JPH03130194A - 熱シール性隠蔽性積層材料 - Google Patents

熱シール性隠蔽性積層材料

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JPH03130194A
JPH03130194A JP18790389A JP18790389A JPH03130194A JP H03130194 A JPH03130194 A JP H03130194A JP 18790389 A JP18790389 A JP 18790389A JP 18790389 A JP18790389 A JP 18790389A JP H03130194 A JPH03130194 A JP H03130194A
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JP
Japan
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layer
synthetic resin
concealing
resin film
heat
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JP18790389A
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Tsuneo Ando
安藤 常雄
Isao Tokuno
徳野 功
Shuzo Ohara
柊三 大原
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GOYO SHIKO KK
Original Assignee
GOYO SHIKO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は隠蔽性積層材料に関し、更に詳しくは、信書等
の秘密を保護するとともに、改E((かいざん)を防止
するための隠蔽性積層材料に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
従来、この種の材料としては、例えば実開昭62−81
978号公報には、紙と透明の合成樹脂フィルムと感圧
性粘着剤及び剥離紙を順に積層した表示紙が、また実開
昭63−6870号公報には隠蔽性カバーシート、保持
フィルム、結合層、保護フィルム、感圧接着剤からなる
カバーシートが該感圧接着剤を介して貼着された葉書が
提案されている。
しかしへら、これらはいずれも感圧型接着剤を使用する
ため塗工工程を必要とし、また塗工された感圧接着剤層
の表面には剥離紙を設ける必要があり、従って製造工程
が煩雑となるばかりでなく必然的にコスト・アップとな
らざるを得ない。このような隠蔽性材料は葉書を簡単に
封書化し、ブライバシーを保護し、改窟や雨水等による
汚損やにしみを防止するとともに、省力化とコストの低
減に威力を発揮するものであるが、隠蔽性材料自体がコ
スト・アップとなってはその目的を充分に遺戒すること
はできない。そこで、安価な隠蔽性材料の出現が待望さ
れている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはかかる実情に鑑み上記問題点を解消するべ
く鋭意研究の結果、本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、隠蔽層に熱接着性合成樹脂フィルム層
を押出ラミネートにより積層してなり、前記隠蔽層と熱
接着性合成樹脂フィルムとが剥離可能に弱接着されてな
る熱シール性隠蔽性積層材料を内容とするものである。
本発明を実施B様を示す第1図に基づいて説明すると、
本発明の隠蔽性積層材料は、隠蔽N(A)に熱接着性合
成樹脂フィルムN (B)を押出ラミネートにより積層
して構成されている。
本発明における隠蔽層(A)は文字通り印刷や筆記を隠
蔽し、外部から透視判読できないものであれば特に制限
はなく、例えば紙や合成樹脂フィルム等を基材とし、こ
