塗料用ポンプ12に
接続された第２塗料供給路であって、その下流側で４つ
の第２塗料分岐路18A,18B,18C,18Dに分岐している。20
は洗浄液用ポンプ14に接続された洗浄液供給路であっ
て、その下流側で４つの洗浄液分岐路20A,20B,20C,20D
に分岐している。
第１図及び第２図において、22A,22B,22C,22Dは、塗
装ライン例えば被塗物としてのバンパＣの塗装ラインの
走行方向に沿って後方側から前方側へ順次配置されると
共に、バンパＣの各部に対して異なる方向から塗料を吹
き付けるための塗装用ガン、24A,24B,24C,24Dは各塗装
用ガン22A〜22Dに塗料及び洗浄液を個別に導入するため
の塗装回路である。
装ライン例えば被塗物としてのバンパＣの塗装ラインの
走行方向に沿って後方側から前方側へ順次配置されると
共に、バンパＣの各部に対して異なる方向から塗料を吹
き付けるための塗装用ガン、24A,24B,24C,24Dは各塗装
用ガン22A〜22Dに塗料及び洗浄液を個別に導入するため
の塗装回路である。
また、第１図及び第２図において、26Aは塗装回路24A
の上流端が接続されていると共に、第１塗料分岐路16
A、第２塗料分岐路18A及び洗浄液分岐路20Aの各下流端
が接続されたカラーチェンジバルブ装置であって、該カ
ラーチェンジバルブ装置26Aは、第１塗料分岐路16Aを開
閉する第１塗料開閉弁28Aと、第２塗料分岐路18Aを開閉
する第２塗料開閉弁30Aと、洗浄液分岐路20Aを開閉する
洗浄液開閉弁32Aとを各々備えている。また、26B,26C,2
6Dもカラーチェンジバルブ装置26Aと同様構造のカラー
チェンジバルブ装置であって、各カラーチェンジバルブ
装置26B〜26Dは、塗装回路24B〜24Dの各上流端が接続さ
れていると共に、第１塗料分岐路16B〜16D、第２塗料分
岐路18B〜18D及び洗浄液分岐路20B〜20Dの各下流端が接
続されており、また、第１塗料分岐路16B〜16Dを開閉す
る第１塗料開閉弁28B〜28Dと、第２塗料分岐路18Aを開
閉する第２塗料開閉弁30B〜30Dと、洗浄液分岐路20Aを
開閉する洗浄液開閉弁32B〜32Dとを各々備えている。
の上流端が接続されていると共に、第１塗料分岐路16
A、第２塗料分岐路18A及び洗浄液分岐路20Aの各下流端
が接続されたカラーチェンジバルブ装置であって、該カ
ラーチェンジバルブ装置26Aは、第１塗料分岐路16Aを開
閉する第１塗料開閉弁28Aと、第２塗料分岐路18Aを開閉
する第２塗料開閉弁30Aと、洗浄液分岐路20Aを開閉する
洗浄液開閉弁32Aとを各々備えている。また、26B,26C,2
6Dもカラーチェンジバルブ装置26Aと同様構造のカラー
チェンジバルブ装置であって、各カラーチェンジバルブ
装置26B〜26Dは、塗装回路24B〜24Dの各上流端が接続さ
れていると共に、第１塗料分岐路16B〜16D、第２塗料分
岐路18B〜18D及び洗浄液分岐路20B〜20Dの各下流端が接
続されており、また、第１塗料分岐路16B〜16Dを開閉す
る第１塗料開閉弁28B〜28Dと、第２塗料分岐路18Aを開
閉する第２塗料開閉弁30B〜30Dと、洗浄液分岐路20Aを
開閉する洗浄液開閉弁32B〜32Dとを各々備えている。
また、第１図において、34はCPU内蔵のコントロール
ユニットであって、該コントロールユニット34は、カラ
ーチェンジバルブ装置26A〜26D毎に順次、被塗物に対す
るＡ塗料の塗布が完了するタイミングに第１塗料開閉弁
28A〜28Dを各々閉じた後、塗装用ガン22A〜22D及び塗装
回路24A〜24Dを洗浄するため洗浄液開閉弁32A〜32Dを各
々所定時間開き、Ｂ塗料を捨て吹きするため第２塗料開
閉弁30A〜30Dを各々所定時間開くよう個別に制御する。
ユニットであって、該コントロールユニット34は、カラ
ーチェンジバルブ装置26A〜26D毎に順次、被塗物に対す
るＡ塗料の塗布が完了するタイミングに第１塗料開閉弁
28A〜28Dを各々閉じた後、塗装用ガン22A〜22D及び塗装
回路24A〜24Dを洗浄するため洗浄液開閉弁32A〜32Dを各
々所定時間開き、Ｂ塗料を捨て吹きするため第２塗料開
閉弁30A〜30Dを各々所定時間開くよう個別に制御する。
