JPH0312077Y2 - - Google Patents

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JPH0312077Y2
JPH0312077Y2 JP6180083U JP6180083U JPH0312077Y2 JP H0312077 Y2 JPH0312077 Y2 JP H0312077Y2 JP 6180083 U JP6180083 U JP 6180083U JP 6180083 U JP6180083 U JP 6180083U JP H0312077 Y2 JPH0312077 Y2 JP H0312077Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は誘導電動機の起動装置を備えたエンジ
ン駆動型発電機に係り、特に誘導電動機を運転す
る際に、起動が完了するまで起動電流を制御する
起動装置を備えたエンジン駆動型発電機に関す
る。
近年、エンジン駆動型発電機は、各種の電源設
備として多用されるに至つているが、特にかご型
誘導電動機を駆動する電源として使用する時に
は、起動電流が定格時の5乃至7倍に達し、この
結果電源電圧の動揺を招くばかりか、起動電流が
電源容量より更に大きな電流値を必要とするかご
型誘導電動機にあつては、充分な起動電流が得ら
れずに、回転駆動をすることができないといつた
ことは知られるところである。従つて、従来は小
容量のかご型誘導電動機を前記の如き全電圧始動
方式にて起動する以外は、スターデルタ始動や補
償器始動等の各種の始動方式を採用し起動してい
るのが現状である。しかし、スターデルタ始動方
式では、起動時に大きな衝撃が発電機やかご型誘
導電動機に発生し、又補償器始動方式にあつて
は、補償器自体が可成り大型で、発電機とは別置
きにしなければならず、しかも電動機内部の誘導
起電力と電源電圧との相互作用で大きな過渡電流
が流れるといつた問題があり、この問題を解消す
る装置も提案されてはいるが、構成が複雑で価格
も極めて高価である等の問題があつた。
本考案は、上記事情に鑑み、起動が容易で、か
つ低廉に製作し得、しかも、誘導電動機と発電機
との同期運転を容易に為し得ることはもとより、
誘導電動機の容量等各種条件に応じて起動電流を
制御可能な誘導電動機の起動装置を備えたエンジ
ン駆動装置を提供することにある。
以下本考案に係る誘導電動機の起動装置を備え
たエンジン駆動型発電機の一実施例を図面に基づ
き説明する。図面において、1はエンジン、2は
このエンジン1によつて回転駆動される回転界磁
型の発電機である。この発電機2は回転子に初期
励磁用の永久磁石が付設されたものを使用してい
る。又、発電機2は各種装置に電源を供給可能に
なつており、特にブレーカ3及び起動スイツチ
SW1を介してかご型誘導電動機4の電源としても
使用できるようになつている。このかご型誘導電
動機4はポンプ5等の動力源として使用するもの
である。発電機2の三相出力線6〜8のうち二相
分7,8に主制御用の変流器C.Tが介在されてい
る。この変流器C.Tには検出回路9を介し主制御
回路10が接続されている。この主制御回路10
は自動緩速制御用のソレノイドSを制御動作させ
るもので、無負荷時にはエンジンの回転速度を低
速回転とし、又負荷時にはエンジンの回転速度を
高速回転にして、燃費の節減はもとより、騒音公
害の防止を図つている。発電機2には界磁電流制
御回路14が付設されている。この界磁電流制御
回路14は発電機2の三相出力線6〜8にスター
結線された電力変流器P.C.Tが介在されており、
この電力変流器P.C.Tには三相全波整流器11を
介して第1の界磁巻線Fg1が接続されている。一
方、発電機2の励磁巻線には整流器12及び自動
電圧調整回路13を介して第2の界磁巻線Fg2
電流を供給するようになつている。そして、第1
の界磁巻線Fg1に接点ry1と分流用の半固定抵抗
R1との直列回路が並列に接続されており、又第
2の界磁巻線Fg2には接点ry2が並列に接続されて
いる。半固定抵抗R1は接点ry1が閉じている起動
時において、第1の界磁巻線Fg1に供与される電
圧値がかご型誘導電動機4の容量等に応じて適正
値に調整するものである。各接点ry1,ry2は主制
御回路10によつてその開閉動作が制御されるよ
うになつている。各開閉動作のタイミングはソレ
ノイドSの動作のタイミングと共に、主制御回路
10によつて自由に調整できるものである。
次に、前記構成の誘導電動機の起動装置を備え
たエンジン駆動型発電機の動作を説明すれば、起
動スイツチSW1を投入する前には、無負荷状態で
あることから、主制御回路10によつてソレノイ
ドSが付勢動作をしエンジン1を低速回転させ、
又接点ry1,ry2が閉成されている。従つて、第2
の界磁巻線Fg2には自動電圧調整回路13の出力
側が接点ry2の閉成により短絡されて、電流が供
給されない。この第2の界磁巻線Fg2に電流が供
給されないことから、発電機の出力には、回転子
