JP2840065B2 - 列車検知装置 - Google Patents
列車検知装置Info
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- JP2840065B2 JP2840065B2 JP35337096A JP35337096A JP2840065B2 JP 2840065 B2 JP2840065 B2 JP 2840065B2 JP 35337096 A JP35337096 A JP 35337096A JP 35337096 A JP35337096 A JP 35337096A JP 2840065 B2 JP2840065 B2 JP 2840065B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレ−ルを利用して
列車を検知する列車検知装置、特に列車検知信号を受信
する受信装置の信号入力端の故障検知に関するものであ
る。
列車を検知する列車検知装置、特に列車検知信号を受信
する受信装置の信号入力端の故障検知に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】列車を検知するための軌道回路は、レ−
ルを利用して電気回路を構成し、送信装置から出力され
た列車検知信号をレ−ルを介して受信装置に入力するよ
うにしている。そして受信装置に列車検知信号が入力し
ているときは、その区間に列車なしと判定し、2本のレ
−ルが列車の車軸で電気的に短絡して受信装置に列車検
知信号が入力されないときに、その区間に列車有りと判
定している。この列車検知に使用する受信装置もマイク
ロエレクトロニクス化し、マイコンを使用したプログラ
ム処理により自己診断機能を付加することにより、装置
の故障を自己検知することができ、故障時には安全側に
制御するようにしている。
ルを利用して電気回路を構成し、送信装置から出力され
た列車検知信号をレ−ルを介して受信装置に入力するよ
うにしている。そして受信装置に列車検知信号が入力し
ているときは、その区間に列車なしと判定し、2本のレ
−ルが列車の車軸で電気的に短絡して受信装置に列車検
知信号が入力されないときに、その区間に列車有りと判
定している。この列車検知に使用する受信装置もマイク
ロエレクトロニクス化し、マイコンを使用したプログラ
ム処理により自己診断機能を付加することにより、装置
の故障を自己検知することができ、故障時には安全側に
制御するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように自己診断
機能を有する受信装置において、レ−ルから受信装置に
列車検知信号が送られていても、受信装置の入力端に故
障があると列車検知信号が受信装置に入力されず、軌道
回路に列車が在線する場合と同じ状態になり、入力端に
故障があるのか軌道軌道回路に列車が在線するの区別が
できなくなってしまう。このため受信装置の入力端に故
障が生じた場合には自己診断機能があるにもかかわらず
故障検知をすることができなかった。
機能を有する受信装置において、レ−ルから受信装置に
列車検知信号が送られていても、受信装置の入力端に故
障があると列車検知信号が受信装置に入力されず、軌道
回路に列車が在線する場合と同じ状態になり、入力端に
故障があるのか軌道軌道回路に列車が在線するの区別が
できなくなってしまう。このため受信装置の入力端に故
障が生じた場合には自己診断機能があるにもかかわらず
故障検知をすることができなかった。
【0004】この受信装置の入力端の故障は、受信装置
を2台設けて、両方の受信装置の動作を比較したり、前
後の軌道回路における列車検知状態に時間の経過を考慮
することにより検知できるが、この場合は故障検知のた
めの設備が大きく、かつ煩雑になってしまう。
を2台設けて、両方の受信装置の動作を比較したり、前
後の軌道回路における列車検知状態に時間の経過を考慮
することにより検知できるが、この場合は故障検知のた
めの設備が大きく、かつ煩雑になってしまう。
【0005】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、簡単な設備で列車検知信号を受信す
る受信装置の信号入力端の故障を検知することができる
列車検知装置を得ることを目的とするものである。
されたものであり、簡単な設備で列車検知信号を受信す
る受信装置の信号入力端の故障を検知することができる
列車検知装置を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る列車検知
装置は、送信装置と照査信号発生器と重畳器と受信装置
を有し、送信装置は各軌道回路の列車の有無を検知する
