JP3004466U - 内視鏡用挿入案内具 - Google Patents

内視鏡用挿入案内具

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JP3004466U
JP3004466U JP1994005611U JP561194U JP3004466U JP 3004466 U JP3004466 U JP 3004466U JP 1994005611 U JP1994005611 U JP 1994005611U JP 561194 U JP561194 U JP 561194U JP 3004466 U JP3004466 U JP 3004466U
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endoscope
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JP1994005611U
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Inventor
一郎 二ノ宮
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】肉厚が薄く且つ手元側から加えられる押し込み
力が先端側によく伝わる腰の強さを有し、しかも均一な
品質に作ることができる内視鏡用挿入案内具を提供する
ことを目的とする。 【構成】先端から所定範囲の先端部分にのみ外周に螺旋
溝12が形成された可撓性の内層管11と、上記螺旋溝
12に沿ってその溝12内に巻きつけられたコイルバネ
13と、上記内層管11の外面にそのほぼ全長にわたっ
て被覆された可撓性の外層管15とを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、内視鏡を体腔内の所望の位置に案内するための内視鏡用挿入案内 具に関し、特に、いわゆる親子式内視鏡のベビースコープを案内するためにマザ ースコープのチャンネル内に挿通するのに適した内視鏡用挿入案内具に関する。
【0002】
【従来の技術】
旧来の内視鏡用挿入案内具は、可撓性の内層管の外周に金属製の薄い螺旋管を 二重に巻きつけ、さらにその外周を可撓性の外層管で被覆していた。
【0003】 しかし、そのような構造では挿入案内具の肉厚が厚くなってしまうので、内層 管の外周に全長にわたって螺旋溝を形成してその螺旋溝内にコイルバネを巻きつ け、内層管の外面を外層管で被覆するように改良されている(実公平3−150 47号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、内視鏡用挿入案内具の腰の強さを得るためには内層管と外層管の肉厚 が必要なので、上述のように内層管に全長にわたって螺旋溝を形成すると、内層 管の肉厚が薄くなる結果、挿入案内具の腰が弱くなってしまう。
【0005】 そのため、挿入案内具をマザースコープのチャンネル内に挿通して、その先端 を例えば十二指腸側から膵胆管内などへ挿入させようとしても、手元側から加え られる押し込み力が先端側に伝わらないため、思うような挿入操作をすることが できない。
【0006】 かと言って、腰を強くするために外層管などの肉厚を厚くすれば、挿入案内具 の外径が太くなってしまうため、より太いマザースコープを使う必要が生じて、 患者に与える苦痛が大きくなってしまう。
【0007】 また、内層管の外周に螺旋溝を形成する場合に、その長さが内層管の全長に及 ぶほど長いと、溝の形状や深さを均一に加工するのが難しく、また、螺旋溝に巻 き付けたコイルバネの外径を均一にするのも難しくなるため、挿入案内具の外径 にむらがでてしまう。
【0008】 そこで本考案は、肉厚が薄く且つ手元側から加えられる押し込み力が先端側に よく伝わる腰の強さを有し、しかも均一な品質に作ることができる内視鏡用挿入 案内具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の内視鏡用挿入案内具は、先端から所定範 囲の先端部分にのみ外周に螺旋溝が形成された可撓性の内層管と、上記螺旋溝に 沿ってその溝内に巻きつけられたコイルバネと、上記内層管の外面にそのほぼ全 長にわたって被覆された可撓性の外層管とを設けたことを特徴とする。
【0010】 なお、上記所定範囲が先端から5ないし40センチメートルの範囲であるとよ く、上記内層管の先端に、表面が滑らかに形成された先端チップを取り付けると よい。
【0011】 また、上記外層管の肉厚が上記内層管の肉厚のほぼ半分であるとよく、上記コ イルバネの素線の直径が、上記螺旋溝の深さとほぼ同じか螺旋溝の深さより僅か に小さいとよい。
