JPH03149277A - 湿気硬化型接着剤組成物 - Google Patents

湿気硬化型接着剤組成物

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JPH03149277A
JPH03149277A JP28936589A JP28936589A JPH03149277A JP H03149277 A JPH03149277 A JP H03149277A JP 28936589 A JP28936589 A JP 28936589A JP 28936589 A JP28936589 A JP 28936589A JP H03149277 A JPH03149277 A JP H03149277A
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meth
weight
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adhesive
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JP28936589A
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Tomomoto Toda
智基 戸田
Tatsuo Kinoshita
健生 木下
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アクリル系の湿気硬化型接着剤組成物に関し
、特に、接着固化後の接着強度及び高温における凝集力
に優れた湿気硬化型接着剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
アクリル系接着剤は、耐候性、耐劣化性、透明性及び接
着性等において優れているため、種々の用途に幅広く用
いられている。
現在用いられているアクリル系接着剤としては、溶剤型
のものあるいはエマルジッン型のものが主流である。し
かしながら、無溶剤タイプの接着剤に対する要求が高ま
るにつれて、アクリル系接着剤をホットメルト型接着剤
として用いようとする試みがなされている。
例えば、特開昭59−75975号や特開昭60−23
469号公報には、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルに対し、十分高いガラス転移点Tgを有する重合性ポ
リマー(いわゆるマクロモノマー)をグラフト共重合さ
せてなる接着剤組成物が提案されている。
これらの先行技術では、軟らかいアクリル系主鎖に対し
硬いグラフト!1siを結合することにより剪断強度を
高め、アクリル主鎖とグラフト側鎖の相分離構造を利用
した物理的架橋により常温付近における接着強度及び凝
集力を高め、他方、高温下またに溶剤共存下においては
、物理的架橋が可逆的に崩壊して溶融または溶解するこ
とにより、ホントメルト型接着剤として塗布することを
可能としたり、あるいは溶剤塗布を可能としている。
また、特開昭5フー179210号公報にば、アルコキ
シシランを共重合したアクリル系の室温硬化型弾性組成
物が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、特開昭59−75975号公報や特開昭
60−23469号公報に記載されている接着剤組成物
でに、強度を高めるための架橋が、相分離による物理架
橋のみであるため、最終的な接着固化後の接着強度や高
温における凝集力が十4一 分でないという欠点があった。
他方、特開昭5フー179210号公報に記載の先行技
術は、アクリル酸エステルにアルコキシシランを共重合
させることにより、安価であり、かつ耐熱性及び耐水性
等が高められた室温硬化型シーリング剤組成物が報告さ
れているものの、初期強度は十分でない。
本発明の目的は、初期強度及び最終的な接着固化後の接
着強度並びに高温における凝集力に優れたアクリル系湿
気硬化型接着剤組成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の湿気硬化型接着剤組成物は、(メタ)アクリル
酸エステル(a)100重量部に対し、特定の重合性ポ
リマー(b)3〜30重蓋部及び特定の(メタ)アクリ
ロキシアルコキシシラン(c)0.02〜12重量部を
、ラジカル共重合させることにより得られた共重合体A
を主成分とする。なお、(メタ)アクリル酸エステルな
る表現は、アクリル酸エステル及びメタアクリル酸工ス
テルの双方を含ませるために用いられており、以下の記
載においても、同様に(メタ)・アクリルは、アクリル
