JPH03138233A

JPH03138233A - 給紙装置

Info

Publication number: JPH03138233A
Application number: JP27471489A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Takada; 英明高田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-10-21
Filing date: 1989-10-21
Publication date: 1991-06-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、円周の一部を欠切した半月ローラからなる給
紙ローラを用いて、記録紙の送り出しを行なう画像形成
装置等の給紙装置に関するものである。

（ロ）従来の技術従来、この種の給紙装置としては、カセットに積載され
た記録紙の先端部近傍に、外周部がゴムで形成された半
月ローラの欠切部を対向させ、同ローラの回動により記
録紙をレジストローラに給送しており、さらに、給送さ
れた記録紙はレジストローラにより整合されると共に所
定のタイミングで記録部に給送されている。

上記レジストローラが回転する前に、カセットから給送
された記録紙は、給紙ローラのゴム部とレジストローラ
間でループを形成してレジストを合せている。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、上述した従来の装置では、レジストロー
ラと給紙ローラの間で形成される記録紙のループは、半
月状の給紙ローラか回転してその外周面のゴム部から記
録紙が離れる時に瞬間的に開放されるので、次に示すよ
うな問題があった。

（１）記録紙のループが瞬間的に開放される時に、レジ
ストローラと給紙ローラ間の搬送路を記録紙が叩いて叩
打音が発生する。

（２）ループが瞬間的に開放される時に、記録紙が暴れ
るので、記録紙に形成される画像が乱れることがある。

そこで、本発明は、給紙ローラの適所に同ローラの外周
面のＲＩＷＡ係数よりも低い摩擦係数の部材からなるス
リップ部材を配設することにより、記録紙に形成されて
いるループを円滑に開放しうるようにした画像形成装置
における給紙装置を提供することを目的とするものであ
る。

（ニ）課順を解決するための手段本発明は上述した事情に鑑みなされたものであって、例
えば第１図及び第４図を参照して示すと、円周の一部を欠切し、円周部（５）の回転により記録紙
（Ｐ）を送り出す給紙ローラと、送り出された記録紙（
Ｐ）の先端を挟持して記録紙（Ｐ）を整合するレジスト
ローラ（２６ａ、２６ｂ）と、を有する給紙装置（１）
において、前記給紙ローラ（２）の外周部と同一径又は
大径位置であって前記給紙ローラ（２）の円周部（５）
よりも摩擦係数の低いスリップ部材（３Ａ）を、前記給
紙ローラ（２）の給紙を行なう円周部（５）の記録紙給
送方向の最下流部に設けたことを特徴とする。

（ホ）作用上述構成に基づき、給紙ローラ（２）が回転してその円
周部（５）が記録紙（Ｐ）に当接すると、記録紙（Ｐ）
は静止状態にあるレジストローラ（２６ａ、２８ｂ）に
向けて給送される。給紙ローラの回転の継続により、レ
ジストローラ（２６ａ、２６ｂ）と給紙ローラ（２）間
にはループが形成されるが、給紙ローラの回転により同
ローラのスリップ部材（３Ａ）が記録紙（Ｐ）に対向す
ると記録紙（Ｐ）はスリップ部材（３Ａ）からスリップ
しながら上記ループが開放される。これにより、記録紙
（Ｐ）のループの開放は、緩慢に行なわれて、搬送路に
対する叩打音の発生等が低減される。

（へ）実施例以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明一実施例が適用されているインクジェ
ットプリンタ（画像形成装置）１の縦断側面図を示して
いる。同図において、インクジェットプリンタ１内の底
部に配設されたカセット２１は、支軸２２ａにより基部
な回動自在に支持されていて記録紙Ｐが積載されている
底板２２と、底板２２の先端部を上方に付勢する圧縮ば
ね２３等を有している。

記録紙Ｐの先端部上方には、周面の一部を欠切して半月
状に形成された給紙ローラ２が配設されており、この給
紙ローラ２は、通常はその欠切部を記録紙Ｐに対向させ
た状態で停止している。この給紙ローラ２については、
後にさらに詳細に説明する。

給紙ローラ２の下流側は、ガイド板対２５ａ。

２５ｂ、対をなすレジストローラ２６ａ、２６ｂ、プラ
テン２９とこれに対向しているインクジェットヘッド（
記録部）３０、及び排紙ローラ３１等がそれぞれ配設さ
れている。

第４図は上記給紙ローラ２の斜視図、第５図は同じく縦
断側面図をそれぞれ示している。上記給紙ローラ２は、
両端にフランジ３ａを有する芯金３と、この芯金３の周
面に設けられたゴム等の摩擦係数の高い円周部５を有し
ており、上記芯金３に形成された角状穴２ａを軸１２ｂ
に取りつけることにより給紙ローラ２は回転自在支持さ
れている。

さらに給紙ローラ２のフランジ３ａには、円周部５と同
形又は大径の位置であって、記録紙給送が終了する点す
なわち円周部５の最後端の位置に、上記円周部５の摩擦
係数よりも低いＲ１擦係数の部材からなるスリップ部材
３Ａが、フランジ３ａと一体的に設けられている。

