JPH0537504A - クロツク信号伝送システム - Google Patents
クロツク信号伝送システムInfo
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- JPH0537504A JPH0537504A JP3191874A JP19187491A JPH0537504A JP H0537504 A JPH0537504 A JP H0537504A JP 3191874 A JP3191874 A JP 3191874A JP 19187491 A JP19187491 A JP 19187491A JP H0537504 A JPH0537504 A JP H0537504A
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- JP
- Japan
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- clock
- signal
- transmission line
- driver
- board
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- Pending
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- Dc Digital Transmission (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】インタフェースの増大を招くことなく、かつ誤
検出無く正確にクロック断の検出を行うことを可能とす
る。 【構成】送信側のボードAでは、コンデンサ4,5によ
りクロック信号から直流成分を除去したのちに伝送線L
に送出する。またボードAにてクロック断検出回路3
が、ドライバ1へのクロック信号の供給の有無に基づい
てクロック断の監視を行う。クロック断検出回路3はク
ロック断を検出した場合に直流信号を伝送線Lに送出す
る。一方受信側のボードBでは、伝送線Lを介して伝送
された信号中の交流分のみをコンデンサ6,7で抽出
し、これをレシーバに与える。またコンデンサ7への入
力信号から直流分を抽出し、これを警報信号とする。
検出無く正確にクロック断の検出を行うことを可能とす
る。 【構成】送信側のボードAでは、コンデンサ4,5によ
りクロック信号から直流成分を除去したのちに伝送線L
に送出する。またボードAにてクロック断検出回路3
が、ドライバ1へのクロック信号の供給の有無に基づい
てクロック断の監視を行う。クロック断検出回路3はク
ロック断を検出した場合に直流信号を伝送線Lに送出す
る。一方受信側のボードBでは、伝送線Lを介して伝送
された信号中の交流分のみをコンデンサ6,7で抽出
し、これをレシーバに与える。またコンデンサ7への入
力信号から直流分を抽出し、これを警報信号とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば通信装置等の電
子装置内におけるボード間でクロック信号の授受を行う
ためのクロック信号伝送システムに関する。
子装置内におけるボード間でクロック信号の授受を行う
ためのクロック信号伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】クロック信号のボード間伝送は、一般的
にはシングルエンドや差動により行われる。そして送信
側の故障によるクロック信号の断に対処するためにクロ
ック断の検出を行っている。
にはシングルエンドや差動により行われる。そして送信
側の故障によるクロック信号の断に対処するためにクロ
ック断の検出を行っている。
【0003】図2は従来のクロック信号伝送システムの
一構成例を示す図である。図中Aは送信側のボード、B
は受信側のボードである。ボードAにはドライバ1が、
またボードBにはレシーバ2がそれぞれ設けられ、この
ドライバ1とレシーバ2との間で伝送線Lを介してクロ
ック信号の授受がなされる。
一構成例を示す図である。図中Aは送信側のボード、B
は受信側のボードである。ボードAにはドライバ1が、
またボードBにはレシーバ2がそれぞれ設けられ、この
ドライバ1とレシーバ2との間で伝送線Lを介してクロ
ック信号の授受がなされる。
【0004】またボードBにはクロック断検出回路3が
設けられている。このクロック断検出回路3は、レシー
バ2の出力信号を受け、レシーバ2の出力信号がクロッ
ク信号であるか否かの監視をする。そして、クロック信
号ではない場合にクロック断として所定の警報信号を出
力する。この警報信号はボードB側の回路を管理する制
御部に与えられ、これに基づいて制御部により動作停止
等の処置が行われる。
設けられている。このクロック断検出回路3は、レシー
バ2の出力信号を受け、レシーバ2の出力信号がクロッ