れに着色したもの、アルξ箔等の金属箔や蒸着層により
隠蔽性を付与したもの等の公知の隠蔽性を有するシート
状素材はいずれも用いることができる。就中、優れた防
水性を有する点で、表面層に合成樹脂層を配した隠蔽層
がより好適である。この表面層としての合成樹脂層は、
印刷性及び筆記性、即ち記録性に優れていることが望ま
しい。
防水性と記録性を有する合成樹脂層としては、各種の熱
可塑性合成樹脂に充填材を配合した樹脂組成物が好適で
ある。熱可塑性合成樹脂として特に好適なものは、ポリ
オレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂である。また、
これら樹脂の記録性を更に向上させるため及び充填剤の
分散性を向上させるため、官能基を共重合させたもの、
又はこれらの混合物を使用することは無論好ましいこと
である。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1やこれ
らの共重合体、これらと無水マレイン酸、アクリル酸な
ど官能基をもつ他の七ツマ−との共重合体、これらの混
合物等が例示される。
ポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートやこれらのモノマー
の酸成分及び/又はグリコール成分の種類を変えたもの
、またはこれらの共重合体、混合物等が例示される。
上記充填材とは無機物はもちろん、有機物も含むが、形
状は粒子状、繊維状等のいずれも良好に適用される。
無機充填材を配合する目的の第1は、フィルム成形時又
はラミネート加工時の熱を利用して、無機充填材の付着
水、結晶水をガス化させることや、無機充填材自体の熱
分解ガスを利用し、ボイドを形成させることにある。こ
のボイドは連続気泡及び独立気泡で微細なものが好適で
あり、筆記性や印刷インキの定着性を向上させる。
目的の第2は、親水性を付与し、フィルム層表面のぬれ
性を向上させ、印刷性やコーテイング性をさらに向上さ
せる。
目的の第3は、親水性付与によって帯電性を低下させ、
取り扱い作業性を向上させる。
目的の第4は、フィルム層を白く不透明にし、隠蔽性を
付与するとともに天然紙的風合いを付与させたり、記録
画像と地色とのコントラストを大きくする、等が挙げら
れる。
特に有機充填材を配合する目的は、前述のボイド形成を
行うためであるが、ここでは熱可塑性合成樹脂との相分
離や有機充填材の分解ガスを利用して行う。また、無機
充填材よりも有機充填材を配合する方が樹脂混合物とし
ての比重が小さくなるという軽量化の利点がある。
好ましい無機充填材としては、炭酸カルシウム、シリカ
、マイカ、クルジ、クレー、ゼオライト、アルミナ、マ
グネシア、酸化チタン、酸化スズ、ガラス粉、硫酸バリ
ウム、ヘントナイト、珪藻土、石こう、炭酸水素ナトリ
ウム等が例示され、一方、有機充填材としては、尿素樹
脂、フェノール樹脂、熱硬化ポリエステル樹脂、シリコ
ン樹脂、ポリスチレン系樹脂、メチルメタクレート樹脂
等が例示される。これらは使用目的により単独又は2種
以上混合して用いられる。
充填材の配合量は0.5〜60重量%の範囲が望ましく
、0.5重量%未満であればボイド形成助長効果は小さ
く、60重景%を越えると、うくネート加工性が悪くな
る。配合量はラミネート加工温度や発生ガス量等により
適宜決定される。
また相溶化剤の使用は好ましいB様である。相溶化剤と
は、熱可塑性合成樹脂、充填材及びボイドを形成するガ
ス相互間に作用し、形成されるボイドの均一化、微細化
を図るものである。相溶化剤として望ましいものは通常
の表面活性剤は無論のこと、シリコン系やフッ素系表面
活性剤の他、例えば高分子系のプロピレンオキサイド、
ポリスチレンスルフオン酸ソーダや官能基含有オレフィ
ン系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ
メチルハイドロジエンシロキサンのα−オレフィン付加
物などの高分子化合物が使用出来る。
相溶化剤の選定及び配合量は、樹脂組成物を構成する各
