JPH03115258A - モノイソシアネートの製造方法 - Google Patents

モノイソシアネートの製造方法

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JPH03115258A
JPH03115258A JP2232633A JP23263390A JPH03115258A JP H03115258 A JPH03115258 A JP H03115258A JP 2232633 A JP2232633 A JP 2232633A JP 23263390 A JP23263390 A JP 23263390A JP H03115258 A JPH03115258 A JP H03115258A
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reaction vessel
isocyanate
nco
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クラウス・ケーニツヒ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07C263/00Preparation of derivatives of isocyanic acid
    • C07C263/04Preparation of derivatives of isocyanic acid from or via carbamates or carbamoyl halides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、蒸留による開裂生成物の分離を伴うN−モ
ノ置換カルバミン酸アルキルエステルの連続的熱開裂の
ための改良された方法におけるイソシアネートを含む蒸
留留分を、熱開裂から直接得られるイソシアネートの沸
点よりも常圧において少なくとも50℃低い沸点を有す
るイソシアネートの製造に使用することに関するもので
あり、すなわちモノイソシアネートの製造方法に関する
N−モノ置換カルバミン酸アルキルエステルは長く公知
であった。たとえば、エイ・ダブリューホフマン(AJ
、Hofmann) (独国化学者組合報告書(Ber
ichte der Deutschen Chemi
schen Ge5ell−schaft) 1870
年第653頁以下)およびエム・メチイヤー(M、Me
tayer)  (プル・ツク・チム(Bull。
Soc、Chin、)+ フランス、 1951年第8
02頁以下)の業績によって示されるように、これらの
開裂反応は可逆的であり、すなわち、熱い反応混合物が
冷却されるとき、イソシアネートはアルコールと再結合
してカルバミン酸エステルを形成する。これゆえに、カ
ルバミン酸エステルの熱開裂から得られたイソシアネー
トとアルコールが別々に回収されうるような特別の手段
を必要とする。
米国特許第2409712号は、1つの方法を記述する
。この方法では、カルバミン酸エステルの熱開裂後のイ
ソシアネートとアルコールの再結合が、開裂生成物の直
接の分離、たとえば、シクロヘキサン−水混合物への熱
分解ガスの導入または迅速な蒸留によって、妨げられる
べきである。この方法は実験室的規模におけるイソシア
ネートの非連続的製造のために適切であるが、開裂生成
物の直接分離がかなりの技術的支出によってのみしかで
きず、工業的方法のためには適切でない、さらに上記の
特許明細書に記載された方法は、その実施例から理解で
きるとおり、イソシアネートの中程度の収量を提供する
にすぎない。
またN−モノ置換エステルが加熱されたときにこれらの
エステルは種々の生成物への部分的または完全な不可逆
的分解に移行しやすいことが知られている。たとえば、
エイチ・シッフ(H,5chiff)(独国化学者組合
報告書(Berichte derDeutschen
 Chemiachen Ge5ellschaft)
、 1870年第649頁以下)およびイー・ダイヤ−
(E、Dyer)およびジー・シー・ライト(G、CJ
right)  (ジエイ・アメル・ケム・ツク(J、
As+er、ChetSoc、)第81巻、1959年
、第2138頁以下)の研究が示すように、これらの分
解生成物は、就中、置換尿素、ビウレット、カルボジイ
ミド、イソシアヌレート、第2級アミン、オレフィンお
よび/または二酸化炭素を含む。
これらの分解反応はイソシアネートの収量を減少させる
のみならず、また技術的な方法に深刻な支障を来たす、
たとえば、難溶性の尿素およびイソシアヌレートはバイ
ブにおける閉塞の原因となり、一方二酸化炭素およびガ
ス状オレフィンはガスによる蒸留カラムに重い負担をか
ける。最後に、特に塩基性の副生成物はカルバミン酸エ
ステルの不可逆的な分解反応を触媒しやすい。
熱開裂に伴うこれらの分解を抑えるために種々の方法が
開発されてきた。1つの解決は、もちろん、開裂のため
に適用される熱を減少させることにある。しかしながら
その場合には、容積/時間収量がどちらかといえばあま
りにも低いので熱開裂反応は一般に触媒の存在を必要と
する。
塩基性触媒の存在におけるカルバミン酸エステルの熱開
裂によるイソシアネートの製造のための方法は、米国特
許第2713591号、第2692275号おび第27
27020号および日本特許出願第54−88201号
(1979年)に記述されるが、塩基性触媒は特に、カ
ルバミン酸エステルの不可逆的分解に導きやすいことが
知られている。(たとえばジエイ・アプル・ボリム・サ
イ(J、^pp1.Polym、sci、)第16巻、
1972年、第1213頁参照)。
これゆえに、塩基性触媒を使用する方法は、使用される
カルバミン酸エステルが適当な置換基によって分解に対
して保護される場合に受入れ可能なインシアネート収量
をもたらすにすぎない。
さらに、カルバミン酸エステルのインシアネートとアル
コールへの開裂は、触媒を使用すると否とにかかわらず
、本質的に少なくとも最低限の加熱を避けることができ
ない方法である。
カルバミン酸エステルの熱開裂において副反応を抑える
他の可能な方法はカルバミン酸エステルおよび/または
熱分解ガスを不活性溶媒によって稀釈することからなる
。米国特許第3919279号、ドイツ公開公報第26
35490号および日本特許出願第54−39002号
(1979年)第54−88222号(1979年)に
記述された方法では、カルバミン酸エステルの熱開裂は
不活性溶媒中において、任意的には成る種の触媒の存在
下に行われる。ドイツ公告公報第2421503号およ
び第2526193号に記述される方法においては、キ
ャリアーガスが不活性溶媒に加えて、また任意的には蒸
気化された低沸点溶媒の形において使用される。
しかしながら、カルバミン酸エステルの熱開裂における
溶媒の使用は深刻な困難性に遭遇する。
溶媒は熱開裂の条件下で安定でなければならず、特にそ
れらはイソシアネートに不活性でなければならない。そ
れらはカルバミン酸エステルに容易に混和しうるもので
なければならず、また最後に、採用される温度における
それらの蒸気圧が熱開裂の間中、それらが実質的に液相
にとどまるように低くなければならない。これらの必要
性は溶媒の選択を厳しく制限する。特に高分子量を有す
るカルバミン酸エステルの開裂のために適当な安価な溶
媒を見付けることが難しい。さらに溶媒の使用は基本的
にイソシアネートの容積/時間収量を減少する。最後に
、高沸点溶媒を用いると、たとえば、ドイツ公告公報第
2530001号における教示によって指摘されるよう
に、蒸留によって液体反応混合物中の残渣から純粋な成
分(イソシアネートおよびカルバミン酸エステルの残渣
、および溶媒)を分離することが難しい。不活性希釈剤
の仕上げと貯蔵はすべての場合にかなりの付加的な費用
がかかる。
最後に、米国特許第3734941号および第3870
739号は、カルバミン酸エステルがガス相において高
い温度(400〜600″Cおよび350〜550℃)
において開裂する方法を記述する。
この方法の不利は高い温度範囲におけるガスの滞留時間
が、ガス相による希釈にもかかわらず高温によってカル
バミン酸エステルおよび/または生成したイソシアネー
トが大規模な分解に移行するので、短縮されねばならな
いことである。しかしながら短い滞留時間は、それに応
じてイソシアネートの低収量をもたらす。さらにこの方
法は、ガスの低い熱伝導性により、ガスを短時間内に加
熱しまた冷却することが難しいのでこの方法は大きな技
術的な費用支出を必要とする。
この発明の目的は、イソシアネートおよびアルコールを
含む留分を得るN−モノ置換カルバミン酸アルキルエス
テルの熱開裂のために技術的に実施可能な方法であって
上述の不利益を避けうる方法を提供し、この方法をモノ
イソシアネートの製造方法に利用することにある。
この問題は以下に述べるこの発明による方法によって解
決しうる。
この発明は、常圧において一般式 %式% のイソシアネートの沸点よりも少なくとも50℃低い沸
点を有する一般式 %式% のモノイソシアネートを一般式 R”−NH−CO−OR” のカルバミン酸エステルから製造する方法〔式中、R1
はオレフィン的に不飽和でありえがっ/または不活性置
