JP2526605B2 - 可変速発電制御装置 - Google Patents
可変速発電制御装置Info
- Publication number
- JP2526605B2 JP2526605B2 JP62267170A JP26717087A JP2526605B2 JP 2526605 B2 JP2526605 B2 JP 2526605B2 JP 62267170 A JP62267170 A JP 62267170A JP 26717087 A JP26717087 A JP 26717087A JP 2526605 B2 JP2526605 B2 JP 2526605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power generation
- generation output
- induction generator
- command value
- wound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は水車によって回転される巻線形誘導発電機
による発電を制御する可変速発電制御装置に関するもの
である。
による発電を制御する可変速発電制御装置に関するもの
である。
[従来の技術] 第3図は従来の可変速発電制御装置を示す。この第3
図において、1は巻線形誘導発電機、1aは巻線形誘導発
電機1の1次巻線としての固定子巻線、1bは巻線形誘導
発電機1の2次巻線としての回転子巻線、2は回転子巻
線1bに連結された水車、3は回転子巻線1bに2次励磁電
流を供給するサイクロコンバータ、4は固定子巻線1aが
接続される電力系統、5は巻線形誘導発電機1の発電目
標として設定された発電出力指令値P*と巻線形誘導電
動機1から電力系統4に送電される発電出力検出値Pと
の偏差ΔP=P*−Pに応じた開度制御信号をガイドベ
ーン9に出力する調速装置、6は巻線形誘導発電機1ま
たは水車2のいずれか一方の回転速度を検出する回転速
度検出器、7は回転検出器6で検出した検出回転速度N
と巻線形誘導発電機1の回転速度目標として定められた
最適回転速度N*との偏差ΔN=N*−Nに応じた交流
励磁電流を回転子巻線1bに出力する励磁制御装置、8は
巻線形誘導発電機1の発電出力指令値P*を定める発電
出力指令値設定器、9は水車2に供給される水量を調整
するガイドベーン、10は固定子巻線1aから電力系統4に
送電される発電出力値を検出する発電機出力検出器、11
は巻線形誘導発電機1の最適回転速度指令値N*を定め
る回転速度設定器、12は目標電圧V*を定める電圧設定
器、13は目標無効電力Q*を定める無効電力設定器、1
4,15は加算器である。
図において、1は巻線形誘導発電機、1aは巻線形誘導発
電機1の1次巻線としての固定子巻線、1bは巻線形誘導
発電機1の2次巻線としての回転子巻線、2は回転子巻
線1bに連結された水車、3は回転子巻線1bに2次励磁電
流を供給するサイクロコンバータ、4は固定子巻線1aが
接続される電力系統、5は巻線形誘導発電機1の発電目
標として設定された発電出力指令値P*と巻線形誘導電
動機1から電力系統4に送電される発電出力検出値Pと
の偏差ΔP=P*−Pに応じた開度制御信号をガイドベ
ーン9に出力する調速装置、6は巻線形誘導発電機1ま
たは水車2のいずれか一方の回転速度を検出する回転速
度検出器、7は回転検出器6で検出した検出回転速度N
と巻線形誘導発電機1の回転速度目標として定められた
最適回転速度N*との偏差ΔN=N*−Nに応じた交流
励磁電流を回転子巻線1bに出力する励磁制御装置、8は
巻線形誘導発電機1の発電出力指令値P*を定める発電
出力指令値設定器、9は水車2に供給される水量を調整
するガイドベーン、10は固定子巻線1aから電力系統4に
送電される発電出力値を検出する発電機出力検出器、11
は巻線形誘導発電機1の最適回転速度指令値N*を定め
る回転速度設定器、12は目標電圧V*を定める電圧設定
器、13は目標無効電力Q*を定める無効電力設定器、1
4,15は加算器である。
次にこの従来における可変速発電制御装置の動作につ
いて説明する。水車2に供給される水量がガイドベーン
9の開度によって調節され、この水量によって水車2が
所定の回転速度Nr′pmで回転し、この水車2と同期回
転する巻線形誘導発電機1が周波数fHzの発電出力値Pkw
を電力系統4に送電しているとき、サイクロコンバータ
3はf−f′Hzの周波数の交流励磁電流を回転子巻線1b
に供給する。ただし、 の関係があり、Wは巻線形誘導発電機1の極対数を示
す。一方、調速装置5は発電出力指令値P*と発電出力
検出値Pとの偏差ΔP=P*−Pならびに検出回転速度
