JPH0313114Y2 - - Google Patents

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JPH0313114Y2
JPH0313114Y2 JP1984088113U JP8811384U JPH0313114Y2 JP H0313114 Y2 JPH0313114 Y2 JP H0313114Y2 JP 1984088113 U JP1984088113 U JP 1984088113U JP 8811384 U JP8811384 U JP 8811384U JP H0313114 Y2 JPH0313114 Y2 JP H0313114Y2
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JP
Japan
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bracket
operating lever
spacer
operating
wire
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JP1984088113U
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JPS613790U (ja
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Publication of JPS613790U publication Critical patent/JPS613790U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主として自動二輪車のブレーキレバ
ーやクラツチレバーとして使用される操作レバー
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に自動二輪車で用いられる操作レバーはハ
ンドルグリツプの直前に位置し、手で握つて操作
するようになつている。そのため、運転者の手の
大きさによつて操作レバーとハンドルグリツプと
の距離を適当に設定する必要がある。すなわち、
操作の軽快性を考慮し、更に操作ワイヤの遊び量
を補正するためには、操作レバーの揺動範囲はあ
る程度大きいことが望ましいが、他方、手の小さ
い運転者にとつては操作し難いことがある。この
現象は自動二輪車のように、世界各国へ輸出され
る商品においては、使用者の人種が異なる毎に操
作レバー、その他の部品をそれぞれ準備する必要
があり生産性が低下する。
従来は、ストツパとして機能する調節ボルトを
用いて操作レバーの戻り位置を制限することによ
つて行うことが提案されている(例えば特開昭57
−90277号公報)。
然るに、このような構造では一台毎にボルトを
調節する必要があり、生産性の低下を免れ得なか
つた。
〔考案の目的、および構成〕
この考案は上記不具合を解消すべくなされたも
ので、操向ハンドルの端部にブラケツトを取付
け、そのブラケツトに操作レバーを回動自在に枢
支し、操作レバーに操作ワイヤの内索を連結し、
ブラケツトに外筒を係止させるものにおいて、前
記ブラケツトに、このブラケツトと操作レバーと
の間に介入されるスペーサを着脱自在に取付けて
なり、このスペーサは、開口幅方向が操作レバー
の上下方向とされかつ操作ワイヤの線方向から見
て内索の周囲を覆うワイヤ挿通溝が形成され、車
体前方から前記ブラケツトに取付けられているも
のである。
〔実施例〕
以下、図示の実施例によつてこの考案を説明す
る。1は自動二輪車の操向ハンドルであり、その
ハンドルパイプ2の端部には握り3および操作ス
イツチ箱4が固着されている。5は操向ハンドル
1の端部に取付けられた軽合金製のブラケツトで
あり、そこにはブレーキあるいはクラツチ操作用
の操作レバー6がピン6aにより回動自在に枢支
されている。操作レバー6には操作ワイヤ7が連
結されている。すなわち、操作ワイヤ7は内索7
aと外筒7bとからなる可撓ワイヤであり、内索
7aは端部に設けた従来公知の円筒形の係止玉7
cによつて操作レバー6に係止され、外筒7bは
端部に設けた略ボルト形の係止部材7dにより、
ブラケツト5に螺合される。7eは係止部材7d
を固定するロツクナツトである。
したがつて、略ボルト形の係止部材7dを回動
させることにより、外筒7bをブラケツト5に対
して進退させ、内索7aの遊びを調節することが
できる。
8はこの考案の要部をなすスペーサであり、一
端がブラケツト5と操作レバー6との間に介入さ
れ、他端がロツクナツト7eによつてブラケツト
5に押付けられて固定されている。スペーサ8は
鋼板を屈曲して2枚の端板8aと、これらを連結
する連結板8bとによつて略コ字形に形成してあ
り、この実施例では連結板8bの長さLを異にす
る数種が準備される。スペーサ8には、操作ワイ
ヤ7の線方向から見て内索7aの周囲を覆いかつ
前記略ボルト形の係止部材7dを挿通する円形の
孔8c,8cと、操作ワイヤ7の線方向に沿つて
横長に形成され前記円形の孔8cと共にワイヤ挿
通溝を構成する内索挿通用切欠き8dとが形成さ
れている。そして、円形の孔8c,8cを略ボル
ト形の係止部材7dに挿通し、支持するようにな
つている。さらに、このスペーサ8は、連結板8
bをブラケツト5の前側に位置づけて一方の端板
8aをブラケツト5と操作レバー6との間に、他
方の端板8aをロツクナツト7eとブラケツト5
との間にそれぞれ介入させ、ロツクナツト7eを
締付けることによつてブラケツト5に固定されて
いる。すなわち、このような取付け構造とするこ
とによつて、スペーサ8は車体の前方(操作レバ
ー6の前方)からブラケツト5に取付けられる。
なお、5aは端板8aの縁に沿つて接するスペー
サ8の廻止めであり、ブラケツト5と一体的に鋳
造されている。
この実施例は以上のように構成されているか
ら、運転者が操作レバー6を図中2点鎖線で示す
ように操作した後、これを解放すれば、内索7a
から与えられる復帰力により、直ちに実線で示さ
れる原位置に復帰する。このとき、操作レバー6
が復帰する位置は、スペーサ8の連結板8bの長
さLによつて設定される。すなわち、長さLが長
くなれば、操作レバー6と握り3との距離が接近