成分の配合割合及びHLB値等によって決定される。相
溶化剤の種類によっては、帯電防止効果や熱分解による
ボイド形性能を有する。配合割合は通常0.1〜15重
量%の範囲が好適である。
0.1重量%未満では効果が充分ではなく、15重量%
を越えると押出加工性に悪影響を与える。
更に、樹脂組成物中に吸水性樹脂を配合すればフィルム
層の親水性がさらに向上し、また熱分解によってボイド
の形成が増加し、フィルム層表面のぬれ性の向上及び帯
電性の低下による作業性の向上に効果がある。吸水性樹
脂としては、通常市販されているデンプン系、アクリル
酸系等があり、樹脂組tc?llI中の構成成分との相
溶性等によって決定される。
更にまた、樹脂混合物中にlG電防止剤、酸化防止剤等
の一般に使用される添加剤類を配合しても差し支えない
。上記合成樹脂層の厚さは15〜30μmの範囲が好適
である。
隠蔽1 (A)における基材の具体的な例としては、バ
ルブ紙、コート紙、サイズプレス加工紙、スーパーカレ
ンダ加工紙、合成紙、不織布、ラミネート紙等の他、合
成樹脂フィルム、金属箔、金属蒸着フィルムやこれらの
積層体等が挙げられる。
基材の選定は使用される目的や用途により決定される。
基材層の厚さは50〜100μmの範囲が好適である。
また隠蔽層(A)に用いられる着色合成樹脂層又は蒸着
される合成樹脂層としては、表面に凹凸面を有する、乱
反射効果を備えた合成樹脂層が好ましい、このような合
成樹脂層の厚みは工5〜30μmの範囲が好適で、また
凹凸面は1〜40μmの範囲が好適で、1μmより小さ
いと乱反射による隠蔽効果が不十分となり、また40μ
mより大きいと、同様に隠蔽効果が不充分である。
凹凸面を有する合成樹脂層は押出法により製造するのが
非常に有利である。
先ず第1の方法は、凹凸面を有するシートの凹凸面に熱
可塑性合成樹脂をフィルム状に押出して圧着、冷却した
後、前記シートを剥離分離して前記シートの凹凸を樹脂
フィルム層の表面に転写さ廿る方法である。また、いわ
ゆる押出うくネート法のサンドイッチラミネート方式を
利用し、基材層と上記凹凸面を有するシートの凹凸面と
の間に熱可塑性合成樹脂をフィルム状に押出し、圧着、
冷却後に前記シートを剥離分離してもよい。この場合、
樹脂と凹凸を有するシートとはお互いに離型する組み合
わせでなければならない。この組み合わせは、熱可塑性
合成樹脂として、例えば、ポリエチレン樹脂やポリプロ
ピレン樹脂を使用した場合は、上記シートとしてはポリ
エステル系樹脂やポリ−4−メチルペンテン−1樹脂等
が好適である。また、上記シートは特に制限はなく、樹
脂(発泡体も含む)シート(フィルム)、金属箔、金属
蒸着フィルム、ラミネート紙等が例示され、押出した樹
脂との剥離性を上げるためのシリコン処理などを行って
も差し支えない。また、シートの凹凸は従来のエンボス
加工による凹凸はもちろん、印刷による凹凸も含まれる
。印刷による凹凸はインク(顔料等の他、金属粉、セラ
柔ンク粉、金属酸化物等印刷に使用できる粉状物、粒状
物)の量及び色を適宜組み合わせ(即ち、これらの粒子
径、形状、分散度等を変化させ)、印刷法によりいろい
ろな段階の光沢度、色1M (tone)に組み合わせ
ることにより為される。
この製造方法による特徴は、エンボス加工の凹凸による
マクロ且つダイナ【ツタな凹凸及び/又は印刷法による
ごクロ且つデリケートな凹凸を組合セ乱反射効果を一層
発現させることである。また加工上では、凹凸を有する
シートを取り替えるだけで所望の凹凸に手早く変更出来
るという利点がある。
第2の製造方法は、熱可塑性合rIi、樹脂をフィルム
状に押出し、凹凸を有する冷却ロールを用いて圧着冷却
し、前記冷却ロールの凹凸を前記樹脂フィルム層の表面
に転写させる方法である。この場合には、使用する冷却
ロールの凹凸は所望する多様なものが得られる。この場
合も、前記同様、サント′イッチラミネートも採用でき
ることは云うまでもない。
また隠蔽層(A)において、蒸着層による隠蔽効果を利
用する場合は、上記合成樹脂層の凹凸面に設けるのが好
ましい、用いられる蒸着物質としては、光を反射する物
