JPH0595306A - 平衡信号伝送回路 - Google Patents
平衡信号伝送回路Info
- Publication number
- JPH0595306A JPH0595306A JP25563191A JP25563191A JPH0595306A JP H0595306 A JPH0595306 A JP H0595306A JP 25563191 A JP25563191 A JP 25563191A JP 25563191 A JP25563191 A JP 25563191A JP H0595306 A JPH0595306 A JP H0595306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- transmission circuit
- balanced
- signal transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平衡信号伝送回路に関し、平衡信号伝送回路
の異常により2本の信号線の直流電圧レベルが信号とし
て定義されていない状態を検出することを目的とする。 【構成】 送信回路14と受信回路15が2本の信号線を用
いて平衡信号を送受する平衡信号伝送回路において、受
信回路15側に2本の該信号線の信号を比較して異常を検
出して検出信号を送出する比較回路40を、受信回路15に
対応して設けることにより、該信号線が異常状態にある
ことを検出するように構成する。
の異常により2本の信号線の直流電圧レベルが信号とし
て定義されていない状態を検出することを目的とする。 【構成】 送信回路14と受信回路15が2本の信号線を用
いて平衡信号を送受する平衡信号伝送回路において、受
信回路15側に2本の該信号線の信号を比較して異常を検
出して検出信号を送出する比較回路40を、受信回路15に
対応して設けることにより、該信号線が異常状態にある
ことを検出するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の電子機器を接続す
る平衡信号伝送回路に関する。
る平衡信号伝送回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機システムのように複数の装置
を相互に接続して構成されるシステムでは、相互接続の
信号伝送回路に外部からのクロストークに対して強い平
衡信号伝送回路を使用するのが一般的である。平衡信号
伝送回路では送信回路は互いに逆相の2本の信号を送り
出し、受信回路は2本の信号を差動で受け取ることによ
って外部からのクロストークを取り除くことができる。
を相互に接続して構成されるシステムでは、相互接続の
信号伝送回路に外部からのクロストークに対して強い平
衡信号伝送回路を使用するのが一般的である。平衡信号
伝送回路では送信回路は互いに逆相の2本の信号を送り
出し、受信回路は2本の信号を差動で受け取ることによ
って外部からのクロストークを取り除くことができる。
【0003】図3は従来の平衡信号伝送回路の構成図で
ある。図において、11は信号を送出する送信側装置、
12は信号を受信する受信側装置、14は送信側装置11
内で信号を送信する送信回路、15は受信側装置12内で
信号を受信する受信回路、18は終端抵抗に直流電圧を
供給する直流電圧源、R1、R2、R3、R4はいずれも信号線
路を終端する終端抵抗である。
ある。図において、11は信号を送出する送信側装置、
12は信号を受信する受信側装置、14は送信側装置11
内で信号を送信する送信回路、15は受信側装置12内で
信号を受信する受信回路、18は終端抵抗に直流電圧を
供給する直流電圧源、R1、R2、R3、R4はいずれも信号線
路を終端する終端抵抗である。
【0004】送信回路14は2個の出力端子を持ち、片方
が”H”レベルの電圧を出力するときはもう片方が”
L”レベルの電圧を出力するように差動信号が出力さ
れ、受信回路15も差動信号が入力したとき出力が定義さ
れ、片方が”H”レベルの電圧であってもう片方が”
L”レベルの電圧であれば出力がH”レベルとなり、片
方が”L”レベルの電圧のときもう片方が”H”レベル
の電圧であれば出力が”L”レベルとなる差動回路にな
っている。
が”H”レベルの電圧を出力するときはもう片方が”
L”レベルの電圧を出力するように差動信号が出力さ
れ、受信回路15も差動信号が入力したとき出力が定義さ
れ、片方が”H”レベルの電圧であってもう片方が”
L”レベルの電圧であれば出力がH”レベルとなり、片
方が”L”レベルの電圧のときもう片方が”H”レベル
の電圧であれば出力が”L”レベルとなる差動回路にな
っている。
【0005】送信側装置11には、送信回路14が信号を送
出せず、出力インピーダンスが高くなったとき、受信回
路15では信号がないことが受信できるように2本の信号
線の各々に所定の電圧を付与するため、終端抵抗R1、R
2、R3、R4を+5Vとグランドの間に設けて、電源電圧
を分圧して供給する。終端抵抗R3、R4は平衡した信号線
の特性インピーダンスに整合するように定められる。
出せず、出力インピーダンスが高くなったとき、受信回
路15では信号がないことが受信できるように2本の信号
線の各々に所定の電圧を付与するため、終端抵抗R1、R
