JPH08244326A - インクリボン・フィード機構 - Google Patents

インクリボン・フィード機構

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Publication number
JPH08244326A
JPH08244326A JP5486495A JP5486495A JPH08244326A JP H08244326 A JPH08244326 A JP H08244326A JP 5486495 A JP5486495 A JP 5486495A JP 5486495 A JP5486495 A JP 5486495A JP H08244326 A JPH08244326 A JP H08244326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
ink ribbon
motor
ribbon
switching operation
Prior art date
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Pending
Application number
JP5486495A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomitsu Abe
智光 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Tohoku Corp
Original Assignee
NEC Tohoku Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Tohoku Corp filed Critical NEC Tohoku Corp
Priority to JP5486495A priority Critical patent/JPH08244326A/ja
Publication of JPH08244326A publication Critical patent/JPH08244326A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】多色リボンカセットの上下切替動作と同時にイ
ンクリボン・フィード動作を行い、スループットを良く
する。 【構成】キャリア14に搭載されたモータ13を駆動源
として、モータギヤ1を矢印B方向に回転させ、アイド
ルギヤ8、ワンウェイクラッチ9a、クラッチギヤ9
b、アイドルギヤ10を介してカム11を回転させ、リ
ボンカセット16の上下切替動作を行う。この上下切替
動作中、モータギヤ1の動力は、他方、遊星プレート2
にも伝達され、遊星ギヤ3b、アイドルギヤ5、ギヤ6
を介して、トルクピース7を回転させ、インクリボン・
フィード動作も同時に行う。これにより、リボンカセッ
ト16の上下切替動作後に行っているインクリボンの引
っかかりを防ぐためのインクリボン・フィード動作を省
略できるので、スループットが良くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリアルプリンタのイン
クリボン・フィード機構に関し、特に多色インクリボン
の切替機能を有するインクリボン・フィード機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクリボン・フィード
機構では、図4に示すように、インクリボンに動力を伝
達するトルクピース7およびリボンカセットの上下切替
動作を行うためのカム11の駆動源であるモータ13
と、モータ軸に取り付けられたモータギヤ1と、モータ
ギヤ1の矢印C方向の回転だけをトルクピース7に伝達
するワンウェイクラッチ22と、モータギヤ1の矢印D
方向の回転だけをカム11に伝達するワンウェイクラッ
チ9aとを有して構成され、モータギヤ1の回転方向の
違いにもとづいて、インクリボンのフィード動作とリボ
ンカセットの上下切替動作とが別個に行われるようにな
っていた。
【0003】なお、これに類似した先行技術には、特開
平3−36076号公報に示されるものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
リボン・フィード機構では、インクリボンのフィード動
作とリボンカセットの上下切替動作が別個に行われるた
め、リボンカセットの上下切替動作を行うと、プラテン
−印字ヘッド間の小さいギャップに起因してインクリボ
ンの上下方向の動きが円滑に行われず、インクリボンは
リボンカセットに追従できずに印字ヘッド等に引っかか
り、切替途中の位置に停止してしまう場合がある。
【0005】この場合、トルクピースを多少回転させて
インクリボンを送ってやると、インクリボンは正常な上
下位置に移動する。このため、リボンカセットの上下切
替動作後にはインクリボン位置を正常な位置にするため
に、インクリボン・フィード動作を特別に行わなければ
ならず、印字動作を行うまでに時間がかかり、スループ
ットが悪かった。
【0006】また、特開平3−36076号公報の先行