ク信号であるか否かの監視をする。そして、クロック信
号ではない場合にクロック断として所定の警報信号を出
力する。この警報信号はボードB側の回路を管理する制
御部に与えられ、これに基づいて制御部により動作停止
等の処置が行われる。
【0005】さて、レシーバ2は信号のレベルが所定の
閾値以上であるか否かにより「H」レベルであるか
「L」レベルであるかを判断し、「H」レベルと判断し
た場合には「H」レベルとして規定されたレベルを、ま
た「L」レベルと判断した場合には「L」レベルとして
規定されたレベルをそれぞれ出力するものである。この
構造ゆえに、レシーバ2は微少な振幅の信号であって
も、そのレベルを増幅する作用を有している。このた
め、ドライバ1へのクロック信号の入力が断となった状
態において、ドライバ1、伝送線Lおよびレシーバ2で
ノイズが混入すると、このノイズが増幅されてあたかも
クロック信号のようにレシーバから出力される。この場
合にはクロック断検出回路3はクロック有りと判断して
しまうことになり、誤検出となる。
閾値以上であるか否かにより「H」レベルであるか
「L」レベルであるかを判断し、「H」レベルと判断し
た場合には「H」レベルとして規定されたレベルを、ま
た「L」レベルと判断した場合には「L」レベルとして
規定されたレベルをそれぞれ出力するものである。この
構造ゆえに、レシーバ2は微少な振幅の信号であって
も、そのレベルを増幅する作用を有している。このた
め、ドライバ1へのクロック信号の入力が断となった状
態において、ドライバ1、伝送線Lおよびレシーバ2で
ノイズが混入すると、このノイズが増幅されてあたかも
クロック信号のようにレシーバから出力される。この場
合にはクロック断検出回路3はクロック有りと判断して
しまうことになり、誤検出となる。
【0006】以上の不具合を解決するために図3に示す
ように、ボードA側にクロック断検出回路3を設けてド
ライバ1へ与えられるクロック信号の監視を行うことが
考えられる。
ように、ボードA側にクロック断検出回路3を設けてド
ライバ1へ与えられるクロック信号の監視を行うことが
考えられる。
【0007】しかしこの構成では、クロック信号を伝送
するための伝送線Lのほかに、ボードA側で発生した警
報信号をボードB側に伝送するための伝送線L1を設け
る必要がある。
するための伝送線Lのほかに、ボードA側で発生した警
報信号をボードB側に伝送するための伝送線L1を設け
る必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のク
ロック信号伝送システムでは、受信側にてクロック断の
検出を行っているため、伝送系にて混入したノイズをク
ロック信号と誤検出してしまい、装置の誤動作を生じさ
せるおそれがある。
ロック信号伝送システムでは、受信側にてクロック断の
検出を行っているため、伝送系にて混入したノイズをク
ロック信号と誤検出してしまい、装置の誤動作を生じさ
せるおそれがある。
【0009】またこの点を解消すべく送信側にてクロッ
ク断の検出を行うようにすると、警報信号を送信側から
受信側へ伝送するための伝送路を別に必要とし、インタ
フェースの増大を招く。
ク断の検出を行うようにすると、警報信号を送信側から
受信側へ伝送するための伝送路を別に必要とし、インタ
フェースの増大を招く。
【0010】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、インタフェー
スの増大を招くことなく、かつ誤検出無く正確にクロッ
ク断の検出を行うことができるクロック信号伝送システ
ムを提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、インタフェー
スの増大を招くことなく、かつ誤検出無く正確にクロッ
ク断の検出を行うことができるクロック信号伝送システ
ムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信側に、ド
ライバからクロック伝送路に送出されるクロック信号中
の直流成分を除去する例えばコンデンサなどの第1の直
流分除去手段と、前記ドライバへのクロック信号の供給
の有無を検出し、前記ドライバへのクロック信号の供給
が無くなったことが検出されたことに応じて所定の直流
信号を前記クロック伝送路に送出するクロック断検出手
段とを備え、また受信側に、前記クロック伝送路を介し
て到来した信号を、直流成分を除去してレシーバに与え
る例えばコンデンサなどの第2の直流分除去手段を備
え、受信側ではこの第2の直流分除去手段への入力信号
を、例えば第2の直流分除去手段への入力信号中から交
流成分を除去して警報信号として使用するようにした。
ライバからクロック伝送路に送出されるクロック信号中
の直流成分を除去する例えばコンデンサなどの第1の直
