JPH04202585A - 湿気硬化型接着剤組成物 - Google Patents

湿気硬化型接着剤組成物

Info

Publication number
JPH04202585A
JPH04202585A JP33840290A JP33840290A JPH04202585A JP H04202585 A JPH04202585 A JP H04202585A JP 33840290 A JP33840290 A JP 33840290A JP 33840290 A JP33840290 A JP 33840290A JP H04202585 A JPH04202585 A JP H04202585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
polymerizable
weight
adhesive
meth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33840290A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomoto Toda
智基 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP33840290A priority Critical patent/JPH04202585A/ja
Publication of JPH04202585A publication Critical patent/JPH04202585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アクリル系の湿気硬化型接着剤組成物に関し
、特に3、接IF[−化後の接着強度および高温におけ
る凝集力に優れた湿気硬化型接着剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
アクリル系接着剤は、耐候性、透明性及び接着性等にお
いて優れているため、種々の用途に幅広く用いられてい
る。
現在用いられているアクリル系接着剤としては、溶剤型
のものあるいはエマルジョン型のものが主流である。し
かしながら、無溶剤型の接着剤に対する要求が高まるに
つれて、アクリル系接着剤をホットメルト接着剤として
用いようとする試みがなされている。
例えば、特開昭59−75975号公報には、(メタ)
アクリル酸アルキルエステルに対し、十分高いガラス転
移点Tgを有する重合性ポリマー(所謂マクロモノマー
)をグラフト共重合させてなる接着剤組成物が提案され
ている。
この先行技術では、軟らかいアクリル系主鎖に対し硬い
グラフト側鎖を結合することにより剪断強度を高め、ア
クリル主鎖とグラフト側鎖の相分離構造を利用した物理
的な架橋により常温付近における接着強度及び凝集力を
高め、他方、高温下においては物理的架橋が可逆的に崩
壊して熔融することにより、ホットメルト型接着剤とし
て塗布することを可能としている。
また、特開昭57−179210号公報及び特開昭59
−78221号公報には、アルコキシシランを共重合し
たアクリル系の室温硬化型弾性組成物が提案されている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、特開昭59−75975号公報に記載さ
れている接着剤組成物では、強度を高めるための架橋が
相分離による物理架橋のみであるため、最終的な接着固
化後の接着強度や高温における凝集力が十分でないとい
う欠点があった。
他方、特開昭59−179210号及び特開昭59−7
8221号公報に記載の先行技術は、アクリル酸エステ
ルにアルコキシシランを共重合させることにより、安価
であり、且つ耐熱性及び耐水性等が高められた室温硬化
型シーリング材組成物が報告されているものの、初期強
度は十分ではない。
本発明の目的は、初期強度並びに高温における凝集力に
優れたアクリル系湿気硬化型接着剤組成物を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の湿気硬化型接着剤組成物は、(メタ)アクリル
酸エステル(a) 100重量部に対し、特定の重合性
ポリマー(b)3〜30重量部及び特定の重合性アルコ
キシシラン(C)0.03〜10重量部をラジカル共重
合させること、により得られる共重合体(A)を主成分
とする。
なお、(メタ)アクリル酸エステルなる表現は、アクリ
ル酸エステル及びメタアクリル酸エステルの双方を含ま
せるために用いられており、以下の記載においても、同
様に(メタ)アクリルは、アクリル及びメタアクリルの
双方を含むものとする。
上述した(メタ)アクリル酸エステル(a)は、下記一
般式(a)で示されるものである。
式中、R1はHまたはCH,を、R2は炭素数1〜18
の炭化水素基をそれぞれ示す。
上記(メタ)アクリル酸エステルとしては、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチル
ヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)
アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
 (メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸シ
クロヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボロニル等が挙
げられる。これらの(メタ)アクリル酸エステルは単独
で使用してもよく、又は2種類以上適宜組み合わせて使
用しても良い。なお、上記(メタ)アクリル酸エステル
類のうち、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル及びメタクリル酸メチルが本発明においては
好適に用いられる。
上記重合性ポリマー(b)としては、下記一般式(b)
で示されるものが用いられる。
−数式(b)で示される重合性ポリマーは、所謂マクロ
モノマーであり、一方の末端に重合性の(メタ)アクリ
ロイル基を有し、他方の末端には非重合性のポリマー状
セグメントR4を有する。式中、R3はHまたはCH,
を示し、R4で示される非重合性ポリマー状セグメント
は、ガラス転移点Tgが50℃以上で、重量平均分子量
が2.000〜50.000である。
Tgが50℃未満の場合には、得られる接着剤が軟らか
くなり、塗布固化直後の初期凝集力が低下するため、T
gは上述の通り50℃以上に限定される。また、重量平
均分子量が小さくなると、接着剤が軟らかくなり、塗布
固化直後の凝集力が低下する。他方、重量平均分子量が
大きくなり過ぎると、重合性ポリマー(b)の反応性が
低下する。 従って、重量平均分子量は上述の観点から
2.000〜50、000に限定されるものであり、よ
り好ましくは5、000〜20.000である。
非重合性ポリマー状セグメントR4としては、例えば、
ポリスチレン及びその誘導体、並びにポリメチルメタク
リレート及びその誘導体等が好適に用いられる。
重合性ポリマー(b)は、米国特許第3.786.11
6号公報、米国特許第3.842.059号公報、及び
特開昭60−133007号公報等に開示されている方
法により製造され得る。
重合性ポリマー(b)の使用量は、(メタ)アクリル酸
エステル(a) 100重量部に対して3〜30重量部
である。3重量部未満では塗布固化直後の初期凝集力が
低いからであり、他方、30重量部を超える場合には熔
融または溶液粘度が高くなり過ぎて塗布性及び接着性が
低下するからである。好適には、5〜25重量部の重合
性ポリマー(b)が用いられる。
前記重合性アルコキシシラン(C)は、下記の一般式(
C8)〜(C3)で示されるアルコキシシランから選ば
れる1種以上のアルコキシシランである。
(式中、R5はHまたはCH,を、R6及びR7は2価
の炭化水素基、aは1.2または3をそれぞれ示す) (式中、R8は2価の炭化水素基、bは1.2または3
をそれぞれ示す) (式中、R″はHまたはCHsを、R10及びR11は
2価の炭化水素基、Cは1.2または3をそれぞれ示す
) 上記−数式(C1)で示される重合性アルコキシシラン
は、下記−数式(ato)で示されるメタクリロイル基
を有するイソシアネート化合物 (式中、R’ はH*たはCHs を、R6は2価の炭
化水素基をそれぞれ示す) と下記−数式(C+”)で示されるアミノアルコキシシ
ラン (式中、R″は2価の炭化水素基、aは1.2または3
をそれぞれ示す) とを1:1で反応させることにより製造され得る。
この場合用いられる((:、’)式で示されるインシア
ネート化合物としては、例えば2−イソシアネートエチ
ルメタクリレートが挙げられる。
また、(C,′)式で示されるアミノアルコキシシラン
としては、例えば3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−
アミノプロピルジメチルメトキシシラン等が挙げられる
。これらの中でも、湿気硬化速度が大きい点から3−ア
ミノプロピルトリメトキシシランが好適に用いられる。
上記−数式(C2)で示される重合性アルコキシシラン
は、下記−数式(C,”)で示されるm−イソプロペニ
ル−α、α−ジメチルベンジルイソシアネート と下記−数式(C2″′)で示されるアミノアルコキシ
シラン (式中、R8は2価の炭化水素基、bは1.2または3
をそれぞれ示す) とを1:1で反応させることにより製造され得る。
この場合用いられる(C2”)式で示されるアミノアル
コキシシランとしては、例えば3−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシ
シラン、3−アミノプロピルジメチルメトキシシラン等
が挙げられる。これらの中でも、湿気硬化速度が大きい
点から3−アミノプロピルトリメトキシシランが好適に