2、R3、R4を+5Vとグランドの間に設けて、電源電圧
を分圧して供給する。終端抵抗R3、R4は平衡した信号線
の特性インピーダンスに整合するように定められる。
【0006】たとえば、よく使用されるSCSIインタ
フェースでの平衡伝送では”H”レベルの電圧は入力側
で2.0〜5.25Vであり、”L”レベルの電圧は入
力側で0.0〜0.8Vとなっており、そのためにR1
は330Ω、R2も330Ω、R3は150Ω、R4は
110Ωを使用することが推奨されている。図4は平衡
信号伝送回路の信号電圧レベルを示したもので、図の
(A)は正常な場合の信号波形であり、2つの出力電圧
波形は”H”レベルと”L”レベルに交互に変化する。
フェースでの平衡伝送では”H”レベルの電圧は入力側
で2.0〜5.25Vであり、”L”レベルの電圧は入
力側で0.0〜0.8Vとなっており、そのためにR1
は330Ω、R2も330Ω、R3は150Ω、R4は
110Ωを使用することが推奨されている。図4は平衡
信号伝送回路の信号電圧レベルを示したもので、図の
(A)は正常な場合の信号波形であり、2つの出力電圧
波形は”H”レベルと”L”レベルに交互に変化する。
【0007】しかし、終端抵抗に供給されている直流電
圧がなんらかの異常で切断した場合には2本の信号線の
直流電圧レベルが接近して、信号として識別できなくな
るので、送信回路14側で信号を送出しても受信回路15側
では正しく受信できないことがある。図4の(B)は異
常な場合の信号波形であり、2本の信号線の直流電圧レ
ベルが接近して信号として定義されていない状態を生じ
ており、受信回路15の出力は保証できなくなる。このよ
うな状態で、受信回路15の出力が誤った値になると受信
側装置12は誤動作を起こしてしまうことになる。
圧がなんらかの異常で切断した場合には2本の信号線の
直流電圧レベルが接近して、信号として識別できなくな
るので、送信回路14側で信号を送出しても受信回路15側
では正しく受信できないことがある。図4の(B)は異
常な場合の信号波形であり、2本の信号線の直流電圧レ
ベルが接近して信号として定義されていない状態を生じ
ており、受信回路15の出力は保証できなくなる。このよ
うな状態で、受信回路15の出力が誤った値になると受信
側装置12は誤動作を起こしてしまうことになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】平衡信号伝送回路の異
常により2本の信号線の直流電圧レベルが信号として定
義されていない状態を生ずるという問題があった。本発
明はこのような点にかんがみて、平衡信号伝送回路の異
常により2本の信号線の直流電圧レベルが信号として定
義されていない状態を検出する手段を提供することを目
的とする。
常により2本の信号線の直流電圧レベルが信号として定
義されていない状態を生ずるという問題があった。本発
明はこのような点にかんがみて、平衡信号伝送回路の異
常により2本の信号線の直流電圧レベルが信号として定
義されていない状態を検出する手段を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された平衡信号伝送回路によって解決される。図
1は、本発明の原理図である。
に構成された平衡信号伝送回路によって解決される。図
1は、本発明の原理図である。
【0010】送信回路14と受信回路15が2本の信号線を
用いて平衡信号を送受する平衡信号伝送回路において、
受信回路15側に2本の該信号線の信号を比較して異常を
検出して検出信号を送出する比較回路40を、受信回路15
に対応して設けることにより、該信号線が異常状態にあ
ることを検出するように構成する。
用いて平衡信号を送受する平衡信号伝送回路において、
受信回路15側に2本の該信号線の信号を比較して異常を
検出して検出信号を送出する比較回路40を、受信回路15
に対応して設けることにより、該信号線が異常状態にあ
ることを検出するように構成する。
【0011】
【作用】受信回路15に対応して設けた比較回路40が平衡
信号伝送回路の2本の信号線の信号を比較して異常を検
出して検出信号を送出する。
信号伝送回路の2本の信号線の信号を比較して異常を検
出して検出信号を送出する。
【0012】この検出信号によって受信側では受信回路
の出力を遮断するような必要な処置をすることができ
る。
の出力を遮断するような必要な処置をすることができ
る。
【0013】
【実施例】図2は本発明の実施例の平衡信号伝送回路の
構成図である。図において、44は受信側装置12に設け
られ、平衡信号伝送回路の2本の信号線の信号を比較し
て信号レベルが定義されていない同一信号レベルとなる
異常状態であるとき”L”レベル信号を送出する排他的
論理和回路である。その他、図3と同一符号の物は同一
物である。
構成図である。図において、44は受信側装置12に設け
られ、平衡信号伝送回路の2本の信号線の信号を比較し
て信号レベルが定義されていない同一信号レベルとなる
異常状態であるとき”L”レベル信号を送出する排他的
論理和回路である。その他、図3と同一符号の物は同一
物である。
【0014】図の平衡信号伝送回路の動作を説明する。
平衡信号伝送回路の2本の信号線の信号が正常のときは
排他的論理和回路44は”H”レベル信号を送出するので
受信回路15はなんら従来の回路と代わらない動作をす