及びメタアクリルの双方を含むものとする。
上述した(メタ)アクリル酸エステル(a)は、下記の
一般式(I)で示されるものである。
CH,=C−C−0−Rz   −−−−−−−(I)
1 ■ 式中、R,はHまたはCH3を、R2は炭素数1〜18
の炭化水素基をそれぞれ示す。
上記(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アク
リル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ヘンシル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸イソボロニル等が挙げられ
る。
これらの(メタ)アクリル酸エステルは、単独で使用し
てもよ(、または2種以上適宜組み合わせて用いてもよ
い、なお、上記の(メタ)アクリル酸エステル類のうち
、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル及
びメタアクリル酸メチルが本発明において好適に用いら
れる。
他方、上記した重合性ポリマー(b)としては、下記の
一般式(II)で示されるものが用いられる。
CH,=C−C−0−R,−一一一曲−(1)1  ■ 一般式(II)で示される重合性ポリマーは、いわゆる
マクロモノマーであり、一方の末端に重合性の(メタ)
アクリレート基を有し、他方の末端には非重合性のポリ
マーR,を有する。式中、R3は■またはCH,を示し
、R4で示される非重合性ポリマーは、ガラス転移点T
gが50”C以上であり、重量平均分子量が2000〜
50000である。
Tgが50℃未満の場合には、得られた接着剤が軟らか
くなり、塗布固化直後の初期凝集力が低下するため、T
gは上述のとおり5G”C以上に限定される。
フー また、重量平均分子量が小さくなると、接着剤が軟らか
くなり、塗布固化直後の凝集力が低下する。他方、重量
平均分子量が太きくなり過ぎると、重合性ポリマー(b
)の反応性が低下する。従って、重量平均分子量ば、上
記の観点から2000〜50000に限定されるもので
あり、好ましくは5000〜20000である。
非重合性ポリマーR4としては、例えば、ポリスチレン
及びその誘導体、並びにポリメチルメタクリレート及び
その誘導体等が好適に用いられる。
重合性ポリマー(b)は、米国特許第3.786.11
6号公報、米国特許第3,842,059号公報、及び
特開昭60−133007号公報等に開示されている方
法により製造され得る。
重合性ポリマー(b)の使用量は、(メタ)アクリル酸
エステル(a)100重量部に対し、3〜30重量部で
ある。3重量部未満では塗布固化直後の初期凝集力が低
いからであり、他方、30重量部を超える場合には溶融
または溶液粘度が高くなり過ぎ、塗布性及び接着性が低
下するからである。好適には、5〜25重量部の重合性
ポリマー(b)が用いられる。
上記(メタ)アクリロキシアルコキシシラン(C)は、
下記の一般式(1)で示されるアルコキシシランである
CHz =CCORa  Si  (CL)z−−−−
−−−(II)式中、RsLtHまたLtCI(,を、
R,は2価の炭化水素基を、R,はメチル基またはエチ
ル基、8は1.2または3をそれぞれ示す。
上記(メタ)アクリロキシアルコキシシラン(C)とし
て用い得るものとして紘、3−アクリロキシプロピルジ
メチルメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、3−メタクリロキシプaピルジチメルエト
キシシラン及び3−メタクリロキシプロピルメチルジェ
トキシシラン、メタクリロキシメチルトリメトキシシラ
ン等が挙げられる。
これらの中でも、湿気硬化速度が速い点から、下記の一
般式(III′)で示す(メタ)アクリロキシアルコキ
シシラン、例えば、3−アクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン及びメタクリロキシメチルトリメトキシシランが
、特に好適に用いられる。
CHz =c−c−0−R& −Si−(OCIIff
)x−(I )M (メタ)アクリロキシアルコキシシラン(C)の使用量
は、(メタ)アクリル酸エステル(a)100重量部に
対して、0.02〜12重量部である。0.02重量部
未満では、湿気硬化性が不十分で、最終接着強度が低く
、他方、12重量部を越える場合、湿気硬化後の接着剤
が詭(なり接着力が低くなり、かつコストが高くなり好
ましくない。好適には0.05〜10重量部である。
本発明の湿気硬化型接着剤組成物の主成分であるラジカ
ル共重合体(A)の重量平均分子量は、aoooo〜5