用いられる。
上記一般弐(C,)で示される重合性アルコキシシラン
は、下記−数式(C3’)で示されるメタクリロイル基
を有する水酸基含有化合物 (式中、Rs4;!H*たi;ICHs を、R10ハ
2価f7)炭化水素基をそれぞれ示す) と下記−数式(C3”)で示されるイソシアネートア、
ルコキシシラン (式中、R11は2価の炭化水素基、Cは1.2または
3をそれぞれ示す) とを1=1で反応させることにより製造され得る。
この場合用いられる(C,’)式で示される水酸基含有
化合物としては、例えば2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、2−ヒドロキシエチルアクリレート等が挙げら
れる。
また、(C,′)式で示されるイソシアネートアルコキ
シシランとしては、例えば3−インシアネートプロピル
トリメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルメチ
ルジメトキシシラン、3−イソシアネートプロピルジメ
チルメトキシシラン等が挙げられる。これらの中でも、
湿気硬化速度が大きい点から3−イソシアネートプロピ
ルトリメトキシシランが好適に用いられる。
上記重合性アルコキシシラン(C)の使用量は、(メタ
)アクリル酸エステル(a) 100重量部に対して、
0.03〜10重量部である。0.03重量部未満では
、湿気硬化性が不十分で耐熱性が低くなるからであり、
他方、10重量部を超えると、湿気硬化後の接着剤層が
脆く接着力が低くなり、かつコストが高くなり好ましく
ない。好適には0.05〜8重量部のアルコキシシラン
(C)が用いられる。
本発明の湿気硬化型接着剤組成物の主成分である、上記
(a)、(b)、(C)から成るラジカル共重合体(A
)の重量平均分子量は、10.000〜400.000
が好ましく、より好ましくは20.000〜300.0
00である。重量平均分子量が10.000以下では、
接着固化直後の初期凝集力が低くなるからであり、40
0.000以上では、塗布作業時の粘度が高くなり過ぎ
、作業性が低下するからである。
上記ラジカル共重合体(八)を製造する方法としては、
任意の共重合方法を採用することができる。
例えば、溶液重合法や塊状重合法等により製造すること
ができる。
重合に際しては、重合開始剤としてパーオキサイド系ま
たはアゾ系化合物を用いるのが普通であるが、光または
放射線等を照射して重合してもよい。
また、分子量を調整するために、適当な連鎖移動剤、例
えばラウリルメルカプタン等を用いてもよい。特に、連
鎖移動剤としてアルコキシシリル基を有するメルカプタ
ン、例えば3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
を用いる場合には、上記共重合体(A)の末端にもアル
コキシシリル基が導入され、湿気硬化性が一層向上する
本発明の接着剤組成物には、湿気硬化促進のため、必要
に応じてシラノール縮合反応促進触媒として公知の、ジ
ブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジブ
チル錫シマレート等の有機錫化合物や、テトライソプロ
ポキシチタン、テトラブトキシチタン等の有機チタネー
ト化合物を添加してもよい。
更に、本発明の接着剤組成物に、より幅広い接着特性を
付与するために、必要に応じて、可塑剤、粘着付与樹脂
、充填剤及び酸化防止剤等を添加してもよい。
本発明の接着剤組成物の用途 本発明の接着剤組成物は、ホットメルト接着剤またはホ
ットメルトシーリング材または溶剤型接着剤として使用
することができる。
ホットメルト接着剤またはホットメルトシーリング材と
して使用する場合には、通常のホットメルト用アプリケ
ーターを用いて熔融状態で塗布・貼合わせたり、シール
部に充填したりする等の方法が用いられる。この場合、
接着部またはシール部に、柔軟性や遮音性を付与する目
的で、空気、窒素、二酸化炭素または、これらに少量の
水を含ませた含水ガスを、熔融状態において混入し発泡
させて用いてもよい。
特に湿気硬化を、より速く且つより効果的に進行させる
には、含水ガスを混入、発泡させる方法が好ましい。 
上記の熔融発泡の目的で使用されるホットメルト用アプ
リケーターとしては、例えばノードソン株式会社製「フ
オームメルトアプリケーター」を挙げることができる。
溶剤型接着剤として使用する場合には、本発明の接着剤
組成物を、モレキュラーシーブ等で十分に脱水した酢酸
エチル、メチルエチルケトンまたはシクロヘキサン等の
適宜の溶剤に溶解させることにより、通常の溶剤型接着
剤と同様にして用いることができる。
更に、本発明の接着剤組成物は、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムや紙等のシート材に、通常のホットメル
トコーターを用いてホットメルト塗布したり、通常の溶
剤型感圧接着剤と同様にして塗布・乾燥することにより
