JPH03114741A - 積層成形体 - Google Patents

積層成形体

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JPH03114741A
JPH03114741A JP25389889A JP25389889A JPH03114741A JP H03114741 A JPH03114741 A JP H03114741A JP 25389889 A JP25389889 A JP 25389889A JP 25389889 A JP25389889 A JP 25389889A JP H03114741 A JPH03114741 A JP H03114741A
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JP
Japan
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resin
mica
molded product
layer
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JP25389889A
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Ei Shimizu
清水 映
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 高剛性かつ電気絶縁性を有する。
〔従来の技術〕
ポリスチレンなどの発泡樹脂層の両面に例えばアルミニ
ウム板、ステンレス板、銅板などの金属板を貼り合わせ
てなる、高剛性であり断熱性に良好な積層成形体が知ら
れている。また、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂発
泡体シートの両面に1− 補強材入りの紫外線硬化樹脂層を設けでなるスピーカ用
振動板が報告されている(特開昭58154996号公
報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、発泡樹脂層の両面に金属板を貼り合わせ
てなる積層成形体は断熱性に良好であり、高剛性ではあ
るものの、金属を用いるために腐蝕性に問題があり、か
つ軽量化が難しく、用途分野が限られている。
而して、本発明の目的は軽量であり、高剛性かつ電気絶
縁性を有する積層成形体を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
不発明によれば、上記の目的は、充填材を0〜50重量
%含有してなる発泡樹脂層(以下、これを層Aと略称す
る)の両面に、マイカを20〜95重量%含有してなる
樹脂層(以下、これを層Bと略称する)を有してなり、
密度が0.59/crA以下であり、かつ曲げ弾性率が
1.s x 1 o’、Kq /ctA以上であること
を特徴とする積層成形体を提供するこ2− とによって達成される。
本発明において層Aを構成する樹脂としてポリエチレン
、□ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリス
チレンおよびその共重合樹脂、メタクリル酸メチル樹脂
などの熱可塑性樹脂;フエノル樹脂、エポキシ樹脂など
の熱硬化性樹脂が挙げられる。これらの樹脂は単独また
は熱可塑性樹脂の二種以上の組み合わせ、もしくは熱硬
化性樹脂の二種以上の組み合わせで使用される。また、
これらの樹脂は変性されていてもよい。さらに発泡効果
を高めるために層Aに公知の発泡剤、例えばプロパン、
ブタンなどの低沸点゛溶剤、アゾニトリル化合物などの
化学発泡剤等を配合することもできる。上記の樹脂には
、例えばマイカ、炭素繊維、ガラス繊維、タルク、ウオ
ラストナイトなどの充填材が50重量係以下の割合で配
合されていてもよい。充填材の配合割合が50重量%を
越えると樹脂が脆くなり実用に供することができない。
層Aはシート状であることが適当であり、その厚さは約
4〜15w11の範囲にあることが好ましい。
− 本発明においてはこの層Aの密度は0.03〜o5?/
17Aの範囲、特に0.05〜0.59/crAの範囲
にあることが好ましい。密度が0.03f/i未満の場
合、得られる@層成形体の剛性が不充分となり、また密
度が0.597−を越える場合、得られる積層成形体の
軽量化が難しく、保温性が劣ることがあり、いず九の場
合も打丁しくない。ぼた層Aの曲げ弾性率は200Kq
/J以上、特に300に97−以上であることが、得ら
れる積層成形体の剛性を高めるうえで好ましい。
本発明に2いて層Bを構成する樹脂としてポリエチレン
、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンチ今フタレートなど
のポリエステル樹脂、ナイロン6、ナイロン66などの
ポリアミド樹刀旨、ポリフェニレンスルフィド樹脂、メ
タクリル酸メチル樹脂、ポリスチレンおよびその共重合
樹脂等の高剛性の成形体を与える熱可塑性樹脂:フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂ウッ
タ、樹脂、シリコン樹脂などの熱硬化性’R脂− が挙げられる。  これらの樹脂は単独または熱可塑性
樹脂の二種以上の組み合わせもしくは熱硬化性樹脂の二
種以上の組み合わせで使用される。でた、これらの樹脂
は変性されていてもよい。
層Bを構成するマイカの種類に特に制限はなく、金マイ
カ、白マイカ、黒マイカ、合成マイカなど公知のマイカ
を用いることができるが、マイカとしては重量平均フレ
ーク径が100m以上であり、重量平均アスペクト比が
20以上のマイカを用いることが好ましい。重量平均フ
レーク径が108m未満であるか、重量平均アスペクト
比が20未満であるマイカを用いた場合には、得られる
積層成形体の剛性が不充分となり好ましくない。なお、
マイカの重量平均アスペクト比および重量平均フレーク
径は下記式で求められるものである。
ここでDlは1個のマイカフレークの平均直径、−〇 tlはそのフレークの平均厚さ、mlはDlltlの形
状をもつフレーク群の総重量を示す。D2、t2s ”
2、Dn、tn、moも同様の意味を有する。Dl、D
2・・・・・・・・・Dnで表されるフレークの平均直
径は下記式で求められるものである。
層Bに占めるマイカの含有量は20〜95重量%である
ことが必要である。マイカの含有量が20重量%未満の
場合、得られる積層成形体の剛性は不充分であシ、また
95重量%を越える場合、マイカ同志の接着力が弱くな
シ実用に供することができない。マイカの含有量は10
〜60重量%の範囲にあることが好ましい。層Bにはマ
イカの他に例えば炭素繊維、芳香族ポリアミド繊維、芳
香族ポリエステル繊維、パルプなどの繊維類;黒鉛、ウ
オラストナイト、タルク、炭酸カルシウム、チタン酸カ
リウムなどの充填材をマイカの性能を損わない範囲で併
用することができる。
層Bは通常0.01〜2闘程度の厚さで用いられ6 る。また層Bの曲げ弾性率は3 X 10’ kg/c
rA以上、特に4x1o’に7/d以上であることが得
られる積層成形体の剛性を高めるうえで好ましい。
本発明の積層成形体は上記の層Aと層Bを例えばエポキ
シ樹脂、シリコン樹脂などの公知の接着剤を用いて接着
するか、層Aと層Bを構成する樹脂が熱可塑性樹脂の場
合は加熱して樹脂を溶融させて接着することによシ得ら
れる。
このようにして得られた積層成形体は0.55’/i以
下の密度および1.5x10’kp/−以上の曲げ弾性
率を有する。積層成形体の密度が0.5t/−を越える
場合、積層成形体の軽量化が不充分であシ、また積層成
形体の曲げ弾性率が1.5 X 10’ kg/crA
未満の場合、積層成形体の用途によっては剛性が不満足
なものとなる場合がある。
本発明の積層成形体は軽量であシ、高剛性かつ電気絶縁
性を有する。また、この積層成形体は耐腐蝕性、保温性
などにも優れる。従って、本発明の積層成形体は保冷材
、音響用スピーカ士、電気部材などに好適である。
一 〔実施例〕 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれら実施例により限定されるものではない。なお
、実施例中の積層成形体およびそれを構成する層A1層
Bの剛性および密度、ならびに積層成形体の電気絶縁性
は以下の方法に従って測定した。
剛性:剛性を曲げ弾性率によって評価し、曲げ弾性率は
JIS  K7203に準拠して測定した。
密度:密度が087/cTA以上の場合はJIS  K
7112に準拠して測定し、また密度が0.87/d未
満の場合は体積と重量の実測値から求めた。
電気絶縁性:電気絶縁性を破壊電圧によって評価し、破
壊電圧はASTMD149に準拠して測定した。
実施例1 発泡剤入シのポリスチレンよシ得られた厚さ8mm、2
1倍発泡のポリスチレン発泡体シートの両面に、重量平
均フレーク径35μ、重量平均アス8− ペクト比40のクラライトマイカ(3258%■クラレ
製)を40重量%含有してなる厚さ0.3 mのポリプ
ロピレンシートを接着剤としてエポキシ樹脂(エピココ
1−828 80 %とエピキュア20%の混合樹脂、
油化シェル■製)を用いて貼シ合わせ積層成形体を得た
。得られた積層成形体の性能を表−1に示す。
実施例2 実施例1において、発泡体シートとしてポリスチレンに
炭素繊維(ダイヤリードに2331T、三菱化成■製)
を5重量係配合して得た厚さ8咽、11倍発泡のポリス
チレン発泡体シートを用いる以外は同様にして積層成形
体を得た。得られた積層成形体の性能を表−1に示す。
実施例3 ポリスチレンに炭素繊維(ダイヤリードに2331 T
、三菱化成■製)を10重量%配合しで得た厚さ51+
II+1,2.7倍発泡のポリスチレン発泡体のシート
の両面に、重量平均フレーク径35μ、重量平均アスペ
クト比4oのクラライトマイカ(325S、■クラレ製
)を30重量%含有してなる厚さ0.3mのポリプロピ
レンシートを積層し、積層したまま230℃に加熱し樹
脂を溶融させ、三層を接着させて積層成形体を得た。得
られた積層成形体の性能を表−1に示す。
比較例1 実施例1において、外層として重量平均フレーク径35
μ、重量平均アスペクト比40のクラライトマイカ(3
