JPH03150781A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH03150781A
JPH03150781A JP1289670A JP28967089A JPH03150781A JP H03150781 A JPH03150781 A JP H03150781A JP 1289670 A JP1289670 A JP 1289670A JP 28967089 A JP28967089 A JP 28967089A JP H03150781 A JPH03150781 A JP H03150781A
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tape
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cassette
cassette case
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Hiroshi Fujii
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    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
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    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08735Covers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明テープカセットを以下の項目に従って詳細に説明
する。
A、産業上の利用分野 B3発明の概要 C1従来技術 り1発明が解決しようとする課題 60課題を解決するための手段 F 実施例 F−1,第1の実施例[第1図乃至第6図]a、カセッ
ト筐体[第1図乃至第5 図] b、前蓋[第1図乃至第6図] C1後M[第1図、第3図乃至第6 図] d、ガイド溝[第1図、第3図乃至第 5図] e、後蓋の閉蓋位置の規定及び磁気 テープの覆い[第1図(A)] f、後蓋及び前蓋のロック[第1図] g、開M[第1図(B)、第1図 (C)] F−2,第2の実施例 図] a、後蓋 b、ロック子 b−1、構造 b−23作用 G6発明の効果 [第7図乃至第1 (A、産業上の利用分野) 本発明は新規なテープカセットに関する。詳しくは、テ
ープの一部がカセットケース前面のうち両端のテープ出
口の間のテープ引出領域に沿って延びるようにカセット
ケース外に導出され、カセットケース前面の全域を覆う
べくカセットケースに回動自在に支持された前蓋と上記
テープの一部を後側から覆うべく前蓋に回動自在に支持
された後蓋とを備え、これら蓋が閉蓋位置にある非使用
状態では前蓋と後蓋とによってテープを前後両側から覆
うようにしたテープカセットに間するものであり、前蓋
及び後蓋を閉蓋位置にロックするためのロック手段を工
夫することにより、前蓋の板厚を厚くしたりしないでも
、非使用状態における前蓋のねじれに対する強度を高め
ることができて、閉蓋状態を安定に保持することができ
ると共に前蓋が変形されるのを防止することができるよ
うにした新規なテープカセットを提供しようとするもの
である。
(B、発明の概要) 本発明テープカセットは、互いに連動して開閉される前
蓋及び後蓋を閉蓋位置にロックするためのロック手段に
よるロックが直接には後蓋に対して為されるようにし、
それにより、上記ロックが前蓋に対してはその両端部よ
り中央側へ寄った位置に対して為されるようにしたもの
であり、これによって、前蓋の板厚を厚くしたりしない
でも、非使用状態における前蓋のねじれに対する強度、
即ち、前蓋に開蓋方向への力が加えられたと籾のねじれ
に対する強度を高めることができて、閉蓋状態を安定に
保持することができると共に前蓋が変形されるのを防止
することができるものである。
(C,従来技術) 記録媒体テープ、例えば、磁気テープを使用するテープ
カセットにあっては、カセットケースの前面に沿って掛
は渡されたテープを塵埃や手指等の接触から保護するた
めの前蓋が上記前面を覆う閉蓋位置と該前面を開放する
