JPH03125152A - フォトレジスト塗布組成物 - Google Patents

フォトレジスト塗布組成物

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JPH03125152A
JPH03125152A JP26341089A JP26341089A JPH03125152A JP H03125152 A JPH03125152 A JP H03125152A JP 26341089 A JP26341089 A JP 26341089A JP 26341089 A JP26341089 A JP 26341089A JP H03125152 A JPH03125152 A JP H03125152A
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魚谷 重雄
Ichiro Arimoto
一郎 有本
Mineo Nishi
西 峰雄
Masahiro Sakaguchi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一般に輻射線に感応するフォトレジスト組成
物に関するものであり、詳しくはベース樹脂、感光剤及
び溶媒からなるフォトレジスト組成物の改良に関するも
のである。
[従来の技術] 集積回路は年を追うごとに高集積度化され、ダイナミッ
クランダムアクセスメモリー(DRAM)を例にとれば
、現在では、1Mビットの記憶容量を持つものの本格生
産が開始されている。それに伴い集積回路の生産に不可
欠のフォトリソグラフィー技術に対する要求も年々厳し
くなってきており、例えば、IMDRAMの生産には、
lpmレベルのリングラフイー技術が必要とされ、4M
、16MDRAMにおいては、それぞれ、0.8pm、
 0.5pmレベルのリソグラフィー技術が必要とされ
るといわれている。
LSIの製造プロセスにおいては上記のような微細加工
を行うことから、プロセス内に混入する微粒子の量を低
減する努力がなされており、外部より混入するものは言
うに及ばずプロセス内にて発生する微粒子の量も低減す
る必要がある。
このような背景より、近年フォトレジストを使用するプ
ロセスにおいてもフォトレジスト塗布膜より発生する微
粒子の発生量を低減する要求が高まっている。即ち、往
来のフォトレジストでは、ポストベーク等の各種ベーキ
ング工程、ドライエツチング工程、スパッタリング工程
等の真空系の工程等において、塗布膜内により発生する
昇華物と考えられる微粒子が微細加工に悪影響を及ぼし
ており、その発生量の低減が要求されていた。
[本発明が解決しようとする課題1 本発明の目的は、前記の背景に鑑み、在来品に比べ発生
微粒子の量を低減したフォトレジスト塗布組成物を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明者らは、種々検討を重
ねた結果、ネガ型、ポジ型を問わず、フォトレジスト組
成物中の特定分子量範囲の化合物が昇華性が高く、ベー
キング工程等にて微粒子として発生することを見出し本
発明を完成した。
更に、フォトレジスト塗布組成物のベース樹脂として広
く用いられているノボラック樹脂中の昇華性物資を同定
するに至り本発明を完成した。
即ち、本発明の要旨はベース樹脂、感光剤及び溶媒から
なるフォトレジスト塗布組成物において、分子量が15
0以上400以下の固型成分の含有量が全固型成分に対
し6重量%以下であること、又は、ベース樹脂、感光剤
及び溶媒からなるフォトレジスト塗布組成物において、
ベース樹脂しとて分子量が150以上400以下の成分
の含有量が8重量%以下であるベース樹脂を用いること
を特徴とするフォトレジスト塗布組成物に存する。
以下本発明の詳細な説明する。
フォトレジスト塗布組成物は、−船釣にベース樹脂、感
光剤及び溶媒からなり、各々の成分として通常次の化合
物が用いられている。
ベース樹脂としては、アクリル酸誘導体、桂皮酸誘導体
、スチレン誘導体、マレイン酸誘導体等をモノマーとし
、これらを重合させたポリマー類、又はフェノール誘導
体とアルデヒド誘導体を重縮合させたノボラック樹脂類
等が一般的に使用される。
本発明においては、特に、ポリヒドロキシスチレン又は
その誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリ
ビニルヒドロキシベンゾエート、カルボキシル基含有ア
クリル系樹脂、ポリN−(ヒドロキシフェニル)マレイ
ミド又はその誘導体、ノボラック樹脂等のアルカリ可溶
性樹脂が好適である。例えば、ノボラック樹脂としては
、フェノール類、0−クレゾール、m−クレゾール、p
−クレゾール、3−エチルフェール、2,5−キシレノ
ール、3.5−キシレノール等のアルキルフェノール類
、2−メトキシフェノール、4−メトキシフェノール、
4−フェノキシフェノール等のアルコキシ又はアリルオ
キシフェノール類、l、3−ジヒドロキシベンゼン、1
,3−ジヒドロキシ−2−メチルベンゼン、1,2゜3
−トリヒドロキシベンゼン、1,3.5−)ジヒドロキ
シベンゼン、1,2.3−)ジヒドロキシ−5−メチル
ベンゼン等のポリヒドロキシベンゼン類、α−ナフトー
ル、β−ナフトール、3−メチル−〇−ナフトール等の
ナフトール類のモノマー成分をフォルムアルデヒド、バ
ラフォルムアルデヒド、アセトアルデヒド類、ベンズア
ルデヒド類、アセトン等のアルキルケトン類のカルボニ
ル化合物とを例えば塩酸、硫酸、しゆう酸等を触媒とし
、混合加熱し重縮合させ製造することができる。
感光剤としては、ジアゾニウム塩類、アジド化合物類、
キノンジアジド化合物類が一般的に使用される。
例えば、キノンジアジド系感光剤としては、1,2−ベ
ンゾキノンジアジド−4−スルフォン酸、1,2−ナフ
ドキノンジアジド−5−スルフォン酸、1,2−ナフト
キノンジアジド−4−スルフ−オン酸等のエステルもし
くはアミドのキノンジアジド系感光剤が好適であり、具
体的にはグリセリン、ペンタエリスリトール等のポリヒ
ドロキシアルキル化合物、及びl又は、ビスフェノール
A1没食子酸エステル、ケルセチン、モリン、ポリヒド
ロキシベンゾフェノン等のポリヒドロキシ芳香族化合物
の1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スルフォン酸、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルフォン酸エス
テル又は1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルフォ
ン酸エステルが用いられ、さらに好適には、2,3.4
− )リヒドロキシベンゾフエノン、2,3,4,4″
−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’ 、4,
4’ −テトラヒドロキシベンゾフェノン、2.2′、
3,4.4′−ペンタヒドロキシベンゾフェノン、2,
3.3’ 、4.4′、5’ −へキサヒドロキシベン
ゾフェノン等のポリヒドロキシベンゾフェノンの1,2
−ベンゾキノンジアジド−4−スルフォン酸エステル、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルフォン酸エス
テル、又は、1.2−ナフトキノンジアジド−4−スル
フォン酸エステルが用いられる。
これらの感光剤は、単独で又は2種以上混合して使用す
ることができる。
溶媒としては、エチルセロソルブアセテート、メチルセ
ロソルブアセテート、プロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテート等のエーテルエステル類、エチルセ
ロソルブ、メチルセロソルブ、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル等のエーテルアルコール類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のカルボン酸エステル類、Y−ブチロ
ラクトン等の環状エステル類、炭酸ジエチル等の炭酸エ
ステル類、アセトン、メチルイソブチルケトン等のケト
ン類、ヒドロキシアセトン、エトキシアセトン、ジアセ
トンアルコール、ジアセトンアルコールメチルエーテル
等のアセトン誘導体類、シクロヘキサノン等の環状ケト
ン類、しゆう酸ジエチル、マロン酸ジエチル等の二塩基
酸のカルボン酸エステル類、エチレングリコールジアセ