00000が好ましく、より好ましくは50000〜4
00000である。重量平均分子量が30000以下で
は、接着固化直後の初期凝集力が低くなるからであり、
500000以上では、塗布作業時の粘度が高くなり過
ぎ、作業性が低下するからである。
上記ラジカル共重合体(A)を製造する方法としては、
任意のラジカル共重合方法を採用することができる。例
えば、溶液重合法や塊状重合性等により製造することが
できる。
重合に際しては、重合開始剤としてパーオキサイド系ま
たばアゾ系化合物を用いるのが普通であるが、光または
放射線等を照射して重合してもよい。
また、分子量を調整するために、メルカプタン等の適当
な連鎖移動剤、例えばラウリルメルカプタンを用いても
よい。
特に、請求項第2項に記載の発明では、湿気硬化性をよ
り向上させる目的で上記共重合体のラジカル共重合の際
に、メルカプトアルコキシシラン(d)を連鎖移動剤と
して用いる。メルカプトアルコキシシラン(d)は次の
一般式(IV)で示されるアルコキシシランであり、 HS  Rs  Si  (CH3)s−b   −−
−−−−−−−(■)(式中、R,Gよ2価の炭化水素
基、R,はメチル基またはエチル基を、bは1.2また
は3をそれぞれ示す。) より、具体的には、例えば、3−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメ
トキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシ
ラン、(メルカプトメチル)メチルジェトキシシラン、
メルカプトメチルジメチルメトキシシラン等が挙げられ
る。
これらの中でも、下記の一般式(■′)で示すメルカプ
トトリメトキシシランが湿気硬化速度が速い点から好ま
しく、例えば、3−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ランが特に好適に用いられる。
HS−Rs −S i (OCRs)s  −−−−−
−−−(IV )本発明の接着剤組成物には、湿気硬化
促進のだめ、必要に応じてシラノール縮合反応促進触媒
として公知の、ジプチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジ
アセテート、ジブチル錫シマレート等の有機錫化合物や
、テトライソプロポキシチタン、テトラブトキシチタン
等の有機チタネート化合物を添加してもよい。
さらに、接着剤組成物に、更に幅広い接着特性を付与す
るために、必要に応じて、可塑剤、粘着付与剤、充填剤
及び酸化防止剤等を添加してもよい。
本発明の接着剤組 物の用途 本発明の接着剤組成物は、ホットメルト接着剤、ホット
メルトシーリング剤または溶剤型接着剤として使用する
ことができる。
ホットメルト接着剤またばホットメルトシーリング剤と
して使用する場合には、通常のホットメルト用アプリケ
ータを用い、溶融状態で塗布・貼り付けたり、シール部
に充填したりする等の方法により用いることができる。
この場合、接着部またはシール部に、柔軟性や遮音性を
付与する目的で、空気、窒素、二酸化炭素またはこれら
に少量の水を含ませた含水ガスを、溶融状態において混
入し発泡させて用いてもよい。
特に湿気硬化を、より早くかつより効果的に進行させる
には、含水ガスを混入発泡させる方法が好ましい。上記
の溶融発泡の目的で使用されるホットメルト用アプリケ
ータとしては、例えばノートソン株式会社製、フォーム
メルトアプリケータを挙げることができる。
溶剤型接着剤として使用する場合には、本発明の接着剤
組成物を、モレキュラーシーブ等で十分に脱水した酢酸
エチル、メチルエチルケトンまたはシクロヘキサン等の
適宜の溶剤に溶解させることにより、通常の溶剤型接着
剤と同様にして用いることができる。
さらに、本発明の接着剤組成物は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムや紙等のシート材に、通常のホットメ
ルトコーターを用いてホットメルト塗布したり、通常の
溶剤型感圧接着剤と同様にして塗布・乾燥することによ
り、感圧接着剤として用いることができる。
【発明の作用及び効果〕
本発明の接着剤組成物では、一般式(1)で表された(
メタ)アクリル酸エステル(a)に、重合性ポリマー(
b)が共重合されているため、該共重合体は、重合性ポ
リマー(b)の末端のR4基がポリ(メタ)アクリル酸
エステルにグラフト化したグラフト共重合体となる。
上記グラフト共重合体の高次構造は、常温付近かつ無溶
剤下では、ポリ(メタ)アクリル酸エステル部分と、R
4基部分とが相分離した構造となり、物理架橋状態を呈
する。従って、塗布固化直後から高い凝集力を示す。