258,■クラレ製)を10重量%含有してなるポリプ
ロピレンシートを用いる以外は同様にして積層成形体を
得た。得られた積層成形体の性能を表−1に示す。表−
1から明らかなように得られた積層成形体は実施例1〜
3で得られた積層成形体に比べ剛性が劣っていた。
比較例2 ポリスチレンに重量平均フレーク径70μ、重量平均ア
スペクト比50の白マイカ(クラライトマイカ、■クラ
レ製)40重量係を配合して得た厚さ8mm、100倍
発泡ポリスチレン発泡体シートの両面に接着剤として実
施例1で用いたと同じ10− エポキシ樹脂を用いて厚さ0.3 Mのポリプロピレン
シートを貼シ合わせ積層成形体を得た。得られた積層成
形体の性能を表−1に示す。表−1から明らかなように
得られた積層成形体は実施例1〜3で得られた積層成形
体に比べ軽量化されておらず、剛性が劣っていた。
比較例3 実施例2において、外層として厚さ0.3調のアルミニ
ウム板を用いる以外は同様にして積層成形体を得た。得
られた積層成形体の性能を表−1に示す。表−1から明
らかなように得られた積層成形体は実施例1〜3で得ら
れた積層成形体に比べ、剛性、電気絶縁性が劣っていた
実施例4 フェノール樹脂(明和しジンMWR102EM、明和化
成■製)を発泡して得た厚さ8mm、133倍発泡フェ
ノール樹脂発泡体シートの両面に、重量平均フレーク径
230μ、重量平均アスペクト比80のスジライトマイ
カ(80C,■クラレ製)を抄造して得られたマイカ箔
にエポキシ樹脂(エピココ)828 80%、エピキュ
ア220%の混合樹脂、油化シェル■製)を含浸してな
シ、マイカ含有率が85重量%であシ、厚さが0.3診
ンートを、接着剤として上記のエポキシ樹脂を用いて貼
シ合わせ、積層成形体を得た。得られた積層成形体の性
能を表−1に示す。
実施例5および実施例6 実施例4において、発泡体シートとして白マイカ(クラ
ライトマイカ、■クラレ製)を20重量係配合して得た
厚さ8m、166倍発泡フェノール樹脂発泡体シート(
実施例5)を用いる以外は同様にして、また白マイカを
40重量%配合して得た厚さ13wn、6倍発泡のフェ
ノール樹脂発泡体シート(実施例6)を用いる以外は同
様にしてそれぞれ積層成形体を得た。得られた積層成形
体の性能を表−1に示す。
比較例4 実施例4において、発泡体シートとして白マイカを60
重量係配合して得た厚さ8叫、3倍発泡のフェノール樹
脂発泡体シートを用いる以外は同様にして積層成形体を
得た。得られた積層成形体の性能を表−1に示す。表−
1から明らかなように得られた積層成形体は実施例4〜
6で得られた積層成形体に比べ軽量化されておらず、剛
性が劣っていた。
比較例5および比較例6 実施例6において、外層として重量平均フレーク径23
0μ、重量平均アスペクト比80の白マイカを抄造して
得られたマイカ箔に実施例4で用いたと同じエポキシ樹
脂を含浸してなり、マイカ含有率が10重量%であυ厚
さが0.3咽のシート(比較例5)を用いる以外は同様
にして、また同形状の白マイカを抄造して得られたマイ
カ箔に上記のエポキシ樹脂を含浸してなシ、マイカ含有
率が97重量%であり厚さが0.3 Mのシート(比較
例6)を用いる以外は同様にしてそれぞれ積層成形体を
得た。得られた積層成形体の性能を表−1に示す。表−
1から明らかなように得られた積層成形体は実施例4〜
6で得られた積層成形体に比べ剛性が著しく劣っていた
13− 表 1 (2) 〔発明の効果〕 本発明によれば、軽量であシ、高剛性かつ電気絶縁性を
有する積層成形体が提供される。この積層成形体は保冷
材、音響用スピーカ、電気部材などに有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 充填材を0〜50重量%含有してなる発泡樹脂層の両面
    に、マイカを20〜95重量%含有してなる樹脂層を有
    してなり、密度が0.5g/cm^3以下であり、かつ
    曲げ弾性率が1.5×10^4Kg/cm^2以上であ
    ることを特徴とする積層成形体。
JP25389889A 1989-09-28 1989-09-28 積層成形体 Pending JPH03114741A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127140A (ja) * 2013-11-28 2015-07-09 三菱樹脂株式会社 炭素繊維複合積層体
JP2016097558A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 三菱樹脂株式会社 炭素繊維複合積層体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127140A (ja) * 2013-11-28 2015-07-09 三菱樹脂株式会社 炭素繊維複合積層体
JP2015127141A (ja) * 2013-11-28 2015-07-09 三菱樹脂株式会社 炭素繊維複合積層体
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