JPH0312398Y2 - - Google Patents

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JPH0312398Y2
JPH0312398Y2 JP1983164651U JP16465183U JPH0312398Y2 JP H0312398 Y2 JPH0312398 Y2 JP H0312398Y2 JP 1983164651 U JP1983164651 U JP 1983164651U JP 16465183 U JP16465183 U JP 16465183U JP H0312398 Y2 JPH0312398 Y2 JP H0312398Y2
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JP
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water
tank
conduction path
treatment tank
circulation device
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JP1983164651U
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JPS6074793U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は排水の処理装置に関する。
近年公共下水道事業に着手する地方の中小都市
が増加しており、これら中小都市向けの中小規模
の排水処理法としてオキシデーシヨン・デイツチ
法(OD法)が見直されつつある。
このOD法による処理装置は、第1図に示すよ
うに水深約1m、幅約3m程度の溝を環状に連結
したデイツチ50とロータ51とから構成され、
ロータ51により水面から酸素の供給を行なうと
同時に汚泥が沈降しないように混合液に一定の流
速を与える構造となつている。52は沈砂池、5
3は汚泥貯留タンク、54は処理水流出口であ
る。このODの運転は通常バツチ方式で行われ、
デイツチ50がエアレーシヨンタンクと最終沈殿
池を兼ねている。即ち排水をデイツチ50内に導
入しデイツチ内の活性汚泥と混合し数10時間曝気
した後、ロータ51を停止して活性汚泥を沈降さ
せ、次いでゲートを開き上澄水を排出させた後再
び排水を流入させ同じ操作を繰返している。
第2図に示すのは、第1図のOD処理装置に改
良を加えて連続的に排水を処理するため標準活性
汚泥法の場合と同じように沈殿池55を設けた装
置例である。
また第3図に示すように水循環のための水中プ
ロペラ56と酸素を供給するための散気装置57
とを夫々別個に設けた装置も提案されている。
上記したようなOD法は一般に構造が簡単であ
るため建設費が安価であること、運転管理が容易
であり有機物や窒素の除去率が高いこと、水質や
水量の変動に強いこと、更に余剰汚泥の発生量が
少ないこと等の特徴を有している。しかし、この
反面設置面積が広大になるという欠点を有してい
る。
この欠点を改善するため、特開昭58−112094号
が提案されており、処理槽内に水平隔壁を設け
て、その上下段に水流が循環できる構成とし、該
処理槽の設置面積の縮小化を図つている。
当該技術では、更に水平隔壁の下段から上段に
水流が上昇する部分の底部に散気装置を設け、水
流の曝気と共に、そのエアーリフト効果によりこ
の水流を上昇させて該処理槽内で循環せしめる構
成や処理槽中に処理水の循環流を作る水循環装置
と水流の曝気を行なう散気装置を有する構成が示
されており、それなりに効果の高いものであつ
た。
しかし、前者のような構成を有するものでは、
気泡が上昇途中で処理水中に散逸してしまつて、
該エアーリフト効果は差程発揮されず、又後者の
ような構成を有するものでは、処理槽内の水流の
一部に推進力を与えるだけであり、そのため、い
ずれの場合でも処理槽中の処理水の循環効率はか
なり低いものであつた。
本考案は、この欠点を改善すするためになされ
たもので、排水を導入する処理槽の水面と底部と
の間にほぼ水平の隔壁を処理槽内壁間にわたつて
設け、該隔壁の上下各段の水流を循環可能にした
排水の処理装置において、該隔壁の一端と処理槽
内壁との間に開口を形成し、該開口の反対側に上
記隔壁の上段側の水路をそのまま下段側の水路に
導通せしめる導通路を設け、該導通路に上記隔壁
の上段と下段を循環する水流を形成する循環装置
を設け、更に該導通路の循環装置上流側に散気装
置を設けたことを基本的な特徴とするものであ
る。
以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第4図及び第5図において、20は沈砂池、2
1は沈殿池、22は混和池、23は汚泥濃縮タン
クであり、これらは従来のものと同じである。
処理槽1の水面Xと底部10との間に隔壁2が
設けられている。この隔壁2は処理槽1の内壁間
にわたつて設けられており、その一端において内
壁11と隙間を形成し開口3を形成している。
この開口3の反対側に隔壁2の上段側の水路を
そのまま下段側の水路に導通せしめる導通路4が
設けられている。この実施例においては、処理槽
1外にU字状の導通路4を形成している。
この導通路4には、循環装置5が設けられてい
る。この実施例ではプロペラ型の循環装置として
おり、矢印に示す水流を起して隔壁2の上段と下
段とを循環するように構成している。
また導通路4内には該循環装置5の上流側に散
気装置6が設けられ、導通路4内に空気を供給す
るように構成されている。
以上の構成において沈砂池20から導入された
排水は、処理槽1に導入され、ここで循環装置5
により活性汚泥と混合されながら矢印方向に循環
される。このように本考案の処理装置においては
導通路4を設け、ここに循環装置5を配設した構
成としてあるため、水流は一旦この導通路4を全
て通過することになり、更に循環装置5によつて
ここを流れる水流全体に推進力が与えられること
になつて、単に処理槽1内に散気装置やその他の
循環装置を設けた構成より循環効率が高くなる。
更に該循環装置5の手前で、散気装置6により
水流中に空気が供給されるため、この空気の気泡
は循環装置5により細粒化され水に溶けつつ隔壁
2の下側に沿つて開口3から水面Xに浮上し、大
気に放散される。このように気泡が細粒化される
上、水中での滞留時間が長くなるため、酸素の水
中への溶解量は大きくなる。
この酸素溶解量の増大を試算すると次のように
なる。
いま、隔壁2の長さを50m、流速0.3m/sec、
スリツプ比を1(気液は同伴して流れる)とする
と、 50m/0.3m/sec=167(sec)=2.8(min) となる。
したがつて、実際の流れにおいては2.8分以上
気泡が滞留することになる。
他方、従来のOD(水深を3m、気泡上昇速度
を0.3m/secとする)の場合は3/0.3=10(sec)
であるから本考案によるODの気泡の滞留時間
は、 167+10/10=17.7 により、従来型ODの約18倍となる。
したがつて、酸素溶解量のこの滞留時間に比例
して大きくなる。
酸素溶解量の増大は、また本考案においては上
下方向に循環させることにより水深が深くなるこ
とからも生じる。
即ち酸素飽和溶解度Csは次式で表わすことがで
きる。
Cs=Cω(Pb/2.066+Ot/42) … ここで Cω:1気圧、O221%なる気相の酸素と平衡な酸
素濃度 Pb:散気位置での気圧 Ot:出口ガスの酸素分圧 この式からわかるように水深が深くなるとPb
が大きくなるため、酸素飽和溶解度Csが増大す
る。
いま従来型ODの水深を3m、本考案のODの
水深を6mとすると、Ot=21(%)であるから従
来型ODのCsおよび本考案のODのCs′はそれぞれ
以下のようになる。
Cs=Cω(1.3/2.066+21/42) … Cs′=Cω(1.6/2.066+21/42) … 式から Cs′=1.13Cs … となり溶解度は10%以上増加する。
処理槽1を出た処理水は沈殿池21と混和池2
2を経て放流水として放流される。また汚泥は一
部返送汚泥として処理槽1に返送され、他は汚泥
濃縮タンク23を経て汚泥処理設備へと送られ
る。
以上説明したように本考案の排水の処理装置に
よれば、処理槽上下段の水路をそのまま導通せし
める導通路を設けてそこに循環装置を設けたこと
で、循環効率が高くなり、且つ該循環装置の上流
側に散気装置を設けたため、酸素溶解量が増加
し、これにより処理効率が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来装置の平面図、第4図
は本考案による排水の処理装置の一実施例を示す
立断面図、第5図はその配置図である。 1……処理槽、2……隔壁、3……開口、4…
…導通路、5……循環装置、6……散気装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排水を導入する処理槽の水面と底部との間にほ
    ぼ水平の隔壁を処理槽内壁間にわたつて設け、該
    隔壁の上下各段の水流を循環可能にした排水の処
    理装置において、該隔壁の一端と処理槽内壁との
    間に開口を形成し、該開口の反対側に上記隔壁の
    上段側の水路をそのまま下段側の水路に導通せし
    める導通路を設け、該導通路に上記隔壁の上段と
    下段を循環する水流を形成する循環装置を設け、
    更に該導通路の循環装置の上流側に散気装置を設
    けたことを特徴とする排水の処理装置。
JP1983164651U 1983-10-26 1983-10-26 排水の処理装置 Granted JPS6074793U (ja)

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JP1983164651U JPS6074793U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 排水の処理装置

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JP1983164651U JPS6074793U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 排水の処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6074793U JPS6074793U (ja) 1985-05-25
JPH0312398Y2 true JPH0312398Y2 (ja) 1991-03-25

Family

ID=30360928

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JP1983164651U Granted JPS6074793U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 排水の処理装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755598B2 (ja) * 1974-10-16 1982-11-25
JPS58112094A (ja) * 1981-12-26 1983-07-04 Sumitomo Jukikai Envirotec Kk 複数段式オキシデ−シヨン・デイツチ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755598U (ja) * 1980-09-17 1982-04-01

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755598B2 (ja) * 1974-10-16 1982-11-25
JPS58112094A (ja) * 1981-12-26 1983-07-04 Sumitomo Jukikai Envirotec Kk 複数段式オキシデ−シヨン・デイツチ

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Publication number Publication date
JPS6074793U (ja) 1985-05-25

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