技術では、それ以前の問題点、即ちインクリボンフィー
ド用駆動部とインクリボン上下切替用駆動部の2つの駆
動部が必要であった点を改善し、1つの駆動源で済む構
成とはなっているが、上述したごときリボンカセット上
下切替え時におけるインクリボンの引っかかり等の現象
に対しては、何ら対策が施されていない。
【0007】本発明の目的は、上記従来の欠点を除去
し、リボンカセットの上下切替動作時にも常にインクリ
ボンフィード動作が行えるインクリボン・フィード機構
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上下切替可能な
リボンカセットを搭載して左右に横送り動作を行うキャ
リアと、このキャリアに搭載され且つ前記リボンカセッ
トのインクリボンに動力を伝達するトルクピースと、こ
のトルクピースを第1のギヤ群を介して回転させるモー
タと、前記リボンカセットの上下切替動作を行うカム
と、前記モータの回転を前記カムに伝達する第2のギヤ
群とを有するシリアルプリンタのインクリボン・フィー
ド機構において、前記モータから前記トルクピースに回
転を伝達する前記第1のギヤ群の一部に遊星ギヤを備え
ている。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明の一実施例の全体構成を示す
斜視図、図2は本実施例の要部を示す斜視図、図3は図
2における動作状況を(a),(b)で示す平面図であ
る。
【0011】本実施例の全体構成について図1により説
明する。上下切替可能なリボンカセット16、印字ヘッ
ド18およびリボンベース12が搭載されたキャリア1
4は、プラテン19と平行に配置された2本のガイドシ
ャフト15に案内され、横送り動作を行う。リボンカセ
ット16の中には、環状のインクリボン17が有り、リ
ボンベース12に設けられたトルクピース7からの回転
動力により、インクリボン・フィード動作が行われる。
また、リボンカセット16の上下切替動作は、リボンベ
ース12上のカム11の回転に伴い、リボンカセット1
6と一体で形成されたアクチュエータ21が上下に動か
され、リボンベース12に設けられた一対のボス20を
回転中心として動かされ、上下切替えが行われるように
構成される。
【0012】本実施例の要部であるインクリボン動力伝
達系およびリボンカセット上下切替動作系を図2に示
す。リボンカセット16のインクリボン17に動力を伝
達するトルクピース7は、ギヤ6と一体成形で作られて
おり、リボンベース12上に固定されたモータ13を動
力源として、モータ13の軸上に固定されたモータギヤ
1を介して回転させられる。また、リボンカセット16
の上下切替動作の動力を伝達するためのカム11は、リ
ボンベース12上に取り付けられ、モータ13を駆動源
として回転させられる。モータギヤ1には、モータギヤ
1と同じ回転中心であって、且つ回転自在である遊星プ
レート2が取付られている。遊星プレート2には、モー
タギヤ1と連結している遊星ギヤ3aと遊星ギヤ3bと
が取付られており、遊星プレート2はモータギヤ1と同
方向に回転するように構成される。なお、遊星ギヤ3
a,3bとギヤ6との間にはアイドルギヤ4,5が設け
られ、またモータギヤ1とカム11との間には、アイド
ルギヤ8、ワンウェイクラッチ9aを有するクラッチギ
ヤ9bおよびアイドルギヤ10が設けられる。
【0013】以上のような構成の本実施例において、カ
ム11の動作について説明する。モータギヤ1が矢印B
方向に回転した場合、モータギヤ1の回転は、アイドル
ギヤ8を介してワンウェイクラッチ9aに伝達される。
ワンウェイクラッチ9aの回転ロック方向は矢印Bの方
向であるため、ワンウェイクラッチ9aの回転はクラッ
チギヤ9bに伝達され、アイドルギヤ10を介して、カ
ム11に伝達される。モータギヤ1が矢印B方向の逆方
向である矢印A方向に回転した場合、モータギヤ1の回
転は、アイドルギヤ8を介してワンウェイクラッチ9a
に伝達される。しかし、矢印A方向の回転であるためワ
ンウェイクラッチ9aはロックせず、クラッチギヤ9b
には伝達されない。このようにしてカム11は、モータ
ギヤ1が矢印B方向に回転した場合にのみ回転して、リ
ボンカセット16の上下切替動作を行う。
【0014】次に、本実施例におけるインクリボン・フ
ィード動作について、図3を用いて説明する。図3
(a)に示すように、モータギヤ1が矢印A方向に回転
した場合、遊星プレート2は、同じ方向に回転を始め、
遊星ギヤ3aがアイドルギヤ4に連結した状態で止ま
る。この時、モータギヤ1の回転は、遊星ギヤ3aを介
し、アイドルギヤ4に伝達される。そして、アイドルギ
ヤ4の回転は、アイドルギヤ5を介してトルクピース7
に伝達され、トルクピース7は矢印A方向に回転し、イ
ンクリボン・フィードが開始する。図3(b)はモータ
ギヤ1が矢印B方向に回転した場合を示す。モータギヤ
1が矢印B方向に回転した場合、遊星プレート2は同じ
矢印B方向に回転を始め、遊星ギヤ3bがアイドルギヤ
5に連結した状態で止まる。この時、モータギヤ1の回
転は、遊星ギヤ3bを介し、アイドルギヤ5に伝達され