Nなどの制御条件に応じて発電出力検出値Pが発電出力
指令値P*と一致するようにガイドベーン9の開度を図
外のメカニカルアクチュエータを介して調整する。
いて説明する。水車2に供給される水量がガイドベーン
9の開度によって調節され、この水量によって水車2が
所定の回転速度Nr′pmで回転し、この水車2と同期回
転する巻線形誘導発電機1が周波数fHzの発電出力値Pkw
を電力系統4に送電しているとき、サイクロコンバータ
3はf−f′Hzの周波数の交流励磁電流を回転子巻線1b
に供給する。ただし、 の関係があり、Wは巻線形誘導発電機1の極対数を示
す。一方、調速装置5は発電出力指令値P*と発電出力
検出値Pとの偏差ΔP=P*−Pならびに検出回転速度
Nなどの制御条件に応じて発電出力検出値Pが発電出力
指令値P*と一致するようにガイドベーン9の開度を図
外のメカニカルアクチュエータを介して調整する。
[発明が解決しようとする問題点] 第3図に示される可変速発電制御装置は上記のように
巻線形誘導発電機1または水車2のいずれか一方の検出
回転速度Nに応じ巻線形誘導発電機1の2次巻線に与え
る励磁電流を制御するという電気的な速度制御系と、巻
線形誘導発電機1の発電目標として定められた発電出力
指令値P*と巻線形誘導電動機1から電力系統4に送電
される発電出力検出値Pとの偏差ΔP=P*−Pに応じ
水車2に供給する水量を制御する機械的なトルク制御系
とを有し、上記発電出力指令値P*を変化させた場合、
上記速度制御系に使用される最高回転速度指令値N*も
追従して変化するように構成されている。しかし、速度
制御系におけるサイクロコンバータ3による応答性がト
ルク制御系における調速装置5がガイドベーン9の開度
を目標開度に調整する応答性よりも速いため、発電出力
指令値P*を例えば急増するように急変させた場合、巻
線形い導発電機1の回転速度は回転速度指令値N*まで
直ちに上昇するが、トルク制御系でのガイドベーン9の
開度が目標とする開度になるまでの動作遅れによって、
発電出力検出値Pが発電出力指令値P*になるまでに時
間がかかる。その結果、巻線形誘導発電機1及び水車2
のはずみ車効果GD2がエネルギーを水車出力から取り込
むため、発電出力指令値P*を急増する指令が与えられ
たにもかかわらず、第4図に示すように、一時的に発電
出力検出値Pは減少するという逆行現象が見られる。こ
のよう逆行現象は電力系統4の安定度を悪化させること
から好ましいものではないので何らかの除去対策が必要
である。
巻線形誘導発電機1または水車2のいずれか一方の検出
回転速度Nに応じ巻線形誘導発電機1の2次巻線に与え
る励磁電流を制御するという電気的な速度制御系と、巻
線形誘導発電機1の発電目標として定められた発電出力
指令値P*と巻線形誘導電動機1から電力系統4に送電
される発電出力検出値Pとの偏差ΔP=P*−Pに応じ
水車2に供給する水量を制御する機械的なトルク制御系
とを有し、上記発電出力指令値P*を変化させた場合、
上記速度制御系に使用される最高回転速度指令値N*も
追従して変化するように構成されている。しかし、速度
制御系におけるサイクロコンバータ3による応答性がト
ルク制御系における調速装置5がガイドベーン9の開度
を目標開度に調整する応答性よりも速いため、発電出力
指令値P*を例えば急増するように急変させた場合、巻
線形い導発電機1の回転速度は回転速度指令値N*まで
直ちに上昇するが、トルク制御系でのガイドベーン9の
開度が目標とする開度になるまでの動作遅れによって、
発電出力検出値Pが発電出力指令値P*になるまでに時
間がかかる。その結果、巻線形誘導発電機1及び水車2
のはずみ車効果GD2がエネルギーを水車出力から取り込
むため、発電出力指令値P*を急増する指令が与えられ
たにもかかわらず、第4図に示すように、一時的に発電
出力検出値Pは減少するという逆行現象が見られる。こ
のよう逆行現象は電力系統4の安定度を悪化させること
から好ましいものではないので何らかの除去対策が必要
である。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、発電出力指令値P*を急変させたときに
も、発電出力検出値Pが一時的な逆行現象を起こすこと
なく発電出力指令値P*に一致するようになる可変速発
電制御装置を得ることを目的とする。
れたもので、発電出力指令値P*を急変させたときに
も、発電出力検出値Pが一時的な逆行現象を起こすこと
なく発電出力指令値P*に一致するようになる可変速発
電制御装置を得ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る可変速発電制御装置は、巻線形誘導発
