JPH03118387A - トリス―(2,4―ジ第三ブチルフェニル)ホスフィットの製造方法 - Google Patents

トリス―(2,4―ジ第三ブチルフェニル)ホスフィットの製造方法

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JPH03118387A
JPH03118387A JP2215674A JP21567490A JPH03118387A JP H03118387 A JPH03118387 A JP H03118387A JP 2215674 A JP2215674 A JP 2215674A JP 21567490 A JP21567490 A JP 21567490A JP H03118387 A JPH03118387 A JP H03118387A
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ルドルフ マウル
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    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、触媒の存在下で2.4−シ第三ブチルフェノ
ールと三塩化リンとからトリス(2,4−ジ第三ブチル
フェニル)ホスフィツトを製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
フェノールと三塩化リンとからトリアリールホスフィツ
トを製造することは叶−A 2007070号から公知
であり、反応は装置の一連の部分において3段階で起こ
る。工程は溶媒の不在下で行われ得るが、しかしその際
、反応の規則正しい進行が妨害される程度まで、反応混
合物中に泡が形成されるという問題が発生ずる。触媒の
存在下で三ハロケン化リンをヒドロキシ芳香族化合物と
反応させることによりトリアリールホスフィツトを製造
する方法はEP−A 0000757号から公知である
。EP−A 0000757号の実施例4によれば、ト
リス−(2,4−シ第三ブチルフェニル)ホスフィッ]
・は溶媒の付随した使用により製造され得る。溶媒を用
いた操作は反応の進行を制御でき、従ってまた望ましく
ない泡の形成を制御できるが、しかし溶媒は、その容積
により空時収量を低下させ、そして反応体と共に加熱お
よび冷却され、さらに」二程終了時に除去および仕上げ
処理されなければならない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は上記問題点を解決し、そして簡便な様式
および高い空時収量でトリス−(2゜4−シ第三ブチル
フェニル)ホスフィツトの製造を可能にする方法を提供
することである。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明は、2,4−ジ第三ブチルフェノールおよび触媒
の40ないし100%を前段階で合わせ、そして第1段
階でそれらを三塩化リンと緒にし、これらを通常の圧力
および55ないし70℃の温度で15ないし40分の滞
留時間の間反応させ、次に第2段階で反応混合物を通常
の圧力および+40°0以上の温度で反応させ、第1段
階および/または第2段階において触媒の残部は添加さ
れ、次に第;)反応段階で反応混合物を少なくとも18
6℃の温度で減圧下に保持し、そして次に反応混合物か
らトリス−(2゜4−ジ第三ブチルフェニル)ホスフィ
ツトを単離するが、1−記工程は溶媒の不在下で行われ
る、少なくとも3段階の工程で反応を行うことかりなる
触媒の存在下で2,4−ジ第三ブチルフェノールと三塩
化リンとからトリス−(2,4シ第三ブチルフエニル)
ホスフィツトを製造する方法に関するものであり、この
本発明によれば上記目的は達成される。
以下の実施態様がr−Lいに独立して好ましい:例えば
、 ・第4段階に反応混合物を供し、該第4段階で反応混合
物を少なくとも186℃および減圧下、好ましくは6な
いし20 h P aの圧力下に保持する ・45ないし75分の反応時間が第2段階で維持される ・1.5ないし2.5時間の反応時間が第3段階で維持
される ・20ないし120分の反応時間が第4段階で維持され
る ・190ないし195°Cの温度が第4段階で維持され
る。
本発明の好ましい実施態様において、2,4ジ第三ブチ
ルフェノールは三塩化リンに対して1倍ないし1. l
 (i’τの化学j1に論j11で添加されろ、。
本発明に係る方法で使用可能である触媒の例は、BP−
A 0000757号に記載されたものである。
このタイプの触媒の例は、アミンまたはアンモニウム塩
、ノノルボン酸のまたは炭酸のアミド、非芳香族N含有
複素環式化合物およびそれらの塩、第一、第二および第
二ホスフィンおよびそれらの塩、・1トびにリン酸4.
