JP2601627Y2 - 蓋体などのロック装置 - Google Patents

蓋体などのロック装置

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JP2601627Y2
JP2601627Y2 JP1993057979U JP5797993U JP2601627Y2 JP 2601627 Y2 JP2601627 Y2 JP 2601627Y2 JP 1993057979 U JP1993057979 U JP 1993057979U JP 5797993 U JP5797993 U JP 5797993U JP 2601627 Y2 JP2601627 Y2 JP 2601627Y2
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孝士 太田
純一 真間
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、収納ケースなどの蓋
体を閉蓋下時に蓋体が不用意に開くのを防止するための
ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物品を保管したり運搬するときには、図
1(a)、(b)に示すような収納ケース1を用いるこ
とが多い。このような収納ケース1は、ケース本体11
等に蝶番50等で開閉自在に取り付けられた蓋体12を
有している。またケース本体11と蓋体12の合わせ部
にはロック装置2が取り付けられている。
【0003】このロック装置2は同図に示すように蓋体
12に取り付けられたロック片21と、ケース本体11
等に取り付けられたロック部24とで構成されている。
ロック部24は矢印A方向に移動可能であると共にロッ
ク片21側にスプリング(図示せず)等で付勢されてい
る。そしてロック部24がロック片21に掛止すること
で蓋体12が不用意に開かないようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の収納ケース1で
は、蓋体12を閉じた状態でケース本体11と蓋体12
の間に隙間Cが生じることがある。これは、ケース本体
11もしくは蓋体12に寸法的な誤差があったり、ロッ
ク装置2の取付位置が一定しなかったり、また、ケース
本体11及び蓋体12両者が薄肉で成形されているので
変形してしまったりするからである。従来のロック装置
ではこの様な隙間Cの発生を防ぐことができなかった。
そこで改善案として本出願の出願人による実用新案出願
(実出平4−15691)等があるが、ロック装置の操
作部が斜めに動き操作する際に違和感を覚えるものであ
った。
【0005】この考案は上述したような課題を解決し、
先の本出願人による考案を更に改善したものであって、
ケース本体と蓋体との間に生ずる隙間を防止することが
可能で、かつ操作する際の操作性を改善したロック装置
を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案においては、収納ケース等の本体に対して開閉可
能に配された蓋を閉状態にロックするために設けられた
蓋体などのロック装置において、上記蓋に設けられたロ
ック片と、長手形状の一端部近傍に上記ロック片に掛止
可能なロック部を有し、他端部近傍に操作部を有すると
ともに長手方向に摺動するよう上記本体に摺動支持され
たスライダで構成され、上記スライダはその操作部近傍
で上記長手方向に対して略平行に摺動支持されると共
に、ロック部近傍で上記長手方向に対し所定角度をもっ
て摺動支持されるよう構成されたことを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】図3(a)に示すように、ロック装置2をロッ
クする前は蓋体12の閉じた状態でケース本体12との
間に隙間Cが生じることがある。このときスライダー部
22の操作部23は指で横(矢印B)方向に操作されて
いる。ここで操作部23から指を離すとスプリング25
の付勢力でスライド部22が操作部23に近いガイド穴
27aにおいてはガイド穴27aに沿って横方向に、逆
のロック部24に近いガイド穴27bにおいてはガイド
穴27bに沿って動く。この途中でロック部24がロッ
ク片21に掛止され、この状態で更にロック部24がガ
イド穴27bに沿って移動する。そして同図(b)が示
すように蓋体12が本体11に当接した時点でスライド
部22が停止する。これによって隙間Cが解消され操作
部も斜めに動くことがない。
【0008】
【実施例】続いて、この考案に係わる蓋体などのロック
装置の一実施例について図面を参照して詳細に説明す
る。尚、上述と同一の部分には同一の符号を付けて詳細
な説明は省略する。
【0009】図1は本考案による蓋体などのロック装置
2を適用した収納ケース1を示す。この収納ケース1の
蓋体12は、片側を蝶番50でケース本体に取り付けら
れている。蝶番50の反対側にはロック装置2が取り付
けられている。このロック装置2は、蓋体12に取り付
けられたロック片21とケース本体11に取り付けられ
たスライダー部22と、このスライダー部22を蓋体1
2が閉じる方向に付勢するスプリング25と、ケース本
体11に取り付けられてスライダー部22の移動方向を
規制するガイドピン26a、bで構成されている。
【0010】スライダー部22は比較的長尺でケース本
体11の横方向に沿って配置されており、両端がわには
図2(a)に示すような適宜な長さのガイド穴27a,