質であれは特に制限はなく、アルミ等の金属、各種セラ
ミック等が含まれ、また通常の真空蒸着の他、スパッタ
リング、イオンブレーティング等の真空処理、加工等の
方法が利用できる。
上記の如き隠蔽層(A)に、熱接着性合成樹脂フィルム
層(B)が積層される。
本発明における熱接着性合成樹脂フィルム層(B)とし
ては、例えば低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル系共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル
系共重合体及びこれらに添加剤を配合したもの等が好適
である。熱接着性合成樹脂フィルム層(B)の厚さは1
5〜40μmの範囲が好適である。
上記熱接着性合成樹脂フィルムjlJ (B)の接着力
は、熱シールされる葉書等の被粘着物との間は強接着力
とし、一方、隠蔽層(A)との間は剥離可能な弱接着力
とする必要がある。この様に、熱接着性合成樹脂フィル
ム層(B)と隠蔽層(A)との間を弱接着力とするには
、例えば隠蔽N(A)の上記フィルム(B)との接着面
の材料として、該フィルム(B)との接着力の弱い材料
(樹脂の種類等)を選択する、弱接着物質層を設けるラ
ミネート加工温度を調整する両面の平滑度に差を設ける
等の方法が挙げられるが、就中、隠蔽層(A)とは強接
着力であり、且つ熱接着性合成樹脂フィルム層(B)と
は弱接着力である合成樹脂フィルム層を介在させる方法
が好都合である。かかる合成樹脂フィルム層はタンデム
方式、共押出方式のいずれかによっても可能である。
上記構造からなる本発明の隠蔽性積層材料は、隠蔽した
い印刷物、例えば葉書の表面に重ね合わせ周囲端縁部を
部分的(周端縁部の対向する2辺又は3辺又は4辺)に
又は全面的に熱板等の加熱手段により熱シールし貼着物
として発信され、受信人が印刷内容を見る場合は隠蔽層
(A)を剥がし取り、即ち、隠蔽層(A)と熱接着性合
成樹脂フィルム層(B)との間で剥離させ、該熱接着性
合成樹脂フィルムN(8)を通して印刷や筆記内容を見
ることができる。
尚、本発明の隠蔽性積層材料を葉書に適用する場合、該
積層材料を葉書に貼着した貼合物全体の厚さや大きさは
郵便法に規定の範囲内にする必要があることは言う迄も
ない。
また受信人が隠蔽層(A)を剥がし取り易くするために
、第2図に示す如く、隠蔽層又は接着力調整用の合成樹
脂フィルム層を設ける場合は隠蔽層と該フィルム層の任
意の部分に、好ましくは端部や角部に厚み方向に貫通す
るミシン目(P)を刻設したり、また隠蔽層又は上記フ
ィルム層に指先又は爪先でつまむための舌片を突設して
おくことは好ましい態様である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが
、本発明はこれらにより何ら制限されるものではない。
実施例1 熱可塑性合成樹脂としてポリプロピレン樹脂rLA−2
21J  (旧= 23 dg/ll1n 、密度=0
゜91g/cd;三井石油化学工業製)55重量%と、
充填材として炭酸カルシウム「ホワイトンSB(赤)」
(白石カルシウム製)30重量%と二酸化チタンrJR
−600AJ  (テイカ製)10重量%、及び印刷・
記録性向上と充填剤の分散剤として変性ポリプロピレン
樹脂「アトマーQE−050J  (MI= 7 、 
0dg/win 、密度−0,90g/Cd;三井石油
化学工業製)5重量%とをトライブレンドし、連続混練
押出機rKcK120X265VEXJ  (KCK製
)ニテ溶融混練(ダイス出口温度200°C)L、ペレ
ット化した後、乾燥した6 ペレット化された上記樹脂組成物をTダイ押出機(スク
リュー径4O−1Tダイ温度290°C)へ供給し、基
材(A1)としてのクラフト紙(坪量73.0g/n(
)上へ押出ラミネート(−厚さ23μm)した後、うξ
ホー1表面へコロナ放電処理(30W/ rrf/ni
n )を施し、表面ぬれ指数を50ダイン/c+sとし
、防水性と印刷・筆記性(記録性)を有し且つ隠蔽性を