他方、高温もしくは溶剤共存下では、上記の物理架橋状
態が消失し、流動性を有するため容易に塗布することが
できる。
また、本発明では、上記共重合体に(メタ)アクリロキ
シアルコキシシラン(C)が共重合されているので、分
子鎖中にトリアルコキシシリル基が導入される。該アル
コキシシリル基は、塗布面化後、被着体の水分や空気等
の雰囲気中の水分により加水分解し、シラノール基を生
成する。このシラノール基が、他の分子鎖中のシデノー
ル基もしくはアルコキシシリル基と縮合反応することに
よって、共重合体が化学架橋され、最終的に非常に高い
凝集力が得られる。
すなわち、本発明によれば、重合性ポリマー(b)の共
重合により塗布性及び塗布固化直後の凝集力が高められ
ており、他方、(メタ)アクリロキシアルコキシシラン
(C)が共重合されることにより、塗布固化後の化学架
橋により最終的に非常に高い凝集力及び接着力を示す、
アクリル系湿気硬化型接着剤組成物が提供される。
また、湿気を遮断した状態では、上記のアルコキシシリ
ル基による架橋はほとんど進行しない。
よって、溶剤塗布またはホットメルト塗布が十分可能で
ある。
なお、メルカプトアルコキシシラン(d)を連鎖移動剤
として用いた場合には、上記の共重合体の末端にもアル
コキシシリル基が導入されるため、1 ロー 上記架橋反応がより効率的に行われる。従って、より一
層高い凝集力が得られる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例につき説明する。
実施例1〜5及び比較例1〜4 (1)接着剤の調製 lj!のセパラブルフラスコに、シクロヘキサン100
重量部を入れ、第1表及び第2表にそれぞれ実施例1〜
4及び比較例1〜4として示す所定量の(メタ)アクリ
ル酸エステル(a)、重合性ポリマー(b)、(メタ)
アクリロキシアルコキシシラン(C)及び連鎖移動剤と
してのメルカプトアルコキシシラン(d)またはラウリ
ルメルカプタンを添加し、均一に混合した後昇温し、シ
クロヘキサン還流下においてアゾビスイソブチロニトリ
ルを1時間ごとに0.01重量部添加し、6時間ラジカ
ル共重合を行い、実施例1〜5及び比較例1〜4の各共
重合体(A)の溶液を得た。
この溶液に、第1表及び第2表に示した所定量の粘着性
付与樹脂及び湿気硬化促進触媒を配合し、130℃にて
溶剤を減圧溜去し、実施例1〜5及び比較例1〜4の各
接着剤を得た。
(2)接着剤の物性測定 (1)で得られた各接着剤を用い、下記の物性の測定を
行った。結果を、第1表及び第2表に併せ−て示す。
(イ)130℃における溶融粘度: B型粘度計を使用し、130℃における粘度を測定した
(ロ)せん断接着力; 表面の清浄な厚さ1.5閣×幅2CIIのポリカーボネ
ート樹脂板に、130℃の温度で溶融させた上記接着剤
を塗布した。つぎに、接着剤層の厚みが1■、面積が2
0X10閣となるように、2枚の上記ポリカーボネート
を貼り合わせてなる試験片を用意した。この試験片を、
23℃、相対湿度60%において2時間または14日間
養生後の、それぞれのせん断接着強度を50薗/分の引
張り速度により測定した。
(ハ)昇温耐熱クリープ温度: 表面が清浄なポリカーボネート樹脂板に、130℃の温
度で溶融させた接着剤を塗布し、接着面積が20X25
鵬となるように2枚のポリカーボネート樹脂板を貼り合
わせ、23℃、相対湿度60%にて14日間養生した試
験片を用意した。この試験片に、100gの荷重(錘)
を掛け、オーブン中で40℃から昇温速度0.4℃/分
で温度を上昇させ、錘が落下する温度を測定した。
6〜8び 5〜7 (1)接着剤の調製 実施例1で行ったのと同様にして、第3表及び第4表に
それぞれ実施例6〜8及び比較例5〜7として示す所定
量の(メタ)アクリル酸エステル(a)、重合性ポリマ
ー(b)、(メタ)アクリロキシアルコキシシラン(C
)及びメルカプトアルコキシシラン(d)もしくはラウ
リルメルカプタン等を配合し、ラジカル共重合し、しか
る後粘着性付与樹脂を配合し、溶剤を溜去した。これに
、所定量の湿気硬化促進触媒及びシクロヘキサンを加え
、均一に混合することにより接着剤溶液を得た。
(2)物性の測定 (1)で得られた実施例6〜8及び比較例5〜7の接着
剤溶液を用いて下記の物性測定を行った。
結果を第3表及び第4表に併せて示す。
(イ)23℃溶液粘度: B型粘度計を用いて23℃における溶液粘度を測定した
(ロ)接着剥離強度; 表面が清浄なポリカーボネート樹脂板に、接着剤溶液を
塗布し、3分後に幅2cmの帆布を貼り合わせた試験片
を用意し、23℃、湿度60%RHで、1日または14
日間養生後のそれぞれの180℃剥離強度を50m/分
の引張り速度で測定した。