列車検知信号を軌道回路の一方の端部に送信し、照査信
号発生器は列車検知信号とは異なる周波数帯の照査用信
号を発生し、重畳器は軌道回路の他方の端部から送られ
る列車検知信号と照査信号発生器で発生した照査用信号
を重畳し、重畳した信号を受信装置の入力端に送り、受
信装置は重畳器で重畳した信号を入力し、重畳された列
車検知信号と照査用信号を分離し、分離した照査用信号
の有無を判定して入力端の故障の有無を検出することを
特徴とする。
装置は、送信装置と照査信号発生器と重畳器と受信装置
を有し、送信装置は各軌道回路の列車の有無を検知する
列車検知信号を軌道回路の一方の端部に送信し、照査信
号発生器は列車検知信号とは異なる周波数帯の照査用信
号を発生し、重畳器は軌道回路の他方の端部から送られ
る列車検知信号と照査信号発生器で発生した照査用信号
を重畳し、重畳した信号を受信装置の入力端に送り、受
信装置は重畳器で重畳した信号を入力し、重畳された列
車検知信号と照査用信号を分離し、分離した照査用信号
の有無を判定して入力端の故障の有無を検出することを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の列車検知装置は、レ−
ルを利用した軌道回路の一方の端部に整合変成器を介し
て接続された送信装置と、軌道回路の他方の端部に整合
変成器を介して接続された重畳器と、重畳器の他方の入
力側に接続された照査信号発生器及び重畳器の出力側に
接続された受信装置とを有する。受信装置は送信装置か
ら軌道回路に送られた列車検知信号の有無を検出して軌
道回路に列車が在線するか否を判断するものであり、入
力部とA/D変換器と列車検知信号フィルタと信号判別
部と列車検知部と照査信号フィルタと信号判別部及び故
障判定部を有する。
ルを利用した軌道回路の一方の端部に整合変成器を介し
て接続された送信装置と、軌道回路の他方の端部に整合
変成器を介して接続された重畳器と、重畳器の他方の入
力側に接続された照査信号発生器及び重畳器の出力側に
接続された受信装置とを有する。受信装置は送信装置か
ら軌道回路に送られた列車検知信号の有無を検出して軌
道回路に列車が在線するか否を判断するものであり、入
力部とA/D変換器と列車検知信号フィルタと信号判別
部と列車検知部と照査信号フィルタと信号判別部及び故
障判定部を有する。
【0008】そして送信装置から軌道回路の一方の端部
に送信された列車検知信号はレ−ルを介して軌道回路の
他方の端部に送られ重畳器に入力する。この重畳器は照
査信号発生器で発生している列車検知信号と周波数帯が
異なる照査用信号を常時入力して、列車検知信号と照査
用信号を重畳し、重畳した信号を受信装置の入力部に送
る。受信装置の入力部は入力した信号をA/D変換器に
送る。A/D変換器は送られた信号をデジタル信号に変
換して列車検知信号フィルタと照査信号フィルタに送
る。列車検知信号フィルタは送られた信号から列車検知
信号を選択して列車検知信号用の信号判定部に送る。信
号判定部は列車検知信号フィルタから送られる列車検知
信号の有無を判定し、列車検知信号を検出すると、列車
検知信号有りを示す信号を列車検知部に送る。列車検知
部は列車検知信号有りを示す信号が送られると、軌道回
路に列車が在線しないと判断し列車不在線信号を出力す
る。
に送信された列車検知信号はレ−ルを介して軌道回路の
他方の端部に送られ重畳器に入力する。この重畳器は照
査信号発生器で発生している列車検知信号と周波数帯が
異なる照査用信号を常時入力して、列車検知信号と照査
用信号を重畳し、重畳した信号を受信装置の入力部に送
る。受信装置の入力部は入力した信号をA/D変換器に
送る。A/D変換器は送られた信号をデジタル信号に変
換して列車検知信号フィルタと照査信号フィルタに送
る。列車検知信号フィルタは送られた信号から列車検知
信号を選択して列車検知信号用の信号判定部に送る。信
号判定部は列車検知信号フィルタから送られる列車検知
信号の有無を判定し、列車検知信号を検出すると、列車
検知信号有りを示す信号を列車検知部に送る。列車検知
部は列車検知信号有りを示す信号が送られると、軌道回
路に列車が在線しないと判断し列車不在線信号を出力す
る。
【0009】照査信号フィルタはA/D変換器から送ら
れた信号から照査用信号を選択して照査用信号用の信号
判定部に送る。照査用信号用の信号判定部は送られた照
査用信号の有無を判定し、照査用信号を検出していると
きは照査用信号有りを示す信号を故障判定部に送る。故
障判定部は照査用信号有りを示す信号が送られると受信
装置が列車検知信号を正常に入力していると判定する。
れた信号から照査用信号を選択して照査用信号用の信号
判定部に送る。照査用信号用の信号判定部は送られた照
