JP2770745B2 - ドットインパクト式シリアルプリンタ - Google Patents
ドットインパクト式シリアルプリンタInfo
- Publication number
- JP2770745B2 JP2770745B2 JP6202224A JP20222494A JP2770745B2 JP 2770745 B2 JP2770745 B2 JP 2770745B2 JP 6202224 A JP6202224 A JP 6202224A JP 20222494 A JP20222494 A JP 20222494A JP 2770745 B2 JP2770745 B2 JP 2770745B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- cam
- multicolor
- cassette
- color
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Impact Printers (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッドのキャリア
に多色インクリボンカートリッジを装着したドットイン
パクト式シリアルプリンタに関する。
に多色インクリボンカートリッジを装着したドットイン
パクト式シリアルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5ないし図6に従来例を示す。この図
5ないし図6に示す従来例は、プラテン50に対向して
印字ヘッド51及び多色インクリボンカセット52が配
設され、この印字ヘッド51及び多色インクリボンカセ
ット52を支持するキャリアフレーム53が前述したプ
ラテン50に沿って移動可能に装備されている。符号5
4,55はキャリアフレーム53用のガイドバーを示
す。
5ないし図6に示す従来例は、プラテン50に対向して
印字ヘッド51及び多色インクリボンカセット52が配
設され、この印字ヘッド51及び多色インクリボンカセ
ット52を支持するキャリアフレーム53が前述したプ
ラテン50に沿って移動可能に装備されている。符号5
4,55はキャリアフレーム53用のガイドバーを示
す。
【0003】多色インクリボンカセット52は、リボン
チェンジ手段60を介して前述したキャリアフレーム5
3上に配置されている。
チェンジ手段60を介して前述したキャリアフレーム5
3上に配置されている。
【0004】このリボンチェンジ手段60は、図5に示
すように、キャリアフレーム53の一部に形成され多色
インクリボンカセット52の両側面において揺動可能に
保持する軸受部材61と、キャリアフレーム53に固定
され多色インクリボンカセット52の一部と接触して当
該多色インクリボンカセット52を揺動させる揺動機構
62とを備えている。そして、このリボンチェンジ手段
60により、所定の印字色が印字ヘッド51面に一致す
るように多色インクリボンカセット52を起伏動作させ
て傾斜角を制御することにより、リボン色の切り換えを
行うようになっている(例えば、特開昭63−2024
88号公報)。
すように、キャリアフレーム53の一部に形成され多色
インクリボンカセット52の両側面において揺動可能に
保持する軸受部材61と、キャリアフレーム53に固定
され多色インクリボンカセット52の一部と接触して当
該多色インクリボンカセット52を揺動させる揺動機構
62とを備えている。そして、このリボンチェンジ手段
60により、所定の印字色が印字ヘッド51面に一致す
るように多色インクリボンカセット52を起伏動作させ
て傾斜角を制御することにより、リボン色の切り換えを
行うようになっている(例えば、特開昭63−2024
88号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例にあって
は、上述したように、印字色を選択する場合には、前述
したリボンチェンジ手段60の作用により、多色インク
リボンカセット52が支点61Aを中心とする円弧運動
をする。
は、上述したように、印字色を選択する場合には、前述
したリボンチェンジ手段60の作用により、多色インク
リボンカセット52が支点61Aを中心とする円弧運動
をする。
【0006】このため、図6(b)に示すように多色イ
ンクリボンカセット52がほぼ垂直になっている場合は
印字ヘッド51が多色リボン52Aの真中に位置するた
め、当該多色リボン52Aに余分な力が加わらないが、
図6(a)及び(c)のように多色インクリボンカセッ
ト52が傾斜した場合には、印字ヘッド51が多色リボ
ン52Aの片側に当接することから、フィード時には当
該多色リボン52Aの片側にのみ張力が印加され、従っ
