JPH03139584A - 湿気硬化型接着剤組成物 - Google Patents

湿気硬化型接着剤組成物

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JPH03139584A
JPH03139584A JP1277889A JP27788989A JPH03139584A JP H03139584 A JPH03139584 A JP H03139584A JP 1277889 A JP1277889 A JP 1277889A JP 27788989 A JP27788989 A JP 27788989A JP H03139584 A JPH03139584 A JP H03139584A
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adhesive
weight
meth
moisture
isocyanate
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JP1277889A
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Tomomoto Toda
智基 戸田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アクリル系の湿気硬化型接着剤組成物に関し
、特に、接着固化後の接着強度及び高温における凝集力
に優れた湿気硬化型接着剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
アクリル系接着剤は、耐候性、耐劣化性、透明性及び接
着性等において優れているため、種々の用途に幅広(用
いられている。
現在用いられているアクリル系接着剤としては、溶剤型
のものあるいはエマルジョン型のものが主流である。し
かしながら、無溶剤タイプの接着剤に対する要求が高ま
るにつれて、アクリル系接着剤をホットメルト型接着剤
として用いようとする試みがなされている。
例えば、特開昭59−75975号や特開昭60−23
469号公報には、(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルに対し、十分高いガラス転移点Tgを有する重合性ポ
リマー(いわゆるマクロモノマー)をグラフト共重合さ
せてなる接着剤組成物が従業されている。
これらの先行技術では、軟らかいアクリル系主鎖に対し
硬いグラフト側鎖を結合することにより剪断強度を高め
、アクリル主鎖とグラフト側鎖の相分離構造を利用した
物理的架橋により常温付近における接着強度及び凝集力
を高め、他方、高温下または溶剤共存下においては、物
理的架橋が可逆的に崩壊して溶融または溶解することに
より、ホントメルト型接着剤として塗布することを可能
としたり、あるいは溶剤塗布を可能としている。
また、特公平1−19714号公報には、(メタ)アク
リル酸アルキルエステルに、イソシアネート基前駆体と
してのジオキサゾロン環を有する化合物を共重合させる
ことにより、湿気硬化型ホントメルト接着剤としたもの
が報告されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、特開昭59−75975号公報や特開昭
60−23469号公報に記載されている接着剤組成物
では、強度を高めるための架橋が、相分離による物理架
橋のみであるため、最終的に接着固化後の接着強度や高
温における凝集力が十分でないという欠点があった。
他方、特公平1−19714号公報に記載の先行技術で
は、ジオキサゾロン環を共重合させることにより耐熱性
及び耐水性等が高められたホットメルト型接着剤が報告
されているものの、初期強度が十分でなかった。
よって、本発明の目的は、初期強度及び接着固化後の接
着強度並びに高温における凝集力に優れたアクリル系湿
気硬化型接着1i11組成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の接着剤組成物は、(メタ)アクリル酸エステル
(a)100重量部に対し、特定の重合性ポリマー(b
)3〜30重量部及び上記(メタ)アクリル酸エステル
とラジカル共重合可能な不飽和イソシアネート(c)0
.1〜17重量部を、ラジカル共重合させることにより
得られた共重合体を主成分とする。なお、(メタ)アク
リル酸エステルなる表現は、アクリル酸エステル及びメ
タアクリル酸エステルの双方を含ませるために用いられ
ており、以下の記載においても、同様に(メタ)アクリ
ルは、アクリル及びメタアクリルの双方を含むものとす
る。
上述した(メタ)アクリル酸エステル(a)は、下記の
一般式(1)で示されるものである。
(以下、余白) 式中、R,はHまたはCHsを、R□は炭素数1〜18
の炭化水素基をそれぞれ示す。
上記(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アク
リル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、(メタ)アクリル酸イソボロニル等が挙げられ
る。
これらの(メタ)アクリル酸エステルは、単独で使用し
てもよく、または2種以上適宜組み合わせて用いてもよ
い、なお、上記の(メタ)アクリル酸エステル類のうち
、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル及
びメタアクリル酸メチルが本発明において好適に用いら
れる。
他方、上記した重合性ポリマー(b)としては、下記の
一般式(It)で示されるものが用いられる。
CH,=C−C−0−R,−−・−・・−(Il)一般
式(n)で示される重合性ポリマーは、いわゆるマクロ
モノマーであり、一方の末端に重合性の(メタ)アクリ
レート基を有し、他方の末端には非重合性のポリマーR
4を有する。式中、R1はHまたはCH,を示し、R4
で示される非重合性ポリマーは、ガラス転移点Tgが5
0°C以上であり、重量平均分子量が2000〜500
00である。
Tgが50°C未満の場合には、得られた接着剤が軟ら
かくなり、塗布固化直後の初期凝集力が低下するため、
Tgは上述のとおり50°C以上に限定される。
また、重量平均分子量が小さくなると、接着剤が軟らか
くなり、塗布固化直後の凝集力が低下する。他方、重量
平均分子量が大きくなり過ぎると、重合性ポリマー(b
)の反応性が低下する。従って、重量平均分子量は、上
記の観点から2000〜50000に限定されるもので
あり、好ましくは5000〜20000である。
非重合性ポリマーR4としては、例えば、ポリスチレン
及びその誘導体、並びにポリメチルメタクリレート及び
その誘導体等が好適に用いられる。
重合性ポリマー(b)は、米国特許第3,786.11
6号公報、米国特許第3,842,059号公報、及び
特開昭60−133007号公報等に開示されている方
法により製造され得る。
重合性ポリマー(b)の使用量は、(メタ)アクリル酸
エステル(a)100重量部に対し、3〜30重量部で
ある。3重量部未満では塗布固化直後の初期凝集力が低
いからであり、他方、30重量部を超える場合には溶融
または溶液粘度が高くなり過ぎ、塗布性及び接着性が低
下するからである。好適には、5〜25重量部の重合性
ポリマー(b)が用いられる。
(メタ)アクリル酸エステル(a)とラジカル共重合可
能なイソシアネート(C)とは、ビニル基、イソプロペ
ニル基もしくは(メタ)アクリロイル基等のような(メ
タ)アクリル酸エステル(a)とラジカル共重合可能な
不飽和二重結合を有するイソシアネート類である。この
ようなイソシアネート類としては、例えば、m−イソプ
ロペニルα α−ジメチルベンジルメタクリレート(ア
メリカン・シアナミッド社製、商品名mTMI)、及び
イソシアネートエチルメタクリレートCH,−C(CH
3)−COO−CH□ CH。
NCO(ダウケミカル社製)等を挙げることができる。
また、上記のイソシアネート以外に、(メタ)アクリロ
イル基を有する不飽和モノアルコールと二官能性イソシ
アネートとを、下記の式(III)に示す付加反応によ
り合成した付加体を用いることもできる。
(以下、余白) CHI =CCOR& OH十〇CN Rt NC0−
・・−−一−−−・−・ (I[I)なお、式(I[l
)においてR2はHまたはCH。
を、R4は不飽和モノアルコール残基、Rtは二官能性
イソシアネート残基をそれぞれ示す。
上記の場合、不飽和モノアルコールとしては、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート(HEMA)、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート(HEA)、2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、ポリプロピレングリコールモノ
メタクリレートポリエチレングリコールモノメタクリレ
ート(CHz  =c  (CH3)−COO−(CH
z  CHz O)、H)(n=2〜9;日本油脂■製
、商品名フレンマーPE)、及びポリエチレングリコー
ルポリプロピレングリコールモノメタクリートを例示す
ることかできる。
また、二官能性イソシアネートの例としては、トルエン
−2,4−ジイソシアネート(TDI)、4.4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、イソホロ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、
及びテトラメチルキシレンジイソシアネート(TMXD
I)等が挙げられる。
上記の二官能性イソシアネートは、不飽和モノアルコー
ル1モルに対し、1.0モル〜1. 2モル反応させる
ことが好ましい、1.0モル以下では、1分子中に(メ
タ)アクリロイル基を2個有するウレタンアクリレート
を副生成し、該ウレタンアクリレートを含有する不飽和
イソシアネートをラジカル共重合させた場合には、重合
中にゲル化が生じるからである。また、1. 5モル以
上では、未反応の二官能性インシアネートが多量に残存
し、安全衛住上好ましくないからである。上記の反応の
際には、通常、ウレタン化触媒として用いられている、
有機錫化合物等を用いれば効果的であり、不飽和イソシ
アネート(c)が定量的に得られる。
本発明における不飽和イソシアネート(C)の使用量は
、(メタ)アクリル酸エステル(a)100重量部に対
し、0.1−17重量部である。
0.1重量部未満では、湿気硬化が不十分であり、最終
接着強度が低くなるからであり、17重量部を超えると
、熔融もしくは溶液粘度が高くなり過ぎ、作業性が低下
し、かつ湿気硬化後の接着剤が跪くなるからである。好
ましくは、0.3〜15重り部の不飽和イソシアネート
(c)が用いられる。
本発明の湿気硬化型接着剤組成物の主成分であるラジカ
ル共重合体(A)の重量平均分子量は、10000〜4
00000が好ましく、より好ましくは20000〜3
00000である0重量平均分子量が10000以下で
は、接着固化直後の初期凝集力が低くなるからであり、
400000以上では、塗布作業時の粘度が高(なり過
ぎ、作業性が低下するからである。
上記ラジカル共重合体(A)を製造する方法としては、
任意の共重合方法を採用することができる0例えば、溶
液重合法や塊状重合法等により製造することができる。
重合に際しては、重合開始剤としてパーオキサイド系ま
たはアゾ系化合物を用いるのが普通であるが、光または
放射線等を照射して重合してもよい。
また、分子量を調整するために、適当な連鎖移動剤、例
えばラウリルメルカプタン等を用いてもよい。
さらに、接着剤組成物に、更に幅広い接着特性を付与す
るために、必要に応して、可塑剤、粘着付与剤、充填剤
及び酸化防止剤等を添加し、てもよい。
また、湿気硬化促進のために、ウレタン化触媒として、
公知のジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫シマレート
もしくはジブチル錫ジアセテート等の有機錫化合物また
は三級アミンを添加してもよい。
本■の   の゛ 本発明の接着剤組成物は、ホットメルト接着剤、ホット
メルトシーリング剤または溶剤型接着剤として使用する
ことができる。
ホントメルト接着剤またはホットメルトシーリング剤と
して使用する場合には、通常のホットメルト用アプリケ
ータを用い、溶融状態で塗布・貼り付けたり、シール部
に充填したりする等の方法により用いることができる。
この場合、接着部またはシール部に、柔軟性や遮音性を
付与する目的で、空気、窒素、二酸化炭素またはこれら
に少量の水を含ませた含水ガスを、溶融状態において混
入し発泡させて用いてもよい。
特に湿気硬化を、より早くかつより効果的に進行させる
には、含水ガスを混入発泡させる方法が好ましい。上記
