JP3150530B2 - 生物学的窒素除去装置 - Google Patents

生物学的窒素除去装置

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水や産業排水などの
汚水を生物学的に処理する生物学的窒素除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、下水や産業排水などの汚水は、脱
窒槽、続いて硝化槽に導かれ、硝化槽から流出する硝化
液の一部が脱窒槽に循環返送されるとともに、残りの硝
化液が最終沈殿池へ送られるフローで処理されるか、あ
るいは硝化槽、続いて脱窒槽に導かれ、脱窒槽から流出
する脱窒液の全量が最終沈殿池に送られて流出していく
フローで処理されている。このとき、硝化槽ではアンモ
ニア性窒素を含むケルダール性窒素が硝酸ないし亜硝酸
に硝化され、脱窒槽では硝酸性窒素ないし亜硝酸性窒素
が窒素ガスまで還元されて脱窒されるにともないBOD
のような有機物が分解される。このプロセスにおいて、
浮遊活性汚泥により硝化および脱窒を行うのが一般的な
窒素除去方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような窒素除去方式では、脱窒槽と硝化槽とにおける
合計滞留時間が流入汚水量ベースで12〜16時間も必
要であるため、曝気槽滞留時間を6〜8時間として設計
・運転している通常の既設下水処理場では、新たな用地
確保が困難であるなどの理由から現実には採用しがた
い。
【0004】このため、硝化ないし脱窒速度を高めるた
めに微生物固定化技術の適用が検討されているが、この
場合、微生物固定化担体を確実に槽内に維持できる担体
分離装置が必要である。このような担体分離装置は一般
に、下水などの汚水中に多く含まれる繊維分やゴミなど
により閉塞を生じやすいため、閉塞を生じにくいもの、
あるいは生じないものであることが維持管理容易化の見
地から不可欠である。
【0005】また、硝化液を脱窒槽に循環返送するため
に一般に硝化液循環用の機械式ポンプが用いられるが、
このような機械式ポンプも上記と同様に、下水などの汚
水中に多く含まれる繊維分やゴミなどにより閉塞しやす
いため、容易に維持管理できるような、硝化液循環流路
が狭められない構造とした硝化液循環手段が求められて
いる。
【0006】上記したような機械式ポンプを用いること
なく硝化液循環を行えるようにして運転費用の低減を図
ったものに、特公昭63−1920号記載の生物学的脱
窒素装置がある。この装置は、生物学的処理槽を少なく
とも2個所に連通口を有する隔壁により脱窒槽と硝化槽
とに区分し、硝化混合液の脱窒槽への循環を硝化槽内の
旋回流により行うようにしたものであって、硝化混合液
の脱窒槽への流入口として作用する連通口の上部の隔壁
を上下動可能に付設しておき、この上下動可能部を上下
させることにより連通口の開口面積を調節して、硝化混
合液の循環量を調節するようになっている。しかし、こ
の装置においては、硝化槽内の旋回流は曝気条件に依存
し、曝気量が少なく旋回流により所定量の硝化混合液を
脱窒槽に循環できないときは、十分な脱窒を行うことが
できないという問題点がある。
【0007】同様に、機械式ポンプを用いることなく硝
化液循環を行いながら、硝化液循環比、すなわち原液流
量に対する硝化液循環量の比を高くして脱窒素率を向上
させようとするものに、特公昭61−52759号記載
の生物学的脱窒素装置がある。この装置は、脱窒素槽と
硝化槽とを循環流路で連通せしめると共に、酸素含有ガ
ス送入管を付設したエアリフト管を脱窒素槽と硝化槽と
に連通する適所に配備し、エアリフト管においてエアリ
フト作用より脱窒素槽内液と硝化槽内液とを同時に吸引
して硝化槽に供給することにより、硝化槽内液が循環流
路により脱窒素槽にリサイクルされるようにしたもので
ある。しかし、この装置は脱窒素槽内液と硝化槽内液と
をエアリフト作用により硝化槽に供給する構成であるた
め、硝化槽における必要酸素量を確保する目的でエアリ
フト管に送入される酸素含有ガス量を調整したときに、
硝化槽へ供給される脱窒素槽内液と硝化槽内液との液量
や脱窒素槽へリサイクルされる硝化槽内液の量が所定の
設定値から変動してしまうという欠点を有する。
【0008】本発明は上記問題を解決するもので、十分
量の硝化液を脱窒槽に循環して効果的に脱窒素を行い、
脱窒槽と硝化槽における合計滞留時間を短縮できるとと
もに、維持管理が容易な生物学的窒素除去装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の生物学的窒素除去装置は、原水が流入する
