JPS6219117Y2 - - Google Patents

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JPS6219117Y2
JPS6219117Y2 JP1979053285U JP5328579U JPS6219117Y2 JP S6219117 Y2 JPS6219117 Y2 JP S6219117Y2 JP 1979053285 U JP1979053285 U JP 1979053285U JP 5328579 U JP5328579 U JP 5328579U JP S6219117 Y2 JPS6219117 Y2 JP S6219117Y2
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JP
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rotation speed
stator winding
sensor
rotor
control element
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は無刷子直流電動機に関する。
回転子の位置をセンサで検出し、各固定子巻線
に直列接続した半導体制御素子をセンサ制御回路
で開閉制御して各固定子巻線に順次電流を流して
回転子を駆動する方式の無刷子直流電動機におい
て、一般的には起動を良好に行うために固定子巻
線を多相結線して始動トルクを大きくしている
が、通常電動機の負荷は起動時に比べかなり小さ
いので起動後の使用状態における回転子の回転数
は高くなり過ぎる結果、従来は各固定子巻線の相
当数に直列に抵抗を設け、回転子の回転数を検知
するセンサを新たに設け起動時は抵抗をシヨート
状態にして起動性を良好にし、起動後においては
抵抗が入るようにして回転数を下げていたが、抵
抗から生ずる発熱のため電動機の効率が悪くな
り、また前記抵抗の近傍に配置した他の構成部品
は耐熱性を必要とし、更に該抵抗はワツト数を比
較的大きくとる必要があるため大型となり装置全
体が大型化する等の欠点が有つた。
本考案は前述した従来の欠点を解消した無刷子
直流電動機を提供することを目的とするもので、
起動時は多相結線した固定子巻線の全てに通電し
て起動性を良好ならしめ、起動後回転子が設定回
転数以上になつた際に多相結線した固定子巻線の
相当数を非通電として起動後の使用状態における
回転子の回転数を適正な値に下げるようにした無
刷子直流電動機を簡単な電子回路を付加するのみ
で安価に得られるようにしたものである。
以下本考案を図に示す一実施例について説明す
る。
第1図は固定子巻線を3相に構成した場合の実
施例を示したもので、同図においてL1,L2,L3
は夫々第1、第2、第3の固定子巻線であり、各
固定子巻線L1,L2,L3は夫々第1、第2、第3
の半導体制御素子Tr1,Tr2,Tr3を直流電源1に
直列接続させる。図の例では前記各半導体制御素
子を夫々トランジスタTr1,Tr2及びTr3としてい
る。C1,C2及びC3は各トランジスタTr1,Tr2
Tr3を保護するためのサージ吸収用コンデンサで
ある。尚Sは電動機駆動用のスイツチである。図
示しない回転子の位置を検出するセンサ2と、該
センサ2に発生する複数の出力信号に応じた信号
をそれぞれ出力するセンサ制御回路3とを設け、
該制御回路3の各出力を各相のトランジスタ
Tr1,Tr2,Tr3のベースに接続させる。前記セン
サ2は回転子の位置に同期したON,OFF周期の
信号X,Y,Zを発生せしめるもので、例えば固
定子が3相で回転子が4極の場合には第2図に示
す如く30゜〜90゜及び210゜〜270゜でONする信
号Xと、90゜〜150゜及び270゜〜330゜でONする
信号Yと、150゜〜210゜及び330゜〜30゜でONす
る信号Zを回転子の位置に同期して順次発生せし
める。これらの信号X,Y,ZがONしている期
間センサ制御回路3により各トランジスタTr1
Tr2,Tr3を夫々導通させ、各信号がOFFしてい
る期間は各トランジスタを遮断する。つまり各ト
ランジスタTr1,Tr2,Tr3は夫々センサ2の
ON,OFF周期の信号X,Y,Zに対応した開閉
周期の信号を発生する。4は簡単な電子回路で構
成した回転速度検出装置であり、該検出装置4
は、抵抗9及びコンデンサ10とから成る微分回