の熔融発泡の目的で使用されるホットメルト用アプリケ
ータとしては、例えばノードソン株式会社製、フオーム
メルトアプリケータを挙げることができる。
溶剤型接着剤として使用する場合には、本発明の接着剤
組成物を、モレキュラーシーブ等で十分に脱水した。酢
酸エチル、メチルエチルケトンまたはシクロヘキサン等
の適宜の溶剤に溶解させることにより、通常の溶剤型接
着剤と同様にして用いることができる。
さらに、本発明の接着剤組成物は、ポリエチレンテレフ
タレートフィルムや紙等のシート材に、通常のホットメ
ルトコーターを用いてホントメルト塗布したり、通常の
溶剤型感圧接着剤と同様にして塗布・乾燥することによ
り、感圧接着剤として用いることができる。
(発明の作用及び効果〕 本発明の接着剤組成物では、一般式(1)で表された(
メタ)アクリル酸エステル(a)に、重合性ポリマー(
b)が共重合されているため、該共重合体は、重合性ポ
リマー(b)の末端のR4基がポリ(メタ)アクリル酸
エステルにグラフト化したグラフト共重合体となる。
上記グラフト共重合体の高次構造は、常温付近かつ=i
剤下では、ポリ(メタ)アクリル酸エステル部分と、R
4基部分とが相分離した構造となり、物理架橋状態を呈
する。従って、塗布固化直後から高い凝集力を示す。
他方、高温もしくは溶剤共存下では、上記の物理架橋状
態が消失し、流動性を有するため容易に塗布することが
できる。
また、本発明では、上記共重合体に不飽和イソシアネー
ト(C)が共重合されているので、塗布固化後、被着体
の水分や空気等の雰囲気中の水分とイソシアネート基と
が反応し、共重合体が化学架橋することにより、最終的
に非常に高い凝集力が得られる。さらに、被着体表面に
水酸基等の活性水素基がある場合には、該活性水素基と
イソシアネート基とが反応することにより、被着体と化
学結合し、最終的な接着力は著しく高められる。
すなわち、本発明によれば、重合性ポリマー(b)の共
重合により塗布性及び塗布固化直後の凝集力が高められ
ており、他方、不飽和イソシアネート(c)が共重合さ
れることにより塗布固化後の湿気架橋により最終的に非
常に高い凝集力及び接着力を示す、アクリル性湿気硬化
型接着剤組成物が徒供される。
〔実施例] 以下、本発明の実施例につき説明する。
1〜4  び     1〜4 (1)接着剤の調製 IPのセパラブルフラスコに、シクロヘキサン100重
量部を入れ、第1表及び第2表にそれぞれ実施例1〜4
及び比較例1〜4として示す所定量の(メタ)アクリル
酸エステル(a)、重合性ポリマー(b)、不飽和イソ
シアネート(C)及び連鎖移動剤としてのラウリルメル
カプタンを添加し、均一に混合した後昇温し、シクロヘ
キサン還流下においてアゾビスイソブチロニトリルを1
時間ごとに0゜01重量部添加し、6時間ラジカル共重
合を行い、実施例1〜4及び比較例1〜4の各共重合体
(A)の溶液を得た。
この溶液に、第1表及び第2表に示した所定量の粘着性
付与樹脂及び湿気硬化促進触媒を配合し、130°Cに
て溶剤を減圧情夫し、実施例1〜4及び比較例1〜4の
各接着剤を得た。
(2)接着剤の物性測定 (1)で得られた各接着剤を用い、下記の物性の測定を
行った。結果を第1表及び第2表にに併せて示す。
(イ)130℃における溶融粘度; B型粘度計を使用し、130°Cにおける粘度を測定し
た。
(ロ)せん断接着力; 表面の清浄な厚さ1.5mX幅2C1のポリカーボネー
ト樹脂板に、130°Cの温度で溶融させた上記接着剤
を塗布した。つぎに、接着剤層の厚みが1+w、面積が
20X10■となるように、2枚の上記ポリカーボネー
トを貼り合わせてなる試験片を用意した。この試験片を
、23℃、相対湿度60%において2時間または14日
間養生後の、それぞれのせん断接着強度50−/分を引
張り速度により測定した。
(ハ)接着剥離強度; (ロ)で用いたのと同一の表面の清浄なポリカーボネー
ト樹脂板に、130℃の温度で溶融させた上記実施例1
〜4及び比較例1〜4の各接着剤を塗布し、幅2C1の
帆布を貼り合わせた試験片を用意し、23℃、相対節度
60%の雰囲気において2時間または14日間養生後の
それぞれの180°C剥離強度を、50閤/分の引張り
速度により測定した。
(ニ)100°C耐熱クリープ試験; 表面が清浄なポリカーボネート樹脂板に、130℃の温
