JP3355564B2 - ポンプ制御システム - Google Patents

ポンプ制御システム

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JP3355564B2
JP3355564B2 JP03740696A JP3740696A JP3355564B2 JP 3355564 B2 JP3355564 B2 JP 3355564B2 JP 03740696 A JP03740696 A JP 03740696A JP 3740696 A JP3740696 A JP 3740696A JP 3355564 B2 JP3355564 B2 JP 3355564B2
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有俊 水出
公子 村田
義之 宮本
尚司 谷川
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラントのう
ち、比較的慣性の大きい交流発電機を有する流体継手付
きMGセットに接続された比較的慣性の小さいポンプに
よって流量制御を行うポンプ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】発電プラントの一つである改良型沸騰水
型原子力発電プラントのうち、ポンプ速度の制御性の向
上を図り、外部電源系統の外乱による影響を小さくする
観点から、圧力容器内の冷却材再循環用に10台のイン
ターナルポンプを設け、インターナルポンプの電源装置
および制御装置として機械的に接続された交流電動機と
流体継手と交流発電機から構成される可変周波数電源装
置(以後、再循環MGセットと称することがある。)を
2台適用する冷却材再循環流量制御システムが提案され
ている。この場合、再循環MGセットの交流電動機は外
部電源から電力が供給され、起動して定格速度に達した
後は一定速度で回転し、流体継手を介して機械的に結合
された交流発電機には5台のインターナルポンプが接続
され、各ポンプに対して交流発電機から電力を供給す
る。なお、流体継手内の油量は、すくい管の位置を変更
することにより、調整可能であり、この油量を調整する
ことによって、交流電動機から交流発電機に伝達するト
ルクを変更し、この結果、交流発電機速度およびそれに
接続される各インターナルポンプ速度を制御する。この
冷却材再循環流量制御システムにおいて、個々のインタ
ーナルポンプにポンプ回転数やポンプを駆動するポンプ
モータに電気的外乱が発生するなどの異常が発生した場
合、該当するポンプ遮断器を開き、ポンプをトリップす
る。その後、インターナルポンプ10台運転に戻すた
め、トリップしたポンプを再起動する必要がある。この
場合、該当するポンプ遮断器を閉じ、ポンプを再起動さ
せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トリップした
ポンプを再起動する際、原子炉運転中では、停止してい
る1台または数台のインターナルポンプには逆流が生じ
る状態となり、通常状態における起動よりも大きな起動
トルクが必要になり、また、前記ポンプ遮断器を閉じる
と、交流発電機および他のポンプモータに対する電気的
外乱が発生し、他のポンプ回転数が低下し、さらにはポ
ンプ再起動が失敗した場合、他のポンプ回転数の低下を
招き、インターナルポンプの安定した再起動が不可能で
ある。この結果、原子炉出力が低下する、という問題が
ある。
【0004】本発明の課題は、原子炉運転中におけるイ
ンターナルポンプ再起動の安定性を図り、ポンプ再起動
特性に十分な余裕を有するポンプ制御システムを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、 慣性の大きな交流発電機を有する流体継手付きM
Gセットそれ自体を複数の慣性の小さいインターナルポ
ンプの可変周波数電源装置として使用すると共に、流体
継手付きMGセットに一つの遮断器と前記各インターナ
ルポンプ毎に設けられたポンプ遮断器とを介してインタ
ーナルポンプを接続し、流体継手付きMGセットの出力
を直接前記インターナルポンプに供給する発電プラント