開蓋位置との間で移動されるようにカセットケースに回
動自在に設けられる。
そして、このような前蓋は、カセットケースの前面を覆
う主たる部分と該部分の左右両端から突出した被支持部
とを備え、該被支持部をカセットケースの左右両側壁部
に回動自在に支持したものが多い。
また、このような前蓋は、上記した保護機能を有するも
のであるから、テープカセットが使用されていない状態
においては閉蓋位置にロックされている必要があり、こ
のため、この種のテープカセットにあっては、通常、前
蓋を閉蓋位置にロックするためのロック手段が設けられ
、そして、従来、該ロック手段によるロックを前蓋の一
側端部、例えば、上記左右の被支持部の一方に対して為
すようにしていた。
尚、このようなロック手段を備えたテープカセットとし
ては、例えば、実公昭63−16067号公報に記載さ
れたものがある。
(D、発明が解決しようとする課題) ところが、テープカセットの形状はその前面側から見た
左右方向の寸法が厚みに比較してかなり大きいので、前
蓋の前記主たる部分は、通常、左右方向に細長い形状と
なり、従って、ねじれに対する強度が低くなり、このた
め、ロック手段によるロックが解除されていない状態で
前蓋の他側端部を開蓋方向へ押圧すると、前蓋がねじれ
ながら上記他側部が開蓋方向へ変位し、それによフて、
テープの一部が露出してしまい、また、前蓋が変形もし
くは破損される慣れがあるという問題があった。
そこで、このようなことが生じないようにするために、
前蓋の板厚を大きくしたり、あるいは、前蓋のロックを
その左右両側部に対して行なうようにすることも考えら
れるが、そのようにすると、テープカセットの重量が増
し、あるいは、ロック手段の数が増えてテープカセット
の部品点数が増加するばかりか、ロック手段によるロッ
クを解除するために記録再生装置側に設けるロック解除
手段の数も増やさなければならないことになるという別
の問題が生じる。
(E、課題を解決するための手段) ところで、テープカセットには、これを記録再生装置に
装着して使用する際テープをカセットケースから引ぎ出
すためのテープ引出部材をテープの後側に位置させるた
めの前方と下方に開口したテープ引出用凹部が形成され
たものがあり、そして、このようなテープ引出用凹部は
カセットケース前面の左右両端部゛に設けられた2つの
テープ出口の間に設けられる。また、上記したテープ引
出用凹部内に手指等が侵入してテープに触れることの無
いようにするために、前蓋とは別に、テープをその後面
側から覆う後蓋を設けたものがある。
そこで、本発明テープカセットは、このような点に鑑み
、前記した課題を解決するために、前蓋に回動自在に支
持された後蓋を閉蓋位置にロックするロック手段を設け
、後蓋が閉蓋位置にロックされることにより前蓋が閉蓋
位置にロックされるようにしたものである。
従って、本発明テープカセットによれば、ロック手段に
より後蓋に対して為されたロックは、前蓋に対しては、
これと後蓋との連結箇所、即ち、少なくとも両端部より
は中央側へ寄った位置に対して作用することになるので
、前蓋におけるロックが為される位置から側端部までの
間の距離が短くなり、それにより、閉蓋状態から前蓋の
側端部に加えられた開蓋方向への力によるねじれに対す
る強度が高くなるので、そのような力を加えられても、
前蓋が容易には開蓋方向へ変位せず、また、容易に変形
されることも無い。
(F、実施例) 以下に、本発明テープカセットの詳細を図示した各実施
例に従って説明する。
(F−1,第1の実施例)[第1図乃至第6図] 第1図乃至第6図は本発明テープカセットの第1の実施
例1を示すものである。
(a、カセット筐体)[第1図乃至第5図]図中2はカ
セットケースであり、合成樹脂で形成された長方形の浅
皿状をした上ハーフ3と下ハーフ4とが上下で重ね合さ
れてねじ止めされ、平面形状で長方形をした薄い箱状の
カセットケース2が形成される。
上記カセットケース2内には一対のテープリール5.6
が回転自在に収納され、磁気テーブフが上記2つのテー
プリール5.6に巻装されている。
8.8′はカセットケース2の前面2aの左右両端部に
形成されたテープ出口であり、一方のテープリール5か
ら延びた磁気テープ7は一方のテープ出口8からカセッ
トケース2外へ出て、カセットケース2の前面2aのう