換基を有しうる、合計で1〜18個の炭素原子を有する
脂肪族炭化水素基、オレフィン的に不飽和でありえがっ
/または不活性置換基を有しうる、合計で3〜18個の
炭素原子を有する脂環族炭化水素基、不活性置換基を有
しうる、7〜18個の炭素原子を有する芳香脂肪族炭化
水素基、または不活性置換基を有しうる、6〜18個の
炭素原子を有する芳香族炭化水素基を示し、R2は常圧
において基R1に対応するイソシアネートR’−NCO
の沸点よりも少なくとも50″C低い沸点を有する第1
級または第2級脂肪族、脂環族または芳香脂肪族アルコ
ールからヒドロキシル基の除去により得られる脂肪族基
、脂環族基または芳香脂肪族基を示し、そしてR3は上
記の限定を除いてR1について上記に指摘された意味を
有する。〕において、 a)常圧において少なくとも200″Cの沸点を有する
一般式 %式% のカルバミン酸エステルを、デフレグメーターBを備え
た反応容器Aに連続的に導入しそして該反応容器中で1
60〜260″Cの温度範回内および0.001〜2バ
ールの圧力において1〜20時間の平均滞留時間の間、
部分的開裂およびカルバミン酸エステル、イソシアネー
トおよびアルコールを含む生成物混合物の連続的蒸発を
しながら、沸点に保持し、 b)蒸発する生成物混合物をデフレグメーターBにおい
て部分的に凝縮させて、未開裂カルバミン酸エステルを
実質的に含む凝縮物を生成させ、そしてこの凝縮物を反
応容器Aに戻し、C)デフレグメータ=73の頂部から
逃れるガス状生成物混合物を第2のデフレグメーターC
において部分的に凝縮させて、(i)残留量のカルバミ
ン酸エステルおよび(ii)アルコールR”−0)1よ
りも高い温度において沸とうするイソシアネートR’−
NCOから実質的になる凝縮物を生成させ、その際該イ
ソシアネートよりも低い温度において沸とうする該アル
コールを、ガス状において任意的には少量のカルバミン
酸エステルとの混合物にて、デフレグメーターCの頂部
から逃し、 d)弐R’−NCOのイソシアネートおよび弐R’−N
H−CO−OR2のカルバミン酸エステルを含むデフレ
グメーク−Cの凝縮物として得られた混合物、および式
R’−NH−CO−OR”のカルバミン酸エステルを、
titないし1:10の範囲内のカルバミン酸エステル
R″−NH−CO−OR”対イソシアネートR’−NC
Oのモル比において反応容器Eまたはカスケードとして
配置された一連の反応容器E中で50〜200℃の温度
で連続的に反応させてウレタン交換を行ない、その際反
応混合物が沸とうするように圧力を調節し、e)主とし
てイソアネートR3−NC0、おそら(少量のイソシア
ネートR’−NCOおよびおそら<少量のカルバミン酸
エステル R’−Nil−CO−OR”からなるd)によりつくら
れたガス状生成物混合物を反応容器Eまたはカスケード
の反応容器Eから連続的に除去し、イソシアネートR’
−NCOを実質的に純粋な形にて蒸留によりそれから分
離し、得られた蒸留残渣をd)による反応容器Eまたは
カスケードの反応容器已に戻し、そして f)式R’−NH−CO−OR”のカルバミン酸エステ
ルにより富化された液状生成物混合物を反応容器Eから
またはカスケードの反応容器Eの最後から連続的に除去
しそして反応容器Aに戻し、任意的にはこの生成物混合
物を反応容器Aに戻す前にストリッピング蒸留によりそ
の中に含まれるカルバミン酸エステル+7’−NH−C
O−OR”を除去しかつイソシアネートR’−NCOを
部分的にまたは完全に除去しそして反応容器Eまたはカ
スケードの反応容器已に戻す、 ことを特徴とする上記方法に関する。
この発明による方法のための出発物質として使用される
カルバミン酸エステルは常圧において少なくとも200
℃の沸点を有し、また次の一般弐R’ −NH−CO−
OR” C式中、R1およびR2は上記の意味を有する。)に相
当する。
この発明による方法のために特に適切なカルバミン酸エ
ステルは、上記の式において基Rtが常圧において基R
1に対応するイソシアネートR’−NCOの沸点よりも
少なくとも70℃低い沸点を有するアルコールの残基で
あるものに相当するものである。これゆえに、上記の式
において開裂生成物R’−NCOおよびI?”−OHの
沸点が常圧において互に少なくとも50゛C1好ましく
は少なくとも70℃異なっているものに相当するカルバ
ミン酸エステルを使用することが、この発明による方法
において本質的である。
この発明による方法のために特に好ましいカルバミン酸
エステルは上記の一般式において、炭化水素基R′が6
〜18個の炭素原子を含むならば、炭化水素基R2が1
〜6個の炭素原子を含むものに相当するもの、および基
R1が1〜5個までの炭素原子を含むとき基R2が6〜
14個の炭素原子を含むものに相当するものである。
この発明による方法のために適切な出発化合物は、たと
えば、N−メチルカルバミン酸−ヘキシルエステル、−
(1−メチル−ペンチル)−エステル、−(2−エチル
−ブチル)−エステル、(2−イソプロポキシ−エチル
)−エステル、N−エチルカルバミン酸−ヘキシルエス
テル、−シクロヘキシルエステル、−(1−メチル−ペ
ンチル)−エステル、−(2−ブトキシ−エチル)−エ
ステル、N−プロピルカルバミン酸−ヘプチルエステル
、−(1−メチル−へブチル)−エステル、−(2−エ
チル−ヘキシル)−エステル、(2−アセトキシ−エチ
ル)−エステル、N−イソプロピルカルバミン酸−ヘキ
シルエステル、(2−ブトキシ−エチル)−エステル、
−へブチルエステル、−(2−エチル−ヘキシル)−エ
ステル、N−(2−メトキシ−エチル)−カルバミン酸
−オクチルエステル、−(2−(2−エトキシ−エトキ
シ)−エチルゴーエステル、−(2−フェニル−エチル
)−エステル、デシルエステル、N−(2−シアノ−エ
チル)−カルバミン酸−エチルエステル、−プロピルエ
ステル、−デシルエステル、−(2−メトキシ−エチル
)−エステル、N−ブチルカルバミン酸−オクチルエス
テル、(2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチルゴー
エステル、−(2−(2−エトキシ−エトキシ)−エチ
ルゴーエステル、−(2−フェニル−エチル)−エステ
ル、N−tert−ブチルカルバミン酸−ヘキシルエス
テル、−シクロヘキシルエステル、−(2−エチル−ブ
チル)−エステル、−(2−アセトキシ−エチル)−エ
ステル、N−ペンチルカルバミン酸−メチルエステル、
−(2−(2−エトキシ−エトキシ)−エチルエステル
、(2−フェニル−エチル)−エステル、−デシルエス
テル、N−ネオペンチルカルバミン酸−メチルエステル
、−(2−エチル−ヘキシル)−エステル、−オクチル
エステル、=(2−フェニル−エチル)−エステル、N
−へキシルカルバミン酸−メチルエステル、−エチルエ
ステル、−イソプロピルエステル、−デシルエステル、
N−(2−エチル−ヘキシル)−力ルバミン酸−エチル
エステル、プロピルエステル、−イソプロピルエステル
、−(2−メチル−プロピル)−エステル、N−オクチ
ルカルバミン酸−メチルエステル、−イソプロピルエス
テル、−(1−メチル−プロピル)−エステル、−ブチ
ルエステル、N−ヘプタデシルカルバミン酸−エチルエ
ステル、−イソプロピルエステル、−ブチルエステル、
−(2−エトキシ−エチル)−エステル、N−アリルカ
ルバミン酸−シクロヘキシルエステル、−(2−ブトキ
シ−エチル)−エステル、−(1−メチル−へブチル)
−エステル、−(2−エチル−ヘキシル)−エステル、
N−(3−メチル−アリル)−カルバミン酸−(2−ブ
トキシ−エチル)−エステル、ヘプチルエステル、−(
2−エトキシヘキシル)−エステル、−オクチルエステ
ル、N−シクロペンチルカルバミン酸−メチルエステル
、エチルエステル、−(2−フェニル−エチル)−エス
テル、−デシルエステル、N−シクロへキシルカルバミ
ン酸−メチルエステル、−エチルエステル、−イソプロ
ピルエステル、−(2−メチル−プロピル)−エステル
、N−(シクロヘキシル−シクロヘキシル)−カルバミ
ン酸−エチルエステル、−イソプロピルエステル、−ブ
チルエステル、−(2−エトキシエチル)−エステル、
N−(2−メチル−ヘクス−1−エニル)−力ルバミン
酸−メチルエステル、−エチルエステル、−プロピルエ
ステル、−(1−メチル−プロピル)−エステル、N−
ベンジルカルバミン酸−メチルエステル、−エチルエス
テル、−プロピルエステル、−イソプロピルエステル、
N−(2−フェニル−エチル)カルバミン酸−エチルエ
ステル、−ブチルエステル、−(2−メトキシ−エチル
)−エステル、−(3−メトキシブチル)−エステル、
N−フェニルカルバミン酸−メチルエステル、−エチル
エステル、−プロピルエステル、−イソプロピルエステ
ル、N−(4−クロロフェニル)−カルバミン酸−エチ
ルエステル、−プロピルエステル、−ブチルエステル、
−(2−メトキシ−エチル)−エステル、N−(3,4
−ジクロロ−フェニル)−力ルバミン酸−エチルエステ
ル、−デシルエステル、−(2−メチル−プロピル)−
エステル、−(2−エトキシ−エチル)−エステル、N
−3−1−リルーカルバミン酸−メチルエステル、−エ
