JPH0314429Y2 - - Google Patents

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JPH0314429Y2
JPH0314429Y2 JP1983154035U JP15403583U JPH0314429Y2 JP H0314429 Y2 JPH0314429 Y2 JP H0314429Y2 JP 1983154035 U JP1983154035 U JP 1983154035U JP 15403583 U JP15403583 U JP 15403583U JP H0314429 Y2 JPH0314429 Y2 JP H0314429Y2
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JP
Japan
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lining material
groove
piece
bent
ceiling
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JP1983154035U
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JPS6060340U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の天井内張構造、特に嵌め込み
式天井における天井内張材の取付構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、天井内張材の取付構造としては、例えば
内張材を所定形状に成形し、この内張材の周辺部
をクリツプやリテーナを用いて天井周縁部のルー
フレールなどに取り付ける方法がある。しかしな
がら、この場合には内張材の周縁部が室内に露出
するため、内張材の端末処理が必要となり、また
内張材を持ち上げた状態でクリツプ止めしなけれ
ばならないため、作業性が悪いという欠点があ
る。
これを改良したものとして、実公昭49−47617
号公報のように、天井周縁部内面に溝を形成し、
平板状の内張材を若干湾曲させてその復元力によ
り周縁部を上記溝に嵌め込んで取付けるようにし
た、所謂嵌め込み式天井もある。
〔考案が解決しようとする課題〕
この場合には、端末処理が不要で、クリツプな
どの別部材が要らず、しかもワンタツチで取り付
けることができる利点はあるが、内張材が平板で
なければ取り付けることができず。しかもクリー
プ特性により内張材の復元力が低下すると、内張
材が溝に対してガタついたり外れたりする欠点が
あつた。
そこで、本考案の目的は、内張材が平板以外の
如何なる形状の場合にも簡単かつ確実に取り付け
ることができ、かつクリープ特性による影響を受
けない自動車の天井内張構造を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、車体の
ルーフレールの内側面に凹溝を形成し、この凹溝
に内張材の周縁部を嵌め込んで取り付けるように
した自動車の天井内張構造であつて、上記内張材
は、弾性復元力を有する平板状基材の周縁部複数
箇所にV字状の切込みを設け、該切込みの頂点を
結ぶ線を折れ目として各片を下方へ折曲し、切込
み部分を互いに接合することにより舟形に形成し
てなり、上記内張材の少なくとも一辺の縁部先端
に下方へ折曲可能な折曲片を形成し、該折曲片の
折れ目外面と先端縁とを上記凹溝の内面に圧接せ
しめてなるものである。
〔作用〕
即ち、内張材を舟形に形成することにより、そ
の折れ目と稜線部とが骨組みとなり、内張材の素
材自体が剛性を有しないものであつても、十分な
保形性を確保できる。そして、内張材の少なくと
も一辺に設けた折曲片をルーフレールの内側面に
設けた凹溝に2箇所で圧接させたので、内張材自
体を撓ませる必要がなく、長期間にわたつて安定
に取り付けることができる。
〔実施例〕
第1図は自動車の天井部を車幅方向に切断した
一側部断面を示し、1はルーフアウターパネル、
2はルーフアウターパネル1の周縁部内面に取付
けられたルーフレール、3はウインドガラス、4
はウインドガラス3の上端部を密着保持するゴム
等弾性部材である。上記ルーフレール2の下端部
内側面には凹溝5が形成されており、ルーフレー
ル2の上端部には略L字形に屈曲した突片6が一
体に設けられている。
7は舟形に形成された合成樹脂製の内張材で、
その周縁部がルーフレール2の凹溝5に嵌め込ま
れている。即ち、この内張材7は、第2図に示す
ように合成樹脂板等の弾性復元力を有する方形平
板状基材8の4隈部にV字状の切込み10を設け
るとともに、この切込み10の頂点を結ぶ線に折
れ目9を設け、この折れ目9で四辺を下方に折り
曲げ、上記切込み10を熱溶着あるいは接着剤等
にて接合することにより、第3図のような舟形に
形成したものである。したがつて、内張材7は上
記折れ目9と接合部(切込み10)とが骨組みと
なり、保形性に優れ、剛性が高くなる。また、内
張材7の一辺の縁部近傍には、側縁と平行に別の
折れ目11が設けられており、この折れ目11に
より下方へ折曲可能な帯状の折曲片12が形成さ
れている。
ここで、上記内張材7のルーフレール2への取
付方法を説明する。
まず、第1図のルーフレール2と対向する側の
ルーフレール(図示せず)の凹溝に、内張材7の
折曲片12と反対側の側辺を嵌合させた後、内張
材7の折曲片12側を上方へ押し上げる。このと
き、折曲片12の外側面が弾性部材4およびルー
フレール2と摺接するため、折曲片12は第1図