流分除去手段と、前記ドライバへのクロック信号の供給
の有無を検出し、前記ドライバへのクロック信号の供給
が無くなったことが検出されたことに応じて所定の直流
信号を前記クロック伝送路に送出するクロック断検出手
段とを備え、また受信側に、前記クロック伝送路を介し
て到来した信号を、直流成分を除去してレシーバに与え
る例えばコンデンサなどの第2の直流分除去手段を備
え、受信側ではこの第2の直流分除去手段への入力信号
を、例えば第2の直流分除去手段への入力信号中から交
流成分を除去して警報信号として使用するようにした。
【0012】
【作用】このような手段を講じたことにより、ドライバ
から出力されるクロック信号は、第1の直流分除去手段
により直流成分が除去されてクロック伝送路に出力され
る。またクロック断検出手段により前記ドライバへのク
ロック信号の供給の有無の検出がなされ、前記ドライバ
へのクロック信号の供給が無くなったことに応じてクロ
ック断検出手段より所定の直流信号が前記クロック伝送
路に送出される。一方受信側では、前記クロック伝送路
を介して到来した信号は、第2の直流分除去手段により
直流成分が除去されてレシーバに与えられる。またこの
第2の直流分除去手段への入力信号が、例えば交流成分
を除去したのちに警報信号として使用される。従って、
クロック伝送路上では、クロック信号は交流信号で、ま
たクロック断の検出信号は直流信号でそれぞれ伝送さ
れ、両信号を1つの伝送路で伝送できる。
から出力されるクロック信号は、第1の直流分除去手段
により直流成分が除去されてクロック伝送路に出力され
る。またクロック断検出手段により前記ドライバへのク
ロック信号の供給の有無の検出がなされ、前記ドライバ
へのクロック信号の供給が無くなったことに応じてクロ
ック断検出手段より所定の直流信号が前記クロック伝送
路に送出される。一方受信側では、前記クロック伝送路
を介して到来した信号は、第2の直流分除去手段により
直流成分が除去されてレシーバに与えられる。またこの
第2の直流分除去手段への入力信号が、例えば交流成分
を除去したのちに警報信号として使用される。従って、
クロック伝送路上では、クロック信号は交流信号で、ま
たクロック断の検出信号は直流信号でそれぞれ伝送さ
れ、両信号を1つの伝送路で伝送できる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例に付
き説明する。図1は本実施例に係るクロック信号伝送シ
ステムの構成を示す図である。なお図2および図3と同
一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
き説明する。図1は本実施例に係るクロック信号伝送シ
ステムの構成を示す図である。なお図2および図3と同
一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0014】ボードAには、ドライバ1、クロック断検
出回路3およびコンデンサ4,5が設けられている。コ
ンデンサ4,5は、ドライバ1の出力端と伝送線Lとの
間に介挿されており、ドライバ1から伝送線Lに出力さ
れる信号中の直流成分を除去する。クロック断検出回路
3が出力する警報信号は、コンデンサ5よりもボードB
側で伝送線Lに供給される。
出回路3およびコンデンサ4,5が設けられている。コ
ンデンサ4,5は、ドライバ1の出力端と伝送線Lとの
間に介挿されており、ドライバ1から伝送線Lに出力さ
れる信号中の直流成分を除去する。クロック断検出回路
3が出力する警報信号は、コンデンサ5よりもボードB
側で伝送線Lに供給される。
【0015】一方ボードBには、レシーバ2、コンデン
サ6,7、コイル8、ORゲート9および抵抗器10が
設けられている。コンデンサ6,7は、伝送線Lとレシ
ーバ2の入力端との間に介挿されており、伝送線Lを介
して到来し、レシーバ2に入力される信号中から直流成
分を除去する。コイル8は、コンデンサ7よりボード1
側で伝送路Lに一端が接続されており、伝送路Lを介し
て到来する直流信号を抽出する。コイル8の他端は、O
Rゲート9の一方の入力端に接続されている。またOR
ゲート9のコイル8が接続されている入力端は、抵抗器
10によってプルアップされている。ORゲート9の他
方の入力端には、レシーバ2の出力信号が入力されてい
る。ORゲート9の出力は、受信クロック信号としてボ
ードB内の各部(図示せず)に供給される。またコイル
8で抽出された直流信号は警報信号としてボードB内の
制御部(図示せず)に与えられる。
サ6,7、コイル8、ORゲート9および抵抗器10が
設けられている。コンデンサ6,7は、伝送線Lとレシ
ーバ2の入力端との間に介挿されており、伝送線Lを介
して到来し、レシーバ2に入力される信号中から直流成
分を除去する。コイル8は、コンデンサ7よりボード1
側で伝送路Lに一端が接続されており、伝送路Lを介し