のポンプ制御システムであって、交流発電機の電圧およ
び速度を入力し、かつ、交流発電機電圧を制御すると共
に、複数の交流発電機電圧/交流発電機周波数(V/
f)変換定数を有するV/f変換器を備えた自動電圧調
整手段と、交流発電機の速度を入力し、かつ、流体継手
のすくい管位置を制御する再循環流量制御手段とを設
け、停止状態にあるインターナルポンプを再起動すると
き、事前に前記交流発電機の速度の低下に対してV/f
変換定数を切り替え、交流発電機の電圧の設定を上昇補
正する。ここで、再循環流量制御手段は、交流発電機の
速度を補正する速度補正信号を出力する速度補正器を備
え、停止状態にあるインターナルポンプを再起動すると
き、交流発電機速度要求信号と交流発電機の速度信号の
偏差に速度補正信号を加算し、流体継手のすくい管位置
を調整し、流体継手の伝達トルクを制御する。ここで、
再循環流量制御手段は、流体継手のすくい管位置を補正
するすくい管位置補正信号を出力するすくい管位置補正
器を備え、停止状態にあるインターナルポンプを再起動
するとき、交流発電機速度要求信号と交流発電機の速度
信号の偏差に基づいて出力されるすくい管位置信号にす
くい管位置補正信号を加算し、流体継手のすくい管位置
を調整し、流体継手の伝達トルクを制御する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態によるポ
ンプ制御システムの全体構成を示す。図1において、ポ
ンプ制御システムは、原子炉11の炉心圧力容器下部に
設けられる10個のインターナルポンプ16a〜16j
(16f〜16jは図示せず)、電源1に遮断器2を介
してその一次側(固定子)に接続される交流電動機3、
交流電動機3の回転子に連結される流体継手(可変速装
置)4、流体継手4に機械的に連結される交流発電機
5、交流電動機3に連結される交流励磁機6、交流励磁
機6に遮断器8および整流用ダイオード7を介して接続
される交流発電機5の界磁巻線9、交流発電機5に遮断
器13およびポンプ遮断器14a〜14eを介して接続
されるモータ15a〜15eおよびインターナルポンプ
16a〜16e、励磁用変圧器22およびサイリスタ2
5を介して交流発電機5から出力電力の一部の供給を受
ける交流励磁機6の界磁巻線23、自動電圧調整器(A
VR)100、再循環流量制御装置400からなる。自
動電圧調整器100は、交流発電機5の出力電圧を計器
用変圧器21を介して計測した電圧信号26と交流発電
機5の回転数をパルスで検出する検出器10からの周波
数信号12を入力して、所定の発電機電圧を得るに見合
った点弧角のパルス信号27をサイリスタ25にダイオ
ード24を介して与える。再循環流量制御装置400
は、交流発電機5の周波数信号12を入力して、所定の
発電機周波数を得るに見合った流体継手すくい管位置4
0を流体継手4に与える。
【0007】本実施形態の通常時の動作を説明する。電
源1からの電力が供給され、交流電動機3が回転する
と、流体継手4を介して交流発電機5に伝達トルクが伝
達され、交流発電機5は回転し、電圧を出力する。自動
電圧調整器100は、交流発電機5の電圧信号26と周
波数信号12を入力して、所定の発電機電圧を得るに見
合った点弧角のパルス信号27をサイリスタ25に与
え、励磁用変圧器22からサイリスタ25を経て交流発
電機5から出力電力の一部を交流励磁機6の界磁巻線2
3に供給し、励磁する。一方、交流電動機3により交流
励磁機6が回転し、界磁巻線23が励磁することによっ
て、交流励磁機6が交流発電機5の界磁巻線9を励磁す
る。また、交流発電機5の周波数信号12は再循環流量
制御装置400に入力し、所定の発電機周波数を得るに
見合った流体継手すくい管位置40を制御し、交流電動
機3から流体継手4を介して回転トルクを交流発電機5
に伝達し、交流発電機5の回転数を制御する。交流発電
機5の出力電力は、モータ15a〜15eに供給され、
ポンプ16a〜16eを駆動する。
【0008】図2は、本実施形態の自動電圧調整器10
0の詳細を示す。自動電圧調整器100は、V/f変換
器200、電圧変換器101、加算器102、電圧変換
器103、パルス信号演算器104からなる。周波数信
号12はV/f変換器200を経て、また、電圧信号2
