JPH0310869A

JPH0310869A - 両方向印字熱転写プリンタのキャリッジ機構

Info

Publication number: JPH0310869A
Application number: JP14725689A
Authority: JP
Inventors: Shojiro Saito; 斉藤　庄次郎
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1989-06-08
Filing date: 1989-06-08
Publication date: 1991-01-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は熱転写プリンタに関し、特に往動及び復動の両
方向印字が可能な熱転写プリンタのキャリッジ機構に関
する。

〔従来の技術〕

従来この種のキャリッジ機構では、印字ヘッドは個別に
ソレノイド等により駆動され、またリボンカートリッジ
の巻取りスプールの駆動切換手段としては、キャリッジ
の横送り用タイミングベルトから動力を得てキャリッジ
往復動に合わせてりイミングベルトに噛合した遊星歯車
の往復動により切換が行なわれる様になっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のキャリッジ機構では印字ヘッド駆動源が
２個となっているので装置の小型化ができないという欠
点がある。また、リボンカートリッジの巻取りスプール
の駆動切換手段としてキャリッジ横送り用タイミングベ
ルトを介し遊星歯車を使用しているため遊星歯車が巻取
りスプールの巻取り軸歯車に噛合するまでキャリッジを
横送りしなければならず、時間のロスがあり、また助走
距離が長くなって装置の小型化ができないという欠点が
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は往動用および復動用の２個の印字ヘッドと、各
印字ヘッドを押圧する２個のプレッシャアームと、キャ
リッジフレームに回転支持されその回転方向によりプレ
ッシャアームを択一的に押圧する作動手段とを有してい
る。

〔実施例〕

次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の平面図である。往動用印字
ヘッド１および復動用印字ヘッド２はシャフト３に係合
し、プラテン４に対し押圧、退避可能となっている。印
字ヘッド１，２はそれぞれシャフト３に係合されるプレ
ッシャアーム５，６により押圧される。キャリッジフレ
ーム７に回転支持されるスウィングアーム８はカムギヤ
９及び駆動モータ１０により回転軸１１を中心に回転し
、前記プレッシャアーム５，６を押圧することになる。

つまり、駆動モータ１０が反時計回りに回転するとカム
ギア９が時計回りに回転し、カムギア９の回転中心軸９
ａより離れたカムギヤ９上に配設されたローラ２２がス
ウィングアーム８に設けられた溝部を時計回りに押圧す
ることにより、スウィングアーム８が時計回りに回転し
、プレッシャアーム５を押圧し、その結果として往復用
印字ヘッド１がプラテンに押圧される。また駆動モータ
１０が時計回りに回転すると往動時とは反対に、スウィ
ングアーム８が反時計回りに回転し、プレッシャアーム
６が押圧されて復動用印字ヘッド２がプラテンに押圧さ
れる。

往動用リボンカートリッジの巻取りスプール（本図では
図示せず）に連結される往動用巻取り軸１２と復動用リ
ボンカートリッジの巻取りスプール（本図では図示せず
）に連結される復動用巻取り軸１３がキャリッジフレー
ム７に設置されている。スウィングアーム８上に巻取り
軸駆動用の歯車列（歯車１４．歯車１５．歯車１６）が
配設されている。歯車１４はプリンタ装置の左右フレー
ム等に張られたワイヤロー１１７のフリクションにより
キャリッジの横送り動作により回転する。

その回転は歯車１５．歯車１６に伝達される。往動印字
時は駆動モータ１０が反時計回りに回転しスウィングア
ーム８が時計回りに回転しプレッシャアーム５及び印字
ヘッド１をプラテン４に押圧し、それと同時に歯車１４
，１５．１６が時計回りに揺動され歯車１５が巻取り軸
１２に噛み合い、キャリッジ横送り動作により歯車１４
の回転が巻取り軸１２に伝達される。復動印字時は駆動
モータ１０が時計回りに回転しスウィングアーム８が反
時計回りに回転しプレッシャアーム６及び印字ヘッド２
をプラテン４に押圧し、それと同時に歯車１４，１５．
１６が反時計回りに揺動され歯車１６が巻取り軸１３に
噛み合い、キャリッジ横送り動作により歯車１４の回転
が巻取り軸１３に伝達されることになる。従って印字ヘ
ッド１゜２の切換及びリボン巻取り用の巻取り軸１２，
１３への動力伝達切換が駆動モータ１０により行なわれ
る。