【0012】 また、上記内層管内に送液をするための送液口が手元側に形成されていてもよ い。 なお、上記挿入案内具が第1の内視鏡のチャンネル内に挿通され、その挿入案 内具内に第2の内視鏡が挿通されるようにするとよく、上記第1の内視鏡のチャ ンネルの出口部分に、上記挿入案内具の先端部分を起上させるための起上台が配 置されていてもよい。
【0013】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。 図1は挿入案内具10を示しており、内層管11は、例えばポリテトラフルオ ロエチレン等のように滑りのよい可撓性チューブによって形成されている。
【0014】 図1においてS2で示される内層管11の先端側の部分には、外周に螺旋溝1 2が形成されている。そして、その螺旋溝12内には、図2に示されるように、 例えばバネ用ステンレス鋼線を均一な径で螺旋状に巻いたコイルバネ13が、螺 旋溝12に沿って螺旋溝12の底から浮かないように巻き付けられている。
【0015】 なお、螺旋溝12の断面形状は円弧状であり、その深さeは内層管11の肉厚 の約半分である。また、コイルバネ13の素線径(直径)dは螺旋溝12の深さ eとほぼ同寸法(又は線径dの方がeより僅かに小さい)である。したがって、 その外側を被覆する外層管15の表面に凹凸ができない。
【0016】 図1に戻って、内層管11の先端には、金属製の先端チップ14が固着されて いる。先端チップ14は、先細りのテーパ状に形成されていて、内外面共に表面 が滑らかに形成されている。先端チップ14の後半部分は、内層管11の先端外 周面に被せられて接着されている。
【0017】 内層管11の外周には、先端の先端チップ14部分を除いて、全長にわたって 外層管15が被覆されている。外層管15としては、可撓性のある合成樹脂製の 熱収縮チューブが用いられている。外層管15の肉厚t2は、内層管11の肉厚 t1の約半分である。
【0018】 内層管11と外層管15の基端部は、チューブ接続管16の先側外周面に形成 された雄ねじ部に、少し押し広げながら螺合されて連結固定されており、外層管 15の基端部付近の外周には、折れ止め用チューブ17が被覆されている。
【0019】 チューブ接続管16は、手元本体18に螺合接続且つ接合され、手元本体18 の口元には、シール用のOリング20を間に挟み付けて挿入口体21がねじ込み 接続されている。手元本体18の側部には、注射器等を接続可能な注液口19が 突設されている。
【0020】 このような構成により、挿入口体21及び手元本体18の各軸部に貫通して穿 設された孔22,23が、内層管11と真っ直ぐに連通しており、親子式内視鏡 のベビースコープをそこに挿通することができる。
【0021】 なお、この挿入案内具10の長さ(チューブ部分の長さ)L2は例えば1ない し2メートル程度であり、内層管11に螺旋溝12が形成されてコイルバネ13 が巻かれた先端部分S2は非常に柔軟であり、それ以外の部分はやや柔軟性が低 くて腰が強い。
【0022】 この挿入案内具10は、図3に示されるように、側方視型の十二指腸用マザー スコープ30の挿通チャンネル31内に挿通され、その挿入案内具10内にベビ ースコープ40が挿通される。50は注射器である。
【0023】 使用手順としては、図4に示されるように、まずマザースコープ30の挿通チ ャンネル31内にガイドワイヤ60を挿通して、マザースコープ30の先端から 突出させたガイドワイヤ60の先端を十二指腸側から膵胆管内に挿入する。
【0024】 そして、このガイドワイヤ60をガイドにして挿入案内具10を同じ位置まで 挿入し、挿入案内具10をその状態に固定してガイドワイヤ60を抜き取る。そ の結果、次には図3に示されるように、挿入案内具10内にベビースコープ40 を通し、ベビースコープ40の先端を膵胆管内に挿入してその内部を観察するこ とができる。
【0025】 図5は、そのような状態のマザースコープ30の先端部分を示しており、挿通 チャンネル31の先端出口部分に遠隔操作によって揺動自在に設けられた起上台 32によって、挿入案内具10の柔軟部分が曲がった状態に支えられている。
【0026】 図4に示されるように、このようにして用いられるマザースコープ30の挿通 チャンネル31部分の長さをL1、挿入案内具10の長さをL2、ベビースコー プ40の有効長をL3とすると、L1<L2<L3となるように形成されている 。