、感圧接着剤として用いることができる。
〔作 用〕
本発明の接着剤組成物では、−数式(a)で表される(
メタ)アクリル酸エステル(a)に、−数式(b)で表
される重合性ポリマー(b)が共重合されているため、
該共重合体は、重合性ポリマー(b)の末端のR4基が
ポリ (メタ)アクリル酸エステルにグラフトしたグラ
フト共重合体となる。
上記グラフト共重合体の高次構造は、常温付近では、ポ
リ (メタ)アクリル酸エステル部分とR4基部分とが
相分離した構造となり、物理架橋状態を呈する。従って
、塗布固化直後から高い凝集力を示す。他方、高温下も
しくは溶剤共存下では、上記の物理架橋状態が消失し、
流動性を有するため容易に塗布することができる。
また、本発明では、上記共重合体に一般式(cl)〜(
C3)で表されるアルコキシシランから選ばれる1種以
上の重合性アルコキシシラン(C)が共重合されている
ので、分子鎖中にアルコキシシリル基が導入される。該
アルコキシシリル基は、塗布固化後、被着体の水分や空
気等の雰囲気中の水分により加水分解し、シラノール基
を生成する。このシラノール基が、他の分子中のシラノ
ール基もしくはアルコキシシリル基と縮合反応すること
によって、共重合体が化学架橋され、最終的に非常に高
い凝集力が得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例につき説明する。
参考例1:重合性アルコキシシラン(C)の調整100
 mlのなす型フラスコに、3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン17.9gを入れ、攪拌下氷冷しながら、
2−イソシアネートエチルメタクリレート15.6gを
滴下し、滴下終了後さらに室温にて1時間反応させて、
重合性アルコキシシラン(C,)を得た。
参考例2:重合性アルコキシシラン(C2)の調整10
0 mlのなす型フラスコに、3−アミノプロピルトリ
メトキシシラン17.9gを入れ、攪拌下氷冷しなから
m−イソプロペニル−α、α−ジメチルベンジルイソシ
アネート20.1gを滴下し、滴下終了後さらに室温に
て1時間反応させて、重合性アルコキシシラン(C2)
を得た。
考例3:重合性アルコキシシラン(C3)の調整100
 [111のなす型フラスコに、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート13.1g、ジブチル錫ジラウレ−)0
.1gを入れ、攪拌下氷冷しなから3−イソシアネート
プロピルトリメトキシシラン20.5gを滴下し、滴下
終了後さらに室温にて1時間反応させて、重合性アルコ
キシシラン(C5)を得た。
実施例1〜6及び比較例1〜4 (1)接着剤の調整 11のセパラブルフラスコに、シクロヘキサン100重
量部を入れ、第1表及び第2表にそれぞれ実施例1〜6
及び比較例1〜4として示す所定量の(メタ)アクリル
酸エステル(a)、重合性ポリマー(b)、参考例1〜
3で調整した重合性アルコキシシラン(C)及び連鎖移
動剤としてのラウリルメルカプタンもしくは3−メルカ
プトプロピルトリメトキシシランを添加して均一に混合
した後昇温し、シクロヘキサン還流下においてアゾビス
イソブチロニトリルを1時間毎に0.01重量部ずつ添
加して6時間ラジカル共重合を行い、実施例1〜6及び
比較例1〜4の各共重合体(A)の溶液を得た。
この溶液に、第1表及び第2表に示した所定量の粘着付
与樹脂及び湿気硬化促進触媒を配合し、130℃にて溶
剤を減圧溜去して実施例1〜6及び比較例1〜4の各接
着剤を得た。
(2)接着剤の物性測定 (1)で得られた各接着剤を用い、下記物性の測定を行
った。結果を第1表及び第2表に合わせて示す。
イ)130℃における熔融粘度; B型粘度計を使用し、窒素雰囲気下130℃における粘
度を測定した。
口)剪断接着力; 表面の清浄な厚さ1.5mmx幅20闘×長さ70mm
のポリカーボネート樹脂板に、130℃で熔融させた上
記接着剤を塗布し、接着剤層の厚みが1mm、面積が2
0X IQmm’となるようにもう1枚のポリカーボネ
ート樹脂板を貼り合わせてなる試験片を用意した。この
試験片を、23℃、相対湿度60%において2時間また
は14日間養生した後、それぞれの23℃における剪断
接着強度を50ma+/分の引っ張り速度にて測定した
ハ)昇温耐熱クリープ試験; 表面の清浄な前述のポリカーボネート樹脂板に、130
℃で熔融させた上記接着剤を塗布し、接着面積が20 
X 25+n+n”となるようにもう1枚のポリカーボ
ネート樹脂板を貼り合わせ、23℃、相対湿度60%に
おいて14日間養生した試験片を用意した。
この試験片に、100gの荷重(錘)を掛け、オーブン
中で40℃から昇温速度0.4℃/分で温度を上昇させ
、錘が落下する温度を測定した。
実施例7〜9および比較例5〜6 (1)接着剤の調整 実施例1で行ったのと同様にして、第3表に実施例7〜
9及び比較例5〜6として示す所定量の(メタ)アクリ