電機の発電目標として設定される発電出力指令値P*と
発電出力検出値Pとの偏差ΔP=P*−Pがあらかじめ
定められた所定値を越えているとき、前記巻線形誘導発
電機の2次巻線に与える交流励磁電流の制御を一時的に
無効にするようにしたものである。
電機の発電目標として設定される発電出力指令値P*と
発電出力検出値Pとの偏差ΔP=P*−Pがあらかじめ
定められた所定値を越えているとき、前記巻線形誘導発
電機の2次巻線に与える交流励磁電流の制御を一時的に
無効にするようにしたものである。
[作用] この発明における可変速発電制御装置は、発電出力指
令値P*の急変によって、巻線形誘導発電機の発電出力
指令値P*と発電出力検出値Pとの偏差ΔP=P*−P
があらかじめ定められた所定値を越えた場合であって
も、巻線形誘導発電機の発電出力検出値Pが発電出力指
令値P*とほぼ等しくなるまで、水車および巻線形誘導
発電機の回転速度の変動を抑制する。
令値P*の急変によって、巻線形誘導発電機の発電出力
指令値P*と発電出力検出値Pとの偏差ΔP=P*−P
があらかじめ定められた所定値を越えた場合であって
も、巻線形誘導発電機の発電出力検出値Pが発電出力指
令値P*とほぼ等しくなるまで、水車および巻線形誘導
発電機の回転速度の変動を抑制する。
[実施例] 以下、この発明に係る可変速発電制御装置の実施例を
第1図と第2図に基づき前記従来例の構造と同一部分に
同一符号を用いて説明する。
第1図と第2図に基づき前記従来例の構造と同一部分に
同一符号を用いて説明する。
第1図はこの発明の一実施例としての可変速発電制御
装置を示す構成図、第2図はこの実施例の波形図であ
る。
装置を示す構成図、第2図はこの実施例の波形図であ
る。
第1図において、巻線形誘導発電機1の1次巻線とし
ての固定子巻線1aには水車2の出力軸が連結され、巻線
形誘導発電機1の2次巻線としての回転子巻線1bには電
力系統4が接続されている。また、サイクロコンバータ
3と回転速度検出器6と励磁制御装置7と回転速度設定
器11と電圧設定器12と無効電力設定器13と加算器14とに
よって、巻線形誘導発電機1の回転速度目標として定め
られた最適回転速度N*と検出回転速度Nとの偏差ΔN
=N*−Nに応じ回転子巻線1bに与える励磁電流を制御
する電気的な速度制御系が構成されている。また、調速
装置5と発電出力指令値設定器8とガイドベーン9と発
電機出力検出器10と加算器15とによって、巻線形誘導発
電機1の発電目標として設定された発電出力指令値P*
と発電出力検出値Pとの偏差ΔP=P*−Pに応じガイ
ドベーン9の開度を調整して水車2に供給される水量調
節を行う機械的なトルク制御系が構成されている。16は
加算器15と調速装置5とを接続する信号線に接続された
偏差検出器であって、この偏差検出器16は発電出力指令
値設定器8で設定された発電出力指令値P*と発電機出
力検出器10で検出された発電出力検出値Pとの偏差ΔP
=P*−Pが所定値を越えたことを検出している間、そ
の検出信号によって電気的な速度制御系における加算器
14と励磁制御装置7とを接続する信号線に設けられた常
閉タイプの接点16を開成(オフ)する。つまり、この偏
差検出器16と接点16bとによって、巻線形誘導発電機1
の発電出力指令値P*と発電出力検出値Pとの偏差ΔP
=P*−Pがあらかじめ設定された所定値を越えている
とき回転子巻線1bに与える交流励磁電流の制御を一時的
に無効にする装置が構成されている。
ての固定子巻線1aには水車2の出力軸が連結され、巻線
形誘導発電機1の2次巻線としての回転子巻線1bには電
力系統4が接続されている。また、サイクロコンバータ
3と回転速度検出器6と励磁制御装置7と回転速度設定
器11と電圧設定器12と無効電力設定器13と加算器14とに
よって、巻線形誘導発電機1の回転速度目標として定め
られた最適回転速度N*と検出回転速度Nとの偏差ΔN
=N*−Nに応じ回転子巻線1bに与える励磁電流を制御
する電気的な速度制御系が構成されている。また、調速
装置5と発電出力指令値設定器8とガイドベーン9と発
電機出力検出器10と加算器15とによって、巻線形誘導発
電機1の発電目標として設定された発電出力指令値P*
と発電出力検出値Pとの偏差ΔP=P*−Pに応じガイ
ドベーン9の開度を調整して水車2に供給される水量調
節を行う機械的なトルク制御系が構成されている。16は
加算器15と調速装置5とを接続する信号線に接続された
偏差検出器であって、この偏差検出器16は発電出力指令
値設定器8で設定された発電出力指令値P*と発電機出
力検出器10で検出された発電出力検出値Pとの偏差ΔP
=P*−Pが所定値を越えたことを検出している間、そ
の検出信号によって電気的な速度制御系における加算器