路5と、トランジスタ11及びダイオード12と
から成る整流回路6と、コンデンサ7と、トラン
ジスタ13及び該トランジスタ13のベース抵抗
14,15からなるレベル検知回路8とから構成
する。前記抵抗9を固定子巻線L2と該巻線L2
直列接続したトランジスタTr2の接続点に接続す
ると共に前記トランジスタ13のコレクタを固定
子巻線L3に直列接続したトランジスタTr3のベー
スとセンサ制御回路3の出力の接続点に接続させ
る。
上記構成において次に作動を説明する。起動ス
タート時においてスイツチSの投入によりセンサ
制御回路3に直流電源1の電圧が印加されると、
例えば回転子の位置が該信号XのON期間にあれ
ばセンサ2とセンサ制御回路3により第1のトラ
ンジスタTr1が導通し、電源1→スイツチS→固
定子巻線L1→トランジスタTr1→接地の回路が形
成されて固定子巻線L1が通電し回転子を駆動さ
せ、回転子が該信号YのON期間に入ると前記ト
ランジスタTr1は遮断し第2のトランジスタTr2
が導通するため固定子巻線L2が通電し、次いで
回転子が該信号ZのON期間に入ると第3のトラ
ンジスタTr3が導通して固定子巻線L3が通電す
る。つまりセンサ2とセンサ制御回路3により各
トランジスタTr1,Tr2,Tr3を所定の順序で所定
の期間開閉制御して、各固定子巻線L1,L2,L3
の全てに順次電流を流し起動時の電動機の起動性
を良好ならしめている。ここで第2のトランジス
タTr2が閉→開になると電源1の電圧が該トラン
ジスタTr2のコレクタに印加され、抵抗9及びコ
ンデンサ10からなる微分回路5を介し直列接続
した整流回路6のトランジスタ11のベースに微
分電圧が発生し、極く短時間のみトランジスタ1
1を導通し、その間コンデンサ7は電源1により
充電される。次にトランジスタTr2が開→閉にな
るとコンデンサ7の充電電荷はダイオード12→
コンデンサ10→抵抗9→トランジスタTr2→接
地の回路及び抵抗14→抵抗15→接地の回路に
より放電するが充電電荷はわずかに残つており、
電動機の起動後回転子の回転数が上昇してくるに
ともないトランジスタTr2の開閉周期が早くなる
ためコンデンサ7の電荷は除々に上昇し、該コン
デンサ7の放電によりレベル検知回路8のトラン
ジスタ13のベースに印加される電圧が該トラン
ジスタ13の動作電圧以上になるとトランジスタ
13が導通し、その結果第3のトランジスタTr3
のベースはトランジスタ13を介し接地されるの
で、センサ2から発生する信号ZのONあるいは
OFF状態にかかわらず該トランジスタTr3は遮断
し固定子巻線L3への通電を遮断して回転子の駆
動は固定子巻線L1及びL2のみの通電制御により
行いその後の通常使用状態における回転子の回転
数を適正な値に下げるようにしたものである。第
3図はトルクと回転数の関係を示した特性図で、
Aは3相結線した固定子巻線の全てに順次通電し
た場合の特性を示し、Bは2相のみの場合の特性
を示す。Cは本考案における特性であり、起動ス
タート時(回転数0)においては3相結線した固
定子巻線の全てに順次通電するので特性はAと一
致するが、回転子が設定回転数Nになりコンデン
サ7の電荷が上昇し、該コンデンサ7の放電によ
りトランジスタ13のベースに印加される電圧が
該トランジスタ13の動作電圧になると固定子巻
線L3への通電を遮断するので固定子巻線への通
電は2相となり回転子の回転数がN点以上で特性
はBと一致する。従つて起動スタート時は始動ト
ルクを大きくして起動性を良好にし、起動後の使
用状態の負荷Tにおける回転子の回転数はNA
ら適正な回転数NCに下げることが可能となる。
固定子巻線L3への通電は起動時のみであるので
極く短時間の通電となるため固定子巻線L3の巻
数を少なくすることが可能となり安価なものとな
る。尚回転子の回転数が設定回転数N以上になる
と固定子巻線L3が非通電になるので各固定子巻
線L1,L2,L3の全てが非通電になる期間(本考
案の実施例においては150゜〜210゜及び330゜〜
30゜の期間)が生じるが、その期間は回転子の慣
性により駆動させることが充分可能な回転数に前
記設定回転数Nを決めれば良く、トランジスタ1
3のベース抵抗14及び15を適当な値にするこ
とにより設定回転数Nが得られる。又実施例にお
いては固定子巻線を3相に構成した場合について
説明してきたが、これに限定されるものではなく
相数はいくつでも良く、更に設定回転数Nにて非
