JP3435871B2 - 瞬停時のインバータ制御方法 - Google Patents

瞬停時のインバータ制御方法

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JP3435871B2
JP3435871B2 JP02356895A JP2356895A JP3435871B2 JP 3435871 B2 JP3435871 B2 JP 3435871B2 JP 02356895 A JP02356895 A JP 02356895A JP 2356895 A JP2356895 A JP 2356895A JP 3435871 B2 JP3435871 B2 JP 3435871B2
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inverter
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雅彦 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機駆動インバ
ータ装置の瞬停発生時における運転継続方法に係り、瞬
停時のインバータ制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】誘導電動機等の回転機を駆動するインバ
ータ装置において、インバータの運転中に停電が発生し
た場合は、運転を停止させて復電した後インバータを再
運転させていた。この場合インバータを再運転するため
に無駄な時間が生じ、このために設備全体としての運転
に支障を与える場合も発生しうる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】インバータ装置で誘導
電動機を運転中に、停電を検出した場合、運転を一時停
止させて復電後に運転を再起動する方法が採られてい
る。この場合電動機の残留電圧が減衰するまで待機する
か、残留電圧と位相電圧を合わせてインバータを再起動
する必要がある。しかし、瞬時停電期間中は、インバー
タの運転は停止して電動機はフリーランの状態にあるた
め、電動機は制御されない。従ってできる限り運転が継
続されることが望まれる。 【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、瞬時停電期間中もインバータの運転を継続
し、復電時に安定して通常運転に移行することができる
瞬停時のインバータ制御方法を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、回転機負荷を
駆動するインバータの制御方法において、インバータの
主回路直流電圧の停止レベルよりも高く停電検出レベル
を設定し、該停電検出レベルよりも高く復電レベルを設
定し、インバータの出力周波数を一定とし、瞬時停電発
生により前記インバータの主回路直流電圧が前記停電検
出レベル以下になったときは、第1のクッション時間に
沿ってインバータの出力電圧を定格の数%程度に絞り込
み、復電時に前記インバータの主回路直流電圧が前記復
電レベル以上になったときは第2のクッション時間に沿
ってインバータの出力電圧を通常レベルに戻すように制
御することを特徴としている。 【0006】 【作用】瞬時停電発生によりインバータの主回路直流電
圧が停電検出レベル以下になったら、インバータの出力
電圧は定格の数%程度に絞り込まれる。このためインバ
ータの主回路直流電圧の低下は最小限に抑制され、イン
バータの運転は継続される。このとき出力周波数は出力
電圧の変化とは無関係に一定であるので、電動機等の回
転機負荷の速度変化は最小限に抑えられる。またインバ
ータの出力電圧の絞り込みは第1のクッション時間に沿
って行われるので、過電流によりインバータの運転が停
止することはない。また復電時は第2のクッション時間
に沿ってインバータの出力電圧が通常レベルに戻される
ので、復電時に安定して通常運転に移行できる。 【0007】 【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。本発明は、インバータ装置の主回路直流電
圧(以下VDCと称する)を検出し、このVDCを瞬時停電
時のインバータ制御に使用するものである。通常、イン
バータの運転中に、VDCが運転可能なレベル以下になる
と、運転を停止させ、電動機はフリーラン状態になる。
本発明では図1のタイムチャートに示すように、インバ
ータ停止レベル(VDC-Cという)より高いレベルに停電
検出レベル(VDC-Bという)を設定し、このVDC-Bレベ
ル以下ではインバータの出力電圧制御を別途行うことに
した(瞬停時AVRという)。この瞬停時AVRによっ
て、VDCの低下は最小限に抑えられ、これによってイン
バータの運転継続が可能となる。 【0008】瞬停時AVRの制御内容は以下のとおりで
ある。VDC(直流電圧)≦VDC-B(停電検出レベル)の
状態において、VDCの低下を最小に抑えるために、出力
電圧を定格の数%程度まで絞り込み、負荷側のエネルギ
ーを最小とする。このとき、出力周波数は出力電圧の変
化には無関係とし、インバータの指令値を維持して、電
動機の速度変化を最小限に抑えるよう働かせる。前記出
力電圧を絞り込む場合、クッション時間1を与えること
によって、インバータの過電流による運転停止を防ぐこ
とができる。復電時は、再びあるクッション時間2によ
って出力電圧を通常のレベルに戻すことによりインバー
タの安定な運転に移行することが可能となる。 【0009】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転機負
荷を駆動するインバータの制御方法において、インバー
タの主回路直流電圧の停止レベルよりも高く停電検出レ
ベルを設定し、該停電検出レベルよりも高く復電レベル
を設定し、インバータの出力周波数を一定とし、瞬時停
電発生により前記インバータの主回路直流電圧が前記停
電検出レベル以下になったときは、第1のクッション時
間に沿ってインバータの出力電圧を定格の数%程度に絞
り込み、復電時に前記インバータの主回路直流電圧が前
記復電レベル以上になったときは第2のクッション時間
に沿ってインバータの出力電圧を通常レベルに戻すよう
に制御するように構成したので、次のような優れた効果
が得られる。 【0010】(1)インバータ装置の主回路直流電圧V
DCの低下を最小限に抑えることができるので、瞬時停電
時間を従来よりも短くすることが可能となった。 【0011】(2)瞬停時においても運転を継続し、出
力電圧の絞り込み、復帰をあるクッション時間をもって
行うため、復電時に安定に通常運転に移行することがで
きる。 【0012】(3)瞬停時は、従来のように電動機の残
留電圧が減衰するまで待機するか、残留電圧と位相電圧
を合わせてインバータを再起動する必要はなくなる。こ
のため、瞬時停電期間中に電動機がフリーランの状態に
なることはない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すタイムチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632 H02P 21/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転機負荷を駆動するインバータの制御
    方法において、 インバータの主回路直流電圧の停止レベルよりも高く停
    電検出レベルを設定し、該停電検出レベルよりも高く復
    電レベルを設定し、インバータの出力周波数を一定と
    し、 瞬時停電発生により前記インバータの主回路直流電圧が
    前記停電検出レベル以下になったときは、第1のクッシ
    ョン時間に沿ってインバータの出力電圧を定格の数%程
    度に絞り込み、 復電時に前記インバータの主回路直流電圧が前記復電レ
    ベル以上になったときは第2のクッション時間に沿って
    インバータの出力電圧を通常レベルに戻すように制御す
    ることを特徴とする瞬停時のインバータ制御方法。
JP02356895A 1995-02-13 1995-02-13 瞬停時のインバータ制御方法 Expired - Lifetime JP3435871B2 (ja)

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