14と励磁制御装置7とを接続する信号線に設けられた常
閉タイプの接点16を開成(オフ)する。つまり、この偏
差検出器16と接点16bとによって、巻線形誘導発電機1
の発電出力指令値P*と発電出力検出値Pとの偏差ΔP
=P*−Pがあらかじめ設定された所定値を越えている
とき回転子巻線1bに与える交流励磁電流の制御を一時的
に無効にする装置が構成されている。
次にこの実施例における可変速発電制御装置の動作を
説明する。水車2に供給される水量がガイドベーン9の
開度によって調節され、この水量によって水車2が所定
の回転速度Nrpmで回転し、この水車2と同期回転する巻
線形誘導発電機1が電力系統4に対し周波数fHzの発電
出力Pkwを送電しているとき、定常的には、調速装置5
が発電出力指令値P*と発電出力検出値Pとの偏差ΔP
=P*−Pに応じて発電出力検出値Pが発電出力指令値
P*と一致するようにガイドベーン9の開度を図外のメ
カニカルアクチュエータを介して調整する一方、回転速
度設定器11の最高回転速度指令値N*が上記発電出力指
令値設定器8からの発電出力指令値P*に追随して定め
られ、励磁制御装置7が最高回転速度指令値N*と検出
回転速度Nとの偏差ΔN=N*−Nおよび目標電圧V*
と目標無効電力Q*などの制御条件によって水車2およ
び巻線形誘導発電機1の回転速度が最高回転速度指令値
N*と一致するように制御される。
説明する。水車2に供給される水量がガイドベーン9の
開度によって調節され、この水量によって水車2が所定
の回転速度Nrpmで回転し、この水車2と同期回転する巻
線形誘導発電機1が電力系統4に対し周波数fHzの発電
出力Pkwを送電しているとき、定常的には、調速装置5
が発電出力指令値P*と発電出力検出値Pとの偏差ΔP
=P*−Pに応じて発電出力検出値Pが発電出力指令値
P*と一致するようにガイドベーン9の開度を図外のメ
カニカルアクチュエータを介して調整する一方、回転速
度設定器11の最高回転速度指令値N*が上記発電出力指
令値設定器8からの発電出力指令値P*に追随して定め
られ、励磁制御装置7が最高回転速度指令値N*と検出
回転速度Nとの偏差ΔN=N*−Nおよび目標電圧V*
と目標無効電力Q*などの制御条件によって水車2およ
び巻線形誘導発電機1の回転速度が最高回転速度指令値
N*と一致するように制御される。
ここで、発電出力指定値設定器8の操作によって、発
電出力指令値P*を急に増加したとすると、それに見合
って最適回転速度N*が急増するが、この場合、偏差検
出器16が検出している発電出力指令値P*と発電出力検
出値Pとの偏差ΔP=P*−Pが所定値を越えたとき、
偏差検出器16が常閉タイプの接点16bをオフ動作する。
この接点16bのオフ状態は上記偏差検出器16が検出して
いる発電出力指令値P*と発電出力検出値Pとの偏差Δ
P=P*−Pが所定値を越えている間中維持される。よ
って、第2図に示すように、励磁制御装置7への回転速
度制御信号入力が一時的に停止され、発電出力検出値P
が発電出力指令値P*とほぼ等しくなるまで、電気的な
速度制御系による巻線形誘導発電機1および水車2の回
転速度上昇は一時的に無効にされる。結果として、従来
のような巻線形誘導発電機1および水車2のはずみ車効
果が水車出力からエネルギを取り込むことに起因する発
電出力検出値Pの一時的に減少する逆行現象を防止する
ことができる。
電出力指令値P*を急に増加したとすると、それに見合
って最適回転速度N*が急増するが、この場合、偏差検
出器16が検出している発電出力指令値P*と発電出力検
出値Pとの偏差ΔP=P*−Pが所定値を越えたとき、
偏差検出器16が常閉タイプの接点16bをオフ動作する。
この接点16bのオフ状態は上記偏差検出器16が検出して
いる発電出力指令値P*と発電出力検出値Pとの偏差Δ
P=P*−Pが所定値を越えている間中維持される。よ
って、第2図に示すように、励磁制御装置7への回転速
度制御信号入力が一時的に停止され、発電出力検出値P
が発電出力指令値P*とほぼ等しくなるまで、電気的な
速度制御系による巻線形誘導発電機1および水車2の回
転速度上昇は一時的に無効にされる。結果として、従来
のような巻線形誘導発電機1および水車2のはずみ車効
果が水車出力からエネルギを取り込むことに起因する発
電出力検出値Pの一時的に減少する逆行現象を防止する
ことができる。
上記実施例は制御装置の構成をブロック図で示してい
るが、回路の実現手段はアナログ回路でもマイクロプロ
セッサを用いソフトウエアにて機能を実現するディジタ
ル回路でも同等の効果を得ることができる。
るが、回路の実現手段はアナログ回路でもマイクロプロ
セッサを用いソフトウエアにて機能を実現するディジタ