査用信号の有無を判定し、照査用信号を検出していると
きは照査用信号有りを示す信号を故障判定部に送る。故
障判定部は照査用信号有りを示す信号が送られると受信
装置が列車検知信号を正常に入力していると判定する。
【0010】この状態で列車が軌道回路に進入すると、
軌道回路に送られている列車検知信号は列車の車軸によ
るレ−ルの短絡により重畳器に入力しなくなり、受信装
置の列車検知フィルタからは列車検知信号が出力され
ず、列車検知部は軌道回路に列車が在線すると判断す
る。このとき照査信号発生器で発生している照査用信号
は列車の車軸によるレ−ルの短絡とは無関係に重畳器に
送られているから、照査信号フィルタから照査用信号が
出力され、故障判定部は受信装置が正常の動作している
と判定している。
軌道回路に送られている列車検知信号は列車の車軸によ
るレ−ルの短絡により重畳器に入力しなくなり、受信装
置の列車検知フィルタからは列車検知信号が出力され
ず、列車検知部は軌道回路に列車が在線すると判断す
る。このとき照査信号発生器で発生している照査用信号
は列車の車軸によるレ−ルの短絡とは無関係に重畳器に
送られているから、照査信号フィルタから照査用信号が
出力され、故障判定部は受信装置が正常の動作している
と判定している。
【0011】このようにして列車検知信号の有無に係ら
ず照査用信号が照査信号フィルタから出力されているか
ぎり、受信装置の入力部やA/D変換器が正常に動作し
て列車検知信号を正常に入力していると判断し、照査用
信号が照査信号フィルタから出力されないときは、受信
装置の入力部やA/D変換器が故障と判断する。
ず照査用信号が照査信号フィルタから出力されているか
ぎり、受信装置の入力部やA/D変換器が正常に動作し
て列車検知信号を正常に入力していると判断し、照査用
信号が照査信号フィルタから出力されないときは、受信
装置の入力部やA/D変換器が故障と判断する。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。列車検知装置は、図に示すように、レ−
ル1を利用した軌道回路2Tの一方の端部に整合変成器
3を介して接続された送信装置4と、軌道回路2Tの他
方の端部に整合変成器5を介して接続された重畳器6
と、重畳器6の他方の入力側に接続された照査信号発生
器7及び重畳器6の出力側に接続された受信装置8とで
構成されている。
ック図である。列車検知装置は、図に示すように、レ−
ル1を利用した軌道回路2Tの一方の端部に整合変成器
3を介して接続された送信装置4と、軌道回路2Tの他
方の端部に整合変成器5を介して接続された重畳器6
と、重畳器6の他方の入力側に接続された照査信号発生
器7及び重畳器6の出力側に接続された受信装置8とで
構成されている。
【0013】送信装置4は軌道回路2Tに列車2が在線
するか否を検知する列車検知信号を整合変成器3を介し
て軌道回路2Tに送信する。照査信号発生器7は列車検
知信号と異なる周波数帯の照査用信号を発生し重畳器6
に送る。重畳器6は軌道回路2Tに送信された列車検知
信号を整合変成器5を介して入力し、入力した列車検知
信号と照査信号発生器7で発生した照査用信号を重畳
し、重畳した信号を受信装置8に送る。
するか否を検知する列車検知信号を整合変成器3を介し
て軌道回路2Tに送信する。照査信号発生器7は列車検
知信号と異なる周波数帯の照査用信号を発生し重畳器6
に送る。重畳器6は軌道回路2Tに送信された列車検知
信号を整合変成器5を介して入力し、入力した列車検知
信号と照査信号発生器7で発生した照査用信号を重畳
し、重畳した信号を受信装置8に送る。
【0014】受信装置8は軌道回路2Tに送られた列車
検知信号の有無を検出して軌道回路2Tの列車2の有無
を判断するものであり、入力部9とA/D変換器10と
列車検知信号フィルタ11と信号判別部12と列車検知
部13と照査信号フィルタ14と信号判別部15及び故
障判定部16を有する。入力部9は重畳器6から送られ
た列車検知信号と照査用信号の重畳した信号を入力す
る。A/D変換器10は入力した列車検知信号と照査用
信号の重畳した信号をデジタル信号に変換する。列車検
知信号フィルタ11は重畳した信号から列車検知信号を
選択する。信号判定部12は列車検知信号フィルタ11
から送られる列車検知信号の有無を判定する。列車検知
部13は信号判定部12の判定結果により軌道回路2T
の列車2の有無を判断する。照査信号フィルタ14は重
畳した信号から照査用信号を選択する。信号判定部15
は照査信号フィルタ14から送られる照査用信号の有無
を判定する。故障判定部16は信号判定部15の判定結
果により、入力部9やA/D変換器10あるいは列車検