有する合成樹脂層(Aりを設けた。
更に、前記ラミネート紙の裏面、即ち紙基材(A1)側
に、カーボンブラック5重量%を配合したポリプロピレ
ン樹脂rLA−221JをTダイ押出機(スクリュー径
40餉、Tダイ温度305’C)により押出ラミネート
(厚さ20μm)して黒色着色の合成樹脂フィルム層(
A、)を形成させ、防水性、記録性及び隠蔽性を有する
隠蔽層(A)を作製した。
次に、この隠蔽層(A)の黒色合成樹脂フィルム層(A
s)へ、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂rCMP
S V−203J  (旧−28dg/lll1n、密
度=0.95g/cj;三井デュポンポリケξカル製)
を第2押出機(スクリュー径40閣、Tダイ温度230
°C)で押出ラミネートし、厚さ20μmの熱接着性合
成樹脂フィルム層(B)を設けた。
このようにして得られた隠蔽性積層材料を用い、第3図
に示す如く、隠蔽層(A)の防水性・記録性・隠蔽性を
有する合成樹脂層(A2)表面に所定の印刷(D)を施
し、熱接着性合成樹脂F! (B)を葉書印刷面(C)
に重ね、全面を熱板で120’CX 1.5 see熱
シールした後、貼合部の一端に隠蔽層(A)から熱接着
性合成樹脂フィルム層(B)の表面に達する深さで剥ぎ
取りを容易にするためのごシン目(P)を2帥間隔で2
列刻設した。
かくして得られたシール付き葉書は、防水性、記録性及
び隠蔽性を有しているので、雨水等で濡れても印字が汚
れたり滲んだりすることがなく、且つ印刷面も保護され
る上、光線yi通過率3.0%であり、葉書面の印刷(
D)の内容は外から全く見えず、充分な隠蔽性を有して
いた。
次に2列に設けたξシン目(P)から隠蔽層(A)を剥
離する時、その剥離力は黒色の合成樹脂フィルムi(A
、)−熱接着性合成樹脂フィルム[(B)間で250 
g/ 25mm (300nui/win、I80°剥
離)で、手で容易に剥離でき、葉書面の印刷(D)の内
容を熱接着性合成樹脂フィルム層(B)を介して明瞭に
読み取ることができた。
実施例2 実施例1の隠蔽層(A)の着色合成樹脂フィルム層(A
、)の表面にコロナ処理(33W/ボ/m1n)を施し
表面ぬれ指数を52ダイン/ cmとした後、ポリプロ
ピレン樹脂r l−A −221J  (三井石油化学
工業製)をTダイ押出機(スクリュー径40fflIn
STグイ温度300°C)により、厚さ18μmの合成
樹脂フィルム層(E)を設けた。続いて、第2Tダイ押
出機(スクリュー径40mm、Tダイ温度320°C)
により、低密度ポリエチレン樹脂「ミラソンIIPJ(
三井石油化学工業製)を押出う稟ネートによって積層し
、厚さ25μmの熱接着性合成樹脂フィルム層(B)を
設けた。
このようにして得られた隠蔽性積層材料を用い、第4図
(A)、(B)に示す如く、隠蔽層(A)の防水性・記
録性・隠蔽性を有する合成樹脂層(A2)の表面に所定
のキャラクタ−を印刷(D)し、葉書(C)の貼付面積
と同寸に裁断した後、熱接着性合成樹脂フィルム層(B
)を葉書の筆記(D)面に重ね、貼付面の四辺端縁部の
2カ所の非熱シール部(B2)(5mm幅)を除いて、
残りをそれぞれ幅5rnIsずつ160°CX 2 s
ec熱板で熱シールし、更にこの熱シール部(B、)の
2印内側に2カ所の非熱シール部(B2)を通るように
して、隠蔽層(A)から、合成樹脂フィルム層(E)を
貫通して、熱接着性合成樹脂フィルム層(B)の表面に
達する深さの剥ぎ取り用のミシン目(P)を2カ所刻設
した。
かくして得られたシール付き葉書は、防水性・記録性及
び隠蔽性を有しているので雨水等での濡れに対して耐性
があることは勿論、葉書面上の筆記(D)内容が外から
は全く見えず(光線透過率3%)、充分な隠蔽効果があ
ることがわかった。
また、このシール付き葉書は、郵便局での機械処理時や
配送時等において剥離することはなく、通常の取り扱い
時の密着性を有していた。
次に、ミシン目(P)から、隠蔽層(A)及び合成樹脂
フィルム7!J (E)を一体として剥離する時、その
