JPH0315075Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0315075Y2
JPH0315075Y2 JP1985061097U JP6109785U JPH0315075Y2 JP H0315075 Y2 JPH0315075 Y2 JP H0315075Y2 JP 1985061097 U JP1985061097 U JP 1985061097U JP 6109785 U JP6109785 U JP 6109785U JP H0315075 Y2 JPH0315075 Y2 JP H0315075Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
coil
switch
heater
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985061097U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61177641U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985061097U priority Critical patent/JPH0315075Y2/ja
Publication of JPS61177641U publication Critical patent/JPS61177641U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0315075Y2 publication Critical patent/JPH0315075Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、電熱により蒸気を発生させる蒸気
発生装置を持つ蒸気滅菌器において、ヒータに通
電する大きな電流を制御するマグネツトスイツチ
の接点が溶着して閉じ切りになつてしまつたとき
に、このスイツチと直列に設けられた漏電ブレー
カを切つて蒸気発生装置の過熱、圧力過上昇の危
険を避けるための安全装置を得たものであつて、
蒸気発生装置を持つて蒸気を発生させる蒸気滅菌
器の安全度を高めるのに利用できるものである。
(従来の技術) 電熱により蒸気を発生させる蒸気発生装置を持
つ蒸気滅菌器は、小病院、医院等に設置する卓上
型のような小容量のもの、或は缶体と蒸気発生装
置とを別置した大容量のものが広く使用されてい
る。このような電熱により水蒸気を発生する蒸気
滅菌器は、簡便に使用できるだけに、安全対策は
十分に構じなければならない。
第4図は、このような電熱による蒸気発生装置
を有する蒸気滅菌器のうちで小型の蒸気滅菌器の
構造の概要を略示するもので、耐圧性の蓋1で密
閉できる耐圧性の缶体2の底部に電熱によるヒー
タ3及びその上方に多孔の台板4を設け、缶体内
に入れた水5を加熱して缶体内に蒸気を充満さ
せ、台板4に載せた被滅菌物を蒸気滅菌するもの
である。缶体2には圧力計6、安全弁7が取付け
られる。
ヒータ3に対する通電は、第5図のような回路
で行なわれる。200V三相交流の第一電源8に接
続される端子は、漏電ブレーカ9を経てマグネツ
トスイツチ10によりヒータ3に接続される。マ
グネツトスイツチ10は、コイル11への通電に
より閉じられてヒータ3に通電するものである。
マグネツトスイツチ10のコイル11には、起
動スイツチ12を閉じることにより、100V単相
交流の第二電源13から制御電流が流される。コ
イル11には、常時閉の温度調節用スイツチ1
4、圧力調節用スイツチ15が直列に接続されて
いて、缶体2内の温度及び圧力が異常に上昇する
と、別に設けた検知装置により上記両スイツチ1
4,15の一方又は双方を開いてコイル11への
通電を断ち、マグネツトスイツチ10を開いてヒ
ータ3への通電を止め、缶体内の温度、圧力が下
ると再び両スイツチ14,15の接点を閉じ、マ
グネツトスイツチ10を閉じられるようにしてい
る。平常時に於ける缶体2内の温度調節は、上記
両スイツチ14,15と直列に設けた別の温度調
節スイツチによりコイル11への通電を制御する
ことで行なつている。
(考案が解決しようとする問題点) このように構成される従来の蒸気滅菌器におい
ては、ヒータ3への大きな電流を断続させるた
め、マグネツトスイツチ10の接点が溶着し易
い。もしこの接点が溶着すると、温度調節用スイ
ツチ14、圧力調節用スイツチ15が開いても、
ヒータ3に電流が流れ放しになり、缶体内の圧力
が過度に上昇して危険である。
このような圧力過上昇の危険を避けるために安
全弁7が設けられているが、安全弁は時々蒸気放
出を行なわないと弁が固着して正常に作動しなく
なる恐れがあるので、これにのみ安全を頼るのも
危険である。
ロ 考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は、温度調節用スイツチ14、圧力調
節用スイツチ15が閉じているときは、コイル1
1に第二電源13の電圧が加わり、スイツチ1
4,15が開いたときはコイル11に電圧が加わ
らないことを利用して、この電圧の有無と、ヒー
タ3に流れる電流の有無とを検出し、コイル電圧
がないのにヒータ電流があるときは、漏電ブレー