知信号フィルタ11と照査信号フィルタ14に故障が生
じたか否を判定する。この受信装置8の入力部9とA/
D変換器10以外は1個のマイクロコンピュ−タのプロ
グラム処理で処理される。
検知信号の有無を検出して軌道回路2Tの列車2の有無
を判断するものであり、入力部9とA/D変換器10と
列車検知信号フィルタ11と信号判別部12と列車検知
部13と照査信号フィルタ14と信号判別部15及び故
障判定部16を有する。入力部9は重畳器6から送られ
た列車検知信号と照査用信号の重畳した信号を入力す
る。A/D変換器10は入力した列車検知信号と照査用
信号の重畳した信号をデジタル信号に変換する。列車検
知信号フィルタ11は重畳した信号から列車検知信号を
選択する。信号判定部12は列車検知信号フィルタ11
から送られる列車検知信号の有無を判定する。列車検知
部13は信号判定部12の判定結果により軌道回路2T
の列車2の有無を判断する。照査信号フィルタ14は重
畳した信号から照査用信号を選択する。信号判定部15
は照査信号フィルタ14から送られる照査用信号の有無
を判定する。故障判定部16は信号判定部15の判定結
果により、入力部9やA/D変換器10あるいは列車検
知信号フィルタ11と照査信号フィルタ14に故障が生
じたか否を判定する。この受信装置8の入力部9とA/
D変換器10以外は1個のマイクロコンピュ−タのプロ
グラム処理で処理される。
【0015】上記のように構成された列車検知装置にお
いて、送信装置4から軌道回路2Tの一方の端部に送信
された列車検知信号はレ−ル1を介して軌道回路2Tの
他方の端部に送られ重畳器6に入力する。一方、重畳器
6には照査信号発生器7で発生している照査用信号が常
時入力している。そこで重畳器6は軌道回路2Tから送
られた列車検知信号と照査信号発生器7から送られた照
査用信号を重畳し、重畳した信号を受信装置8の入力部
9に送る。受信装置8の入力部9は入力した信号をA/
D変換器10に送る。A/D変換器10は送られた信号
をデジタル信号に変換してデジタルフィルタからなる列
車検知信号フィルタ11と照査信号フィルタ14に送
る。列車検知信号フィルタ11は送られた信号から列車
検知信号を選択して信号判定部12に送る。信号判定部
12は列車検知信号フィルタ11から送られる列車検知
信号の有無を判定し、列車検知信号を検出すると、列車
検知信号有りを示す例えば「1」レベルの信号を列車検
知部13に送る。列車検知部13は「1」レベルの信号
が送られると、軌道回路2Tに列車2が在線しないと判
断し、列車不在線信号を出力する。一方、照査信号フィ
ルタ14はA/D変換器10から送られた信号から照査
用信号を選択して信号判定部15に送る。信号判定部1
5は送られた照査用信号の有無を判定し、照査用信号を
検出しているときは照査用信号有りを示す例えば「1」
レベルの信号を故障判定部16に送る。故障判定部16
は「1」レベルの信号が送られると受信装置8が列車検
知信号を正常に入力していると判定し、その結果を出力
する。
いて、送信装置4から軌道回路2Tの一方の端部に送信
された列車検知信号はレ−ル1を介して軌道回路2Tの
他方の端部に送られ重畳器6に入力する。一方、重畳器
6には照査信号発生器7で発生している照査用信号が常
時入力している。そこで重畳器6は軌道回路2Tから送
られた列車検知信号と照査信号発生器7から送られた照
査用信号を重畳し、重畳した信号を受信装置8の入力部
9に送る。受信装置8の入力部9は入力した信号をA/
D変換器10に送る。A/D変換器10は送られた信号
をデジタル信号に変換してデジタルフィルタからなる列
車検知信号フィルタ11と照査信号フィルタ14に送
る。列車検知信号フィルタ11は送られた信号から列車
検知信号を選択して信号判定部12に送る。信号判定部
12は列車検知信号フィルタ11から送られる列車検知
信号の有無を判定し、列車検知信号を検出すると、列車
検知信号有りを示す例えば「1」レベルの信号を列車検
知部13に送る。列車検知部13は「1」レベルの信号
が送られると、軌道回路2Tに列車2が在線しないと判
断し、列車不在線信号を出力する。一方、照査信号フィ
ルタ14はA/D変換器10から送られた信号から照査
用信号を選択して信号判定部15に送る。信号判定部1
5は送られた照査用信号の有無を判定し、照査用信号を
検出しているときは照査用信号有りを示す例えば「1」
レベルの信号を故障判定部16に送る。故障判定部16
は「1」レベルの信号が送られると受信装置8が列車検
知信号を正常に入力していると判定し、その結果を出力
する。
【0016】この状態で列車2が軌道回路2Tに進入す
ると、送信装置4から軌道回路2Tに送られている列車