【0027】 また図3に示されるように、挿入案内具10の螺旋溝12にコイルバネ13が 巻かれた部分の長さS2は、遠隔操作によって屈曲自在なマザースコープ30の 湾曲部34の長さS1より長く、即ちS1<S2にし、挿入案内具10を挿通チ ャンネル31内に最大限まで押し込んだ状態でも、コイルバネ13の巻かれてい ない部分が湾曲部34に達しないようにしておくとよい。
【0028】 そのようにすることによって、マザースコープ30の湾曲部34の形状に沿っ て、挿入案内具10が挿通チャンネル31内でスムーズに湾曲しながら進退する ことができる。
【0029】 コイルバネ13部分の長さS2は、マザースコープ30の仕様によっても異な るが、5ないし40センチメートル程度の長さにするとよい。したがって、残り の部分では挿入案内具10は強い腰を有していて、手元側からの押し込み力が先 端側によく伝わる。
【0030】 挿入案内具10の外径は挿通チャンネル31内をスムーズに通過できる寸法に し、挿入案内具10の内径は、起上台32で小さく曲げられた部分においてもベ ビースコープ40がスムーズに進退できる寸法にしておく。
【0031】 膵胆管内には、挿入案内具10とベビースコープ40との間の隙間を経由して 注射器50から液体を送り込めるので、ベビースコープ40としては、チャンネ ルが設けられていない極めて細い内視鏡を用いることができる。
【0032】 また、ベビースコープ40の有効長L3を挿入案内具10の長さL2より長く してあるので、挿入案内具10が挿通チャンネル31内に限界まで挿入された状 態でも、ベビースコープ40の先端のみをさらに膵胆管内の奥深くへ挿入するこ とができる。
【0033】
【考案の効果】
本考案によれば、内視鏡用挿入案内具の先端から所定範囲の先端部分にのみ内 層管の外周に螺旋溝を形成して、その螺旋溝内にコイルバネを巻き付けたことに より、その部分は柔軟で屈曲し易く、それ以外の部分は腰が強くて手元側からの 押し込み操作力が先端に伝わり易いので、挿入性が非常に良い。また肉厚を薄く 形成することができるので、外径を細くすることができ、患者に与える負担を小 さくすることができる。
【0034】 また、内層管に形成する螺旋溝は内層管の先端部分だけなので、溝加工及び組 み立てが容易で寸法精度も良く、挿入案内具の外径寸法を全長にわたって均一に 形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内視鏡用挿入案内具の側面断面図であ
る。
【図2】実施例の内視鏡用挿入案内具の部分拡大側面断
面図である。
【図3】実施例の使用状態の側面図である。
【図4】実施例の使用準備状態の側面図である。
【図5】実施例の使用状態の部分拡大側面断面図であ
る。
【符号の説明】
11 内層管 12 螺旋溝 13 コイルバネ 15 外層管

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端から所定範囲の先端部分にのみ外周に
    螺旋溝が形成された可撓性の内層管と、 上記螺旋溝に沿ってその溝内に巻きつけられたコイルバ
    ネと、 上記内層管の外面にそのほぼ全長にわたって被覆された
    可撓性の外層管とを設けたことを特徴とする内視鏡用挿
    入案内具。
  2. 【請求項2】上記所定範囲が先端から5ないし40セン
    チメートルの範囲である請求項1記載の内視鏡用挿入案
    内具。
  3. 【請求項3】上記内層管の先端に、表面が滑らかに形成
    された先端チップが取り付けられている請求項1又は2
    記載の内視鏡用挿入案内具。
  4. 【請求項4】上記外層管の肉厚が上記内層管の肉厚のほ
    ぼ半分である請求項1、2又は3記載の内視鏡用挿入案
    内具。
  5. 【請求項5】上記コイルバネの素線の直径が、上記螺旋
    溝の深さとほぼ同じか螺旋溝の深さより僅かに小さい請
    求項1、2、3又は4記載の内視鏡用挿入案内具。
  6. 【請求項6】上記内層管内に送液をするための送液口が
    手元側に形成されている請求項1、2、3、4又は5記
    載の内視鏡用挿入案内具。
  7. 【請求項7】上記挿入案内具が第1の内視鏡のチャンネ
    ル内に挿通され、その挿入案内具内に第2の内視鏡が挿
    通される請求項1、2、3、4、5又は6記載の内視鏡
    用挿入案内具。
  8. 【請求項8】上記第1の内視鏡のチャンネルの出口部分
    に、上記挿入案内具の先端部分を起上させるための起上
    台が配置されている請求項1、2、3、4、5、6又は
    7記載の内視鏡用挿入案内具。
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