カ9を開いてヒータ3への通電を止めるように構
成したものである。
(作用) マグネツトスイツチ10の接点が溶着して電流
が流れ放しになると、缶体2内の圧力が設定値以
上に上昇し、温度も過度に高くなるので、温度調
節用スイツチ14、圧力調節用スイツチ15が開
き、マグネツトスイツチのコイル11に第二電源
13による電流が流れなくなる。このため第二電
源13による電圧がコイル11に加わらなくな
る。
この考案は、コイル11に電圧が加わらなくな
つたことと、ヒータ3に電流が流れていることと
を、電圧検出器、電流検出器により検知し、この
二つの条件が揃つたときに漏電ブレーカ9を開
き、この条件が揃わないときは漏電ブレーカ9を
閉じておくように作用する。
上記二つの条件が揃つたとき、漏電ブレーカを
開くようにするには、増幅器やリレーの組合せで
もできるが、マイクロコンピユータを利用すれば
能率よく行なうことができる。
(実施例) 第1図は、この考案による蒸気滅菌器の電気的
制御構成の第一実施例を示す配線図である。第5
図と同等部分には同符号を使用して、次にこれを
説明する。
マグネツトスイツチ10からヒータ3へ電流を
流す回路に、電流検出器16を挿入し、コイル1
1に通電する回路には、コイル11の両端に加わ
る電圧を検出する電圧検出器17が接続されてい
る。両検出器16,17の出力は、マイクロコン
ピユータ18に入力され、ヒータ電流が流れてい
るのにコイル11の両端に電圧が加わつていない
ときはコンピユータ18から出力を出させて、こ
れを増幅器19で増力し、これを漏電ブレーカ9
の駆動部20に入れてブレーカ9を開き、ヒータ
3への電流を遮断するものである。
コイル11に加わる電圧の有無を電圧検出器1
7により検出する代りに、コイル11に流れる電
流を検出してもよい。
マイクロコンピユータにおける情報処理は、第
2図のようにして行なわれる。
第3図は本考案の第二実施例を示す。この第二
実施例は、第一実施例が比較的大きなヒータ電流
を直接検出する電流検出器16を使用するため、
電流検出器が高価になる欠点があつたのに対し
て、小電流検出により同じ作用をさせるように構
成したものである。
この実施例では、マグネツトスイツチとして接
点数が1個多いものを使用する。マグネツトスイ
ツチは接点数が種々のものが市販されており、こ
の実施例に使用するような4接点のものも3接点
と余り変らない価格で市販されている。この余分
の接点21と電池22、電流検出器23を直列に
接続し、電流検出器23の出力をマイクロコンピ
ユータ18に入力するようにしている。
このように構成すれば、マグネツトスイツチ1
0が溶着したときは、接点21が閉じられるか
ら、電流検出器23に電池22により電流が流
れ、この信号がマイクロコンピユータ18に入力
され、第一実施例の場合と同様に漏電ブレーカ9
を遮断するのである。第二実施例のように、電池
22による小電流の有無を検出する電流検出器2
3は、安価であるから、この安全装置の全体も安
価に製作することができる。
ハ 考案の効果 以上のように、この考案は、 (1) 蒸気滅菌器におけるマグネツトスイツチ10
の接点が溶着した場合に、これによる缶体内圧
力の過上昇の危険を避けることができる。
(2) 安全弁や温度調節用スイツチ14、圧力調節
用スイツチ15のみに頼ることなく、蒸気滅菌
器の安全信頼性を一層高めることができる。
(3) マイクロコンピユータ等を使用するが、これ
らは簡単なもので足りるから、安価にこの安全
装置を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例の構成を示す配線
図、第2図はマイクロコンピユータのフローチヤ
ート、第3図は本考案の第二実施例を示す第1図
同様の配線図、第4図は小型蒸気滅菌器を例示す
る略縦断面図、第5図は従来の蒸気滅菌器の回路
図である。 1……蓋、2……缶体、3……ヒータ、4……
台板、5……水、6……圧力計、7……安全弁、
8……第一電源、9……漏電ブレーカ、10……
マグネツトスイツチ、11……コイル、12……
起動スイツチ、13……第二電源、14……温度
調節用スイツチ、15……圧力調節用スイツチ、
16……電流検出器、17……電圧検出器、18
……マイクロコンピユータ、19……増幅器、2
0……駆動部、21……余分の接点、22……電
池、23……電流検出器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 漏電ブレーカ9と、コイル11への通電制御
    により接点を開閉するマグネツトスイツチ10
    と、ヒータ3とを直列に接続し、コイル11に
    は温度調節用スイツチ14、圧力調節用スイツ
    チ15を直列に接続した蒸気滅菌器において、
    ヒータ3への電流の有無を検出する電流検出器
    16,23と、温度調節用スイツチ14又は圧
    力調節用スイツチ15が開いたときコイル11
    の両端間に電圧がなくなることを検出する電圧
    検出器17とを設け、更に両検出器16,1
    7,23の出力を受けて、上記電流が存在し電
    圧が存在しないときに出力を出すマイクロコン
    ピユータ18と、このマイクロコンピユータ1
    8の出力を増幅して漏電ブレーカ9の駆動部2
