JPH03266683A

JPH03266683A - インクリボン・フィード機構

Info

Publication number: JPH03266683A
Application number: JP6658490A
Authority: JP
Inventors: Takanari Tsuji; 辻　尊生; Hiroto Iwabuchi; 岩渕　洋人
Original assignee: NEC Corp; NEC Tohoku Corp
Current assignee: NEC Corp; NEC Tohoku Corp
Priority date: 1990-03-16
Filing date: 1990-03-16
Publication date: 1991-11-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はシリアルプリンタのインクリボンフィード機構
に関し、特に多色リボン切替え機ｆ止を有するインクリ
ボン・フィードＩ！楕の改良に関する。

〔１）Ｙ来の技術〕従来、この種のインクリボン・フィードｆｉ桶では、キ
ャリアの横送り動作と常に追従してインクリボンの供給
を行う機構や、また、ステッピング・モータと一方向の
み軸回転駆動の可能なワンウェイクラッチを２個以上の
組み合せることによって複数種の色を有するインクリボ
ンが交互に配列されている多色インクリボンの切替え動
作とインクリボンの供給とを交互に行う機構等が用いら
れていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のインクリボン・フィード機構は、前者の
場合は無印字のスペース、又はキャリア空送りをする際
でもインクリボンの供給を行うため、インクリボンの無
駄な消費が増加する。また、後者の場合は１個のステッ
ピング・モータでインクリボンの切替え動作と供給とを
交互に行うため、負荷が大きくなって大型のステッピン
グ・モータが必要となりコスト高となる。同時にキャリ
アの重量が増加し、印字速度の高速化に対して望ｔしく
ないという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、印字用のリボンカセットを装着して左右に横
送り移動を行うキャリアと、前記キャリアの移動方向に
平行に配置されたラックと、前記キャリア内に搭載され
、且つ、前記キャリアの移動に伴って前記ラックに係合
して駆動される前記リボンカセットを作動させるトルク
ピースに対して一方向の回転力を伝達するカウンター・
プラネタリィギヤを含む伝達手段とを備えたシリアルプ
リンクのインクリボン・フィード機構において、前記シ
リアルプリンタにｔ６載された他目的用途のモータの駆
動力を受けて一方向のみに作動するワンウェイクラッチ
と、前記ワンウェイクラッチを介して引張り力を得るテ
ンションバーと、前記テンションバーに連結されて前記
トルクピースに設けられたトルクピースギヤとの係合、
又は切り離しの切替えを行うクラッチギヤを有する前記
伝達手段とを備えたことを特徴とする９〔実施例〕次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明のインクリボン・フィード機構の一実施
例を示す平面図である。第１図において、本発明のイン
クリボン・フィード機構はキャリアの内部に収納されて
いるリボン・ドライブギｆｆＡ＋４．リボン・ドライブ
ギヤＢ　１５．プラネタリイギャ　１６　ａ・１６ｂ、
アイドルギヤ１７．フィードギヤ＋８．クラッチギヤ１
９．トルクピースギヤ２０、トルクピース２１．ＭＳテ
ンションバー２２　１ラネタリイプレー１〜２３．ギヤ
プレート２４．バイアス・スプリング２５．ＭＳプーリ
ー２６．カラーモータギヤ２７．カラーモータ２８．カ
ムフロワーギャ２９及びワンウェイクラッチ３０からな
り、キャリアの移動方向に平行に配置されているラック
１３と、それに係合するリボン・ドライブギヤＡ１４を
介して同軸一体のリボン・ドライブギヤＢ１５、更に、
この同軸を回転中心として回転するプラネタリイブレー
ト２３の両端部にそれぞれ保持されるプラネタリイギャ
１６ａ及びプラネタリイギャ＋６ｂ、このフ。

ラネタリイギャ１６ａの近傍に設けられ、且つ、ギヤプ
レート２４に取り付けられているフィートギヤ１８、ク
ラッチギヤ１９．トルクピースギヤ２０へと順次係合さ
れ、一方リボン・ドライブギヤＢ１５からブラネタリイ
ギャ１６ｂ、アイドルギヤ１７．フィードギヤ１８．ク
ラッチギヤ１９．トルクピースギヤ２０へと順次係合さ
れている。また、トルクピースギヤ２０が回転すること
によってトルクピース２１に装着されるリボンカセット
からインクリボンの供給が行われる。なお、このギヤプ
レート２４はフィードギヤ１８の軸を中心に回転する精
造となっている。そして、ギヤプレート２４のクラッチ
ギヤ１９側にはバイアス・スプリング２５が取り付けら
れており、クラッチギヤ１９をトルクピースギヤ２０に
係合さぜるように引張っている。更に、ギヤプレート２
４のクラッチギヤ１９側にはバイアス・スプリング２５
の引張り方向と反対の方向にはＭＳテンションバー２２
の一端が連結され、その他端はＭＳプーリー２６に連結
されている。

