JPH073292Y2 - 記録計の記録紙ユニット - Google Patents

記録計の記録紙ユニット

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JPH073292Y2
JPH073292Y2 JP12284089U JP12284089U JPH073292Y2 JP H073292 Y2 JPH073292 Y2 JP H073292Y2 JP 12284089 U JP12284089 U JP 12284089U JP 12284089 U JP12284089 U JP 12284089U JP H073292 Y2 JPH073292 Y2 JP H073292Y2
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JP
Japan
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unit
recording paper
recorder
bottom member
storage
Prior art date
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Application number
JP12284089U
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JPH0361522U (ja
Inventor
明夫 佐藤
芳昭 山本
Original Assignee
大倉電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は記録計の記録紙ユニットに関し、とくに記録計
上の記録位置から送られてくる折畳み式記録紙を格納す
る格納部の容積を大きくした記録計の記録紙ユニットに
関する。
【従来の技術】
従来の記録計用記録紙送りユニットの一例として、本出
願人が実公昭58-13707号公報に開示した構造を第4図な
いし第6図に示す。記録紙送りユニット1は、内器14の
側板14a、14bの間に保持される。未記録の記録紙2が記
録紙送りユニット1の箱体3の収納部3Rに装填され、ス
プロケット6により繰出されて記録を受けた後格納部3F
に格納される。収納部3R及び格納部3Fは、中間仕切板4
によって箱体3を仕切って作られる。紙押えカバー5が
収納部3Rの頂部開口を覆い、記録紙2をスプロケット6
に密着させるばね部53aの基部が紙押えカバー5に固定
される。紙押えローラによりスプロケット6上における
記録紙2の押えを一層確実にする。仕切板4の収納部3R
側には、折畳み式記録紙2の二重繰出し防止用の突出部
41aが設けられている。 プレート8が箱体3の底面における軸9に回転自在に取
付けられる。同じく底面に取付けられた板ばね10の押圧
力により、ユニット1が内器14に装着されていない時の
プレート8を箱体3の底壁1a(第6図)とほぼ平行に保
つ。ユニット1を内器14に装着には、プレート8が上記
状態に保たれたユニット1を内器14内へ挿入した後プレ
ート8を板ばね9の弾力に抗して軸9の回りに時計方向
に回転させ、プレート8の下端折曲部によって板ばね10
を介し内器14の底板部143を押下げる。その底板部143の
弾性反力により、ユニット1を内器14内に保持する。ユ
ニット1を引出すには、まずプレーと8を軸9の回りに
反時計方向に回転させ、プレート8下端折曲部を板ばね
10及び内器底板部143の弾性力から開放すればプレート
8を把手としてユニット1を内器14から抜出すことがで
きる。
【考案が解決しようとする課題】
各種制御及び監視の自動化が進むに伴い、長時間の自動
記録が求められるので、使われる記録紙2の長さも増大
している。このため記録紙送りユニット1の箱体3の記
録紙収容能力、即しその容積も増大の傾向にある。しか
し、従来のユニット1には第6図に間隔Dで示されるよ
うに箱体3の底壁と内器14の底板部143との間に無駄な
空間があり、記録紙収容能力の点で改善の余地が認めら
れた。 他方、機器小形化の面から機器14の大きさに制限があ
り、しかも技術の高度化に伴い内器14に搭載される器具
数は増加傾向にあるので、記録紙ユニット1の高さを高
くするのは実用面から困難である。 従って、本考案の目的は記録紙収容能力の大きい記録計
の記録紙ユニットを提供するにある。
【課題を解決するための手段】
第1図の実施例を参照するに、本考案による記録計の記
録紙ユニットは、記録計内器14に着脱自在に取り付けら
れるスプロケット30付き記録紙ユニット20であって、対
向側壁21間の中間仕切壁22により該中間仕切壁22の後方
及び前方に画成された有底収納部24a及び底部開放格納
部24b、前記中間仕切壁22の下端部に該仕切壁22と一体
に形成されたリブ23、前記リブ23の下方で前記側壁21に
枢支された格納部用底部材25、前記側壁21の前記格納部
24bの前端近傍に穿たれた縦長案内孔29に嵌入する如く
前記底部材25の前端近傍に固定された案内ピン28、並び
に前記のリブ23と前記底部材25の後端部との間に挿入さ
れて前記底部材25を下向きに押圧するばね部材30を備え
てなる構成を用いる。 記録計の記録紙ユニット20の使用時には、前記底部材25
を前記ばね部材30により前記案内孔29中の案内ピン28の
案内のもとで押下げることにより前記格納部24aの容積
を増大する。
【作用】
本考案の記録計の記録紙ユニット1の使用時には、格納
部24bの側壁下端21aとこの時内器底板部143に接してい
る底部材25との間隔Eを、第1図から理解されるように
記録紙2の格納に利用することができる。従来の記録紙
送りユニット1においては、第6図から明らかなように
記録紙2の格納に利用できる格納部3Fの容積がユニット
1の側壁の下端で限定されており、箱体3の底壁1aと内
器底板部143との間の間隔Dは無駄になっている。従っ
て、本考案によれば、少なくとも格納部24bの記録紙格
納能力を高めることができる。こうして本考案の目的で
ある「記録紙収容能力の大きい記録計の記録紙ユニッ
ト」の提供が達成される。
【実施例】
第1図から第3図までの実施例において、格納部24bに
対する底部材25は、その後端部近傍の1対のブラケット
部26aとその前端部近傍の1対のブラケット部26bとを有
する。後方のブラケット部26aの対が枢支ピン27により
リブ23の下方でユニット側壁21に枢支される。前方のブ
ラケット部26bの対はそれぞれ先端部分に案内ピン28を
有する。ユニット20前面近傍で格納部24bの側壁下端21a