チルエステル、−イソプロピルエステル、−(2−メチ
ル−プロピル)−エステル、N−(3−クロロ−4−メ
チル−フェニル)−力ルバミン酸−エチルエステル、−
ブチルエステル、−(2−メトキシ−エチル)−エステ
ル、−(3−メチル−ブチル)−エステル、N−(4−
シクロへキシル−フェニル)−カルバミン酸−エチルエ
ステル、−ブチルエステル、−ペンチルエステル、−(
2−エトキシ−エチル)−エステル、N−(3−トリフ
ルオロメチル−フェニル)−力ルバミン酸−メチルエス
テル、−エチルエステル、−プロピルエステル、−イソ
プロピルエステル、N−(4−ベンジル−フェニル)−
力ルバミン酸−エチルエステル、−ブチルエステル、−
(2−エトキシ−エチル)−エステル、−ヘキシルエス
テル、N−(3−シアノ−フェニル)−力ルバミン酸−
メチルエステル、−イソプロピルエステル、−(2−メ
トキシ−エチル)−エステル、−ベンチルエ′ステル、
N−(4−メトキシカルボニル−フェニル)−カルバミ
ン酸−エチルエステル、−プロピルエステル、−ブチル
エステル、−(2−エトキシ−エチル)−エステル、N
−1−ナフチル−カルバミン酸−メチルエステル、−(
2−メチル−プロピル)−エステル、ペンチルエステル
、−ヘキシルエステルである。
この発明による方法のために適切な出発化合物であるカ
ルバミル酸エステルは公知の方法により、たとえば、対
応する第1級アミンとクロロギ酸エステルとの反応によ
り、アルコールの存在における対応するニトロ化合物の
カルボニル化により、またはN、N’−ジ置換尿素とア
ルコールとの反応により製造しうる。カルバミン酸エス
テルは、もちろん、他のいかなる所望の方法により製造
しうる。
この発明による方法に存在する基本的な知見は、カルバ
ミン酸エステルが反応容器内に連続的に供給され、この
容器において比較的長い滞留時間の間開製温度に加熱さ
れ、そして適切な圧力の調節によって開裂生成物のイソ
シアネートおよびアルコールが未開裂のカルバミン酸エ
ステルと一緒にガス状において反応混合物から連続的に
除去され、このガス状生成物混合物が、デフレグメータ
ーにおいて、それから排出されそして反応容器に戻され
る凝縮物が実質的に未分解のカルバミン酸エステルから
なるように部分的に凝縮され、そしてデフレグメーター
の頂部から逃れるガス状生成物混合物が、第2のデフレ
グメーターにおいて、それから得られる凝縮物が、カル
バミン酸エステルの残渣およびアルコールよりも高い温
度において沸とうするイソシアネートからなる混合物で
ある一方、イソシアネートよりも低い温度において沸と
うするアルコールが第2のデフレグメーターの頂部から
ガス状において逃れるように、部分的に凝縮されること
を確保するために注意がなされるならば、熱開裂は、熱
開裂生成物の最適収量および副生成物の最小量をもたら
すことであった。
カルバミン酸エステルの熱開裂および開裂生成物のイソ
シアネートおよびアルコールの分離の双方が、この簡単
な技術によって、高い収量および副生成物の最小の生成
によって行なわれることは、ドイツ公告公報第2421
503号の例2.12および13(比較例)が、N−モ
ノ置換カルバミン酸アルキルエステルの200〜260
℃への3時間または1時間のそれぞれの加熱が利用でき
ない副生成物の生成を実質的にないし完全にもたらして
いるので、全く驚くべきことであるとみなされなければ
ならない。
特に驚異的なのは、カルバミン酸エステル、インシアネ
ートおよびアルコールを含む混合物が2つの結合された
デフレグメーターを有するこの発明によるシステムにお
いて分離されうることという効果である。これは、生成
物の分離のための2つのデフレグメーターの代りに、任
意的に側流による除去のための手段を有していてもよい
効率的な蒸留カラムを用いるときに明らかになる。その
場合、ずっと少量の開裂生成物が得られ、そして時々は
全く得られず、また得られた生成物は完全にまたは事実
上完全にカルバミン酸エステルからなる。デフレグメー
ターによる効率的な分離にとってその原因を構成する物
理的および化学的関係が何であるかは正確にはわからな
い。
この発明による方法は、今や第1図を参照してより詳細
に述べられるであろう。
第1図は、この発明による方法を行なうのに適切な装置
を、全く例示として説明する。
しかしながら、この発明による方法は第1図に示された
装置の使用のみに限定されない。
第1図において、 Aは加熱ジャケットを取付けた反応容器を示し、また BおよびCはデフレグメーターとして使用される冷却コ
イルを示す。
この発明による方法が第1図において示される装置にお
いて行なわれるとき、カルバミン酸エステルは管(10
1)を通って反応容器Aに連続的に供給され、そしてそ
こで加熱される。カルバミン酸エステル、イソシアネー
トおよびアルコールを含む混合物は管(102)を通っ
て反応容器Aからガス状において除去され、デフレグメ
ーターBに導入され、そしてそこで部分的に凝縮される
主にカルバミン酸エステルからなる凝縮物は管(103
)を通って反応容器Aに戻される。管(104)を通っ
てデフレグメーターBの頂部から逃れるガス状生成物混
合物はデフレグメーターCに導入され、そしてそこで部
分的に凝縮される。
実質的にカルバミン酸エステルの残渣およびアルコール
よりも高い温度において沸とうするイソシアネートから
なる凝縮物は管(105)を通って連続的に除去される
。管(106)を通ってデフレグメーターの頂部におい
て逃れるガス状生成物は任意的には少量のカルバミン酸
エステルと混合されるところの、イソシアネートよりも
低い温度において沸とうするアルコールから実質的にな
る。
上記の2つのデフレグメーターが分離されそして管を通
して連絡されねばならないことはこの発明による方法の
本質的な特徴ではない。
それらを一方が他方の上にある1つの装置内に配置し、
上方のデフレグメーターからの凝縮物が2つのデフレグ
メーターの間に位置するトレーの上に都合よく集められ
ることは有利でさえありうる。
生成物のガス状と液状の流れが反応容器Aからデフレグ
メーターBにまで別の管を流れねばならないということ
およびその逆もどちらも重要ではない。2つの生成物の
流れはまた適当に大きい断面の1つの管を通ることがで
きる。デフレグメーターBは、勿論、反応容器Aに直接
取付けうるので、2つの装置を連結するための管を取付
ける必要はない。
この発明による方法を行うとき、反応容器Aにおける反
応混合物の温度は、160〜260℃まで、好ましくは
180〜240℃までである。
利用できない副生成物の最小限の生成とともに開裂生成
物の最高の容積/時間収量をもたらすために、温度が都
合よく調節される。この最適の反応温度は異なったカル
バミン酸エステルによって変る。それは基R1およびR
2の性質に依存し、また各々の場合予備的な実験によっ
て定めうる。最適の反応温度はまた触媒および/または
加えられる安定剤の性質および量に依存する。カルバミ
ン酸エステルの開裂は、勿論、上記の温度範囲で最適反
応温度以外の温度において行なうこともできる。
この発明による方法を行なうとき、反応容器A内の圧力
は反応混合物が沸とうするように調節される。この圧力
はo、ooi〜2バール、好ましくは0.01〜1バー
ルであり、また主として反応温度に、また開裂されるた
めのカルバミン酸エステルの、および開裂生成物のイソ
シアネートおよびアルコールの蒸気圧に依存する。
デフレグメーター中の圧力は一般に反応容器Aにおける
圧力と同じか或いは、管および装置における圧力損失に
より、僅かに相違する。しがしながら、所望するならば
、デフレグメーターBおよびCは反応容器Aよりも低い
圧力に調節される。
この発明による方法を行なうとき、開裂されることを要
求されるカルバミン酸エステルの反応容器Aにおける平
均滞留時間は、1〜20時間、好ましくは3〜10時間
である。それは一定の限界内の種々の値に調節されるが
、開裂について得られる速度は、それに応じて変えられ
る。滞留時間は、開裂生成物のイソシアネートおよびア
ルコールの最高の容積/時間収量が利用できない副生成
物の最小の生成とともに達成するように好ましく選択さ
れる。この最適滞留時間は、就中、開裂されるべきカル
バミン酸エステルの基R1およびR2゜反応温度および
加えられる触媒/およびまたは安定剤の性質および量に
依存する。この最適の滞留時間は最適反応温度と同様に
、簡単な予備的な実験によって決定されうる。この発明
の方法によるカルバミン酸エステルの熱開裂は、勿論、
また上記の範囲内で最適滞留時間以外の滞留時間で行な
われうる。
製造される開裂生成物の量に比例して、特に多量の未開
裂のカルバミン酸エステルがガス状において反応容器A
から除去され、第1のデフレグメーターにおいて凝縮さ
れ、そして反応容器Aに戻されねばならないことはこの
発明による方法のために本質的ではない、生成物のこの
循環をできる限り低く保持することは一般に有利であり
、というのはそれはエネルギーの対応する消費を伴うか
らである。唯一の本質的な条件は、反応容器Aから除去
されるガス状生成物混合物の量が、このガス状混合物の
少なくとも少ない割合がデフレグメーターBにおいて凝
縮することができ、それによって実質的にカルバミン酸
エステルからなる液体が形成することを確保するのに充
分でなければならないことである。
デフレグメーターBにおいて生成する凝縮物の量は一般
に、反応容器Aを離れる蒸気の全量に対して、5〜80
重量%、好ましくは10〜50重量%であるが、これら
のパーセンテージはこの発明による方法において任意的
に使用されデフレグメーターBにおいて凝縮する高沸点
の補助溶媒の蒸気を含まない。上記の還流比は反応容器
Aにおける温度および圧力を上記の範囲内に適当に選択
することにより、そして特にデフレグメーターBの冷却
能力および特性により、上記の範囲内に容易に調節され
うる。デフレグメーターBにおける冷却液の温度の適切
な選択(これは使用されるカルバミン酸エステルの採用
される圧力における沸点およびアルコールよりも高い温
度において沸とうするイソシアネートの採用される圧力
における沸点の間にあるべきである。)により、少なく
とも70重量%、好ましくは85重量%のガス状におい
て反応容器を放れるカルバミン酸エステルおよびせいぜ
い35重量%、好ましくは10重量%よりも多くない、
ガス状において反応容器を離れるアルコールよりも高い
沸点を有するイソシアネートがデフレグメーターBにお
いて凝縮する。
デフレグメーターBを離れる蒸気であってアルコールお
よびイソシアネートと付加的に少量のカルバミン酸エス
テルからなる蒸気がデフレグメーター〇において、少量
のカルバミン酸エステルおびアルコールよりも高い沸点
を有するイソシアネートからなる凝縮物、およびイソシ
アネートよりも低い温度において沸とうするアルコール
および少量のカルバミン酸エステルから実質的になるガ
ス相に分離される。デフレグメーターCにおける冷却液
は、採用される温度においてイソシアネートのおよびア
ルコールの沸点の間の温度におけるものが適切である。
といってもデフレグメーターBおよびCの冷却液は原則
的に上述よりも実質的に低い温度に調節されうる。そし
てデフレグメーターに供給される蒸気の部分的な凝縮(
これはこの発明の本質的な特徴である)は熱交換機の調
節されたオーバーロードにより達成されうる。
この発明による方法のために使用されるデフレグメータ
ーは一般に液状またはガス状の冷却液、すなわち水、熱
搬送体として作用する油または空気により操作される熱
交換機である。
この発明による方法は反応容器Aに集積する少量の難揮
発性の副生成物の生成を伴なう。以下において残渣とし
て言及するであろうこれらの副生成物は種々の方法によ
って反応混合物から分離されうる。残渣を分離する1つ
の可能性は、たとえば、成る反応時間後に、反応混合物
中の残渣の濃度があまりにも高くなったときに、反応容
器Aへの新しいカルバミン酸エステルの供給を止めるこ
と、反応容器Aからの反応混合物の揮発性成分を蒸留に
よって除去すること、および後に残された残渣を取出す
ことからなる。
必要であり、また適切であるならば、残渣は反応混合物
から連続的に洗い流しうる。これは、たとえば、反応容
器Aから液状反応混合物を連続的に除去すること、残渣
からそれをストリッピング蒸留により遊離させることお
よびその後に反応容器にそれを戻すことにより達成され
うる。残渣の分離は、勿論、濾過または他の手段によっ
てもまた行なわれる。
この発明による方法は補助的溶媒なしに行なわれること
が好ましい。といっても反応容器Aにおける熱開裂を、
与えられた温度および圧力条件において事実上非揮発性
であるかまたはその蒸気が与えられた温度および圧力条
件の下でデフレグメーターBにおいて大きな程度まで凝
縮する不活性液体の存在下において行なうことが原則的
に可能である。これらの液体は、たとえば、高融点の残
渣を可塑化するのに役立つ、このタイプの適切な液体は
、たとえば少なくとも10個の炭素原子を有し、任意的
には不活性の置換基を有する芳香族および芳香脂肪族炭
化水素、ジアリールエーテル、ジアリールスルホンおよ
びトリアリールスルホンを包含する。
この発明による方法によってカルバミン酸エステルの熱
開裂は、たとえばルイス酸、(ホウベンーヴエイル(H
ouben−Weyl) +有機化学の方法(Meth
oden der Organischen Chem
ieL第4巻 第2部、第6頁参照)たとえばBF2、
BCh、B(OC!Hs)!  、B(OCJw)z 
 、 八IC1,、八1Br3 .5nCI4、ジプチ
ル錫オキサイド、5bC1s 、TiC1n、TiBr
4、PeC15、コバルトオクトエート、ZnC1z。
亜鉛オクトエートまたはCuCIのごとき適切な触媒に
よって促進されうる。いろいろなかかる化合物の混合物
もまた、勿論、触媒として使用されうる。
触媒は、使用されるならば、0.001〜2重量%、好
ましくは0.01〜1重量%の濃度において反応混合物
に加えられる。触媒が加えられるならば、触媒なしに得
られる開裂の速度は、一般により低い滞留時間および/
またはより低い反応温度において達成される。
この発明による方法を行なうとき、望ましくない副生成
物の生成は安定剤の添加によりさらに減少することがで
きる。適切な安定剤の例は、アセチルクロライド、酪酸
クロライド、ステアリン酸クロライド、アジピン酸ジク
ロライド、ベンゾイルクロライド、フタル酸ジクロライ
ドおよびテレフタル酸ジクロライドのごときカルボン酸
クロライド、および/またはメタンスルホン酸クロライ
ド、ベンゼンスルホン酸クロライド、およびp−トルエ
ンスルホン酸クロライドのごときスルホン酸クロライド
、および/またはメタンスルホン酸ブチルエステル、オ
クタンスルホン酸エチルエステル、ベンゼンスルホン酸
メチルエステル、p−トルエンスルホン酸エチルエステ
ルおよび4−エトキシカルボニル−ベンゼンスルホン酸
エチルエステルのごときスルホン酸エステル、および/
またはn−へキシルクロライド、n−へキシルアイオダ
イド、n−オクチルブロマイド、ジメチルサルフェート
およびジエチルサルフェートのごときアルキル化化合物
を包含する0種々の化合物の混合物もまた安定剤として
使用されうる。安定剤は、使用されるならば、反応混合
物にo、ooi〜2重量%、好ましくは0.01〜1重
景%の全体の濃度において加えられる。
この発明による方法によってつくられたモノイソシアネ
ートR’−NCOを含む留分から、イソシアネートR’
−NCOは蒸留によって単離することができ、そして純
粋な形において得られる。これらの留分は、開裂により
つくられるイソシアネートR’−NCOがアルコールR
’−OHよりも高い温度において沸とうするのでデフレ
グメーターCから凝縮物として除去される。
これらの留分は実質的にイソシアネートR’−NCO少
量のカルバミン酸エステルR’−Nl(−CO−OR”
および任意的にはカルバミン酸エステルR’−NH−C
O−OR”に対するイソシアネートR’−NCOの分子
付加によってつくられうる少量のアロファネー)R’−
NH−CO−NR’−CO−OR”からなる。
イソシアネートを含む留分の蒸留的分離はたとえば蒸留
カラムを用いる技術の公知方法によって行なわれる。
蒸留により純粋な形でイソシアネートR’−NCOを単
離するときに得られる蒸留残渣は、実質的にカルバミン
酸エステルおよびイソシアネートの可能な残渣からなる
。これゆえに、これらは反応容器Aに戻され、そこでそ
れらは再び開裂工程にかけられる。
指示されるならば、アルコールR”−OHはこの発明に
よる方法によってつくられるアルコールR1−OHを含
む留分から蒸留によって純粋な形において得ることもで
きる。デフレグメーターCによりガス状生成物混合物と
して除去されるこれらの留分は実質的にアルコールR”
−OBおよび少量のカルバミン酸エステルR’−NH−
GO−OR”からなる。
蒸留によるそれらの分離は、たとえば分離カラムを用い
る技術の公知方法によって行なわれる。得られる蒸留残
渣は、主にカルバミン酸エステルとアルコールの可能な
残渣からなり、再び開裂にかけられるために反応容器A
に戻されうる。
上記の生成物の再循環を含む、モノイソシアネートの製
造のためのこの発明による方法は、今や第2図を引用し
て示される。第2図はイソシアネ−)R’−NCOの製
造のために適切な装置を示す。
しかしながら、この発明による方法は第2図に示される
装置の使用に限定されない。
第2図において、 Aは浸漬蒸発器を取付けた反応容器を示す。
BおよびCはデフレグメーターとして使用される管群で
ある。
Dは排出トレーを示す。
EおよびFは蒸留カラムおよび Gは浸漬蒸発器を取付けた蒸留容器。
第2図に示される装置を用いるモノイソシアネートR’
−NCOの製造のためのこの発明による方法において、
カルバミン酸エステルは管(201)を通って反応容器
Aに連続的に供給され、そしてそこで加熱される。ガス
状混合物は、管(202)を通って反応容器Aから連続
的に除去され、そしてデフレグメーターBに導かれ、そ
こで部分的に凝縮される。凝縮物は管(203)を通っ
て反応容器Aに戻るが、デフレグメーターBの頂部を離
れるガス状混合物はデフレグメーター〇に入り、そこで
部分的に凝縮される。デフレグメーターCの排出トレー
Dに到達する凝縮物は管(204)を通って蒸留カラム
Eに流され、そこで蒸留により分離される。管(206
)を通って除去される塔頂生成物はアルコールよりも高