ちテープ出口8と8′との間の部分(以下、「テープ引
出領域」と言う。)に沿って延びてから他方のテープ出
口8′からカセットケース2内に入り他方のテープリー
ル6に達している。
9はカセットケース2の前面部のうち上記テープ引出領
域に形成されたテープ引出用凹部であり、前面10と下
面11、そして、上面12に開放されており、上面の開
口面12の奥行は下面の開口面11の奥行に比して小さ
く、かつ、上面の開口面12の奥縁12aは左右方向に
真直ぐに延びている。
尚、その他のカセットケース2の形状や構造については
後述する。
(b、前M)[第1図乃至第6図] 13はカセットケース2の前面2aの全域を覆う前蓋で
あり、合成樹脂により形成されている。
前113は前面部14と該前面部14の上縁から後方へ
突出した上面部15と前面部14の左右両側縁から後方
に向って突出した側面部16.16′とが合成樹脂にて
一体に成形されて成る。
側面部16.16′の内側面の後方寄りの上下方向にお
ける略中央部には支点ビン17.17が突設されており
、該支点ビン17.17′がカセットケース2の側面部
首端寄りに形成された支持孔18.18′に回動自在に
支持され、これによって5前M13は、第2図に示すよ
うに、前面部14がカセットケース2の前面2aを覆う
閉蓋位置と、第3図に示すように、前面2aの上側に位
置して該前面2aを開放する開蓋位置との間で回動され
るようにカセットケース2に支持される。
19は前M13に閉蓋方向への回動力を付勢するための
トーションバネであり、コイル部19aと該コイル部1
9aの両端から各別に延びた2つの腕19b及び19c
を有し、コイル部19aが前i13の左側の側面部16
(テープカセット1を訂方から見ての左方を左側とする
。)の支点ビン17のうちカセットケース2外に位置し
た部分に外嵌されると共に、一方の腕19bの先端部が
上記側面部16の内側面のうち支点ビン17より前面部
14側へ寄った位置に突設されたバネ当突部20に上方
から弾接され、他方の腕19cがカセットケース2の左
側面に突設されたバネ当突部21に上方から弾接されて
いる。これにより、前M13に右方から見て反時計回り
方向への回動力、即ち、閉蓋方向への回動力が付勢され
る。
尚、カセットケース2の底板部22の前端のうち左右両
端部22a、22aは前面2aより稍前方へ突出され、
また、前蓋13の前面部14の下側縁の左右両端部に浅
い切欠f4a、14aが形成されており、該切欠14a
、14aの上側縁が上記突出部22a、22aに上方か
ら当接することによって前fi13がそれ以上反時計回
り方向へ回動するのを阻止され、そして、この阻止が為
された位置が閉蓋位置である。
しかして、前蓋13が閉蓋位置に来た状態(以下、「閉
蓋状態」言う、)では、カセット筺体2の前面2aの全
域が前i13の前面部14により覆われると共に、テー
プの引出用凹部9の上面間口12が前蓋3の上面部15
により覆われ、従って、カセットケース2の前面2aの
テープ引出領域に沿って掛は渡された磁気テープ7が前
蓋13によってその前面側と上方を覆われることになる
23.23は後述する後蓋を支持するための支持片であ
り、これら支持片23.23は前蓋13の上面部15の
下面から垂設され、その下端は前蓋13の上下方向にお
ける中央より稍高い位置まで延びており、また、左右方
向においてはテープ引出用凹部9の左右両内側面、即ち
、テープ引出用凹部9とテープ出口8.8′との間に位
置したKi24.24の互いに対向する内側面24a、
24aと各別に対応したところに位置されている。そし
て、このような支持片23.23の下端部に円形をした
支持孔23a、23aが形成され、更に、その前側縁の
上部からバネ当部23b、23bが互いに内側へ向けて
突設されている。
(c、後M)[第1図1.第3図乃至第6図]25はカ
セットケース2外に導出されている6f1気テープ7を
後面側及び下方から覆う後蓋であり、その各部が合成樹
脂により一体に形成されている。
26は後M25の主部であり、左右方向に長い板状を為
し、前蓋13の上記2つの支持片23と23との間の間
隔と略同じ長さを有し、前蓋13の前面部14の上下幅
より稍小さい上下幅を有しており、その背面26aの幅
方向における中央より積上寄りの部分には横断面で円弧
状を為す突条26bが形成され、主部26の上記突条2