脱窒槽と、脱窒槽混合液が流入する硝化槽とを隔壁によ
り区分して設け、硝化槽内に曝気装置を設けるとともに
硝化菌を固定化する担体を投入し、前記担体を分離する
静置ゾーンを下端開口において硝化槽に連通させて設
け、前記静置ゾーンに越流堰を介して連通する硝化液流
路を設け、この硝化液流路に連通して処理水流路と下向
流路を設け、下向流路に下端側を連通させるとともに上
端側を前記脱窒槽に連通させて上向流路を設け、上向流
路の底部に、流入した硝化液をエアリフト作用により脱
窒槽に向けて送り出す散気装置を設けたものである。
【0010】また、本発明の生物学的窒素除去装置は、
硝化槽内の曝気装置を、硝化槽混合液の旋回流を生起可
能な位置に設け、前記旋回流が下向流となる側に静置ゾ
ーンの下端開口を配置したものである。
【0011】また、本発明の生物学的窒素除去装置は、
静置ゾーンおよび硝化液流路に代えて、担体を分離する
スクリーンを硝化槽の縁部に設け、このスクリーンの透
過側に連通して処理水流路と下向流路を設けたものであ
る。
【0012】
【作用】上記した構成により、硝化槽混合液は、硝化槽
に連通して設けられた静置ゾーンに下端開口より流入
し、硝化菌固定化担体は静置ゾーン内で沈降して硝化槽
に戻されるとともに、硝化菌固定化担体が分離された硝
化液は越流堰の上部より硝化液流路に流入する。そし
て、硝化液流路に流入した硝化液の一部は、上向流路の
底部に設けられた散気装置からの空気のエアリフト作用
によって上向流路内の硝化液が上昇させられるときのポ
ンプ機能により下向流路内を下降し、その下端側より上
向流路内に流入して、上向流路内の上端側より脱窒槽に
循環される。硝化液流路に流入した残りの硝化液は、処
理水流路を通って装置の外部へ流出する。このようにし
て、下向流路と上向流路とにより十分量の硝化液を脱窒
槽に循環させるとともに、硝化槽では硝化菌固定化担体
の流出を防止するようにしたため、処理槽内の微生物濃
度が高く維持される状態において効果的に脱窒・硝化を
行うことができる。このとき、担体分離装置として静置
ゾーンを設け、硝化液循環を別途設けた散気装置からの
空気のエアリフト作用により行うようにしたため、装置
の閉塞は防止され、維持管理が容易となる。また、硝化
槽における曝気条件に依存することなく、硝化液循環を
独立してコントロールできる。
【0013】また、曝気装置により生起される硝化槽内
の旋回流と、この旋回流の下向流側に配置した静置ゾー
ン下端開口とによって、硝化菌固定化担体が静置ゾーン
内を上昇して流出していくのを防止できるだけでなく、
静置ゾーン内に流入した硝化菌固定化担体を硝化槽内に
戻すことができる。
【0014】また、硝化槽混合液を硝化槽縁部に設けた
スクリーンを通過させるとき、硝化菌固定化担体は硝化
槽内に維持され、スクリーンを透過した硝化液の一部は
脱窒槽に循環される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図4を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例の生物学的
窒素除去装置を示し、原水1が流入する脱窒槽2と脱窒
槽2内の脱窒槽混合液3が流入する硝化槽4とが隔壁5
により区分して設けられており、脱窒槽混合液3には脱
窒菌を主体とする浮遊活性汚泥が混合されるとともに、
硝化槽4の内部の硝化槽混合液6には硝化菌を主体とす
る浮遊活性汚泥ならびに硝化菌を固定化する担体7が投
入されている。脱窒槽2の底面には脱窒槽混合液3を攪
拌混合する攪拌機8が設けられており、硝化槽4の底面
には担体7を含む硝化槽混合液6を曝気空気により攪拌
混合するとともに好気条件下に維持する曝気装置9が設
けられている。
【0016】隔壁5の上縁には、脱窒槽混合液3を硝化
槽4に流入させる管状の混合液越流路10が硝化槽4の
底面近傍まで導かれて垂直方向に開口部11を設けると
ともに、硝化液12を脱窒槽2に循環させる硝化液循環
路13が脱窒槽2における原水流入側近傍まで設けられ
ている。
【0017】また硝化槽4には、仕切壁14により混合
液越流路10側から区分されるとともに仕切壁14の下
端開口において連通して、担体7を分離する静置ゾーン
15が設けられている。そして、静置ゾーン15に越流
堰16の上部で連通して硝化液流路17が設けられると
ともに、静置ゾーン15の上部に、硝化液流路17への
担体7の流出を防止する複数枚の傾斜板18が配置され
ている。
【0018】そして、硝化液流路17に連通して、硝化
液12の一部を脱窒槽2に循環させるための下向流路1
9と、残りの硝化液12を処理水20として装置の外部
に流出させる処理水流路21とが設けられており、下向