て到来する直流信号を抽出する。コイル8の他端は、O
Rゲート9の一方の入力端に接続されている。またOR
ゲート9のコイル8が接続されている入力端は、抵抗器
10によってプルアップされている。ORゲート9の他
方の入力端には、レシーバ2の出力信号が入力されてい
る。ORゲート9の出力は、受信クロック信号としてボ
ードB内の各部(図示せず)に供給される。またコイル
8で抽出された直流信号は警報信号としてボードB内の
制御部(図示せず)に与えられる。
【0016】次に、以上のように構成されたクロック信
号伝送システムの動作を説明する。まずクロック信号
は、ドライバ1とレシーバ2との間で伝送線Lを介して
差動にて伝送される。ここで、ドライバ1と伝送路Lと
の間およびレシーバ2と伝送路Lとの間には、コンデン
サ4,5,6,7が介挿されているが、クロック信号は
信号の平均値が一定であるので、交流成分のみの伝送で
十分である。
号伝送システムの動作を説明する。まずクロック信号
は、ドライバ1とレシーバ2との間で伝送線Lを介して
差動にて伝送される。ここで、ドライバ1と伝送路Lと
の間およびレシーバ2と伝送路Lとの間には、コンデン
サ4,5,6,7が介挿されているが、クロック信号は
信号の平均値が一定であるので、交流成分のみの伝送で
十分である。
【0017】さてクロック断検出回路3では、ドライバ
1への入力信号を監視し、クロック断の検出を行ってい
る。そしてクロック断が生ずると、所定レベルの直流信
号を出力する。ここでクロック断検出回路3は、ドライ
バ1への入力信号を監視しているから、ドライバ1、伝
送線Lおよびレシーバ2にて混入するノイズには何等影
響されず、クロック断の検出が適確に行える。
1への入力信号を監視し、クロック断の検出を行ってい
る。そしてクロック断が生ずると、所定レベルの直流信
号を出力する。ここでクロック断検出回路3は、ドライ
バ1への入力信号を監視しているから、ドライバ1、伝
送線Lおよびレシーバ2にて混入するノイズには何等影
響されず、クロック断の検出が適確に行える。
【0018】クロック断検出回路3から出力された直流
信号は、コンデンサ5よりもボードB側において伝送路
Lに供給される。このため、クロック断検出回路3から
出力された直流信号は伝送路Lを伝送され、ボードB側
へと到達する。ボードBでは、伝送線Lとレシーバ2と
の間にコンデンサ7が介挿されているから、伝送線Lを
伝送された直流信号はレシーバ2には入力されず、コイ
ル8を通ってORゲート9に入力される。これにより、
ORゲート9の出力はレシーバ2の出力信号によらずに
常時「H」レベルとなる。従って、レシーバ2の出力信
号がボードB内の各部へ供給が完全に遮断され、ドライ
バ1、伝送線Lおよびレシーバ2にてノイズの混入が生
じたとしても、これがボードB内の各部へ供給されるこ
とはない。
信号は、コンデンサ5よりもボードB側において伝送路
Lに供給される。このため、クロック断検出回路3から
出力された直流信号は伝送路Lを伝送され、ボードB側
へと到達する。ボードBでは、伝送線Lとレシーバ2と
の間にコンデンサ7が介挿されているから、伝送線Lを
伝送された直流信号はレシーバ2には入力されず、コイ
ル8を通ってORゲート9に入力される。これにより、
ORゲート9の出力はレシーバ2の出力信号によらずに
常時「H」レベルとなる。従って、レシーバ2の出力信
号がボードB内の各部へ供給が完全に遮断され、ドライ
バ1、伝送線Lおよびレシーバ2にてノイズの混入が生
じたとしても、これがボードB内の各部へ供給されるこ
とはない。
【0019】また、コイル8を通った直流信号は警報信
号としてボードB内の制御部に与えられ、クロック断が
生じている旨が制御部に通知される。これに応じて制御
部は、動作停止等の処置を行う。
号としてボードB内の制御部に与えられ、クロック断が
生じている旨が制御部に通知される。これに応じて制御
部は、動作停止等の処置を行う。
【0020】一方、ドライバ1へのクロック信号の供給
は正常に行われているが、伝送線Lに断線が生じてボー
ドB側にクロック信号が到達しない状態が発生すると、
ORゲート9の一方の入力端が、抵抗器10によって
「H」レベルにプルアップされる。これにより、ORゲ
ート9の出力はレシーバ2の出力信号によらずに常時
「H」レベルとなり、レシーバ2の出力信号がボードB
内の各部へ供給が完全に遮断される。
は正常に行われているが、伝送線Lに断線が生じてボー
ドB側にクロック信号が到達しない状態が発生すると、
ORゲート9の一方の入力端が、抵抗器10によって
「H」レベルにプルアップされる。これにより、ORゲ
ート9の出力はレシーバ2の出力信号によらずに常時
「H」レベルとなり、レシーバ2の出力信号がボードB
内の各部へ供給が完全に遮断される。
【0021】以上のように本実施例によれば、クロック
断の検出信号を伝送線Lを介して伝送できるため、クロ
ック断検出回路3を送信側のボードAに設けることがで
きドライバ1、伝送線Lおよびレシーバ2にて混入した
ノイズに影響されること無くクロック断の検出を正確に
行える上に、伝送線を新たに設けることがなくインタフ
ェース数の増大も無い。
断の検出信号を伝送線Lを介して伝送できるため、クロ
ック断検出回路3を送信側のボードAに設けることがで
きドライバ1、伝送線Lおよびレシーバ2にて混入した
ノイズに影響されること無くクロック断の検出を正確に
行える上に、伝送線を新たに設けることがなくインタフ
ェース数の増大も無い。
【0022】また上記実施例では、レシーバ2で受信さ
れた信号とクロック断の検出信号とをORゲート9に通
しているために、クロック断の検出信号が到来している
状態ではレシーバ2で受信された信号はORゲート9か
ら出力されず、ドライバ1、伝送線Lおよびレシーバ2
にて混入したノイズがボードB内の各部へ供給されてし
まうことが防止できる。すなわち、クロック断の検出信
号に基づいてスケルチがかけられる。さらにORゲート
9のクロック断の検出信号が入力される入力端はプルア
ップされているため、伝送線Lの断線など、ボードB側
にクロック信号およびクロック断の検出信号がともに与
えられない状態となっても、ORゲート9にてスケルチ
がかけられる。
れた信号とクロック断の検出信号とをORゲート9に通
しているために、クロック断の検出信号が到来している
状態ではレシーバ2で受信された信号はORゲート9か
ら出力されず、ドライバ1、伝送線Lおよびレシーバ2
にて混入したノイズがボードB内の各部へ供給されてし
まうことが防止できる。すなわち、クロック断の検出信
号に基づいてスケルチがかけられる。さらにORゲート
9のクロック断の検出信号が入力される入力端はプルア
ップされているため、伝送線Lの断線など、ボードB側
にクロック信号およびクロック断の検出信号がともに与
えられない状態となっても、ORゲート9にてスケルチ
がかけられる。
【0023】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、クロック信号を差動
で伝送するシステムを例示しているが、シングルエンド
などの他のシステムにも本願の適用が可能である。
ではない。例えば上記実施例では、クロック信号を差動
で伝送するシステムを例示しているが、シングルエンド
などの他のシステムにも本願の適用が可能である。
【0024】また上記実施例ではコイル8により抽出し
た直流信号、すなわち交流分を除去した信号を警報信号
としているが、クロック断検出回路3が出力する直流信
号のレベルを最適に設定すれば、交流分の除去は行わな
くても良く、コイル8は除去可能である。また、直流分
除去手段および交流分除去手段は、コンデンサおよびコ
イルには限定されない。このほか本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の変形実施が可能である。
た直流信号、すなわち交流分を除去した信号を警報信号
としているが、クロック断検出回路3が出力する直流信
号のレベルを最適に設定すれば、交流分の除去は行わな
くても良く、コイル8は除去可能である。また、直流分
除去手段および交流分除去手段は、コンデンサおよびコ
イルには限定されない。このほか本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、送信側に、ドライバか
らクロック伝送路に送出されるクロック信号中の直流成
分を除去する例えばコンデンサなどの第1の直流分除去
手段と、前記ドライバへのクロック信号の供給の有無を
検出し、前記ドライバへのクロック信号の供給が無くな
ったことが検出されたことに応じて所定の直流信号を前
記クロック伝送路に送出するクロック断検出手段とを備
え、また受信側に、前記クロック伝送路を介して到来し
た信号を、直流成分を除去してレシーバに与える例えば
コンデンサなどの第2の直流分除去手段を備え、受信側
ではこの第2の直流分除去手段への入力信号を、例えば
第2の直流分除去手段への入力信号中から交流成分を除
去して警報信号として使用するようにしたので、インタ
フェースの増大を招くことなく、かつ誤検出無く正確に
クロック断の検出を行うことができるクロック信号伝送
システムとなる。
らクロック伝送路に送出されるクロック信号中の直流成
分を除去する例えばコンデンサなどの第1の直流分除去
手段と、前記ドライバへのクロック信号の供給の有無を
検出し、前記ドライバへのクロック信号の供給が無くな
ったことが検出されたことに応じて所定の直流信号を前
記クロック伝送路に送出するクロック断検出手段とを備
え、また受信側に、前記クロック伝送路を介して到来し
た信号を、直流成分を除去してレシーバに与える例えば
コンデンサなどの第2の直流分除去手段を備え、受信側
ではこの第2の直流分除去手段への入力信号を、例えば
第2の直流分除去手段への入力信号中から交流成分を除
去して警報信号として使用するようにしたので、インタ
フェースの増大を招くことなく、かつ誤検出無く正確に
クロック断の検出を行うことができるクロック信号伝送
システムとなる。
【図1】 本発明の一実施例に係るクロック信号伝送シ
ステムの構成を示す図。
ステムの構成を示す図。
【図2】 従来技術を説明する図。
【図3】 従来技術を説明する図。
A…ボード(送信側)、B…ボード(受信側)、L…伝
送線、1…ドライバ、2…レシーバ、3…クロック断検
出回路、4,5,6,7…コンデンサ、8…コイル、9
…ORゲート、10…抵抗器。
送線、1…ドライバ、2…レシーバ、3…クロック断検
出回路、4,5,6,7…コンデンサ、8…コイル、9
…ORゲート、10…抵抗器。
Claims (2)
- 【請求項1】 送信側に設けられたドライバと受信側に
設けられたレシーバとの間で、クロック伝送路を介して
クロック信号の授受を行うクロック信号伝送システムに
おいて、 送信側は、前記ドライバから前記クロック伝送路に送出
されるクロック信号中の直流成分を除去する第1の直流
分除去手段と、 前記ドライバへのクロック信号の供給の有無を検出し、
前記ドライバへのクロック信号の供給が無くなったこと
に応じて所定の直流信号を前記クロック伝送路に送出す
るクロック断検出手段とを具備してなり、 また受信側は、前記クロック伝送路を介して到来した信
号を、直流成分を除去して前記レシーバに与える第2の
直流分除去手段を有し、この第2の直流分除去手段への
入力信号を警報信号として使用することを特徴とするク
ロック信号伝送システム。 - 【請求項2】 受信側は、第2の直流分除去手段への入
力信号中から交流成分を除去する交流分除去手段を有
し、この交流分除去手段で交流分の除去がなされた信号
を警報信号とすることを特徴とする請求項1に記載のク
ロック信号伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191874A JPH0537504A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | クロツク信号伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3191874A JPH0537504A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | クロツク信号伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537504A true JPH0537504A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16281912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3191874A Pending JPH0537504A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | クロツク信号伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537504A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8035424B2 (en) | 2007-02-14 | 2011-10-11 | Panasonic Corporation | AC-coupled interface circuit |
JP2013240113A (ja) * | 2013-08-23 | 2013-11-28 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 信号送信装置及び信号受信装置 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3191874A patent/JPH0537504A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8035424B2 (en) | 2007-02-14 | 2011-10-11 | Panasonic Corporation | AC-coupled interface circuit |
JP2013240113A (ja) * | 2013-08-23 | 2013-11-28 | Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd | 信号送信装置及び信号受信装置 |
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