第２図、第３図は他の実施例の平面と側面図である。印
字ヘッド１，２のプラテン４への押圧切換動作は駆動モ
ータ１０により第１図の実施例と同様に行なわれる。キ
ャリッジフレーム７に駆動モータ１８が配設され、駆動
モータ１８の歯車１８ａにクラッチプーリ２０ａが係合
されている。

クラッチギア１９ａはクラッチプーリ２０ａに係合しク
ラッチプーリ２０ａの一方向回転力のみ伝達される。ク
ラッチギア１９ａは巻取り軸１２に係合している。また
クラッチギア１９ｂはクラッチブーリ２０ｂに係合しク
ラッチプーリ２０ｂの一方向回転（クラッチギア１９ａ
の伝達回転方向とは逆方向回転）力のみ伝達される。ク
ラッチギア１９ｂは巻取り軸１３に係合している。また
クラッチプーリ２０ａ、２０ｂはベルト２１により連結
されている。つまり、駆動モータ１８が反時計回りに回
転するとクラッチプーリ２０ａとクラッチギア１９ａが
噛み合いクラッチギア１９ａが時計回りに回転し巻取り
軸１２が反時計回りに回転する。クラッチプーリ２０ａ
の回転力がクラッチブ、−リ２０ｂに伝達されるがクラ
ッチプーリ２０ｂとクラッチギア１９ｂは噛み合わず巻
取り軸１３は停止状態にある。また駆動モータ１８が時
計回りに回転すると、クラッチプーリ２０ａとクラッチ
ギア１９ａは噛み合わず巻取り軸１２は停止状態にある
がクラッチプーリ２０ａの反時計回りの回転力がベルト
２１を介しクラッチプーリ２１ｂを反時計回りに回転す
る。この時クラッチプーリ２０ｂとクラッチギア１９ｂ
は噛み合い状態となり巻取り軸１３は時計回りに回転す
ることになる。従って駆動モータ１８の回転方向の切換
により巻取り軸１２．１３への動力伝達切換が行なわれ
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は２個の印字ヘッドを回転支
持された１個の作動手段にて択一的に押圧することによ
り小型化でき、安価な両方向印字熱プリンタのキャリッ
ジ機構を提供できる効果がある。

さらにリボンカートリッジの巻取りスプールへの動力伝
達切換手段を印字ヘッドを押圧する作動手段上に配設す
ることにより、また別個の駆動モータにて動力伝達切換
を行なうことにより、キャリッジの横送り駆動で動力伝
達切換を行なわなくて済むために、動力伝達切換動作時
間が短縮され、キャリッジの横送り移動距離分装置幅寸
法を小さくすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の平面図、第２図は本発明の
他の実施例の平面図、第３図は第２図の一部側面図であ
る。１・・・往動用印字ヘッド、２・・・復動用印字ヘッド
、３・・・シャフト、４・・・プラテン、５，６・・・
プレッシャアーム、７・・・キャリッジフレーム、８・
・・スウィングアーム、９・・・カムギア、１ｏ・・・
駆動モータ、１２・・・往動用巻取り軸、１３・・・復
動用巻取り軸、１４，１５．１６・・・歯車、１７・・
・ワイヤロープ、１８・・・駆動モータ、１９．１９’
・・・クラッチギア、２０．２０’・・・クラッチプー
リ、２１・・・ベルト。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）２個の印字ヘッドと２個のリボンカートリッジと
を有する両方向印字熱転写プリンタのキャリッジ機構に
おいて、プラテンに押圧退避可能でプラテン面に対し傾
斜角度をもつ往動用および復動用の２個の印字ヘッドと
、各印字ヘッドを押圧する２個のプレッシャアームと、
キャリッジフレームに回転支持されその回転方向により
前記プレッシャアームを択一的に押圧する作動手段とを
設けたことを特徴とする両方向印字熱転写プリンタのキ
ャリッジ機構。
（２）２個のリボンカートリッジを巻取りスプールに選
択的に動力を伝達するための動力伝達手段を前記プレッ
シャアームを択一的に押圧する作動手段上に配設したこ
とを特徴とする請求範囲第（１）項記載の両方向印字熱
転写プリンタのキャリッジ機構。
（３）２個のリボンカートリッジの巻取りスプールに選
択的に動力を伝達するための動力伝達手段をキャリッジ
上に搭載し、その駆動源として駆動モータを用いたこと
を特徴とする請求範囲第（１）項記載の両方向印字熱転
写プリンタのキャリッジ機構。