(ハ)昇温クリープ温度: 表面が清浄なポリカーボネート樹脂板に、接着剤溶液を
塗布し、3分後に、接着面積が20×2°5−となるよ
うに貼り合わせ、23℃、湿度60  %RHにおいて
14日間養生した試験片を用意し、20一 実施例1の昇温クリープ温度と同様にして測定した。
9〜10び 8〜9 (1)粘着剤シートの調製 実施例1と同様にして、第5表に示した所定量のアクリ
ル酸エステル(a)、重合性ポリマー(b)、(メタ)
アクリロキシアルコキシシラン(C)Jeびにメルカプ
トアルコキシシラン(d)を配合し、ラジカル共重合し
た後、所定量の粘着性付与樹脂及び湿気硬化促進触媒を
配合し、150℃の温度で溶剤を減圧溜去し、ホットメ
ルト粘着剤を得た。
得られた粘着剤を50βm厚のポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上に、粘着剤層の厚みが30pmとなるよ
うに、150℃の温度で塗布し、粘着剤シートを得た。
比較例8及び9についても、第6表に示す材料を用いて
同様にして粘着剤シートを用意した。
(2)物性の測定 (1)の実施例9.IO及び比較例8.9の粘着剤及び
粘着剤シートを用いて下記の物性測定を行った。結果を
第5表及び第6表に併せて示す。
(イ)150℃溶融粘度: B型粘度計を用い、150℃における粘度を測定した。
(ロ)粘着カニ 粘着シートを23℃、湿度60%RHにおいて、14日
間養生した後の粘着力を、JIS−z0237に従って
ステンレススチール板を被着体とし、180℃剥離によ
り測定した。
(ハ)保持カニ 粘着シートを23℃、湿度60%RHで、1時間または
14日間養生した後、JIS−z0237に準じ、25
閤×25閣の面積で粘着シートをステンレススチール板
に貼り付けた後、40℃または80℃のオープン中で1
kgの荷重(鍾)を掛け、錘が落下するまでの時間を測
定した。
施例11  び   10〜11 (1)粘着シートの調製 lIlのセパラブルフラスコに、シクロヘキサン66重
量部を入れ、第5表に示した所定量の(メタ)アクリル
酸エステル(a)、重合性ポリマー(b) 及び(メタ
)アクリロアルコキシシラン(C)並びにメルカプトア
ルコキシシラン(d)を配合し、実施例1と同様にして
ラジカル共重合した後、所定量の湿気硬化触媒を添加し
、均一に混合し、粘着剤溶液を得た。
得られた粘着剤溶液を、50pm厚のポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に、ベーカー型アプリケータで塗
布した後、該シートを120℃で3分間乾燥させ、粘着
剤層の厚みが30pmの粘着剤シートを得た。
比較例10及び11についても、第6表に示す化合物を
用いて上記と同様にして粘着剤シートを得た。
(2)物性の測定 (1)で得られた比較例10.11及び実施例11の粘
着剤溶液及び粘着剤シートを用いて、下記の物性測定を
行った。結果を、第5表及び第6表に併せて示す。
−23= (イ)23℃溶液粘度 B型粘度計を用い、23℃における溶液粘度を測定した
(ロ)粘着力 実施例9で行ったのと同様にして、粘着力を測定した。
(ハ)保持力 実施例9で行ったのと同様にして、実施例11及び比較
例10〜11の粘着シートの保持力を測定した。
(以下、余白) 第 1 表(実施例1〜5) 1   実  施  例       1112131
415+l l共重合体重量平均分子量< xro4)
l a、tl 5.0+ 8.518.015.811
1芳香族系粘着付与樹Il&)    1501−15
015015011 レバンフェノ−勝系粘着付与樹脂
フ)l−1501−1−1−111湿気硬化促進触媒1
)       l 0−0210.0210.02 
+ 0.0210.021第 2 表(比較例1〜4) 1   比  較  例       1112131
4    1アクリル酸n−フチル 85185 18
5185 11 1 13−メタクリロキシプロピル1
  O,510−510,011151111)リメト
キジシラン4)I    I    I    I  
  I(ロ) 3−メルカプトプロピル   −一一一
トリメトキジシラン5) 1成■ラウリルメルカプタン     −0,510,
510,510,5111共重合体重量平均分子量(x
lO) l 9.516.1 l L3 l 9.0 
lI 芳香族系粘着付与樹脂)      50 50
 50 l 5011 レルペンフツー勝系粘着付与樹
脂′・  −1−−1−111湿気硬化促進触媒”  
     l O,02I O,02l O,02l 
O,01117130℃溶融粘度(X1Gcps)  