第３図の上段は、前記塗装装置を用いてバンパＣに塗
装する場合のタイムチャートを示し、塗装用ガン22A〜2
2Dが0.3m間隔に配置された塗装ラインに沿って、バンパ
Ｃが3.3m/分の速度で移動し、これに伴って、バンパＣ
の同一部位は塗装用ガン22A〜22Dと5.5秒毎に対向す
る。
装する場合のタイムチャートを示し、塗装用ガン22A〜2
2Dが0.3m間隔に配置された塗装ラインに沿って、バンパ
Ｃが3.3m/分の速度で移動し、これに伴って、バンパＣ
の同一部位は塗装用ガン22A〜22Dと5.5秒毎に対向す
る。
まず、塗装用ガン22AがバンパＣに対するＡ塗料の塗
布を完了するタイミングに第１塗料開閉弁28Aを閉じ、
その5.5秒後つまり塗装用ガン22Aの近傍にバンパＣが存
在しなくなったタイミングに洗浄液開閉弁32Aを開く。
そして、塗装用ガン22A及び塗装回路22Aを洗浄するため
に該洗浄液開閉弁32Aを15秒間開いた後閉じ、直ちに第
２塗料開閉弁30Aを３秒間だけ開いて塗装用ガン22Aから
Ｂ塗料を捨て吹きし、塗装用ガン22Aを次のＢ塗料の塗
布に備えさせる。この結果、塗装用ガン22Aが２塗料を
塗布し終わってからＢ塗料の塗布に備えるまでの時間は
23.5秒である また、塗装用ガン22Bが塗装用ガン22Aよりも5.5秒後
にバンパＣに対するＡ塗料の塗布を完了するので、この
タイミングに第１塗料開閉弁28Bを閉じ、その5.5秒後に
洗浄液開閉弁32Bを15秒間開き、その後第２塗料開閉弁3
0Bを３秒間開く。そして、塗装用ガン22C,22Dも同様で
ある。
布を完了するタイミングに第１塗料開閉弁28Aを閉じ、
その5.5秒後つまり塗装用ガン22Aの近傍にバンパＣが存
在しなくなったタイミングに洗浄液開閉弁32Aを開く。
そして、塗装用ガン22A及び塗装回路22Aを洗浄するため
に該洗浄液開閉弁32Aを15秒間開いた後閉じ、直ちに第
２塗料開閉弁30Aを３秒間だけ開いて塗装用ガン22Aから
Ｂ塗料を捨て吹きし、塗装用ガン22Aを次のＢ塗料の塗
布に備えさせる。この結果、塗装用ガン22Aが２塗料を
塗布し終わってからＢ塗料の塗布に備えるまでの時間は
23.5秒である また、塗装用ガン22Bが塗装用ガン22Aよりも5.5秒後
にバンパＣに対するＡ塗料の塗布を完了するので、この
タイミングに第１塗料開閉弁28Bを閉じ、その5.5秒後に
洗浄液開閉弁32Bを15秒間開き、その後第２塗料開閉弁3
0Bを３秒間開く。そして、塗装用ガン22C,22Dも同様で
ある。
一方、第３図の下段は、比較例としての第４図に示す
塗装装置を用いてバンパに塗装する場合のタイムチャー
トを示し、塗装用ガンa1〜a4の配置間隔及びバンパの移
動速度は前記実施例の場合と同様である。
塗装装置を用いてバンパに塗装する場合のタイムチャー
トを示し、塗装用ガンa1〜a4の配置間隔及びバンパの移
動速度は前記実施例の場合と同様である。
この比較例においては、バンパに最後に対向する塗装
用ガンa4がＡ塗料の塗布を完了するタイミングに第１塗
料開閉弁ｇを閉じ、その5.5秒後に塗装用ガンa1〜a4及
び塗装回路ｄを洗浄するため洗浄液開閉弁ｉを35秒間開
いた後、直ちに第２塗料開閉弁ｈを３秒間開いて塗装用
ガンa1〜a4からＢ塗料を捨て吹きし、次のＢ塗料の塗装
に備えさせる。
用ガンa4がＡ塗料の塗布を完了するタイミングに第１塗
料開閉弁ｇを閉じ、その5.5秒後に塗装用ガンa1〜a4及
び塗装回路ｄを洗浄するため洗浄液開閉弁ｉを35秒間開
いた後、直ちに第２塗料開閉弁ｈを３秒間開いて塗装用
ガンa1〜a4からＢ塗料を捨て吹きし、次のＢ塗料の塗装
に備えさせる。
以上の本発明の実施例と比較例との比較から明らかな
ように、実施例の場合には塗装用ガン22A〜22D及び塗装
回路24A〜24Dを順次個別に洗浄できるため、これらに対
する洗浄時間は15秒間でよいが、比較例の場合には、す
べての塗装用ガンa1〜a4を同時に洗浄しなければならな
い上に、塗装回路ｄが各塗装回路24A〜24Dの各々よりも
長いため洗浄時間は35秒掛かる。また、比較例の場合に
は、最初の塗装用ガンa1が塗布を完了してから最後の塗
装用ガンa4がバンパに対向するまでタイムラグがあるの
で、実施例と比較例の場合とを比較すると、実施例は3