る。
平衡信号伝送回路の2本の信号線の信号が正常のときは
排他的論理和回路44は”H”レベル信号を送出するので
受信回路15はなんら従来の回路と代わらない動作をす
る。
【0015】もし、平衡信号伝送回路の2本の信号線の
信号が異常になり、たとえば、図4の(B)のようにな
ると排他的論理和回路44は異常を検出して”L”レベル
信号を送出する。
信号が異常になり、たとえば、図4の(B)のようにな
ると排他的論理和回路44は異常を検出して”L”レベル
信号を送出する。
【0016】”L”レベル信号は受信回路15に通信さ
れ、受信回路15は入力信号が不確定なので出力を所定の
一定の値に固定するか出力インピーダンスを高くして出
力を遮断することによって、他への影響をなくす。
れ、受信回路15は入力信号が不確定なので出力を所定の
一定の値に固定するか出力インピーダンスを高くして出
力を遮断することによって、他への影響をなくす。
【0017】もし、平衡信号伝送回路が3台以上の装置
間を接続しているときは各装置の受信回路15に対応して
排他的論理和回路44が設けられるのでどの受信回路15も
排他的論理和回路44から検出信号を受けることができ、
他への影響をなくす処置をすることができる。
間を接続しているときは各装置の受信回路15に対応して
排他的論理和回路44が設けられるのでどの受信回路15も
排他的論理和回路44から検出信号を受けることができ、
他への影響をなくす処置をすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば平衡信号伝送回路の異常により2本の信号線の直
流電圧レベルが信号として定義されていない状態を検出
するという著しい工業的効果がある。
よれば平衡信号伝送回路の異常により2本の信号線の直
流電圧レベルが信号として定義されていない状態を検出
するという著しい工業的効果がある。
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施例の平衡信号伝送回路の構成図
【図3】 従来の平衡信号伝送回路の構成図
【図4】 平衡信号伝送回路の信号電圧レベル
11 送信側装置 12 受信側装置 14 送信回路 15 受信回路 18 直流電圧源 40 比較回路 44 排他的論理和
回路 R1,R2,R3,R4 終端抵抗
回路 R1,R2,R3,R4 終端抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 送信回路(14)と受信回路(15)が2本の信
号線を用いて平衡信号を送受する平衡信号伝送回路にお
いて、 受信回路(15)側に2本の該信号線の信号を比較して異常
を検出して検出信号を送出する比較回路(40)を、受信回
路(15)に対応して設けることにより、 該信号線が異常状態にあることを検出することを特徴と
する平衡信号伝送回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25563191A JPH0595306A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 平衡信号伝送回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25563191A JPH0595306A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 平衡信号伝送回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595306A true JPH0595306A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17281435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25563191A Withdrawn JPH0595306A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 平衡信号伝送回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0595306A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379849B1 (ko) * | 1998-11-06 | 2003-04-10 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 수신기 및 신호 전송 시스템 |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP25563191A patent/JPH0595306A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379849B1 (ko) * | 1998-11-06 | 2003-04-10 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 수신기 및 신호 전송 시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |