JPH03108846A - 伝送路の折り返し試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディジタルデータを伝送する装置に係り、特に
バイポーラ信号によるデータ伝送における伝送路の折り
返し試験装置に関する。

〔従来の技術〕

例えば、コンビコータやファクシミリ装置等のデータ回
路終端装置（ＤＣＥ）が接続されたディジタル回線では
、データの伝送速度を高めるためにユニポーラ信号をバ
イポーラ信号に変換して伝送する場合がある。このよう
な回線に切断等の障害が発生した場合にその発生箇所を
発見したり、回線の保守、点検のために折り返し試験を
行うことができるようになっている。

第２図は、折り返し試験を行う従来の試験装置の回路構
成を示したものである。

伝送路１１から入力されるバイポーラ信号は、受信トラ
ンス１３を介してＢ−Ｕ　（バイポーラ信号・ユニポー
ラ信号）変換回路１４に供給きれる。

バイポーラ信号はＢ・Ｕ変換回路１４でユニポーラ信号
１６に変換されて図示しないコンピュータ等のデータ回
線終端装置に供給されるようになっている。

一方、図示しないコンピュータから送出されたユニポー
ラ信号１７は、折り返し設定スイッチ１８の一方の入力
端子１９に供給される。折り返し設定スイッチ１８は通
常時は入力端子１９に接続されている。従って通常ユニ
ポーラ信号１７は、折り返し設定スイッチ１８を介して
Ｕ−Ｂ　（ユニポーラ信号・バイポーラ信号〉変換回路
２１に供給され、バイポーラ信号２２に変換される。バ
イポーラ信号２２は送信トランス２３を介して伝送路２
４に送出される。

折り返し設定スイッチ１８の他方の入力端子２６には、
Ｂ−Ｕ変換回路で変換されたユニポーラ信号１６が供給
されている。また、ユニポーラ信号１６は折り返しコー
ド検出回路２７に人力される。折り返しコード検出回路
２７は、入力されるユニポーラ信号１６に折り返し試験
を指示する特定コードの折り返しコード信号が含まれて
いるか否かを検出する。折り返しコード検出回路２６は
、折り返しコード信号を検出すると、検出しているあい
だ折り返し設定スイッチ１８に折り返し信号２８を供給
する。折り返し設定スイッチ１８は折り返し信号２８が
供給されると、その接続を入力端子１９から入力端子２
６に切り換えるようになっている。

折り返しコード検出回路２７で折り返しコードを検出し
、折り返し設定スイッチ１８が入力端子２６に接続され
ると、Ｂ−Ｕ変換回路１４で変換されたユニポーラ信号
１６が再びバイポーラ信号２２に変換されて折り返し送
出される。これによって折り返し試験が行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

このように従来の折り返し試験は、ある特定の折り返し
コードの伝送によって試験を行うので、データの転送中
にデータ信号が外部からの雑音等の影響により折り返し
コードに変化し、誤って折り返し状態に設定されてしま
うおそれがある。

そこで本発明の目的は、雑音等の影響により誤って折り
返し試験を開始することのない伝送路の折り返し試験装
置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の伝送路の折り返し試験装置は、（ｉ）伝送路か
らバイポーラ信号を受信してユニポーラ信号に変換する
バイポーラ信号・ユニポーラ信号変換手段と、（ｉｉ　
）ユニポーラ信号をバイポーラ信号に変換して伝送路に
送出するユニポーラ信号・バイポーラ信号変換手段と、
（ｉｉｉ）バイポーラ信号・ユニポーラ信号変換手段で
受信するバイポーラ信号の伝送路に重畳される直流信号
を検出して折り返し信号を出力する直流検出手段と、（
ｉｖ　）この直流検出手段で出力される折り返し信号の
供給を受けてバイポーラ信号・ユニポーラ信号変換手段
で変換されたユニポーラ信号をユニポーラ信号バイポー
ラ信号変換手段に供給する受信信号折り返し手段とを備
えている。

すなわち本発明の伝送路の折り返し試験装置は、伝送路
の折り返し試験を、伝送路への直流重畳により行うよう
にしたものである。

〔実施例〕

以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例における伝送路の折り返し
試験装置の回路構成を示したものである。

第２図と同一の部分は同一の符号を付して適宜説明を省
略する。

伝送路の折り返し試験装置は、直流検出回路３１を備え
ている。直流検出回路３１は送信トランス３２の伝送路
１１側の巻線の中点３３と接続されている。また、直流
検出回路３１は送信トランス３４の伝送路２４側の巻線
の中点３６と接続されている。これら中点３３．３６で
直流検出回路３１が接続されているのは伝送路の直流を
検出するためである。直流検出回路３１は、伝送路１１
に直流が重畳されているか否かを検出し、折り返し信号
３８を折り返し設定スイッチ１８に供給するようになっ
ている。

このように構成された伝送路の折り返し試験装置の動作
について次に説明する。

伝送路１１から装置に入力されたバイポーラ信号は受信
トランス３２でインピーダンス変換と直流成分のカット
による信号処理がなされる。信号処理されたバイポーラ
信号はＢ−Ｕ変換回路１４に供給され、ユニポーラ信号
１６に変換される。

変換されたユニポーラ信号１６は、伝送路の折り返し試
験装置に接続された図示しないコンピュータに供給され
る。また、ユニポーラ信号１６は折り返し設定スイッチ
１８の入力端子２６に供給される。

一方、図示しないコンピュータから出力されたユニポー
ラ信号１７は、折り返し設定スイッチ１８を介してＵ−
Ｂ変換回路２１に供給され、バイポーラ信号２２に変換
される。バイポーラ信号２２は送信トランス２３でイン
ピーダンス変換および直流分のカットがなされて伝送路
２４に送出される。

いま、折り返し試験を行うため、伝送路１１と伝送路２
４に直流が重畳されたものとする。直流検出回路３１は
、この直流を検出し折り返し信号３８を折り返し設定ス
イッチ１８に供給する。折り返し信号３８の供給を受け
ると折り返し設定スイッチ１８は、入力端子１９から入
力端子２６にその接続を切り換える。折り返し設定スイ
ッチが入力端子２６側に接続されるとＵ−Ｂ変換回路２
１には、伝送路１１から入力されＢ−Ｕ変換回路１４で
変換されたユニポーラ信号１６が供給される。ユニポー
ラ信号１６はＵ−Ｂ変換回ｖ＆２１でバイポーラ信号２
２に再び変換され、送信トランス３４で直流の重畳され
た伝送路２４に折り返し送出され、折り返し試験が行わ
れる。

〔発明の効果〕

このように本発明によれば、伝送路に重畳された折り返
し試験情報である直流を直流検出回路で検出し、これに
よって折り返し試験を行うこととしたので、データ伝送
中のビット誤りによる折り返し試験の誤設定を防止する
ことができる。また、直流重畳の有無によって折り返し
試験の設定を行うので、ビットパターンの制限がなくな
る。すなわち折り返しコードを、たとえデータにピッ）
Ｍりが発生しても一致しにくいドツトパターンにしなけ
ればならないという制限がなくなるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における伝送路の折り返し試
験装置の回路構成図、第２図は従来の伝送路の折り返し
試験装置の回路構成図である。 １５・・・・・・Ｂ−Ｕ変換回路、 １８・・・・・・折り返し設定スイッチ、２１・・・・
・・Ｕ−Ｂ変換回路、 ３１・・・・・・直流検出回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 伝送路からバイポーラ信号を受信してユニポーラ信号に
   変換するバイポーラ信号・ユニポーラ信号変換手段と、 ユニポーラ信号をバイポーラ信号に変換して伝送路に送
   出するユニポーラ信号・バイポーラ信号変換手段と、 前記バイポーラ信号・ユニポーラ信号変換手段で受信す
   るバイポーラ信号の伝送路に重畳される直流信号を検出
   して折り返し信号を出力する直流検出手段と、 この直流検出手段で出力される折り返し信号の供給を受
   けて前記バイポーラ信号・ユニポーラ信号変換手段で変
   換されたユニポーラ信号を前記ユニポーラ信号・バイポ
   ーラ信号変換手段に供給する受信信号折り返し手段 とを具備することを特徴とする伝送路の折り返し試験装
   置。