jよびホスホン酸のエステルからなる群に属する化合物
である。。
アミンおよびアンモニウム塩、アミドおよび窒素含有複
素環式化合物またはホスフィンは、置換基としてアルキ
ル基、シクロアルキル基、アリール基特にフェニル基、
アルカリール基特にアルキル化フェニル基、アルアルキ
ル基特にヘンシル基、またはアルアルキル基特にアルキ
ル化ベンジル基、炭素原子を1ないし18個特に1ない
し12個含有し、そして適当であるならば酸素原子また
は硫It原子により中断された基を含有し得る。アルキ
ル基は特に炭素原子を1ないし6個含有し、そしてシク
ロアルキル基は特にシクロペンチル基およびシクロヘキ
シル基である。
塩の形成において使用すべき触媒は、好ましくはハロゲ
ン化物であり、そして特に塩化物である。塩はまた、工
程の途中で形成されたハロゲン化水素によりその場で形
成され得る。それにもかかわらず、ある場合には塩自体
を触媒として使用することは有利である。
アミンおよびアンモニウム塩は1つの触媒群からなる。
これらは第一、第二および第三アミン並びにそれらの塩
であってよい。塩はまた、第四アンモニウj1塩を包含
する。第一アミン、それらの塩および第四アンモニウム
塩が好ましい。アルキル置換およびシクロアルキル置換
されたアミンまたはアンモニウム塩が好ましい。
アミンおよびアンモニウム塩の例を以下に示す二メチル
アミン、エチル7′ミン、プU1ピルアミン、n−ブチ
ルアミン、t−ブチルアミン、ペンデルアミン、オクチ
ルアミン、ドデンルアミン、フェニルアミン、ヘンシル
アミン、ツメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエチ
ルアミン、メチルブチルアミン、メチルエチルアミン、
メチルフェニルつ′ミン、−〔、チルヘンンルアミン、
トリメデルアミン、トすJ−デルアミン、トリブチルア
ミン、オクチルンメチルアミンおよびジメチルフェニル
アミン、そして塩化、9化またはヨウ化テトラメチルア
ンモニウ11、トリメチルエチルアンモニウム、トリエ
チルメチルアンモニウム、トリブチルメチルアンモニウ
ム、テトラブチルアンモニラ11、トリメチルオクチル
アンモニウム、I・リフェニルメチルメチルアンモニウ
ノ、およびI・リヘンノルメーf−ルア′ノモニウム。
その他のアンモニウム塩の例は、塩化、臭化またはヨウ
化メヂルアンモニウl1、オクチルアンモニウム、ジメ
チルアンモニラ11、メチルシクロヘキシルアンモニウ
ム、ジベンノルアンモニウ11、シフJニルアンモニウ
11、トリメチルアンモニウム、トリブチルアンモニウ
ム、トリベンジルアンモニウムおよびトリフェニルアン
モニウムである。アミンおよびアンモニウム塩はまた、
芳香族N複素環式基、例えばピリジル基を含有し得る。
これらのアミンは純粋な芳香族N複素環式化合物に比べ
よりf丁効である。
カルボン酸のアミドがもう1つの触媒群を構成する。l
この群はまた、尿素およびそれらのビス尿素誘導体を包
含する。アミドは、特に炭素原子を1ないし14個含有
する多価、好ましくは1価のカルボン酸から誘導され得
る。アミドはまた、芳香族N複素環式化合物から誘導さ
れ得る。環状アミド、例えばε−カプロラクタムもまた
適当である。カルボン酸から誘導されたアミドは好まし
く次式: (式中、n=1の場合、R′はフェニル基、ナフチル基
、シクロヘキシル基、ピリンル基、水素原子または炭素
原子数1ないし13、好ましくは1ないし6のアル4−
ルノ□(を表し、n−・2の場合、1り1 は)−rニ
レンノ、(、ナフチレン基、シクロヘキシレン基または
炭素原子数1ないし12、好ましくはjないし6のアル
キレン基を表すか、または直接結合を表し、そして R’ オヨU R14i I+−イニ独、7− t、 
T水素ハ;tr、フェニル基、ヘンノル基、ソクロヘキ
ンル基および炭素原子数1ないしI2、好ましくは1な
いし6のアルキル基を表ずか、または R2およびR′は一緒になって、好ましくは炭素原子を
4ないし7個有し、そして適当である場合にはOまたは
S原子により中断されたアルキレン基を表す。)を有す
る。これらの例は、ホルムアミド、オキサミド、ジメチ
ルホル11アミ1−、アセトアミド アミド、ピコアニリド、ベンズアミ!・、テレフタルア