に付設された初期励磁用の永久磁石により発生す
る略零に近い極めて低い電圧が生じているも、起
動スイツチSW1が投入されていないため、発電機
2からかご型誘導電動機4には出力電流が流れな
い。従つて電力変流器P.C.Tには電力が検出され
ず、この結果第1の界磁巻線Fg1に何等電流が供
与されない。
次に、起動スイツチSW1を投入すると、かご型
誘導電動機4の入力インピーダンスが零に近いこ
ともあつて、前記初期励磁用の永久磁石により生
ずる発電機出力がかご型誘導電動機4に供与され
る。この結果、まず、発電機2の負荷電流即ち起
動電流を変流器C.Tが検出して、検出回路9を介
して主制御回路10に供与される。主制御回路1
0は、ソレノイドSを消勢してエンジン1を高速
回転にする。エンジン1が高速回転すると、発電
機2の出力が増大し、これを電力変流器P.C.Tが
検出をして、三相全波整流器11を介し第1の界
磁巻線Fg1に供給され、この結果、発電機2の出
力が徐々に増加する。すると、かご型誘導電動機
4が、発電機2の出力を受けて回転を始める。該
かご型誘導電動機4が回転をすると、主制御回路
10により接点ry1が開離されて、第1の界磁巻
線Fg1への半固定抵抗R1の介入が取り除かれ、こ
れに伴い電力変流器P.C.Tから三相全波整流器1
1を介して第1の界磁巻線Fg1に供給される電流
が増加し、従つて発電機2の出力も増加して、か
ご型誘導電動機4の回転速度も増加する。前記主
制御回路10はかご型誘導電動機4が発電機2の
出力に見合う回転速度に達し安定化して時期に、
接点ry2を解離する。該解離によつて第2の界磁
巻線Fg2には励磁巻線から整流器12及び自動電
圧調整回路13を介して電流が供給され、これに
伴い発電機2の出力が増加をし、この出力の増加
によつて電力変流器P.C.Tから三相全波整流器1
1を介し第1の界磁巻線Fg1に供給される電流も
増加する。この結果、発電機2の出力、即ち起動
電流も徐々に増加することから、かご型誘導電動
機4の回転速度が増加する。そして、該かご型誘
導電動機4は、発電機2の定格運転時の出力に見
合う回転速度に安定化する。
前記第1及び第2の界磁巻線Fg1,Fg2は、か
ご型誘導電動機4の定格運転時において、発電機
2の出力が瞬時に不用意な変動を来たした場合
に、互いに補償動作をする。
前記起動スイツチSW1を切れば、変流器C.Tに
負荷電流が検出されなくなることから、主制御回
路10は起動スイツチSW1を遮断させた時より一
定時間経過後に、ソレノイドSを付勢させて、エ
ンジン1を低速回転にし、かつ接点ry1,ry2を閉
成動作させて、次のかご型誘導電動機4の起動に
際し準備をし、以後前記制御動作が繰返される。
前記主制御回路10による接点ry1,ry2の開閉
動作は、起動スイツチSW1を投入してから、運転
すべきかご型誘導電動機4が回転を開始し、又接
点ry1の開離後、かご型誘導電動機の回転速度が
安定する時期にそれぞれ見合うよう、手制御回路
10に内蔵されたタイマー回路等により時間的に
シーケンス制御される。接点ry1,ry2の時間的な
開閉動作は、かご型誘導電動機4の容量等各種条
件に応じて自由に調節できるようになつている。
更にシーケンス制御の実施例を説明すると、起
動スイツチSW1の投入後、かご型誘導電動機4が
回転を開始した時に、主制御回路10により接点
ry1を開離して第1の界磁巻線の電流を増加させ
て、発電機2の出力即ち起動電流を増加させ、こ
れによりかご型誘導電動機4の回転速度を更に増
速させる。該かご型誘導電動機4の回転速度が発
電機2の出力に対応して安定化した時期に、主制
御回路10によりソレノイドSを消勢させて、エ
ンジン1を高速回転にし、前記発電機2の出力を
増加させて、かご型誘導電動機4の回転速度を更
に増速させる。このように制御形式にすると、発
電機2とかご型誘導電動機4との同期化が容易に
達成し得る。次にかご型誘導電動機4の回転速度
が安定化した時期に、主制御回路10が接点ry2
を開離して第2の界磁巻線Fg2に電流を供給し、
これにより発電機2の出力の増加を図り、これに
伴いかご型誘導電動機4の回転速度を増速させ、
最終的に定格運転を行う。起動スイツチSW1を切
れば、一定時間経過後にソレノイドSが付勢され
て、エンジン1が低速回転をし、又接点ry1,ry2
が閉成する。以後、起動スイツチSW1を投入する
毎に前記動作が繰返される。
更に別の実施例を説明すれば、図面において、
電力変流器P.C.Tから第1の界磁巻線Fg1に至る
までの回路構成を取除き、第2の界磁巻線Fg2
みによつて励磁動作を行うようにしても同一目的
を達成できる。即ち、斯様な回路構成において、
まず起動スイツチSW1を投入すると、発電機2か
らかご型誘導電動機4に起動電流が流れ、これを
変流器C.Tが検出して、検出回路9を介し主制御
回路10に供与され、主制御回路10は検出信号
を受けてソレノイドSを消勢し、エンジン1を高
速回転にして発電機2の出力を高めて、かご型誘
導電動機4の回転速度を増速させ、該かご型誘導
