JPH03130239A - 1,1,1,2,2―ペンタフルオロ―3,3―ジクロロプロパンを製造する方法 - Google Patents

1,1,1,2,2―ペンタフルオロ―3,3―ジクロロプロパンを製造する方法

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JPH03130239A
JPH03130239A JP27001689A JP27001689A JPH03130239A JP H03130239 A JPH03130239 A JP H03130239A JP 27001689 A JP27001689 A JP 27001689A JP 27001689 A JP27001689 A JP 27001689A JP H03130239 A JPH03130239 A JP H03130239A
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JP
Japan
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pentafluoro
sulfite
alkaline
phosphate
reaction
Prior art date
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Pending
Application number
JP27001689A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Nakada
龍夫 中田
Soichi Ueda
上田 惣一
Hiroichi Aoyama
博一 青山
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03130239A publication Critical patent/JPH03130239A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/23Preparation of halogenated hydrocarbons by dehalogenation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、産業上重要な1,1.2−トリクロロ−1,
2,2−トリフルオロエタンの代替物として使用するこ
とができ地球環境に及ぼす影響が少ない1.1.1.2
.2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパン(以
下、R−225caという)の製造方法に関するもので
ある。
【従来の技術】
従来、R225caの製造方法として、テトラフルオロ
エチレンをジグライム中、セシウムフルオライドと反応
させた後、クロロホルムと反応させる製造方法が知られ
ている(米国特許第3381042号)。しかし、セシ
ウムフルオライドとジグライムが高価であるため、工業
的規模で経済的に実施することはできない。R225c
aは、70口ジクロロメタンを無水塩化アルミニウムの
存在下にテトラフルオロエチレンと反応させることによ
り得られることも知られている〔米国特許第24624
02号、コレクションズ・オブ・チェコスロバキア・ケ
ミカル・コミュニケーションズ(Collection
s of Czecboslovakia Chemi
calCommunications)、第36巻、1
867、(1971年)参照〕が、この方法では収率が
50%と低い。 また、還元による方法として、1.1.1−1−リフ0
ロー2.2.2−トリクロロエタン(以下、R−113
aという)をインプロパツール中で光還元する方法〔チ
ェコスロバキア特許第136735号および第1440
73号〕も知られているが、高圧または低圧の水銀灯を
用いるため大規模に実施することが困難であり経済的に
不利である、また多量のアセトンが副生ずる等、問題点
が多い。 さらに、プロトン溶媒と亜鉛末を用いた系でR113a
を還元することにより高収率で1,1゜1−1リフルオ
ロ−2,2−ジクロロエタン(以下、R−123という
)が得られることが知られている(特開昭58−222
038号公報)が、副生ずる塩化亜鉛および未反応の亜
鉛末の処理が困難であること、プロトン溶媒とR−12
3とを蒸留により分離しなければならない等の理由から
、この還元反応をR225caの製造に応用するのは困
難である。また、R−113aを亜硫酸ナトリウムで還
元するとR−123が得られることも知られている(特
開平1−100137号公報)が、これをR225ca
の製造に適用した場合、この公報に記載された酸受容体
を用いると、還元生成物であるR  225caから脱
7ツ酸した生成物が多量に副生じ、工業的には非常に不
利である。 [発明の開示] 本発明者は、上記問題点を解決するため鋭意検討を重ね
た結果、1.1,1.2.2−ペンタフルオロ−3,3
,3−トリクロロプロパン(以下、R−215cbとい
う)を、燐酸金属塩の存在下、アルカリ金属の亜硫酸塩
水溶液中で反応させると、R215cb中の塩素原子が
高選択率で還元されてR225caが得られることを見
い出し、本発明に到達したものである。 すなわち、本発明の要旨は、1,1,1.2.2−ペン
タフルオロ−3,3,3−トリクロロプロパンをアルカ
リ金属の亜硫酸塩およびアルカリ金属またはアルカリ土
類金属の燐酸塩を含む水溶液中で還元することを特徴と
する1、1,1.2.2−ペンタフルオロ−3,3−ジ
クロロプロパンの製造方法に存する。 本発明の方法は、SUS製オートクレーブにR−215
cb、亜硫酸塩、燐酸金属塩および水をそれぞれ所定量
仕込み撹拌下に加熱し、一定の反応温度においてオート
クレーブ内の反応圧力の上昇が認められなくなった時点
で反応を停止し、二層に分離後、水溶液を除去すること