検知信号は列車2の車軸によるレ−ル1の短絡により重
畳器6に入力しなくなり、受信装置8の列車検知フィル
タ11からは列車検知信号が出力されなくなる。そこで
信号判定部12は列車検知信号なしを示す例えば「0」
レベルの信号を列車検知部13に送る。列車検知部13
は「0」レベルの信号が送られると、軌道回路2Tに列
車2が在線すると判断し、列車在線信号を出力する。一
方、照査信号発生器7で発生している照査用信号は列車
2の車軸によるレ−ル1の短絡とは無関係に重畳器6に
送られているから、照査信号フィルタ14から照査用信
号が出力されているかぎり故障判定部16は受信装置8
の入力部9やA/D変換器10が正常に動作していると
判定している。
ると、送信装置4から軌道回路2Tに送られている列車
検知信号は列車2の車軸によるレ−ル1の短絡により重
畳器6に入力しなくなり、受信装置8の列車検知フィル
タ11からは列車検知信号が出力されなくなる。そこで
信号判定部12は列車検知信号なしを示す例えば「0」
レベルの信号を列車検知部13に送る。列車検知部13
は「0」レベルの信号が送られると、軌道回路2Tに列
車2が在線すると判断し、列車在線信号を出力する。一
方、照査信号発生器7で発生している照査用信号は列車
2の車軸によるレ−ル1の短絡とは無関係に重畳器6に
送られているから、照査信号フィルタ14から照査用信
号が出力されているかぎり故障判定部16は受信装置8
の入力部9やA/D変換器10が正常に動作していると
判定している。
【0017】このようにして列車検知信号の有無に係ら
ず照査用信号が照査信号フィルタ14から出力されてい
るかぎり、受信装置8の入力部9やA/D変換器10が
正常に動作して列車検知信号を正常に入力していると判
断することができる。
ず照査用信号が照査信号フィルタ14から出力されてい
るかぎり、受信装置8の入力部9やA/D変換器10が
正常に動作して列車検知信号を正常に入力していると判
断することができる。
【0018】そして受信装置8の入力部9やA/D変換
器10に故障が生じて照査信号フィルタ14から照査用
信号が出力しなくなると、信号判定部15は照査用信号
なしを示す例えば「0」レベルの信号を故障判定部16
に送る。故障判定部16は「0」レベルの信号が送られ
ると受信装置8が列車検知信号を正常に入力していない
と判定し、その結果を出力する。
器10に故障が生じて照査信号フィルタ14から照査用
信号が出力しなくなると、信号判定部15は照査用信号
なしを示す例えば「0」レベルの信号を故障判定部16
に送る。故障判定部16は「0」レベルの信号が送られ
ると受信装置8が列車検知信号を正常に入力していない
と判定し、その結果を出力する。
【0019】このように受信装置8の入力部9やA/D
変換器10に故障が生じたときに、軌道回路2Tに列車
2が在線しなく重畳器6に列車検知信号が入力している
場合であっても受信装置8の列車検知フィルタ11には
列車検知信号と照査用信号を重畳した信号が送られない
から、列車検知フィルタ11から列車検知信号が出力さ
れず、列車検知部13は軌道回路2Tに列車2が在線す
ると判断して、列車在線信号を出力し、常に安全性を確
保することができる。
変換器10に故障が生じたときに、軌道回路2Tに列車
2が在線しなく重畳器6に列車検知信号が入力している
場合であっても受信装置8の列車検知フィルタ11には
列車検知信号と照査用信号を重畳した信号が送られない
から、列車検知フィルタ11から列車検知信号が出力さ
れず、列車検知部13は軌道回路2Tに列車2が在線す
ると判断して、列車在線信号を出力し、常に安全性を確
保することができる。
【0020】また、受信装置8の入力部9やA/D変換
器10が正常であっても照査信号フィルタ14が故障す
ると信号判定部15に照査用信号が出力されなくなり、
故障判定部16は受信装置8が列車検知信号を正常に入
力していないと判定する。このとき照査信号フィルタ1
4と列車検知信号フィルタ11は1個のマイクロコンピ
ュ−タのプログラム処理で処理されているから、列車検
知信号フィルタ11からも列車検知信号が出力されなく
なり、この場合も列車検知部13は軌道回路2Tに列車
2が在線すると判断して、列車在線信号を出力し安全側
に動作する。
器10が正常であっても照査信号フィルタ14が故障す
ると信号判定部15に照査用信号が出力されなくなり、
故障判定部16は受信装置8が列車検知信号を正常に入
力していないと判定する。このとき照査信号フィルタ1
4と列車検知信号フィルタ11は1個のマイクロコンピ
ュ−タのプログラム処理で処理されているから、列車検
知信号フィルタ11からも列車検知信号が出力されなく
なり、この場合も列車検知部13は軌道回路2Tに列車