    0に通電しこのブレーカ9を遮断する増幅器1
    9とを設けて構成した蒸気滅菌器の安全装置。 2 実用新案登録請求の範囲(1)に記載されたマグ
    ネツトスイツチ10を余分の接点21を有する
    ものとし、この接点21と直列に電池22、電
    流検出器23を接続して、電流検出器23を漏
    電ブレーカ9の駆動部20に接続した蒸気滅菌
    器の安全装置。
JP1985061097U 1985-04-25 1985-04-25 Expired JPH0315075Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985061097U JPH0315075Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985061097U JPH0315075Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61177641U JPS61177641U (ja) 1986-11-06
JPH0315075Y2 true JPH0315075Y2 (ja) 1991-04-03

Family

ID=30589056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985061097U Expired JPH0315075Y2 (ja) 1985-04-25 1985-04-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0315075Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5582314A (en) * 1978-12-15 1980-06-21 Matsushita Electric Works Ltd Contact anomaly detection circuit
JPS5776779A (en) * 1980-10-29 1982-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Power controller for electric cooking device
JPS587249A (ja) * 1981-07-06 1983-01-17 三洋電機株式会社 蒸気滅菌器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035184Y2 (ja) * 1979-02-27 1985-10-19 松下電工株式会社 発熱装置の温度制御回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5582314A (en) * 1978-12-15 1980-06-21 Matsushita Electric Works Ltd Contact anomaly detection circuit
JPS5776779A (en) * 1980-10-29 1982-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Power controller for electric cooking device
JPS587249A (ja) * 1981-07-06 1983-01-17 三洋電機株式会社 蒸気滅菌器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61177641U (ja) 1986-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080199164A1 (en) Babycare Heating Apparatus
JPS61284250A (ja) 乳児用瓶の加温及び殺菌装置
JPH0315075Y2 (ja)
US7112765B2 (en) Food cooking container with monitoring means for monitoring the operating temperature thereof
KR0125457Y1 (ko) 전자조리기의 과열방지회로
JPH078979Y2 (ja) 電気温水器
JP2517549Y2 (ja) 温水タンク
JP3177936B2 (ja) 調理器
JPH0546210B2 (ja)
KR19990038605U (ko) 가정용 온열 혈액촉진/통증치료기의 제어장치
JPS5833482Y2 (ja) 電気温水器
JPH0836401A (ja) 24時間風呂における安全装置
JPS615820A (ja) 電気湯沸し器
JPH0416680Y2 (ja)
JPS6315737Y2 (ja)
JPH0237164B2 (ja)
JP2581488Y2 (ja) 暖房便座の安全装置
JPH0493554A (ja) 電気温水器の制御装置
JPS63168118A (ja) 鍋なし表示付炊飯器
JPS637793Y2 (ja)
JPH0219595B2 (ja)
JPS636984Y2 (ja)
JP2828701B2 (ja) 蒸気滅菌器
JPH03125847A (ja) 電気温水器
JPS6343518A (ja) 異常対応装置