ル回路でも同等の効果を得ることができる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、巻線形誘導発電機の
発電目標として設定される発電出力指令値を変化させた
ことによって、巻線形誘導発電機の発電出力指令値と発
電出力検出値との偏差があらかじめ定められた所定値を
越えた場合であっても、巻線形誘導発電機の発電出力検
出値が発電出力指令値とほぼ等しくなるまで、水車およ
び巻線形誘導発電機の回転速度の変動を抑制するように
構成したので、電力系統に有害な影響を及ぼす発電出力
指定値急変時の発電出力が一時的に減少するという逆行
現象を未然に抑えることができ、電気的な速度制御と機
械的なトルク制御との併用により安定な発電制御が実現
できる。
発電目標として設定される発電出力指令値を変化させた
ことによって、巻線形誘導発電機の発電出力指令値と発
電出力検出値との偏差があらかじめ定められた所定値を
越えた場合であっても、巻線形誘導発電機の発電出力検
出値が発電出力指令値とほぼ等しくなるまで、水車およ
び巻線形誘導発電機の回転速度の変動を抑制するように
構成したので、電力系統に有害な影響を及ぼす発電出力
指定値急変時の発電出力が一時的に減少するという逆行
現象を未然に抑えることができ、電気的な速度制御と機
械的なトルク制御との併用により安定な発電制御が実現
できる。
第1図はこの発明の一実施例による可変速発電制御装置
を示す構成図、第2図は上記一実施例による発電出力指
令値P*急変時の発電出力Pの追随状態の波形図、第3
図は従来の可変速発電制御装置を示す構成図、第4図は
上記従来例による発電出力指令値P*急変時の発電出力
Pの追随状態の波形図である。 図において、1は巻線形誘導発電機、1aは固定子巻線、
1bは回転子巻線、2は水車、3はサイクロコンバータ、
4は電力系統、5は調速装置、6は回転速度検出器、7
は励磁制御装置、8は発電指令値設定器、9はガイドベ
ーン、10は発電機出力検出器、11は回転速度設定器、12
は電圧設定器、13は無効電力設定器、14,15は加算器、1
6は偏差検出器、16bは偏差検出器からの信号によってオ
フ動作する常閉タイプの接点を示す。 なお、図中、同一符号は同一部分または相当部分を示
す。
を示す構成図、第2図は上記一実施例による発電出力指
令値P*急変時の発電出力Pの追随状態の波形図、第3
図は従来の可変速発電制御装置を示す構成図、第4図は
上記従来例による発電出力指令値P*急変時の発電出力
Pの追随状態の波形図である。 図において、1は巻線形誘導発電機、1aは固定子巻線、
1bは回転子巻線、2は水車、3はサイクロコンバータ、
4は電力系統、5は調速装置、6は回転速度検出器、7
は励磁制御装置、8は発電指令値設定器、9はガイドベ
ーン、10は発電機出力検出器、11は回転速度設定器、12
は電圧設定器、13は無効電力設定器、14,15は加算器、1
6は偏差検出器、16bは偏差検出器からの信号によってオ
フ動作する常閉タイプの接点を示す。 なお、図中、同一符号は同一部分または相当部分を示
す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−72998(JP,A) 特開 昭61−173699(JP,A) 特開 昭61−173698(JP,A) 特開 昭61−170300(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】水車またはこの水車によって回転される巻
線形誘導発電機のいずれか一方の回転速度を検出しこの
検出回転速度に応じ巻線形誘導発電機の2次巻線に与え
る交流励磁電流を制御する電気的な速度制御系と、前記
巻線形誘導電動機から電力系統に送電される発電出力値
を検出しこの発電出力検出値と巻線形誘導発電機の発電
目標として設定された発電出力指令値との偏差に応じて
水車に供給する水量を制御する機械的なトルク制御系と
を有する可変速発電制御装置において、 前記巻線形誘導発電機の発電出力指令値と発電出力検出
値との偏差があらかじめ定められた所定値を越えている
とき前記速度制御系を一時的に無効にする装置を設けた
ことを特徴とする可変速発電制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62267170A JP2526605B2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 可変速発電制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62267170A JP2526605B2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 可変速発電制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01110099A JPH01110099A (ja) | 1989-04-26 |
JP2526605B2 true JP2526605B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=17441075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62267170A Expired - Fee Related JP2526605B2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 可変速発電制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526605B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103414412A (zh) * | 2009-02-10 | 2013-11-27 | 株式会社日立制作所 | 风力发电系统 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5972998A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-25 | Hitachi Ltd | 可変速水車発電機の運転装置 |
JPH0634626B2 (ja) * | 1985-01-28 | 1994-05-02 | 関西電力株式会社 | 可変速水車発電装置の制御装置 |
-
1987
- 1987-10-21 JP JP62267170A patent/JP2526605B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01110099A (ja) | 1989-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR940009966B1 (ko) | 가변속 수차발전장치용 제어시스템 | |
JPS5972998A (ja) | 可変速水車発電機の運転装置 | |
JP2585220B2 (ja) | 可変速揚水装置 | |
US4870339A (en) | Variable-speed power generating system | |
EP1543608A1 (en) | Method for controlling doubly-fed machine | |
JPH07184400A (ja) | 可変速揚水発電装置 | |
US4980629A (en) | AC-excited generator/motor apparatus | |
JP2851490B2 (ja) | 揚水発電装置 | |
JP2526605B2 (ja) | 可変速発電制御装置 | |
JP2538862B2 (ja) | 可変速揚水発電システムの制御装置 | |
RU2745149C1 (ru) | Способ управления дизель-генераторной установкой при включении асинхронного двигателя | |
JPS5895998A (ja) | 風力発電機の制御装置 | |
JPH0634625B2 (ja) | 可変速水車発電装置 | |
JPH0634626B2 (ja) | 可変速水車発電装置の制御装置 | |
JPS61170300A (ja) | 可変速水車発電装置の制御装置 | |
JP2617310B2 (ja) | 水車発電機の始動制御方式 | |
JP2581560B2 (ja) | 電力調整方法 | |
JP3495140B2 (ja) | 巻線形誘導機の電圧制御装置 | |
JP2554123B2 (ja) | 可変速発電システムの制御方法及び同制御装置 | |
JP3915085B2 (ja) | 可変速揚水発電制御装置 | |
JPH0248748B2 (ja) | ||
JP3091567B2 (ja) | 巻線形誘導機の電力制御装置 | |
JP3130192B2 (ja) | 交流励磁同期機の2次励磁制御方法 | |
JPS61247298A (ja) | 可変速発電システム運転制御方法 | |
JP2880167B2 (ja) | 交流励磁発電電動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |