JP3085920B2 - インクリボンカセット - Google Patents
インクリボンカセットInfo
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- JP3085920B2 JP3085920B2 JP09137612A JP13761297A JP3085920B2 JP 3085920 B2 JP3085920 B2 JP 3085920B2 JP 09137612 A JP09137612 A JP 09137612A JP 13761297 A JP13761297 A JP 13761297A JP 3085920 B2 JP3085920 B2 JP 3085920B2
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- ribbon
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Description
を付与するリボン押圧機構を改良したインクリボンカセ
ットに関する。
ボンを一定のテンションを保ちながら搬出させるために
リボン押圧機構を備えており、図3、図4に示すものが
知られている。このリボン押圧機構は、カセット本体1
を底片2と側片3、4、5で上方が開口した箱状に形成
し、側片3、4が互いに直交する部位において一側の側
片3の内壁と他側の側片4の先端部との間に隙間を形成
してスリット状のリボン出口6を設けている。そして、
側片4の先端部の上面を凹陥して側片3の内壁に向けて
開口する駒収納穴7を形成し、一方、摘み部8を上面に
形成した板片9と、この板片9の先端から下向きに垂下
するリボン押圧片10からなる駒11を形成し、駒収納
穴7内に駒11のリボン押圧片10を側片3の内壁に対
向させ、かつ駒11の底をカセット本体1の底辺2に接
して収納し、摘み部8を駒収容孔7から外に出し、リボ
ン押圧片10と駒収納孔7の奥面との間にこの両者に接
触するバネ12を挿入している。
ては、インクリボン13を交換するために駒11をスラ
イドさせようとすると駒11の浮き上がりが生じて円滑
に作動しないという欠点があった。その原因は、摘み部
8に対する使用者の与える力Fが図4に示すように力F
の方向が接触底面Tを通過せず、このため駒11がA点
を中心に回転してしまうからである。
長くして接触底面を長くするか、使用者の力Fが下向き
方向に与えられても作動するようにすればよいが、次の
ような新たな問題が生じる。すなわち、前者ではインク
リボンカセットの限られたスペースの中での設計におい
て駒11を長くするということはデッドスペースの増加
につながりリボン収納スペースが減るという欠点があ
る。また、後者では、使用者の与える力Fの成分のう
ち、バネ12を押すための水平成分Fx(図4)が小さ
くなること、垂直成分Fy(図4)が増すと底辺2との
摩擦力も比例して増すことから等から駒11が円滑に作
動できないという欠点がある。
して、図5、図6に示すものが考えられる。このリボン
押圧機構は、駒11をカバー部材14で覆い、カバー部
14の上面に穿設したガイド孔15から摘み部8を外に
出したものである。
カバー部材14を使用したリボン押圧機構にあっては、
摘み部8に対する使用者の与える力Fが図5に示すよう
に力Fの方向が接触底面を通過せず、このため図7に示
すように駒11がA点を中心に回転してしまい、カバー
部材14は過度の回転を防止するに過ぎないため円滑な
作動が望めず、しかもカバー部材14を用いるため部品
点数が増えるという欠点がある。
ンを付与する押圧機構を簡単な構成としたインクリボン
カセットを提供することを目的とする。
載された発明は、「(A)カセット本体を底片と側片で
上方が開口した箱状に形成し、側片が互いに直交する部
位において一側の側片の内壁と他側の側片の先端部との
間に隙間を形成してスリット状のリボン出口を設け、他
側の側片の先端部上面に形成した凹陥部の底面に一側の
側片の内壁に向けて開口する駒収納穴を形成し、(B)
摘み部を上面に形成したスライド片と、このスライド片
の先端から下向きに垂下するリボン押圧片からなり、ス
ライド片の横幅を駒収納穴の内幅よりやや大きくした駒
を形成し、(C)駒収納穴内にリボン押圧片を一側の側
片の内壁に対向させ、かつカセット本体の底片と非接触
状態に収納し、スライド片の下面を凹陥部の底面に載
せ、リボン押圧片と駒収納部の奥面との間にこの両者に
接触するバネを挿入してなるインクリボンカセット。」
である。
実施の形態を図1、図2を参照して説明する。図1は発
明のインクリボンカセットの要部断面図、図2は図1の
A−A線に沿う断面図である。従来例と同じ部分は同じ
符号を付して示している。
と同様に、カセット本体1を底片2と側片3、4、5で
上方が開口した箱状に形成し、側片3、4が互いに直交
する部位において一側の側片3の内壁と他側の側片4の
先端部との間に隙間を形成してスリット状のリボン出口
6を設けている。そして、摘み部8を備えた駒11をコ
イルバネ12で付勢している。
た従来例のカバー部材を用いたものと次ぎの点が相違す
る。すなわち、側片3の先端部上面に凹陥部16を形成
し、凹陥部16の底面に一側の側片の内壁に向けて開口
する駒収納穴17を形成する点、および摘み部8を上面
に形成した板片18と、板片18の両側から下向きに垂
下する側片18a、18bと、板片18の先端から下向
きに垂下するリボン押圧片19からなり、板片18の横
幅Lを駒収納穴17の内幅よりやや大きくし、カセット
本体1の底片2と非接触状態にするためにリボン押圧片
19の垂下長さを駒収納穴17の深さよりやや短くした
駒11を形成する点、駒収納穴17内にリボン押圧片1
9を側片3の内壁に対向させて収納し、板片18の下面
を凹陥部16の底面に載せる点、駒11の側片18a、
18bに形成した係合爪11aを側片4に形成されて駒
11のスライド方向に沿うガイド溝4aに係合して駒1
1の抜けを防止している点である。
圧片19がカセット本体1の底片2と接触せず、駒11
のスライドする部分が板片17を載せた凹陥部16底面
であるため、インクリボン交換のため駒11をスライド
させる際、摘み部8に対する使用者の与える力Fの方向
が摘み部8の近くの接触底面、すなわち凹陥部16底面
を通過することとなる。このため駒11は回転せずに円
滑にスライドすることが可能となる。
ボン交換の際、インクリボンを押圧する駒を回転せずに
円滑にスライドすることができ、また、この駒のスライ
ドを部品点数の少ない機構で構成することができる。従
って簡単かつ確実なテンション付与機構を備えたインク
リボンカセットが得られる。さらに駒の側部に形成した
係合爪をカセット本体の側片に形成したガイド溝に係合
しているため駒が抜け落ちることもない。
ある。
セットの要部斜視図である。
る。
略した断面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】(A)カセット本体を底片と側片で上方が
開口した箱状に形成し、側片が互いに直交する部位にお
いて一側の側片の内壁と他側の側片の先端部との間に隙
間を形成してスリット状のリボン出口を設け、他側の側
片の先端部上面に形成した凹陥部の底面に一側の側片の
内壁に向けて開口する駒収納穴を形成し、(B)摘み部
を上面に形成したスライド片と、このスライド片の先端
から下向きに垂下するリボン押圧片からなり、スライド
片の横幅を駒収納穴の内幅よりやや大きくした駒を形成
し、(C)駒収納穴内にリボン押圧片を一側の側片の内
壁に対向させ、かつカセット本体の底片と非接触状態に
収納し、スライド片の下面を凹陥部の底面に載せ、リボ
ン押圧片と駒収納部の奥面との間にこの両者に接触する
バネを挿入してなるインクリボンカセット。 - 【請求項2】駒の側部に形成した係合爪をカセット本体
の側片に形成したガイド溝に係合した請求項1に記載の
インクリボンカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09137612A JP3085920B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | インクリボンカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09137612A JP3085920B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | インクリボンカセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309855A JPH10309855A (ja) | 1998-11-24 |
JP3085920B2 true JP3085920B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=15202758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09137612A Expired - Fee Related JP3085920B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | インクリボンカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085920B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108749366A (zh) * | 2018-06-01 | 2018-11-06 | 苏州市东成办公科技有限公司 | 一种可更换碳带碳带盒 |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP09137612A patent/JP3085920B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10309855A (ja) | 1998-11-24 |
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