第２　［Ａは第１図のインクリボン・フィードＭ１横の
部分側面図である。第２図において、カラーモータ２８
に直結したカラーモータギヤ２７はカムフロワーギャ２
９と係合し、このカムフロワーギャ２９と同一の軸にＭ
Ｓプーリー２６が形成されている。

また、ＭＳプーリー２６には矢印Ａ方向のみに回転力を
伝達するワンウェイクラッチ３０が組み込まれており、
カムフロワーギャ２９が一方向へ回転する場合のみカラ
ーモータ２６の回転力が伝達される構造となっている。

なお、このカラーモータ２８は本来リボン力セット９内
に収納されている多色インクリボンを所定の色のインク
リボンにセットするためものであって、カムフロワーギ
ャ２９の回転により多色インクリボン切替え機構部（図
示せず）を作動させるものである。

第３図は第１図のインクリボン・フィード機構を用いた
プリンタの印字部を示す正面図である。

第３図において、プリンタの印字部はベースフレーム１
．サイドフレーム２ａ・２ｂ、プラテン３、プリントヘ
ッド４．メインスライド・シャフト５．ステッピング・
モータ６、モータプーリー７ａ、　　ドライブプーリー
７ｂ、タイミングベルト８　リボンカセット９．フロン
トスティ１０ギヤリア１１□　リボンベース１２及びラ
ック１３からなり、その構成及び配置は従来の実施例と
同様であって、キャリア１１には本発明のインクリボン
・フィード機構を搭載すると共にプリントヘッド４及び
リボンカセット９．を装着するりボンベース１２が搭載
されている。そしてキャリア１１はステッピング・モー
タ６の回転力をモータプーリー７ａ及びドライブプーリ
ー７ｂにより張力を加えられたタイミングベルｌ−８を
介してメインスライド・シャフト５に案内され、プラテ
ン３に平行に横送りされて印字を行う。

続いて、本発明のインクリボン・フィード機構の動作に
ついて説明する。まずカラーモータ２８が時計方向（Ｃ
Ｗ）へ回転した場合、カラーモータギヤ２７と係合する
カムフロワーギャ２９が矢印Ｂ方向へ回転すると、ワン
ウェイクラッチ３０の動作によってＭＳプーリー２６に
はその回転力は伝達されないため、ＭＳプーリー２６は
矢印Ｂ方向へ自在に回転可能となり、ＭＳプーリー２６
に連結しているＭＳテンションバー２２はバイアス・ス
プリング２５の張力によってギヤプレート２４の方向へ
引張られる。すなわち、ギヤプレート２４はフィードギ
ヤ１ｇの軸を回転中心として回転し、クラッチギヤ１９
はトルクピースギヤ２０と係合する。この状態において
、キャリア１１が左の方向へ移動すると、ラック１３に
係合したリボン・ドライブギヤＡ＋４は回転し、更に、
リボン・ドライブギヤＢ　１５．ブラネタリイギャ１６
ｂ、アイドルギヤ１７．フィードギヤ１８、クラッチギ
ヤ１９及びトルクピースギヤ２０と順次伝達され、トル
クピースギヤ２０は矢印Ｃ方向へ回転する。また、キャ
リア１１が右の方向へ移動した場合にはリボン・ドライ
ブギヤＡ＋４の回転は、リボン・ドライブギヤＢ１５．
ブラネタリイギャ１６ａ、フィードギヤＩＬ　クラッチ
ギヤ１９及びトルクピースギヤ２０と順次伝達され、ト
ルクピースギヤ２０は同様に矢印Ｃ方向へ回転する。す
なわち、トルクピース２１はキャリア１１の左右の移動
に伴って常に一方向へ回転し、インクリボンを供給する
ことができる。

次に、カラーモータ２８が反時計方向（ＣＣＷ）へ回転
した場合、カラーモータギヤ２７と係合するカムフロワ
ーギャ２９が矢印Ａ方向へ回転すると、ワンウェイクラ
ッチ３０の動作によってＭＳプーリー２６にはその回転
力が伝達されるため、ＭＳプーリー２６は矢印Ａ方向へ
回転力を受け、バイアス・スプリング２５の弓艮力によ
ってギヤプレート２４の方向へ引張られていたＭＳテン
ションバー２２はＭＳプーリー２６の方向へ引張られ、
ギヤプレート２４はフィードギヤ１８の軸を回転中心と
して回転してクラッチギヤ１９とトルクピースギヤ２０
との係合が切り離される。従って、この状態ではキャリ
ア１１が配布へ移動してもリボン・ドライブギヤ１３１
５の同転はｉ・ルクビースギャ２０伝達されないため、
１〜ルクピース２１は回転せずインクリボンの供給は行
われない。