て巻き取りを円滑に成し得ず、多色リボン52Aの走行
に支障をきたすという不都合が生じていた。
ンクリボンカセット52がほぼ垂直になっている場合は
印字ヘッド51が多色リボン52Aの真中に位置するた
め、当該多色リボン52Aに余分な力が加わらないが、
図6(a)及び(c)のように多色インクリボンカセッ
ト52が傾斜した場合には、印字ヘッド51が多色リボ
ン52Aの片側に当接することから、フィード時には当
該多色リボン52Aの片側にのみ張力が印加され、従っ
て巻き取りを円滑に成し得ず、多色リボン52Aの走行
に支障をきたすという不都合が生じていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに異なった色を選択してもインクリボン
の巻き取りを円滑にし且つ装置全体の信頼性向上を図っ
たドットインパクト式シリアルプリンタを提供すること
を、その目的とする。
を改善し、とくに異なった色を選択してもインクリボン
の巻き取りを円滑にし且つ装置全体の信頼性向上を図っ
たドットインパクト式シリアルプリンタを提供すること
を、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、印字ヘッド
を固定保持するキャリアフレームと、このキャリアフレ
ーム上にカセットホルダを介して装備された多色インク
リボンカセットと、この多色インクリボンカセットから
繰り出される多色リボンを前記印字ヘッドに案内するリ
ボンガイドと、前記多色リボンに走行力を付勢するリボ
ン走行駆動機構とを備えたドットインパクト式シリアル
プリンタにおいて、カセットホルダとリボンガイドと
を、多色リボンのフィード方向に直交する方向に往復移
動自在に付勢すると共に、所定位置で停止可能に構成さ
れた確動カム機構を設ける。又、この確動カム機構に、
当該確動カム機構を所定のタイミングで駆動するカム駆
動手段を併設する。
を固定保持するキャリアフレームと、このキャリアフレ
ーム上にカセットホルダを介して装備された多色インク
リボンカセットと、この多色インクリボンカセットから
繰り出される多色リボンを前記印字ヘッドに案内するリ
ボンガイドと、前記多色リボンに走行力を付勢するリボ
ン走行駆動機構とを備えたドットインパクト式シリアル
プリンタにおいて、カセットホルダとリボンガイドと
を、多色リボンのフィード方向に直交する方向に往復移
動自在に付勢すると共に、所定位置で停止可能に構成さ
れた確動カム機構を設ける。又、この確動カム機構に、
当該確動カム機構を所定のタイミングで駆動するカム駆
動手段を併設する。
【0009】そして、前述した確動カム機構を、所定位
置で回転駆動される偏心円板カムと、この偏心カムを内
側に配設すると共に当該偏心円板カムの回転によって前
記多色リボンのフィード方向に直交する方向に往復移動
する四角形状の従節枠体とを含む構成とする、という手
法を採っている。これによって前述した目的を達成しよ
うとするものである。
置で回転駆動される偏心円板カムと、この偏心カムを内
側に配設すると共に当該偏心円板カムの回転によって前
記多色リボンのフィード方向に直交する方向に往復移動
する四角形状の従節枠体とを含む構成とする、という手
法を採っている。これによって前述した目的を達成しよ
うとするものである。
【0010】
【作 用】カム駆動手段(ステッピングモータ)20を
正転した場合、確動カム機構が作動し、カセットホルダ
3および多色インクリボンカセット4の全体をプラテン
との平行状態を維持しつつ当該プラテンに直交する方向
に移動させる。印字しようとするリボンの色の位置決め
は、偏心円板カム(エキセンカム)7Aのホーム位置か
ら所定のステップ数だけステッピングモータ20を回転
させることによって行う。
正転した場合、確動カム機構が作動し、カセットホルダ
3および多色インクリボンカセット4の全体をプラテン
との平行状態を維持しつつ当該プラテンに直交する方向
に移動させる。印字しようとするリボンの色の位置決め
は、偏心円板カム(エキセンカム)7Aのホーム位置か
ら所定のステップ数だけステッピングモータ20を回転
させることによって行う。
【0011】他方、カム駆動手段(ステッピングモー
タ)20を逆転させた場合は、リボン走行駆動機構が作
動しリボンフィード動作を行う。この場合、確動カム機
構の作用(ワンウェイクラッチ7Cの空転動作)のため
偏心円板カム(エキセンカム)7Aは回転せず、現時点
のリボン色の位置が保持される。
タ)20を逆転させた場合は、リボン走行駆動機構が作
動しリボンフィード動作を行う。この場合、確動カム機
構の作用(ワンウェイクラッチ7Cの空転動作)のため
偏心円板カム(エキセンカム)7Aは回転せず、現時点