6bが形成された部分から上方の部分はその余の部分よ
り稍後方にあフて左方から見て略く字状を為すように屈
曲されている。
そして、主部26の左右両側端面のうち上記突条26b
と対応した部分に切欠26c、26cが形成されており
、該切欠26c、26cの側方を向いた面から互いに同
軸な2つの支点ビン27.27が各別に突設されている
また、主部26の前面の下側縁に近接した位置に左右方
向に延びる覆い突条28が形成され、更に、左右両端の
下端から比較的短い腕29.29が後方へ向けて突設さ
れ、該腕29.29の先端部に小さな円柱状をした被ガ
イドビン30.30が側方へ向けて突設されている。
31.31は主部26の左右両端部から下方へ向けて突
設された被押圧部であり、該被押圧部31.31の下面
から主部26の上面までの間の間隔は前蓋13の前面部
14の下面から上面部15の下面までの間の間隔より僅
かに小さくされている。
そして、前記支点ビン27.27が前M13の支持片2
3.23に形成された支持孔23a、23aに各別に嵌
挿され、これにより、後蓋25が前蓋13の前面部14
の後側で前M13に回動自在に支持され、また、被ガイ
ドビン30.30がカセットケース2に設けられた後述
するガイド溝に摺動自在に係合され、それにより、後蓋
25は、前M13の回動に伴なって、第1図(A)に示
す閉蓋位置と第1図(C)に示す開蓋位置との間を移動
される。
32.32は後i25にその下端部が前蓋13に近づく
方向への回動力を付勢するためのトーションバネであり
、コイル部328132aと該コイル部32a、32a
の両端から各別に延びた2つの腕32b、32b及び3
2C132cを有し、コイル部32a、32aが支点ビ
ン27.27のうち主部26と支持片23.23との間
に位置した部分に外嵌されると共に、一方の腕32b、
32bの先端部が支持片23.23のバネ当部23b、
23bに後側から弾接し他方の腕32c、32cの先端
部が主部26の前面のうち切欠26c、26cの上側面
に連続する位置に前側から弾接されている。
しかして、このバネ32.32の弾発力により、後i2
5には右方から見て時計回り方向への回動力が付勢され
る。
(d、ガイド溝)[第1図、第3図乃至第5図] 33.33は上記被ガイドビン30.30の移動経路を
案内して後蓋25の前蓋13に対する姿勢を制御するた
めのガイド溝であり、上記案内機能の他に後i25を閉
蓋位置においてロックする機能を有し、カセットケース
2の前記壁24.24の内側面24a、24aに突条3
3a133aを設けることにより形成されている。
該ガイド溝33.33はその下端部を為す初期案内部3
4.34とそれに続く中間部35.35と更にそれに続
く終期案内部36.36とから成る。そして、初期案内
部34.34はカセットケース2の前面2aのテープ引
出領域に沿って掛は渡されている磁気テープ7の下側縁
と略同じ高さにあり、かつ、前M13が閉蓋位置に来て
いる状態での後i25の被ガイドビン30.30の回動
軌跡に略沿って延びるように形成されている。また、中
間部35.35は初期案内部34.34の後端に連続し
そこから上方へ向けて略真っ直ぐ延びるように形成され
、更に、終期案内部36.36は中間部35.35の上
端に連続してそこから右方より見て時計回り方向へ緩い
弧を描いて延びるように形成され、その上端は壁24.
24の上端面と略同じ高さで開放されている。
そして、このようなガイド溝33.33に後蓋25の被
ガイドビン30.30がそれぞれ摺動自在に係合されて
おり、従って、被ガイドビン30.30の移動経路はガ
イド溝33.33によって案内されることになる。
尚、ガイド溝33.33の後M25に対するロック機能
については後述する。
(a、後蓋の閉蓋位置の規定及び磁気テープの覆い)[
第1図(A)] 前記したように、後N25にはその下端が前蓋13に近
づく方向への回動力が付勢されており、また、ガイド溝
33.33の初期案内部34.34は閉蓋状態における
後i25の被ガイドビン30.30の回動軌跡に略沿っ
て延びるように形成されているので、前i13が閉蓋位
置に来ると、被ガイドビン30.30は、第1図(A)
に示すように、初期案内部34.34の略水平な内底面
34a、34aと略垂直な前側面34b、34bとに弾