6は電圧変換器101を経てそれぞれ加算器102にお
いて加算される。パルス信号演算器104では加算器1
02からの信号と電圧変換器103を経た電圧信号26
から交流発電機5の出力電圧を適切な値とするために必
要な界磁巻線23に印加する電圧を演算し、パルス信号
27を出力する。
【0009】図3は、図2におけるV/f変換器200
の詳細を示す。V/f変換器200は、V/f変換定数
(K)201、定数(K0)202、加算定数(0)2
03、可変定数204を有し、ポンプ状態判定手段20
5、スイッチ206、加算器207からなる。周波数信
号12は、V/f変換定数(K)201が乗じられて加
算器102に出力される。停止しているいずれかのイン
ターナルポンプ16a〜16eを再起動するとき、該当
するポンプ再起動指令信号28a〜28eを出力する
と、一定(T秒)時間後に該当するポンプ遮断器14a
〜14eが閉じ、該当するモータ15a〜15eに通電
し、ポンプが再起動する。このとき、ポンプ再起動指令
信号28a〜28eとポンプ遮断器14a〜14eの開
信号をV/f変換器200に入力する。V/f変換定数
(K)201は、ポンプ16a〜16eに対するポンプ
再起動指令信号28a〜28eおよびポンプ遮断器14
a〜14eの開信号29a〜29eによって、ポンプ1
6a〜16eのいずれかに再起動指令が出ていることを
ポンプ状態判定手段205において判定し、この判定結
果に基づいて加算器207において定数(K0)202
に加算する値を加算定数(0)203とするか、また
は、可変定数204とするかをスイッチ206により切
り替える。 ここで、可変定数204は、ポンプ再起動
指令信号28a〜28eを発した時刻を0秒として、時
間とともに定数値0から最大値K1に徐々に増加し、時
刻T秒経過した後、最大値K1から定数値0に徐々に減
少するように設定する。
【0010】以下、インターナルポンプ16a〜16e
のうち、いずれかがトリップしている状態から再起動す
る場合の動作について、図4を用いて説明する。まず、
インターナルポンプ16a〜16eのいずれかが停止し
ている状態で図1のポンプ制御システムが運転している
とき、ポンプ再起動指令信号28a〜28eの値は0で
あり、ポンプ遮断器14a〜14eの開信号値は1を出
力する。ポンプ状態判定手段205は、この状態を判定
し、値0を出力し、スイッチ206をOFFに切り替
え、加算器207により定数(K0)202に加算定数
(0)203を加算し、V/f変換器200はこの加算
値をV/f変換定数(K)201として図2に示す自動
電圧調整器100の加算器102に出力する。自動電圧
調整器100は、このV/f変換定数(K)201に基
づいて所定の発電機電圧を得るに見合った点弧角のパル
ス信号27を出力する。これに対して、停止しているい
ずれかのインターナルポンプ16a〜16eを再起動す
るとき、該当するポンプ再起動指令信号28a〜28e
の値は1となり、該当するポンプ遮断器14a〜14e
は未だの開状態にあり、開信号値は1のままである。ポ
ンプ状態判定手段205は、この状態を判定し、値1を
出力し、スイッチ206をONに切り替え、加算器20
7により定数(K0)202に可変定数204を加算す
る。V/f変換器200はこの加算値をV/f変換定数
(K)201として出力する。このときスイッチ206
から出力される可変定数204は、該当するポンプ再起
動指令信号28a〜28eの値が1となった時点から徐
々に増加し、T秒後に該当するポンプ遮断器14a〜1
4eが閉じたとき、最大値K1を出力する。また、ポン
プ状態判定手段205は、該当するポンプ遮断器14a
〜14eの開信号値が0になった時点からΔT秒間スイ
ッチ206のONを保持する。このΔT秒間に、可変定
数204は最大値K1から0値に徐々に戻る。そして、
T+ΔT秒後に、ポンプ再起動指令信号28a〜28e
の値は0となり、ポンプ状態判定手段205の値は0と
なり、スイッチ206をOFFに切り替える。これによ
り、V/f変換定数(K)201の値は、通常運転時の
定数(K0)202から、ポンプ遮断器14a〜14e
が閉じた直後の交流発電機5の周波数低下に対して、こ