のリボン色の位置が保持される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0013】この図1乃至図4に示す実施例は、印字ヘ
ッド1を固定保持するキャリアフレーム2と、このキャ
リアフレーム2上にカセットホルダ3を介して装備され
た多色インクリボンカセット4と、この多色インクリボ
ンカセット4から繰り出される多色リボン4Aを印字ヘ
ッド1に案内するリボンガイド5と、多色リボン4Aに
走行力を付勢するリボン走行駆動機構6とを備えてい
る。
ッド1を固定保持するキャリアフレーム2と、このキャ
リアフレーム2上にカセットホルダ3を介して装備され
た多色インクリボンカセット4と、この多色インクリボ
ンカセット4から繰り出される多色リボン4Aを印字ヘ
ッド1に案内するリボンガイド5と、多色リボン4Aに
走行力を付勢するリボン走行駆動機構6とを備えてい
る。
【0014】多色インクリボンカセット4は、カセット
ホルダ3とリボンガイド5とを多色リボン4Aのフィー
ド方向に直交する方向に摺動可能に形成されている。ま
た、カセットホルダ3およびリボンガイド5に往復移動
を付勢すると共に所定位置で停止可能に構成された確動
カム機構7を備えている。
ホルダ3とリボンガイド5とを多色リボン4Aのフィー
ド方向に直交する方向に摺動可能に形成されている。ま
た、カセットホルダ3およびリボンガイド5に往復移動
を付勢すると共に所定位置で停止可能に構成された確動
カム機構7を備えている。
【0015】更に、この確動カム機構7を所定のタイミ
ングで駆動するカム駆動手段20が、当該確動カム機構
7に併設されている。
ングで駆動するカム駆動手段20が、当該確動カム機構
7に併設されている。
【0016】確動カム機構7は、後述するように、所定
位置で回転駆動される偏心円板カム7Aと、この偏心円
板カム7Aが内接する四角形状の従節枠体7Bと、偏心
円板カム7Aの回転軸7aに組み込まれたワンウエイク
ラッチ7C(図2参照)とを備えている。このワンウエ
イクラッチ7Cは、実際には回転軸7aに偏心円板カム
7Aと同軸に装備されたギア17に圧入され一体化され
ている。
位置で回転駆動される偏心円板カム7Aと、この偏心円
板カム7Aが内接する四角形状の従節枠体7Bと、偏心
円板カム7Aの回転軸7aに組み込まれたワンウエイク
ラッチ7C(図2参照)とを備えている。このワンウエ
イクラッチ7Cは、実際には回転軸7aに偏心円板カム
7Aと同軸に装備されたギア17に圧入され一体化され
ている。
【0017】そして、この内の従節枠体7Bが、前述し
たカセットホルダ3の裏面に固定装備され、これによっ
て、当該カセットホルダ3は確動カム機構7の動作と共
に、多色リボン4Aのフィード方向に直交する方向に往
復移動され、当該多色リボン4Aが印字ヘッド1に対し
てリボンチェンジされるようになっている。
たカセットホルダ3の裏面に固定装備され、これによっ
て、当該カセットホルダ3は確動カム機構7の動作と共
に、多色リボン4Aのフィード方向に直交する方向に往
復移動され、当該多色リボン4Aが印字ヘッド1に対し
てリボンチェンジされるようになっている。
【0018】また、前述した確動カム機構7には、偏心
円板カム7Aに付勢されて作動し前述したカセットホル
ダ3の停止位置設定用の基準位置情報を出力する信号出
力手段としての起動スイッチ7Sが併設されている。こ
の起動スイッチ7Sは、実際にはマイクロスイッチが使
用されている。この起動スイッチ(マイクロスイッチ)
7Sの出力は、図示しない制御手段に送られて信号処理
され、後述するステッピングモータの起動停止信号の基
準タイミングとして取り扱われるようになっている。
円板カム7Aに付勢されて作動し前述したカセットホル
ダ3の停止位置設定用の基準位置情報を出力する信号出
力手段としての起動スイッチ7Sが併設されている。こ
の起動スイッチ7Sは、実際にはマイクロスイッチが使
用されている。この起動スイッチ(マイクロスイッチ)
7Sの出力は、図示しない制御手段に送られて信号処理
され、後述するステッピングモータの起動停止信号の基
準タイミングとして取り扱われるようになっている。
【0019】これを更に詳述すると、複数色をリボンフ
ィード方向に着色した多色リボン4Aを収容する多色イ
ンクリボンカセット4は、キャリアフレーム2に支持さ
れ且つ当該キャリアフレーム2に対してリボンフィード
方向と直角方向に摺動可能に組み込まれたカセットホル
ダ3に保持されている。
ィード方向に着色した多色リボン4Aを収容する多色イ
ンクリボンカセット4は、キャリアフレーム2に支持さ
れ且つ当該キャリアフレーム2に対してリボンフィード
方向と直角方向に摺動可能に組み込まれたカセットホル