bが設けられている。ガイド穴27aはケース本体11
の横方向と平行に設けられ、ガイド穴27bはスライダ
ー部22が横方向へ移動した際ロック部24が矢印E方
向へ移動するようケース本体11の横方向に対しある角
度を持って設けられている。
【0011】ガイド穴27a,bにはケース本体11に
固定されたガイドピン26a、bが設けられガイド穴2
7a、bのそれぞれの方向にスライダー部22の動きを
規制している。またガイドピン26a、bの先端にはス
ライダー部22が抜け外れないように頭部28が設けら
れている。 更にスライダー部22は下側中央部とケー
ス本体11との間に介装されたスプリング25によっ
て、左方向に常に付勢されている。ガイド穴27a付近
には操作部23が設けられ、ここを指で操作することに
より、スライダー部22をスプリング25の付勢力に対
抗して横へ移動させることが容易になる。スライダー部
22の上部でガイド穴27bの近くには、蓋体12が閉
じた状態の時ロック片21に掛止可能なロック部24が
突設されている。
【0012】いま、蓋対12を閉蓋したときロック装置
2が解除されている状態では各部の寸法誤差、取付位置
のずれ、各部の変形などで隙間Cが発生しているものと
する。このときスライダー部22は操作部23を指など
で右方向へ操作することによりロック片21から離れて
いる。ここで操作部23から指を離すとスプリング26
の付勢力でロック部24がガイド穴27bに沿って斜め
下方に引き下げられ、そしてロック部24がロック片2
1に掛止される。
【0013】このときガイドピン26aとガイド穴27
a、ガイドピン26bとガイド穴27bとの間には動作
方向に対しまだ余裕があり、ロック部24はロック片2
1に掛止したまま更に斜め下に動く。そして同図(b)
に示すように蓋体12がケース本体11に当接した時点
でロック部24の動きが停止される。これによって、蓋
体12とケース本体11との間の隙間Cが解消される。
【0014】ロック部24はガイドピン26aを中心に
略回転運動をするため、図2(c)に示すようにガイド
ピン26bからの距離Rが遠いほど横方向の移動量Lに
対し上下方向の移動量Tが大きくなる。このガイドピン
26bからの距離Lは隙間Cの発生のしかたにより適宜
決めることで様々な収容体に合わせた効果が発揮でき
る。また、操作部23はガイド穴27bに沿って横方
向、つまり本体11と平行に動くので、指で操作した際
の違和感がない。
【0015】なお、この実施例では考案の内容を説明し
やすくするため、ロック装置2を収容体の外側に設けた
が、ロック装置2を収容体の内側に設け操作部23のみ
外側に出すようにしてもよく、その取付位置は本実施例
に限定されるものではない。
【0016】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案は、収納ケ
ースなどの蓋体を閉蓋したときに、蓋体が不用意に開く
のを防止するために取り付けられる蓋体などのロック装
置において、ロック部においては蓋体の閉蓋方向にロッ
ク手段を付勢する付勢手段を備え、操作部においては本
体と平行に動く操作部を設けたものである。
【0017】したがって、この考案によれば収納ケース
などの各部に寸法誤差があったり、各部の取付位置が多
少ずれていたり、あるいは各部が変形したりしても、蓋
体とケース本体との間に隙間が生ずるのを防止可能にな
るほか、蓋体の開閉を違和感のない自然な動作で行える
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本校案に係わる蓋体などのロック装置を適用し
た収納ケースの構成図。
【図2】実施例の動作を説明する説明図。
【図3】従来例に係わる蓋体などのロック装置を適用し
た収納ケースの構成図。
【符号の説明】
1 収納ケース 2 ロック装置 11 ケース本体 12 蓋体 21 ロック片 22 スライダー部 23 操作部 24 ロック部 25 スプリング 26a、b ガイドピン 27a、b ガイド穴 28 頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 35/44 - 35/54 B65D 39/00 - 55/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納ケース等の本体に対して開閉可能に
    配された蓋を閉状態にロックするために設けられた蓋体
    などのロック装置において、 上記蓋に設けられたロック片と、長手形状の一端部近傍
    に上記ロック片に掛止可能なロック部を有し、他端部近
    傍に操作部を有するとともに長手方向に摺動するよう上
    記本体に摺動支持されたスライダで構成され、 上記スライダはその操作部近傍で上記長手方向に対して
    略平行に摺動支持されると共に、ロック部近傍で上記長
    手方向に対し所定角度をもって摺動支持されるよう構成
    されたことを特徴とする蓋体などのロック装置
JP1993057979U 1993-09-30 1993-09-30 蓋体などのロック装置 Expired - Fee Related JP2601627Y2 (ja)

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JPH0722955U JPH0722955U (ja) 1995-04-25
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