い温度において沸とうする純粋なイソシアネートである
。管(207)を通って排出される液溜りの生成物は反
応容器Aに戻される。管(205)を通ってデフレグメ
ーターCから除去されるガス状の塔頂生成物は蒸留カラ
ムFに送られ、そこでそれは蒸留により分離される。イ
ソシアネートよりも低い温度において沸とうするアルコ
ールは管(208)を通って、カラムFから純粋な形に
おいて除去される。カラムFの液溜りの生成物は管(2
09)を通って反応容器Aに戻される。同時に、液体生
成物混合物は、蒸留容器Gにおけるストリッピング蒸留
にかけるために管(210)を通って反応容器Aの液溜
りから連続的に除去される。この容器において得られる
留出物は管(211)を通って反応容器Aに戻されるが
、一方残渣は管(212)を通って蒸留容器Gの底部か
ら連続的に除去される。
既に説明したとおり、この発明による方法がインシアネ
ート成分よりも低い温度において沸とうするアルコール
成分のカルバミン酸エステルを使用して行なわれるので
、デフレグメーターCから得られる凝縮物は、アルコー
ルよりも高い温度において沸とうするイソシアネートお
よび少量のカルバミン酸エステルの混合物である。この
発明による方法において連続的に得られるこの混合物は
、上述のように、純粋な形におけるR’−NCOをつく
るための出発物質として適切であるばかりでなく、また
イソシアネートR’ −NCOの製造のための出発物質
として使用することもできる。インシアネー) R3−
NCOは常圧においてイソシアネートR’−NCOの沸
点よりも少なくとも50℃低い沸点を有し、R3−NC
0の式おいてR3は、この限定は別としてR′と同じ意
味を有する。
この発明による方法におけるデフレグメーターCの凝縮
物として得られる上述の混合物が、この発明によるこの
目的のために使用されるとき、それらは、式 %式% のカルバミン酸エステルと反応して、ウレタン交換され
る。この目的のために使用される反応体の比率は最後に
述べた式のカルバミン酸エステル1モルにつきイソシア
ネートR’−NC01〜10モル、好ましくは1.1〜
3モルを提供するように計算される。ウレタン交換は5
0〜200 ℃まで、好ましくは80〜180℃までの
範囲の温度、反応混合物が沸とうするごとき圧力条件の
下に行なわれる。
生成されるガス状生成物混合物は主としてイソシアネー
トR″−NCO、おそらく少量のイソシアネートR’−
NCOおよびおそらく少量のカルバミン酸エステルR″
−NH−CO−OR”からなる。イソシアネートR’−
NCOは、この混合物から蒸留によって純粋な形にて得
られる。工程中にあるイソシアネートR’−NCOの反
応においてつくられるカルバミン酸エステルR’−NH
−GO−OR”は連続的に反応容器Aに戻される。
かかるウレタン交換反応によるイソシアネートの製造は
原則的には公知であるが(ドイツ特許第1207378
号参照)、この先行刊行物の方法に使用されるイソシア
ネートは、その例から明らかなとおり、トルエンジイソ
シアネート、またはジフェニルメタン系列のポリイソシ
アネートのごとき高官能性ポリイソシアネートであって
、これらは最初に相当するアミンのホスゲン化によって
つくられねばならずまたこれらはポリウレタンの製造の
ための価値ある中間体を構成するものからなっている。
さらにドイツ特許第1207378号による方法により
つくられる高沸点ポリイソシアネートのカルバミン酸エ
ステルは、価値のない廃棄生成物とみなされねばならず
、またこれは破壊されねばならない。価値のある生成物
の使用および使用しえない反応生成物の破壊を必要とす
る不利益を有するドイツ特許第1207378号による
方法とは反対に、この発明による方法と連続的な態様で
容易に結合することができるデフレグメーターCの上記
の凝縮物のこの発明による使用は、低沸点モノイソシア
ネートが価値のない副生成物の生成なしに費用のかから
ない経済的な方法によってつくられることを可能にする
。この発明による使用のために必要とするイソシアネー
トR’−NCQは、この発明による方法によってカルバ
ミン酸エステルR’−NH−CO−OR”から連続的に
得られ、そして同時にこのカルバミン酸エステルはウレ
タン交換反応により再びつくられ、そして再使用される
ので、この発明による使用のこの発明による方法との結
合は、イソシアネートR’−NCOおよびアルコールR
”−OHへのカルバミン酸エステルR’−NH−GO−
OR’の開裂に到達する。この開裂においてはイソシア
ネートR’−NCOは循環において補助剤として機能す
るだけである。カルバミン酸エステル R’−NH−CO−OR”は、この発明による使用のこ
の発明による方法との結合において再び連続的につくら
れるので、それは、たとえば残渣の生成による損失が生
ずる範囲で置き換える必要があるにすぎない、この発明
による使用のこの発明による方法との結合の特別な利点
は、直接的熱開裂によって開裂することが困難であるか
或いは不可能であるカルバミン酸エステルR”−NH−
GO−OR”たとえば、開裂生成物として得られるイソ
シアネートおよびアルコールの沸点が同様であるかまた
は同一であるもの、または200℃未満で開裂なしに留
出するものをイソシアネートとアルコールに転換するの
に使用されうろことに認められる。
この発明による方法がこの発明による使用との結合にお
いて使用される場合、この発明による方法において使用
されるカルバミン酸エステルR’−NH−CO−OR”
はそのイソシアネート成分R’−Neoが常圧において
イソシアネートR’−NCOのおよびアルコールR”−
OHの沸点よりも少なくとも50℃高い沸点を有する種
類のものである。
この発明による使用のこの発明による方法との結合にお
いて生起する化学反応は次の等式によって表わされうる
1 、’ R’ −NH−CO−0−R” −+ R’
−NCO+HO−R”3、  It’−NH−CO−0
−R”4R’−NCO+HO−R”これらの等式は第1
の等式により示されるこの発明による方法および第2の
等式により示されるこの発明による使用において、同じ
アルコール成分R”−OHを有するカルバミン酸エステ
ルを使用することが適切である。上記に既に述べたよう
に、この発明による使用は、イソシアネートR’−NC
Oに加えて少量のカルバミン酸エステル R’−NH−CO−OR″−を含むデフレグメーターC
の凝縮物に対して行なわれる。この発明による使用にお
いて起こる反応において不活性であるこのカルバミン酸
エステルはこの発明による使用の間に生成する同じ構成
をもつカルバミン酸エステルといっしょに反応容器Aに
戻される。イソシアネートR’−NCOがカルバミン酸
エステルR’−NH−CO−OR”の量に対して過剰に
使用されるならば、この発明による使用において起こる
ウレタン交換において生成する生成物混合物は、易揮発
性のインシアネー)R3−NCOオよびカルバミン酸エ
ステルR’−NH−CO−OR3に加えてなお過剰のイ
ソシアネートR’−NCOを含む。蒸留によるイソシア
ネートR’ −NCOの除去後、この過剰のイソシアネ
ートR’−NCOは蒸留によってカルバミン酸エステル
R’−NH−GO−OR”か除去され、そしてこの発明
による使用における反応のための反応体として、任意的
にデフレグメーターCからの凝縮物といっしょに再度使
用されうる。
この発明による使用のために適切なカルバミン酸エステ
ルR3−NH−CO−OR”の例はN−メチル−カルバ
ミン酸−メチルエステル、−エチルエステル、N−エチ
ル−カルバミン酸−メチルエステル、−イソプロピルエ
ステル、N−プロピルカルバミン酸−エチルエステル、
−イソプロピルエステル、N−イソプロピルカルバミン
酸−メチルエステル、−エチルエステル、N−ブチルカ
ルバミン酸−エチルエステル、−ブチルエステル、N−
(2−メチル−プロピル)−カルバミン酸−イソプロピ
ルエステル、−ブチルエステル、N−(1−メチルプロ
ピル)−力ルバミン酸−メチルエステル、プロピルエス
テル、N−ペンチルカルバミン酸−ブチルエステル、−
(2−メトキシエチル)−エステル、N−(エトキシカ
ルボニル−メチル)−カルバミン酸−エチルエステル、
−ヘキシルエステル、N−アリルカルバミン酸−エチル
エステル、−イソプロピルエステル、N−シクロブチル
カルバミン酸−メチルエステル、−ブチルエステル、N
−ベンジルカルバミン酸−(2−メトキシ−エチル)−
エステル、−(2−エトキシ−エチル)−エステル、N
−(3−ニトロフェニル)−力ルバミン酸−エチルエス
テル、−7’チルエステルを包含する。
この発明による使用において生起する反応は触媒の不存
在下においてもまた行なうことができるが、適切な触媒
により反応を促進することが屡々有利である。触媒の例
は上記において既に述べたルイス酸を含有する。特に適
切な触媒はアルキル基中に1〜18個の炭素原子を有す
るホウ酸トリアルキルエステル、特に弐B(OR”)2
をもつもの、すなわちアルコール成分がカルバミン酸エ
ステルのアルコール成分に一致するホウ酸エステルであ
る。
触媒として任意的に使用するルイス酸は固体床触媒とし
て、任意的には不活性担体物質上で工程中に置くことが
でき、あるいはそれらは液体反応混合物中に均質に溶解