接され、それにより、後i25がそれ以上上記方向へ回
動するのを阻止される。
この状態の後M25の位置が閉蓋位置であり、この状態
では主部26が磁気テープ7を挟んで前M13の前面部
14と略平行に対向し、かつ、その覆い突条28の前端
面が磁気テープ7の下縁より稍下方に位置し、かつ、前
蓋13の前面部14の背面に軽く接触するかあるいは掻
く近接したところに位置される。
しかして、閉蓋状態では、磁気テープ7のうちカセット
ケース2外に導出されている部分は前蓋13によって前
面側及び上方から覆われると共に?&fi25によって
後面側及び下方から覆われる。
(f、後ゑ及び前蓋のロック)[第1図]そして、閉蓋
状態において、後蓋25は開蓋位置側への移動を阻止さ
れる、即ち、閉蓋位置にロックされ、また、前i13は
後M25がロックされることによって閉蓋位置にロック
される。
このようなロックはガイド溝33.33の初期案内部3
4.34とバネ32.32の弾発力とにより行なわれる
。第1図(A)に示す直線Llは初期案内部34.34
の上面34c、34c (以下、「ロック面」と言う。
)の延長線、曲線Rは閉蓋状態において後M25を回動
させたと仮定したときに被ガイドピン30,30の外周
面のうちロック面34c、34cと接触している箇所の
回動軌跡、a線1は閉蓋状態において被ガイドビン30
.30の中心と支点ピン27.27の中心とを結ぶ線、
また、直線L2は上記直線λと回動軌跡Rとが交差する
点において回動軌跡Rに外接する外接線であり、ロック
面34c、34cは外接線L2に対して稍後ろ寄りに傾
いた方向(図面では略5°傾けた状態で示しである。)
に延びるように形成されている。
そこで、閉蓋状態から前i13を開蓋方向へ移動させる
力が加えられると、その力は後M25にも加えられる。
そして、後ゑ25にはバネ32.32による回動力が付
勢されているため、開蓋方向への力を加えられた被ガイ
ドビン30.30は、必ず、ロック面34c、34cに
直線2と略同じ方向で押し付けられることになる。そし
て、ロック面34c、34cは上記した傾きを有してい
るので、このロック面34c、34cに押し付けられた
被ガイドビン30.30には前方への移動力が生じるこ
とになり、従って、被ガイドビン30,30はいずれの
方向へも移動を阻止され、それによって、後M25の開
蓋方向への移動が阻止され、また、後M25の駆動が阻
止されることによって前i13の開蓋方向への移動も阻
止される。
しかして、後M25及び前蓋13がいずれも閉蓋位置に
おいてロックされることになる。
そして、@M13に対するロックは、後蓋25と連結さ
れている2つの箇所、即ち、左右両端より中央へ偏倚し
て位置した2つの支持片23.23に対して為されるの
で、閉蓋状態から前M13のいずれの位置を開蓋方向へ
押圧しても、前M13がねじられることは殆ど無く、従
って、その一部が開蓋方向へ変位して磁気テープ7が露
出したり、前3ii13が変形してしまうようなことは
無い。
尚、例えば、前M13の左右方向における寸法が比較的
小さい場合等、場合によっては、後蓋25をロックする
位置を1箇所とする、即ち、ガイド溝33.33の一方
の初期案内部34のみにロック面34cを形成すること
も考えられる。そして、このようにしても後蓋25に為
されたロックが前i13に作用する位置はその側端部よ
りかなり中央側へ寄った位置になるので、それだけでも
ねじれに対する強度を増すことができる。
また、後i25に回動力を付勢するためのバネ32.3
2はその一方のみであっても良く、更には、このバネを
後M25と一体に形成されたものとすることも考えられ
る。
(g、開M)[第1図(B)、第1図(C)]前N13
及び後M25の開蓋方向への移動は、テープカセット1
を記録再生装置に装着する際当該記録再生装置に設けら
れている開蓋手段により行なわれる。
即ち、前蓋13の前面部14の下端部のうち閉蓋位置に
来ている後i25の前記被押圧部31.31と対応した
位置には切欠14b、14bが形成されており、テープ
カセット1を記録再生装置のカセット挿入部に挿入する
と、先ず、開蓋手段のロック解除部が相対的に上記切欠
14b、14bを通してテープ引出用凹部9内に挿入さ
れて被押圧部31.31を後方へ向けて押圧し、それに
より、後M25が、第1図(B)に示すように反時計回
