JPH0315047Y2 - - Google Patents

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JPH0315047Y2
JPH0315047Y2 JP1985107611U JP10761185U JPH0315047Y2 JP H0315047 Y2 JPH0315047 Y2 JP H0315047Y2 JP 1985107611 U JP1985107611 U JP 1985107611U JP 10761185 U JP10761185 U JP 10761185U JP H0315047 Y2 JPH0315047 Y2 JP H0315047Y2
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JP
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tube
inner layer
tip
layer tube
coil spring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、体腔内に挿入する内視鏡の挿入部の
挿入操作用に供する外套管に関するものである。
〔従来の技術〕
周知の如く、内視鏡の挿入部を体腔内、特に大
腸内への挿入にあたつては、内視鏡の挿入部を肛
門から挿入し、その先端部が直腸部、S字状結腸
部、下行結腸部を経て左結腸曲部に達したとき
に、反時計方向に前記の挿入部を捻りながら腸管
とともに約180゜回転させて下行結腸部とS字結腸
部のル−プを略直線状化せしめ、この略直線状態
を保持させながら、さらに内視鏡等の挿入部を大
腸の深部へと挿入するものであるが、下行結腸部
とS字状結腸部は、この操作に際しル−プを容易
に再形成するので、下行結腸部とS字状結腸部と
を略直線状化せしめるために、外套管を肛門より
下行結腸部にわたつて挿入した後に、前記の外套
管内に内視鏡等の挿入部を挿入するようにしてい
るが、これに使用されている従来の外套管を説明
すると、第3図において、外套管20は、ゴムや
熱可塑性樹脂等を形成用素材とする可撓性の内層
管21と、同じくゴムや熱可塑性樹脂等を形成用
素材とする可撓性の外層管22とより構成され、
この内層管21と外層管22との間には、この
内・外層管21,22の保形と湾曲用にステンレ
ス製の帯状螺施環23,24が二重に配装されて
いる。25は外套管20の先端部であつて、該先
端部には、前記の二重螺施環23,24が挿入さ
れないで、内層管21と外層管22が接着され、
柔軟性を保持しており、体腔内への挿入を容易に
している。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記した従来の外套管においては、柔軟材製の
内層管と外層管との間に二重の螺施環を配装した
ものであるので、外套管の外径を一定とすれば、
内径は細くならざるを得ないが、一方、近時にお
いて、大腸用内視鏡の体腔内挿入部はその外径が
大径となる傾向にあり、そのため外套管も大径と
する必要があるが、外径を現在以上に大径とする
ことは、患者に対して負担と苦痛とを与えること
が考えられる。そこで、内径を大きくし、かつ外
径を現状以下に抑えるようにすることが要望され
ているのが現状である。
本考案は、前記した従来のものの難点を解決
し、外径あるいは現状以下に抑えるようにしなが
ら、内径を大きくすることを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡
用の外套管は、先端部を除く外周に螺施溝を刻設
するとともに、先端部には長手方向に平滑な外周
面を有する他の部分よりも細径となした可撓性内
層管の前記螺施溝にコイルばねを捲装し、該コイ
ルばねの先端部を前記先端部を密着巻きとし、前
記可撓性内層管に可撓性外層管を被嵌したことを
特徴とするものである。
〔作用〕
本考案では、先端部を除く外周には、外套管の
保形の役をなすコイルばねが内層管にあたかも埋
め込まれた状態となしたから、可能な限り厚みを
薄くすることができ、従来外套管と外径寸法を同
等として内径寸法を充分に大きくできるので、大
径の大腸鏡との組合せ使用ができる。また、内層
管の先端部においては、細径となした外周にコイ
ルばねを密着巻きすることにより、細径部の柔軟
性を維持するとともに、強固に内層管に固定され
ることとなり、外套管の多数回にわたる使用に際
して外套管の先端部が内視鏡の湾曲に伴つて繰り
返し受ける拡開作用に対して充分な耐久性を示
し、外套管の先端側がラツパ状に拡開して使用不
能となることを未然に防止することが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によつて詳細に説
明することとする。
図において、Aは内視鏡用の外套管を示し、1
は内径が基端側から先端側に至るに従つて細くな
るテ−パ面1′を有する内視鏡挿入用口金であり、
2は前記内視鏡挿入用口金1の先端部に螺着され
る内層管接続部材であり、該内層管接続部材2は
外周に螺子2′が設けられるとともに、先端部は
基端側に向けて大径となるテ−パ面2″が形成さ
れる。
3はテフロン等の合成樹脂製の可撓性内層管で
あり、該内層管3の外周には螺施溝4が刻設され
るとともに、先端部は前記の螺施溝4が刻設され
ない長手方向に平滑な細径部5となされている。
また、6は内周に前記した内層管3の外周に刻
設された螺施溝4と螺合する螺施溝7を設けると
ともに、外周にはこれも可撓性の外層管10の基
端部を止着する平坦部8を備え、さらに基端部側
外周に段部9を形成した内層管3と外層管10の