ダ3に保持されている。
【0020】多色インクリボンカセット4および印字ヘ
ッド1を搭載したキャリアフレーム2は、ガイドシャフ
ト2A,2Bに案内されて、プラテン9に沿って印字動
作を実施しながら往復運動を行うように構成されてい
る。
ッド1を搭載したキャリアフレーム2は、ガイドシャフ
ト2A,2Bに案内されて、プラテン9に沿って印字動
作を実施しながら往復運動を行うように構成されてい
る。
【0021】図2及び図3は、上記各部を駆動制御する
リボンチェンジ機構部分の一例を示す。
リボンチェンジ機構部分の一例を示す。
【0022】この内、図2において、キャリアフレーム
2にはリボンフィードとリボンチェンジ駆動用のステッ
ピングモータ20が固定されており、そのステッピング
モータ軸20aにはモータギア11が固定されている。
アイドルギア12はモータギア11と噛み合い、キャリ
アフレーム2に固定された軸12aを回転軸として回転
自在に位置決めされている。遊星ギア13は、アイドル
ギア12と噛み合い、軸12aを中心に回動自在に取付
けられた遊星ギアプレート14に固定された軸13aを
回転軸として回転可能に取付けられている。
2にはリボンフィードとリボンチェンジ駆動用のステッ
ピングモータ20が固定されており、そのステッピング
モータ軸20aにはモータギア11が固定されている。
アイドルギア12はモータギア11と噛み合い、キャリ
アフレーム2に固定された軸12aを回転軸として回転
自在に位置決めされている。遊星ギア13は、アイドル
ギア12と噛み合い、軸12aを中心に回動自在に取付
けられた遊星ギアプレート14に固定された軸13aを
回転軸として回転可能に取付けられている。
【0023】この遊星ギア13は、さらに、当該遊星ギ
ア13の円軌道上で多色インクリボンカセット4の内部
のリボンフィードローラ(図示せず)と一体のリボンフ
ィードギア15と噛み合う位置に配設されている。符号
6Aはリボンフィードローラ軸を示す。そして、前述し
たモータギア11からリボンフィードローラ軸6Aに至
る一連のギヤ機構によって、前述したリボン走行駆動機
構6が構成されている。
ア13の円軌道上で多色インクリボンカセット4の内部
のリボンフィードローラ(図示せず)と一体のリボンフ
ィードギア15と噛み合う位置に配設されている。符号
6Aはリボンフィードローラ軸を示す。そして、前述し
たモータギア11からリボンフィードローラ軸6Aに至
る一連のギヤ機構によって、前述したリボン走行駆動機
構6が構成されている。
【0024】一方、ワンウェイクラッチ7Cを圧入した
ワンウェイクラッチ付きギア17は、モータギア11と
噛み合い且つキャリアフレーム2によって回転自在に保
持されたカムシャフト7aを軸にしている。このカムシ
ャフト7aには、リボンチェンジに必要なストローク分
の偏心量を持つ偏心円板カム(エキセンカム)7Aが圧
入されている。
ワンウェイクラッチ付きギア17は、モータギア11と
噛み合い且つキャリアフレーム2によって回転自在に保
持されたカムシャフト7aを軸にしている。このカムシ
ャフト7aには、リボンチェンジに必要なストローク分
の偏心量を持つ偏心円板カム(エキセンカム)7Aが圧
入されている。
【0025】この偏心円板カム(エキセンカム)7A
は、前述したように、多色インクリボンカセット4を保
持し且つキャリアフレーム2に対してリボンフィード方
向に摺動可能に保持されたカセットホルダ3に固定され
たカムフォロアとしての従節枠体7Bに係合されてい
る。これによって確動カム機構7が構成されている。偏
心円板カム(エキセンカム)7Aにはピン22が圧入さ
れ、キャリアフレーム2に固定されたマイクロスイッチ
7Sによって偏心円板カム(エキセンカム)7Aが所定
の回転角になった時にそれを検知するように設定されて
いる。
は、前述したように、多色インクリボンカセット4を保
持し且つキャリアフレーム2に対してリボンフィード方
向に摺動可能に保持されたカセットホルダ3に固定され
たカムフォロアとしての従節枠体7Bに係合されてい
る。これによって確動カム機構7が構成されている。偏
心円板カム(エキセンカム)7Aにはピン22が圧入さ
れ、キャリアフレーム2に固定されたマイクロスイッチ
7Sによって偏心円板カム(エキセンカム)7Aが所定
の回転角になった時にそれを検知するように設定されて
いる。
【0026】次に、上記実施例の動作を図3および図4
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0027】図3はモータギア11を正転(矢印B)し
た場合を示す。この場合は、遊星ギアプレート14は矢
印C方向に回転モーメントを受けるため、遊星ギア13
はリボンフィードギア15との噛み合いから外れる。