ミドおよびトリメリドアミド メチルホルムアミドが本発明の方法における触媒として
特に好よ【7い.。
尿素の他に、炭酸のアミ!・の例として以下のものか記
載され得る:テトラメチル尿素、ジフェニル尿素、ジエ
チル尿素、ジエチル尿素、シーn−オクチル尿素および
ビス尿素誘導体、例えばエヂレンヒス尿素。環状尿素の
例はヒダントインおよびベンズイミダシロンである。
非芳香族N複素環式化合物は本発明に係る方法のために
適当な触媒のもう1つの群を構成する。これらは1ない
し3個のN原子、そして適当である場合には1よたは2
個のO原子およびS原子を含イ了しi5Iる。それらは
不飽和であー)てよい。それらは塩の形態であっても、
そして第四アンモニウム塩基の形態であってもよく、そ
してN原子が好ましくは炭素原子数1ないし12のアル
キル基により置換されていてもよい。
以下に例を示す:ピロリソン、Δ1ーピロリン、N−メ
チルピロリジン、ジヒドロインドール、ビラゾリンン、
イミダゾリジノ、Δ2〜ピラゾリン、■ーフェニルピラ
ゾリジン、オキサゾリジン、チアゾリジン、オキサゾリ
ン、チアゾリジン、オキ→ノシアゾリシン、チアンアゾ
リノン、ピペリジン、モルホリン、N メチルモルホリ
ン、キノリシン、1.2−シヒト〔Iプリン、8アザ−
ヒシクロー(3,2,I)−オクタン、ピペラノンお上
びN メーfールビペラジン1。
第一、第二および第三ポスフィンおよびそれらの塩は本
発明に従って使用される触媒のもう1つの群を構成する
。第三ホスフィンおよびそれらの塩が好ましく、塩の中
ではヒトIIハライド、好ましくはヒト11り【Iリド
、ヒト11ゾ1.1ミドおよびヒドロヨーダイトである
、、リン原−r・は非置換でも、フェニル基、ヘンノル
基、ツクLlヘキシル基および/または炭素原子を1な
いし12個、好ましくはIないし6個イj゛するアルキ
ル基により置換されていてもよい。これらの例を以下に
示す二メチルホスフィン、エチルホスフィン、ヘキシル
ホスフィン、ドデシルホスフィン、ジメチルホスフィン
、エチルメチルホスフィン、ジフェニルホスフィン、シ
ン[1へキシルホスフィン、ジヘンシルホスフィン、)
J−ニ2 ルメチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリベ
ンジルホスフィン、トリンクロへキシルホスフィン、ト
リメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリプロ
ピルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリイソブチ
ルポスフィン、トリペンチルホスフィン、トリヘキンル
ホスフィンおよびジメチルフェニルホスフィン並びにそ
れらのヒドロクロリド、ヒドロプロミドおよびヒドロヨ
ーダイI−。
リン酸およびポスホン酸のエステルの場合、アルコール
基は好ましくはフェノール、特に炭素原子数1ないし1
8のアルカノールおよびシクロアルカノール、例えばフ
ェノール、2−メチルフェノール、シクロヘキサノール
、メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール
、ヘキサノール、オクタツール、1−オクタツール、ド
デカノールおよびオクタデカノールがら誘導される。以
下にホスホン酸の例を示す.フJニルホスホン酸、ペン
ノルホスホン酸、シクロへキシルホスホン酸、メチルホ
スホン酸、工デルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブ
ヂルポスホン酸、ペンチルポスホン酸おにびへ51−ノ
ルホスポン酸。
触媒は三塩化リンに対して、例えば0.0 (15ない
し10モル%、適当にはfl、 I) 5ないし8モル
%、そして好ましくは4tよいし6モル九の11i′で
使用され得る。
本発明に係る方法はそれ自体公知の装置中で行われる。
、撹拌される反応かまの形態にある反応容器が特に適当
であり、迂回路により反応体を十分に混合するインサー
ト部を特に備えた反応塔の形態にある反応容器もまた可
能である。
少なくとも2つの入[−1,1つの出1]および攪拌装