度で熔融させた接着剤を塗布し、接着面積が20XIO
園となるように2枚のポリカーボネート樹脂板を貼り合
わせ、23°C2相対湿度60%により14日間養生し
た試験片を用意した。
この試験片に、100°Cのオープン中で200gの荷
重(錘)を掛け、錘が落下するまでの時間を測定した。
ス遣貫1 (1)不飽和イソシアネートの調製 トルエン−2,4ジイソシアネート(TDI)35.2
gと、アクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEA)23
.2gと、ジブチル錫ジラウレー)0.003gとを、
100dのフラスコに仕込み、60℃で4時間反応さ廿
、TDIとHEAの付加体を調製した。
(2)接着剤の調製 実施例1で行ったのと同様にして、第1表に示した所定
量の(メタ)アクリル酸エステル(a)、重合性ポリマ
ー(b)及び不飽和イソシアネート化合物(C)及びラ
ウリルメルカプタンを共重合した後、粘着性付与樹脂を
配合し、溶剤を溜去し、接着剤を得た。
(3)物性の測定 実施例1の物性測定と同様にして、130℃における溶
融粘度、せん断接着力、接着剥離力及び100°C耐熱
クリープを測定した。結果を第1表に併せて示す。
6〜8  び   例5〜7 (1)接着剤の調製 実施例1で行ったのと同様にして、第3表及び第4表に
それぞれ実施例6〜8及び比較例5〜7として示す所定
量の(メタ)アクリル酸エステル(a)、重合性ポリマ
ー(b)及び不飽和イソシアネート(C)(実施例8の
TDIとHEAの付加体は実施例5と同様にして調製し
た)等を共重合し、しかる後粘着性付与樹脂を配合し、
溶剤を溜去した。これに、所定量の湿気硬化促進触媒及
びシクロヘキサンを加え、均一に混合することにより接
着剤溶液を得た。
(2)物性の測定 (1)で得られた実施例6〜8及び比較例5〜7の接着
剤溶液を用いて下記の物性測定を行った。
結果を第3表及び第4表に併せて示す。
(イ)23℃溶液粘度; B型粘度計を用いて23゛Cにおける溶液粘度を測定し
た。
(ロ)接着剥離強度; 表面が清浄なポリカーボネート樹脂板に、接着剤溶液を
塗布し、3分後に幅21の帆布を貼り合わせた試験片を
用意し、23℃、湿度60%RHで、1日または14日
間養生後のそれぞれの180℃剥離強度を50−7分の
引張り速度で測定した。
(ハ)100″C耐熱クリープ; 表面が清浄なポリカーボネート樹脂板に、接着剤溶液を
塗布し、3分後に接着面積が20X10−となるように
貼り合わせ、23℃、湿度60%RHにおいて14日間
養生した試験片を用意し、実施例1の耐熱クリープ試験
と同様にして測定した。
9〜lOび    8〜9 (1)粘着剤シートの調製 実施例1と同様にして、第5表に示した所定量のアクリ
ル酸エステル(a)、重合性ポリマー(b)及び不飽和
イソシアネート化合物(C)とを共重合した後、所定量
の粘着性付与樹脂及び湿気硬化促進触媒を配合し、15
0°Cの温度で溶剤を減圧情夫し、粘着剤を得た。得ら
れた粘着剤を50μm厚のポリエチレンテレフタレート
フィルム上に、粘着剤層の厚みが30μmとなるように
、150°Cの温度で塗布し、粘着剤シートを得た。
比較例8及び9についても、第6表に示す材料を用いて
同様にして粘着剤シートを用意した。
(2)物性の測定 (1)の実施例9.IO及び比較例8.9の粘着剤及び
粘着剤ソートを用いて下記の物性測定を行った。結果を
第5表及び第6表に併せて示す。
(イ)150°C熔融粘度; B型粘度計を用い、150°Cにおける粘度を測定した
(ロ)粘着力; 粘着シートを23°c、fA度60%RHにおいて、1
時間または14日間養生した後のそれぞれの粘着力を、
JIS−70237に従ってステンレススチール板を被
着体とし、180℃剥離により測定した。
(ハ)保持力; 粘着シートを23°C,湿度60%RHで、1時間また
は14日間養生した後、JIS−20237に準し、2
5■X25mの面積で粘着シートをステンレススチール
板に貼り付けた後、40℃または80°Cのオーブン中
で1kgの荷重を掛け、錘が落下するまでの時間を測定
した。
l 1  び     10〜11 (1)粘着シートの調製 llのセパラブルフラスコに、シクロヘキサン66重量
部を入れ、第5表に示した所定量のアクリル酸エステル
(a)、重合性ポリマー(b)及び不飽和イソシアネー