されうる。均質触媒において、反応混合物中の触媒含量
は一般に0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜8
重量%である。揮発性の触媒が使用される場合、反応混
合物が反応容器Aに戻される以前にこの発明による使用
から得られる反応混合物の液相から蒸留によってこれら
を分離することが有利である。蒸留により分離されるこ
れらの触媒は、勿論、順次この発明による使用のために
再度使用される。
カルバミン酸エステルR’−NH−CO−OR”および
イソシアネートR’−NCOを含むデフレグメーターB
からの凝縮物の間でこの発明による使用において生起す
る反応およびガス状のイソシアネートR’−NCOの除
去は単一の反応容器において行なわれうるけれども、イ
ソシアネートの沸点が50℃よりも少し多いだけ相違す
るならば、単一の反応容器内で反応を行なわないで個々
の反応容器の反応温度が上述の範囲内で互に相違しうる
カスケードとして配置された一連の反応容器群において
行なうことが特に推奨される。最適の反応温度は出発物
質の性質および使用される触媒の性質と量に依存する。
それらは研究的な予備実験によって決定されうる。反応
は、勿論、上述の温度範囲内で最適反応温度以外の温度
においてもまた行ないうる。
上に既に述べたように、この発明による使用において、
反応は反応混合物が沸とうする圧力条件の下で生起する
。この目的に必要な圧力は反応生成物の性質および反応
温度に依存する。それは−般には0.001〜2バール
好ましくは0.01〜1バールの範囲内である。カスケ
ード系列の反応容器が使用される場合、所望するならば
、個々の反応容器における圧力は違った値に調節されう
る。しかしながら反応容器を同じ圧力に調節すること、
そしてもし必要ならば、異なっている反応温度を採用す
ることが一般に有利である。
反応容器または一連の反応容器内の反応混合物の平均滞
留時間はまた使用される出発物質の性質、触媒の量と性
質および圧力および温度条件に依存する。これゆえに、
それは広範囲に変りうるちので、一般には0.1〜IO
時間、好ましくは0.5〜5時間である。
第3図は全く例示として、この発明による使用と結合さ
れるこの発明による方法が連続的に行われうる装置を示
す。しかしながらこの発明による使用は第3図に示され
る装置に依存するものではない。
第3図において、符号A、B、G、D、FおよびGは、
第2図を参照して既に指示された意味を有するが、この
場合には反応容器Aは循環蒸発器により加熱される。
E、E’およびE″は浸漬蒸発器を取付けた反応容器の
カスケードを示す、Hは浸漬蒸発器を取付けた蒸留容器
を示し、そしてIは蒸留カラムを示す。
この発明による方法がデフレグメーターCにおいて得ら
れる凝縮物に関するこの発明の使用と同時に行なわれる
場合、カルバミン酸エステルR’−NH−CO−OR”
に関するこの発明による開裂が第2図を参照して記載さ
れた方法と完全に類似のやり方で当初に生起するが、こ
れは装置の部分A。
B、 C,D、  FおよびGが同じ機能を行ない、ま
た管(301)から(305)までおよび(308)か
ら(312)までがそれらの機能においてまたそれらに
より送られる生成物の流れにおいて第2図の管(201
)から(205)までおよび(208)から(212)
までに−敗することを意味する。
排出トレーDから除去されるデフレグメーターCからの
凝縮物に関するこの発明による使用において、前記の凝
縮物は管(304)を通って反応容器已に導入されるが
、一方カルバミン酸エステルR’−NH−CO−OR”
は管(306)を通ってこの反応容器に導入される。管
(313)および(315)はこの反応容器Eを反応容
器E′およびE″にカスケード形成にて連結する0反応
容器E、E’およびE″の圧力は、与えられた反応温度
に加熱された反応混合物が沸とうするようにそれぞれ調
節される。ガス状生成物混合物は反応容器から管(30
7)、(314)および(316)を通って管(320
)に除去され、そしてそこから蒸留カラム■に送られ、
蒸留カラム■から純粋なイソシアネートが管(321)
を通ってその塔頂において除去され、一方液溜りは管(
322)を通って反応容器已に戻される。同時に液状生
成物混合物は次の反応容器な送られるために、管(31
3)および(315)を通って反応容器EおよびE″か
ら連続的に除去される。カルバミン酸エステルR’−N
)l−CO−OR”で富化された生成物混合物は蒸留に
よってそれが追い出される蒸留容器Hの液溜りから連続
的に除去される。それにより得られるガス状生成物混合
物は管(318)を通って反応容器Eに戻されるが、液
状生成物混合物は、反応容器Aに戻されるために、管(
319)を通って、液溜りから除去される。
この発明による方法が、第3図に示される装置において
、この発明による使用と結合して行なわれる場合、純粋
なイソシアネートR”−NCO(管321により)およ
び純粋なアルコールR”−0H(管308により)がカ
ルバミン酸エステルR’−NH−CO−OR”から連続
的に得られる。第3図の装置が連続的操業にある場合、
(301)の手段によって系に供給されねばならないカ
ルバミン酸エステルR’−NH−CO−OR”の量は、
副反応によって生成しそして(312)を通って除去さ
れる副生成物の量に対応するものだけである。(312
)を通って除去される副生成物のこの量は一般的には(
308)および(321)を通って除去されるプロセス
生成物の総量に対してせいぜい10重量%どまりである
。反応容器Eまたは一連の反応容器Eから除去されるガ
ス状混合物からイソシアネートR”−NCOの蒸留によ
る分離が別個に配置された蒸留カラムによって行なわれ
るべきであることはこの発明による使用にとって本質的
ではない、この分離はデフレグメーターによっても行な
いうる。蒸留カラムまたはデフレグメーターは、蒸留の
還流が反応容器Eに直接戻るように、反応容器已に直接
取付けうる。
一連の反応容器Eが採用される場合、反応容器Eから除
去されるガス状生成物混合物は、勿論、蒸留により、た
とえば反応容器に直接取り付けられたデフレグメーター
または蒸留カラムによって個々に分離されうる。
カスケードを形成するために結合されるいくつかの反応
容器は、勿論、臨界的でない。反応容器Eの液溜りから
またはカスケードの最終の反応容器から除去される液状
生成物は第3図を参照して記述されるように、蒸留によ
って分けられる。この場合、図面においてHにより指示
される蒸留容器から得られるガス状の頂部生成物はイソ
シアネートR’−NCOで富化されたガス相であり、こ
のガス相は反応容器Eに戻されるが、一方蒸留容器Hの
液溜りは特にカルバミン酸エステル R’−NO−CO−OR”からなり、そして開裂反応器
Aに戻される。しかしながら反応容器Eのまたは最後の
反応容器の液溜りの蒸留的分離は、この発明による使用
において生起する反応のうちで僅かに過剰にすぎないイ
ソシアネートR’−NCOが使用され、そのために液溜
りが上記の式に相当する純粋のカルバミン酸エステルか
ら事実上なるものであるならば、省略されうる。
一連の反応容器Eが使用される場合、第3図におけるJ
により指示されるカラムからの液溜り生成物および/ま
たは前記のストリッピング蒸留の留出物が第3図に示さ
れるカスケードの第1の反応容器已に完全に戻されねば
ならないということはこの発明による使用のために本質
的でない、それよりも所望ならば、生成物のこれらの流
れは部分的または完全に他の反応容器Eまたは複数の他
の反応容器已にまた戻されうる。
既に上記したように、反応の間1〜10モル、好ましく
は1.1〜3モルのイソシアネートR’−NCOがカル
バミン酸エステルR’−1tH−CO−OR”の各モル
に対して供給されるべきであって、そのイソシアネート
の全量はデフレグメーターの凝縮物中のイソシアネート
および上述のように戻されるイソシアネートR’−NC
Oの合計量であることはこの発明による使用にとって本
質的である。
この発明による使用において特に、たとえばメチルイソ
シアネートのごとき低沸点のアルキルイソシアネートR
’−NCOをつくる場合、反応容器Eまたは一連の反応
容器E中の反応混合物に成る割合の不活性溶媒を加える
ことは有用でありうる。
好ましくは、溶媒はその沸点がイソシアネートR’−N
COとR″−NCOの沸点の間にあるように選択される
。それは就中、方法において蒸留の手助けとして役立ち
、そして反応混合物の沸とうを促進してイソシアネート
R’−NCOを含む留分を形成する。熱開裂のための反
応容器Aに導入される液状反応混合物中のかかる溶媒の
残渣は、混合物が反応容器Aに供給される前に蒸留によ
って除去される。これは上述のストリッピング蒸留によ
って有利に行なわれる。
この発明による方法によってつくられるモノイソシアネ
ートは、たとえば植物保護剤または医薬のための価値の
ある出発物である。
次の例は、この発明による方法を説明するのに役立つ。
例1〜17に使用される装置は第1図に図式的に示され
たものに類催していた。それは攪拌機および加熱ジャケ
ットを備えた100fのタンク(反応容器A)からなり
、これにデフレグメーターとして使用される2つの冷却