通電とする固定子巻線も1つに限定されず複数個
でもかまわない。
以上の如く本考案によれば、簡単な電子回路で
構成した回転速度検出装置を付加するだけで、起
動時は多相結線した固定子巻線の全てに順次電流
を流して起動性を良好ならしめるとともに、鼓動
後設定回転数以上になつた際には該検出装置によ
り各固定子巻線にそれぞれ直列接続した半導体制
御素子の相当数を開に保つて固定子巻線の相当数
への通電を遮断し使用状態における回転数を適正
な値にすることが可能となり、制御の容易な無刷
子直流電動機が安価に得られる。
また、前記相当数の固定子巻線は極く短時間の
通電となり、これら固定子巻線の巻数を少なくで
きるとともに、従来の如くワツト数の大きな抵抗
を設けることにより生ずる電動機の効率の低下、
他の構成部品の耐熱性を向上させる必要があるこ
と、及び装置が大型化すること等の欠点が解消
し、効率が良く且つ小型で安価なものとなる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による無刷子直流電動機の一実施例
を示すもので、第1図は回路接続図、第2図はセ
ンサの出力特性図、第3図はトルクと回転数の関
係を示す特性図である。 1……直流電源、2……センサ、3……センサ
制御回路、L1,L2,L3……第1、第2、第3の
固定子巻線、Tr1,Tr2,Tr3……第1、第2、第
3の半導体制御素子、4……回転速度検出装置、
N……設定回転数。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転子の位置に同期したON,OFF周期の複数
    の出力信号を発生せしめるセンサと、この各出力
    信号に応じた信号をそれぞれ出力するセンサ制御
    回路と、直流電源に互いに並列に多相結線した固
    定子巻線と、この各固定子巻線にそれぞれ直列接
    続され前記センサ制御回路の各出力信号がそれぞ
    れ入力される半導体制御素子とを備え、該センサ
    制御回路の各出力信号により前記半導体制御素子
    を開閉制御して各固定子巻線に順次電流を流して
    回転子を駆動する方式の無刷子直流電動機におい
    て、第2の固定子巻線と該巻線に直列接続した第
    2の半導体制御素子の接続点と、第3の固定子巻
    線に直列接続した第3の半導体制御素子とセンサ
    制御回路の出力の接続点との間に回転速度検出装
    置を設け、該検出装置により前記第2の半導体制
    御素子の開閉周期信号を検知して回転子が設定回
    転数以上になつた際に該検出装置により前記第3
    の半導体制御素子を開に保つて前記第3の固定子
    巻線への通電を遮断したことを特徴とする無刷子
    直流電動機。
JP1979053285U 1979-04-20 1979-04-20 Expired JPS6219117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979053285U JPS6219117Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20

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JP1979053285U JPS6219117Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20

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Publication Number Publication Date
JPS55153895U JPS55153895U (ja) 1980-11-06
JPS6219117Y2 true JPS6219117Y2 (ja) 1987-05-15

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ID=28946001

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JP1979053285U Expired JPS6219117Y2 (ja) 1979-04-20 1979-04-20

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