り方向へ回動されて前倒れの姿勢にされ、被ガイドピン
30.30がガイド溝33.33の初期案内部34.3
4と中間部35.35とが連続する位置へと移動され、
次いで、前M13に開蓋方向への力が加えられ、それに
より、前蓋!3が開蓋方向へ向けて回動される。そして
、この回動に伴なって、後N25は前蓋13に支持され
た位置が支点ピン17.17”を回動中心として、移動
して行くと共に被ガイドピン30.30の移動経路がガ
イド溝33.33の中間部35.35及び終期案内部3
6.36により案内されながら開蓋方向へ移動して行き
、第1図(C)に示す開蓋位置に到達する。
尚、被ガイドピン30.30が中間部35.35によっ
て移動方向を案内されている間は、後M25の前M13
の前面部14に対する傾きが徐々に増して行き、被ガイ
ドビン30.30が終期案内部36.36によって移動
方向を案内されている間は上記傾きが小さくなって行き
、開蓋位置に到達すると、後i25は前蓋13と略平行
な姿勢になる。
尚、前i13及び後i25の閉蓋方向への移動動作は、
上記した開蓋時の移動動作と逆の順序で行なわれる。
尚、上記したように、後M25の上端部を除く大部分は
開蓋方向への移動が開始する前に磁気テープ7から後方
へ大キ<離間されるので、後蓋25が静電気を有してい
たとしても、磁気テープ7が後M25に引きずられて8
勤してしまうようなことは無い。
また、前i13の前面部14の下端部のうち切欠14b
と14bとの間の部分14cは下端へ行くに従って後方
へ変位するように屈曲されており、従って、前M13の
中央部のうちその回動中心軸から一番遠い箇所の回動軌
跡r+  (第1図(A)参照)がこの下端部14cが
真っ直ぐであった場合の回動軌跡「2に較べて、距1!
taだけ後方に位置され、これにより、記録再生装置に
おけるカセット装着位置を上記距aaだけヘッドドラム
に近づけることができ、それにより、メカデツキの小型
化を図ることができる。
(F−2,第2の実施例)[第7図乃至第10図] 第7図乃至第10図は本発明テープカセットの第2の実
施例37を示すものである。
尚、この第2の実施例に係るテープカセット37は、前
記テープカセット1と比較して、全体の大きさと後蓋の
構造の一部とガイド溝の形状及びロック手段が相違する
が、その余の部分の形状や機能はテープカセット1にお
ける同様の部分の形状や機能と略同じである。従って、
説明は上記相違する部分についてのみ行ない、その余の
部分については、テープカセット1における同様の部分
に付した符号と同じ符号を付することにより説明を省略
する。
(a、後M) 38は後蓋であり、左右方向に長い板状をした主部39
と、左右方向に長い帯板状をしその幅方向における略中
間の部分が主部39の上端に連続した上面部40と、主
部39の左右両端面の略中央から突出した支点ピン41
.41と、主部39の左右両端の下端部から後方へ向け
て突出した腕42.42と、該腕42.42の先端部か
ら互いに反対側へ突出した被ガイドビン43.43とが
合成樹脂により一体に形成されて成る。
そして、支点ピン41.41が前M13の支持片23.
23の支持孔23a、23aに挿通されることにより前
M13に回動自在に支持され、また、その被ガイドビン
43.43はカセットケース2のテープ引出用凹部9の
内側面24a、24aに形成されたガイド溝44.44
に摺動自在に係合されていてその移動軌跡を案内される
ようになっている。
しかして、後i38は前i13の回動に伴なって第1O
図(A)に示す閉蓋位置と同図(B)に示す開蓋位置と
の間を移動されると共にその移動の間に前蓋13に対す
る姿勢を変化され、閉蓋状態では、後M38の主部39
が前蓋13の前面部+4に対して後ろ倒わに傾いた姿勢
で対向し、かつ、その上面部40がカセットケース2の
天板部45の一部を成すように位置すると共に前蓋13
の上面部15に後方から接触し、それにより、テープ引
出用凹部9の前面10と上面12が閉じられると共にカ
セットケース2の前面2aに沿って掛は渡されている磁
気テープ7が前蓋13及び後M38によって前後両側及
び上下両側から覆われ、そして、開蓋状態ではカセット
ケース2の前面2aが開放されると共に後蓋38がテー
プ引出用凹部9より高いところに位置される。
(b、  ロック子) 46は後蓋38を閉蓋位置にロックするためのロック子