いま、給紙ローラ２に給紙指令が与えられると、給紙ロ
ーラ２は第１図において矢印方向に回動し、その円周部
５が記録紙Ｐに当接することにより最上位の１枚がカセ
ット２１から送り出される。この給送された記録紙Ｐは
、ガイド板対２５ａ、２５ｂにガイドされてその先端は
停止状態にあるレジストローラ２６ａ、２６ｂのニップ
２６Ａに搬入される。

記録紙Ｐの先端がレジストローラ２６ａ、２６ｂにより
停止された状態で給紙ローラ２の回転が続くと、記録紙
Ｐには図示のようにループが形成されていく。その後、
第２図に示すようにレジストローラ２６ａ、２６ｂも回
転を始めて記録紙Ｐはプラテン２９上の所定位置に給送
されて停止する。この状態てインクジェットヘッド３０
が記録紙Ｐの幅方向に走査して画像情報に対応してイン
クを噴出することにより記録紙に画像が形成される。１
行の記録が終了するとレジストローラ２６ａ、２６ｂが
１ステップ回動して記録紙Ｐを１ステップ送って、同様
の画像記録が行なわれる。

この時、回転を続けている給紙ローラ２は、そのシート
給送方向の最下流部が記録紙Ｐに対向するようになる。

給紙ローラ２の最下流部には、前述したようにスリップ
部材３Ａが配設されているので、これが記録紙Ｐに当接
すると、記録紙Ｐは上記ループの弾力によりスリップ部
材３Ａからスリップしながら後退する。この記録紙Ｐの
後退により記録紙Ｐに形成されているループは開放され
る。この開放動作は、上記のスリップ動作を伴いながら
行なわれるので緩慢に行なわれ、これによりループの開
放時に記録紙Ｐがガイド板対（搬送路）２５ａ、２５ｂ
を強く叩打して叩打音を発生することはない。

その後、給紙ローラ２は不図示のソレノイドにより停止
作用を受けて、第３図に示すように欠切部が記録紙Ｐに
対向して記録紙Ｐに接触しない状態で停止する。そして
、画像の記録を終了した記録紙Ｐは、排紙ローラ３１に
より機外に排出される。

第６図は本発明の第２の実施例としての給紙ローラ２の
斜視図、第７図はその縦断側面図を示している。

本実施例における給紙ローラ２は、第７図に示すように
記録紙搬送方向の最下流部には円周部５が削除されてい
て円周部５は角度Ａで示す範囲にあり、上記最下流部に
はフランジ３ａに形成されたスリップ部材３Ａのみが存
在している。

給紙ローラ２をこのような構成にすることにより、第１
の実施例と同様の効果が得られると共に、大量の記録紙
Ｐを給紙することにより給紙ローラ２のスリップ部材３
Ａが摩耗した場合でも、記録紙Ｐが給紙ローラ２から離
れる時に、ゴム等の高摩擦部材からなる円周部５から急
激に離れることはなく、スリップ部材３Ａにより押圧さ
れてスリップしながら開放されるので、スリップ部材３
Ａの寿命を長期化することができる。

なお、上記実施例においては、スリップ部材３Ａは円周
部５の両側に設けた例であるが、このスリップ部材３Ａ
を給紙ローラ２の片側のみに配設してもよく、また両側
に設けたスリップ部材３Ａを不図示の連結部材により連
結させてもよい。

さらに、上記再実施例においては、円周部５の表面は平
らな状態のものとして説明したが、円周部５が回転方向
に対して直角に溝を形成してなるローレットを有するゴ
ムであっても同様の効果を得ることかできることは勿論
である。

（ト）発明の詳細な説明したように、本発明によれば、記録紙を給紙する
方向に給紙ローラが回転してレジストローラと給紙ロー
ラ間にループが形成された状態で、記録紙に接触する円
周部から記録紙が離隔するときに、記録紙は給紙ローラ
に設けられたスリップ部材により押圧されてスリップす
るので、記録紙に形成されているループは緩やかに開放
され、これによりループ開放時の記録紙が搬送路を叩く
叩打音の発生や、記録紙の暴れによる画像の乱れ等を防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す給紙装置の縦断側
面図、第２図及び第３図は同じく作用図、第４図は給紙
ローラ（半月ローラ）の斜視図、第５図は同じく縦断側
面図、第６図は本発明の第２の実施例を示す給紙ローラ
の斜視図、第７図は同じく縦断側面図である。１・・・インクジェットプリンタ（画像形成装置）　　
　　２・・・給紙ローラ　　　３Ａ、３Ｂ・・・スリッ
プ部材３Ａ　　　　２５ａ、２５ｂ・・・ガイド板対　
　　２６ａ、２６ｂ・・・レジストローラ　　　３０・
・・インクジェットヘッド（記録部）　　　Ｐ・・・記
録紙

Claims

【特許請求の範囲】１、円周の一部を欠切し、円周部の回転により記録紙を
送り出す給紙ローラと、送り出された記録紙の先端を挟
持して記録紙を整合するレジストローラと、を有する給
紙装置において、前記給紙ローラの外周部と同一径又は大径位置であって
前記給紙ローラの円周部よりも摩擦係数の低いスリップ
部材を、前記給紙ローラの給紙を行なう円周部の記録紙
給送方向の最下流部に設けたことを特徴とする給紙装置
。２、前記スリップ部材は、前記給紙ローラを構成する芯
金部材と一体的に欠切したことを特徴とする請求項１記
載の給紙装置。