2が在線すると判断して、列車在線信号を出力し安全側
に動作する。
【0021】なお、上記実施例は照査信号発生器7を軌
道回路毎に設けた場合について説明したが、1台の照査
信号発生器7を複数の軌道回路で使用しても良い。
道回路毎に設けた場合について説明したが、1台の照査
信号発生器7を複数の軌道回路で使用しても良い。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、列車の
車軸によるレ−ルの短絡とは無関係な照査用信号と列車
検知用信号を重畳して受信装置に入力し、照査用信号の
有無により受信装置の入力端が正常に動作しているかど
うかを判定するようにしたから、簡単な設備で受信装置
の信号入力端の故障の有無を確実に検知することができ
る。さらに設備を簡単な構成にするから、設備を小型化
できるとともに低価格にすることができる。
車軸によるレ−ルの短絡とは無関係な照査用信号と列車
検知用信号を重畳して受信装置に入力し、照査用信号の
有無により受信装置の入力端が正常に動作しているかど
うかを判定するようにしたから、簡単な設備で受信装置
の信号入力端の故障の有無を確実に検知することができ
る。さらに設備を簡単な構成にするから、設備を小型化
できるとともに低価格にすることができる。
【図1】この発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
4 送信装置 6 重畳器 7 照査信号発生器 8 受信装置 9 入力部 10 A/D変換器 11 列車検知信号フィルタ 12 信号判別部 13 列車検知部 14 照査信号フィルタ 15 信号判別部 16 故障判定部
Claims (1)
- 【請求項1】 送信装置と照査信号発生器と重畳器と受
信装置を有し、送信装置は各軌道回路の列車の有無を検
知する列車検知信号を軌道回路の一方の端部に送信し、
照査信号発生器は列車検知信号とは異なる周波数帯の照
査用信号を発生し、重畳器は軌道回路の他方の端部から
送られる列車検知信号と照査信号発生器で発生した照査
用信号を重畳し、重畳した信号を受信装置の入力端に送
り、受信装置は重畳器で重畳した信号を入力し、重畳さ
れた列車検知信号と照査用信号を分離し、分離した照査
用信号の有無を判定して入力端の故障の有無を検出する
ことを特徴とする列車検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35337096A JP2840065B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 列車検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35337096A JP2840065B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 列車検知装置 |
Publications (2)
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JPH10175548A JPH10175548A (ja) | 1998-06-30 |
JP2840065B2 true JP2840065B2 (ja) | 1998-12-24 |
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ID=18430384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP35337096A Expired - Fee Related JP2840065B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 列車検知装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2840065B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113238600A (zh) * | 2021-04-02 | 2021-08-10 | 张弦 | 一种通信方法的监控装置 |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP35337096A patent/JP2840065B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH10175548A (ja) | 1998-06-30 |
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