流路19に下端側を連通させて、上端側が硝化液循環路
13に連通する上向流路22が設けられている。上向流
路22の底部には、流入した硝化液12をエアリフト作
用によって硝化液循環路13に向けて送り出す硝化液循
環用散気装置23が設けられている。
【0019】以下、上記構成における作用を説明する。
原水1を脱窒槽2に導入すると、原水1は槽内の脱窒槽
混合液3に混合され、攪拌機8により攪拌されることに
より、脱窒菌を主体とする浮遊活性汚泥によって生物学
的に脱窒処理される。脱窒槽混合液3は、樋状の混合液
越流路10により硝化槽4の底面近傍まで導かれ、曝気
空気が流入することなく開口部11より容易に流出して
槽内の硝化槽混合液6と混合される。硝化槽混合液6
は、曝気装置9より供給される曝気空気によって維持さ
れる好気条件下に担体7とともに流動および旋回させら
れ、担体7に固定化された硝化菌または浮遊活性汚泥に
よって生物学的に硝化される。
【0020】硝化槽混合液6は硝化槽4の内部で流動す
る間に静置ゾーン15に流入するが、静置ゾーン15に
硝化槽4内の液の流れは影響しないので、硝化菌固定化
担体7は重力により沈降して仕切壁14の下端開口より
硝化槽4に戻る。このとき、静置ゾーン15は狭い流路
を形成した構造ではないため、硝化槽混合液6中に繊維
分やゴミが含まれていても閉塞を生じることはない。ま
た、流入汚水量が予想以上に変動したり、担体7に微細
気泡が付着して比重が小さくなったりすることにより、
硝化菌固定化担体7が沈降しにくい場合も、複数枚の傾
斜板18が設けられているため、硝化菌固定化担体7は
確実に静置ゾーン15内に保持される。
【0021】硝化菌固定化担体7が沈降分離された硝化
液12は越流堰16の上部より硝化液流路17に流入
し、この硝化液12の一部は、上向流路22の底部に設
けられた散気装置23からの空気のエアリフト作用によ
って上向流路22内の硝化液12が上昇させられるとき
のポンプ機能により、下向流路19内を下降する。一
方、硝化液流路17に流入した残りの硝化液12は、処
理水流路21より処理水20として装置の外部へ流出す
る。下向流路19内を下降した硝化液12は、下端側よ
り上向流路22内に流入して上向流路22内を上昇し、
上端側より硝化液循環路13に流入して、脱窒槽2にお
ける原水流入側近傍に循環させられる。このときの硝化
液循環量は散気装置23により独立してコントロールで
きるので、従来のように硝化槽4内の曝気条件に左右さ
れることは防止される。また、この硝化液循環経路にお
いては狭い流路がないので、閉塞が生じることはない。
【0022】このようにして、下向流路19と上向流路
22とにより十分量の硝化液12を脱窒槽2に循環させ
るとともに、硝化槽4では静置ゾーン15により硝化菌
固定化担体7の流出を防止するようにしたため、装置内
の微生物濃度が高く維持される状態において効果的に脱
窒・硝化を行うことができる。そして、担体分離装置と
して静置ゾーン15を設け、硝化液循環を散気装置23
からの空気のエアリフト作用により行うようにしたた
め、循環ポンプを用いるときのような閉塞は生じず、維
持管理が容易となる。
【0023】なお、担体7は、硝化菌が固定化されたと
きの比重が1より大きく、静止状態において硝化槽混合
液6内で重力沈降するものとする。また、静置ゾーン1
5は図1に示したような位置に限定されることなく設け
ることができ、ユニット構造として硝化槽4内に設置し
てもよい。ただし、静置ゾーン15は、 静置ゾーンの横断面積(m2 )=A 硝化槽の処理水量(m3 /時間)=a×A×3600 静置ゾーンでの液の上昇速度=a(m/秒) 担体の重力沈降速度のうち最小の値=v(m/秒)のと
き、 a<v となるようにa,Aを設計する。
【0024】図2は本発明の他の実施例の生物学的窒素
除去装置を示す。この実施例の窒素除去装置は図1を用
いて説明した窒素除去装置とほぼ同じなので、同一構成
および同一作用を有する部材または装置に同じ符号を付
してその説明を省略する。この装置が図1の装置と異な
るのは、静置ゾーンや硝化液流路を設ける代わりに、硝
化槽4の縁部に担体7を分離するスクリーン24を設
け、このスクリーン24の流出側に連通して処理水流路
21と下向流路19を設けた点である。
【0025】この装置においては、硝化槽4内の硝化菌
固定化担体7はスクリーン24によって硝化槽4の内部
に維持され、スクリーン24を通過した硝化液12の一
部が下向流路19内を下降するとともに、残りの硝化液
12が処理水流路21より処理水20として装置の外部
の最終沈殿池へと流出する。自動スクリーン洗浄装置を
設置すれば、装置の維持管理がより容易になる。