6.5秒間も塗料換えの時間が短縮できることになる。
ように、実施例の場合には塗装用ガン22A〜22D及び塗装
回路24A〜24Dを順次個別に洗浄できるため、これらに対
する洗浄時間は15秒間でよいが、比較例の場合には、す
べての塗装用ガンa1〜a4を同時に洗浄しなければならな
い上に、塗装回路ｄが各塗装回路24A〜24Dの各々よりも
長いため洗浄時間は35秒掛かる。また、比較例の場合に
は、最初の塗装用ガンa1が塗布を完了してから最後の塗
装用ガンa4がバンパに対向するまでタイムラグがあるの
で、実施例と比較例の場合とを比較すると、実施例は3
6.5秒間も塗料換えの時間が短縮できることになる。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明に係る塗装装置による
と、塗装用ガン毎に独立した塗装回路を備えており、各
塗装回路の長さを短くできるため、各塗装回路を洗浄す
る時間を短縮できる。また、塗装用ガン毎に独立したカ
ラーチェンジバルブ装置を備えると共に、該各カラーチ
ェンジバルブ装置に対し、塗布が完了した塗装回路毎に
順次洗浄液を所定時間供給しかつ洗浄の完了した塗装回
路毎に順次他の異なる塗料を捨て吹きのための所定時間
供給するよう各カラーチェンジバルブ装置を個別に制御
する制御手段を備えているので、被塗物に対して塗布が
完了した塗装用ガン毎に順次個別に、塗料供給路の閉
塞、洗浄液による洗浄及び異なる塗料の捨て吹きを一連
に行なうことができる。
と、塗装用ガン毎に独立した塗装回路を備えており、各
塗装回路の長さを短くできるため、各塗装回路を洗浄す
る時間を短縮できる。また、塗装用ガン毎に独立したカ
ラーチェンジバルブ装置を備えると共に、該各カラーチ
ェンジバルブ装置に対し、塗布が完了した塗装回路毎に
順次洗浄液を所定時間供給しかつ洗浄の完了した塗装回
路毎に順次他の異なる塗料を捨て吹きのための所定時間
供給するよう各カラーチェンジバルブ装置を個別に制御
する制御手段を備えているので、被塗物に対して塗布が
完了した塗装用ガン毎に順次個別に、塗料供給路の閉
塞、洗浄液による洗浄及び異なる塗料の捨て吹きを一連
に行なうことができる。
このため、本発明によると、複数個の塗装用ガンを備
えているにも拘らず、１の塗料から他の塗料への塗料換
え時間を短縮でき、これにより作業能率が著しく向上す
る。
えているにも拘らず、１の塗料から他の塗料への塗料換
え時間を短縮でき、これにより作業能率が著しく向上す
る。
第１図及び第２図は本発明の一実施例である塗装装置を
示し、第１図は全体構成図、第２図は正面図、第３図は
前記実施例及び比較例を用いて塗布した場合のタイムチ
ャート図、第４図は比較例としての塗装装置の全体構成
図である。 Ｃ……バンパ（被塗物） 10……第１塗料用ポンプ（塗料供給源） 12……第２塗料用ポンプ（塗料供給源） 14……洗浄液用ポンプ（洗浄液供給源） 16……第１塗料供給路 16A,16B,16C,16D……第１塗料分岐路 18……第２塗料供給路 18A,18B,18C,18D……第２塗料分岐路 20……洗浄液供給路 20A,20B,20C,20D……洗浄液分岐路 22A,22B,22C,22D……塗装用ガン 24A,24B,24C,24D……塗装回路 26A,26B,26C,26D……カラーチェンジバルブ装置 34……コントロールユニット（制御装置）
示し、第１図は全体構成図、第２図は正面図、第３図は
前記実施例及び比較例を用いて塗布した場合のタイムチ
ャート図、第４図は比較例としての塗装装置の全体構成
図である。 Ｃ……バンパ（被塗物） 10……第１塗料用ポンプ（塗料供給源） 12……第２塗料用ポンプ（塗料供給源） 14……洗浄液用ポンプ（洗浄液供給源） 16……第１塗料供給路 16A,16B,16C,16D……第１塗料分岐路 18……第２塗料供給路 18A,18B,18C,18D……第２塗料分岐路 20……洗浄液供給路 20A,20B,20C,20D……洗浄液分岐路 22A,22B,22C,22D……塗装用ガン 24A,24B,24C,24D……塗装回路 26A,26B,26C,26D……カラーチェンジバルブ装置 34……コントロールユニット（制御装置）
Claims (1)