によって行う。 有機層中の目的物は、通常公知の方法、例えば精留など
により容易に分離精製できる。 本発明の反応温度は、通常約60〜150°C1好まし
くは約90〜140℃の範囲の温度である。 反応圧力は特に限定されないが、通常的0〜lOK g
/ cがG、好ましくは約3 = 8 Kg/ cm2
Gの範囲から選ぶのがよい。反応温度が60°Cより低
いと反応が進行しにくく、反応に長時間を要し、150
℃を越えると、目的物であるR  225caの選択率
が悪くなる。 本発明は、中性および塩基性媒体中のいずれでも実施で
きる。燐酸金属塩は、反応の進行に伴って随時添加して
もよいし、反応開始前に所定量を全量加えてもよい。燐
酸金属塩は、原則として原料であるR−215cb1モ
ルに対し少なくとも1モルを使用すべきである。特に好
ましい使用量は、R215cbに対して1.1−1.5
倍モルの範囲である。燐酸金属塩の量が1倍モルより少
ないと反応率が低くなり好ましくない。 燐酸金属塩は、水に可溶なアルカリ金属およびアルカリ
土類金属の燐酸塩が好ましく、燐酸水素塩および燐酸(
ニ)水素塩を含む。具体的には、K 2 HP O4(
燐酸水素二カリウム)、KH2POいに3PO4,Na
zHPOt、N a H2P O4、Na5P 04.
 Ca(HtP 0a)i、Ba(H2PO4)2等が
挙げられる。 本発明において、出発原料であるR215cbは、現在
工業的に製造されている70口トリクロ口メタンおよび
テトラフルオロエチレンからハロゲン化アルミニウム触
媒を用いて容易に製造できる化合物である。 本発明で使用するアルカリ金属亜硫酸塩は、無水物およ
び結晶水を含んだもののいずれを用いてもよく、原料で
あるR−215cbに対する使用量は、1〜2倍モルが
好ましく、特に好ましくは1゜2〜1.5倍モルである
。好ましいアルカリ金属亜硫酸塩としては、例えば、K
2S○、(無水亜硫酸カリウム’)% N a2 s 
o 3(亜硫酸ナトリウム)等が挙げられる。 また、反応で使用する水は少なくともアルカリ金属亜硫
酸塩を反応温度で完全に溶解する量以上が必要であるが
、あまり多すぎる必要はない。 [発明の効果] 本発明の方法によれば、R225caを高収率および高
選択率で得ることができる。また、高価な物質や装置を
使用しないので経済的である。 [実施例] 本発明を以下の実施例により説明する。 実施例1 2001のSUS製オートクレーブにR−215cb2
3.7g(0,1モル)、無水亜硫酸カリウム23.7
g(0,15モル)、燐酸水素二カリウム17.4g(
0,1モル)および水lOOmQを仕込み、130℃の
温度、2.8〜3.9kg/cm”Gの圧力で6時間、
撹拌下に反応させた。その後、オートクレーブを氷水に
より冷却し、常温で二層に分離することにより有機物1
9.2gを回収した。この有機物をガスクロマトグラフ
で分析した結果、反応率は89.5%であり、R225
caが選択率95.9%で生成したことがわかった。尚
、その他の生成物としてCF 3CF = CC122
(4、1%)が生成していた。 実施例2 第1表に示す反応条件により実施例1と同様にして反応
を行った。結果を第1表に示す。表中、(1)はR−2
25ca、(2)はCF s CF −CC(hを示す
。 比較例1 第1表に示す反応条件により実施例1と同様にして反応
を行った。結果を第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3,3
    −トリクロロプロパンをアルカリ金属の亜硫酸塩および
    アルカリ金属またはアルカリ土類金属の燐酸塩を含む水
    溶液中で還元することを特徴とする1,1,1,2,2
    −ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパンの製造方
    法。
JP27001689A 1989-10-16 1989-10-16 1,1,1,2,2―ペンタフルオロ―3,3―ジクロロプロパンを製造する方法 Pending JPH03130239A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0490147A2 (en) * 1990-12-12 1992-06-17 Halocarbon Products Corporation Preparing isomer free 1,1-dichloro-2,2,3,3,3-pentafluoropropane
US5430203A (en) * 1991-07-26 1995-07-04 Imperial Chemical Industries Plc Process for the reduction of halocarbons

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0490147A2 (en) * 1990-12-12 1992-06-17 Halocarbon Products Corporation Preparing isomer free 1,1-dichloro-2,2,3,3,3-pentafluoropropane
EP0490147A3 (en) * 1990-12-12 1993-03-24 Halocarbon Products Corporation Preparing isomer free 1,1-dichloro-2,2,3,3,3-pentafluoropropane
US5430203A (en) * 1991-07-26 1995-07-04 Imperial Chemical Industries Plc Process for the reduction of halocarbons

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