し、手の小さい運転者でも操作可能となる。ま
た、スペーサ8を連結板8bの長さLが短いもの
とすれば、操作レバー6に充分大きい揺動角が与
えられ、揺動角の小さい場合のようにしばしば、
操作ワイヤの遊びを調節する必要がない。
なお、スペーサ8は組立時に所定の長さLをも
つものが選択されるが、操作ワイヤから容易に着
脱することができ、事後の交換も可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る二輪車の操作
レバー装置は、ブラケツトに、このブラケツトと
操作レバーとの間に介入されるスペーサを着脱自
在に取付けてなり、このスペーサは、開口幅方向
が操作レバーの上下方向とされかつ操作ワイヤの
線方向から見て内索の周囲を覆うワイヤ挿通溝が
形成され、車体前方から前記ブラケツトに取付け
られているから、長さの異なるスペーサの選択に
よるのみで、商品の出荷国により異なる一定の回
動角をもつ操作レバーを多量に生産性よく生産す
ることができる。また、着脱自在であるから事後
においても、操作レバーの回動角を変更できるか
ら、運転者が自己の手の大きさに合わせて、事後
に調節できる効果がある。スペーサ装着後には遊
び調節機構とは独立して作用するため、ワイヤの
遊び調整を行なつても操作レバーの位置は一定位
置に保たれる。しかも、操作レバーの位置調整
(スペーサの着脱作業)は車体前方(レバー前方)
の広い空間で行なうことができるため、作業性が
高い。また、ブラケツトと操作レバーとの間に挟
み込まれるようにスペーサを取付けたので、操作
レバーからスペーサに加わる力はブラケツトにて
確実に受けられる。さらに、スペーサにおける操
作レバーと対接する部分の形状は、内索を覆いか
つ操作レバーの上下方向へ延びるような形状とさ
れているから、当接面が広くなつてスペーサに加
わる面圧を小さくでき、スペーサの材料選択の自
由度を高めることができる。特に、このような形
状とすることによつて内索のこじりをも防ぐこと
ができる。
なお、スペーサ8を実施例のように、鋼板をコ
字形に屈曲して形成すれば、構造が簡単で廉価に
製造できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図は第2図中の−断面図、第2図は操向ハン
ドルの要部の平面図、第3図は正面図、第4図は
スペーサの平面図a、正面図bおよび側面図cを
示す。 5……ブラケツト、6……操作レバー、7……
操作ワイヤ、7a……内索、7b……外筒、7d
……係止部材、7e……ロツクナツト、8……ス
ペーサ、8a……2枚の端板、8b……連結板、
L……連結板8bの長さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 操向ハンドルの端部にブラケツトを取付け、
    そのブラケツトに操作レバーを回動自在に枢支
    し、操作レバーに操作ワイヤの内索を連結し、
    ブラケツトに外筒を係止させるものにおいて、
    前記ブラケツトに、このブラケツトと操作レバ
    ーとの間に介入されるスペーサを着脱自在に取
    付けてなり、このスペーサは、開口幅方向が操
    作レバーの上下方向とされかつ操作ワイヤの線
    方向から見て内索の周囲を覆うワイヤ挿通溝が
    形成され、車体前方から前記ブラケツトに取付
    けられていることを特徴とする二輪車の操作レ
    バー装置。 (2) 外筒の端部は略ボルト形の係止部材が設けら
    れ、前記スペーサは係止部材によつて支持され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の二
    輪車の操作レバー装置。 (3) スペーサは鋼板をコ字形に屈曲して形成して
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の二輪
    車の操作レバー装置。 (4) ブラケツトは軽合金製であり前記外筒の端部
    に形成された略ボルト形の係止部材が螺合され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の二
    輪車の操作レバー装置。
JP8811384U 1984-06-15 1984-06-15 二輪車の操作レバ−装置 Granted JPS613790U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8811384U JPS613790U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 二輪車の操作レバ−装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8811384U JPS613790U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 二輪車の操作レバ−装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS613790U JPS613790U (ja) 1986-01-10
JPH0313114Y2 true JPH0313114Y2 (ja) 1991-03-26

Family

ID=30640946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8811384U Granted JPS613790U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 二輪車の操作レバ−装置

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JP (1) JPS613790U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50132853U (ja) * 1974-04-18 1975-10-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS613790U (ja) 1986-01-10

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