   1.31>2012−1し、211 昇温クリー
プ温度(”C)      l  1021−<801
 1181但し、上記第1表及び第2表中で、 1)二重量平均分子量はGPCによるポリスチレン換算
平均分子量を、他は重量部を示す。
2):米国サートマー社製、2−ポリスチリルエチルメ
タクリレート[マクロマーC−4500」 (重量平均
分子量13000.Tg100℃) 3)二チッソ株式会社製、「サイラエース3710」 4):米国PETRARCHSYSTEM社製5):チ
ツソ株式会社製、[サイラエース3810」 6):三井石油科学工業株式会社製、rFTR125J 7):安原油脂工業株式会社製、「YSポリスターS−
145J 8)二三共有機合成株式会社製、ジブチル錫ジラウレー
トrstann  BL4 なお、比較例2は、溶融粘度が高く、塗布性が劣る。
2フー 第 3 表(実施例6〜8) 1   実  施  例      +  61  フ
 +  811  l  I−rクリn、an−フチル
l as I  tool ss l(C)3−メタク
リロキシプロピル 0.5  ?、0 2.0トリメト
キシシラン3) ■ 3−メルカプトプロピル   −0,50,3トリ
メトキシシラン4) +1ラウリルメルカプタン     10.51−1−
11 19パンフェノ−藤系粘着付与樹脂”    4
0  l 40 l 40 ll 1湿気硬化促進触媒
)        O,110,11o−1■シクロヘ
キサン        130130 ■301112
3℃溶液粘度(刈0cps)    l 3.1し、0
し、lII 1昇温クリープ温度(”C)   ”  
l 98 11711151第 4 表(比較例5〜7
) 1   比  較  例       15+6171
1   1アクリル酸n−ブチル1 ss l B5 
185  +1 1 1トリメトキシシラン”    
 l    I    I    1@ 3−メルカプ
トプロピル    −−−トリメトキシシラン4′ 成1ラウリルメルカプタン     10.5し、5■
0.5111共重合体重量平均分子量(XIO) l 
9.5 l 8.3 l 6.1 lIIデ謄令フェノ
ール系粘着付与樹脂”   l 40 l 40 40
 ll  1m気硬化促進触媒)       l o
、tl O,110,111シクロヘキサン     
    30 130 13011123℃溶液粘度(
X10cps)     1、月2.月〉2011 I
昇温クリープ温度(−C)      l 97 <7
01−1但し、上記第3表及び第4表中で、 1)二重量平均分子量はGPCによるポリスチレン換算
平均分子量を、他ば重量部を示す。
2):米国サートマー社製、2−ポリスチリルエチルメ
タクリレート[マクロマーC−4500] (平均分子
量13000.TglOθ℃) 3):チツソ株式会社製、「サイラエース3710」 4):チツソ株式会社製、「サイラエースS810」 5):安原油脂工業株式会社製、rysポリスターS−
145J 6)二三共有機合成株式会社製、ジブチル錫ジラウレー
トrstann  BLJ なお、比較例7は、溶融粘度が高く、塗布性が劣る。
第 5 表(実施例9〜11) 1   実  施  例      −191to  
l  n  1111トリメトキシシラン”1111 1成1共重合体重量平均分子量(刈o4)124.91
19.8130.1111絽<:Iフェノール系粘着付
与樹脂−)  +is+s+−+I M気硬化促進触媒
−)I O,0210,021o−t 111シクロヘ
キサン        l−1−166111150℃
溶融粘度(X10cps)    + 4.916.4
1−1第 6 表(比較例8〜11) 1   比  較  例       1 8 1 9
1 .0 1 11 1+    1    lyns
酸n−ブta               I  3
0 1 30 1 20 1 20 11 1 1トリ
メトキシシラン”     l    l    l 
   l    11 1トリメトキシシラン4)l 
     l   l   +1成l共重合体重量平均
分子量(XIG) l 28.0 l 24.1147
.2 l 30.411 レルペンフェノール系粘着付
与樹脂−)+  15 1 151−1−111湿気硬
化促進触媒”       l LO2l O,02I
 0.110.1111シクロヘキサン       
 l−1−166166111150℃溶融粘度(X1
0cps)    +  1.714.91−1−1但
し、上記第5表及び第6表中で、 1)二重量平均分子量はGPCによるポリスチレン換算
平均分子量を、他は重量部を示す。