ル酸エステル(a)、重合性ポリマー(b)、参考例1
〜3で調整した重合性アルコキシシラン(C)及び連鎖
移動剤としてラウリルメルカプタンを配合してラジカル
共重合し、しかる後粘着付与樹脂を配合し、溶剤を溜去
した。これに所定量の湿気硬化促進触媒及びシクロヘキ
サンを加え、均一に混合することにより接着剤溶液を得
た。
(2)接着剤の物性測定 (1)で得られた実施例7〜9及び比較例5〜6の各接
着剤溶液を用い、下記物性の測定を行った。
結果を第3表に示す。
イ)23℃における溶液粘度; B型粘度計を使用し、23℃における溶液粘度を測定し
た。
口)接着剥離強度; 表面の清浄なポリカーボネート樹脂板に、接着剤溶液を
塗布し、3分後に幅2cmの帆布を貼り合わせた試験片
を用意し、23℃、相対湿度60%において1日又は1
4日間養生した後、それぞれの23℃における180度
剥離強度を50mm/分の引っ張り速度にて測定した。
ハ)昇温耐熱クリープ試験; 表面の清浄なポリカーボネート樹脂板に、接着剤溶液を
塗布し、3分後に接着面積が20 X 25+nm2と
なるようにもう1枚のポリカーボネート樹脂板を貼り合
わせ、23℃、相対湿度60%において14日間養生し
た試験片を用意した。 この試験片に、100gの荷重
(錘)を掛け、オーブン中で40℃から昇温速度0.4
℃/分で温度を上昇させ、錘が落下する温度を測定した
実施例10〜11及び比較例7〜8 (1)粘着シートの調整 実施例1と同様にして、第4表に示した所定量のアクリ
ル酸エステル(a)、重合性ポリマー(b)、参考例2
〜3で調整した重合性アルコキシシラン(C)及び連鎖
移動剤として3−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ンを配合し、ラジカル共重合を行った。しかる後所定量
の粘着付与樹脂及び湿気硬化促進触媒を配合し、150
℃にて溶剤を減圧溜去してホットメルト粘着剤を得た。
得られた粘着剤を50μm厚のポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上に粘着剤層の厚みが30μmとなるよう
に、150℃で塗布して粘着シートを得た。
(2)物性の測定 (1)で得られた実施例10〜11及び比較例7〜8の
粘着剤及び粘着シートを用いて下記の物性測定を行った
。結果を第4表に示す。
イ)150℃熔融粘度; B型粘度計を用い、窒素雰囲気下150℃における粘度
を測定した。
口)粘着力; 粘着シートを23℃、相対湿度60%で14日間養生し
た後の粘着力について、JIS Z 0237に準じて
ステンレススチール板を被着体とし、23℃における1
80度剥離力を300mm/分の引っ張り速度で測定し
た。
ハ)保持力; 粘着シートを23℃、相対湿度60%において1時間又
は14日間養生した後、JIS Z 0237に準じて
25X 25mm2の面積でステンレススチール板に貼
り付けた後、40℃又は80℃のオーブン中で1 kg
の荷重(錘)を掛け、錘が落下するまでの時間を測定し
た。
実施例12及び比較例9〜10 (1)粘着シートの調整 11のセパラブルフラスコに、シクロヘキサン66重量
部を入れ、第4表に示した所定量のアクリル酸エステル
(a)、重合性ポリマー(b)、参考例1で調整した重
合性アルコキシシラン(C)及び連鎖移動剤として3−
メルカプトプロピルトリメトキシシランを配合し、実施
例1と同様にしてラジカル共重合し、しかる後所定量の
湿気硬化促進触媒を配合して均一に混合し、粘着剤溶液
を得た。
得られた粘着剤を50μm厚のポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上に、ベーカー型アプリケーターで塗布し
た後、該シートを120℃で3分間乾燥させ、粘着剤層
の厚みが30μmの粘着シートを得た。
(2)物性の測定 (1)で得られた実施例12及び比較例9〜10の粘着
剤及び粘着シートを用いて下記の物性測定を行った。結
果を第4表に示す。
イ)23℃溶液粘度; B型粘度計を用い、23℃における粘着剤溶液粘度を測
定した。
口)粘着力; 実施例7で行ったのと同様にして、粘着力を測定した。
ハ)保持カニ 実施例7で行ったのと同様にして、保持力を測定した。
(以下余白) 箪2表 但し、上記第1表及び第2表中で、 1) サートマー社製2−ポリスチリルエチルメタクリ
レート 商品名「マクロマーC−4500J (重量平均分子量13.000.7g100℃)2)参
考例1にて調整した2−イソシアネートエチルメタクリ
レートと3−アミノプロピルトリメトキシシランの1=
1付加体 3)参考例2にて調整したm−イソプロペニル−α。
α−ジメチルベンジルイソシアネートと3−アミノプロ
ピルトリメトキシシランの1:1付加体 4)参考例3にて調整した2−ヒドロキシエチルメタク
リレートと3−イソシアネートプロピルトリメトキシシ
ランの1=1付加体 5) チッソ株式会社製 商品名「サイラエース5810J 6)  GP[l’によるポリスチレン換算分子量7)