テート、プロピレングリコールジアセテート等のグリコ
ールのジカルボン酸エステル類、2−オキシプロピオン
酸エチル、3−オキジプロピオン酸エチル等のオキシカ
ルボン酸エステル類等が挙げられる。
これらの溶剤は単独で又は2種以上混合して使用するこ
とかできτる。
フォトレジスト塗布組成物は、上記成分を各々一種類以
上用いて、それらを溶媒に混合溶解させるにとにより製
造することができる。例えば、上記のノボラック樹脂と
キノンジアジド系感光剤の場合、通常樹脂に対し感光剤
を5〜100重量%、好ましくは10〜80重量%程度
用いる。
また、溶媒の使用量は特に制限はないが、通常、樹脂と
感光剤との合計量が3〜50重量%の濃度範囲になるよ
うに使用するのが好ましい。
さらに、フォトレジスト塗布組成物中には、必要に応じ
、ストリエーション等の塗布性不良を改善するため、ポ
リオキシエチレンエーテル類、弗素系アルキルエステル
系等の界面活性剤を添加することができる。これらの添
加量は通常2重量%以下、好ましくは1重量%以下であ
る。また、像転写の際に基板よりの乱反射光の影響を少
なくするため染料等を添加することも、感度向上のため
の増感剤等を添加することもできる。これらの添加剤は
本発明の趣旨に照らし、高分子量であり、低蒸気圧を有
する化合物が好適である。
このようにして得られるフォトレジスト塗布組成物は、
生成する画像と露光部分との関係によりネガ型、ポジ型
の二種のフォトレジスト塗布組成物に分類することがで
きる。
本発明のフォトレジスト塗布組成物は、分子量が150
以上400以下の固型成分の含有量が、溶媒を除く全固
型成分に対し6重量%以下、好ましくは5重量%以下、
更に好ましくは4重量%以下である、又はベース樹脂と
して分子量が150以上400以下の成分の含有量が8
重量%以下、好ましくは7重量%以下、更に好ましくは
6重量%以下であることを特徴とする。この特定分子量
の成分は、少ない程良好であるが、フォトレジスト塗布
組成物の溶媒を除く全固型成分に対しては6重量%以下
、又はベース樹脂中の含有量では樹脂中に8重量%以下
であれば低蒸気圧成分の希釈効果により実質的に昇華微
粒子は発生しない。
分子量が150以上400以下の固型成分としては、下
記−数式(I)で示される化合物が挙げられる。
(式中、Rは水素原子、アルキル基又はアリル基を表わ
し、同じでも異なっていても良い。Arはベンゼン環又
はナフタレン環より選ばれた芳香環残基を表わし、同じ
でも異なっていても良い。m=1〜3、n=1〜3の数
字を表わす。) 例えば、ベース樹脂としてノボラック樹脂を用いた場合
、ノボラック樹脂は重合度の異なる多量体より構成され
ているが、通常のLSI製造工程においては、モノマー
は昇華するもののその雰囲気下では固体となって析出し
たすせず、また3量体以上では蒸気圧が低く実質的に昇
華せず、2量体のみが昇華、析出して、悪影響を与える
のである。通常の方法によって製造されるノボラック樹
脂においいては、この2量体はクレゾール、特にP−ク
レゾールの2量化物である。
即ち、ノボラック樹脂を用いる場合には、下記構造式(
II)で示されるクレゾールの2量化物の含有量がフォ
トレジスト塗布組成物中、全回を成分に対し6重量%以
下であるか、又はベース樹脂として該2量化物の含有量
が8重量%以下であるノボラック樹脂を用いる必要があ
る。
このような特定分子量成分の少ないノボラック樹脂は、
アセトン−ヘキサン系溶媒、アセトン−水系溶媒等によ
る分別晶析等の方法により、又は特定分子量成分の生成
量の少ない反応条件の選定等により製造することができ
る。
本発明にて規定される分子量とは、常法によりゲルパー
ミェーションクロマトグラフにより、示差屈折計を検出
器として測定され、ポリスチレン換算分子量として表さ
れる重量平均分子量である。
フォトレジスト塗布組成物中の特定分子量成分は、フォ
トレジスト塗布組成物をテトラヒドロフラン等の溶媒に
希釈することにより測定でき、その含有率はクロマトグ
ラムの各成分のピーク面積割合と同じであるとして算出
したものである。
ベース樹脂中の特定分子量成分も、同様にして測定する
ことができる。また、構造が既知の化合物では常法に従
い高速液体クロマトグラフにて測定することもできる。
本発明のフォトレジスト塗布組成物は超LSIの製造の
みならず一般のIC製造用、さらにはマスク製作用とし
て有用であり、像転写に用いる光線源としてg線、i線
、エキシマレーザ−を用いることができ、またネガ型、
ポジ壓の双方のフォトレジスト塗布組成物として有用に
用いることができる。
さらに多層レジストプロセスに用いることもできる。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り実施例によりなんら制限
を受けるものではない。
樹脂合成例1 セパラブルフラスコにm−クレゾール112.6g 。
p−クレゾール168.9g、37%フォルマリン水溶
液173.2g、  Lゆう酸2水和物9.1gを加え
て撹拌し、加熱還流下、内温を95°Cに昇温して5時
間反応を行った。内温を2時間かけて180°Cまで昇
温しながら水を系外に留去し更に反応を行った。水を留
去後、更に内温を195°Cに昇温し、15 Torr
の減圧下、未反応のモノマーを留去しノボラック樹脂を
得た。
得られたノボラック樹脂を東ソー(株)製のゲルパーミ
ェーションクロマトグラフィー(型式; 802A)に
より分析したところポリスチレン換算重量平均分子量は
7100であった。
また。重量平均分子量が150以上400以下の成分は
10.2重量%であった。
樹脂合成例2 樹脂合成例1において得られたノボラック樹脂をア七ト
ン−ヘキサンの混合溶媒で処理して低分子量成分を溶解
除去し、乾燥してノボラック樹脂を得た。
得られたノボラック樹脂のポリスチレン換算重量平均分
子量は8700であった。
この樹脂中の重量平均分子量が150以上400以下の
成分は3.4重量%であった。
実施例1 及び比較例1 樹脂合成例1及び2で得られたノボラック樹脂3.0g
 、及び2.3.4.4−テトラヒドロキシベンゾフェ
ノンと1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸
クロリドより合成した感光剤1.0gをエチルセロソル
ブアセテート10gに溶解した。これを孔径062μm
のメンブレンフィルターで濾過しフォトレジスト組成物
を調整した。
得られたフォトレジスト組成物のゲルパーミェーション
クロマトグラフィー分析による分子量150以上400
以下の成分量は、7.2重量%(比較例1:樹脂合成例
2で得られた樹脂を使用)、2.4重量%(実施例1:
樹脂合成例1で得られた樹脂を使用)であった。
得られたフォトレジスト組成物を、酸化膜を有する直径
5インチのシリコンウェハー上に塗布し、ホットプレー
トを用いて90°Cで60秒間プリベークして、厚さ1
.2 pmのフォトレジスト膜を作成した。
得られたウェハーを140°Cに加熱されたホットプレ
ート上に置き、さらにその直上に水冷したシャーレを置
いて昇華物を捕集するテストを行った。
ウェハーは各20枚使用し、各ウェハーを140°Cで
5分間ベーキングを行った。シャーレに付着した昇華物
をアセトンに溶解させ昇華物の分析を行った。(分析は
ウェハー20枚分をひとまとめにして行った。)分析を
行った結果、昇華物はp−クレゾールの2量化物であり
、その昇華物量を高速液体クロマトグラフにて測定した
ところ第1表のようになった。
第1表 [発明の効果1 本発明のフォトレジスト塗布組成物は、昇華物が少なく
微細加工上有害である微粒子の発生が少なく、超LSI
生産玉料するところ大である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベース樹脂、感光剤及び溶媒からなるフォトレジ
    スト塗布組成物において、分子量が150以上400以
    下の同型成分の含有量が、溶媒を除いた全固型成分に対
    し6重量%以下であることを特徴とするフォトレジスト
    塗布組成物。
  2. (2)ベース樹脂、感光剤及び溶媒からなるフォトレジ
    スト塗布組成物において、ベース樹脂として分子量が1
    50以上400以下の成分の含有量が、8重量%以下で
    ある樹脂を用いることを特徴とするフォトレジスト塗布
    組成物。
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