2):米国サートマー社製、2−ポリスチリルエチルメ
タクリレート[マクロマーC−4500」 (平均分子
量13000.Tg100℃) 3):チツソ株式会社製、[サイラエースS710」 4):チツソ株式会社製、[サイラエースS−810」 5):安原油脂工業株式会社製、rysポリスターS−
145J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I )で示される(メタ)アクリル酸エ
    ステル100重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼………( I ) (式中、R_1はHまたはCH_3を、R_2は炭素数
    1〜18の炭化水素基をそれぞれ示す。)と、一般式(
    II)で示される重合性ポリマー3〜30重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼………(II) (式中、R_3はHまたはCH_3を、R_4は重量平
    均分子量2000〜50000でTgが50℃以上の非
    重合性ポリマーをそれぞれ示す。)と、一般式(III)
    で示される(メタ)アクリロキシアルコキシシラン0.
    02〜12重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼…‥(III) (式中、R_5はHまたはCH_3を、R_6は2価の
    炭化水素基、R_7はメチル基またはエチル基、aは1
    、2または3をそれぞれ示す。)とのラジカル共重合体
    を主成分とする湿気硬化型接着剤組成物。
  2. (2)一般式(IV)で示されるメルカプトアルコキシシ
    ランを連鎖移動剤として用いる、前記(メタ)アクリル
    酸エステル(a)100重量部、重合性ポリマー(b)
    3〜30重量部及び(メタ)アクリロキシアルコキシシ
    ラン(c)0.02〜12重量部のラジカル共重合体を
    主成分とする請求項1に記載の湿気硬化型接着剤組成物
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼…‥(IV) (式中、R_8は2価の炭化水素基、R_9はメチル基
    またはエチル基を、bは1、2または3をそれぞれ示す
    。)。
  3. (3)前記(メタ)アクリロキシアルコキシシランが一
    般式(III′)で示される ▲数式、化学式、表等があります▼…‥(III′) (式中、R_5はHまたはCH_3を、R_6は2価の
    炭化水素基をそれぞれ示す。)(メタ)アクリロキシト
    リメトキシシランである請求項1に記載の湿気硬化型接
    着剤組成物。
  4. (4)前記メルカプトアルコキシシランが一般式(IV′
    )で示される HS−R_8−Si(OCH_3)_3………(IV′)
    (式中、R_8は2価の炭化水素基を示す)メルカプト
    トリメトキシシランであり、かつ 前記(メタ)アクリロキシアルコキシシランが一般式(
    III′)で示される(メタ)アクリロキシトリメトキシ
    シランである請求項2に記載の湿気硬化型接着剤組成物
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼…‥(III′) (式中、R_5はHまたはCH_3を、R_6は2価の
    炭化水素基をそれぞれ示す。)。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995017443A1 (en) * 1993-12-22 1995-06-29 Tremco, Ltd. Moisture-curable modified acrylic polymer sealant composition
US5669940A (en) * 1995-08-09 1997-09-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article
JP2014509329A (ja) * 2010-12-28 2014-04-17 ボスティク エス.アー. 架橋方法およびその関連装置

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US5669940A (en) * 1995-08-09 1997-09-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article
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