三井石油化学工業株式会社製 商品名r FTR−7125J 8)三共有機合成株式会社製ジブチル錫ジラウレート 商品名rStann BLJ をそれぞれ示す。
(以下余白) 但し、上記第3表中で、 1)サートマー社製2−ポリスチリルエチルメタクリレ
ート 商品名「マクロマーC−45004 (重量平均分子量13.000.7g100℃)2)参
考例1にて調整した2−イソシアネートエチルメタクリ
レートと3−アミノプロピルトリメトキシシランの1:
1付加体 3)参考例2にて調整したm−イソプロペニル−α。
α−ジメチルベンジルイソシアネートと3−アミノプロ
ピルトリメトキシシランの1=1付加体 4)参考例3にて調整した2−ヒドロキシエチルメタク
リレートと3−イソシアネートプロピルトリメトキシシ
ランの1=1付加体 5)  GPCによるポリスチレン換算分子量6)三井
石油化学工業株式会社製 商品名r FTR−7125J 7)三共有機合成株式会社製ジブチル錫ジラウレート 商品名rStann BLJ をそれぞれ示す。
(以下余白) 但し、上記第4表中で、 1)サートマー社製2−ポリスチリルエチルメタクリレ
ート 商品名「マクロマーC’−4500J (重量平均分子量13.000.7g100℃)2)参
考例1にて調整した2−イソシアネートエチルメタクリ
レートと3−アミノプロピルトリメトキシシランの1:
1付加体 3)参考例2にて調整したm−イソプロペニル−α。
α−ジメチルベンジルイソシアネートと3−アミノプロ
ピルトリメトキシシランのl:l付加体 4) 参考例3にて調整した2−ヒドロキシエチルメタ
クリレートと3−イソシアネートプロピルトリメトキシ
シランの1=1付加体 5) チッソ株式会社製 商品名「サイラエース5810」 6)  GPCによるポリスチレン換算分子量7)三井
石油化学工業株式会社製 商品名r FTR−6110J 8)三共有機合成株式会社製ジブチル錫ジラウレート 商品名rStann BLJ をそれぞれ示す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、重合性ポリマー(b)の共重合により
塗布固化直後の凝集力が高められており、他方、重合性
アルコキシシラン(C)が共重合されることによって、
塗布固化後は被着体等中の湿気による化学架橋により最
終的に高い耐熱凝集力と接着力を示すアクリル系湿気硬
化型接着剤組成物が提供される。
また、十分に湿気を除去・遮断した状態では、上記のア
ルコキシシリル基による架橋は殆ど進行しない。従って
、溶剤塗布またはホットメルト塗布が可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式(a)で示される(メタ)アクリル酸エステル(
    a)100重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(a) (式中、R^1はHまたはCH_3を、R^2は炭素数
    1〜18の炭化水素基をそれぞれ示す)と、一般式(b
    )で示される重合性ポリマー(b)3〜30重量部 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(b) (式中、R^3はHまたはCH_3を、R^4は重量平
    均分子量2,000〜50,000でTgが50℃以上
    の非重合性ポリマー状セグメントをそれぞれ示す)と、
    一般式(c_1)〜(c_3)で示される重合性アルコ
    キシシラン(c)から選ばれる1種以上0.03〜10
    重量部▲数式、化学式、表等があります▼・・・(c_
    1) (式中、R^5はHまたはCH_3を、R^6及びR^
    7は2価の炭化水素基、aは1、2または3をそれぞれ
    示す) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(c_2) (式中、R^8は2価の炭化水素基、bは1、2または
    3をそれぞれ示す) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(c_3) (式中、R^9はHまたはCH_3を、R^1^0及び
    R^1^1は2価の炭化水素基、cは1、2または3を
    それぞれ示す)とのラジカル共重合体(A)を主成分と
    する湿気硬化型接着剤組成物。
JP33840290A 1990-11-30 1990-11-30 湿気硬化型接着剤組成物 Pending JPH04202585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33840290A JPH04202585A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 湿気硬化型接着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33840290A JPH04202585A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 湿気硬化型接着剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04202585A true JPH04202585A (ja) 1992-07-23