る。そして、アイドルギヤ5の回転は、トルクピース7
に伝達され、トルクピース7は矢印A方向に回転し、イ
ンクリボン・フィードを行う。
【0015】このように、トルクピース7は、モータギ
ヤ1のどの回転方向にかかわらず、常に回転動作を行う
ことができるため、リボンカセット16の上下切替動作
のためのカム11の回転時でも、インクリボン・フィー
ドが可能である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、モータか
らトルクピースに回転を伝達するギヤ群に遊星ギヤを備
えることにより、リボンカセットの上下切替動作時にも
常にインクリボン・フィード動作を行うことができるの
で、インクリボンが印字ヘッド等に引っかかることがな
くなり、リボンカセットの上下切替動作後の特別なイン
クリボン・フィード動作を削除することができ、印字動
作するまでの時間が短くなり、スループットが良くなる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインクリボン・フィード機
構の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】図2における動作状況を(a),(b)で示す
平面図である。
【図4】従来技術のインクリボン・フィード機構の一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 モータギヤ 2 遊星プレート 3a,3b 遊星ギヤ 4,5,8,10 アイドルギヤ 6 ギヤ 7 トルクピース 9a,22 ワンウェイクラッチ 9b クラッチギヤ 11 カム 12 リボンベース 13 モータ 14 キャリア 15 ガイドシャフト 16 リボンカセット 17 インクリボン 18 印字ヘッド 19 プラテン 20 ボス 21 アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下切替可能なリボンカセットを搭載し
    て左右に横送り動作を行うキャリアと、このキャリアに
    搭載され且つ前記リボンカセットのインクリボンに動力
    を伝達するトルクピースと、このトルクピースを第1の
    ギヤ群を介して回転させるモータと、前記リボンカセッ
    トの上下切替動作を行うカムと、前記モータの回転を前
    記カムに伝達する第2のギヤ群とを有するシリアルプリ
    ンタのインクリボン・フィード機構において、前記モー
    タから前記トルクピースに回転を伝達する前記第1のギ
    ヤ群の一部に遊星ギヤを備えることを特徴とするインク
    リボン・フィード機構。
JP5486495A 1995-03-15 1995-03-15 インクリボン・フィード機構 Pending JPH08244326A (ja)

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JP5486495A JPH08244326A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 インクリボン・フィード機構

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JP5486495A JPH08244326A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 インクリボン・フィード機構

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JPH08244326A true JPH08244326A (ja) 1996-09-24

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ID=12982464

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JP5486495A Pending JPH08244326A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 インクリボン・フィード機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7212302B2 (en) 1998-05-15 2007-05-01 Panasonic Communications Co., Ltd. Internet facsimile apparatus and E-mail communication method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59227480A (ja) * 1983-06-09 1984-12-20 Seiko Epson Corp カラープリンタのインクリボン駆動装置

Patent Citations (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980421