第４図はインクリボン・フィード機構の制御を示すタイ
ムチャートである。第４図において、キャリア１１は印
字終了後の時刻点Ｐ　ｌでカラーモータ２８を反時計方
向（ＣＣＷ）／＼回転させてクラッチギヤ１９とトルク
ピースギヤ２０との係合を切り薊してインクリボン・フ
ィード断、すなわち、インクリボンの供給を停止する。

そして無印字のスペースをキャリア１１が高速で移動し
た擾、速度を落して所定の低速となった時刻点Ｐ２でカ
ラーモータ２８を時計方向（ＣＷ）へ回転させてクラッ
チギヤ１９とトルクピースギヤ２０とを係合させて、時
刻点Ｐ３でインクリホンの供給を開始し、時刻点Ｉ−’
　４の時刻でキャリア１１の移動速度は低速から加速し
、次の印字を行う時刻点Ｐ５には定速となる。なお、こ
れらの各時刻はプリンタのファームウェア等によって予
め設定されている。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明のインクリボン・フィード機
構によれば、キャリアの横送り機構を利用してインクリ
ボンの供給を行うと共に、他目的用途のモータによる駆
動力をワンウェイクラッチを設けて利用することにより
、インクリボンの供給をＩＩＪｉ続することが可能とな
って、無印字のスペース、又はキャリア空送りをする際
のインクリボンの無駄な消費が無くなり、更に、大型の
ステッピング・モータのツｇ・要もなくコスト低減がは
かれ、同時にキャリアの重量も低減して印字速度の高速
化に寄与できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のインクリボン・フィード＃！楕の一実
施例を示す平面図、第２図は第１図のインクリボン・フ
ィード機構の部分側面図、第３図は第１図のインクリボ
ン・フィード機構を用いたプリンタの印字部を示す正面
図、第４図はインクリボン・フィード機構の制御を示す
タイムチャートである。１・・・ベースフレーム、２ａ、２ｂ・・・サイドフレ
ーム、３・・・プラテン、４・・・プリン）・ヘッド、
５・・・メインスライド・シャフト、６・・・ステッピ
ング・モータ、７ａ・・・モータプーリー、７１）・・
・ドライブプーリー、８・・・タイミングベルト、９・
・・リボンカセット、１０・・・フロントスティ、　＋
１・・・キャリア、１２・・・リボンベース、１３・・
・ラック、１４・・・リボン・ドライブギヤＡ、１５・
・・リボン・ドライブギヤＢ、１６ａ　、　１６ｂ・・
・プラネタリイギャ、１７・・アイドルギヤ１８・・・
フィードギヤ、１９・・・クラッチギヤ、２０・・・ト
ルクピースギヤ、２１・・・トルクピース、２２・・・
ＭＳテンションバー、２３・・・プラネタリイブレート
、２４・・・ギヤプレート、２５・・・バイアス・スプ
リング、２６・・・ＭＳフ゛−リ−１２７・・・カラー
モータギヤ、２８・・・カラーモータ、２９・・・カム
フロワーギヤ、３０・・ワンウェイクラッチ、ＰＩ・・
・リボン・フィード断、Ｐ２・・・キャリア低速、Ｐ３
・・・リボン・フィード接続、Ｐ４・・・キャリア低速
からの立ち上り、Ｐ５・・・キャリア定速。

Claims

【特許請求の範囲】

印字用のリボンカセットを装着して左右に横送り移動を
行うキャリアと、前記キャリアの移動方向に平行に配置
されたラックと、前記キャリア内に搭載され、且つ、前
記キャリアの移動に伴って前記ラックに係合して駆動さ
れる前記リボンカセットを作動させるトルクピースに対
して一方向の回転力を伝達するカウンター・プラネタリ
ィギヤを含む伝達手段とを備えたシリアルプリンタのイ
ンクリボン・フィード機構において、前記シリアルプリ
ンタに搭載された他目的用途のモータの駆動力を受けて
一方向のみに作動するワンウェイクラッチと、前記ワン
ウェイクラッチを介して引張り力を得るテンションバー
と、前記テンションバーに連結されて前記トルクピース
に設けられたトルクピースギヤとの係合、又は切り離し
の切替えを行うクラッチギヤを有する前記伝達手段とを
備えたことを特徴とするインクリボン・フィード機構。