一点鎖線で示すごとく若干下方へ折り曲げられ、
やがて内張材7の傾斜面7aがルーフレール2の
突片6に当接すとともに、折曲片12はルーフレ
ール2の凹溝5に嵌合する。折曲片12は凹溝5
に嵌合するとともに一直線状に復元しようとし、
折曲片12の先端12aと折れ目11とが凹溝5
の内面に圧接する。これによつて、内張材7は上
方からルーフレール2の突片6で押圧され、内張
材7は上下方向に位置決めされるとともに、左右
方向にはルーフレール2の凹溝5に折曲片12が
嵌合することで位置決めされ、内張材7がガタつ
いたり外れる心配がない。特に、取付状態で内張
材7を弾性変形させていないので、長時間経過し
てもクリープ変形をきたさず、折曲片12が凹溝
5から脱落することがない。
なお、上記実施例では、折曲片12自身が一直
線状への復元力を有する場合を示したが、必ずし
も復元力は必要ではなく、折曲片12を折曲状態
で凹溝5に嵌合させた後、折曲片12の先端部を
治具等で凹溝5の奥部に押し込んでもよい。ま
た、折曲片12は内張材7の一辺に限らず、他の
辺にも設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば
平板状基材に切込みと折れ目とを入れ、切込み部
分を接合することにより、舟形の内張材を形成し
たので、成形天井のごとき金型を必要とせず、製
造コストを大幅に低減できる。
また、内張材の素材が比較的強度の小さな材料
であつても、舟形に形成することによつて折れ目
と稜線とが骨組となり、剛性が大きくなり、保形
強度が格段に優れたものとなる。
さらに、内張材の縁部に設けた折曲片をルーフ
レールの凹溝に嵌合し、かつ折曲片の折れ目外面
と先端縁とを凹溝の内面に圧接させることにより
取付けたので、内張材自体を弾性変形させる必要
がなく、クリープ特性による不具合を解消できる
ともに、折曲片が凹溝に対してガタつかず、安定
して取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の天井部を車幅方向に切断した
本考案の断面図、第2図は内張材の成形前の斜視
図、第3図は内張材の成形後の斜視図である。 1……ルーフアウターパネル、2……ルーフレ
ール、5……凹溝、7……内張材、8……基材、
9……折れ目、10……切込み、11……折れ
目、12……折曲片、12a……先端。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体のルーフレールの内側面に凹溝を形成し、
    この凹溝に内張材の周縁部を嵌め込んで取り付け
    るようにした自動車の天井内張構造であつて、 上記内張材は、弾性復元力を有する平板状基材
    の周縁部複数箇所にV字状の切込みを設け、該切
    込みの頂点を結ぶ線を折れ目として各片を下方へ
    折曲し、切込み部分を互いに接合することにより
    舟形に形成してなり、上記内張材の少なくとも一
    辺の縁部先端に下方へ折曲可能な折曲片を形成
    し、該折曲片の折れ目外面と先端縁とを上記凹溝
    の内面に圧接せしめてなる自動車の天井内張構
    造。
JP15403583U 1983-10-03 1983-10-03 自動車の天井内張構造 Granted JPS6060340U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15403583U JPS6060340U (ja) 1983-10-03 1983-10-03 自動車の天井内張構造

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JP15403583U JPS6060340U (ja) 1983-10-03 1983-10-03 自動車の天井内張構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6060340U JPS6060340U (ja) 1985-04-26
JPH0314429Y2 true JPH0314429Y2 (ja) 1991-03-29

Family

ID=30340615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15403583U Granted JPS6060340U (ja) 1983-10-03 1983-10-03 自動車の天井内張構造

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JP (1) JPS6060340U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS566678B2 (ja) * 1973-06-28 1981-02-13

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55101660U (ja) * 1979-01-11 1980-07-15
JPS6332755Y2 (ja) * 1979-06-27 1988-09-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS566678B2 (ja) * 1973-06-28 1981-02-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6060340U (ja) 1985-04-26

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