であり、カセットケース2に回動自在に支持された回動
軸と該回動軸の上端部に固定された係合片と回動軸の下
端部に固定された被押圧腕等から成り、上記係合片が閉
蓋位置に来た後蓋38の上面部40に上方から係合する
ことによって後M38の閉蓋方向への移動を阻止するよ
うになっている。
(b−1,構造) 47は回動軸であり、その上端部寄りの箇所がカセット
ケース2の天板部45のうちテープ引出用凹部9に臨む
ように位置した前噛部の略中央部に形成された支持孔4
5aに挿通され、また、その下端部寄りの箇所がテープ
引出用凹部9の奥面9aの下端部から突設された軸受部
48の孔48aに挿通されており、これにより、カセッ
トケース2に軸回り方向へ回動自在に支持されている。
そして、回動軸47の上端部に係合片49の基端部が固
定され、また、回動軸47の下端部に被押圧腕50の基
端部が固定されている。従って、係合片49と被押圧腕
50は回動軸47を介して一体化されている。
51は天板部45の上面のうち支持孔45aを含む位置
に形成された浅い凹部、52は後蓋38の上面部40の
上面のうち後半部の左右方向における略中央部に形成さ
れた浅い凹部であり、これら2つの凹部51と52は後
M38が閉蓋位置に来た状態で互いに連続して、上方か
ら見て、支持孔45aを要とした略扇形を為すように形
成されている。
そして、係合片49は上記凹部51.52の深ざと略同
じ厚さを有し、互いに連続した状態の2つの凹部51と
52の中で中心角で略90°の範囲内で回動し得るよう
に配置されている。即ち、係合片49は、第7図に実線
で示すように、その長手方向が略前後方向に延びる向き
となって回動端部49aが後i3B側の凹部52内に位
置したロック位置と、同図に2点鎖線で示すように、上
方から見て上記ロック位置より反時計回り方向へ略90
°移動してその全体が天板部45側の凹部51内に位置
したロック解除位置との間で移動されるように設けられ
ている。
尚、係合片49と被押圧腕50とは回動軸47の軸回り
方向において、略45°位置がずれており、係合片49
がロック位置に来た状態では、被押圧腕50が回動軸4
7から略前方斜め右側へ向けて突出するように位置され
る。
また、カセットケース2の底板部22の下面の前端部の
うち前方から見て回動軸47の右側の位置に浅い凹部5
3が形成されており、係合片49がロック解除位置へと
移動するときは、被押圧腕50が上記凹部53内に位置
される。
更に、前蓋13の前面部14の下端部及び後蓋38の主
部39の下端部のうち上記凹部53と対応した位置に切
欠14d、39aが形成されている。
そして、回動軸47の下端部寄りの位置には銃形バネ状
をした戻しバネ54のコイル部54aが外嵌されており
、該戻しバネ54の一方の腕54bがテープ引出用凹部
9の奥面9aに弾接され、他方の腕54cが被押圧11
iii50の基端部に係止されており、それにより、ロ
ック子46に、常時、上方から見て時計回り方向への回
動力が付勢されている。
(b−2,作用) しかして、後i38が閉蓋位置に来た状態では、係合片
49の回動端部49aが後M38の凹部52内に位置さ
れ、それにより、後i38の開蓋方向への8勅が阻止さ
れ、また、後蓋の開蓋方向への移動が阻止されることに
よって前i13の開蓋方向への移動が阻止される。
このようにして、前M13と後M38がそれぞれ閉蓋位
置にロックされる。
そして、後M38に対するロックはその左右方向におけ
る中間部に対して為されるので、このロックは後M38
の左右両側端部と連結されている前M13に対しても及
ぶことになり、従って、閉蓋状態における前蓋13のね
じれに対する強度が強くなり、その側端部に開蓋方向へ
の力を加えられても容易には開蓋方向へ変位することが
無い。
また、テープカセット37が記録再生装置のカセット挿
入部に挿入されると、記録再生装置側に設けられたロッ
ク解除手段が、相対的に、前蓋13の切欠14d及び後
i38の切欠39aを通してテープ引出用凹部9内に挿
入されて被押圧腕50を後方へ向けて中心角で略90°
押圧し、それにより、係合片49がロック解除位置へと
移動される。そして、その状態から前i13及び後蓋3
8がrJJM位置へ向けて移動される。
尚、テープカセット37の記録再生装置からの取出が行