の低下を抑制する定数(K0+K1)に設定されることに
なる。この結果、交流発電機5の周波数低下に対して、
交流発電機電圧を通常時に比べて大きく設定することが
でき、該当するインターナルポンプ16a〜16eのポ
ンプ遮断器14a〜14eが閉じることによって発生す
る他のポンプへの電気的影響を抑え、安定したポンプの
再起動を実行することができる。また、V/f変換定数
(K)201を緩やかに変化させて設定することによ
り、交流発電機周波数に対する交流発電機電圧の比を緩
やかに変更することが可能となり、電気的なステップ的
変動を抑えつつ、ポンプ再起動時の制御および通常時の
制御を開始することができる。
【0011】図5に、本実施形態によるインターナルポ
ンプの再起動時の特性を示す。図中実線が本実施形態に
よる場合、点線が従来方式による場合である。従来方式
による場合、再起動に該当するポンプ遮断器を閉じた直
後、(a)に示すように、交流発電機5の周波数低下に
伴い、交流発電機電圧が低下する。また、(c)に示す
ように、再起動したポンプには一時的に電流が多く流れ
るため、既に運転しているポンプ速度を大幅に低下させ
てしまう。これに対して、本実施形態による場合、ポン
プ遮断器が閉じるT秒前(図中、時間0秒)からV/f
変換器200中のV/f変換定数(K)201の値に、
交流発電機周波数に対して交流発電機電圧低下を抑える
ために、可変定数(最大値K1)204を加算し、交流
発電機電圧を上げておくため、(c)の従来方式に比べ
て、(b)に示すように、再起動したポンプ速度を速や
かに上昇させ、かつ、既に運転しているポンプ速度の低
下を抑え、同期させることが可能となる。
【0012】図6は、本実施形態の再循環流量制御装置
400の詳細を示す。再循環流量制御装置400は、主
制御器401、加算器402、速度制御器403、すく
い管制御器404、すくい管駆動装置405、速度補正
器500からなる。交流発電機周波数信号12は、主制
御器401が出力する速度要求信号と加算器402によ
り加算され、この偏差により出力する速度制御器403
の信号に基づいてすくい管制御器404がすくい管位置
制御信号を出力し、すくい管駆動装置405が流体継手
すくい管位置40を調整し、流体継手4の伝達トルクを
制御する。速度補正器500は、トリップ後のポンプを
再起動する場合に、加算器402に速度補正信号を出力
し、交流発電機5の電圧を上げるように補正する。
【0013】図7は、図6における速度補正器500の
詳細を示す。速度補正器500は、速度補正値(0パー
セント)501、可変速度補正値502を有し、ポンプ
状態判定手段503、スイッチ504からなる。ここ
で、可変速度補正値502は、該当するポンプ再起動指
令信号28a〜28eを発した時刻を0秒として、時間
とともに速度補正値を0パーセントから徐々に最大値U
0パーセントに増加し、時刻T秒経過した後、最大値U0
パーセントから0パーセントに徐々に減少するように設
定する。
【0014】以下、インターナルポンプ16a〜16e
のうち、いずれかがトリップしている状態から再起動す
る場合の動作について説明する。ポンプ再起動指令信号
28a〜28e、ポンプ遮断器14a〜14eの開信
号、ポンプ状態判定手段205の動作は図4のタイムチ
ャートと同様である。まず、インターナルポンプ16a
〜16eのいずれかが停止している状態で図1のポンプ
制御システムが運転しているとき、ポンプ状態判定手段
503は、この状態を判定し、スイッチ504をOFF
に切り替え、速度補正値(0パーセント)501を出力
し、速度補正器500はこの速度補正値(0パーセン
ト)501を図6に示す再循環流量制御装置400の加
算器402に出力する。再循環流量制御装置400は、
速度補正せずに、主制御器401が出力する速度要求信
号と交流発電機周波数信号12の偏差に基づいて上記し
たように流体継手すくい管位置40を調整し、流体継手
4の伝達トルクを制御する。これに対して、停止してい
るいずれかのインターナルポンプ16a〜16eを再起
動するとき、該当するポンプ再起動指令信号28a〜2
8eを出力すると、一定(T秒)時間後に該当するポン
プ遮断器14a〜14eが閉じ、該当するモータ15a