ト(c)等を実施例1と同様にして共重合した後、所定
量の湿気硬化触媒を添加し、均一に混合し、粘着剤溶液
を得た。
得られた粘着剤溶液を、50μm厚のポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に、ヘーカー型アプリケータで塗
布した後、該シートを120°Cで3分間乾燥させ、粘
着剤層の厚みが30pmO粘着剤シートを得た。
比較例10及び11についても、第6表に示す化合物を
用いて上記と同様にして粘着剤シートを得た。
(2)物性の測定 (1)で得られた比較例10.11及び実施例11の粘
着剤溶液及び粘着剤シートを用いて、下記の物性測定を
行った。結果を、第5表及び第6表に併せて示す。
(イ)23°C溶液粘度 B型粘度計を用い、23°Cにおける溶液粘度を測定し
た。
(ロ)粘着力 実施例9で行ったのと同様にして、粘着力を測定した。
(ハ)保持力 実施例9で行ったのと同様にして、実施例11及び比較
例10〜11の粘着シートの保持力を測定した。
第 1 表(実施例1〜5) 表(比較例1〜4) 表(比較例5〜7) 第 表(実施例6〜8) 但し、上記第1表〜第4表中で、 1)二重量平均分子量はGPCによるポリスチレン換算
平均分子量を、他は重量部を示す。
2):サートマー社製、2−ポリスチリルエチルメタク
リレート;商品名[マクロマーC4500」 (重量平
均分子!t13000、TgloooC) 3):アメリカン・シアナミッド社製、m−イソプロペ
ニル−α α−ジメチルベンジルイソシアネート;商品
名rm−TM[1 4):三井石油化学工業株式会社製、商品名「FTR−
7125J 5):三共有機合成株式会社製、ジブチル錫ジラウレー
ト;商品名’5tann  BLJをそれぞれ示す。
(以下、余白) 第 5 表(実施例9〜11) 但し、上記第5表〜第6表中で、 1):重量平均分子量はGPCによるポリスチレン換算
平均分子量を、他は重量部を示す。
2):サートマー社製、2−ポリスチリルエチルメタク
リレート;商品名「マクロマーC4500J  (重量
平均分子113000、TglOOoC) 3):アメリカン・シアナミッド社製、m−イソプロペ
ニル−α α−ジメチルヘンシルイソシアネート;商品
名’m−TMI」 4)二三井石油化学工業株式会社製、商品名「FTP−
6110J 5):三共有機合成株式会社製、ジブチル錫ジラウレー
ト;商品名rstann  BLJ6): (凝)は凝
集破壊、(界)は界面破壊をそれぞれ示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I )で示される(メタ)アクリル酸エ
    ステル100重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・( I
    ) (式中、R_1はHまたはCH_3を、R_2は炭素数
    1〜18の炭化水素基をそれぞれ示す。)と、一般式(
    II)で示される重合性ポリマー3〜30重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(II) (式中、R_3はHまたはCH_3を、R_4は重量平
    均分子量2000〜50000でTgが50℃以上の非
    重合性ポリマーをそれぞれ示す。)と、前記(メタ)ア
    クリル酸エステルとラジカル共重合可能な不飽和イソシ
    アネート0.1〜17重量部とのラジカル共重合体を主
    成分とする湿気硬化型接着剤組成物。
  2. (2)前記ラジカル共重合体の重量平均分子量が、10
    000〜400000の範囲にある請求項1に記載の湿
    気硬化型接着剤組成物。
  3. (3)前記不飽和イソシアネートが、(メタ)アクリル
    酸エステルとラジカル共重合可能な不飽和二重結合を有
    するイソシアネートである請求項1に記載の湿気硬化型
    接着剤組成物。
  4. (4)前記不飽和イソシアネートが、(メタ)アクリロ
    イル基を有する不飽和モノアルコールと二官能性イソシ
    アネートとの付加体である請求項1に記載の湿気硬化型
    接着剤組成物。
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