- 【請求項１】被塗物が搬送される搬送ラインに沿って配
置され、各々被塗物に対して塗料を個別に塗布する複数
の塗装用ガンと、 相異なる塗料を供給する複数の塗料供給源と、 洗浄液を供給する洗浄液供給源と、 前記各塗料供給源から前記各塗装用ガンに対応した数に
分岐された塗料毎の塗料供給路と、 前記洗浄液供給源から前記各塗装用ガンに対応した数に
分岐された洗浄液供給路と、 前記各塗装用ガン毎に独立して設けられた塗装回路と、 前記各塗装用ガンに対応して設けられ、対応する塗装回
路の上流端が接続されていると共に、前記塗料毎の塗料
供給路の各々の下流端及び前記洗浄液供給路の下流端が
接続され、当該塗装回路に対する塗料毎の塗料供給路の
各々及び洗浄液供給路の接続を切換えるカラーチェンジ
バルブ装置と、 前記各塗装用ガンにより前記被塗物に対する１の塗料の
塗布を行うべく前記塗装回路毎に順次１の塗料を所定時
間供給するとともに、該被塗物に対する１の塗料の塗布
が完了した塗装回路毎に順次洗浄液を所定時間供給しか
つ洗浄の完了した塗装回路毎に順次他の異なる塗料を捨
て吹きのために所定時間供給するよう前記各カラーチェ
ンジバルブ装置を個別に制御する制御装置とを備えたこ
とを特徴とする塗装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1289601A JP2713479B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1289601A JP2713479B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 塗装装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03151073A JPH03151073A (ja) | 1991-06-27 |
| JP2713479B2 true JP2713479B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17745349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1289601A Expired - Lifetime JP2713479B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 塗装装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2713479B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102008053178A1 (de) | 2008-10-24 | 2010-05-12 | Dürr Systems GmbH | Beschichtungseinrichtung und zugehöriges Beschichtungsverfahren |
| DE102016000356A1 (de) | 2016-01-14 | 2017-07-20 | Dürr Systems Ag | Lochplatte mit reduziertem Durchmesser in einem oder beiden Randbereichen einer Düsenreihe |
| DE102016000390A1 (de) | 2016-01-14 | 2017-07-20 | Dürr Systems Ag | Lochplatte mit vergrößertem Lochabstand in einem oder beiden Randbereichen einer Düsenreihe |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP1289601A patent/JP2713479B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03151073A (ja) | 1991-06-27 |
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