なわれる際、前蓋13はトーションバネ19によって閉
蓋位置に戻され、それに伴ない後M38も閉蓋位置に戻
され、後M38が閉蓋位置に戻ると、ロック子46が戻
しバネ54によって、時計回り方向へ回動し、それによ
り、係合片49がロック位置へと移動されて後i38を
ロックすることになる。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テー
プカセットは、テープの一部がカセットケース前面のう
ち両端のテープ出口の間のテープ引出領域に沿って延び
るようにカセットケース外に導出され、カセットケース
前面の全域を覆うべくカセットケースに回動自在に支持
された前蓋と上記テープの一部を後側から覆うべく前蓋
に回動自在に支持された後蓋とを備え、これら蓋が閉蓋
位置にある非使用状態では前蓋と後蓋とによフてテープ
を前後両側から覆うようにしたテープカセットであって
、非使用状態において後蓋を閉蓋位置にロックするロッ
ク手段を設けたことを特徴とする。
従って、本発明テープカセットによれば、ロック手段に
より後蓋に対して為されたロックは、前蓋に対しては、
これと後蓋との連結箇所、即ち、少なくとも両端部より
は中央側へ寄った位置に対して作用することになるので
、前蓋におけるロツりが為される位置から側端部までの
間の踏動が短くなり、それにより、閉蓋状態から前蓋の
側端部に加えられた開蓋方向への力によるねじれに対す
る強度が高くなるので、そのような力を加えられても、
前蓋が容易には開蓋方向へ変位せず、また、容易に変形
されることも無い。
尚、前記した第1の実施例においては、後蓋に回動力を
付勢するためのバネと後蓋の移動軌跡を案内するための
ガイド溝の一部を利用して後蓋を閉蓋位置にロックする
ことができるようにしたが、このようにすることにより
、特別なロック手段が不要になるので、構造の簡素化を
も図ることができる。
その他、上記各実施例に示した具体的な形状や構造は、
本発明の実施に当ってのほんの一例を示したものにすぎ
ず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明テープカセットの第1の実施
例を示すものであり、第1図は前蓋及び後蓋の閉蓋位置
から開蓋位置への移動を(A)から(C)へ経時的に示
す要部の拡大垂直断面図、第2図はrAM状態の斜視図
、第3図は開蓋状態の斜視図、第4図は第1図(A)の
IV −IV線に沿う一部省略拡大断面図、第5図は一
部を分解して示す斜視図、第6図は後蓋の両t4部と前
蓋の支持部を一部を切り欠いて示す拡大斜視図、第7図
乃至第10図は本発明テープカセットのN2の実施例を
示すもので、第7図は閉蓋状態の斜視図、第8図は開蓋
状態の斜視図、第9図は前蓋と後蓋とロック子を分解し
て示す斜視図、第10図(A)は閉蓋状態の要部拡大垂
直断面図、第10図(B)は開蓋状態の要部拡大垂直断
面図である。 符号の説明 1・・・テープカセット、 2・・・カセットケース、  2a・・・前面、7・・
・テープ、  8.8′・・テープ出口、13・・・前
蓋、 25・・・後蓋、 30.32.34c・・・ロック手段、3フ・・・テー
プカセット、 38・・・後蓋、  46・・・ロック手段用 願 人 ソ ニー株式会社 一部省町 δ拡大断面図(f−IV線) 手続補正書 (自発) 平成1年12月25日 平成1年 特 許 願 第289670号 2゜ 発明の名称 テープカセッ ト 3、補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 テープの一部がカセットケース前面のうち両端のテープ
    出口の間のテープ引出領域に沿って延びるようにカセッ
    トケース外に導出され、カセットケース前面の全域を覆
    うべくカセットケースに回動自在に支持された前蓋と上
    記テープの一部を後側から覆うべく前蓋に回動自在に支
    持された後蓋とを備え、これら蓋が閉蓋位置にある非使
    用状態では前蓋と後蓋とによってテープを前後両側から
    覆うようにしたテープカセットであって、 非使用状態において後蓋を閉蓋位置にロックするロック
    手段を設けた ことを特徴とするテープカセット
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