〜15eに通電し、ポンプが再起動する。このとき、ポ
ンプ再起動指令信号28a〜28eとポンプ遮断器14
a〜14eの開信号を速度補正器500に入力する。ポ
ンプ状態判定手段503は、ポンプ再起動指令信号28
a〜28eの出力値とポンプ遮断器14a〜14eの開
信号値からポンプ再起動状態を判定してスイッチ504
をONに切り替え、可変速度補正値502を加算器40
2に加算し、速度要求信号と交流発電機周波数信号12
の偏差に補正を加える。再循環流量制御装置400は、
この補正した偏差に基づいて上記したように流体継手す
くい管位置40を調整し、流体継手4の伝達トルクを制
御する。このときスイッチ504から出力される可変速
度補正値502は、0パーセントから徐々に最大値U0
パーセントに増加し、T秒後にポンプ遮断器14a〜1
4eが閉じたとき、最大値U0パーセントを出力する。
時刻T秒経過した後、最大値U0パーセントから0パー
セントに徐々に減少し、0パーセントに達したとき、ス
イッチ504をOFFに切り替える。これにより、該当
するポンプ遮断器14a〜14eが閉じた直後の交流発
電機5の周波数低下に対して、事前に交流発電機5の周
波数を上げることになり、この周波数の上昇に伴って自
動電圧調整機100が交流発電機5の電圧を上げ、ポン
プ再起動に十分な余裕をとることができる。また、可変
速度補正値502を緩やかに変化させて設定することに
より、交流発電機周波数に対する速度補正を緩やかに変
更することが可能となり、電気的なステップ的変動を抑
えつつ、ポンプ再起動時の制御および通常時の制御を開
始することができる。また、図5に説明したと同等の特
性を得ることができる。
【0015】図8は、本実施形態の再循環流量制御装置
400の他の詳細構成を示す。この再循環流量制御装置
400は、図6に示す装置の速度補正器500に代えて
すくい管位置補正器600を設け、速度制御器403の
信号にすくい管位置補正器600が出力するすくい管位
置補正信号を加算し、この加算値をすくい管制御器40
4に入力する点において相違し、他は同一である。ここ
で、図7における速度補正値(0パーセント)501お
よび可変速度補正値(最大値U1)502をそれぞれす
くい管位置補正値(0パーセント)および可変すくい管
位置補正値(最大値U1)と読み替える。
【0016】ここでも、停止しているいずれかのインタ
ーナルポンプ16a〜16eを再起動するとき、該当す
るポンプ再起動指令信号28a〜28eを出力すると、
一定(T秒)時間後に該当するポンプ遮断器14a〜1
4eが閉じ、該当するモータ15a〜15eに通電し、
ポンプが再起動する。このとき、ポンプ再起動指令信号
28a〜28eとポンプ遮断器14a〜14eの開信号
をすくい管位置補正器600に入力する。インターナル
ポンプ16a〜16eのいずれかが停止している状態
で、該当ポンプを再起動するとき、ポンプ再起動指令信
号28a〜28eがすくい管位置補正器600に入力さ
れた時点から、図7に示した速度補正器500と同様の
動作により、すくい管位置補正(最大値U1)が実行さ
れる。これにより、すくい管位置補正器600を用いた
再循環流量制御装置400の場合も、図6の再循環流量
制御装置400と同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インターナルポンプ駆動電源として再循環MGセットを
適用したシステムにおいて、停止状態のポンプを再起動
する場合に、遮断器が閉じることによって発生する同一
電源の他のポンプへの電気的影響を抑え、安定したポン
プの再起動を実行することができると共に、ポンプ再起
動に十分な余裕をとることができる。また、V/f変換
定数を緩やかに変化させて設定することにより、交流発
電機周波数に対する交流発電機電圧の比を緩やかに変更
することが可能となり、電気的なステップ的変動を抑え
つつ、ポンプ再起動時の制御および通常時の制御を開始
することができる。また、速度補正値、すくい管位置補
正を緩やかに変化させて設定することにより、交流発電
機周波数に対する速度補正を緩やかに変更することが可
能となり、電気的なステップ的変動を抑えつつ、ポンプ