コイル(BおよびC)が熱絶縁管を通して連結された。
冷却コイルには熱媒として役立つ自動的に温度を調節さ
れた油が装入された。反応容器A中の物質の容量は80
1に調節され、それは、原料の供給(101)、加熱力
(A)および冷却力(B)の割合によって一定に保持さ
れた。デフレグメーターにおける圧力は事実上反応容器
Aと同じであった。
使用された触媒および/または安定剤は反応容器Aに導
入されるカルバミン酸エステルと混合された。例1〜1
3においてイソシアネートを含む留分はデフレグメータ
ーCからの部分的凝縮物(105)として得られ、また
例14〜17においてそれらはデフレグメーターの頂部
において離脱するガス状混合物(106)として得られ
た。
例1(第1図参照) 20、5 )cg/時の溶融したN−シクロへキシル−
カルバミン酸エチルエステル(101)が反応容器Aに
連続的に導入された。反応容器Aにおける反応温度は2
25℃1反応圧力は1.0バールであった。反応器から
逃れるガス状反応混合物(102)は180℃に調節さ
れた油が供給されているデフレグメーターBにおいて凝
縮された。反応容器Aに戻される生成物混合物(103
)は95.0重量%のN−シクロへキシル−カルバミン
酸エチルエステルを含んでいた。デフレグメーターBの
頂部において離脱するガス状生成物混合物は95℃に調
節された油が供給されているデフレグメーターCに導入
され、そしてそこで部分的に凝縮された。
66.4重量%のシクロヘキシルイソシアネートを含む
凝縮物の1時間当り15.3 kgがデフレグメーター
Cから連続的に除去され、一方86.3重量%のエタノ
ールを含む4.5kg/時のガス状生成物混合物(10
6)がデフレグメーター〇の頂部において連続的に逃れ
た。連続的製造の時間は16時間であった。シクロヘキ
シルイソシアネート製造のための熱開裂の選択率は96
モル%であった。
例2〜17は例1におけると同様に行なわれた。
結果は第1表に要約される。
例2 触    媒 安定剤 例3 安定剤 例4 触 媒 例5 触 媒 安 定 剤 例6 触 媒 例7 ル 触 媒 安 定 剤 例8 触 媒 女 定 剤 例9 触 媒 安 定 剤 例1O 触 媒 :錫(n)クロライド 女 定 剤 ;フタル酸ジクロライ ド 例11 触 媒 例12 エステル 触 媒 例13 ルエステル 触 媒 例14 触 媒 安 定 剤 例15 女 定 剤 例16 触 媒 女 定 剤 例17 触 媒 二酸化亜鉛 例18〜23のために使用される装置は第2図に図式的
に示される0反応容器Aは浸漬蒸発器および攪拌機を取
付けた100ffiタンクからなっていた。その内容物
の容量は802において一定に保持された。装置の内部
に配置された冷却管の管群はタンクに連結され、そして
デフレグメーターBおよびCとして使用された。これら
の2つの凝縮器の間に位置するものは排出トレーDであ
り、これによってデフレグメーターCの凝縮物が集めら
れ、除去され、そして分離する蒸留カラムEに排出され
た、デフレグメーターCの頂部において離脱するガス状
混合物は、任意的には先ず中間の凝縮を受けた後、分離
機として作用する第2の蒸留カラムFに供給された。浸
漬蒸発器および攪拌機を取付けた20fタンクGが残渣
を流し出すために反応容器Aに連結された。
方法を行なうとき、デフレグメーターにおけるおよび蒸
留容器Gにおける圧力は事実上反応容器Aにおけるそれ
に等しかった。
使用される触媒および/または安定荊は反応容器Aに導
入されるカルバミン酸エステルに加えられた。
例18〜22において、インシアネートを含む留分はデ
フレグメーターCから凝縮物として除去され、そして純
粋のイソシアネートがカラムEの頂部において得られた
0例23においては、イソシアネートを含む留分がデフ
レグメーターCの頂部において除去され、そして純粋の
イソシアネートがカラムF(208)の頂部において得
られた。
例18(第2図参照) 10.2kg/時の溶融したN−フェニル−カルバミン
酸−エチルエステル(201)が反応容器Aに連続的に
導入された0反応容器Aにおける反応温度は190″C
であり、反応圧力は0.17バールであった。反応容器
Aを離脱するガス状生成物混合物は148℃に調節され
た油が供給されているデフレグメーターBにおいて部分
的に凝縮された。
反応容器Aに戻る部分凝縮物(203)は98.1重量
%のN−フェニルカルバミン酸−エチルエステルを含ん
でいた。デフレグメーターBから逃れるガス状混合物は
、40℃に1Jiiffされた油上で操業されたデフレ
グメーターCにおいて部分的に凝縮された。72.2重
量%のフェニルイソシアネートを含む凝縮物(204)
が10.1 kg/時の割合で排出トレーDから連続的
に除去された。凝縮物はカラムEに導入され、そこでそ
れは0.012バールの圧力および100″Cの液溜り
温度において分別蒸留された。7.2kg/時の純粋な
フェニルイソシアネート(206)がカラムの頂部にお
いて得られ、一方96.9重量%のN−フェニル−カル
バミン酸−エチルエステルを含む液溜り生成物がカラム
から連続的に除去され、そして反応容器A(207)に
戻された。90.6重量%のエタノールを含む3.1k
g/時の生成物混合物がデフレグメーターCの頂部から
連続的に除去された。この混合物はカラムに供給され、
そこでそれは1.0バールの圧力および100℃の液溜
り温度において分別蒸留された。2.8kg/時のエタ
ノール(208)がカラムの頂部から得られ、一方90
.6重量%のN−フェニルカルバミン酸−エチルエステ
ルを含む液溜り生成物がカラムから連続的に除去され、
そして反応容器A(209)に戻された。94.4重量
%のN−フェニル−カルバミン酸−エチルエステルを含
む1.8kg/時の液状生成物混合物が反応容器の液溜
りから連続的に除去され、そして蒸留容器Gに導入され
て、そこで0.17バールの圧力および195℃の液溜
り温度において蒸留された。
蒸発する生成物混合物(211)が反応容器Aに戻され
、一方、56.7重量%のN−フェニル−カルバミン酸
−エチルエステル(212)nむ残渣液が0.2kg/
時の割合で容器の液溜りから除去された。フェニルイソ
シアネート製造のための熱開裂の選択率が99モル%で
あることがわかった。
例19〜23が例18におけると同様に行なわれた。結
果が表2に要約される。
例19 触    媒    ・ 安定剤 ・ 例20 触 媒 例2 ル 触 媒 安 定 剤 例22 触 媒 例23 エナルエステル イソシアネートR’−NCOの製造のためのデフレグメ
ーターCにおいて得られた凝縮物に関するこの発明の使
用は例24および25に記述される。
第3図に示される装置が使用された。
反応容器Aは循環蒸発器を取付けた100Ilタンクで
あった。この系における液体の容量は901に保持され
た。装置の内部に配置され、そしてこのタンクに連結さ
れた2つの冷却管の管群がデフレグメーターBおよびC
として使用された。これら2つの凝縮器の間に排出トレ
ーDが位置していて、その中にデフレグメーターCの凝
縮物が集められた0反応容器Eはカスケードに配置され
、そして攪拌機および浸漬蒸発器を取付けた3つのタン
クからなっていた。液体の容量は各々のタンクにおいて
2Ofに調節された。それぞれ攪拌機および浸漬蒸発器
をそなえた2つの201蒸留容器(GおよびH)がタン
クE′から得られた液体のストリッピング蒸留のため、
および残渣の洗い出しのために使用された。2つの分離
カラム(Fおよび■)がデフレグメーターCの頂部から
、および反応容器E、E’およびE“から逃れるガス状
生成物混合物の分別のために使用された。反応の間中、
圧力は反応容器A、蒸留容器Gおよびデフレグメーター
BおよびCにおいて事実上同じであった。
例24(第3図参照) N−メチル−カルバミン酸−エチルエステルが触媒とし
てトリエチル硼酸および蒸留助剤としてクロロベンゼン
の存在下においてフェニルイソシアネートを含む留分と
反応した。
反応が始められる前に、N−フェニル−カルバミン酸−
エチルエステルが装置に導入され、そして反応のために
必要な程度まで熱開裂によりフェニルイソシアネートに
転換され、そしてトリエチル硼酸およびクロロベンゼン
が反応容器E、E’およびE#に導入された。その後に
反応が開始された。
平衡が確立された後に次の方法が行なわれた。
損失を補償するために、0.05重量%のトリエチル硼
酸が加えられた6、6kg/時のN−メチル−カルバミ
ン酸−エチルエステル(306)が反応容器已に連続的
に導入された。72.9重量%のフェニルイソシアネー
トを含む10.5kg/時のデフレグメーターCからの
凝縮物がまた反応容器已に連続的に導入された。3つの
反応容器E、E’およびE#のすべてにおける圧力は1
.0バールであった0反応容器Eにおける温度は135
℃であり、反応容器E′では145℃および反応容器E
″では155℃あった。液体(313)は容器Eから容
器E′に連続的に送られ、また液体(315)は容器E
′から容器E″に送られた。容器E、E’およびE′か
ら逃れるガス状生成物混合物(307゜314.316
)は合体されて(320)、42.6重量%のメチルイ
ソシアネート、23.1重量%のトリエチル硼酸、6.