電動機4の回転速度が略安定した時期に主制御回
路10が接点ry2を開離して第2の界磁巻線Fg2
の電流の供与により発電機2の出力の増加を図
り、これによりかご型誘導電動機4の回転速度を
増速させ、最終的にかご型誘導電動機4を定格運
転をさせる。起動スイツチSW1を切れば、一定時
間経過後に主制御回路10がソレノイドSを付勢
してエンジン1を低速運転して、又接点ry2を閉
成する。以後、起動スイツチSW1を投入する毎に
繰返される。
尚、本考案は、かご型誘導電動機4が起動され
て回転速度が増加するにつれて変化をする発電機
2からかご型誘導電動機4への起動電流の値を変
流器C.Tが検出し、主制御回路10が、検出され
た値に応じてソレノイドSや接点ry1,ry2を逐次
動作させる、所謂起動電流の値による制御動作も
できる。
又、本考案は、かご型誘導電動機に限らず、巻
線型誘導電動機にも適用できることは勿論であ
る。
以上の如く、本考案に係る誘導電動機の起動装
置を備えたエンジン駆動型発電機によれば、誘導
電動機に起動電流が流れ始めた時より遅れて動作
する接点により発電機から誘導電動機に供給され
る電流を徐々に増加させて、該誘導電動機を起動
させるものであるから、起動時に衝撃が発生しな
いことはもとより、起動電流が流れ始めた時点と
接点の動作とを一定の関係を持たせて連係させる
のみの簡易な構成で起動できることから、価格が
嵩張らず、しかも誘導電動機の容量等各種条件下
に応じて起動電流が流れ始めた時点に対し接点の
動作点を自由に調節でき、従つて各種の誘導電動
機を起動させることができる。
又、発電機を低速運転した状態で誘導電動機を
起動させ、次に自動緩速装置により発電機を定格
運転させると、該発電機と誘導電動機との同期運
転が容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る誘導電動機の起動装置を備
えたエンジン駆動型発電機の一実施例を示す回路
図である。 1……エンジン、2……発電機、3……ブレー
カ、4……かご型誘導電動機、5……ポンプ、6
〜8……三相出力線、9……検出回路、10……
主制御回路、11……三相全波整流器、12……
整流器、13……自動電圧調整回路、14……界
磁電流制御回路、SW1……起動スイツチ、C.T…
…主制御用の変流器、P.C.T……電力変流器、S
……ソレノイド、Fg1……第1の界磁巻線、Fg2
……第2の界磁巻線、ry1,ry2……接点、R1……
半固定抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電力変流器P.C.Tから発電機出力に対応する電
    流が供給される第1の界磁巻線Fg1と、励磁電源
    から自動電圧調整回路13により制御されて電流
    が供給される第2の界磁巻線Fg2とを有するエン
    ジン駆動型発電機において、上記誘導電動機の起
    動電流を変流器C.T.を介して検出する検出器9
    と、該検出器9の検出信号が入力される手制御回
    路10と、検出器9により誘導電動機の起動電流
    を検出すると主制御回路10がエンジンを高速回
    転させるべく消勢するソレノイドSと、上記電流
    変流器P.C.Tと第1の界磁巻線との間に挿入され
    てかつ検出器9により誘導電動機の起動電流を検
    出すると主制御回路10が所定の遅延時間後に第
    1の界磁巻線Fg1に励磁電流を供給すべく開く接
    点ry1と、上記自動電圧調整回路13と第2の界
    磁巻線Fg2との間に挿入されてかつ検出器9によ
    り誘導電動機の起動電流を検出すると主制御回路
    10が所定の遅延時間後に第2の界磁巻線Fg2
    励磁電流を供給すべく開く接点ry2とからなるこ
    とを特徴とする誘導電動機の起動装置を備えたエ
    ンジン駆動型発電機。
JP6180083U 1983-04-25 1983-04-25 誘導電動機の起動装置を備えたエンジン駆動型発電機 Granted JPS59167500U (ja)

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JP6180083U JPS59167500U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 誘導電動機の起動装置を備えたエンジン駆動型発電機

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JPS59167500U JPS59167500U (ja) 1984-11-09
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JPH0683599B2 (ja) * 1986-01-10 1994-10-19 トヨタ自動車株式会社 ガスタ−ビン発電装置

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