た場合を示す。この場合は、遊星ギアプレート14は矢
印C方向に回転モーメントを受けるため、遊星ギア13
はリボンフィードギア15との噛み合いから外れる。
【0028】一方、ワンウェィクラッチ付きギア17に
伝達された回転力はワンウェイクラッチ7Cがカムシャ
フト7aとロックするため、偏心円板カム(エキセンカ
ム)7Aを回し、従節枠体(カムフォロア)7Bを固定
したカセットホルダ3を摺動することにより、多色イン
クリボンカセット4を移動させる。印字しようとするリ
ボンの色の位置決めは、起動スイッチ(マイクロスイッ
チ)7Sによって検知した偏心円板カム(エキセンカ
ム)7Aのホーム位置から所定のステップ数だけステッ
ピングモータ20を回転させることによって行う。
伝達された回転力はワンウェイクラッチ7Cがカムシャ
フト7aとロックするため、偏心円板カム(エキセンカ
ム)7Aを回し、従節枠体(カムフォロア)7Bを固定
したカセットホルダ3を摺動することにより、多色イン
クリボンカセット4を移動させる。印字しようとするリ
ボンの色の位置決めは、起動スイッチ(マイクロスイッ
チ)7Sによって検知した偏心円板カム(エキセンカ
ム)7Aのホーム位置から所定のステップ数だけステッ
ピングモータ20を回転させることによって行う。
【0029】他方、図4においてモータギア11が逆転
(矢印D)した場合は、遊星ギアプレート14は矢印E
の方向に回転モーメントを受けるため、遊星ギア13は
リボンフィードギア15と噛み合い、リボンフィード動
作を行う。この場合、ワンウェイクラッチ7Cは、カム
シャフト7aとの間で空転するため偏心円板カム(エキ
センカム)7Aを回転させず、現時点のリボン色の位置
を保持し、これによってリボンフィード動作が実行され
る。
(矢印D)した場合は、遊星ギアプレート14は矢印E
の方向に回転モーメントを受けるため、遊星ギア13は
リボンフィードギア15と噛み合い、リボンフィード動
作を行う。この場合、ワンウェイクラッチ7Cは、カム
シャフト7aとの間で空転するため偏心円板カム(エキ
センカム)7Aを回転させず、現時点のリボン色の位置
を保持し、これによってリボンフィード動作が実行され
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、キャリ
アフレームに多色インクリボンカセットを保持したカセ
ットホルダをリボンフィード方向に直角に摺動するよう
にしたので、リボン色の切替えを行っても、印字ヘッド
の印字面に対し多色クリボンが常に平行に走行すること
から、当該リボン色の切替え前後における多色クリボン
の走行時の負荷に何らの変化も生じることがなく、この
ため、フィード時には当該多色リボンの片側にのみ張力
が印加されるという従来例の有する不都合を完全に排除
することができ、従って、多色リボンの巻き取りおよび
走行を円滑に行うことができ且つ装置全体の信頼性向上
を図り得るという従来にない優れたドットインパクト式
シリアルプリンタを提供することができる。
アフレームに多色インクリボンカセットを保持したカセ
ットホルダをリボンフィード方向に直角に摺動するよう
にしたので、リボン色の切替えを行っても、印字ヘッド
の印字面に対し多色クリボンが常に平行に走行すること
から、当該リボン色の切替え前後における多色クリボン
の走行時の負荷に何らの変化も生じることがなく、この
ため、フィード時には当該多色リボンの片側にのみ張力
が印加されるという従来例の有する不都合を完全に排除
することができ、従って、多色リボンの巻き取りおよび
走行を円滑に行うことができ且つ装置全体の信頼性向上
を図り得るという従来にない優れたドットインパクト式
シリアルプリンタを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A矢印に沿ってみた一部断面した正
面図である。
面図である。
【図3】図2に開示した各構成部材を多色インクリボン
カセット側から見た場合の相互関係を示す構成図であ
る。
カセット側から見た場合の相互関係を示す構成図であ
る。
【図4】図3の動作を示す説明図である。
【図5】従来例を示す構成図である。
【図6】従来技術の動作を示す図で、図6(a)は多色
リボンの一方の端部に位置する色と印字ヘッドとの関係
を示し、図6(b)は多色リボンの中央部に位置する色
と印字ヘッドとの関係を示し、図6(c)は多色リボン
の他方の端部に位置する色と印字ヘッドとの関係を示す
説明図である。
リボンの一方の端部に位置する色と印字ヘッドとの関係
を示し、図6(b)は多色リボンの中央部に位置する色
と印字ヘッドとの関係を示し、図6(c)は多色リボン
の他方の端部に位置する色と印字ヘッドとの関係を示す
説明図である。
1 印字ヘッド 2 キャリアフレーム 3 カセットホルダ 4 多色インクリボンカセット 4A 多色リボン4A 5 リボンガイド 6 リボン走行駆動機構 7 確動カム機構 7A 偏心円板カム(エキセンカム) 7B 従節枠体(カムフォロア) 7C ワンウェイクラッチ 7S 信号出力手段としての起動スイッチ 20 カム駆動手段としてのステッピングモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 35/14 B41J 2/24 B41J 35/16 F16H 25/14
Claims (1)
- 【請求項1】 印字ヘッドを固定保持するキャリアフレ
ームと、このキャリアフレーム上にカセットホルダを介
して装備された多色インクリボンカセットと、この多色
インクリボンカセットから繰り出される多色リボンを前
記印字ヘッドに案内するリボンガイドと、前記多色リボ
ンに走行力を付勢するリボン走行駆動機構とを備えたド
ットインパクト式シリアルプリンタにおいて、 前記カセットホルダとリボンガイドとを、前記多色リボ
ンのフィード方向に直交する方向に往復移動自在に付勢
すると共に、所定位置で停止可能に構成された確動カム
機構を設け、 この確動カム機構に、当該確動カム機構を所定のタイミ
ングで駆動するカム駆動手段を併設し、前記確動カム機構を、所定位置で回転駆動される偏心円
板カムと、この偏心カムを内側に配設すると共に当該偏
心円板カムの回転によって前記多色リボンのフィード方
向に直交する方向に往復移動する四角形状の従節枠体と
を含む構成とし たことを特徴とするドットインパクト式
シリアルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6202224A JP2770745B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | ドットインパクト式シリアルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6202224A JP2770745B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | ドットインパクト式シリアルプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858206A JPH0858206A (ja) | 1996-03-05 |
JP2770745B2 true JP2770745B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=16454025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6202224A Expired - Lifetime JP2770745B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | ドットインパクト式シリアルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770745B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62170379A (ja) * | 1986-01-23 | 1987-07-27 | Ricoh Co Ltd | プリンタのリボン切替機構 |
JPS62253480A (ja) * | 1986-04-28 | 1987-11-05 | Juki Corp | プリンタのリボンカセツトシフト装置 |
JPH0336076A (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-15 | Nec Corp | インクリボン切替機構 |
JPH03243382A (ja) * | 1990-02-21 | 1991-10-30 | Tokyo Electric Co Ltd | リボン位置切替装置 |
JPH03266683A (ja) * | 1990-03-16 | 1991-11-27 | Nec Corp | インクリボン・フィード機構 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP6202224A patent/JP2770745B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0858206A (ja) | 1996-03-05 |
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