4重世%のフェニルイソシアネートおよび6.1重量%
のN−メチル−カルバミン酸−エチルエステル、同様に
若干のクロロベンゼンを含む混合物を形成した。この混
合物はカラム■に導入され、そしてそこで1.0バール
の圧力および110℃の液溜り温度において分別的に蒸
留された。3.6kg/時の純粋なイソシアネート(3
21)がカラムの頂部において得られ、一方39.7重
量%のトリエチル硼酸、11.0重量%のフェニルイソ
シアネートおよび10.5重量%のNメチル−カルバミ
ン酸−エチルエステルを含む液状生成物混合物がカラム
の液溜りから連続的に除去され、そして反応容器已に戻
された。N−フェニル−カルバミン酸−エチルエステル
(317)で富化され、そして11.5重量%のフェニ
ルイソシアネート、5.2重量%のクロロベンゼン、4
.9重量%のトリエチル硼酸、2.7重量%のN−メチ
ル−カルバミン酸−エチルエステルおよび0.51量%
のメチルイソシアネートを含む22.7kg/時の液体
が反応容器E″から連続的に除去された。
この液体は蒸留容器Hに導入され、そこで0.05バー
ルの圧力および170℃の温度におけるストリッピング
蒸留にかけられた。それにより生成したガス状生成物混
合物は反応容器已に戻されたが、一方99.4重1%の
N−フェニル−カルバミン酸−エチルエステルを含む1
3.5kg/時の液体(319)が容器の液溜りから連
続的に除去され、そして反応容器Aに戻された。反応容
器Aにおける反応温度は190 ℃であり、また反応圧
力は0.17バールであった。反応容器Aを離脱するガ
ス状生成物混合物(302)は145℃に1iiffさ
れた油が供給されているデフレグメーターBにおいて部
分的に凝縮された0反応容器Aに戻される[11(30
3)は96.0重量%のN−フェニル−カルバミン酸−
エチルエステルを含んでいた。
デフレグメーターBを通過するガス状混合物は40℃に
IfJされた油が供給されるデフレグメータータCにお
いて部分的に凝縮された。89.0重量%のエタノール
を含む3゜4kg/時のガス状生成物混合物がデフレグ
メーターCの頂部から除去された。
この混合物はカラムFに導入され、そこで1.0バール
の圧力およびび100℃の液溜り温度において分別蒸留
された。3.0kg/時のエタノールがカラムの頂部か
ら連続的に得られ、一方、93.5重量%のN−フェニ
ル−カルバミン酸−エチルエステルを含む液体がカラム
の液溜りから連続的に除去され、そして反応容器Aに戻
された。残渣を洗い出すために89.3重量%のN−フ
ェニル−カルバミン酸エチルエステルを含む2.0kg
/時の液体(310)が反応容器Aから連続的に除去さ
れ、そして蒸留容器Gに導入されて、そこで0.17バ
ールの圧力および220℃の温度におけるストリッピン
グ蒸留にかけられた。留出されたガス状混合物(311
)は反応容器Aに戻されるが、36.7重量%のN−フ
ェニル−カルバミン酸−エチルエステルを含む0.3k
g/時の液体(312)が容器から連続的に除去された
。生成物の損失を補うために、0.3kg/時のN−フ
ェニル−カルバミン酸エチルエステル(301)が反応
容器Aに連続的に導入された。方法が連続的に行なわれ
る場合、得られたメチルイソシアネートの収率は方法中
に入れられたN−メチルカルバミン酸−エチルエステル
の全量に対して理論収量の99%であった。
例25 N−イソプロピル−カルバミン酸−n−ブチル:r−ス
テRt (R’−NH−CO−OR”)カ触媒トLテ1
−IJ−n−ブチル硼酸の存在下においてシクロヘキシ
ルイソシアネート(R’−NCO)を含む留分と、例2
4に記述された方法により反応された。結果は表3に要
約される。
表3 位置 (A)反応圧力 反応温度 (B)  油入口温度 (C)  油入口温度 (E)反応圧力 反応温度 (E′)反応圧力 反応温度 (E′)反応圧力 反応温度 (F)   圧     力 液溜りにおける温度 CG)   圧     力 温     度 (H)   圧     力 温      度 (J)   圧     力 液溜りにおける温度 0.39バール 225℃ 175℃ 100℃ 0841バール 140℃ 0841バール 150℃ O,41バール 160℃ 0,39バール 140℃ 0,39バール 230℃ 0.03バール 150℃ 1.0バール 130℃ 位置 (301)  R’−NH−CO−OR”装入to、5
kg/時(303)  96.3重量%のR’−NH−
CO−OR”(304)  生成物の流量 12.7k
g/時69.9重量%のR1−NCO (305)  88.6重量%(7)R”−0H(30
6)  生成物の装入量:11.2kg/時0.05重
量%の触媒 (30B)  R”−OR排出量 :5.3kg/時(
309)  生成物の流量 70.9kg1時78.5
重量%のR’ −NH−CO−OR”(310)  生
成物の流! =2.9kgZ時87.8重量%のR’ 
−NH−CO−OR”(312)  生成物の流It 
 :0.5kg/時43.4重量%のR’ −NH−C
O−OR”(317>  生成物の流量 :26.8k
g/時10.4重量%のR’−NCO 6,9重量%の触媒 0.6重量%のR3−NH−CO−ORto、2重量%
のR”−NCO 位置 (319)  生成物の流量 :18.Okg/時99
.1重量%のR’ −NO−CO−OR”88.1重量
%のR’ −NCO lo、6重量%のR’−NCO (321)  R’−NCOの排出i1:5.9kg/
時(322)  生成物の流量 :0.9kg/時10
.4重量%のR”−NCO 9,8重量%のR’−NH−CO−OR”R′l−NC
O収率:理論量の99% (320)
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法の一実施例を行なうための装置
のフローシートである。 第2図はこの発明の方法の他の実施例を行なうための装
置のフローシートである。 第3図はこの発明の方法のもう1つの実施例を行なうた
めの装置のフローシートである。 A・・・反応容器、B・・・デフレグメーター、C・・
・デフレグメーター(第2)、D・・・排出トレー、E
・・・蒸留カラム、F・・・蒸留カラム、G・・・蒸留
容器、H・・・蒸留容器、 J・・・蒸留カラム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)常圧において一般式 R^1−NCO のイソシアネートの沸点よりも少なくとも50℃低い沸
    点を有する一般式 R^3−NCO のモノイソシアネートを一般式 R^3−NH−CO−OR^2 のカルバミン酸エステルから製造する方法 (式中、R^1はオレフィン的に不飽和でありえかつ/
    または不活性置換基を有しうる、合計で1〜18個の炭
    素原子を有する脂肪族炭化水素基、オレフィン的に不飽
    和でありえかつ/または不活性置換基を有しうる、合計
    で3〜18個の炭素原子を有する脂環族炭化水素基、不
    活性置換基を有しうる、7〜18個の炭素原子を有する
    芳香脂肪族炭化水素基、または不活性置換基を有しうる
    、6〜18個の炭素原子を有する芳香族炭化水素基を示
    し、R^2は常圧において基R^1に対応するイソシア
    ネートR^1−NCOの沸点よりも少なくとも50℃低
    い沸点を有する第1級または第2級脂肪族、脂環族また
    は芳香脂肪族アルコールからヒドロキシル基の除去によ
    り得られる脂肪族基、脂環族基または芳香脂肪族基を示
    し、そしてR^3は上記の限定を除いてR^1について
    上記に指摘された意味を有する。〕において、 a)常圧において少なくとも200℃の沸点を有する一
    般式 R^1−NH−CO−OR^2 のカルバミン酸エステルを、デフレグメーターBを備え
    た反応容器Aに連続的に導入しそして該反応容器中で1
    60〜260℃の温度範囲内および0.001〜2バー
    ルの圧力において1〜20時間の平均滞留時間の間、部
    分的開裂およびカルバミン酸エステル、イソシアネート
    およびアルコールを含む生成物混合物の連続的蒸発をし
    ながら、沸点に保持し、 b)蒸発する生成物混合物をデフレグメーターBにおい
    て部分的に凝縮させて、未開裂カルバミン酸エステルを
    実質的に含む凝縮物を生成させ、そしてこの凝縮物を反
    応容器Aに戻し、c)デフレグメーターBの頂部から逃
    れるガス状生成物混合物を第2のデフレグメーターCに
    おいて部分的に凝縮させて、 (i)残留量のカルバミン酸エステルおよび (ii)アルコールR^2−OHよりも高い温度におい
    て沸とうするイソシアネートR^1−NCOから実質的
    になる凝縮物を生成させ、その際該イソシアネートより
    も低い温度において沸とうする該アルコールを、ガス状
    において任意的には少量のカルバミン酸エステルとの混
    合物にて、デフレグメーターCの頂部から逃し、 d)式R^1−NCOのイソシアネートおよび式R^1
    −NH−CO−OR^2のカルバミン酸エステルを含む
    デフレグメーターCの凝縮物として得られた混合物、お
    よび式R^3−NH−CO−OR^2のカルバミン酸エ
    ステルを、1:1ないし1:10の範囲内のカルバミン
    酸エステルR^3−NH−CO−OR^2対イソシアネ
    ートR^1−NCOのモル比において反応容器Eまたは
    カスケードとして配置された一連の反応容器E中で50
    〜200℃の温度で連続的に反応させてウレタン交換を
    行ない、その際反応混合物が沸とうするように圧力を調
    節し、e)主としてイソシアネートR^3−NCO、お
    そらく少量のイソシアネートR^1−NCOおよびおそ
    らく少量のカルバミン酸エステル R^3−NH−CO−OR^2からなるd)によりつく
    られたガス状生成物混合物を反応容器Eまたはカスケー
    ドの反応容器Eから連続的に除去し、イソシアネートR
    ^3−NCOを実質的に純粋な形にて蒸留によりそれか
    ら分離し、得られた蒸留残渣をd)による反応容器Eま
    たはカスケードの反応容器Eに戻し、そして f)式R^1−HH−CO−OR^2のカルバミン酸エ
    ステルにより富化された液状生成物混合物を反応容器E
    からまたはカスケードの反応容器Eの最後から連続的に
    除去しそして反応容器Aに戻し、任意的にはこの生成物
    混合物を反応容器Aに戻す前にストリッピング蒸留によ
    りその中に含まれるカルバミン酸エステルR^3−NH
    −CO−OR^2を除去しかつイソシアネートR^1−
    NCOを部分的にまたは完全に除去しそして反応容器E
    またはカスケードの反応容器Eに戻す、 ことを特徴とする上記方法。
  2. (2)i)実質的にカルバミン酸エステルおよびイソシ
    アネートからなるデフレグメーターCの凝縮物として得
    られた混合物を純粋なイソシアネートおよび実質的にカ
    ルバミン酸エステルからなる蒸留残渣に蒸留により分離
    しそして任意的にはこの蒸留残渣を反応容器Aに戻し、
    そして任意的にはii)デフレグメーターCの頂部にお
    いて得られたガス状生成物を留出物として得られる純粋
    なアルコールR^2−OHおよび蒸留残渣に蒸留により
    分離しそして任意的にはこの蒸留残渣を反応容器Aに戻
    す、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)反応容器Eまたはカスケードの反応容器Eにおけ
    る反応を、触媒としてのルイス酸の存在下で行なう、特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の方法。
  4. (4)使用されるルイス酸が硼酸トリアルキルエステル
    である、特許請求の範囲第3項記載の方法。
  5. (5)使用されるルイス酸が式 B(OR^2)_3 〔式中、R^2は特許請求の範囲第1項に指摘された意
    味を有する。〕 の硼酸トリアルキルエステルである、特許請求の範囲第
    3項または第4項記載の方法。
JP2232633A 1980-12-19 1990-09-04 モノイソシアネートの製造方法 Granted JPH03115258A (ja)

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