Family

ID=18317824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33840290A Pending JPH04202585A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 湿気硬化型接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04202585A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5669940A (en) * 1995-08-09 1997-09-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article
WO2010067685A1 (ja) * 2008-12-10 2010-06-17 関西ペイント株式会社 重合性官能基を有するシルセスキオキサン化合物
CN110205045A (zh) * 2013-12-30 2019-09-06 博斯蒂克股份公司 具有泡沫载体的自粘性制品
CN111116821A (zh) * 2020-01-07 2020-05-08 常州大学 一种可室温湿固化含硅氧烷聚丙烯酸酯及其制备方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5669940A (en) * 1995-08-09 1997-09-23 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive article
WO2010067685A1 (ja) * 2008-12-10 2010-06-17 関西ペイント株式会社 重合性官能基を有するシルセスキオキサン化合物
JP5484355B2 (ja) * 2008-12-10 2014-05-07 関西ペイント株式会社 重合性官能基を有するシルセスキオキサン化合物
CN110205045A (zh) * 2013-12-30 2019-09-06 博斯蒂克股份公司 具有泡沫载体的自粘性制品
CN111116821A (zh) * 2020-01-07 2020-05-08 常州大学 一种可室温湿固化含硅氧烷聚丙烯酸酯及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020117735A (ja) 粘着剤組成物
JP5048994B2 (ja) 粘着剤組成物および光学機能性フィルム
CN108130026B (zh) 粘合带
CN106029805B (zh) 粘合带
JP5803870B2 (ja) 多官能エポキシ基含有有機ケイ素化合物を含む粘着剤組成物、粘着偏光板及び液晶表示装置
JP2015193711A (ja) 粘着剤組成物、粘着偏光板及び液晶表示装置
US20200048392A1 (en) Physically crosslinkable (meth)acrylate copolymer composition
JP2005082775A (ja) アクリル系粘着剤組成物およびアクリル系粘着シート
JP4067173B2 (ja) 粘着剤組成物
JPH0953059A (ja) 粘着剤組成物
JPH10168407A (ja) アクリル系粘着剤組成物
JP2008050563A (ja) アクリル系粘着剤組成物および該組成物を用いた粘着シート又は粘着テープ
JP2008133408A (ja) アクリル系粘着剤組成物および該組成物を用いた粘着シート又は粘着テープ
JP6673078B2 (ja) 粘着剤組成物、および粘着シート
JP4572005B2 (ja) 水分散型感圧性接着剤組成物およびその製造方法ならびに表面保護用シ―ト
JP5229421B1 (ja) アルコール溶剤を用いた感圧式接着剤組成物、及びそれを用いてなる感圧式接着シート
JPH04202585A (ja) 湿気硬化型接着剤組成物
JP5366870B2 (ja) 感圧接着剤
JP2001354745A5 (ja)
JP2862335B2 (ja) 湿気硬化型ホットメルト接着剤組成物
JP3464772B2 (ja) アクリル系ホットメルト粘着剤組成物
JPH04114078A (ja) 湿気硬化型接着剤組成物
JP7265379B2 (ja) 積層体及び粘着テープ
JP2914734B2 (ja) 湿気硬化型ホットメルト接着剤組成物
JPH03149277A (ja) 湿気硬化型接着剤組成物