止着体であり、11は内周に前記内層管接続部材
2の外周に設けられた螺子2′と螺合する螺子1
1′を設けるとともに、止着体6の段部9との係
合段部11″を備えた接続用係止部材である。
さらに、12は前記内層管3の外周に刻設され
た螺施溝4に捲回されたコイルばねであり、該コ
イルばね12の先端部は、先端部の細径部5すな
わち先端細径部5に密着巻部13とされている。
本考案の実施例による内視鏡用の外套管Aは、
上述のとおりの構成部材より成るものであり、こ
の内視鏡用の外套管Aとなすには、内層管3の外
周に刻設した螺施溝4にコイルばね12を捲回
し、該コイルばねの先端部を内層管3の先端細径
部5に密着巻部13となし、止着体6の内周に設
けられた螺施溝7に内層管3の基端部に刻設され
た螺施溝4を螺合して内層管3を止着体6に止着
させた後、内層管3の基端を内層管接続部材2の
テ−パ面2″に添わせ、内層管3の基端を止着体
6の基部と接続部材2のテ−パ面2″とで挟着さ
せ、さらに前記止着体6の外周の平坦部8に内層
管3の外周に被嵌した外層管10の基端を被覆状
態となし、該部において外層管10を止着体6に
テグス等により捲き付け固定する。
そして、接続用係止部材11の係合段部11″
を止着体6の段部9に当接し、接続用係止部材1
1の内周の螺子11′を前記接続部材2の外周に
設けた螺子2′に螺合せめることによつて、内層
管3の端部を止着体によつて接続部材2のテ−パ
面2″に押圧して止着を確実ならしめ、内層管3
および外層管10を内視鏡挿入用口金1に接続、
組付けて外套管Aとなすものである。
本実施例において、前記た外層管10は熱可塑
性合成樹脂、特に熱収縮性とすることにより外層
管10を内層管2に密着被覆させることができる
し、また内層管3の螺施溝4にコイルばね12を
捲回するに際し、螺施溝4内にコイルばね固定用
シ−ル材ご前記の溝4の全部または一部に注入し
てコイルばねを固定状態としてもよい。
〔考案の効果〕 本考案に係る内視鏡用の外套管は、可撓性を有
する内層管の外周に螺施溝を刻設するとともに、
先端部の外周には前記の螺施溝を刻設しない細径
部を形成し、前記の螺施溝にコイルばねを捲装
し、該コイルばねの先端部を前記可撓性内層管の
先端細径部に密着巻部としたので、内層管の先端
部が拡開する恐れは全くなくなり、またコイルば
ねは内層管の外周に刻設された螺施溝に捲回され
るので、恰もコイルばねは内層管に埋め込まれた
状態となるので、内層管の外周に被嵌される外層
管との間に格別の間〓の必要性がなくなり、外套
管の外径を従来のものと同一とした場合には、内
径を大きくすることができる効果があり、さらに
前記した内層管先端細径部に捲回したコイルばね
の先端の密着巻部は、被検者をX線で透視し、そ
れをモニタ−テレビ等で観察しながら内視鏡を大
腸に挿入していく場合において、外套管の前記し
たコイルばね先端部の密着巻部はモニタ−テレビ
によつてはつきりと写し出されることとなるの
で、前記の密着巻部を指標としながら大腸用の内
視鏡あるいは外套管の操作が可能となるなどの実
用的な作用効果を奏し得るものとなすことができ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る内視鏡用の外套管の実施
例の一部断面図、第2図は第1図の一部をさらに
拡大した断面図でイは内層管と外層管の基端部の
止着状態を示す断面図、ロは内層管の先端部の止
着状態を示す断面図、第3図は従来の外套管の一
部断面図である。 A……内視鏡用の外套管、1……内視鏡挿入用
口金、2……内層管接続部材、3……内層管、4
……螺施溝、5……先端細径部、6……止着体、
10……外層管、12……コイルばね、13……
密着巻部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部を除く外周に螺施溝を刻設するととも
    に、先端部には長手方向に平滑な外周面を有する
    他の部分よりも細径となした可撓性内層管の前記
    螺施溝にコイルばねを捲装し、該コイルばねの先
    端部を前記先端部を密着巻きとし、前記可撓性内
    層管に可撓性外層管を被嵌したことを特徴とする
    内視鏡用の外套管。
JP1985107611U 1985-07-16 1985-07-16 Expired JPH0315047Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985107611U JPH0315047Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

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JP1985107611U JPH0315047Y2 (ja) 1985-07-16 1985-07-16

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JPS6218103U JPS6218103U (ja) 1987-02-03
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JPS5940002Y2 (ja) * 1976-12-28 1984-11-12 株式会社メドス研究所 内視鏡における彎曲装置

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JPS6218103U (ja) 1987-02-03

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