に接近して両側壁21に穿たれた縦長の案内溝29に、それ
らの案内ピン28が嵌入する。底部材25の前方ブラケット
部26b近傍に、内器14の底板部143との接触のための突部
34が形成される。 ばね部材30の保持を確実にするため、底部材25の後端を
上向きに曲げて折曲げ部25aとし、ばね部材30の一端を
この折曲げ部25aに当接して係止する。 また収納部24aを斜に形成してその深さを大きく取り、
この部分においても記録紙収納能力を上げている。 本考案の記録紙ユニット20を内器14へ装着するには、第
2図に示されるようにまずユニット20の後端部分を内器
14内へ差込み、底板部25の突部34を内器底板部143の前
端縁に当接させる。次いで第2図の黒矢印のようにユニ
ット20を押込めば、底部材25がばね部材30の弾力に抗し
て同図の矢印Rの方向、即ちユニット側板下端21の方向
へ回転し、第3図に示されるように、突部34が底板部14
3の前端縁を乗り越えて内器底板部143の上へ進行し、記
録紙ユニット20のスプロケット軸31が内器側板14a、14b
の係止溝33の前方垂下部の下端に係合してユニット底板
部25が側板下端21aに最も近ずく。その後さらにユニッ
ト20を押込めば、スプロケット軸31が上方へ移動して上
記係止溝33に嵌入すると同時に底板部25がばね部材30の
弾性力によって側板下端21aから離れ、ユニット20が作
動位置に装填される。 作動位置にあるユニット20を内器14から引出すには、ス
プロケット30又は他のユニット20上端部分を押し下げな
がら上記と逆の順序で引張ればよい。 本考案者は、第1図の距離Eを約4mmとした場合に約4
メートルの記録紙2をこの部分に格納することができる
ことを実験的に確認した。類似の従来構造の第6図の場
合に、格納容量が約8メートルであるので約50%の格納
容量増加が達成されたことになる。
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案による記録計の記録紙
ユニットは、下向きの弾性偏倚力が加えられた可動底部
材25を格納部24bの底部に対向させ、側板下端21aと内器
底部材143との間の空間をも記録紙格納に有効に利用す
るので、次の効果を奏する。 (イ)記録紙ユニットの高さを増すことなく、内器の限
度一杯に記録紙収納容量を増大させることができる。 (ロ)部品点数が少なく簡単な構造の記録計の記録紙ユ
ニットを提供することができる。 (ハ)長時間記録型の自動記録計を提供することができ
る。 (ニ)ワンストロークで記録計内器に着脱できる記録紙
ユニットを提供することができる。 (ホ)小形であって、内器に占有する空間が少なく、内
器に対する他の多くの器具例えば多数の記録ペンユニッ
トの取付けを可能にするので、多ペン記録計などの用途
に適する。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の図式的断面図、第2図及び第3図は
内器への装着方法の説明図、第4図から第6図までは従
来技術の説明図である。 1……記録紙送りユニット、2……記録紙、3……箱
体、4……中間仕切板、5……紙押えカバー、6……ス
プロケット、7……紙押えローラ、8……プレート、9
……軸、10……板ばね、14……内器、20……記録紙ユニ
ット、21……側壁、22……中間仕切壁、口23……リブ、
24a……収納部、24b……格納部、25……底部材、26a、2
6b……ブラケット部、27……枢支ピン、28……案内ピ
ン、29……案内孔、30……ばね部材、31……スプロケッ
ト、32……スプロケット軸、33……係止溝、34……突
部、143……内器底板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録計の内器に着脱自在に取り付けられる
    スプロケット付き記録紙ユニットにおいて、対向側壁間
    の中間仕切壁により該中間仕切壁の後方及び前方に画成
    された有底収納部及び底部開放格納部、前記中間仕切壁
    の下端部に該中間仕切壁と一体的に形成されたリブ、前
    記リブの下方で前記側壁に枢支された格納部用底部材、
    前記側壁の格納部前端近傍に穿たれた縦長案内孔に嵌入
    する如く前記底部材の前端近傍に固定された案内ピン、
    並びに前記のリブと前記底部材の後端部との間に挿入さ
    れて前記底部材を下向きに押圧するばね部材を備え、使
    用時に前記底部材を前記ばね部材により前記案内孔中の
    案内ピンの案内下に押下げて前記格納部の容積を増大し
    てなる記録計の記録紙ユニット。
JP12284089U 1989-10-20 1989-10-20 記録計の記録紙ユニット Expired - Lifetime JPH073292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12284089U JPH073292Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 記録計の記録紙ユニット

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JP12284089U JPH073292Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 記録計の記録紙ユニット

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Publication Number Publication Date
JPH0361522U JPH0361522U (ja) 1991-06-17
JPH073292Y2 true JPH073292Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31670838

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JP12284089U Expired - Lifetime JPH073292Y2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 記録計の記録紙ユニット

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JPH0361522U (ja) 1991-06-17

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