置を備えた加熱可能な反応容器が、工程の第1段階を行
うために適当である。三塩化リンは好ましくは1つの入
口から反応容器内に直接導入され、2,4−シ第三ブチ
ルフェノールはカラム、例えば充填カラムを通し、それ
から第2の人[1から導入される。1触媒はそのPl、
質に応じて第3の入口から一部を個々に反応容器内に導
入され得る。触媒の40ないし100%をこれも充填カ
ラムを通して第2の入口に入れる。
三塩化リンが最初に入り、そして触媒と2,4シ第三ブ
ヂルフエノールが充填カラムを通って反応容器に到達す
るように、出発材料の流れを適度に調節する。開始する
反応の間に形成されたHCIはフェノール化合物に対す
る向流充填カラlいを通って流出する。伴出された三塩
化リンはフェノール化合物により吸収され、そして反応
容器中に戻される。反応は、同時にカラム内に存在する
触媒により既に促進され、そして流出する三塩化リンは
カラムを通って流動するフェノール化合物と反応する。
従−ジて、前段階は既にカラム内で起こる。反応混合物
を次い−(1’第1の反応容器中に流す。反応体を攪拌
装置により反応容器中で十分に混合する。同時に反応混
合物を55ないし70℃の温度まで加熱する。60ない
し70°Cの温度が好ましい。反応において形成された
HCIは充填カラムを通して除去され、そして廃棄され
る。反応の第1段階は15ないし40分後に完Yする。
次いで第1の反応容器内で反応の第2段階を行うことも
可能であるが、しかし好ましくは第1段階の反応容器の
内容物を第2の反応容器、好ましくは加熱可能な攪拌さ
れる反応がまに移される3、この攪拌される反応がまは
、好ましくは第1段階の反応容器からの反応混合物用の
人口および適当である場合には触媒の第2の部分量を添
加するだめの入口を備え、そしてまた第2の反応段階の
間に形成された11C1を除去するための還流冷却器を
備えたガス出口を有する。第2の攪拌される反応がまは
また、好ましくは攪拌装置を備えている。第2段階か開
始したら、反応混合物をすぐに140以上、例えば14
5ないし200 ”C1好ましくは! 50ないし17
0℃、特に約160℃まで加熱し、そして好ましくはこ
の高められた温度に45分ないし75分、好ましくは6
0分保持する。第2段階が終了したら、反応混合物を、
同一反応容器または好ましくは別の反応容器のいずれか
で第3段階に供する。第3段階用の加熱可能な反応容器
は、反応混合物の人口、ガスの形態で流出する反応体の
出口、反応混合物の出口、および好ましくは攪拌装置を
備えていることが好ましい。放出される反応体、特にH
CI用の出口は還流冷却器および適当である場合には流
出反応体を分離するだめのデサブリマ−(desubl
imer)を有し得る。
さらに第3段階は減圧下で行われるから、適当な設備、
例えば真空ポンプおよび適当なシールおよびバルブが備
えられる。反応の第3段階は少なくとも186℃、適当
には186ないし210℃、そして好ましくは190な
いし195℃で、適当にはlOないし60hPa、特に
IOないし20hPa、そして好ましくは15hPaの
減圧下で行われる。第3段階の反応時間は、例えば1な
いし2.5時間、好ましくは2時間である。反応時間の
満了後、反応混合物は所望により第4段階に供される。
これは、第3段階の反応容器に反応混合物を導くか、ま
たは該反応混合物を別の反応容器に導き、そしてそれを
その他の反応容器中で第4段階の条件にさらすことによ
り行われるか、前記その他の反応容器は加熱させること
ができ、そして流出させることができるものである。反
応混合物はまた好ましくは第4段階で攪拌される。第4
段階の反応容器はそれ故に反応混合物の人1−]だけで
なく、攪拌装置および特に反応のガス性産物を除去する
ための適当な出口、好ましくは還流冷却器およびデサブ
リマーを含む出口をも含む。最後に、適当な出口は反応
物質を放出するためにこの反応容器に備えられるべきで
ある。第4段階は減圧下で行われ得るから、真空をつく
り出す適当な手段およびシールが備えられるべきである
反応混合物は適当には20ないし120分、好ましくは
60分間第4段階に供される。一方、圧力は例えば6な