【0026】上記した実施例においては、曝気装置9を
硝化槽4の底面に設けたが、図3に示したように、硝化
槽4の底面であって静置ゾーン15(またはスクリーン
24)に対向する位置に設けるのが好ましい。これによ
って、静置ゾーン15内で重力沈降した硝化菌固定化担
体7が、静置ゾーン15の仕切壁14の下端開口から液
の旋回流に乗って再び硝化槽4内に戻され、流動するこ
とになる。この結果、硝化菌固定化担体7の硝化槽4内
維持がより確実になる。なお、図4に示したように、硝
化槽4を2槽に区分し、両方の槽に静置ゾーン15を設
けてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、硝化槽に
連通して静置ゾーンを設け、静置ゾーンに流入した硝化
菌固定化担体を静置ゾーン内で沈降させて硝化槽に戻す
ようにしたため、槽内の微生物濃度が高く維持され、効
果的に脱窒・硝化が行われる。また、硝化菌固定化担体
が分離された硝化液を、上向流路に設けた散気装置のポ
ンプ機能により、下向流路と上向流路とによって脱窒槽
に循環させるようにしたため、十分量の硝化液が脱窒槽
に循環されることになり、これによっても脱窒・硝化が
効果的に行われる。このとき、担体分離装置として静置
ゾーンを設け、硝化液循環を散気装置のポンプ機能によ
り行うようにしたため、硝化槽における曝気条件に依存
することなく硝化液循環をコントロールできるととも
に、装置の閉塞が防止され、維持管理が容易になる。
【0028】また、硝化槽の曝気方式が旋回流式となる
よう硝化槽内に散気装置を設置し、この旋回流が下向流
となる側に静置ゾーンの下端開口を配置することによ
り、静置ゾーン内を硝化菌固定化担体が上昇して流出す
るのを防止できるとともに、旋回流によって硝化菌固定
化担体を再び硝化槽に戻し、槽内に保持することができ
る。
【0029】また、担体分離装置としてスクリーンを設
けたことにより、硝化菌固定化担体をより確実に硝化槽
内に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の生物学的窒素除去装置を示
した説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の生物学的窒素除去装置を
示した説明図である。
【図3】図1の生物学的窒素除去装置の変形実施例を示
した断面図である。
【図4】図1の生物学的窒素除去装置の他の変形実施例
を示した断面図である。
【符号の説明】
1 原水 2 脱窒槽 3 脱窒槽混合液 4 硝化槽 5 隔壁 7 担体 9 曝気装置 15 静置ゾーン 16 越流堰 17 硝化液流路 19 下向流路 21 処理水流路 22 上向流路 23 散気装置 24 スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−31295(JP,A) 特公 昭61−52759(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/30 ZAB C02F 3/34 101

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水が流入する脱窒槽と、脱窒槽混合液
    が流入する硝化槽とを隔壁により区分して設け、硝化槽
    内に曝気装置を設けるとともに硝化菌を固定化する担体
    を投入し、前記担体を分離する静置ゾーンを下端開口に
    おいて硝化槽に連通させて設け、前記静置ゾーンに越流
    堰を介して連通する硝化液流路を設け、この硝化液流路
    に連通して処理水流路と下向流路を設け、下向流路に下
    端側を連通させるとともに上端側を前記脱窒槽に連通さ
    せて上向流路を設け、上向流路の底部に、流入した硝化
    液をエアリフト作用により脱窒槽に向けて送り出す散気
    装置を設けたことを特徴とする生物学的窒素除去装置。
  2. 【請求項2】 硝化槽内の曝気装置を、硝化槽混合液の
    旋回流を生起可能な位置に設け、前記旋回流が下向流と
    なる側に静置ゾーンの下端開口を配置したことを特徴と
    する請求項1記載の生物学的窒素除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1における静置ゾーンおよび硝化
    液流路に代えて、担体を分離するスクリーンを硝化槽の
    縁部に設け、このスクリーンの透過側に連通して処理水
    流路と下向流路を設けたことを特徴とする生物学的窒素
    除去装置。
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