JPS60125214A - 最終沈澱池の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、活性汚泥処理法によって運転される下水処理
場の最終沈澱池の制御方法に関する。

うにエアレーションタンク３内で、最初沈澱池（図示せ
ず、）から流入する下水ｌと、最終沈澱池４から返送さ
れる引き抜き汚泥２とを曝気攪拌して混合し、汚泥中の
好気性微生物の呼吸作用によって有機物を水と炭酸ガス
に分解するものである。

分解の終わった混合液は、最終沈澱池４へ導入され、こ
こでは重力による沈降作用によって固液分離される。そ
して上澄水として分離した液体は処理水５として流出し
、沈澱した汚泥は、かき寄せ機６によってホッパ７内に
集められる。

ここで濃縮された汚泥は、最終沈澱池４と水位差をもた
せた汚泥ビット８へ引き抜かれ、返送ポンプ９によって
エアレーションタンク流入口へ返送されるようになって
いる。

ところが、従来では、最終沈澱池４から汚泥を引き抜い
て返送することを一定時間ごとに一定量行っていたので
、流入下水量ｌが増加した場合、最終沈澱池４へ流れ込
む汚泥量が増加し、最終沈澱池４内における汚泥の滞留
時間が侵くなる。

そうなると、発生した炭酸ガスが汚泥へ付着し、最終沈
幽池４内で一度沈澱していた汚泥が、最終沈澱池表面へ
浮上してくることがある。

この浮上した汚泥は沈降しにくいので処理水５に混入し
、悪影響を及ぼすほか、エアレーションタンク３に返送
される汚泥の量を減少させるという欠点がある。

捷だ、流入下水量１が減少したのに、前述の引き抜き動
作を行えば、最終沈澱池４内の汚泥量が減少し、返送に
必要な所定量が確保されなくなる恐れがある。

〔発明の目的及び要旨〕

本発明は、上記欠点を解消することを目的としてなされ
たもので、最終沈澱池から、エアレーションタンクへ返
送される汚泥の一部を、最終沈澱池入口部に流入させる
ことによシ、汚泥の浮上防止を図るものである。

すなわち、最終沈澱池から引き抜く汚泥量を大にして、
その滞留時間を短かくしようとするものである。

〔発明の実施例〕 以下、本発明の具体的実施例を説明する。

すよ−うに、循環ポンプｌＯを付加し、汚泥ピット８か
ら活性汚泥を最終沈澱池４人口に返送するものである。

このようにすることにより最終沈澱池ホッパ部からの引
き抜き汚泥量が増加するので、最終沈澱池４内での沈澱
汚泥の滞留時間（気泡を抱いている時間）が短かくなる
。また、汚泥ピット表面や循環ポンプ内では、汚泥の脱
泡作用が起こる。従って、気泡の付着が原因で起こる最
終沈澱池表面への活性汚泥の浮上および処理水への混入
現象は無くなり、活性汚泥法で処理上問題となる処理水
質の悪化と活性汚泥量の減少は防止できる。

〔最適な実施例〕

なお、さらに最適な実施例として、第を図に示すごとく
、濃度計１１を備えてホッパ７内の汚泥量を計測し、そ
の値に比例して循環汚泥量を増減するべく、コントロー
ラー２で循環ポンプ１０に指令するように構成すること
が望ましい。

これによって系内の汚泥量が増減しても、ホッパ内の汚
泥の滞留時間はさらに安定し、水質悪化を防止できる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、最終沈澱池におけ
る汚泥の浮−ヒな防止できるという大きな効果がある。

７：ホッパ １０：循環ポンプ なお、第１図において循環ポンプ１０を除いた図が従来
例となる。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）活性汚泥処理法によって運転される下水処理場の
   棄終沈澱池の制御方法において、 最終沈澱池のホッパ部からの引き抜き汚泥の一部を再度
   、最終沈澱池の流入口に戻すことを特徴とする最終沈澱
   池の制御方法。
2. （２）前記最終沈澱池の流入口に戻す引き抜き汚泥量を
   、最終沈澱池ホッパ内総汚泥量に比例させることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の最終沈澱池の制御方
   法。