′JII離力は、合成樹脂フィルム層(E)熱接着性合
成樹脂フィルムN(B)間で150g/ 251m (
30011Il/mtn 、180’剥離)で、ミシン
目(P)から手で容易に剥離でき、葉書面の筆記(D)
の内容を熱接着性合成樹脂フィルム! (C)に介して
鮮明に読み取ることができた。
実施例3 実施例2において、熱接着性合成樹脂フィルム層(B)
の全捕に熱板にて熱シールし、ミシン目(P)を1列と
した以外は同様にして、第5図(A)、(B)に示した
如きシール付き葉書を得た。
得られたシール付き葉書は実施例2と同様の効果を有す
るものであった。
〔作用・効果〕
叙上の通り、本発明は簡略化された製造工程で容易に製
造可能で、従って安価な隠蔽性積層材料を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本発明の実施態様を示す概
略断面図、第3図は実施例1における、本発明の隠蔽性
積層材料を葉書に適用した場合を示す概略断面図、第4
図(A)、(B)は実施例2における本発明の隠蔽性積
層材料を葉書に適用した場合を示し、第4図(A)は概
略断面図、第4図(B)はX−X断面図、第5図(A)
、(B)は実施例3における隠蔽性積層材料を葉書に適
用した場合の他の例を示し、第5図(A)は概略断面図
、第5図(B)はY−Y断面図である。 A ・・・隠蔽層 A、・・・基材(クラフト祇) A2 ・・・防水性、記録性、l!′Ii性を有する合
成樹脂層 A、・・・着色合成P4脂フィルム層 B ・・・熱接着性合成樹脂フィルム層B、  ・・・
熱ンール部 B2 ・・・非熱シール部 C・・・葉書 D ・・・印刷(筆記) E ・・・合成樹脂フィルム層 P ・・・ミシン目 第 ! 図 第4図φン 第5図(A) 第 5 図 (Bン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、隠蔽層に熱接着性合成樹脂フィルム層を押出ラミネ
    ートにより積層してなり、前記隠蔽層と熱接着性合成樹
    脂フィルムとが剥離可能に弱接着されてなる熱シール性
    隠蔽性積層材料。 2、隠蔽層と熱接着性合成樹脂フィルム層との間に接着
    力調整用の合成樹脂フィルム層を介設した請求項1記載
    の材料。 3、隠蔽層に厚み方向に貫通するミシン目を刻設した請
    求項1又は2記載の材料。 4、合成樹脂フィルム層に、隠蔽層に設けたミシン目の
    延長線上に、厚み方向に貫通するミシン目を刻設した請
    求項2記載の材料。 5、隠蔽層に舌片を設けた請求項1記載の材料。 6、合成樹脂層に舌片を設けた請求項2記載の材料。
JP18790389A 1989-07-07 1989-07-19 熱シール性隠蔽性積層材料 Pending JPH03130194A (ja)

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JP17620789 1989-07-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5271644A (en) * 1991-08-29 1993-12-21 Canadian Bank Note Company, Limited Security device comprising optically variable data and method for making the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5271644A (en) * 1991-08-29 1993-12-21 Canadian Bank Note Company, Limited Security device comprising optically variable data and method for making the same

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