再起動時の制御および通常時の制御を開始することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるポンプ制御システム
の全体構成図
【図2】本発明の自動電圧調整器の詳細図
【図3】図2におけるV/f変換器の詳細図
【図4】本発明のポンプ再起動時の動作説明図
【図5】本発明のインターナルポンプの再起動時の特性
【図6】本発明の再循環流量制御装置の詳細構成図
【図7】図6における速度補正器の詳細図
【図8】本発明の再循環流量制御装置の他の詳細構成図
【符号の説明】
11 原子炉 14a〜14e ポンプ遮断器 16a〜16e インターナルポンプ 3 交流電動機 4 流体継手 5 交流発電機 100 自動電圧調整器(AVR) 200 V/f変換器 201 V/f変換定数(K) 204 可変定数 205 ポンプ状態判定手段 400 再循環流量制御装置 500 速度補正器 502 可変速度補正値 503 ポンプ状態判定手段 600 すくい管位置補正器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 義之 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (72)発明者 谷川 尚司 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 平1−203997(JP,A) 特開 昭60−204273(JP,A) 特開 平2−161398(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 15/243 530

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慣性の大きな交流発電機を有する流体継
    手付きMGセットそれ自体を複数の慣性の小さいインタ
    ーナルポンプの可変周波数電源装置として使用すると共
    に、前記流体継手付きMGセットに一つの遮断器と前記
    各インターナルポンプ毎に設けられたポンプ遮断器とを
    介して前記インターナルポンプを接続し、前記流体継手
    付きMGセットの出力を直接前記インターナルポンプに
    供給する発電プラントのポンプ制御システムであって、
    前記交流発電機の電圧および速度を入力し、かつ、前記
    交流発電機電圧を制御すると共に、複数の交流発電機電
    圧/交流発電機周波数(V/f)変換定数を有するV/
    f変換器を備えた自動電圧調整手段と、前記交流発電機
    の速度を入力し、かつ、前記流体継手のすくい管位置を
    制御する再循環流量制御手段とを設け、停止状態にある
    インターナルポンプを再起動するとき、事前に前記交流
    発電機の速度の低下に対して前記V/f変換定数を切り
    替え、前記交流発電機の電圧の設定を上昇補正すること
    を特徴とするポンプ制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記再循環流量制御
    手段は、前記交流発電機の速度を補正する速度補正信号
    を出力する速度補正器を備え、停止状態にあるインター
    ナルポンプを再起動するとき、交流発電機速度要求信号
    と前記交流発電機の速度信号の偏差に前記速度補正信号
    を加算し、前記すくい管位置を調整し、前記流体継手の
    伝達トルクを制御することを特徴とするポンプ制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記再循環流量制御
    手段は、前記流体継手のすくい管位置を補正するすくい
    管位置補正信号を出力するすくい管位置補正器を備え、
    停止状態にあるインターナルポンプを再起動するとき、
    交流発電機速度要求信号と前記交流発電機の速度信号の
    偏差に基づいて出力されるすくい管位置信号に前記すく
    い管位置補正信号を加算し、前記すくい管位置を調整
    し、前記流体継手の伝達トルクを制御することを特徴と
    するポンプ制御システム。
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