いし20hPa、J当には10ないしI 5 h P 
a、そして好ましくはl OhP aである。この第4
段階の温度は少なくとも186℃、適当には18(iな
いし210℃、そして特に190ないし195℃である
第3段階または使用されるならば第4段階の反応容器か
ら過剰に使用され得る2、4−ジ第三ブチルフェノール
を蒸留して除去し、そして所望するならば、それを反応
に戻すことも可能である。過剰な2,4−ジ第三ブチル
フェノールは第3段階または使用されるならば第4段階
の反応混合物から取り除かれ得る。
好ましい実施態様は、本発明の工程を3段階反応がまカ
スケードで行うことからなる。
特に好ましい本発明の実施態様は、工程を4段階反応が
まカスケードで行うことを包含する。
もう1つの好ましい実施態様は、反応混合物を少なくと
も1つの段階で攪拌することである。
4段階全てにおいて攪拌することが特に好ましい。
第2段階で170ないし190℃の温度を維持すること
が本発明の方法において好ましい。
本発明の方法において、第3段階および第4段階が互い
に独立して、190ないし195°Cの温度に維持され
ることも好ましい。
9 本発明の方法において、使用される触媒1itは、」1
記の前段階が行われる充填カラI、を介して40ないし
100%の範囲まで反応に加えられる。充填カラムを介
して反応に触媒の50ないし100%、好ましくは70
ないし+00、特に90ないし100%を加えることが
適当である。
触媒の残量は、充填カラt1を介して加えられない範囲
において、反応の第1段階および/または第2段階にお
いて添加される。。
触媒の残量は、該触媒の100%が充填カラムを介して
加えられないならば、好ましくは第1反応段階に添加さ
れる。
触媒の全量、すなわち触媒の100%を充填カラムを介
して反応に加えられることが特に好ましい。全ての%は
重量に基づいている。
操作の連続態様が本発明に係る方法にとって好ましい、
本発明に係る方法は、製法の点で容易に得ることができ
ないトリス−(2,4=シ第三ブチルフエニル)ホスフ
ィツトが高い空時収量で製造され得るという利点を有す
る。溶媒を使用しない結果として、より大きい反応容積
が本方法において利用可能となり、このことはより高い
反応温度とそれ故により高い反応率を可能にし、そして
加熱時間およびその他の仕上げ、特に生成物の結晶化の
前に溶媒の留去に必要な時間が必要でなくなる。
上記した従来の方法は、本発明の目的化合物であるトリ
ス−(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスフィツトの
高い融点のために、そのための溶媒を使用するが絶対必
要であったから、この点に関して満足できるものではな
かった。
〔実施例・発明の効果〕
以下に図面を参照して本発明の実施例について説明する
。なお、[1,()内の数字および文字は図面の符号と
一致する。
以Fの材料の流体: 添加するもの g/時間 添加経路 純度989% 11 槽(A)へ 三塩化リン   [3]  216.2  反応槽(八
)へを4段階の攪拌反応がまツノスケ−1・に仕込む9
、該反応がまカスケードは例えば第1図に示されるもの
であり、 a)第1段階用の充填カラ1.(F)を有する反応槽(
A)、 b)第2段階用の還流冷却器(Kl)を備えた主反応槽
(B)、 C)第3段階用の還流冷却器(K2)およびその後方に
ブザブリマー(St)を備えた第2の主反応槽(C〉、
そして d)還流冷却器(K3)およびブザブリマー(S2)を
備えた後反応槽(D)、 から構成される。次にa)ないしd)のそれぞ3 れの条件についてさらに説明する。
a)反応槽(A)における条件: 通常の圧力、温度65°C1滞留時間30分、充填カラ
ム(F)を介して廃棄するHC114]89.8g/時
間の流出、そして底部バルブを介して第1の主反応槽(
8)への反応混合物[5]112(+、4g/時間の流
出1゜ b)第1の主反応槽(B)における条件:通常の圧ツバ
温度1(15℃、滞留時間1時間、還流冷却器(Kl)
を介するHCI[7)64g/時間の流出、そして底部
バルブを介して第2の主反応槽(C)への反応混合物[
811062,4g/時間の流出。
C)第2の主反応槽(C)の条件: 減圧15hPa、温度190℃、滞留時間2時間、還流
冷却器(K2)を介するl−ICI [9]  13g
/時間の流出、そして底部バルブを介して後反応槽(D
)への反応混合物[1011049,4g/時間の流出
d)後反応槽(D)の条件: 4 減圧10hPa、温度190℃、滞留時間60分、還流
冷却器(に3)およびデ゛リブリマ−(S2)を介する
HCt rll]5.4 g/時間の流出、そして結晶
化されるべきトリス−(2,4−ジ第二円ブチルフェニ
ル)ホスフィッl−1003,2g/時間を含有する反
応混合物11211045g/時間の流出、。
最終生成物は高純度であり、そしてモノク[1口および
ジクロロ化合物=lI2びに未反応のl’cI。
の含有は実質的にほとんど検出されなかった。
第2図は上記のものとは異なる別の実施態様を示し、還
流冷却器(K3)はまた過剰な2,4シ第三ブチルフエ
ノールが除去され得る蒸留装置を構成する。この2.4
−シ第三ブチルフェノールは供給DI11を介して反応
に+1利用され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法を具体化する一実施例の工程
図、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)2,4−ジ第三ブチルフェノールおよび触媒の4
    0ないし100%を前段階で合わせ、そして第1段階で
    それらを三塩化リンと一緒にし、これらを通常の圧力お
    よび55ないし70℃の温度で15ないし40分の滞留
    時間の間反応させ、次に第2段階で反応混合物を通常の
    圧力および140℃以上の温度で反応させ、第1段階お
    よび/または第2段階において触媒の残部は添加され、
    次に第3反応段階で反応混合物を少なくとも186℃の
    温度で減圧下に保持し、そして次に反応混合物からトリ
    ス−(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスフィットを
    単離するが、上記工程は溶媒の不在下で行われる、少な
    くとも3段階の工程で反応を行うことからなる触媒の存
    在下で2,4−ジ第三ブチルフェノールと三塩化リンと
    からトリス−(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ホスフ
    ィットを製造する方法。 (2)第4段階に反応混合物を供し、該第4段階で反応
    混合物を少なくとも186℃および減圧下に保持する請
    求項1記載の方法。 (3)45ないし75分の反応時間が第2段階で維持さ
    れる請求項1記載の方法。 (4)1.5ないし2.5時間の反応時間が第3段階で
    維持される請求項1記載の方法。(5)20ないし12
    0分の反応時間が第4段階で維持される請求項2記載の
    方法。 (6)190ないし195℃の温度が第4段階で維持さ
    れる請求項2記載の方法。 (7)2,4−ジ第三ブチルフェノールが三塩化リンに
    対して1倍ないし1.1倍の化学量論量で添加される請
    求項1記載の方法。 (8)工程が3段階反応がまカスケードで行われる請求
    項1記載の方法。 (9)工程が4段階反応がまカスケードで行われる請求
    項2記載の方法。 (10)反応混合物が少なくとも1つの段階で攪拌され
    る請求項1記載の方法。 (11)150ないし170℃の温度が第2段階で維持
    される請求項1記載の方法。 (12)190ないし195℃の温度が第3段階で維持
    される請求項1記載の方法。 (13)第3段階が10ないし60hPaの減圧下で行
    われる請求項1記載の方法。 (14)使用される触媒量の50ないし100%と2,
    4−ジ第三ブチルフェノールが、前段階が行われる充填
    カラムを介して反応に加えられる請求項1記載の方法。 (15)工程が連続的に行われる請求項1記載の方法。
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